明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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2012年6月読書記録 

これで今年も半分過ぎたとか嘘みたいだ。

▼月間マイベストライトノベル
 『ベン・トー9 おかずたっぷり!具だくさん!香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円
ベン・トー 9 おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 9 おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2012/06/22)
アサウラ

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半額弁当争奪戦に情熱を注ぐ若き狼たちの物語、第9巻。
大方の予想通り、冬の合宿編が描かれていました。
毎回進化を重ねる熱さと変態加減が、作中濃度を飛躍的に上昇させています。

▼読了済み………10冊 (前月比 -5冊)
▼積み本…………56冊 (前月比 +1冊)
▼感想記事数…15冊分

▼6月の読書数……9冊
 『ドラフィル! 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄』
 『灼熱の小早川さん』
 『昨日は彼女も恋してた』
 『はたらく魔王さま!5』
 『変態王子と笑わない猫。4』
 『乙女ゲーの攻略対象になりました…。』
 『ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~』
 『ベン・トー9 おかずたっぷり!具だくさん!香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円』
 『僕は友達が少ない8』

ブログ更新は維持出来たけど、読書数は伸びませんでした。
んー、もうちょっと読みたかったなー。
やっぱり暑くなってくると集中力が持続しませんね。
ベッドで寝転びながら読んでいると、汗のせいで不快になります。

飛び抜けて面白い作品があったというよりは、どれもこれも安定した面白さがあったという感じ。
シリーズ物もいいけれど、新規作品は手探り状態で読むので、ワクワクして良いですね。
手を広げ過ぎると、追いつかなくなるのが難点ですが。
一向に積本が減らないもんなぁ……。

そういえば、今日は「ココロコネクト ステップタイム」の発売日でしたね。
都合上、本屋による余裕がなかったので、また近いうちに回収せねば。
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テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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暴風ガールズファイト2 

暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)
(2007/12/25)
佐々原 史緒

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読書期間:2012/5/26~2012/5/28

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
青春
スポコン
燃え
友情
構成

 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8


 グラウンド、ユニフォーム、チーム名をGETし意気揚々の、ラクロス同好会改め≪聖ヴェリタス ロッソ・テンペスタ≫。
 校外合宿と公式戦出場を目指し、次に狙うはオージーからの不思議な留学生カレンと、ヴェリタスの王子こと九條香月(とそのお供)!ミッション遂行のため、級長様の謀略が冴え渡る!?ああコワいですわ!
 「コラーっ、宮前!それじゃわたしが悪者みたいじゃん!」(by広海)
 合宿・特訓・肝試し!?体育会系美少女グラフィティ第2弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


嵐を撒き散らす女子ラクロス部の熱血スポコン小説、第2巻。

何という熱い戦い。これは燃える!

遂に部員が集まり、正式なクラブとして昇格したチーム≪ロッソ・テンペスタ≫。
合宿でスキルアップした彼女達は、念願の公式戦出場を果たす。
一度敗れたらお終いとなるトーナメント方式で、目標の日本一を目指す王道ストーリーです。

これぞ正統派スポコン小説でしょう。
とにかく感情そのものが生で発露する感覚といいましょうか。
声、汗、涙……。
彼女達が叫ぶと、こちらまで叫び出したくなるようなシンクロ率。
麻生広海の一人称で語られる心情は、ダイレクトに読者の心をガッチリと掴んで離しません。

多種多様な女の子が登場し、いずれも魅力的なキャラであるこの作品。
新たな部員が増えても、埋もれてしまうどころか、パワーアップしています。
ラクロス経験豊富なオカルト趣味の留学生、カレン・バクスター
女子校にありがちな王子系キャラ、九條香月
その九條の取り巻きであるミーハーな、高梨光葉明葉の双子姉妹。

個人的には好きなのは、不思議な観念を片言の日本語で話すカレン。
ちょっと浮いた感じが、グループ内のポジショニングとして面白い位置に収まっていますね。
我が強いメンバーの中で、ふわふわとした怪しさがイイ味を出していました。

エピソード的には、九條と小坂の掘り下げが良かった。
一人一人の個性を蔑ろにせず、キッチリと物語に絡めてくれるところに完成度の高さを感じさせます。

本当にかる~く漂わせる恋愛臭も嫌いじゃありません。
昨今の作品だと百合に走りがちなところなので、むしろこの方向性は大歓迎ですね。

相変わらずまとめ役の麻生さんと、一番を譲れない宮前の黒さがイイなぁ。
いつの間にか麻生さんと相棒役みたいになった長谷川が抑え役となっているのも面白い。

そして、何と言っても評価したいのは、ラクロスの試合描写でしょう。
三人称ならまだしも、一人称でライブ感溢れる展開を見せられるって相当だと思うんですよ。

スポコン漫画は大好きでよく読むんですが、ラノベでは何故か取り上げられにくい題材なんですよね。
確かに、表現上、絵的な効果が大きいために扱われにくいとは思うんです。
更にいえば、スポーツ物を書ける作家が少なかったのではないでしょうか。
あくまで設定や舞台装置にスポーツを利用しただけのコメディだったり、萌えだったりすることが多数見られます。
それはそれで構いやしませんが、ガチの熱血系作品はなかなかありません。

その観点において、佐々原史緒さんの姿勢は、情熱を注ぎ込んでいるのが読み手に伝わってくるぐらい熱いもので、大変貴重なものです。
ブログで感想を書き始める前から読んできたラノベ歴で、最も楽しかったスポコン小説でした。

3巻の予定がないのが残念すぎます。
おそらくそれを理解しての執筆だったんでしょうね。
若干ながら、端折った部分もありましたし。
今からでも遅くはないので、続きを出して欲しいなぁ。

一つ一つのプレーに一喜一憂できるスポーツの醍醐味が詰まった熱血青春モノ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  暴風ガールズファイト  佐々原史緒  倉藤倖  評価A- 

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Brave Love~Galaxy Express999 

Brave Love~GalaBrave Love~Gala
(1998/02/25)
アルフィー

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最近アニソンランキングの動画をよく見ます。
各々特色があって面白いんですよね。
中でも個人的ランキングは、紹介してる楽曲から好みのジャンルが垣間見ることが出来るのが楽しいです。

それなりのアニソンを聴いてきたつもりですが、それでも当然のように知らない曲は数多くあるもんです。
そんな良曲と出会えた時は、何事にも代えがたい喜びが得られますね。

THE ALFEEが歌う『Brave Love ~ Galaxy Express 999』もその一つ。
とあるランキング動画で1位に輝いていましたが、部分的に聴いた瞬間に凄さを身に染みて感じましたね。
その後、速攻でCDをポチりました。

これは「銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー」の主題歌で使用されている曲です。
世代が異なるので「銀河鉄道999」は、まともに観たことがありません。
再放送ですら観た記憶がほとんどないくらいですね。
まぁ、それでもアニメと同タイトルの『銀河鉄道999』の曲は知っています。
ささきいさおさんが歌い上げる伸びやかなサビは、あまりにも有名です。

しかし、劇場版の楽曲で、これほどの名曲が眠っているとは知りませんでした。
いや、自分が知らないだけで、知名度はあるのかもしれませんけどね。
でも、ちょっと調べた限りでは、映画は相当酷い失敗だったようで、原作を知っていると逆に違和感を覚えるという人もいるようです。
ある意味、曲だけを純粋に評価出来て良かったのかもしれません。

とにかく真っ直ぐ飛んでくるシャウトが気持ち良過ぎる。
直球ストレートを投げ込み、ミットにバシッと音を響かせているようなイメージ。
一目惚れならぬ、一聴き惚れしました。


テーマ: アニソン・キャラソン

ジャンル: 音楽

タグ: 銀河鉄道999  THE_ALFEE  Brave_Love~Galaxy_Express999   

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東京レイヴンズ7 _DARKNESS_EMERGE_ 

東京レイヴンズ7_DARKNESS_EMERGE_ (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ7_DARKNESS_EMERGE_ (富士見ファンタジア文庫)
(2012/05/19)
あざの 耕平

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読書期間:2012/5/23~2012/5/25

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
燃え
世界観
期待感



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9




 『D』による陰陽塾銃撃事件からしばらく。
 その傷跡は大きく、陰陽塾は一時閉鎖に追い込まれ、退塾する生徒も続出していた。そんな中、『D』と大友の熾烈な呪術戦に心を奪われたままの春虎は、夏目とともに訪れた陰陽塾屋上の祭壇で、一人の少女と出会う。
 「君たち二人のことはよく知ってる。初めまして――ぼくは相馬多岐子」
 その出会いが、のちにもたらす意味を知らないままに。
 時同じくして、呪捜部公安課による双角会掃討作戦が密かに始動。陰陽庁内部に潜む“敵”の炙り出しが行われるのだが!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


陰陽術を駆使して邪念を祓う若き闇烏たちの物語、第7巻。
信じていたものが崩れていく分岐点といえるエピソードでした。

良い意味でイヤな感じに盛り上がってきた!

表面上は見えていなかったものが、遂に噴出してきましたね。
前回が分かりやすい燃え回だとすると、今回は様々な陰謀に混迷をきたす回でした。
絶望的な状況を作り出し、先の見えない不安を与えることに長けた作者さんらしい巻だったと思います。

450ページを超えるボリューミーな内容は、複数サイドの視点によるものです。
数々の思惑と困惑が絡み合い、継続する緊迫感のために心休まる暇はありません。
一歩誤れば、どこからでも破綻してしまう危うい道を進む春虎たちでしたが、いつまでも耐えられると思っていたら大間違いですよね。
たまたま成功していただけで、失敗はすぐ傍にまで迫っていました。

ストーリー展開は、最初から物凄く嫌な予感があったので、衝撃的といえども「やっぱりな」という思いを強く抱きました。
一体どこに人が頼っている柱があるのか認識し、的確に折ってくるから容赦がない。
登場人物と読者をまとめて精神的なダメージを与えてくれますなぁ。

裏でおっさんが暗躍する話こそ、あざのさんの真骨頂でしょう。
6巻では大友先生の術比べに鳥肌が立ちましたが、今度は天海大善の渋さにゾクゾクとしました。
二手三手先を読む洞察力と、言葉は悪いですが、老獪な駆け引きが格好良すぎます。

執り成し役のポジションが板についていた京子に、再びヒロインとしてのスポットライトが当てられたことは素直に嬉しい。
なあなあで済ませてしまわず、しっかりと伏線を回収してくれたことを評価したい。
彼女だって、まだ春虎たちと歳も変わらない学生。
弱さを見せたっていいと思います。
彼女の宙ぶらりんとなった想いは、果たしてどちらへ向くのか気になります。

春虎にとってのターニングポイントは、大友vs蘆屋道満を間近で目撃したことだったようですね。
これまでも比較的機転を利かせられるタイプではあったのですが、術の連動性という意味合いでは皆無で、呪符にしろ護符にしろ単発的なものばかりでした。
それを見よう見まねで、拙いながらも工夫を自分なりに重ねて、次へ次へと繋げようとする様は、成長を感じさせます。
必死に頭を使って組み立てようとする春虎が、何だか頼もしくなってきました。

前半の説明過多は、それはそれで読み応えがあったのですけれども、やはり特筆すべきは後半に突入してからのノンストップ展開。
ギリギリの状況下の中で、仲間と共に立ちあがる春虎パーティーが熱い。
着々と経験値を稼いでいっていますね。
まぁ、それでも実力は足りなさ過ぎなんですけども。

部分的に発覚した真実が、どのように連鎖反応を起こしていくのか。
次巻も目が離せません。

繋がり始めたピースと暴かれた事実が、人間関係に変化をもたらします

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  東京レイヴンズ  あざの耕平  すみ兵  評価A- 

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とある飛空士への夜想曲 上 

とある飛空士への夜想曲 上 (ガガガ文庫)とある飛空士への夜想曲 上 (ガガガ文庫)
(2011/07/20)
犬村 小六

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読書期間:2012/5/19~2012/5/22

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ロマンス
燃え
世界観
期待感


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8



 「美姫を守り単機敵中翔破一万二千キロ」その偉業を成し遂げたレヴァーム皇国軍の飛空士「海猫」の前に立ちはだかった最大のライバルにして、天ツ上海軍の撃墜王・千々石武夫。
独断専行により一騎打ちを仕掛け、海猫に敗れた千々石は、再戦を胸に秘めていくつもの空戦場を渡る。
「出てこい、海猫」激情の赴くままに襲撃を重ねる千々石のその背には、天ツ上の国民的歌手・水森美空の歌があった……。
空前の大ヒットとなった『とある飛空士への追憶』の舞台、中央海戦争の顛末を描く、新たなる恋と空戦の物語。上下巻で登場!

