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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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2011年3月読書記録 

今年3回目の読書記録まとめです。
あー、早くも2011年を1/4消化してしまったのかぁ。

▼月間マイベストライトノベル
 『神様のメモ帳6
神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫)神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫)
(2011/02/10)
杉井 光

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きな臭い事件の真相を暴く探偵とニートの物語。
主要人物たちに深く関わるエピソードは、読み応えがあります。
謎が一つずつ明かされていくたびに繋がる関連性が面白い。

▼読了済み………17冊 (前月比 -7冊)
▼積み本…………54冊 (前月比 +3冊)
▼感想記事数…13冊分

▼3月の読書数……6冊
 『ぼっちーズ』
 『ゼペットの娘たち2』
 『東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE』
 『生徒会の水際 碧陽学園生徒会黙示録4』
 『神様のメモ帳6』
 『涼宮ハルヒの溜息』

予定通り忙しい日々が続いたため、感想記事数が地味に減ってしまいました。
せめて月の半分は書きたかったんですがね。
まぁ去年に比べれば、これでも安定している方かな。

読書数がかなり少ない理由は、単行本を読んでいたのが大きいですね。
「ぼっちーズ」だけで10日以上かかっちゃいましたし。
余程ハマっている本以外は、空き時間に少しずつ読むので、文庫本でないと読み辛いんですよねぇ。

もっと落ち着いて本が読める時間が欲しいなぁ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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とある飛空士への恋歌4 

とある飛空士への恋歌 4 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 4 (ガガガ文庫)
(2010/08/18)
犬村 小六

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読書期間:2011/1/9~2011/1/13
月間マイベスト作品

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
燃え
感動
緊張感
家族愛
ロマンス

 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8


 「大好きだから……さよなら」
 級友の死に苛まれていたカルエルとクレアは、思い出の湖畔で思いがけず再会する。お互いの気持ちを確かめるため、正体を明かしたカルエルだったが、クレアには別れを告げられてしまう――。
 一方「空の一族」との戦いで多くの仲間を失い、疲弊した飛空科生徒たちは、悩みと苦しみを抱えたまま、再び決戦の空へ向かうこととなる。仲間の思いを受け継ぎ、潰滅の危機に瀕している大好きなイスラを、大切なひとを守るために……。
 超弩級スカイ・オペラ「飛空士」シリーズ、驚天動地のクライマックスに突入!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


空を翔ける者たちの愛と憎しみのロマンス、第4巻。

震えた。
周囲の雑音が気にならないくらい没頭して読み耽りました。

通常、シリーズ物が途中で急激に評価を上げることは少ないはずなのですが、この作品は3巻4巻で明らかに一つ上の水準に到達しましたね。

戦争という現実の前に、学生たちが甘さを捨てざるを得ない状況になっていくのが見ていて辛い。
しかし、そんな緊迫した中で、一皮むける男たちが何と熱いことか。
「男子三日会わざれば刮目せよ」とは、まさにこのこと。
死への恐怖、逃げ出したい気持ちを抱えながらも、やるべきことを見失わない彼らが格好良すぎる。
ミツオやファウスト、ウォルフガングの勇姿にも涙しましたが、今回も同等の破壊力が胸に来ました。

空戦そのものは、戦艦や戦争に詳しくないため、細かい指摘を上げることはできません。
知識のないものからすると、説明文が的確で分かりやすく、盛り上げどころも押さえていて良かったです。
ラノベらしくない濃厚な文章で、ギリギリの戦いに何度も鳥肌が立ちました。
映像ではなく文章だからこその面白味があって、お見事だったと思います。

あらすじ通り、遂に明かされた秘密。
物語は加速し、息をつく暇もありません。
前巻同様、展開は予想の範囲内なのに、どうしてこう心躍らされるんだろうか。
伏線が見え過ぎていることに関しては気にならないわけではないんですが、これが王道の良さでしょうかね。

過去との決別があっさりと取るべきか、グダグダで情けないと見るべきか、読み手次第かな。
個人的には、周りが立派過ぎるだけで、カルエルのように苦悩するのは当然だとも思うので、適度な塩梅だと思いました。

今回キーマンとなったのは、これまで背景が謎だったイグナシオ
情報がなさすぎたので、急に湧き出てきた印象が拭えませんでしたが、良い役柄でした。
彼が居てくれて、本当に良かった。

イラストのレベルも総じて高く、見応え十分です。
登場人物が多いので、口絵でキャラ紹介してくれていると、もっと読みやすかったかな。
まともに載っているのが2巻しかいないので。

