明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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2011年4月読書記録 

毎月恒例の読書記録。
4月の終わりにしては、例年より寒いような気がする。

▼月間マイベストライトノベル
 『ベン・トー7 真・和風ロールキャベツ280円
ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2011/02/25)
アサウラ

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半額弁当を賭けてスーパーを駆る狼たちの熱き青春バカアクション。
濃密な描写力により食欲を刺激する文章が毎度のことながら素晴らしい。
物語に進展のキッカケが見られ、今後の展開にも大きく期待したいシリーズです。

▼読了済み………12冊 (前月比 -5冊)
▼積み本…………46冊 (前月比 -8冊)
▼感想記事数…14冊分

▼4月の読書数……9冊
 『ソードアート・オンライン6 ファントム・バレット』
 『空色パンデミック Short Stories』
 『“文学少女”と恋する挿話集4』
 『変態王子と笑わない猫。2』
 『電波女と青春男8』
 『生贄のジレンマ<中>』
 『涼宮ハルヒの退屈』
 『ベン・トー7 真・和風ロールキャベツ280円』
 『わたしと男子と思春期妄想の彼女たち』

今月は、ぼちぼちといったところですかね。
一応半月近い数の読書感想を書けましたけど、もう少し更新しておきかったかなぁ。
最初に掲げた目標である「涼宮ハルヒの驚愕」の発売と同時の感想は、何とかギリギリ間に合うかどうか。
サボらずに記事を更新し続けることができればいけるけど、気力が維持するのが大変そうだ。

それにしても、一向に読書量が増えない方が問題かも。
積み本が全然減りません。
シリーズ物を追いかけるだけで精一杯の状況です。
新刊に手を出してみたいんだけどなぁー。
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テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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電波女と青春男 第1章「宇宙人の都会」 

原作・入間人間氏による電撃文庫作品「電波女と青春男」のアニメ第1話を視聴しました。

関東では2週間前から始まっていますが、東海地区では昨晩にやっと放送開始となったばかりです。
舞台が名古屋で、原作者も岐阜出身なのに、気が効かないぜーと思ったり思わなかったり。

以下、原作既読者としてのアニメ感想になります。
多少の比較はしますけど、今後の展開について、ネタバレをするつもりはありませんのでご安心ください。

まず、第一感としては、良くできていた方じゃないかなと思いました。

1話目ということもありますが、ブリキさんの絵をよくぞあそこまで動かしたね。
さすがシャフト、作りのきめ細かさは目を見張るものがあります。
ただ、恒例のシャフト角度は、やり過ぎ感があってお腹いっぱいでしたけど。

物語は、原作1巻の約100p分を消化。
想定通り、区切りの良いエリオの顔見せまで進みました。
アニメの演出的に、他ヒロインの出番よりもエリオを先に持ってくるだろうなと思いましたよ。
自転車の上にまで立たせるとは思っていませんでしたが、神秘性を表現したかったのでしょうね。
この辺りの構成の変化は、アニメ化では頻繁にあることですし、おそらく2話でキャラ紹介してくれるでしょうから、問題ないでしょう。

そんなわけで、今回登場した主要キャラは三人。
主人公の丹羽真は、原作者の独特な文章表現をそのままにモノローグとしているため、癖が強いですね。
真への好感度で、この作品に対する評価が大きく分かれているようですが、なるほど、確かにこれはウザイw
入間さんの本をほぼ読んでいるファンからしてみても、そう感じてしまう程ですから、抵抗の薄い人からすると、むず痒くなる喋りだと感じてしまうでしょうね。
やっぱり小説以外の媒体では、相性悪い文体だよなぁ……。

ヒロインの藤和エリオは、まぁあんなもんでしょう。
布団越しのくぐもった声は、アニメですと、ただ分かり辛いだけっすね。
パンチラシーンがUFOで隠されていましたが、あれはBDで解禁されるということなんだろうか。

そして、ジョジョさんこと藤和女々(39)。
野中藍さんの声だと可愛すぎて、イメージと全く違うw
これでは、妖怪じみた叔母ではなく、ただの若いお姉さんっぽい感じじゃないか。
もはや、1話の段階では、唯一のヒロインに見える摩訶不思議さ。

そういえば、藤和家の構造や外観が、想像とかけ離れていて驚いた。
もっと何というか、ちんまい家で、廊下は古臭い板張りで畳みの部屋ばかりなのかと思ってました。
ちゃぶ台のイメージが強かったけど、最初はテーブルだったかなぁ。忘れてしまった。

過度な期待をしていなかったこともあり、普通に面白かったですね。
次回も楽しみです。

テーマ: 電波女と青春男

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 電波女と青春男 

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amazonお気に入りウィジェットの撤去 

amazonのお気に入りウィジェットを取り外しました。

デザインは良かったのですが、エラーが続発して閲覧に影響が出てしまいました。
スマートフォンからの接続だと、重いのも難点でしたね。
そのかわりに「お薦めライトノベル」欄を作り、感想へのリンクも張りましたので、活用していただけると幸いです。

今のところ、評価B+以上の作品を並べていますが、この辺りは変更があるかもしれません。
月間マイベストのみにした方が分かりやすいかなぁ。

テーマ: お知らせ

ジャンル: ブログ

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東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE 

東京レイヴンズ3  cHImAirA DanCE (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE (富士見ファンタジア文庫)
(2010/12/18)
あざの 耕平

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読書期間:2011/3/17~2011/3/22

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
青春
友情
燃え
期待感


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8



 「春虎っ?今の試験、一体いくつわからなかったのさ!」
 「……ぜ、ぜんぶ」
 進級試験に挑む、陰陽塾の若き闇鴉、春虎たち一年生。しかし落ちこぼれの春虎は、筆記試験は壊滅的、実技試験でも呪術をうまく使いこなせず夏目をはらはらさせるハメに。そんな中、都内各地で突如として霊災が発生。かつて霊災で後遺症を負った春虎の親友、冬児の身体にも異変が起き、同時に『オーガ・イーター』と呼ばれる『十二神将』最凶の陰陽師が現れ――!!
 「魔」に蝕まれる冬児、土御門次代当主として事態収拾に走る夏目。春虎は、親友を救うため、主である夏目のために、奔走するが!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


現代陰陽ファンタジー、第3巻。
2巻から一気に時間が飛んでいますが、その間の話は、BBB同様に短編で補うようです。

おおー、予告通り、随分と物語を動かしてきましたね。
面白かったです。

それにしても、作者があとがきで触れるぐらい、巷でスロースターターだという認識が根付いちゃいましたね。
しかし、これはおそらく狙ってやっているところが多分に含まれるかと思われます。

ようやく主人公周りの説明、駒の配置、舞台設定などが出揃ったといった具合。
スタートラインに立ったと明言しているほどですから、ここまでがプロローグみたいなものなんでしょう。
そんな序章のクライマックスにあたる今巻は、若々しく燃える物語でした。

登場人物が大幅に増員していて、ちょっと混乱します。
しかも、昨今のハーレム風味のラノベの逆行するかのように、新キャラがほとんどが男なので、むさ苦しいw
格好良い中年や、渋い男を魅力的に描いてくれる作者さんなので、それは大歓迎なんですが、もうちょっと華があってもいいんじゃなかろうか。
夏目の活躍が少なすぎて、ヒロイン不在みたいになっちゃってますからなー。
大友先生は確かに、格好良いんだけどさw

今回、スポットにあたったのは、春虎のよき理解者であり悪友でもある冬児でした。
ニヒルな笑みが似合う彼の抱えているものは、少々意外だったかも。
春虎と共に成長していく様が、何とも青臭くて、胸を躍らせてくれます。
あー、天然だけど実直な男と、クールだけど内に熱いモノを秘めた男のコンビっていいなぁ。

十二神将を始めとして、春虎たちの格上の陰陽師が現れ、壮大さが増しています。
現状では、夏目でさえも付いていけないぐらいのレベル差を感じますね。
これは、もしかすると、相当長い年月を作品内で経過することになるのかもしれません。

面白かったのは事実ですけど、まだ加速が足りないと感じてしまうのは、訓練されすぎでしょうか?
いや、あざのさんなら、さらに上の領域を見せてくれるはず!
ハードルを上げすぎると、ロクなことにならないは重々承知ですが、この作品ならきっと大丈夫。
そう思わせてくれる、3巻までの土台作りでした。

親友のために行動ができる男たちの熱い友情ストーリーが見所

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  東京レイヴンズ  あざの耕平  すみ兵  評価B+ 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第14話「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」 

本日配信開始された俺妹14話「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」を観ました。
内容を知っているアニメは、ニコニコで視聴するに限りますね。
みんなの反応を見ながらだと、一層楽しめる気がしますよ。

月に一度の放送の割に、問題なく物語に入ることが出来るのは、原作を読んでいるからなんだろうか。
ただ、ストーリーは結構大胆にカットされていましたね。
もちろん再構成されて、ほぼ問題なく仕上がってはいます。
ただ、ゲーム作りや、プレゼンなどがあっという間に過ぎ去ってしまったようには感じられました。

黒猫のデレは、桐乃と違って好意がちゃんと見えるからいいよね。
照れてツンツンしてしまうときはあっても、無闇に攻撃的ではありませんし。
中二病の一面が強調されていますが、中身は不器用な女子高生で、とても可愛かったです。
例の発言は、まぁなんというか、声優さんご苦労様でしたとしか言いようがないw