【感想】


「追憶」「恋歌」から繋がる「とある飛空士」シリーズ第三部。
こちらは、上下巻構成の上巻となります。
一応、単独でも読めますが、「追憶」の内容に大きく関わっているので、未読の方は先に読むことをお薦めします。

書き手も読み手も慣れてきた頃合いでしょうかね。
昨今のラノベには見慣れない堅苦しい文章も読み方が分かっていると苦労せず読めます。
最初は抵抗のあった専門用語や単語も気にならなくなりました。
むしろ、やみつきになりつつありますね。

どちらかといえば、スロースターターな傾向があるので、盛り上がるのは下巻からなんでしょう。
舞台の土台作りや説明に徹した内容となっていました。

「追憶」では敵側として描かれた天ツ上のエース・千々石武夫が主人公。
彼の生い立ちから始まり、海猫こと狩野シャルルとの一戦や、レヴァーム皇国と天ツ上の戦争の行方を追った内容となっています。
そして、その裏で人知れず切ないロマンスが繰り広げられています。

「恋歌」ではラノベに寄り添った印象を受けましたが、今作は原点回帰した硬派な作風となっていますね。
粗暴で不器用な男である千々石と、歌手を夢見る快活な少女・吉岡ユキ
幼い頃は、ただがむしゃらに上だけを見続けていれば良かったものが、歳を重ねることで身動きが取れなくなってしまう窮屈さが世知辛い。
時代と社会が許してくれない恋愛は、このシリーズにおける共通のテーマですね。
制限のある中でのロマンスは、もどかしさとなって心の奥底を刺激してきます。

好戦的な性格をしている主人公ということもあってか、空戦描写は増量しています。
大して知識のない自分でも、どこかで聞いたことのあるような戦局ですね。
一つの判断が局面を大きく左右する戦いに自然と手汗が湧きあがってきます。
国内でも随一の腕を持つ飛空士である千々石のエースたる所以を見せつけられました。
まだ前半ですから比較的優位な立場が続くこともあり、余裕はありますけどね。

千々石が海猫を好き過ぎて困る。
……というのは冗談ですが、戦闘中も常に海猫の影を探す千々石は、恋しているようにも見えます。
好意を寄せてくれる女性に背を向けて、何もない空を睨む彼が報われる日は来るのでしょうか。
「追憶」読者としては、海猫にも当然ながら思い入れがあるため、結末が見るのが不安でもあります。

とにかく伏線は仕込み完了。
果たして、これをどこまで仕上げてくれるのか、期待が高まりますね。

空のライバルへの渇望と切ないロマンスが交差する戦中物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とある飛空士への夜想曲  犬村小六  森沢晴行  評価B+ 

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『ビブリア古書堂の事件手帖』1巻 感想 (カドカワコミックス・エース) 

ビブリア古書堂の事件手帖 (1) (カドカワコミックス・エース)ビブリア古書堂の事件手帖 (1) (カドカワコミックス・エース)
(2012/06/22)
ナカノ

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漫画版「ビブリア古書堂の事件手帖」の単行本1巻を購入しました。
隔月刊漫画雑誌「アルティマエース」で連載しているものですね。
今年の3月に始まったばかりなのに、もう単行本化したのは、原作3巻との発売時期を合わせたかったのかな。

来月から「good!アフタヌーン」でも連載が開始される予定なのですが、個人的にはこちらの方が好みの絵柄ですね。
ただ、「アルティマエース」の表紙絵などに比べると、些か描き込みが物足りない感じ。
絵が平面的で、のっぺりした塗り方となっており、どこか安っぽい印象を与えています。

さすがに、越島はぐさん独特の濃淡タッチは再現しきるのは難しいか。
まぁ、漫画は量を描かないといけないので、如何に簡略化できるかも大事ではあるんですけどね。

五浦大輔も篠川栞子も3歳くらい若く見えます。
特に栞子は、もっと気品溢れるお姉さんで、本以外のことは抜けているような人というイメージだったのが、綺麗というより可愛い系に変化しています。
でも、考えてみれば、大学卒業して間もないんですから、むしろこちらの方が合っているのかも。

ストーリーは、原作1巻の第1章を丁寧に描いています。
改変など特になく、本当にそのまんま絵に起こしてみましたといった具合。
原作既読済みだと、よく出来ているとは思っても、面白味も少ないかなぁと感じてしまいました。
逆に、小説に抵抗がある人ならば、お手軽に読めるのでお試し感覚で読むことが出来ていいかもしれません。

大輔は、栞子のことを意識し過ぎじゃないか?w
完全に一目惚れしちゃってて、栞子が無防備な振る舞いをするたびに、頬を赤らめています。
確かに、こんな天然記念物級の女性がいたら、ドキドキしてしまうのも仕方がないか。

原作で絵がないキャラを見ることが出来たのが良かった。
大輔の母親のゴツさとか、祖母の厳しい眼差しとか、若づくりしている叔母とか。
栞子の妹である篠川文香が、小麦色に焼けた肌になっているのは意外でした。
ポニーテールもしていませんでしたしね。

悪くはないけど、絶対に買い続けたいというほどのものでもなかったかなぁ。
良い絵を描いていると思いますが、もう少し描き込み量が欲しかったです。

テーマ: 漫画

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ビブリア古書堂の事件手帖  ナカノ 

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アクセル・ワールド 第11話「Obligation;宿命」 

アクセル・ワールド第11話視聴後のネタバレ感想です。

突っ込みどころ満載だったけど面白かった!
文章では表現しきれないところをやってくれましたね。
この回はアニメ化して良かったなぁと心底思いました。

突如現れた黄の王。
罠に嵌められたと気が付いた時には既に遅し。
必死になって打開しようとするシルバー・クロウ達が熱い熱い。

前半は、シアン・パイルの冷静な判断と献身的な行動に目を奪われました。
罪悪感が半端じゃないタクムは、事あるごとにハルユキを助けようとするのだけれど、これはまぁ致し方がないことですよね。
それよりも、やられ声とか表情が妙にホモホモしく感じられるのは気のせいでしょうか?w
イケメンのタクムが苦しむ顔がドアップで描かれているので、一々絵になるんですよねぇw

しかし、せっかく命を賭してシアン・パイルが稼いだ時間を無下にしてしまうスカーレット・レインとシルバー・クロウ。
赤の王はともかくとして、ハルユキももう少し怒りに満ちた表情を見せて欲しかったかな。
ぼんやりと話し込んでいるように見えて、早く逃げろよと思ってしまいました。
あれじゃあタクムが可哀想だ。

多くのデュエルアバター達に囲まれ、息を付く暇もない熾烈なバトルは見応えありました。
解説や説明が多くてテンポが崩れ気味だったのは残念でしたけど、あれが限界でしょうね。

ニコの顔芸が酷過ぎてワロタwww
あくどい顔しすぎで、どっちが味方陣営か分かったもんじゃないですよw
まぁ、ブラック・ロータスも先代赤の王であるレッド・ライダーを討ち取ったシーンを映像として見ると、卑怯過ぎて完全に悪者でしたね。

それにしても、さすがは王役は声優さんが豪華ですね。
黄の王は、ニヒル役が合い過ぎる石田彰さん。
先代赤の王は、本当に中学生以下なのかと問い質したくなるような渋い声の津田健次郎さん。
紫の王は、思っていたより可愛らしい声色だった水橋かおりさん。
以前登場した青の王は、二枚目役が似合う櫻井孝宏さんでしたね。

……え?黒の王?
棒読みが厨二病っぽくていいんじゃないですかねー(棒読み)

赤の王の砲撃が、ひたすらぶっ放しで気持ち良かった。
近接されると厳しいけれど、あの火力は凄まじい。

シルバー・クロウが弾丸を避ける伏線回収をする展開は原作の時から好きです。
少年漫画的な構成が胸を熱くさせてくれます。

しかし、何と言ってもやっぱり黒の王vs黄の王ですね。
レベル9同士の対決は、次元が違った。
目で追えない早さで激突する二人のアバターが、痺れるほど格好良かった。
小物臭を漂わせておいて、ちゃんと実力も持ち合わせているところが良いんですよね。
伊達にレベル9のバーストリンカーをやっていません。

正直、あのままガチバトルを観続けたかったけれど、唐突に横からの乱入で局面が変わります。
黄の王がクロム・ディザスターに貫かれた場面で次回に続く引きは、反則的ですね。
来週が気になり過ぎますよ。

戦闘描写は、サンライズの本領発揮というべき回でした。
偶に動きが止まるのとシリアスな場面で過剰な顔芸があるのを除けば、作画は良好ですね。

逆に設定面は突っ込みが追い付かず、もはや気にしたら負けみたいな雰囲気。
行間を読めないアニメでは、登場人物たちの心の移ろいは表現しきれませんね。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アクセル・ワールド 

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花の佳音 

花の佳音 (メディアワークス文庫 あ 8-1)花の佳音 (メディアワークス文庫 あ 8-1)
(2012/04/25)
雨宮 諒

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読書期間:2012/5/17~2012/5/18

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 なし
ほのぼの
切なさ
感動



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




 知っていますか?あなたが笑ったり泣いたりしているときに、すぐ横に寄り添って、一緒に微笑んだり、涙を流してくれる存在がいることを。
 それは、美しくも儚い「花」たち。彼らはいつでも人間を温かく見守り、心の底から祈っています。あなたが幸せでありますように――と。
 これは、そんな花たちの声を聞くことができる不思議な青年・草介と、心優しい花たちの切なくも心温まる物語。
 ほら、花に耳を近づけてみて下さい。嬉しい囁きが聞こえてくるかもしれませんよ?