素晴らしい一冊でした。
次回の最終巻、感動のラストを期待します。

臨場感のある空戦描写が圧巻のクライマックスに打ち震えます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とある飛空士への恋歌  犬村小六  森沢晴行  評価A- 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第13話「俺の後輩がこんなに腐ってるわけがない」 

俺妹13話「俺の後輩がこんなに腐ってるわけがない」を視聴しました。

原作ルートはやっぱりいいな。
桐乃が登場しないと、イライラする要素がなくなるので気分的に落ち着きます。
黒猫との学園ラブコメでいいよ、もうw

原作との違いがチラホラとありましたが、概ね再現は出来ていたかと思います。
ただ、若干テンポが悪いかったり、逆に説明不足かなと感じたところはありました。
構成の問題かなぁ。

真壁くんのイラストはなかったはずなので、アニメで初お目見えでしたが、ちょっと想像と違っていました。
もっと身長が高くて、サラサラヘアーの主人公っぽいイメージだったんだけどな。

瀬菜の作画は崩れてはいませんが、安定はしていなかったですね。
おっぱいが大きかったり小さかったり、妙に肩幅が大きかったりと色々気になりました。
赤城兄に慰められるシーンはお気に入りでしたけど、声付きだとなお良かったですね。

黒猫の可愛さだけで、満足できる内容でした。
京介のセリフ一つ一つにデレる彼女の表情がイイわー。
次回は1ヶ月後と思うと、待ち遠しいですね。


テーマ: 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 俺の妹がこんなに可愛いわけがない  ニコニコ動画 

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり 

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)
(2011/01/06)
入間 人間

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読書期間:2011/1/8

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

構成
ミステリー



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




 まーちゃんが、殺人犯に攫われた。
 僕の元から、まーちゃんが消えた。バカップル伝説も終焉を迎えた。
 長瀬透殺人事件に起因する自分自身との無益な争いに精を出していた間に攫われたんだから、まったくもって笑えない。
 しかも犯人は、長瀬だけでなく、僕の知り合いを次々と殺してまわった人間でもある。
 そして、今だ犯人は逃亡中。
 この事件だけは、僕が終わらせないといけない。敵は二つ。殺人犯と、僕自身。内外からの挟み撃ちだ。相手にとって不足はないが、相手からすれば標的は不足だらけだろう。
 だからって、まーちゃんを諦めると、僕はみーくんじゃなくなる。
 出来る内に、出来ることを。『ぼく』が終わる前に。
 よーし。じゃあみんな、行ってきます。
 ちょいとハッピーエンドまで。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


嘘つき少年と壊れた少女のものがたり」終章。
第13回電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸したみーまーシリーズ、最終巻です。

みーまーらしい終わり方。

最後の最後まで一貫とした評価がし辛い作品でした。
一言目に面白いとはなかなか言えないし、不満点も多数存在します。
しかし、独特な雰囲気、登場人物たちの魅力、癖のある文章など長所も数多くあります。
どちらに傾くのかは人それぞれでしょうが、自分にとっては購読し続けたいと思わせる力があったのは確かです。

長く続いた作品は、終わりを迎えると途方もない虚無感に襲われるのですが、今作ではありませんでしたね。
終わりを迎えたのは受け止めているのだけれど、どこかでまだ続いている感覚があります。
著者の作品がクロスオーバーしていることもあって、本作の登場人物が他の作品と同じ世界で生きているんだろうなぁと考えると、不思議とあまり寂しさを感じませんでした。
もしかすると、みーまーシリーズのみを追っている人からすると、別の感想を抱くのかもしれませんね。

200ページちょっとの最終巻は物足りない。
しかも、その多くが冗長だったのはいただけませんね。
詳しく書くとネタバレになってしまうので避けますが、もう少し練り込めたのではないかなと思います。
映画公開に合わせる為に1年間待たされた挙句に、この内容の薄さは正直残念と言わざるを得ません。
8,9巻の展開が凄かっただけに、期間を空けられると、ハードルばかりが高くなってしまいました。

犯人や物語の結末は、予想の範囲を超えることなく収まり、驚きが足りなかったですね。
みーまーには、鈍く響き渡るインパクトが欲しいと思ってしまいます。
状況は酷い惨状なんですが、その割にあっさりとしすぎでした。

