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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『絢爛たるグランドセーヌ』18巻 感想 



絢爛たるグランドセーヌ」18巻のネタバレ感想です。

相変わらず主人公の奏がポジティブで楽しい。
何事も前向きに吸収しようとする貪欲さは見習わなければいけませんね。
凹んだりショックを受けるシーンもあるけれど、長く引っ張られないのが良いところだなと思います。
眩しく見えるという比喩がピッタリ似合う女の子ですね。

そしてそんな奏を眺めるズーイという年下の女の子が気になります。
今まで奏に向けられる視線は先生や同世代が大半でしたからね。
「気負わなくても自然と引っ張っていけるのがスターなのかもしれないね」という奏の台詞がありますが、まさに自分がそのような立場になりつつあると自覚していないようでニヤニヤします。

見る側から見られる側へ。
夢を見せる役割を担う意識はあるのに、自己評価が低いためか、尊敬されつつあるとまるで考えてなさそう。
小さな子供たちが憧れる存在になれたら、なんて素敵な好循環なんでしょうか。

16巻で翔子、17巻でアンドレアが掘り下げれて、今回はさくらのターン。
やっぱりこの娘が一番ライバル視が強くて燃えますね。
自分の性格と隔たりのある役に対して悩む彼女が、母親の言葉で頭をクリアにした時に見せる不敵な笑みこそ真骨頂だよなぁ。

競う相手が強いほどワクワクする奏とプライドが高くて実は誰よりも負けず嫌いなさくら。
これどうみても悟空とベジータですよね。

振り付けコンクールや「くるみ割り人形」の公演は練習と比べるとあっさり終わりました。
まだ続くとはいえ、もっと溜めるのかと思っていたので意外。
まぁ、奏は一人だけ感涙してしまうほどでしたけどね。

そろそろ進路の話が出てくるのかな。
物語が大きく動き出しそうな予感がありますね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 絢爛たるグランドセーヌ  絢爛たるグランドセーヌ(巻感想)    Cuvie 

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『骨ドラゴンのマナ娘』1巻 感想 



骨ドラゴンのマナ娘」1巻の感想です。

これは久しぶりに大当たりを見つけてしまったかも。

好みの要素がこれでもかとテンコ盛りとなっていて、めちゃくちゃ好きです。

舞台は魔法があるファンタジー世界。
年老いたドラゴン・ネム捨てられた幼女・イブを育てるところから始まる物語。
やがてイブは少女へと成長するが、ネムの寿命が尽きる時がやってきて……というストーリー展開です。

まず何より魅力的なのは、細い線で描かれたディティールまで拘る美麗な絵。
イラスト集かのように一コマずつ気合の入った仕上がりで、きめ細かさが半端じゃありません。
勢いではなく、ただの一本たりとも気を抜かずに線を描いているのが伝わってきます。
丁寧すぎるぐらいに背景を描写することで、世界への没入感も深めてくれます。

元々Youtubeの広告で作品を知り、絵が好みだったので検索して調べてみました。
無料で第1話を読んだ後、即日で1巻を購入したのは本当に久しぶりです。

その原動力となったのは、愛らしいキャラクターのコミカルな表情や言動。
虚ろな表情でちょこまかと動くイブが可愛らしく、まるで猫を愛でるような気分になります。
かと思いきや、時折漏れる主張がワイルドでタフな性格をしているのが面白い。
優しいドラゴンが親心を持ってしまうのも仕方がない魅力が詰め込まれています。

ほんわかとした雰囲気に少しだけ切なさが混じり、でも悲しみは感じさせないハートフルストーリーが素晴らしい。
予想外に笑いが散りばめられており、シリアス寄りにならないのも何だか新鮮です。

唯一の不安要素はお化け屋敷となっている宿の主人代理ユウル。
裏で何を考えているのか分からず、不穏な空気を漂わせています。
まぁでも作品の雰囲気を崩してまでの展開はないでしょう、きっと。

緻密さと柔らかさを併せ持つ少年漫画と少女漫画の良いところどりしたような作品ですね。
今後の物語の膨らませ方に期待するしかありません。


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ジャンル: アニメ・コミック

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第4回ABEMAトーナメント予選リーグ 

今年も開催となった超早指しの団体戦である「ABEMAトーナメント」の予選リーグが全て終えました。
ドラフトから数えると約4ヵ月間、毎週土曜の夜はひたすらこの番組を見る時間でしたね。
リアルタイムで観れないこともあるので、プレミアム課金しましたよ。

予選ブロック1位2位3位
Aリーグチーム藤井
最年少+1
チーム稲葉
加古川観光大使
チーム三浦
シン・ミレニアム
Bリーグチーム菅井
一刀流
チーム糸谷
FREE STYLE
チーム康光
シン・レジェンド
Cリーグチーム木村
エンジェル
チーム羽生
in the zone
チーム豊島
スリースタービクトリーズ
Dリーグチーム永瀬
川崎家
チーム広瀬
早稲田
チーム天彦
にゃんぱす~
Eリーグチーム渡辺
ホームラン
チーム斎藤
ここ一番
エントリーチーム
わっしょい

エントリーチーム含む全15チームが5ブロックに分かれて、上位2チームが本選出場というルール。
予選落ちするのは5チームだけなのですが、どのチームも魅力的なおかげで脱落が惜しく思えました。