【感想】


実に4年振りとなる雨宮諒さんの新作は、メディアワークス文庫からの発売となりました。
名前を知らない方でも、「シゴフミ」の作者といえば、聞こえがいいかもしれません。

草花の声を聞くことができる花屋の若き店主・草介が、花を通じて触れ合う様々なココロに胸を熱くさせるハートフルストーリーです。
タイトルの「花の佳音」という言葉並びが美麗ですね。

ほんわかと心温まるお話でした。
優しさがふんだんに盛り込まれた物語で、個人的に好みの内容でしたね。

短編連作形式となっているため、サクサクと読めます。
草介の台詞が演技のような言い回しで若干癖はありますが、音声再生されているかのように抑揚が伝わってきたので嫌いじゃありません。
まぁ、そのせいで感動がイイハナシダナーってレベルに落ち着いちゃっているんですけどね。

花の精霊との会話が、親密な親子のようで、心が洗われます。
ちょっと生意気だったり、勝気だったり、無邪気だったり色んな花がいますが、いずれも純真で安らぎを与えてくれる存在で、草介でなくとも売れてしまう時に一抹の寂しさを覚えてしまいます。
精霊がイイ子たちばかりであるがゆえに、人間側の身勝手な思いで利用してしまうことに、申し訳なさすら感じてしまいました。
花の寿命は短いというのに、みんな健気だなぁ。
人と共に生きる花の瑞々しさは、何と美しいことやら。

それにしても、何故草介は花屋を営んでいるんだろう。
手放すのが惜しいと毎回思うのだったら、庭師になったり植物園で働いたりすればいいのに。
お客さんに花を届けたいという想いは、そこまで強くないだけに少し気になりました。

ジャンルが違うだけで「ビブリア古書堂の事件手帖」と方向性が似ていますね。
おそらく花の言葉を聞くことが出来るのが女店主でしたら、もっと売れたのではないかなと思います。
しかし、魅力的な花の精霊を中心に添えたいと思うのであれば、これで正解でしょうね。

多少駆け足気味なものの綺麗に終わっているので、続きは出なさそうかなぁ。
他にもいっぱい素敵な花々はあるでしょうから、読んでみたいですね。

花の言葉を理解できる青年と花の精霊たちが優しい空気で包んでくれます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  花の佳音  雨宮諒  評価B 

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ゴールデンタイム4 裏腹なるdon't look back 

ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)
(2012/03/10)
竹宮 ゆゆこ

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読書期間:2012/5/15~2012/5/16

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ
青春
恋愛
期待感


 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7



 とある深夜、束の間だけかつての記憶が戻り、当時抱えていた想いそのままにリンダのもとへ駆けつけようとして見事にこけた多田万里。
 翌朝。万里は唇を腫らし超絶ブサイクになっていた。発熱までしてみんなの看病を受けることになるが、なぜかその流れから香子と夏に海に行く話が持ち上がる。先立つものは金!とバイトを探す万里だが、香子からは大反対され――。
 かつての自分が好きだったリンダといまの自分が好きな香子。二人の狭間で揺れる万里の心の旅路はまだ半ば?
 竹宮ゆゆこ&駒都えーじが贈る青春ラブコメ、第4弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


記憶を失った男が過去と現在で想いを寄せる相手が違うことに苦しむ青春物語、第4巻。
恋にバイトにサークルにと多忙を極める大学生達のキャンパスライフが舞台です。

衝撃のラストだった前回から引き続く展開が待っている……と思っていたんですが、何だろうこの全体的にボカし気味な感じは。
直接的な騒動は局地的で、ほとんどが万里の脳内が混乱している模様に終始しているためか、物語が進んでいるようで進んでいません。
いや、きっと万里の中では決着をつけているつもりなんでしょう。
でも、この程度で完結できるような簡単な事柄だったら、そもそも悩まないでしょうに。

香子とリンダへの想いが共存し、どちらも嘘偽りないもので、だからこそ万里の抱える苦しみが圧し掛かります。
リンダが自然体であればあるほど、万里と親密な仲だったことを想起させ、切なさが増してきます。
十中八九、最終的には香子とくっ付くんだろうなぁと思っていますが、希望はリンダルートを見てみたい。
きっと作中内外で相当荒れ狂うだろうなぁ。

香子も悪くないんですけどね。
ウザったいだけの女に終わらず、彼女なりの純真さや想いの力強さなどが魅力的に描かれています。
ちょっと(?)世間知らずな一面もありますが、それもまた愛嬌ってもんでしょう。
彼氏のバイトぐらいは許してやれよと思いますがね。
まぁ、正直二次元なら楽しめますけど、三次元なら絶対関わりたくない人種だよなぁ……w

まどろっこしくも濃い文章は相変わらず。
人を選ぶ文体で、たまにコメディのノリに置いてけぼりをくらいますが、個人的には好きです。
他にはない生々しさが癖になりますね。

地面にある不発弾を認識しながら、その上に着々とピースを積み重ねていく展開が恐ろしい。
一体いつ爆発して、築いてきた想いの欠片の重圧に屈するのか。
早めの時期の方が傷は浅く済むのに、もう手遅れのところまで来ているという意識なんだろうなぁ。
これから更にとんでもないことになると思いますし、そうなることを期待します。

エンターテイメント性を狙い打ちする傾向があるライトノベルという分野において、内面を重要視し、物語の進行方向が不透明なこの作品は非常に珍しいと思います。
分かりやすい面白さを求めるのであれば、お薦めできないシリーズですね。

甦りつつある過去の想いの大きさに動揺を隠せない主人公が痛々しい

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ゴールデンタイム  竹宮ゆゆこ  駒都えーじ  評価B 

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豚は飛んでもただの豚?2 

豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J)豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J)
(2012/03/22)
涼木行

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読書期間:2012/5/14

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
青春
恋愛
ラブコメ



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




 元不良の高校1年生・真宮逢人はちょんなことがきっかけで、クラスメイトでポニーテールの美少女・藤室綾に初恋中だ。バイト先の同僚で、綾の妹・瑞姫の協力があるにもかかわらず、真宮の初恋は少しも前に進まない。
 夏――それは恋の季節。少しでも綾とお近づきになるために努力しなければいけない真宮であったが、超バカな彼の前に大きな壁が立ちふさがる。青春を謳歌する高校生にとって最大の敵――「中間試験」である。
 「綾姉に教えてもらえばいいじゃん?」
 赤点必至の真宮は、このピンチをチャンスに変えることができるのか!?
 第7回新人賞<最優秀賞>受賞作・元不良の少年と美少女三姉妹が織り成す、青春×初恋×ぽんこつストーリー第2弾!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


それぞれの高校生活に精一杯な学生たちの青春群像劇、第2巻。

何気ない日常に一喜一憂する少年少女のお話の詰め合わせが、実に面白い。
わー、これは好みだ。

本当にこれはMF文庫のライトノベルなのでしょうか?
1巻の時点でも、エロ系ラブコメとは一線を画する内容に驚きましたが、2巻でもその路線を継続しつつ、ラブコメよりも青春に重きを置いた作品となっています。
感覚的に言えば、メディアワークス文庫の内容を登場人物たちの年齢を下げて書いてみました、という感じ。

三姉妹との恋愛模様が混迷し始めるのだと思いきや、物語が全然始まりません。
それどころか恋にかまけているほどの余裕はないと言わんばかり。
いやー、ラブコメ一色のレーベルで異彩を放ってますね。

これは、青春が遠い日々となった人が懐かしんで愉しむ本の類かもしれません。
文体は柔らかいのですが、対象年齢層は20代後半以降だと思われます。
今現在青春真っ盛りな10代が読んでも魅力を感じ辛いのではないでしょうか。
中間テストで苦しみ、バイトに励み、趣味に没頭する。
いずれも過ぎ去ったからこそ如何に輝かしい瞬間だったのかを思い知っているんですよね。
ああ、あの頃に戻りたい。

ピンで表紙を飾っていることからも分かる通り、瑞姫がメインのエピソードがあります。
前回はヒロイン役でしたけど、今回は主人公でしたね。
三姉妹の中でも優遇され過ぎなぐらい、丁寧に掘り下げられています。
彼女の揺れ動く機微を逃すことなく描写されており、物事を深く考えないタチの真宮よりも主役っぽい。

逆に真宮の片想い相手である綾の内面が、なかなか語られません。
真宮を中心に三姉妹とのラブコメが展開されるんだろうなーと安易に考えていましたが、もしかすると作品の方向性はまるで違うところを向いているのかもしれませんね。
真宮と瑞希を主軸に青春が綴られるのか、それとも綾や雲雀の視点も加えるのか、はたまた真宮視点のラブストーリーに戻るのか。
どの方向に進んでも面白そうなので、期待するしかないですね。
まぁ、やっぱり真宮と瑞希がお似合いだと思うので、最終的にはカップル成立して欲しいなー。

真宮がボクシング以外、全く無頓着だったというのが改めて分かる内容でしたね。
勉強が大の苦手で、恋心に疎く、思考も短絡的。
ただ、彼ほど成長が楽しみな主人公はいないでしょう。
ぶっきらぼうながらも人の声に耳を貸し、馬鹿ながら必死に正しい道を選ぼうとする真面目な考え方が、将来性を感じさせます。
父親との会話シーンからもイイ奴さ加減が存分に出ていました。

恋一つとってみても捉え方は様々。
切ない甘酸っぱさもあれば、胸いっぱいに広がる苦しみもあります。
心が新鮮であるがゆえにもがく少年少女たちの若さが、何と瑞々しいことか。

会話文の砕け方がリアルらしさを含んでいて心地良く読めます。
ただ、地の文だけ、又は会話文だけが連続する傾向があり、些か平坦に感じられます。
物語が進展しないこともあって、若干クドさを覚えてしまう場面もありました。

白身魚さんのイラスト効果は絶大ですね。
瑞姫が可愛すぎて何度ページを遡って見返したことやら。
それに対して、真宮の不安定さはもう少し何とかして欲しいw

おそらく、流行からは外れた作品でしょうね。
短い巻数で打ち切りにはなって欲しくないので、是非とも売れて欲しい作品です。

何もないところにある日常という名の高校生物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  豚は飛んでもただの豚?  涼木行  白身魚  評価B+ 

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ミニッツ ~一分間の絶対時間~ 

ミニッツ―一分間の絶対時間 (電撃文庫)ミニッツ―一分間の絶対時間 (電撃文庫)
(2012/04/10)
乙野 四方字

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読書期間:2012/5/12~2012/5/14

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 7
青春
ラブコメ




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 私立穂尾付学園高校一年一組、相上櫻。
 一分間だけ相手の心を読める『ミニッツ』能力の持ち主。
 “一年生にしてこの学園の生徒会長になる”――そんな大それた野望を持つ櫻は、この『絶対時間』を利用し、クラス内で“頼れるが妬まれない、愛嬌のある委員長”という絶妙な立場を演じていた。
 しかしある日、ふとした事がきっかけで、自身の秘密を生徒会副会長の琴宮遥に知られてしまう。
 櫻は、遥の弱みを握り返すため、彼女が提案する心理ゲーム『馬鹿と天才ゲーム』に挑む――。
 第18回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>受賞!トリックとロジックが交差する、学園騙し合いラブストーリー!