とはいえ、後半というか部分的に凄く盛り上がり、それだけでも読んだかいはあったと思います。
見せ場が短すぎたのは惜しいけれど、そのかわりにある台詞に重みが凝縮されていました。
精神が崩壊するほど残虐非道な事件があったり、血みどろとなり何度も瀕死に陥ったりと、危険性ばかりがクローズアップされますが、結局のところ本作は愛の物語だったんだなぁとしみじみと感じますね。
客観的にみると歪んだ愛情でも当事者にとっては限りなく純真で、それが皮肉でもあります。

この終幕が、果たしてハッピーエンドかどうかというのは、それこそ受け取り方次第でしょうね。
個人的には、ハッピーでもバッドでもなく、唯一無二のトゥルーエンドだったという印象かな。

ヒロイン勢を始めとして登場人物に良キャラが多かったので、もっと幸せな場面を見たかったなぁという欲は正直あります。
まぁでも、××とまーちゃんのための物語としては、ここが一番いい落とし所だったのでしょう。

左さんのイラストは、初期から随分と変化しましたが、どの時期の絵も好みで見応えがありました。
挿絵が扉絵のみというのも作品のスタイルと合っていて良かったと思います。
あぁでも、ゆずゆずの絵がもっと見たかった……!

一息つく暇もなく、次々と新作を発表する著者には感服します。
とても充実した時間を過ごすことができました。
お疲れ様です。そして次回作も期待しています。

どれだけ不幸でも生きている幸せを実感させてくれるラブストーリー

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん  入間人間    評価B+ 

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涼宮ハルヒの憂鬱 

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
(2003/06)
谷川 流

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読書期間:2011/1/4~2011/1/7

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★★ … 9
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
ラブコメ
世界観
完成度


 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★
 … 9



 「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。
 入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし……と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気付いたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた――。
 第8回スニーカー大賞<大賞>受賞作、ビミョーに非日常系学園ストーリー!

【感想】


今やラノベ読者に限らず、オタク文化を好む者であれば知らない人はいないであろう超有名作品。
アニメ版は京都アニメーションの名を世に轟かせた、角川スニーカー文庫の看板タイトルです。

シリーズのファンは、国内にとどまらず、海外でも熱狂的なファンが多数存在しています。
さらには、作家志望者に多大な影響を与え、類似作品が山のように生まれました。
まさしく00年代ライトノベル業界の代表作品といっても決して過言ではないでしょう。

さて。
そんなメジャータイトルを今更感想を書かなくても、そこらじゅうに溢れかえっていますが、せっかくなので自分が感じたことを書き残したいと思います。

2011年の1冊目として読んだ今巻ですが、通算では5回目くらいの再読になります。
これだけ読みなおしたラノベは、他に1,2冊あるかどうか。
それだけ思い入れ深い特別な一冊です。

初読はアニメ放送第一期放送終了直後の2006年8月。
アニメ1話を見た瞬間にこれは絶対に面白いという確信を得ましたが、先に原作を読んでしまうとアニメが楽しめくなるかもしれないと思って、最終話を視聴するまで手をつけなかった思い出があります。
その判断が正解だったかどうかは分かりませんけど、当時の最新刊である「涼宮ハルヒの憤慨」までノンストップで読んでしまうぐらいハマりました。

内容については、アニメの作りが丁寧過ぎて、原作ならでは得られる充実感というのがほぼありません。
つまり、初見であるにも関わらず、既にほとんど把握済みという状態でした。
おそらく、自分みたいな人は大勢いたんじゃないかな。

何といっても特徴的なのが、主人公・キョンの語り口でしょう。
地の文が、流暢な喋り言葉でなだれ込んで来るのは、実に衝撃的でした。
これがハルヒの評価を決定づける上で、最も大きなポイントになっていると思われます。
事実、テンポの良さに病み付きになる人もいれば、嫌悪感を覚える人だっています。
ちなみに、言うまでもなく自分の場合は前者でした。

ライトノベルという分野において、この軽さは武器になります。
一つの文章における面白味を損なうことなく、サクサクと読める為、非常に心地良いんですよね。
登場人物が活き活きしているのも長所の一つですが、それもこの文体のおかげともいえます。
読者はキョンに同調することで、シンパシーを得ることができました。

キョンだけではなく、取り巻く仲間達も魅力的です。
我が儘なツンデレ娘であり台風のように騒がしいヒロイン・涼宮ハルヒを筆頭に、無口系キャラの王道を往く万能少女・長門有希、天然ロリ顔巨乳の癒し系お姉さん・朝比奈みくると、スタンダードが故に外れもない可愛い女の子達。
そして、キョンを除くと唯一の男子である二枚目・古泉一樹も含めた計5人の集まりは、中高生を中心とするラノベ読者にとっては憧れを覚えるほどのものでした。

