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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ベン・トー 第6話「特製ザンギ弁当 795kcal」 

ベン・トー6話アイキャッチ

順番的に、マっちゃんぐらいしかいないよなぁとは思ってましたが、本当に来るとは。
茶髪のターンが来る時はあるんだろうか。

「ベン・トー」6話の感想です。
原作との比較をしているので、多少ネタバレを醸し出しているのはご了承ください。

あー……うん、不安的中。
大幅な原作改変で、内容が半分以上変わっていました。

アニメと原作は別物だと分かっていますし、これでも面白いという声が多いのは分からないでもない。
アニメ単体として見れば、まぁまぁ良かったと思います。
でも、原作厨としては、今回の話は評価を下げざるを得ませんねぇ。
改変して面白くなるならまだしも、そうではなかったからなぁ。

◆ 西区襲撃作戦の変更点

説明を入れると時間が足りないというのが最大の理由なんでしょうね。
内容はあながち間違いでもないのですが、物凄く簡略化されていました。
霧中の狼集会は、見た目的なシュールさで笑いを誘っただけで、格好良さは9割減だったなぁ。
縄張りを持つ実力ある狼が姿を隠しながら議論を交わすのが、無駄に格好良かったのに。
東西の抗争開始からくる祭り的な盛り上がりが全くなく、熱さも半減しちゃってました。

◆ 帝王の狙い

前回ラストにて仙の写真を睨んでいるモナークの描写から嫌な予感がありました。
これが最大の改変であり、残念なところです。
今後の展開や、1クールしかないことを考えると、仙を活躍させたい気持ちは分かります。
ですが、ここの出番は、やっぱり本来のキャラ達に譲って欲しかった。
アラブ神のスーパーを主戦場としている茶髪・顎鬚・坊主に加えて白粉にも魅せてくれるシーンがあったのになぁ。
あせびちゃんの出番は、影も形もなくなっているし。
何よりも魔導士、そして二階堂と佐藤の熱いライバル戦がなくなってしまったのが痛い。

モナークが見せ場なくフルボッコされていたのは物足りない。
手口は卑劣でも、本当は結構強いんはずなんですよ。
だからこそ争奪戦が燃えるのに、哀しいぐらい弱かった。

買い物用カートを使っていることが卑怯みたいに描かれていましたが、これまで改変ですね。
カートは、通称≪タンク≫と呼ばれる立派な狼の装備の一つです。
ただし≪大猪≫レベルでないと使いこなせないため、下手な狼が扱っても逆効果になるだけという設定なんですが、さすがにそこまでは伝わらないよなぁ。

遠藤の以前の二つ名は出てきませんでしたが、マっちゃんの二つ名は出てきましたね。
髪色についてや、名前の由来そのものは全てカットでしたけど。
なーんか中途半端。

◆ 演出面

まぁ、上記の事柄を意図的に改悪ではなく改変としているのは、アニメならではの変化として理解が出来なくもないからです。
それに、それはそれで面白い部分もありましたしね。
仙が襲われた結果、黒ストが大変エロいぐらいに破れてたところとか。
魔導士が争奪戦後に力尽きて、路上で半額弁当だけ食って倒れるところは、文章だけでは凄い戦いだったんだなと感じる部分もあったのが、ビジュアル的には酷い馬鹿っぷりでヤバかった。

問題はそれよりも、半額弁当の棚の前で悠長に待ち構えていたり、話し込んでいる部分。
狼の矜持をのたまっているけれど、行動で表して欲しいなぁ。
あれじゃあ、ただの豚ですよ。
こればっかりは、テンポも死んでいましたし、改悪と言いたいです。

次回はどうやらオリジナル回のようで。
尺があるなら、どうしてもう少しストーリー構成を練らなかったのかと突っ込みたくなりますね。

以上、原作信者の戯言でした。

テーマ: ベン・トー

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ベン・トー  ベン・トー(アニメ話感想)  2011年放送開始アニメ 

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