【感想】


第18回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>受賞作。
今年の受賞作品の中で、最も購入前の期待度が高かった作品です。

確かにこれはこれで面白かったけれど、思っていたのと全然違う本でした。
これは、あらすじ紹介が詐欺っぽくて印象を悪くさせちゃっていますね。
下手に期待させなければ、もっと評価されたかもしれないのに勿体無い。

てっきり生徒会会長の座をかけて選挙活動に励む、または『馬鹿と天才ゲーム』と呼ばれるロジカルな推理対決が始まるのかと思っていたんですが、どうも話の進行方向が違う。
他人の心を一分間だけ読める能力を持った主人公・相上櫻による知略バトルが主軸ではありません。
それは数あるサブ要素の一つに過ぎず、本当のメインは、環境により偏ってしまった思考を持った少年少女が人間関係に思い悩みながらも心を交わしていくハートフルストーリーです。

発想は良く、素材はかなり優秀だと思います。
ただ詰め込み過ぎた設定のせいで、全体的にぼやけてしまっているのが残念。
伏線を張っているにも関わらず、何だか超展開に見えてしまうのは、複数混ぜ込んだ題材が衝突しあって長所を消してしまっているのが原因でしょうね。
それこそ知略バトルでもいいし、生徒会役員選挙でもいいし、異能系でもいいので、絞って書くべきではなかったかなー。

ヒロイン役である生徒会副会長・琴宮遥が、思っていたほどスペックが高くなかったのは、ある意味ギャップが効いてて魅力的に感じられました。
櫻と皮肉めいた表面上の会話を繰り広げる様相が、まさしく腹の探り合いで面白い。
距離が縮まって憎めない存在になっていく中盤の展開は、ベタだけど一番楽しく読めた箇所でした。
一歩踏み外してしまうと崩壊してしまう緊張感の中で行われる駆け引きにドキドキさせられます。

遥以外にも女の子を中心に数名キャラが出てきますが、そのほとんどが今回の話に関係ありません。
無駄に登場人物を増やして軸をブレさせるぐらいなら、出てこない方が良かったと思います。
続巻で出しても遅くはないんですから。

慣例通り編集があらすじを書いているのであれば、これは担当が悪いですね。
内容に沿った説明にしておかないと、反感を買うだけです。
ひたすら遥と駆け引き巡りを繰り返していれば、俺得だったんだけどなぁ。
心理ゲームに特化した内容で読んでみたかったです。

ナルシスト気味な主人公と完璧なお姉さん系ヒロインによる弱点の曝け出し合いが見所

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ミニッツ  乙野四方字  ゆーげん  評価B 

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暴風ガールズファイト 

暴風ガールズファイト (ファミ通文庫)暴風ガールズファイト (ファミ通文庫)
(2007/09/29)
佐々原 史緒

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読書期間:2012/5/9~2012/5/11

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
青春
スポコン
燃え
友情


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8



 マリア様が見守る聖ヴェリタス女学院。高等部に進学した麻生広海は、親友との別れによる喪失感と何ら変わり映えのしない高校生活を前にすでに鬱屈していた。
 ところが!そんな広海の前に吹き荒れる五十嵐千果というちびっこい嵐!巻き込まれるがままなぜか高校ラクロス日本一を目指して立ちあがることに!……ってつーかラクロスって何よ?ウチにそんな部あったっけ??
 汗と涙とド根性!空前絶後の美少女スポ根グラフィティ、待望の試合開始!

【感想】


カトリック系女子校でラクロス部を設立し、青春を捧げんとする乙女達のスポコン小説。
同好会を部へと昇格させるために、少女達が汗水流す燃える作品となっています。

面白かった!
いやー、良い物を読ませて頂きました。

第1巻が刊行されたのが2007年9月。
最初に注目したのは「このライトノベルがすごい!2009」にて上位にランクインしたときでした。
名前すら知らない作品だったこともあり、興味が湧いてすぐに購入したことを覚えています。
しかし、それから読もうとする気分になかなかならず、3年半以上も積んでいました。

次のキッカケは、「ショートストーリーズ 3分間のボーイ・ミーツ・ガール」。
ファミ通文庫の作家陣による短編集にて、著者の作品はクオリティが頭一つ抜けていました。
綺麗な文章と淡々しい雰囲気に心を揺さぶられました。
作者の名前を覚えようとしたところで、本書の作者であることに気が付いたというわけです。

ミッションスクールが舞台のラノベといえば、やはり「マリア様がみてる」を思い出します。
女子校という環境が百合を連想させますが、この学校に登場する少女達はそんな甘い雰囲気など持っておりません。

クールな委員長キャラかと思いきや、中身は計算高くて腹黒い麻生広美を主人公に構えている時点で、生温い空気は早々に吹っ飛びます。
エスカレーター式に進学する生徒が大勢締める中で優等生を演じていた彼女が、高校から入学してきた帰国子女・五十嵐千果の超絶的なエネルギーの渦に巻き込まれて、仮面がボロボロと剥がれていく展開が楽しい。
ラクロス日本一を目指す五十嵐が生み出す大きなうねりに引き込まれるようにして、次々と個性豊かな仲間が集まっていく流れが、実に爽快かつ愉快です。

生まれも育ちも完璧お嬢様でありながら、本性は言葉使いが物騒なほどの負けず嫌い・宮前雪乃
大阪から転入してきたサブカル事情に詳しい・嶋あかね
先輩を敬う気持ちが欠けている礼儀知らずなグラマラス中学生・小坂依奈
数少ないスポーツ経験者で真面目な常識人・長谷川悠里
おどおどした性格の部長・大西くららと、彼女をサポートするクールビューティーな黒田苑子

まだ本来の女子ラクロスに必要なプレイヤー数は確保できていませんけど、それを補って余りあるキャラの濃さとパワーに圧倒されます。
ワイワイと賑やかに騒いでいても、一人一人確固とした存在を放っているので、キャラが潰れてしまうなんてことはありません。
個人的なお気に入りは、どんどん黒くなっていく麻生さん。
人間関係において、ナチュラルに上側のポジションにつくこの娘の呼称は、さん付けがよく似合いますw

部員集めに紙幅を費やしているため、試合に割くページはそれほど多くはありません。
それでも短いながらも詰め込まれた熱気に汗が伝わってくるようで、夢中になって読み耽りました。
安易にキャラ推しで構成する展開にしておらず、スポコン物として熱くなれるのは貴重です。
スポーツは、ご都合主義を取っ払った汗と涙と情熱で燃え上がるのが至高であると考えているので、本作は非常に楽しめました。

上記に記述した通り、文章に惹かれて買ったわけですが、思っていたのとはちょっと違いましたね。
冒頭を読んだ時、買ったのは失敗だったかな?と疑ってしまいました。
というのも、背景描写の不足を節々で感じ取れるからなんですよ。
麻生広美の一人称で語られるため、死角が生まれやすく、行き届いていない部分が多々あります。
5H1Wのうち、who、when、whereの記述が明らかに足りません。
特に舞台が不鮮明であると、頭の中で想像がし辛くなってしまい、もどかしくなります。

ラクロスの知識は、ほんの少しだけあったので、一応問題なく想像出来ました。
全く観たことがない人にとっては、イメージが湧き辛かったかもしれません。

その一方で、会話の前後に誰が喋っているのかという説明は、半分以上カットされているといっても過言ではないのに、こちらは驚くほどに把握しやすくなっています。
語尾で色分けするような単調さではなく、自然と言葉使いに差をつけており、口調で判断出来ます。
まさにキャラが生きているような感覚で、声色の違いを読み取ることが出来ました。
数年前の作品なので、ここから更に腕を磨きあげていったのかもしれませんね。

イラストは、正直なところ残念な出来です。
表紙やカラーイラストで損をしている部分は、何割かあるでしょう。
まだ挿絵は良い絵も混ざっていたりするので、惜しいなぁと思います。

2巻で打ち切りにされてしまっているのが、とても悔しいですね。
そうだとしても読むことが出来て良かったと思いますし、お勧めもしたくなる作品ですね。

嵐の名を持つ少女に巻き込まれた少女達がスポーツにのめり込んでいく熱血スポコンラノベ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  暴風ガールズファイト  佐々原史緒  倉藤倖  評価B+ 

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アクセル・ワールド 第10話「Activation;出撃」 

アクセル・ワールド第10話の感想です。
先週は放送なしだったので、久しぶりですね。

説明回という名の谷間でした。
前回の段階で協力すると宣言したはずなのに、無制限中立フィールドに降り立った直後で終わっています。
何とまぁのんびりしたペースなことで。
やっぱり描写すべき設定が詰め込み過ぎなんですよね、原作が。

≪ブレイン・バースト≫の親子に関する伏線やフラグが山ほど積み込まれました。
黒雪姫とハルユキ、黒雪姫とその親、タクムとチユリ、ニコの親子関係。
ここ重要ですよーと懇切丁寧に提示してくれているので、今後の展開が予想付きますね。

クリアを目指す思想は結構ですけど、加速世界がそれで消滅してしまうのであれば、積極的にレベル10になろうとは思わないだろうなぁ。
停滞してしまうとつまらないのですが、加速の恩恵が大き過ぎて、躊躇ってしまいます。
ハルユキや黒雪姫の考え方は、正しいんですけど怖くもありますね。

メイドライダーが怪し過ぎる件について。
まだまだ登場は先だと思っていたんですが、顔見せだけさせたんですね。
正確には、ヘルメットで顔は隠れていましたけど。
彼女の正体については、おいおい判明すると思います。

事あるごとに、黒雪姫とニコが衝突してますね。
こんなにラブコメ色が強かったかなぁ?
ハルユキが鼻の下を伸ばしたり、黒雪姫とニコの煽り合いが多発しているのは、アニメでの変化でしょうか。
とばっちりを受けるタクムが可哀想でしたw
どう見ても、ハルユキよりタクムの方が格好良いのに「※ただしイケメンに限る」が通用しないなんて。

黄の王ことイエロー・レディオに王としての威厳は感じられませんね。
デザインからだと、参謀的ポジショニングにしか見えません。
実力に関しては……まぁ、次回すぐに分かるので伏せますがね。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アクセル・ワールド 

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Amazonで使ってきた金額合計してみろ 

▼ Amazonで使ってきた金額合計してみろ
http://tamasoku.blog35.fc2.com/blog-entry-3059.html (たま速報)

2chまとめブログで面白い記事を見かけました。
スレタイ通りなんですけど、Amazonで購入した商品の合計金額を晒すというもの。
みんな結構な金額を使っていてビックリ。

気になったので、自分もやってみました。
過去に発送した商品リストから、ちまちまとエクセルに打ち込んでみた結果。
2007年から現在までの総利用額は、181,052円でした。

何だかんだでやっぱり使っちゃっていますねー。
ちなみに内訳は、9割がCDです。
ゲームは昔と比べて買うことが少なくなった上、大体店頭で手に入ります。
ラノベは頻繁に買うため、毎回受け取っていると面倒で、なおかつ本は店で探すことにより思わぬ発見もあるため、基本的にネットは利用しません。
それに対して、自分が好きで集めているCDはなかなか見つからないんですよね。
古いアニソンだったり、マイナーなCDだったりするので。

ゲームとか消耗品を定期的に購入している人は、きっと凄いんだろうなぁ。
記事やコメントを読んでいると、100万単位の人も少なくないし、いやはや恐ろしいですね。

皆さん、どれぐらい使っていますか?