第1巻となる今作では、まだキャラ紹介程度にしか話が進んでいません。
説明に量を費やし、ストーリーに関しては終盤にちょっとだけ進展するかなってレベルです。
とはいえ、セカイ系の基本的な骨格は形成されていて、完成度は間違いなく高いと思います。
これが新人作品だったわけですから、そりゃあ大賞を受賞するでしょうね。

イラスト担当は、これまたハルヒで名を馳せたいとうのいぢさん。
この作品が流行った理由の一つでもあるキャラ造形は、古さと新しさがミックスされたもので、テンプレ的な要素も踏まえつつ独自の色を出すことに成功しました。
挿絵は、渾身のイラストと比較すると、何気に結構粗かったりするので過度な期待は禁物です。

何度も触れすぎて素直な感想は書きにくくなってしまいました。
それでも、面白いといえる名作だと思います。
ラノベの入門書に相応しい本のうちの一冊ですね。

非日常に憧れる自由奔放な女の子と、それに振り回されダルそうな男の子のボーイミーツガール

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  涼宮ハルヒの憂鬱  谷川流  いとうのいぢ  評価A- 

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ワールド・ネバーランド~ナルル王国物語~パワーアップ版 

ワールド・ネバーランド~ナルル王国物語~パワーアップ版』の配信が決定というニュースが舞い込んできました。

公式
 http://www.althi.co.jp/campaign/psp_news02.html
電撃オンライン
 http://news.dengeki.com/elem/000/000/355/355766/
4Gamer.net
 http://www.4gamer.net/games/109/G010996/20110324044/
ファミ通.com
 http://www.famitsu.com/news/201103/25041696.html


以下、公式より主な変更点の抜粋です。

《新しく追加された機能》
★アドホック通信を用いた移住機能を追加
★住宅地「ラト区」「レト区」「ルビ区」を追加
★新しい「料理」を追加
★友人リストからステータスと家系図を確認できる機能を追加
★ステータス1ページ目に「既婚者」マークを追加
★メニュー項目に「カレンダー」を追加
★カレンダーに「今日の予定」ページを追加
★王国内の各所に「自動移動」できる機能や訓練アイテムなどパワーアップ版用の新たな追加ダウンロードコンテンツを配信予定

《バランス調整された要素》
・国民の考え方・行動方針の決め方などを調整
・会話内容の変更と調整
・人間関係の変化度合いを調整
・国王及び王族の結婚式と使節謁見が重ならないように調整
・国民の髪色に関する遺伝傾向を調整
・王国の人口が少なくなりすぎないように調整
・家族が揃って食事する際の価値基準を調整
・業績ポイントの調整
・自分専用棚の調整

《主な修正内容》
・家系図が正常に表示されない不具合を修正
・王と王族の引越しに関する不具合を修正
・結婚式を予約した状態で新郎または新婦が亡くなると式の延期が繰り返される不具合を修正
・欠員のあるリーグ戦で正常に勝ち数が表示されない不具合を修正
・酒場での注文時に特定の条件が揃うと操作不能になる不具合を修正
・図書館で本閲覧時に特定の条件が揃うと操作不能になる不具合を修正
・技の伝承時に特定の条件が揃うと操作不能になる不具合を修正
・複数の議員資格を掛け持ちしている者が、いずれかの議員資格を失う時に他の全ての議員資格も同時に失っていた不具合を修正
・王族の婚姻による転職の不具合を修正
・誤字脱字の修正
・出産時に特定の条件が揃うと出産が保留され、1年間自宅から出られなくなる不具合を修正
・病気中の国民に薬系以外のアイテムが渡せてしまう不具合を修正

これはワーネバファンのナルルユーザーにとっては、感涙ものですよ!
しかもこれら全てが無料というんですから、神対応と称えねばなりません。
DL専用ソフトということでアップデートに期待はしていましたが、ここまでユーザーの声を親身に受け取って反映してくれるとは、もう頭の下がる思いです。

正直な話、面白いのは面白いんだけど、惜しい点が多々あったことで、どうにもモチベーションが維持しづらかったのですが、これでまたより一層楽しんでプレイできそうです。
家系図やカレンダーの確認が簡単に行えるのは嬉しい限り。
これができてこそのワーネバって感じですしね。