初出場の棋士が多かったのも嬉しかったです。
思わぬ方がフィッシャールールの適正があったりと見応えありました。

予選ベストバウトは斎藤慎太郎八段vs渡辺明名人
名人戦の再来というか、日程的には直前の対局だったのかな。
さすがにトップ棋士というべき応酬で、なにより終盤の斎藤八段の寄せに痺れました。



チームメイトの戸部誠七段のチャンネル動画内にて渡辺名人が自戦解説されています。
後手がギリギリ駒一枚足りていない局面で、いかに先手が綱渡りだったのかが分かります。
たびたび駒を渡す中で、王手をかけていないのに後手が受けに回るのを不思議に思っていました。
合駒請求させて持ち駒を使わせたり、相手の攻め駒である桂馬を抜いて詰めろ逃れの詰めろを用意していたんですか。
いやはや、解説なしでも凄いのは何となく分かっていましたが、なんというハイレベルな攻防。
凄いとしかいいようがありません。

次点は広瀬章人八段vs佐藤天彦九段かな。
昨年も見事な指し回しをみせたリーダーのお二人ですが、期待通りの接戦でスピーディーな展開にワクワクしました。

中村太地七段の3連勝も素晴らしかったですね。
特に佐々木勇気七段との対局は快勝譜で、あれだけ作戦が決まると気持ちいいですね。

そして、いよいよ来週から本選スタート。
よりにもよってチーム稲葉とチーム斎藤、チーム糸谷とチーム羽生という応援しているチーム同士がぶつかる結果に。
いずれも2位通過だから致し方がないですけどね。

これまた昨年同様に生放送らしいですが、収録の方が良かったかなぁ。
対局中にチームメイトの反応を見れるのが醍醐味なのに、生放送だと振り返りでしか見れませんしね。
まぁでもネタバレを気にする必要がなくなるので、純粋に楽しみたいと思います。

テーマ: 将棋

ジャンル: ゲーム

タグ: 将棋  ABEMAトーナメント 

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2021年春クール終了アニメ感想 

2021年春終了(6月終了)アニメの感想です。

▼ 灼熱カバディ

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/既読

原作ファンとしては期待と不安が入り混じった作品でした。
結果的には大絶賛とまではいかなくても制作陣の頑張りが伝わる内容だったと思います。
漫画程の濃厚さはなくても熱さは十分感じられました。
動きが激しい競技なので滑らかに動かそうとすると現実的ではないため、上手いこと焦点合わせて魅せてくれました。
唯一残念だったのはニコニコ動画で視聴できなかったこと。
宵越がニコ生主をパロっていて、コメントありで面白さが増量するタイプのアニメだっただけに勿体ない。


▼ 聖女の魔力は万能です

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/漫画版のみ既読

元は小説家になろう投稿作品のラノベ。
漫画は1巻発売頃から追いかけていたのですが、アニメ化されるほど評価されているとは知らず驚きました。
OP曲をはじめ優しさの溢れる丁寧な作りで、メリハリは少ないものの退屈しない作品ですね。
カイル殿下の無能っぷりが随分とマイルドなっていて、国王に罰せられるシーンのスッキリ感は減少しました。
最終話辺りはまだ漫画では未読だった部分でしたが、綺麗に着地できていたと思います。


▼ スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/漫画版のみ途中まで既読

原作ラノベの作者が森田季節さんと知った時、久しぶりに聞いた名前で感慨深くなりました。
デビュー作は今一つな印象でしたが、本作は漫画で読む限りキャラの魅力がいっぱいの作品ですね。
アニメだと声優さんのおかげでより楽しく感じられました。
基本的にストレスフリーの作風なので、何も考えずに眺めているだけで癒されます。


▼ フルーツバスケット The Final

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/既読

2年以上かけて遂に完結となったフルバの再アニメ化。
発表された時に今度こそ最後まで描いて欲しいとファンの願い通り、無事完走してくれました。
5クール計63話でもカット多発となるぐらい濃い作品でしたが、十分満足できるクオリティでしたね。
岡崎律子さんの音楽を上回ることはできずとも優しい音や声優さんの演技に魅せられました。
補足も含めてまたそのうち原作を再読してみたいなと思います。


▼ スーパーカブ

アニメ評価 ★★★☆☆ 原作/未読

スーパーカブを乗りこなす女子高生たちの日常モノ。
よくあるおっさんの趣味を可愛い女の子たちにさせてみた、という類のものとは微妙に異なります。
女の子の中身がもはやおっさんで言動や行動が豪快すぎて、突っ込んだら負け状態です。
映像や音、演出などは映画的で美しくて心地よいだけにギャップが激しいですね。
個人的には最初の3話ぐらいまでの路線で進んでくれた方が好みでした。


▼ ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

アニメ評価 ★★☆☆☆ 原作/漫画版の2話まで既読

サラリーマンが家出女子高生を匿うラノベ作品。
漫画も含めてキャラのイラストが可愛くて見てみましたが、ツッコミどころ満載です。
男尊女卑とかご都合主義など、賛否両論の激しいというか否定的な意見が目立つのも致し方がないでしょうね。
もっとコメディ寄りならいいのですが、シリアス路線で進行するため中途半端で気持ちの悪さを感じます。
ただこれを生理的に合わないとか倫理観がおかしいとか、それだけでバッサリ切り捨てるのは勿体ない題材ですね。
確かに個人的にも合わないのですけど、当事者と世論の乖離を考えさせられる作品でした。

テーマ: アニメ・コミック

ジャンル: アニメ・コミック

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