テーマ: ショッピング

ジャンル: ライフ

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パパのいうことを聞きなさい! 第12話「世界で一番パパが好き」 

アニメ「パパのいうことを聞きなさい!」を最終回まで観終わりました。
ずっと撮り溜めしていたものを、短期間で一気に視聴するという恒例のスタイルです。

以下、ネタバレ感想です。

原作は、松智洋さんが集英社スーパーダッシュ文庫で執筆するライトノベル。
「迷い猫オーバーラン!」で有名な著者ですが、2作連続してヒットを飛ばすのは凄いですね。
原作未読ですが、評判だけはよく耳にしています。
おそらく著者の2作が、レーベル内での売り上げ1,2を争っているはずなので、相当な実力派なんでしょう。

ただ、個人的な嗜好と異なるので、さほど期待していませんでした。
今更観始めたくらいですしね。

しかし、意外と楽しかったなというのが率直な感想です。
丁寧というべきか、ゆっくりというべきか悩むところですが、スローテンポで展開する物語は、アニメから入った人間からすると分かりやすかったです。
ラブコメと家族愛を重点に置いた作品で、シリアスとコメディの融合は大して上手いと思いませんでしたが、適度に気を抜くことができて、それこそライト感覚で観ることが出来ました。

ストーリーは、ほとんど最初から最後まで予想通りで、驚きは特になし。
タイトルの時点で、姉夫婦がいなくなり、姪っ子たちを育てることになるんだろうなと思っていました。
苦労話や話の落とし所も定番で、終始ベタな印象を抱きましたね。

では何が特徴的だったのかといえば、姪っ子三姉妹でしょう。
原作からしてそうなのかは分かりませんけど、キャラに焦点を当てた構成は、正解だったと思います。
みんな良い娘すぎ。

ひなが天使すぎる。
常に笑顔を振りまき、周囲を明るくさせてくれる様は、天使と言わずして何というか。
子供の可愛い面ばかりを凝縮させたかのような幼女で、あれは庇護欲が湧くのも仕方がない。
声優さんの演技も素晴らしく、舌足らずな喋り方に愛嬌があります。
作品内でも老若男女問わず、ひなを可愛がっていますが、物凄く共感を覚えました。
ああ、佐古先輩まで行くと末期だと思いますけど。

美羽は、小学生とは思えないほどに大人びた少女ですね。
性格美人な彼女のお陰でコミュニケーションが成り立っている部分も少なくありません。
今でも男子から人気みたいですけど、成長したら絶対にモテますね、この娘は。

空は、一番テンプレ的なキャラだったかな。
ツンデレキャラは好きですし、悪くはないんですけど、妹2人に比べると捻りが少ないかな。

主人公の祐太よりも、友人の仁村の方が主人公らしかったなー。
見た目だけではなく、会話から感じ取れる気遣いなどもイケメンで、男から見ても格好良いと思えましたし。
莱香のポジションは、今回放送されたエピソード内では話を広げ辛かった。

逆に駄目だったところは、設定全般。
説明不足なのか、それとも原作でさえ描写不足なのか。
とにかく状況に対してツッコミどころが多くて、真面目に見過ぎると損をしますね。

・何故最初から小鳥遊家に引っ越さないのか?
・定期を買う意味はあったのか?
・バイトを少々増やした程度で養っていけると本当に思っているのか?
・大家から注意されたけれど他の公的な手続きは行っているのか?
・空と美羽が普通に携帯使っているけど誰が払っているのか?
・コンビニで無駄な買い物しすぎ
・遺産相続は?
・伯父が3姉妹預かる提案をするのに断るのは現実見えてなさすぎ
・姉が必死になって大学まで行かせてくれたのにサボりすぎ
・etc


挙げればキリがないくらい出てきます。
全体的に設定面が甘いんですよねぇ。
感情だけが先走っていて、目先のことすら見えていない状態なのに、それで何とかなっている。
アニメで表現できることには限界ありますけど、これはご都合主義だと言いたくもなります。

姉夫婦が失踪扱いなのは、最終的に戻ってくる可能性を残していますけど、一応葬式まであげて追い込ませたのは評価したい。
単なる萌え作品にするならば、海外出張などでトラブって戻ってこれなくなったという設定で、シリアスなしのシチュエーションだけ作ることも可能だったわけですし。
まぁ、そっちの方が好みだったという人もアニメ組には多そうですけどね。

あとサブタイトルのネタはイイ味出していました。
懐かしいテレビドラマがいっぱいでしたねw

パパのいうことを聞きなさい! vol.1(Blu-ray)パパのいうことを聞きなさい! vol.1(Blu-ray)
(2012/03/07)
羽多野渉、上坂すみれ 他

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テーマ: パパのいうことを聞きなさい!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: パパのいうことを聞きなさい! 

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風道花うた 

風道花うた風道花うた
(2012/06/06)
marble

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marbleさんの5周年記念ベストアルバム「風道花うた」を購入しました。
今月6日に発売されたばかりの新譜で、たまたま店頭で発見することが出来てラッキーでした。
元々アルバムが欲しいと思っていたアーティストで、タイミングが良かったです。

数多くのアニソンを手掛けているmarbleさんですが、中でもやはり「ひだまりスケッチ」との関連度は飛び抜けていますね。
過去3期共にED曲を担当するほか、このCDには収録されていないイメージソングも作曲し、ひだまりラジオなどにも出演されていたこともあり、「ひだまりスケッチ」のアーティストというイメージが強くあります。
是非とも4期もこの方々にED曲を制作してもらいたいですね。

トラック1に収録された「ひだまりスケッチ」ED曲『芽生えドライブ』が一番のお気に入り。
澄んだ歌声と綺麗なメロディがヤミツキとなり、何度リピートしても飽きが来ません。
ひだまりスケッチ×365」ED曲『流星レコード』や、「ひだまりスケッチ×☆☆☆」ED曲『さくらさくら咲く ~あの日君を待つ 空と同じで~』も言うまでもなく良曲で、作品のファンはもちろんのこと、誰にでもお薦めしやすい曲となっています。

トラック4には「キミキス pure rouge」のOP曲『青空loop』も収録されています。
「キスキス恋しているよ」の導入がインパクト絶大で、アニメを観ていた人ならすぐに思い出せるはず。
アニソンらしい可愛さとポップさに溢れる一曲で、自然体な曲調が多い中では一風変わった印象を与えます。
こちらは誰にでもってわけにはいきませんが、個人的には好きな曲ですね。

可愛らしさでいえば、アニメ版「ましろ色シンフォニー」のED曲『水彩キャンディー』も素敵です。
サビにある「すいーさいー、キャンディー滲んでゆく~」の伸びやかな歌声がたまらない。
曲名のセンスも素晴らしく、イチオシのアニソンですね。

初めて聴いた他の楽曲も含めて完成度が高く、非常に満足感が得られる一枚でした。
今後の活躍にも期待せざるを得ませんね。


テーマ: アニソン・キャラソン

ジャンル: 音楽

タグ: ひだまりスケッチ  キミキス  ましろ色シンフォニー  marble  風道花うた  芽生えドライブ  青空loop  水彩キャンディー 

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明日から俺らがやってきた 

明日から俺らがやってきた (電撃文庫)明日から俺らがやってきた (電撃文庫)
(2012/02/10)
高樹 凛

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読書期間:2012/5/8

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
青春
クーデレ
SF


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5



 推薦入学で大学デビューして女の子にモテようか、それとも将来のために上を目指して大学受験しようか。通路に悩む俺、高校3年生・桜井真人の前に突然、未来から“俺”が時間を超えてやってきた!しかも二人も!!チャラ男とガリ勉の桜井真人……って本当に俺かよ!?でも俺の秘密(エロ本の隠し場所)を知ってるし……どうやら本物。そして、どちらの未来を選んでも最悪の人生らしい……。
 そんな中、クラスメイトで同じく進路に悩む『氷の女王』こと高瀬涼と仲良くなった俺は高瀬の未来も不幸らしいと聞いてある決断をすることになるが……。
 ちょっと大人の“俺ら”とおくる、未来系・青春ラブコメ!(……なのか!?)

【感想】


第18回電撃小説大賞<電撃文庫MAGAZINE賞>受賞作。

誰しも一度は「過去の自分に助言をしたい」と思ったことがあるはず。
未来から自分自身がやってくるという題材ならば古今東西溢れ返っていますが、別々の選択をした己が二人同時にやってくるギミックは新たな面白味が生まれていました。

主人公・桜井真人は、大学進学の手段として、受験と推薦の二択で思い悩んでいた。
推薦を選び、時間を有効活用して大学デビューを果たすべきか。
それとも受験を選び、より上の大学へ進学して堅実な就職を目指すべきか。
人生の岐路に立たされた彼の前に、突如として数年後の桜井真人が二人も現れる。
推薦を選んだ彼は受験を、受験を選んだ彼は推薦を勧める。
どちらを選んでも苦難が待ち受けていることに絶望した彼が選ぶ道は、とある女の子がキッカケだった……という青春ラブストーリー。

シンプルイズベター、というべきでしょうか。
あっさりと仕立てられたラブコメは、単調ながらも女の子の可愛さが引き立つシチュエーションを大切に描かれているので、素直に面白いなーと受け取ることが出来ました。
女の子さえ可愛ければ、テンプレ通りのお約束をなぞる展開は長所となりますね。

ヒロインの高瀬涼は、一見クールな美少女で近づき難い雰囲気を漂わせていますが、その中身は優しい心を持った年相応の少女でした。
人付き合いが苦手で壁を作っているだけで、接してみるとイイ娘だというのが分かる典型的なタイプですね。
リアリティなどはありませんが、純真さが非常に魅力を感じさせました。

登場頻度が少ないながらも、妹の高瀬優も可愛らしかったです。
少々出来過ぎていて、裏があるんじゃないのかと疑ってしまった自分は汚れてしまいましたねw
まぁ、そう思ってしまう程に出番が限られているのも問題と思うわけですが。

主人公を含めた三人の桜井真人による絡みは楽しめたものの、タイムスリップの必要性は薄かったかな。
SF設定の整合性や理屈などは、おざなりにしている部分が目立ちます。
時間移動モノとして読むと、物足りなさを感じてしまうでしょうね。