しかしながら、もうこの頃から京介の思考回路は、常人とは異なるよなぁー。
後輩の女子高生たちにエロゲーを作らせようとし、そのことに疑問を持たないとか、セクハラ先輩と呼ばれても仕方がないってもんです。
まぁ、同じ穴のムジナというか、ガチすぎる瀬菜には同情できないけどw

さて、次回でトゥルールートも最終回。
どのように締めるのか、気になります。
果たして桐乃の出番はあるのか?……なくてもいいけどw


テーマ: 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 俺の妹がこんなに可愛いわけがない  ニコニコ動画 

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魔法少女まどか☆マギカ 第11話+最終回 

関東、関西に遅れること3日。
ようやく東海地方でも「魔法少女まどか☆マギカ」の11話と12話(最終回)が放送されました。
CBCでの放送終了と同時に、ニコニコ動画でも配信されたので、これでもう多くの人にとって視聴できる環境が整ったと言えるでしょう。

というわけで、以下ネタバレ感想です。
考察は他のサイトにお任せして、ただ単に自分が思ったことを書き連ねてあります。

通してみた感想としては、面白かったものの、もやっとしたものが残る終わり方だなぁと思いました。
これをハッピーエンドと言うには、些か抵抗がありますねぇー。

まず11話「最後に残った道しるべ」について。



アバンタイトルから鬱展開で、良い意味で引き込まれました。
ほむらが繰り返すたびに、まどかの因果が蓄積されていく話は、よくある話なのに気付きませんでした。
まどかの潜在能力についての伏線もバッチリ回収するとは。

さやかの葬式の場面は、かなり堪えますね……。
まどかママや、先生の会話も切なくて、胸が切り刻まれるように痛かった。

QBの家畜発言は、個人的に凄く共感できます。
この点については、QBは正論を言っているでしょう。
だからこそ、生命を戴いていることに感謝しなければならないのですから。
人間は感情を持っていますが、それは結局のところ人間の都合でしかないですしね。

個人的には、ほむらの吐露よりも、変身シーンやツッコミどころの多い戦闘シーンが面白かったです。
いくらなんでも揃え過ぎだろw
前々からそうでしたけど、ほむほむは魔法少女というカテゴリーでいいんだろうか?w

EDクレジットのほむらが挫けるシーンは鳥肌立った。
時間遡行を諦め、絶望し、魔女化寸前まで陥った時の絶望感は凄かった。
もし、まどかの登場が来週に持ち越しなどになっていたら、おそらく阿鼻叫喚だっただろうなぁ。

11話は良かったんですけど、最終回の12話「わたしの、最高の友達」が難しい。
解釈も難しければ、評価も判断が付き辛い。



まどかの願いは、予想していたものの一つに近かった。
どのようにして引っくり返すかが焦点だったわけですから、これはこれでありだとは思うんですよ。
魔法少女たちの希望をリセットしないために、さやかの願いも叶えるために、あえて魔女の存在だけを消したってのも構いません。

ただ、急に大規模なセカイ系にぶっ飛んだのが、どうにも腑に落ちない。
まどかが吹っ切れすぎていて、今まで悩んでいた次元と別物になっているのがなぁ……。
この結論に達する作品を幾つか見たことがありますが、もう少し匂わせる要素がないと、前後の繋がりが弱く見えてしまいます。

ほむらの頑張りが、まどかに伝わったことに救いは感じるけれど、報われたとは言い難い。
まどかの決心が堅過ぎて、もう何というか無理矢理納得するしかないといった感じ。
どんな願いでも叶えられる力があるのであれば、他にも方法があったのではないかなぁ。

マミさんや杏子の復活は嬉しくもあり、しかしソウルジェムの縛りからは解き放たれていないことが切なくもあります。
Cパートのほむらは限界が近いようで、無性にやるせない気持ちになりました。

総評としては、間違いなく面白かったし、神アニメだと絶賛する人がいるのも肯ける内容だったとは思います。
派手な演出、場面に合った音楽、魅力的なキャラクター、そして次回が気になって仕方のない脚本。
可愛い絵柄とシビアな展開のギャップが評判となったものの、よくよく見るとストーリーは意外なほどに王道でした。
いずれも、オリジナルアニメとして大成功を収める要因となりました。

個人的には良作とは思っても、神作だとまでは思わなかったかな。
他のアニメと比較するのは無粋なので多くは語りませんが、好きなアニメは?と問われた時に挙げるほどではなかったのは、正直な感想です。
お祭り騒ぎのように盛り上がったことが、一番楽しかったかもしれませんね。

最後に。
スタッフの皆さんお疲れ様でした。
エンドカードのイラストが、ブリキさんとうめてんてーで俺得で幸せでした。

魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
(2011/04/27)
悠木 碧、斎藤千和 他

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テーマ: 魔法少女まどか★マギカ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 魔法少女まどか☆マギカ  ニコニコ動画 

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組曲『ニコニコ動画』改 

数々のニコニコメドレーの制作者として、あまりにも有名なしも氏。
中でも代表作である組曲『ニコニコ動画』は、再生数・コメント数・マイリスト数いずれも桁違いの数字を叩き出しており、未だに根強い人気を誇ります。
その結果、今年の2月に再生数が700万を突破しました。

そして、記念動画として、しも氏本人によるアレンジ動画がうpされました。

▼ 組曲『ニコニコ動画』改


新しいのに懐かしい。
多くのメドレー動画を見聞きしてきましたが、やっぱり組曲のクオリティは凄いですね。
後発の方が土台が出来あがっている分、より良いものを作れるはずなんですが、組曲は色褪せることがありません。

懐古厨とか古参とか言われようとも、良いものは良いと声を大きくして言いたい。
まぁ、ぶっちゃけ編曲は本家の方が好きですけど、これはこれで素晴らしい。
特にラストの心憎い演出には痺れました。

ボーカロイドというか初音ミクがいない時代というのも、今となっては考えられませんね。
ランキングで見かけない日はありませんからなぁ。
好みの問題ですが、昔の方が良かったように見えてしまうのは、古い人間だからですかね。

当時歌ってみたで人気だった方たちが、これで戻ってきてくれたらなお嬉しいな。
……と思ったら、さっそくかにぱん。さんが歌ってるw
早すぎるだろw

▼ (V)・∀・(V)<組曲『ニコニコ動画』改 歌ってみぱん。

テーマ: ニコニコ動画

ジャンル: サブカル

タグ: 組曲『ニコニコ動画』改  ニコニコ動画 

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ゼペットの娘たち2 

ゼペットの娘たち〈2〉 (電撃文庫)ゼペットの娘たち〈2〉 (電撃文庫)
(2008/11/10)
三木 遊泳

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読書期間:2011/3/12~2011/3/16

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ほのぼの
家族愛




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 意志を持ち成長する《機鋼人形》の少女ハリケーンの願いは、彼女をつくった機鋼人形師の少年・サツキのそばに居ること。でも機鋼人形整備の仕事に夢中のサツキはそんな彼女の想いにはまるで気が付かず、ハリケーンに“最高のご主人”を見つけようなどと言い出す始末。そんな二人を、イヌ機鋼人形型のトルネードは、生温かく見守るのだけれど……。
 今回のハリケーンはタマゴ料理の修業に燃え、サツキは人形型機鋼人形の改修に萌え、トルネードは尻尾をパタパタ振りつつハリケーンにあること無いこと吹き込みます!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


丹精込めて造られた人形達のアットホームな心温まるストーリー、第2巻。

あったかいなぁ。
この作品は、絵本や童話に通ずる優しい温もりを感じさせてくれますね。
ほのぼのとした雰囲気が文面から伝わってきて、とても穏やかな気分になります。

登場キャラが、みんな優しいんです。
好きな相手に笑っていて欲しい、喜んで欲しいといった心の清らかさが、透き通るように綺麗。
生まれて間もないハリケーンの無垢なところや、トルネードの偉そうな挙動など、どれもこれも可愛らしくて愛おしくなります。

そういう意味では、主人公のサツキの浮きっぷりは、確かに変態的ですね。
仕事に対する情熱というか、人形そのものへの愛情が大きすぎて、一度夢中になると周囲の目に気が付きません。
表情だけ見たら、完全に危ない人の領域に入っています。
しかし、それもまた面白可笑しいコメディタッチになっているため、何だか微笑ましくなっちゃいます。

不満点を挙げるとするならば、物語でしょうか。
ゲストキャラのエピソードが多く、少々物足りませんでした。
普通に良いお話だとは思うのですが、1巻の時点で魅力的なメインキャラが揃っているので、腰を据えて読んでみたかったなぁと思ってしまいます。
2巻以降が発売されていないだけに、余計に。

イラストとの相乗効果は抜群で、作風にぴったりです。
少女の幼げな可愛さと、ちょっぴり大人びた可憐さの描き分けが素晴らしい。
特にカラーページの出来栄えが良かった。

伏線を残したまま今巻は閉じていますが、次巻はまだ発売されていません。
イマドキの味付けの濃いラノベとは違い、古びた香りが漂うところが珍しいので、是非続きを読んでみたいなぁ。

淡い雰囲気に合う優しさに溢れるほのぼのコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ゼペットの娘たち  三木遊泳  宮田箏冶  評価B- 