一方で、人生経験が異なる二人の自分自身と問答するのは面白く、パラレル的な意味合いでは成功していました。
進路に迷う主人公が、未来の自分の助言を得て、自らが決心する流れは良かったと思います。
ちょっと頼りないところもあるけれど、最後の選択を誤らない彼は、高校生なのに立派ですよ。

イラスト担当は、ぎん氏。
描き込み量が絵によって結構違いますけど、女の子はみんな可愛くて惹き込まれました。

オーソドックスな青春モノで、個人的にかなり好みの内容でした。
ハーレムが基本となりつつある昨今において、懐かしささえ覚えるようなヒロインが確立したラブコメでしたね。
綺麗に完結していますが、これ続くんですよねー。
蛇足とならないといいんですが、読むからには期待してみたいなと思います。

好きな女の子と自分のために頑張れる主人公が若々しい青春物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  明日から俺らがやってきた  高樹凛  ぎん  評価B 

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はたらく魔王さま!4 

はたらく魔王さま!〈4〉 (電撃文庫)はたらく魔王さま!〈4〉 (電撃文庫)
(2012/02/10)
和ヶ原 聡司

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読書期間:2012/5/5~2012/5/8

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
コメディ
安定感
ラブコメ
ツンデレ
ファンタジー

 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6


 バイト先のファーストフード店の休業で、職を失った魔王。さらに住居であるアパート、ヴィラ・ローザ笹塚も、ガブリエルとの戦いで壊れた壁を修理するため、一時退去しなくてはならなくなってしまう。
 職と魔王城を同時に失い失意の魔王は、大家・志波の勧めで“海の家”ではたらくことに。その店は、志波の姪だという女性・天祢が経営しているらしい。しかも、魔王に恋する女子高生・千穂や、魔王の命を狙う勇者・エミリアまでもが魔王を追って海の家にやってきて――!?
 夏で海でも仕事です!な、庶民派ファンタジー第4弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


庶民的感覚が根付いてしまった魔王と勇者のファンタジーコメディ、第4巻。
またもや現代日本を舞台にして巻き起こるドタバタ模様が繰り広げられます。

バイト先の改装による一時閉店と、アパートの改修が重なり、職と住居を同時に失った魔王。
路頭に迷う魔王達に、大家から救いの手が差し伸べられる。
大家の親戚が経営する海の家で住み込みバイトを募集しているという。
かくして、舞台を海に移し、魔王たちの夏が幕を開けます。

題して「海の家ではたらく魔王さま!」編です。
そのまんまですけど、そうとしか言いようがない内容となっているので仕方がありません。

いやはや、着実に面白さを増していますね。
期待度がますます上がってしまって大変です。

魔王がボロボロの海の家を再建させようと知恵を絞りだし、奮闘する様がメチャクチャ楽しい。
とにかくアイデアが素晴らしく、飛び出す案がどれもこれも感心させられます。
とても営業出来るような状態ではなかったのに、この説得力のある変化はスゲー。
さすが魔王さま、半端ねえ!
海の家で切り盛りするパートは、終始ワクワクさせられっぱなしでしたよ。

窮地を切り抜けようとがむしゃらになる姿が、下手な戦闘シーンよりも燃えました。
ルシフェルにも活躍の場が与えられましたしねw

真奥と恵美の間にアラス・ラムスが入ると、途端にアットホームな雰囲気となるのが和みます。
普段いがみ合っていても、教育だけは熱心なお父さんとお母さんって感じで、微笑ましい。
ツンデレを地で行く恵美が、徐々に態度を軟化させつつあるのも色々と美味しいですね。

ヒロイン的には、きっとちーちゃんこと千穂の方が人気高いんだろうなー。
個人的には、恵美=鈴乃>千穂って具合なんですがね。
千穂も良いキャラだとは思うんですが、恵美と鈴乃が好き過ぎて相対的に評価が下になっちゃいます。

お仕事に励むパートが秀逸な一方で、魔界と天界の動きは怪しくなってきました。
バトル展開よりも、日常生活に四苦八苦している魔王たちを見る方が圧倒的に面白いので、物語の主軸に関心が鈍くなっちゃうのが如何ともしがたいところ。
専門用語が頭に入ってきづらく、日常シーンとの隔たりを感じました。
一概に悪いとは言えないんですけど、もう少しシンプルでもいいかなと思いましたね。

029さんのイラストは、初期と比べると女の子の肉付きが良くなってきましたね。
表紙のちーちゃんのスタイルには、正直目を奪われました。
海といえば、もちろん水着の出番もあり、女性陣は期待通りの可憐さで、目の保養になりました。

伏線が埋め込められた印象の強い回でした。
シリアス路線に走るよりも、このままコメディ調で駆け抜けて欲しいなぁ。

数々の工夫で海の家を再建させようとする魔王の手腕に感服させられます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  はたらく魔王さま!  和ヶ原聡司  029  評価B+ 

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ワーネバプレイ日記 Part12 ククリア王国141年29~30日 

▼ 141年 29日

本日で仕事納め。
まぁ休日でも普通に仕事が出来るククリア王国では、明日でも働くことは出来そうですけどね。

最後までしっかりと朝から晩まで働き続けました。
溜め込んだ収穫物をまとめて納品した結果、お金が22,000ポムを超えました。

1年目から国一番の働き者

そして、仕事ポイントも王国一の座をGET!
NPCで真面目に働いているキャラは少ないので、初年度からトップに立つことが出来ました。
鍛錬などに時間を使っていない分、業績が伸びたんだと思います。

年間業績最高記録も塗り替えることが出来ました。
この調子なら通算業績最高記録も簡単に更新出来そうですね。

仕事終わりにカオリからまた飲みに誘われたので、一杯引っ掛けてから帰宅しました。

▼ 141年 30日

今日で1年の最後。
完全オフの日として、適当に街をブラつこうと思っていました。

見慣れない光る物体

朝早くからリリスちゃんのところに遊びにいくと、家の前に不思議な光が輝いていました。
他の家にも置いてあるし、一体何なんだろうなと思っていたら、ぶらりと立ち寄った市場に見知らぬ屋台が設置されていました。
どうやら新年を迎えるにあたって玄関前に置く代物らしい。
要するに門松みたいなもんですか。

新年を向かる準備は万全

せっかくなので我が家にも置いてみました。
これって何日まで置いておくものなんだろうなー。
ついでに、料理の材料となるミルクやチーズなどを買い込み、ショッピングを楽しみました。

夕方は、リリスちゃんとデート時間。
川辺の広場で将来家族旅行をすることを夢見て、年末を過ごしました。

来年もククリアの平和を

「来年もククリアの平和を」
この国における年末の挨拶のようで、行き交う人達みんな声をかけてきます。
親しい友人に挨拶を済ませてから帰宅しました。

▼ 141年終了時 マイデータ

141年プレイヤーデータ

141年友人リスト

恋人の他に、友人が7人出来ました。
男が彼女の父親だけというのは、いかに女性としか交流していないかが分かりますねw
来年は仲良く酒を飲める男友達ができるといいなー。

テーマ: ワールドネバーランドシリーズ

ジャンル: ゲーム

タグ: ワーネバ  ククリア王国  PSP 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない10 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉 (電撃文庫)
(2012/04/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2012/5/1~2012/5/4

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
コメディ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 あのバカがしばらく一人暮らしをすることになった。受験勉強に集中するためってのと、あとひとつ、お母さんが最近あたしと京介の仲がよすぎることを変に疑っているらしい……。あたしと京介がそんな関係に――なんて、あるわけないじゃん!
 で、まあ、責任の一端は、ちょっとだけあたしに……あるみたいだし、あいつもどうせコンビニのお弁当とかばっか食べそうだし、仕方ないから、あたしが面倒見てあげようかと思ったんだけど……。
 ちょっとあんたたち、なに勝手に京介の家で引越し祝いパーティ開こうとしてんの!?発案者の地味子はいいとして、黒いのに沙織に、あやせに……加奈子まで!ていうか、あんたたち知り合いだったの!?えっ?地味子と仲直り?そんなのあとあと!あーもー、ひなちゃんは言うこと聞かないし!こんなんじゃ京介が勉強に集中できないじゃん!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


テレビアニメ第2期が決定した俺妹シリーズも大台となる10巻に突入。
相変わらずのシスコンとブラコンによる日常系ラブコメ模様が繰り広げられています。

鈍感なヒモが女の子達を囲んでハーレムを堪能するために一人暮らしを始める話。
……あながちこの説明で間違ってはいないと思いますよ、ええ。

物語の流れに納得がいかない。
妹の桐乃と仲が良過ぎる関係を訝しむのは両親として当然でしょうが、その対応が突飛すぎる。
何故大学受験間近の高校生を一人暮らしさせた挙句に、食事の用意を他の女の子達に用意させている事実はスルーするのか。
京介も両親も容認しているのが解せません。

つーか、自分より年下の女の子にセクハラまがいのことしすぎ。
シスコンを拗らせた京介は見るに堪えませんね。
良いところがあると理解しつつも、普段の言動などが許容範囲を超えているので、桐乃は好きになれません。
家族だから、妹だから仕方がないという原理で手助けをしていた頃の京介は、共感を覚えたんだけどなぁ。

しかしながら、コメディとして読むと面白いから悔しい。
設定の整合性などを無視すれば、キャラの掛け合いは楽しく笑えます。
会話主体で成り立つ文章なので、行間を読む必要性がまるでありません。
良くも悪くもまどろっこしさがなく、テンポよく読み進めていくことが出来る点は、普段本を読まない層にとって好印象なのではないでしょうか。
コメディなんですから、下手に難解な用語を混ぜるのは、作者の独りよがりでしょうしね。

恋愛編が幕を閉じたと聞いていたのに、ラブコメが加速している件について。
とりわけ今回は、あやせのターンでした。
彼女がいつの間にかに京介への想いを募らせているのは、前回の短編などで明かされていましたが、ここにきて怒濤のプッシュが押し寄せています。
女の子的な意味合いでは、黒猫の次に好きなので、個人的には楽しめましたね。
しかし、あやせの場合、もう少しデレ要素が少ない方が萌えると思うのは異端でしょうかw

黒猫とあやせの邂逅は、火花を散らすバトルに突入して面白かったです。
この二人や桐乃に好意を抱く京介って、根っからのMですね。

ハーレム要因として加わった加奈子も何気に見せ場が多く用意されていました。
可愛いとは思いますけど、正直お腹いっぱい。
キャラを増やし過ぎた感は拭えませんね。

アニメ2期の最終回に合わせて原作も終了するのかなー。
さすがにこのままダラダラ続いていても、京介のタラシ具合が悪化するだけですし、そろそろ締め時かも。
売り上げ的にこのまま終わらせるのは惜しいと思っていそうですがね。

京介に気のある女の子達が集合しハーレム度が急上昇しています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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電撃文庫2012年6月購入作品 