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ぼっちーズ 

ぼっちーズぼっちーズ
(2010/11)
入間 人間

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読書期間:2011/3/1~2011/3/11

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
構成
友情




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 空を自由に飛びたいわけじゃない。
 愛と勇気を友達にしたいわけじゃない。
 明るく光る星一つ見つけたいわけじゃない。
 僕が望むのは、普通の人のまわりに、当たり前にあるべきもの。
 酸素とチョコレートの次ぐらいに、誰もが気軽に手にしているもの。
 漢字二文字で、世界の在り方を大きく変えてしまうもの。
 孤独と集団の壁を生み、ときに壊すもの。
 友達。
 生まれて初めてその単語を口にする。
 僕は独りぼっちだ。
 友達。
 それは僕にとっての途方もない奇跡の象徴。
 僕と他人が揃っても、『友達』にはならない。『ぼっち達』になる。
 僕の場合、1と1が合わさっても、2にはならない。
 なぜか1と1が、延々と続いていく。なぜだ。
 僕は祈る。どうか届け。できれば神様に。
 途方もない可能性を内包するご都合主義的な奇跡よ、降臨せよ。
 友達。
 僕はそれが、欲しい。
 すべてはあの忌まわしき楽園、秘密基地から抜け出す為に。

【感想】


独りぼっちたちが「友達とは何か?」と苦悩しながら生きる日々を描いた物語。

タイトルからも想像がつく通り、友達がいない者たちの青春群像劇です。
僕の小規模な奇跡」や「バカが全裸でやってくる」でお馴染みの大学が舞台。
著者の地元である岐阜や愛知を舞台に描かれることが多く、東海民としては、随所に仕込まれたローカルネタにニヤリとさせられてしまいますね。
この大学のモデルも何となく分かりますし。
東海では知らない人はいないスガキヤも、他地域の人だと置いてけぼりだったりするのかな。

誤解を恐れずに率直な感想を言わせてもらいますが、これは卑怯だなぁ。
最後の読了感が良すぎるおかげで、それまでの不満点が吹っ飛んでしまいますよ。
終わってみれば、面白かったなぁという印象しか残ってないという。
まさか、読み返したくなるとは思わなかったです。

軽く読みかえしただけでも、出るわ出るわ伏線の数々。
初読のときも思わせぶりな台詞や単語が並べてあるなとは思っていましたが、改めて気付かされることが本当に多いこと。
あれやこれやの由来の使い方が巧みで、幾度もうならされました。

ぼっちの在り方、友達の定義などは考えさせられますね。
作品内のぼっちが、人との距離感を測りかねる様が、リアリティがありすぎて苦笑いしてしまいます。
他人に己の領域を踏み込ませることを極度に躊躇い、対人に構えてしまうタイプっていますよねぇ。
自分自身にも、思い当たる節がいくつもあって、正直かなり胸が痛かった。
これは、少なくとも一度ぼっちの経験がないと書けない代物でしょう。

友達に限らず、人は人との関わり合いで人生が豊かになることを、この作品自体に教えてくれます。
傷みを覚えるほどに掘りまくった内面描写は、興味深いのは確かなんですが、面白いわけではないんですよね。
会話というツールで、共感や反発するところが、人間の面白いところなんだと思います。
臆病な人間が、たどたどしいコミュニケーションで友達を作ろうとしたり、生まれつつある友達という絆を大切に育もうとしたりする姿が、見ていて楽しくて心地良い気分になれます。

狙いは良かったんですが、ハードカバーで淡々と友達がいない話を続けるのは、退屈な面がありました。
後半の一点に種明かしが集中しているため、クイズの答えを教えてくれないような、もどかしさもあったり。
前述したとおり、読み終わった後は気分爽快なんですが、序盤から中盤にかけては、なかなかページをめくる手が進まくてキツかったです。

表紙イラストは、「六百六十円の事情」でも担当された宇木敦哉さん。
質感や背表紙など凝った作りとなっていて、目が惹きやすいところは商業的に成功していると思います。

難点もあったので、お薦めはし辛いところですが、個人的には楽しめました。

ぼっち経験者の誰もが共感を覚え、友達の有難さを身に染みるほど実感させられる話

テーマ: 読書感想文

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ぼっちーズ  入間人間  宇木敦哉  評価B 

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バッカーノ!1931 臨時急行編 Another Junk Railroad 

バッカーノ!1931 臨時急行編―Another Junk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 臨時急行編
―Another Junk Railroad (電撃文庫)

(2009/01/07)
成田 良悟

商品詳細を見る
読書期間:2011/2/26~2011/2/28

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
構成





 ★★★★★★★★☆☆ … 8






 【マンハッタンで待ちます。何時までも貴方を待ちます。どうか探してください】
 発端は大陸横断特急の屋根に刻まれたシャーネの言葉だったのか、グラハムが兄貴と慕うラッドが列車から落とされた瞬間だったのか、もしくは意外な不死者が乗車していた事実に気付かなかったことだったのか――?
 そして終点は本当にニューヨークなのか、DD新聞社副社長のボヤきなのか、不良少年達の友情物語なのか、それとも――実は始まりに過ぎなかったのか?
 ジャグジーたちと共に暮らすことになったシャーネと彼女を探し続けるクレア。
二人が出会う幻の『1931 回想編』に、多数の後日談を大幅加筆して登場!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「バッカーノ!」通算14冊目。
ドラマCDの特典「回想編」に100ページほど加筆された内容となっているそうです。

2,3冊目で描かれた1931年代のフォローをするエピソードが挿入されるとは思いませんでした。
フライング・プーシット号事件は、構成やキャラ配置が見事で、印象深い回だったんですよね。
その後の話や、あの列車にまつわる隠された物語を読むことが出来て、素直に嬉しいです。

何故このタイミングに1931年代なのかというのは、読む前に想像した通りでした。
随分と長い間、伏線を張り続けていましたねぇ。
ただ、まだあくまで触りの段階なので、やはり1935年代に突入しないと本当の意味で開花はしません。

それよりもこの巻の醍醐味は、クレアとシャーネの再会でしょうね。
いかにしてクレアがシャーネを落としたのか、遂に明かされます。
何というかもう自由というか、何でもアリだよなぁ、この男はw
そういうところが大好きですが、パワーバランス崩壊しすぎだろうw

グラハムは、この時代から関わっていたのかー。
アニメやドラマCDはスルーしていたので、この巻の口絵を見るまで知りませんでした。
独特の台詞回しが耳に残るキャラで、初登場時からお気に入りのキャラです。

懐かしい人物も再登場したりしていて、補足的な意味合いでは満足度は高めです。
シナリオ自体に大きな進展があるわけではないものの、人間関係の繋がりを読むのが楽しいシリーズなので、たまには遡ってみるのもいいのではないでしょうか。

「バッカーノ!」シリーズを読み始めたのが、この巻が出る数ヶ月前でした。
2年以上かけて、ようやく当時の最新刊まで追いついたわけですが、当然その間にも新刊は出ます。
まさか、あれから2冊しか新刊が出ないとは予想していませんでしたね。
次巻で追いついてしまうのが、ちょっぴり寂しいです。

1931年代の流れで読むとネタバレを食らうので、発刊順に読むことをお薦めします

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B 

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IS<インフィニット・ストラトス> アニメ感想 

IS<インフィニット・ストラトス>』のアニメを一気に全話視聴しました。
1話を見て面白いと思ったものの、ずっとそのまま溜め込んでいたので、2話から12話まで連続視聴です。

アニメが放送開始される前から、人気のあるラノベだったので気になってはいたんですが、表紙を見て機体で戦うSF戦争モノなのかなと思っていたのですが、勘違いもいいところでしたね。
まさか、真っ当な学園ラブコメだったとは。
とにかく鈍感な主人公が、次々と女の子に惚れられていくというハーレム展開。
いやぁ、MF文庫は一貫してますなぁw

ラブコメというのは、好きなキャラが一人でもいれば楽しむことができるジャンルだなぁと思いますね。
つまり、セシリアが可愛すぎるということです。
キャラ萌えするアニメって、久々な気がしますよ。
高飛車な性格と思いきや即座にデレて、ボロを出しまくる彼女が大好きですw
ゆかなさんのボイスも絶妙で、ツボにハマりました。

次点は、シャルロットかな。
男装していたときの方が、一夏との距離が近かったような気がして、ちょっと勿体無かったですが。

主人公の一夏の鈍感さはテンプレ通りですが、物腰が爽やかなため嫌いではないですね。
決めるところは、しっかりと決めてくれますし、格好良かったと思います。

本来メインヒロインであるはずのや、セカンド幼馴染みの鈴音は、不遇だったように感じました。
可哀想なくらい出番が少なかったり、他ヒロインの引き立て役だったりして、魅力が出しきれていませんでしたね。
まだ後半から出てきたラウラの方が目立っていたくらいです。

良キャラが揃っている一方で、シナリオは酷いもんでした。
いくらなんでもアニメ脚本は、中身スカスカすぎるでしょう。
原作3巻分を1クールで放送しているにも関わらず、どうしてこんなに尺が足りないんだ。
原作未読ですけど、もう少し前後の繋がりを意識して欲しかったなぁとは思いました。
まぁ、ブヒるだけならば、これで正解ですけどね。
BD・DVDもかなり売れているみたいだし。

戦闘シーンの描写は、派手に動き回っていて見応えがあり、非常に良かったですね。
強いて言えば、綺麗すぎるかなとも思いましたが、血や傷が絶えないようなバトルである必要もない作品でしたし、これはこれでありだと思います。

アニメが大成功を収めたことで、原作の売り上げが倍増しているそうですが、自分も買ってしまいそうです。
二期は、ほぼ間違いなくやるでしょうが、結構先になるでしょうからね。

IS <インフィニット・ストラトス> 第1巻 [Blu-ray]IS <インフィニット・ストラトス> 第1巻 [Blu-ray]
(2011/03/30)
内山昂輝、日笠陽子 他

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テーマ: IS<インフィニット・ストラトス>

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: IS<インフィニット・ストラトス> 

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生贄のジレンマ<上> 

生贄のジレンマ〈上〉 (メディアワークス文庫)生贄のジレンマ〈上〉 (メディアワークス文庫)
(2010/09/25)
土橋 真二郎

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読書期間:2011/2/22~2011/2/25

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 なし
ミステリー
サスペンス




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 「今から三時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです」
 卒業を間近に控えた篠原純一が登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。
 やがて正午になると同時に何者かから不可解なメッセージが告げられる。最初はイタズラだと思っていた篠原たちだが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であると知り……。

【感想】


卒業間際の高校3年生が、巨大な陰謀に巻き込まれ学校に閉鎖されるサスペンスミステリー。
提示された情報が限りなく少ない状態で、少年少女たちが生き残る方法を模索する話です。

細かいルールは存在するものの、主なものは表紙にも書いてある以下の通り。
・志願にしろ他薦にしろ、生き残るためには生贄が必要。
・生贄を出さなかったクラスは、全員死ぬ。

シンプルが故に抜け道がなく、事実上間接的な殺し合いとなりますよね、これ。
厭らしいことこの上ない設定です。
これは、引きつけられます。

上中下の3巻構成となっているため、今回は序章の意味合いが強く、導入までが結構長めです。
進展が遅くて多少やきもきしますが、登場人物の心理描写については読み応え十分ですね。
同作者の「殺戮ゲームの館」が面白いと感じた人なら、似たタイプの話なので楽しめるかと思います。

舞台が大きくなり、ゲームに組み込まれた人数も増えたことで、長所と短所が生まれています。
長所は、やはり大局的な演出ができることでしょう。
恐怖を植え付ける上で、本物の死が重要となりますが、人数が絞られていると、それもままなりません。
学校内の同級生と一緒に閉じ込められているので、登場人物の間の交友関係も深く、伏線があちらこちらに張り巡らされています。

しかし、それ以上に残念ながら短所が目立ちますね。
その中でも顕著なのが、全員の思考が似通っているところです。
例えば、もっとパニックに陥ったり、察しの良い人間がいたりして当然だと思うんですよ。
これだけの人数がいながら、行動や思考に差が見られないのは、違和感バリバリです。

何て言うか、みんないい子ちゃんすぎるんですよねぇ。
精神的に追い込まれているのは、丁寧に描かれた文章で息をのむほどに伝わってくるんですが、もう少し打算的に動く人間がいてもいいと思います。
集団行動による安心感の描写は素晴らしいの一言なんですがね。

局所的に見れば面白いんですが、全体的には不自然さが残ります。
一学年ではなく、一クラスぐらいの人数に収めておくべきだったのではないかなぁ。
まぁ、まだ上巻ですから、作者の力量を信じて続きを読むしかないですね。

心理描写に定評があるという著者紹介文の通り、恐怖感の表現は胃が痛くなるぐらいです。
気付けば、すっかりとこの世界の中に飲み込まれており、先が気になって仕方なくなります。

この手の物語を読むたびに、自分が同様の状況に陥ったらどうするかと考察しますが、このゲームの難易度は半端じゃないですねぇ。
冷静な立場から考えてみると、生還は絶望的な状況です。
背景は全く見えないけれど、とてつもなくデカい何かということだけは分かります。
たとえ、生き残ったとしても、安息の日々は戻ってこないでしょうね……。

時間を稼ぐために生贄を要する残酷なクローズドサークル

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生贄のジレンマ  土橋真二郎  評価B 

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好きなライトノベルを投票しよう!! 2010年下期 

平和さん主催の「ライトノベルサイト杯」は、2010年下半期では開催されませんでした。
そのお話を受けて、「好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!」でライトノベル感想サイトを運営しているいちせさんが意志を引き継ぎ、「好きなライトノベルを投票しよう!!」という企画を立ち上げられました。
2010年下半期に発売された好きなライトノベルを投票する形式で、ライトノベルサイト杯とほぼ同じ類のものとなっています。
参加しようかどうか悩んでいましたが、せっかくなので投票させて頂きます。

締め切りギリギリなので、各コメントは残念ながら省略で。
しかしながら、ほとんどが有名作品になってしまいましたね。
そういう意味では、知名度が低い作品ほど、個人的に思い入れが強いとも言えるということでしょうか。

▼ 『ココロコネクト カコランダム
ココロコネクト カコランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト カコランダム (ファミ通文庫)
(2010/09/30)
庵田 定夏

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▼ 『とある飛空士への恋歌4
とある飛空士への恋歌 4 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 4 (ガガガ文庫)
(2010/08/18)
犬村 小六

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▼ 『僕は友達が少ない⑤
僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)
(2010/11/20)
平坂 読

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▼ 『ベン・トー6 和栗おこわ弁当310円
ベン・トー 6 和栗おこわ弁当310円 (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 6 和栗おこわ弁当310円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2010/08/25)
アサウラ

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▼ 『空色パンデミック③
空色パンデミック3 (ファミ通文庫)空色パンデミック3 (ファミ通文庫)
(2010/08/30)
本田 誠

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▼ 『電波女と青春男⑥
電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)
(2010/09/10)
入間 人間

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▼ 『東京レイヴンズ2 RAVEN゛s NEST
東京レイヴンズ2  RAVEN゛s NEST (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ2 RAVEN゛s NEST (富士見ファンタジア文庫)
(2010/09/18)
あざの 耕平

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▼ 『ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト
ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)
(2010/09/10)
竹宮 ゆゆこ

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▼ 『めたもる。
めたもる。 (メディアワークス文庫)めたもる。 (メディアワークス文庫)
(2010/11/25)
日比生 典成

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▼ 『偽りのドラグーンⅣ
偽りのドラグーン〈4〉 (電撃文庫)偽りのドラグーン〈4〉 (電撃文庫)
(2010/08/10)
三上 延

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【10下期ラノベ投票/9784047267756】
【10下期ラノベ投票/9784094512267】
【10下期ラノベ投票/9784840135894】
【10下期ラノベ投票/9784086305617】
【10下期ラノベ投票/9784047267268】
【10下期ラノベ投票/9784048688802】
【10下期ラノベ投票/9784829135525】
【10下期ラノベ投票/9784048688789】
【10下期ラノベ投票/9784048701372】
【10下期ラノベ投票/9784048687782】

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベルサイト杯  好きなライトノベルを投票しよう!! 

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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc6 

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc6 (ファミ通文庫)ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc6 (ファミ通文庫)
(2010/10/30)
田尾 典丈

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読書期間:2011/2/20~2011/2/21

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ラブコメ
メタ
SF



 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 「なんじゃ、こりゃ――っ!」
 雄叫びとともに来襲した従妹の麻衣。中学までの武紀と、主人公道を極めんとする今の彼とのギャップに驚きつつ、その変化を受け入れる彼女だったが……
 「二度とタケにいに近づかないで!」
 武紀を想うあまりヒロイン達に残酷な言葉を口にしてしまう。
 違うんだ麻衣!わかってくれ理恵、俺の気持ちは――って何故ここに『エターナル イノセンス』がある!?
 選択肢無限の真世界を奔走する、青春ADVノベル、待望の第6弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


恋愛アドベンチャーinリアル、第6巻。

思わず唸ってしまうほどに、面白いなあ。
ラブコメからSFへと軌道修正して以来、どんどん良くなってきていますね。
人によって求めているものは違うでしょうが、個人的にはこの展開は好みです。

武紀の従妹・麻衣の襲来。
彼女もまたフェアリーテールシステムにより記憶は補完されているものの、しかし細かい点では齟齬が発生。
不自然にならないよう気をつけながら対応する武紀だったが、いつまでも隠しきれるものでもなく、極めて現実的な思想によりヒロインたちは拒絶されていきます。

これまで武紀を始め、ヒロイン達みんなで幸せになる方法を模索してきて、ようやく辿り着いた結論が、ハーレムルートだったわけですが、これが物の見事に否定されていますね。
当人たちがいくら認め合ったとしても、世間は許容してくれません。
正面からハーレムになる過程を描いているため、ここは避けては通れない問題でした。

正直、どれだけの言葉を並べても、ハーレムの主に説得力は皆無だと思います。
事実、既刊でも何度かこの壁にぶち当たり、そのたびに武紀たちの心情がクローズアップされていますが、読者を納得させるだけの力はありませんでした。
現代の日本で、複数の相手と結ばれるのは、冷静に考えなくともほぼ無理でしょう。
ハーレムをギャグで済ませていないので、引っかかりを覚える要素は多く、しっくりはきません。

それでも、前向きに階段を一歩ずつ登るかのように進む武紀とヒロイン達を見ていると、応援したい気持ちにさせられます。
武紀だけが気負いすぎなところや、高校生ならではの現実を舐めているところなど、問題点は多々ありますけど、真剣に考えているんだということは伝わってきますからね。