今月は電撃文庫8日発売だったんですね。
フラゲ出来なくなっているはずなのに購読記事を各所で見かけたので驚きました。

電撃文庫12年6月

・『はたらく魔王さま!5
うどん可愛いようどん。
地味ながらもシュールなコメディが面白い。
庶民派の魔王が遂に地デジ導入ということで、興味が沸きます。

・『ゴールデンタイム外伝 二次元くんスペシャル
ゴールデンタイム初となる番外編。
表紙の女の子は、二次元くんの二次嫁でしょうかね。
本編とはまるで異なる雰囲気が漂っていそうで、期待が高まります。

天使の3P!』は、噂によると「ロウきゅーぶ!」以上のロリ要素満載らしいので、スルーしました。
トカゲの王 Ⅲ』は、まだ2巻も読めていないので、ひとまず保留。
筋肉の神マッスル』は、店頭での判断で今すぐ買う必要性はないなと判断しました。

今年の電撃文庫大賞受賞作のいくつかが新作と出ていましたね。
果たして今年の新人は、レーベルの看板を支えられるほどに成長するんでしょうか。
まだ読んでいませんが、『エスケヱプ・スピヰド』あたりには注目しています。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 電撃文庫購入記録 

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サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA 

サクラダリセット7  BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫)サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫)
(2012/03/31)
河野 裕

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読書期間:2012/4/27~2012/4/30

【評価……A
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
恋愛
透明感
切なさ
構成
完成度

 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★
 … 9


 「私が将来の夢を失くしたのは、貴方に出会ったからよ」
 能力を失くした相麻菫。
 「私は貴方を、覚えていません」
 能力を失くした春埼美空。
 改変された咲良田で、ケイはひとり、ふたつの記憶――街に能力が存在する本物の記憶と、能力が消滅した偽物の記憶――に直面していた。
 自らの過去に区切りをつけるため、ケイは初めて咲良田を出て――。
 複雑でシンプルな、大人のような少年がたったひとつを祈り続ける物語。堂々完結!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


物理法則に従わない能力を所持する者が住む街、咲良田。
人が能力を使用することの意義を問うシリーズ最終巻です。

とても素晴らしい物語でした。
直感で読み始めた作品でしたが、出会えたことに感謝したいです。

全てを見通した上での構成が、尋常ではない完成度にまで引き上げています。
作者自身公言している通り、これ以上の過不足はないでしょうね。
作品内の雰囲気だけに留まらず、シリーズ構成までもが美しく整っているなんて、相当緻密な設計をしていない限り不可能なことです。
予定通りの巻数で終われるだけの売れ行きがあって、本当に良かったと心から思いますね。

1~6巻までに登場してきた人物、能力のいずれもが関わっていることに衝撃を覚えます。
7巻を最初に書きあげて、その後に辻褄を合せるよう物語を組み立てたと言われても疑わないですよ。
適材適所が見事過ぎて、ある意味でご都合主義に見えてしまうほどです。

しかし、それは使う立場がいてこそ初めて輝くもの。
未来視能力を持った相麻ではなく、人よりも少し記憶力の良いケイが導いたことに驚かされます。

理想論を語る主人公なら数え切れないくらい存在します。
それらの多くは、言葉だけが立派で、蛮勇といってもいいものです。
または己の力を過信し、結果論で語る暴力的な思考によります。

しかし、ケイは違います。
彼は自分がどれだけ聡くて、どれだけのことが可能なのか正しく判断できる人間です。
春埼や相麻が絶対的に信じるのは、彼ほど透き通った心を持った人間がいるとは思えないからでしょう。

誰よりも傲慢なのに、目指すべき境地が夢のように心地良い。
彼の夢に乗っかり、理想に浸っていたい。
中野智樹、村瀬陽香、岡絵里、坂上央介、宇川沙々音。
ケイの周りにいる人間は、一括りには出来ない想いを抱いているけれど、みんな彼に惹かれている。
友情であり、嫉妬であり、憧れでもあるそれを人はカリスマと呼ぶのでしょう。

当たり前のことを当たり前にできるのが如何に難しいことなのか。
完璧主義者でありながら切り捨てる勇気も併せ持つケイの凄みが、坂上の台詞に集約されていました。

無垢というより無味な人格だなという第一印象が嘘なほどに春埼は変わりましたね。
作中でも関わり合いの薄い立場から見ると、春埼は意志のない人間に見えるんでしょう。
でも、ここまで物語を追ってきた読者からすると、ぬりえの前と後くらい別物に感じられます。

ケイを通じることで、相麻菫が如何に非情な立場にあったのかを痛感します。
前回で散々泣いた相麻が、なおも苦境に立たされ続けないといけないことに嘆くことしかできません。
それでも、少しでもケイや春埼が彼女の肩代わりができれば、救いとなるのかなと勝手ながらに思いました。

管理局との対立は、そのままケイと浦地による手札の切り合いと化していましたね。
お互いの手の内を読み合う様は、形勢が頻繁に入れ替わり、読み応え抜群でした。
頭脳的な能力バトルは大好きなので、知略戦には心躍りましたね。
雰囲気を大きく壊すようなこともなく、あくまで物語を構成する一つの要素に留めてくれていたのも良かったです。

散りばめられた伏線は、概ね回収されています。
ケイの名前がカタカナ表記だった理由など明かされないと思っていたので、あのくだりは嬉しかった。

潔癖すぎるぐらい綺麗なお話でした。
余分な成分を一切取り除いた後に残された二つの側面は、どちらも正しく、恐ろしいほどに純真で。
人々の感情を大切な宝物のように扱う彼や彼女たちは、とても素敵な人でした。

口絵のイラストは、最後まで高クオリティ。
椎名優さんの優しくも洗練されたタッチによるイラストが、素晴らしい相乗効果を生み出していました。
また次のシリーズもこのコンビによる作品を読んでみたいですね。

矛盾の中に潜む真実を求めて、少年が我儘に己の世界を求める物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  サクラダリセット  河野裕  椎名優  評価A 

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鯨 / Venus say 

BuzyBuzy
(2006/01/25)
Buzy、SSK 他

商品詳細を見る

Buzyのアルバムを購入しました。
目的は、NHKアニメ「ふたつのスピカ」OP曲「Venus say」を聴くためです。

このCDを購入するにあたって、しばし悩みました。
実は、Buzyの歌う本来の曲名は「」となっており、別の曲扱いなのです。
アニソンとして使用された「Venus say」は、アニメ用に歌詞を変更したもので、シングルにのみ収録されています。
前々から欲しいと思っていても、なかなか手を出せなかったのはそのためです。

結局のところ、一番の目的は「Venus say」を聴くことではあるんですけど、「鯨」と比較すると曲の長さが半分程度だったり、煌びやかといえる歌声で他の曲を聴いてみたいという気持ちもあったので、あえてアルバムの方を買いました。

最初は、アニメOPで慣れた歌詞と違って違和感を覚えましたけど、すぐに気にならなくなりました。
どちらにせよ、切れ味の鋭い声がカッコよく響き渡る名曲であることは違いがありませんしね。
まだ聴き込んではいないものの、他も良曲が揃っていて、アルバム買って良かったと思いました。
まぁ、シングルは安く買えるので、どうしても聴きたくなったら買います。

作曲担当は本間昭光氏。
ポルノグラフィティなど有名アーティストの作曲を手掛けられている方です。
こういっては何ですが、きっとBuzyよりも知名度があるでしょうね。
本間さんが担当していたことに気が付いたのは、購入直前ですが。

「ふたつのスピカ」はNHKアニメらしい、子供たちが真っ直ぐ夢へと向かう良いアニメでしたね。
え?ドラマ?そんなのありましたっけ?


テーマ: アニソン・キャラソン

ジャンル: 音楽

タグ: ふたつのスピカ  Buzy    Venus_say  ニコニコ動画 

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ワーネバプレイ日記 Part11 ククリア王国141年27~28日 

▼ 141年 27日

昨晩、友人のメイジーから、ククリア王国の習わしを聞きました。
ああ、ちなみに彼女とは道端でよく会ってたら友人となりました。

冬至に食べるもの

27日は冬至らしく、「ウィンターミール」という伝統料理を食べる日らしい。
タイミング良く必要な食材である「ニゴ」と「フィン」を所持していたので、朝ごはんとして用意しました。
でも、淡々と食っていて、あまり美味しそうに見えなかったな。
成功すると、美味しいと吹き出しで表現してくれたり、音符マークが出たりするんですが、何の反応もなかったしね。

そうそう、最近は釣りから畑仕事に戻って、白い恨菜である「ニゴ」を育て始めました。
見習い期間が終わったことで、「ニゴの種」を購入することが出来るようになったからです。
同じ労力で生産できるのに、相場が高いので非常に儲かりますね。
時々変種である「赤ニゴ」も収穫出来ますが、これは更に売値がいいんですよ。
これらのおかげで、懐が潤ったほか、料理のレパートリーが増えて毎朝献立を考える楽しみが広がりました。

▼ 141年 28日

カオリから飲みに誘われたので、割り勘を条件に付き合いました。
……もちろん、システム的に酒場に到着してからの選択肢なんですがね。

同期との忘年会

一応、カケルの方がお金持っているんですが、何と言うかカオリとは対等なダチって感じなので、あまり奢ったり奢られたくはないなーという個人的な思いがあります。
プレイヤーキャラであるカケルはともかくとして、移民1年目の若者が実績5000オーバーって、なかなか見かけませんよ。
リリスちゃんと違って、本当に仕事熱心だなぁ。

29日で仕事納めなので、忘年会みたいですね。
とりあえず、お互い1年目は上々だったようです。
結婚はお先にさせて貰いますがねw

テーマ: ワールドネバーランドシリーズ

ジャンル: ゲーム

タグ: ワーネバ  ククリア王国  PSP 

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バカが全裸でやってくる Ver.2.0 

バカが全裸でやってくる〈Ver.2.0〉 (メディアワークス文庫)バカが全裸でやってくる〈Ver.2.0〉 (メディアワークス文庫)
(2011/09/23)
入間 人間

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読書期間:2012/4/24~2012/4/27

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 なし
 … 7
構成
完成度




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 ついに僕はデビューした。
 ずっと夢だった、憧れの職業。小説家になった。すべてがバラ色、これからは何もかもがうまくいく……はずだった。
 デビュー作の『バカが全裸でやってくる』は、売れなかった。それはもう悲しいほどに。そして僕の小説家人生はまだ始まったばかりだった。
 担当編集から次作に課せられた命題は、『可愛い女の子を出せ』。まてまて。なんだその意味不明な無理難題は。好きなものを好きなように書くのが小説家じゃないのか?
 業界を赤裸々(?)に描く問題作登場。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


続編が出るとは思っていなかった「バカが全裸でやってくる」第2巻。
普通に読んでいたら、まんまと騙されました。
前回同様に、あとがきが最大のネタバレとなっているので、後ろからめくる人は要注意です。

しかし、これ感想書き辛いな。
内容に触れようとすると核心を突いてしまうので、表面上をなぞるぐらいしか出来ませんよ。

とりあえず、使用されたギミックは面白い試みでしたね。
その代わり、物語の起伏の無さは少々退屈だと感じる人がいても仕方がないかな。
入間人間さんのファンならば、著者自身のことを書いているんだろうなというニュアンスが多分に含まれているので、作品とは別口で楽しめましたけどね。
「電波女と青春男」はそんなにも苦痛だったのか……w