フェアリーテールシステムについては、毎回新しい一面を見せてくれますが、今回の展開は面白かった。
ゲームという媒体を上手く利用した設定で、1巻の時のようなメタ的な試みが秀逸でした。
なるほどなぁ、武紀だけが特別というのも良く分かる。

「エターナルイノセンス」のヒロインズや武紀よりも、脇役の方が光って見える作品ですね。
高橋は言うまでもなく、最大の理解者であるゆうき、親友の将也、本来の主人公である正樹、外伝の面々など、魅力的な人物は脇に固まってます。
ヒロイン達とのラブコメよりも、脇役の活躍の方が読みたいと思ってしまいますね。

これだけ練られた設定にも関わらず、何故か触れられていない不自然な点が残っています。
どうして二次元のキャラクターを、三次元として素直に受け止めることができるのか、ということ。
そっくりなコスプレイヤーを見て、二次元キャラが画面から飛び出てきたとは思わないでしょう。
実は、武紀たちが現実だと思っている世界も二次元だったというオチでもない限り、ちょっと浮いている気がしますね。

物語は最後の最後でとんでもないことになってて、次巻が無茶苦茶気になることになっています。
これは期待大ですね。

ゲーム要素を取り込んだ舞台設定がお見事で、エンターテイメント性の高さがうかがえます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  田尾典丈  有河サトル  評価B 

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青春ラリアット!! 

青春ラリアット!! (電撃文庫)青春ラリアット!! (電撃文庫)
(2011/02/10)
蝉川 タカマル

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読書期間:2010/2/15~2010/2/19

【評価……B-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
青春
友情



 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 「行くぞコノヤローッ!」
 どこかの有名レスラーばりにマイクコールをし、全校朝礼の場で公開告白をした月島。その結果は――当然、停学処分となったのだった。
 バカの日本代表、月島を心配する者が一人。友人の宮本である。宮本は傷心の月島を見舞う事に。その道中で出会ったのが、整った顔立ちながら愛想の欠片もない無表情の少女、長瀬だった。
 どうも、長瀬は“あの月島”に惚れているらしい。その事に驚きつつ、自分に対してなぜか横柄な彼女に怒りも覚える宮本だった。この奇妙な三角関係が、風雲嵐を巻き起こす事になり!?

【感想】


第17回電撃小説大賞<金賞>受賞作品。
すみ兵さんのイラストと、成田良悟さんの推薦文に惹かれました。

ふむ、悪くはない。
なかなか面白かったです。

全校集会の場で突如、意中の相手に告白し即玉砕した友人・月島を心配する主人公・宮本
停学中の月島を訪ねる道中、宮本は一人の少女に後をつけられていることに気付く。
その少女・長瀬は、月島に恋い焦がれた純情な女の子……と思いきや、月島の目がないところでは、口の悪い横暴な娘だった。
宮本は、長瀬から執拗なほどに口撃されながら、彼女に振り回されていく――というストーリー。

定番の青春ラブコメかと思いきや、少し狙いをズラしていて、ちょっとした冒険をしています。
最初は設定からして、「とらドラ!」のような多角関係なのかなと予想したのですが、外れました。
異色というほどではないですけど、着眼点が良くて新鮮さを感じますね。

例えるならば、運転席には友人(=主演・月島)、助手席には友人のことが好きな後輩(=ヒロイン・長瀬)が座っている状態で、後部座席に乗り込んだ脇役(=主人公・宮本)視点で青春ラブコメが描かれているような感じ。
作品上は後部座席の男・宮本が主人公なのですが、物語においては、一人の脇役に過ぎません。
あくまで、運転席に座る友人・月島が主役なんです。
車内の会話には加わるんだけど、主人公がハンドルを握っていないので、目的地は選べません。
脇道に入ったけれど、寄り道し終わったら途中で軌道修正するんだろうなーと思っていたら、そのまま駐車してしまいました。

主人公であるはずの宮本が、地味すぎて本筋の関わりあいが薄いのは、欠点かなぁ。
ちょっと話の内容から距離が遠すぎて、傍観者となっていますねぇ。
宮本自身の抱える悩みについても、あっさりと流してしまっていますし、感情移入はし辛いです。

ヒロインの長瀬も、正直なところ好感を抱くのは難しい。
好きな人の前では素直になれないなんて、そんな可愛らしい次元を既に通り越しちゃっています。
宮本目線で語られるため、ひたすら罵倒され続けます。
おかげでギャップ萌えが機能していなくて、腹黒さだけを植え付けられてしまいました。

ラブコメというとキャラクターが重要ですが、総じてあと一歩といったところですね。
そんな中で、一番良かったと思うのは、月島かな。
バカの日本代表と言うほどバカではありませんでしたが、惚れた女のために行動が出来る熱血漢で、格好良かったです。

ストーリーは、中盤でグダっていますが、終盤の盛り上がりは燃えます。
まさに、青春といった熱さがあり、青臭さが実に爽快でした。

それにしても、主要人物の名前が頭に入ってこず、混乱したのは自分だけでしょうか。
みんな名字で呼び合うし、イメージと合っていないから、キャラと名前が一致しませんでした。

物語の焦点が主人公ではなく親友の恋模様となっている青春ラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  青春ラリアット!!  蝉川タカマル  すみ兵  評価B- 

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2011年プロ野球ペナントレース開幕 

遂に2011年ペナントシリーズが開幕しましたね。
震災の影響で3週間の延期、更には日程や球場等の問題で騒がれましたが、一野球ファンとしては、やっぱりこの日は特別で楽しみでした。
幸いにして休日だったので、テレビ中継を見ることが出来て、嬉しかったです。

中日ドラゴンズは、残念ながら横浜と対戦してサヨナラ負けを喫してしまいました。
ミスがないわけでもなかったですが、どちらにも勝機はあったナイスゲームだったと思います。

開幕投手はネルソンか中田賢のどちらか、発表直前まで判断がつきませんでしたね。
結果的には、6回7安打4失点と微妙でしたけど、ネルソンの抜擢に不満はありません。
力んだのか、立ち上がりがボール先行だったのが響きましたね。
2回までに3失点したときは、マズイと思いましたが、何とかゲームは作ってくれたので、最低限の仕事はしてくれたと評価するべきでしょう。

中継ぎでは、三瀬は危なっかしかったものの、河原は貫録のピッチングでしたね。
高橋聡がいないので、今日は登板しなかったソトを含めて、しっかりと抑えてもらいたいところです。

そして、開幕戦から黒星をつけることになった浅尾ですが……まぁ、こんな日もあるでしょ。
はっきりいって、浅尾が去年のように活躍してくれなければ、連覇なんて夢のまた夢です。
年に数回しかないリリーフ失敗が、たまたま頭に来てしまっただけだと思いたいところですね。
球を見る限り、ちょっと球威が足りてないかなと感じてしまったのですが。
ストライクが入らずに、真ん中に入った球を狙われたのも問題ですが、吉村にあわやホームランという当たりを打たれたのも気になります。

野手陣でいえば、注目すべきは5番に入ったグスマン。
一時は逆転となる3ランを打ちました。
インローのボール球を上手く腰を回転させて引っ張り込んだ打球は、思いのほか飛びましたね。
しかし、その後の打席を見る限り、ブランコと同じく外角の変化球に全く合っておらず、一抹の不安を覚えました。

逆転の御膳立てをした荒木・井端・森野の1,2,3番は、さすが長年レギュラー張っているだけのことはあります。
3連打は華麗で、今後の試合でもチャンスメイクに期待が持てます。
荒木と森野の守備というか送球の怖さも、去年と変わらずみたいですがね。

和田のフォーム改造は、はたして吉と出るかと凶と出るか。
唯一のヒットとなった第3打席の打球速度は、凄かった。
ただ、他の打席は内容が悪かったかなぁ。
まぁ、心配しなくても安定した成績は残してくれるはずです。

手痛かったミスというと、9回表の谷繁の送りバント失敗。
加賀相手に和田・グスマン・ブランコが前のイニングで三者三振していただけに、大島の逆らわない流し打ちでノーアウトのランナーとして出塁したときは、これは来た!と思ったんだけどねぇ。
守備妨害など、渋い働きを見せてはくれていたけれど、あのミスは正直痛すぎた。

一方的にやられたわけでもないし、開幕戦に相応しい良い勝負でした。
けが人が多くて戦力的に苦しいものの、きっと今年も優勝争いに加わってくれるはずと信じて、応援したいと思います。

テーマ: 中日ドラゴンズ

ジャンル: スポーツ

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はたらく魔王さま! 

はたらく魔王さま! (電撃文庫)はたらく魔王さま! (電撃文庫)
(2011/02/10)
和ヶ原 聡司

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読書期間:2011/2/11~2011/2/13

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
コメディ
バカ
シュール



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★
 … 9




 世界征服まであと一歩だった魔王サタンは、勇者に敗れ、異世界『日本』の東京・笹塚にたどり着く。
 そんな魔王が日本でできること。それはもちろん“世界征服”!!――ではなく、駅前のファーストフード店でアルバイトをしながら生活費を稼ぐ、いわゆるフリーター生活だった!
 その頃、魔王を追って時空を越えた勇者エミリアもまた、テレホンアポインターとして日本経済と戦っていた。そんな二人が東京で再会することになり――!?
 六畳一間のアパートを仮の魔王城に、今日も額に汗して働くフリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー。第17回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞作登場!

【感想】


第17回電撃小説大賞<銀賞>受賞作品。
どうやら巷の評判では、大賞を差し置いて一番好評らしいです。

おー、面白いじゃないか。
新人作家の本を発売日に買うのは、結構バクチなんですが、これは当たりでした。

勇者に追い詰められた魔王が咄嗟に異世界へ逃げ込んだ先は、現代の日本だった。
元の世界へ戻り世界征服の野望を叶えるため、魔力回復に努めようとするが、なかなか手段が見つからない。
しばらく日本に滞在する必要性が出てきた魔王とその部下は、バイトに励むのであった!!

……いやいや、シュールすぎるだろうw

ラノベらしからぬ、現代社会をリアルに追求した結果、ギャップが物凄いことになっちゃってます。
ファンタジー世界から一転して、日本経済に立ち向かう魔王が、面白可笑しいのなんの。
貧乏生活に苦労する魔王と、その部下であるアルシエルのやり取りが楽しすぎます。
ご都合主義で済ませてしまう作品が多い中で、ラスボスが必死に戸籍とか国民健康保険を手に入れようとする姿を見るなんて思いもしませんでしたよw

そんな日常シーンが、終始丁寧に描かれているなーという印象を受けました。
基本的にコミカル路線を貫いており、シリアスな過去やバトルシーンも挿入されますが、笑いの種があちらこちらに仕込んであるので、ずっと楽しい気分で読めます。
弾けるようにして連鎖的に会話が繋がるのもテンポが良く、ページをめくる手が止められません。

最初は、また魔王モノかとげんなりしたんですよねぇ。
自分はあまり読んでいないとはいえ、流行に乗っかろうと同じ題材の作品が立て続けに発売されているので、正直「またか」と思ってしまいました。

しかし、あらすじを読んでみて、どうやら一味違う模様。
気になって店頭で手に取ってみて、カラーページにある一つの台詞を見て購入を決意しました。

 「いいか勇者エミリア、俺は、この世界で正社員になってみせるぜ!」

店内でモロ吹き出しましたw
なんだこれ、魔王の威厳なぞあったもんじゃない。

つーか、この魔王、本当に悪事を行おう気があるのかと疑いたくなるぐらい優しいよ!
真面目で勤勉だし、仕事の立ち回りや手際も優秀で、後輩が憧れるのも納得ですよ。

勇者エミリアも、プライドは残しているものの、こちらはこちらでOLとして馴染み過ぎw
まだ魔王討伐を本気で考えているだけ、魔王よりマシかってレベルですけどね。
おかげで、魔王の変貌ぶりに戸惑い、ツッコミ役として輝いています。

設定的に、収拾がついていないところが散見されますが、これらはきっと今後の伏線なんでしょう。
ストーリーが一本道すぎて仕掛けが弱いので、その辺りも含めて期待したいところです。
題材的にも続けられそうですし、長期シリーズになるのではないかな、というかなって欲しいなー。

某ファーストフード店でバイトする魔王とOLの勇者の生活臭溢れる現代コメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  はたらく魔王さま!  和ヶ原聡司  029  評価B 

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電撃文庫2011年4月購入作品 

今月の電撃文庫回収分。

電撃文庫11年4月

・『ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ
新章突入のSAO第7巻。
いくらでも世界が広げられそうな設定ですが、終着点は果たしてあるんでしょうかね。

・『電波女と青春男8
アニメ放送開始直前の青春ラブコメ。
にも関わらず、何故か最終巻という噂が……。マジですか?

・『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版
そして、同時発売される意味不明な作品。
どう見ても1巻と同じような内容なんですが、意図が読み切れませんね。

2冊はエリオとして、アスナも髪が水色だから、知らない人が見たら区別つかないかも。
同じく発売された「C3 ―シーキューブ― XI」の表紙も水色だったし、今の流行りなんだろうか。

とりあえず、どれも今すぐに読み始めることはないかな。
あーでも、アニメ始まる前に電波女は読んでおいたほうがいいのかなぁ。
特に、1巻と似た流れで展開するであろうと予測されるSF版は、もしかするとアニメ版の脚本かもしれませんしね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 電撃文庫購入記録 

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ココロコネクト ミチランダム 

ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)
(2011/01/29)
庵田 定夏

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読書期間:2010/2/10
月間マイベスト作品

【評価……A
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★★
 … 10
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
青春
ラブコメ
完成度



 ★★★★★★★★★★ … 10
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★
 … 9




 「太一とは、付き合えません」
 太一は正式に伊織に告白し――玉砕した。
 異常な現象が起こっていても関係ないと、決死の覚悟で臨んだ想いは儚く散り、その上、重い足を引きずり向かった部室でフられた事をメンバーに知られてしまう!
 部内は騒然となり、稲葉は動揺を隠せない。伊織が場を取りなそうとしたその瞬間、彼女の心と感情が響き渡り……。そして、その日を境に永瀬伊織は変わってしまった――。
 愛と青春の五角形コメディ、岐路と選択の第4巻!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


略称が一向に浸透しないココロコ第4弾。

傑作。

この感想を書くときに、一言目を考えるだけで30分以上かかりました。
様々な感情が入り乱れ、圧倒され、のみ込まれてしまいます。
哀しくて、切なくて、苦しくて、潰れてしまうほどに重くて辛い。
優しくて、暖かくて、眩しくて、妬んでしまうほどにみんな輝いている。

とても一言では言い表せませんが、あえて言うならば。
最高に素晴らしかったです。

前回ラストで覚えた不吉な予感は当たり、物語は冒頭からシリアスに展開します。
またしても<ふうせんかずら>によって、異常現象に巻き込まれることになった文研部の5人。
時間退行現象】と比べると、周囲への影響度は少ない内容だった……はずが、どうも伊織の様子がおかしい。
幾度の危機を乗り越えて強固となっていた絆も、一度ひびが入ると音を立てて崩れていった――という導入です。

同じ内容を繰り返しているだけという意見もあるそうですが、個人的にはそうは思いませんでした。
これまで温めていた伏線を解放させ、更に奥深いところを突いた内容になっています。
ひたすら登場人物の心を研ぎ澄ませることで、洗練された想いが文章に乗せて入り込んできます。
皮がめくれるようにして余分な理屈を落としていった結果、最後に残った剥きだしの感情は、あまりにも当然で、大切で、そしてピュアなものでした。

隠しておきたい気持ちや、伝えるつもりのない言葉がダイレクトに届いてしまう状況は、深刻です。
いかに人がオブラートに包んだ会話をしているか、再認識しますね。
容赦のない言葉がグサグサ刺さり、もう目をそむけたいと何度思ったことやら。
想像以上にキツイよ、これは。

しかし、そんな状態でも日常を続けようとする太一たちの強さに恐れ入ります。
仲間のピンチにも即駆け付けようとしたり、信頼に応えたり、成長ぶりが半端じゃないですね。
太一にしろ青木にしろ唯にしろ、高校生でここまで考えることができれば、十分立派ですよ。

確かに、青臭いにも程があるんだけど、それがもう嫌味でも何でもなく実に爽快です。
浮足立った己の行動に恥ずかしがる彼らを見ていると、こちらまでこっぱずかしい気持ちになります。
異常現象に比べると小さなコトなのかもしれませんが、思春期の高校生にとっての恋愛を含む人間関係というのは、人生の全てだと感じたりするものです。
生々しいティーンエイジャーの苦悩が痛々しく伝わってきて、ほろ苦くて仕方ありません。

今回の主役である伊織の心情は、物凄く共感できました。
これまでの現象の中で、自分が当事者になるならば最も嫌なものだったということもあり、伊織の精神が壊れていくのも止むなしかなぁと思いましたね。
まぁ、今回の事象についてはキッカケでしかありませんでしたけど。
上辺だけの造形ではなく、一人の少女として掘り下げていて、人間的に非常に好感が持てます。
何となく1巻の頃の、後ろ暗いことばかり考えていた稲葉んを思い出しましたね。

そして、その稲葉ですが……可愛すぎて悶え転げました。
何なのこの娘、萌死させる気ですか、そうですね。参りました。
クーデレだったはずなのに、もはやデレデレで、ニヤニヤを通り越して何だか叫ばずにはいられません。
現象が起きずとも、感情が漏れ出しまくっていて、慌てふためく姿に萌えまくりです。
その一方で、友として伊織の力になりたいと立ち上がる様は、格好良すぎる。
伊織も好きなんですけど、稲葉んの破壊力の前には霞んでしまいそうですよ。
これは惚れる。

時折挿入されるコメディも、笑いのツボを付いていて、完成度の高さに唸らされます。
藤島麻衣子や太一の妹など、脇役のキャラが立っていて、瞬間的にも目が離せません。

ぬくもりが伝わってきそうなイラストも、華があっていい。
雰囲気を表現する口絵は、実にお見事です。
何故かモノクロになると表情が薄くなったりしますけど、絵柄は悪くありません。

5人の友情が素敵で、青春系ライトノベルとしては言うことなしですね。
読了感も心地良く、本当に素晴らしい。
ドラマCDを購入したのも、今巻が良すぎたためです。
漫画も良い出来ですし、今後のメディアミックス展開も期待してしまいますね。

ココロが擦り切れていく少女と、手を差し伸べる仲間達の友情物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ココロコネクト  庵田定夏  白身魚  評価A 