一応の体裁としては、小説家デビューを果たした『僕』の後日談。
縛られずに全裸でいられたアマ時代とは違い、作家として着膨れしていく若き小説家の日々を綴ったものです。
小説以外には何もなく、ただひたすらに書き続けるスタンスが、脳内の入間人間像と被ります。
きっと本音も混ざっているんだろうなと思いつつ、ニヤニヤしながら読みました。

ライトノベルに「可愛い女の子を出せ」という指令は、編集として至極当然であるとは思います。
魅力的な女の子キャラがいるだけで、華々しいってもんです。
昨今のラノベ業界は、些か一辺倒が過ぎるのも否めませんがね。

そういう意味では、ラノベキャラっぽくない甲斐抄子が素敵でした。
いかにもだらしのない女性として描かれるのに、何故か可愛いヒロイン役になっています。
普段から素であるが故に厳しさの割に嫌味がなく、言動に温かみを感じられるのが大きいのかな。
直接的な表現に頼らず、雰囲気で人となりを見せる術はお見事でした。

最後の問い掛けは、正解する自信がありません。
読書回数の問題なのか、読み解く力がないだけなのかは分かりませんが、答えが絞りきれないんですよねぇ。
でも、こうやって混乱しつつも推理するのが、この作品の楽しみ方なのかもしれません。

小説を書くことが生きがいであると作品の隅々から感じられる一冊

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バカが全裸でやってくる  入間人間  評価B 

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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル7 

終わりのクロニクル〈7〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)終わりのクロニクル〈7〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)
(2005/12)
川上 稔

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読書期間:2012/4/9~2012/4/24

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
燃え
世界観



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 2nd-Gの概念化で命刻の攻撃を受け、危篤状態に陥った新庄……。
 一方、その命刻は詩乃を抱え、かつてTop-Gで新庄の両親が作り上げた、概念創造機械ノア=バベルへと向かった。
 そして、マイナス概念の活性化により、全てが喪われる運命の日――。
 佐山たち全竜交渉部隊は、己の全ての力と想いを込め、最後の戦闘を開始する!
 果たして、彼らは滅亡の危機から世界を救うことができるのか!?
 全竜交渉は、未来への道を拓くことができるのか!?
 オールキャストが揃い、「終わりのクロニクル」、遂に感動の完結!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


終わりのクロニクル、最終章。
長く続いたAHEADシリーズは、ここで一つの完結を迎えます。

まず最初に語らねばならないのは、内容ではなく厚さでしょう。
電撃文庫初となる1000ページ越えは、噂に違わぬ重量感で鈍器と呼ばれる所以を身を持って体感しました。
確かに最初から最後までクライマックスが続くのですが、一冊にまとめる必要性があったのかと問われると、ただ読みにくかっただけだと思います。
改行が多くて、紙面に載る文字の割合が少ない。
本の値段は安くなったのかもしれませんけどねぇ。

そんなわけで四苦八苦しながら読み進めました。
物事を段階的に捉えた書き方をする特徴は、とうとう最後まで変化ありませんでしたね。
話が盛り上がるところと単調なところの差が激しく、一定のペースで読むのは難しいです。
作者のアクが強い文章が、全てを同じ彩色にしてしまっているような印象がありますね。

登場人物が増えれば増えるほど、一人当たりの見せ場が減るはずなんですが、この方は万遍なくレギュラーメンバーに機会を与えています。
だからこその量で、面白いんだけどゲップが出てしまいますね。
もう少し直接的かつ簡略的に書いてくれると、ページをめくる手も早く動いたんですがね。
メリハリが足りなかったかな。

川上節のおかげで、キャラ造形が似通っており、人数の割には幅は狭く感じました。
良キャラ揃っているし皆好きだと思う反面、お気に入りキャラは特になく。
強いて言えば、口が立つ佐山かなぁ。
そして、彼が本気で動揺すればするほど物語的には面白かったですね。
中盤で気持ちの整理をつけようとする佐山は、普段見ることが出来ない哀愁を漂わせていて、珍しく直に心を触れたかのような感覚でした。

ギャップという意味合いでは飛場竜司の活躍は嬉しかった。
10代の癖して妙に達観している面子の中で、がむしゃらさが輝いて見えました。

至とsfの関係性は、もはや一種の様式美とさえ言えると思います。
幾度となく繰り返してきた禅問答により作り上げられた二人だけの距離感が良かったです。

全竜交渉と大々的なことを掲げながら、争いの種は限りなく個人的な事柄が発端なのか。
結局のところ、それが人の動機や指針となるのかもしれませんけど、如何せん小物っぽく感じてしまいました。
世界を巻き込んでおいて、命刻は詩乃に比べると覚悟が足りなさ過ぎます。
全竜交渉部隊の面々もそうですが、死人が出ていることを頭で理解していても感情は麻痺しちゃっていたのかなぁ。
第1章の頃は、そうではなかったはずなのに。

その一方で、身近な人物や親、過去に護国課に携わってきた者たちの想いは余すところなく引き継いでいます。
それは素晴らしいことなんですが、その熱意をちょっとでも端役に分けてやって欲しかったな。
まぁ、シリアスなはずの場面でギャグで流されることが常の作品では、野暮ってもんかもしれません。

さとやすさんの絵は安定しているなと思っていましたが、1巻と7巻を見比べるとまるで違いますね。
気付かないうちに、相当腕を上げていたことに驚かされました。
ラノベでエロの限界に挑んでいるかのようなモロな絵が多かったのもビックリしました。

さすがに達成感はありますね。
通算14冊で1冊単位のページ数が半端じゃないので、本当に長かったです。
すぐさま「境界線上のホライゾン」に取り掛かる気力は沸きませんが、いつかまた挑戦してみたいなとは考えています。

長距離を短距離走のスピードで駆け抜けるかのような最終決戦

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  終わりのクロニクル  川上稔  さとやす  評価B 

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アクセル・ワールド 第9話「Escalation;激化」 

アクセル・ワールド」第9話、感想です。

ハルユキ「なんだこれ……」
それは、こっちの台詞だよw

説明回だったはずなんですけど、凄く面白く感じました。
原作では1巻の方が面白かった記憶がありますが、アニメでは2巻のエピソードの方が良質ですね。
コメディ強めのラブコメは演出的にアニメの良さが出ていたと思います。
主に顔芸の方面でw

キャラ萌えはしていないので、ハーレムは不要なんですが、ニコが悪戯心で掻き乱す模様は、なかなか楽しいものがあります。
ハルユキが小動物的な可愛さを、タクムが理知的なイケメンキャラで格好良さをアピールしていて、女の子キャラ以上に男キャラが魅力的に感じましたね。
特に、タクムの容姿は整い過ぎていて見た目でも惚れてしまいそうだわー。

リアルサイドの作画が良好だったのに対して、アバター関連は少々微妙だったかも。
緑の王のデザインが鈍重なものとなっていて、何だか王の威厳をイマイチ感じられませんね。
つい前回、赤の王の強化外装を見ているだけ、なおさらそう思います。

加速世界で途方もない時間を過ごしてきたとニコ自身言っているだけあって、精神年齢は一般的な小学生とは異なり、相当大人びいているのが節々で感じ取れます。
その一方で、何故か黒雪姫は、いつまでも厨二病を患っているんですよねぇw
ネームタグまで改名するレベルだし、何なんだろうこの差は。

災禍の鎧については、原作既読済みなので今更何もありません。
この辺りには数多くの伏線が仕込まれていますが、アニメでは半分ぐらいしか回収しないんだろうなー。
BDの売り上げによっては、2期3期が出来るはずですし、長い目で見ることにしますかね。

ちょこちょこ原作と違う部分がありましたけど、改悪だとは思いませんでした。
アニメオリジナル展開については、脚本家のセンスで大きく印象が変化するのかもしれませんね。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アクセル・ワールド 

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バッカーノ!1932-Summer man in the killer 

バッカーノ!1932‐Summer―man in the killer (電撃文庫)バッカーノ!1932‐Summer―man in the killer (電撃文庫)
(2011/06/10)
成田 良悟

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読書期間:2012/4/4~2012/4/8

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
構成





 ★★★★★★★★☆☆ … 8






 その夏、死を恐れる新聞記者は殺人鬼と出会い――死にたがりの少年は、不死者と出会った。

 1932年、NYの街を恐怖に陥れていたのは、『アイスピック・トンプソン』が現れるのは決まって雨の日。アイスピックを凶器に何度も何度も突き刺され、雨が血を流していく――。
 DD新聞社をはじめ、連続殺人鬼の記事や話題で持ちきり中、警察はグラハム・スペクターという不良少年に疑いをかける。一方、NYを訪れていたエルマーも殺人鬼にあたりを付け始め、グラハムと出会うことに。そして、自分の関係者が殺されていくガンドールたちも、徐々に事件の中心へと近づいていき……。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「バッカーノ!」シリーズ通算16冊目。
1930年代でも時系列はまたまた遡って、2冊目となる1932年のエピソードになります。

元々、アニメDVDの特典として執筆された話を加筆して出版したものらしいです。
以前にもドラマCDの特典を通常販売されていましたが、この配慮は非常に有難い。
限定版などを買い揃えている人からすると、納得がいかないであろうとは思いますけどね。

連続殺人鬼が出没した街を舞台に、表と裏で多数の組織が関与し、思わぬ方向へと話が流れていきます。
思惑が入り乱れた結果、誰もが予想だにしない結末へと展開する構成は、もはやお手の物。
作者らしいパズル的な物語構造は、先が読めそうで読めないバランス加減が面白く、単に物語を受け止めるだけではなくて、楽しませて貰っている気分になれます。
さすがに、これだけの数を読んできたら、無闇に死人を作らず、哀しみを悲劇ではなく喜劇に変える作風が得意だというのは百も承知です。
おかげで、読了感が良く楽しめますね。

既存キャラで物語の中心に存在するのは、表紙にも登場するエルマーとグラハム。
登場人物が多過ぎる作品ですので、もはやどこで交流があるのか覚えきれなくなってきました。
最初、この二人が出逢っていたことに驚きましたが、考えてみれば気が合いそうな性格してますよね。
異常気質を持った人間同士、共感する部分があったようです。

しかし、どちらかといえば、彼らは傍観者というか付添人みたいな感じかな。
殺人鬼を軸として、新キャラが物語を動かしています。
ただでさえ、一部キャラ背景を忘れつつあるのに、これ以上増やされると、理解が遠のいてしまいそう。
人物関係図が欲しくなってきました。

一つの事柄に集結していくのではなく、小刻みにどんでん返しがあるような印象でした。
推理する楽しみもあると思いますけど、バカ騒ぎに乗っかって、まんまとミスリードに騙されるのも楽しくなります。

残すところ「バッカーノ!」シリーズは3シーズンだそうで。
これだけ撒き散らした伏線と相関図をどのように回収してくれるのか。
期待したいと思います。

断片的な情報で紡がれる得意の群像劇が先の展開を渇望させます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B 

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