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けいおん!! 第1~26話 

半年以上も前に放送終了したアニメ「けいおん!!」を今更視聴しました。

素晴らしいアニメでした。
一つの時代が終わったというのは言い過ぎでしょうが、それでも大きな山を登り終えたような到達感はありますね。
まぁ、原作は大学編で連載再開になったり、劇場版の放送も控えてはいますけど、高校の卒業はやっぱり別物です。

ちなみに、まだ原作は読んでいません。
買ってもいいんですけど、どうしてもアニメの方がいいのではないかなーと思ってしまうんですよね。
アニメ版「けいおん!」は、ぬるぬるとした動き、声優さんの癒されるボイス、演奏の迫力など、漫画という媒体では得られない良さが溢れ過ぎなんですよ。
日常系でありながら、目が離せないし、気に入ったシーンは巻き戻して何度か見直したりしてしまいますね。
DVDやBDを購入するお金はありませんが、録画してDVDに焼いておくつもりではいます。

24話の最終回の喪失感といいますか、寂しさに胸がぽっかりと空いたような思いでした。
自分の時の卒業式を思い出しますね。
泣けるというのはニュアンスが違って、切ないっていうのも何かしっくりこない。
ああ、終わったんだなぁという呆然とした感覚。
卒業するメンバーは涙を流さずに終わったので、意外とあっさりしていましたが、あずにゃんやさわちゃんに心情を思うと、うるっときますね。

最後の演奏である「天使にふれたよ!」は、正直ちょっと感動すらしました。
放課後ティータイムらしい温かみのある歌で、優しさが沁み渡ってくるかのようでした。

1,2年生編が1クールだけだったのに対し、3年生編が2クールもあり、多少間延びした感はありますね。
全話クオリティ高かったとは言えず、微妙な回もありましたし。
でも、さすがは京アニというべきか、しっかりと押さえるべきところは押さえていました。
ファンにもスタッフにも愛された作品なんだなぁと改めて実感させられましたね。

二期では、下級生組や脇役が目立っていたように感じます。
あずにゃんの同級生らしいフレンドリーさが好きでした。
の何気ない毒舌や、さわちゃんの生徒想いな一面など、見所がいっぱいありました。

映画はどうしようかなぁ。
どういった話になるのか知りませんが、日常系アニメで映画って成り立つんだろうか。
とりあえずは様子見かな。
テレビ未放送の番外編も見たいんだけどね。

けいおん!!(第2期) 9 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]けいおん!!(第2期) 9 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]
(2011/03/16)
豊崎愛生、日笠陽子 他

商品詳細を見る

テーマ: けいおん!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: けいおん! 

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ラノベ部3 

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)
(2009/07/25)
平坂 読

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読書期間:2011/2/8~2011/2/9

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
パロディ
ラブコメ
青春



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 留学生のリアも加わりますます賑やかになりつつも、やっぱり基本的にはまったりとした読書生活を送る軽小説部――通称ラノベ部の部員たち。
 本屋で偶然出会ったり、部室で何でもない話をしたり、勉強したり、家に遊びにいったり――。文香もまた、のんびりと、でも確実に暦やリア、美咲たちとの絆を深めていく。
 そんなある日、部室で龍之介と二人になった文香は、自分が抱く初めての気持ちを抑えきれなくなり――?
 リレー小説ももちろん収録、大好評の日常系スクールライフノベル待望の第三弾。微妙に波乱の予感をさせつつも、やっぱりまったり登場です。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


ライトノベルを愛する高校生達がまったりと語り過ごす日常を描いた青春コメディ。
シリーズ最終巻です。

とても面白い良作でした。
あるあるネタで共感したり、分かる人には分かるパロディネタで笑わされたり、とにかく楽しい。
元ネタを把握している人ほどニヤリと出来るのは間違いないでしょうね。

個人的には、この最終巻では3割ほど分からないものが混ざっていました。
それでも詰まることなく読めるので問題はないのですが、興味はそそられますね。
購読意欲を高めさせられて、見事に作者の術中にハマっている気がしますよ。

ラブコメ要素が増して、恋模様が激しく吹き荒れています。
いやー、青春してるねー。
竹田と美咲の関係がツボすぎて、あーもどかしいわぁー。
文香もリアも可愛いと思うんですが、竹田の嫁は美咲しかいないでしょう。

コメディシーンとしては、やはりリレー小説が鉄板。
書き分けが巧みで、それぞれの文章にらしさが練り込まれており、感覚で誰が書いたのか伝わってきます。
二転三転どころじゃ済まない引っくり返される展開が面白かったです。

時事ネタや流行ネタが多いため、今読んでこそ楽しめる作品となっています。
既に完結から1年半経っていますが、3年後ぐらいには鮮度もすっかり落ちてしまっているんだろうなぁと感じます。
もし手をつけようか悩んでいる人がいれば、早めに読むことをお薦めします。

こうしてみると、「僕は友達が少ない」の前作にして雛型というのが随所に表れていますね。
人気が出始めていたにも関わらず3巻で打ち切った理由は、ネタ切れだったのか。
確かに、ラノベネタも苦しくなっていたようで、この巻では軸がブレつつありました。
あとがきで仰ってる通り、テーマに縛られない作りが成功したってことなんでしょうね。

ラノベ系パロコメディからラブコメにシフトした展開を見せる完結編

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ラノベ部  平坂読  よう太  評価B+ 

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ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト 

ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)
(2010/09/10)
竹宮 ゆゆこ

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読書期間:2011/2/1~2011/2/7

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
青春
期待感



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。大学デビュー、東京デビュー、ひとり暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当日、不意打ちにあう。
 圧倒的なお嬢様オーラ!完璧な人生のシナリオ!得意なのは一人相撲!
 襲撃者の名は加賀香子。薔薇の花束を万里に叩きつけた彼女は、万里の友達でもある幼馴染みの柳澤を追いかけて、同じ大学に入学してきたという。そんな眩しくも危うい香子が気にかかり、放っておけない万里だが――?
 竹宮ゆゆこ&駒都えーじの強力タッグが贈る青春ラブコメ!

【感想】


竹宮ゆゆこ×駒都えーじが贈る、青春ラブコメ開幕。

期待通り面白かったです。
しかし、土台作りがメインのため、まだまだ序章で、これからといった感じ。

ラノベでは非常に珍しい大学が舞台のお話。
御法度とまではいかなくとも、購読層に中高生が多いラノベでは、あまり見かけません。
そのためにメディアワークス文庫を立ち上げたようなもんですしね。

大学版「とらドラ!」と呼ばれるのも分かりますが、感覚としては「わたしたちの田村くん」の方に近い。
主人公・多田万里の奔放さが、そう思わせるのかもしれません。
恋慕のベクトルが噛み合わず、複雑な人間模様が描かれそうな予感がしますね。

舞台設定もさることながら、ヒロイン役の加賀香子の性格付けは冒険したなぁ。
「とらドラ!」の大河も凶暴な役柄でしたが、暴力系美少女は昔から需要がありましたし、それこそラノベ風味に仕上げていたので多くの人に親しまれました。
しかし、香子の場合、言動がまさに病的なストーカーで、ちょっと怖い。
登場人物の年齢層が上がっていることもあって、ギャグで済まされない雰囲気もまた危うさを助長させます。

表面だけ見たら、どう考えてもお近づきになりたくない人物像です。
少女から女性へと成長する過程にある純真さ、不器用さが物凄く生々しい。
香子自身にも暴走をしている自覚があり、隠れた素顔を垣間見たら嫌いになれません。

物語の掴みとしては、ちょっと弱いかな。
先が読めない面白さはありますけど、引き込まれるまでに時間がかかります。
エンジンが掛り始めると、今度は止め時が見つからないんですけどね。

それにしても、相変わらず癖のある文章を書きますね。
痛々しい自虐を笑いの方向へと持っていく文体が独特です。
会話が型に嵌っていなくて、意図的に崩した言葉が絶妙なリアリティを伴います。
雑なようで密度の濃い文章は、計算してもなかなか書けるものではないかと思います。

絵の担当は、人気イラストレーターのこつえーこと駒都えーじさん。
「イリヤの空、UFOの夏」の頃から好きな絵師さんで、竹宮ゆゆこさんとの相乗効果に期待していました。
なのですが……、うーん、ちょっと相性悪いかもしれませんね。
元々幼女から中高生の絵柄が得意な方なので、大学生という大人びた人物だったことも影響はあると思いますが、それ以上に作風とかけ離れているように見受けられました。
各章の頭に小さな絵はあるだけで、挿絵がなかったのも残念。
作者が女の子の服装描写に力入れているだけに、惜しい。
イラストそのものは綺麗なんだけどなぁ。

生々しい心理描写が売りの大学生青春ラブコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ゴールデンタイム  竹宮ゆゆこ  駒都えーじ  評価B+ 

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バカとテストと召喚獣9 

バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)
(2011/01/29)
井上 堅二

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読書期間:2010/1/31

【評価……A-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
バカ
ギャグ
ラブコメ
燃え


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8



 墓穴と姦計が入り乱れた対Cクラス試召戦争。Fクラスは、なんとか初日をタイムアップで切り抜け、勝負を二日目に持ち越すことに成功した。しかし、ただでさえ低い点数をさらに減らしてしまった彼らは、いきなりピンチ状態からのスタートに!しかも、明久は風邪で不在……。どうなるCクラス戦!?この劣勢を覆すことができるヒーローはいないのか!?
 「それで、話ってなんだい吉井君?」(by知的眼鏡先生)
 勝利を信じる心と心の絆が奇跡を呼ぶ第9巻!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


バカだからこそ、一直線に目的に突っ走ることができる熱い奴らの学園コメディ、第9巻。
Cクラスとの試召戦争後半戦に突入です。

うおー、面白れー!
ここ最近のバカテスの中では、一番楽しかったです。
本編よりも短編集の方が良かったりしてたからなぁ。

姫路さんの不意打ちによるキスで呆然となってしまった明久。
我を取り戻して学校に遅刻した時には、既に試召戦争は始まっていた。
仲間との合流を諦め別行動を取ることにした明久、開始早々苦境に立たされている雄二たちFクラス。
二人の視点から交錯する試召戦争という熱血バトルが繰り広げられています。

明久雄二の燃える友情展開は珍しくはないんですが、今回は飛びきり熱いですね。
口に出さなくても伝わる信頼関係というのは、卑怯なくらい格好良いなぁ。
普段、お互いを陥れることしか考えていないのに、いざというときに信じられるってのは輝いて見えます。

正直、召喚獣の設定的に限界が見えているので、話を広げるのは難しいんでしょうね。
それでも、十分見応えのある駆け引きが描かれていて、システムの穴を指摘するよりも絞り出した知恵に感心させられました。

まさか、Aクラスメンバーにここまで多くの出番があるとは思いませんでしたね。
明久との絡みが新鮮。
いつものFクラスとの荒っぽい関係とは一味違うマイルドなボケがおかしくて何度も笑いました。

秀吉人気に押されて不遇の立場となってしまっていた優子に、やっと光が当てられましたね。
ちょっと気が強いショタコン程度だと、濃い人間の多い文月学園では埋もれてしまいますけれど、しっかり者のツンデレってのはポイント高いよ。
何度かニヤケさせてもらいました。
今巻に限っては、秀吉よりも萌えましたよ。

ニヤけたというのは、愛子も同様ですね。
私はHだよと公言している女の子が見せる純情さは、破壊力が凄い。
ギャップ萌え好きとしては、たまりませんでした。
もちろん、お約束の誘惑的な行動もあり、何ともまぁご馳走様でしたという感じw

久保君は、相変わらず美味しいポジションでいらっしゃることで。
明久との勘違いコントは、もう楽しくて仕方ありません。

姫路さんは、ようやくメインヒロインとして板についてきたなぁ。
Fクラスの空気に感染してしまい、どす黒い方向に進化してしまった時は、もう清純派ヒロインに戻ることはできないなと思っていましたが、一周して芯の強い魅力的な女の子になりましたね。
明久のために、みんなのためにと頑張る姿は、頼もしさすら感じられました。

表紙の翔子は、いつの間にかに随分と成長していたんだなぁと感慨深くなったりするね、うん。
挿絵では、木下姉弟とデフォルメ明久が可愛かった。
葉賀ユイさんのイラストは、ページをめくる瞬間のドキドキ感がいいなぁと思います。

それにしても、この作者はあとがきまで笑わせてくれますね。
これぞプロというやつか、なるほど。

いつもよりコメディが控えめのかわりに、熱いストーリーを魅せてくれます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バカとテストと召喚獣  井上堅二  葉賀ユイ  評価A- 

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思い出したくもない人生最悪の96時間 

思い出したくもない人生最悪の96時間 (メディアワークス文庫)思い出したくもない人生最悪の96時間 (メディアワークス文庫)
(2010/09/25)
布施 文章

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読書期間:2010/1/18~2010/1/30

【評価……E
発想 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ … 1
設定 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
物語 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
人物 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
文章 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
挿絵 なし




 誰にも「人生最悪のとき」はある。そしてそれは大抵、予想もしていない瞬間にやってくるものだ――。
 雑誌記者として細々と暮らしていた清水は、音信不通となった弟を心配し、彼の部屋を訪れる。そこで目にしたのは、思いがけないことに、弟の他殺死体だった……。第一発見者として警察に疑われながらも、清水は真犯人を探し始めるのだが、やがて巨大な陰謀に巻き込まれて――。
 しがないやもめ男が経験する人生最悪の4日間を描く、緊迫の一大サスペンス。

【感想】


弟の殺人事件を追ううちに、巨大な陰謀に巻き込まれる男を描いたサスペンス。

盗作騒ぎで有名となってしまった本作。
真っ赤な表紙のインパクトと、タイトルに惹かれて発売日に購入してしまいました。
読む前に萎えてしまったのですが、パクリ元を知らなければ多少は読めるのかなと思い、ページを開いてみました。

単純につまらない。

オリジナルの序盤はまだ良かった。
警察にも殺人の容疑で疑われ、状況が悪化していく展開は、目新しさはないものの怖さがありました。
しかし、途中からミリタリー要素が混じってきて、話がグチャグチャになってしまっています。
ハードボイルドのアクション映画などは好きですが、これはバランスが悪い。

キャラも文章も魅力が見出せません。
話の軸があちらこちらにブレるので、何が書きたいのか伝わってきませんね。
矛盾点や明らかにおかしい展開も目立ちます。
あえて一つ一つ挙げるほど気力はありませんが。

ちなみに、盗作については、元ネタが無知のため詳しく語ることはできません。
検証サイトを見る限り、真っ黒でしょうけど。

裏切りの連続で誰を信用すれば分からないといったサスペンス物を期待していたんだけどなぁ。
今後、このようなことがないように編集部は気をつけてもらいたいと思います。

どうしても購入したい場合、事前に盗作検証は目を通すべきでしょう

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  思い出したくもない人生最悪の96時間  布施文章  評価E 

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変態王子と笑わない猫。 

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)
(2010/10/21)
さがら総

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読書期間:2011/1/14~2011/1/16

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
クーデレ
ツンデレ
変態


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7



 横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつまでどこでも垂れ流しになってしまった!
 人生の大ピンチを救ってくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子――
 「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」
 「変態さんですね」
 「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ!?」
 「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」
 「!!??」
 とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり――ん?
 第6回新人賞<最優秀賞>受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ!

【感想】


MF文庫J史上初動売り上げ№1という人気がうなぎ登りの注目作。

このレーベルらしい、楽しめるラブコメで面白かったです。
大ハマりする人がいてもおかしくない雰囲気はありましたね。
さすがに評判になるだけのことはあります。

巷で願いを叶えてくれると噂になっている“笑わない猫像”に、建前を言わないように願った少年と、本心の表情が出ないよう祈った少女の青春ラブコメディとなっています。
基本はコメディ路線なんですが、ストーリーは意外な程にしっかりしていて、シリアス要素のバランスは悪くありません。

文章は、近年のラノベの流れを汲む、パロディを散ばせて回りくどい説明をする一人称スタイル。
個人的に好きな手法なんですが、本作品とは文章の波長が合わなかった、かな。
一文の面白さは優れていると思うんですが、通して読むとテンポが乱されたところがあります。
評価がもう一つ上のランクに届かなかったのは、この点が大きいですね。

キャラは、いかにも萌え系ラノベらしい、特化した女の子が多く登場します。
軽いお祈りのつもりが融通の利かないぐらい表情を消すことになったしまった少女・筒隠月子のクーデレっぷりは、明らかに狙いを定めてきていますね。
ですます調を多用する女の子は、あざとすぎると感じてしまいます。
ギャップ萌えは、さほど得られなかったかなぁ。

月子よりも、サブヒロインの小豆梓の方が好みでしたね。
防御力の低いツンデレは大好きです。
ちょこっと突くだけで、デレた言動をぽろぽろと零す彼女は愛らしかった。

梓は理由があるのでともかくとして、月子の好感度の推移が読めないと思ったのは自分だけでしょうか。
酷い目に遭っているのに、何故主人公に好意を寄せるのかが理解不明でした。
うーん、どこか見落としあったかなぁ。

そんな二人の女の子と絡むことになる主人公・横寺陽人は、言うほど変態じゃなかったように見えました。
これはもう、他のラノベの変態キャラを見過ぎた結果、自分が毒されているためでしょうね。
横寺の場合、むっつりスケベが、誤魔化しができないようになったという程度です。
煩悩を語ってしまう自爆が面白いものの、あっさりしていて濃厚さはありませんでした。
変態よりも鈍感さを何とかした方がいいね、うん。

喪われた本音と建前を取り戻す展開に文句はありませんし、テーマが明確なのも良いと思います。
ただ、設定の裏付けが弱すぎる気がします。
解決への糸口が曖昧だし、そもそも嘘を全くつけないってわけでもないみたいだし。
細かい点は、目を瞑るべき作品と考えるべきですかね。

イラスト担当は、カントクさん。
まず間違いなくヒットした理由の大半を占めるのが、可愛らしいイラストでしょうね。
初動が凄い新人作品なんて、絵師買い以外に考え辛いですから。
確かにどれも素晴らしく堪能させてもらいました。
梓はロリっぽくない絵が好きなので、月子と対比する意味でも童顔にしすぎないよう描き分けてもらえると嬉しいなぁー。

煩悩が止まらない少年にセクハラされて、表情を顔に出せない少女が苦労するラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  変態王子と笑わない猫。  さがら総  カントク  評価B 

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