NPCから話しかけられるのが一日一回というパターン行動も調整されているのかな。
会話も多くなるらしく、画像を見る限り「何してるの?」を聞くことが出来るみたい。
浮気が蔓延っているらしいから、抑制してくれると有難いなぁ。

しかも、住宅地を増設するというんですから、世界が広がって良いですね。
王国民の数もそれに伴い増えるといいなー。

ううむ、配信時期が気になります。
これは、続報を期待して待つしかないですね。

テーマ: ワールド・ネバーランド~ナルル王国物語~

ジャンル: ゲーム

タグ: ワーネバ  ナルル王国  PSP 

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成長した自信はないけど変化はしている 

久しぶりに、取り留めのない雑記。

昨日の記事で、2010年読了済みのラノベ感想が書き終わりました。
で、2011年最初に読んだ本が、ここでも宣言した通り「涼宮ハルヒの憂鬱」です。
具体的な感想は後日書くとして、以前管理していたブログでも感想を書いた覚えがあったので、久しぶりに旧ブログを覗いたんですよ。

特定の記事を探すまでに他の記事を読んでいたんですが、いやーこれが懐かしいのなんの。
自分で書いたはずなのに、完全に記憶から消去していることもあり、新鮮というか驚きでしたね。
昔はメイン記事のRO以外は、それこそテーマをハッキリとさせない雑記の更新が多く、自分自身のメンタルや環境について語っていることが比較的多かったのが特徴かな。
おかげで、日記を読んでいる感覚で思い出すことができ、なかなか面白かったです。

あれから4,5年経つのかぁ。
若い自分を客観的に見て、歳を取ったなぁと実感します。
日常生活でも、年齢を感じることが増えてきましたが、こうして数年前と比較すると明確に異なりますね。
ショックというほどではないけど、地味に凹むわw

今月は忙しいこともあって、体力的に消耗が激しいから余計にそう感じるのかもしれません。
近頃はツイートもままならないことが増えてきました。
まぁでも世間的には、まだ生温い仕事だとは思っているんですが。
何だかんだ言いつつ、ブログの更新はそこそこ出来ていますからね。

それなりのペースで更新し続けていることもあってか、日々の閲覧数も増加傾向にあるようで。
とても有難いことです。ありがたやーありがたやー。
しかし、はたしてどれぐらいの人が継続して、もしくはちゃんと記事に目を通してくれているんだろう。
やりたいからやっているとはいえ、ラノベ感想が主流となっている今、どれだけ需要があるのかどうか謎ですね。
シリーズ物の感想が増えてしまった結果、前巻までとはいえネタバレ感想が多くなってしまって、ページを開き辛くなっていないかなーと心配だったりします。
一人でも多くの人に活用していただけているのであれば、幸いです。

テーマ: 日記

ジャンル: 日記

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クロノ×セクス×コンプレックス③ 

クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)
(2010/11/10)
壁井 ユカコ

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読書期間:2010/12/21~2010/12/31

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
世界観





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 念願の現代日本への帰還をはたしたミムラは、どこか違和感のある故郷で、ついに三村の体を持つミムラ・S・オールドマンに出会った。そしてわかった事実――それは、故郷は三村の知っているものと大きく変わっており、幼なじみの小町が存在ごと消えているということ。意気消沈して学園に戻ったミムラのために、オリンピアは新たな時間魔法を使う。そのおかげで学園に起こる大パニック。そしてミムラは、時間の改変がもたらす恐ろしい結果と、「小町を忘れるな」という司書の言葉の意味を知ることになる。
 司書の正体とは――!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


性転換して魔法学園に通うことになってしまった女の子の時間移動モノ、第3巻。
説明は間違っていないはずなのに、混在していて分かり辛いことこの上ないですね。

ワクワクドキドキの魔法学園生活は何処へやら。

前回語られなかった三村の帰郷と、それに伴う衝撃的な事実が明かされる今巻。
三村がどんどん後ろ向きというか、負の感情を抱え込んでいくので、雰囲気が一向に晴れません。
作者らしいといえばらしいんだけど、1巻のあとがきを読む限りでは、コミカルかつ爽快な話になるのかと思ったので、予想を裏切られました。
まぁ、こういうどんよりしたのも嫌いじゃないですが。

それにしても、三村にとって小町はそこまで特別な存在だったのか。
三村には日常の象徴であったのかもしれないけど、思い入れが急に強くなったようで違和感がありました。
1,2巻で、もう少しプッシュしておいても良かったのではないかなぁ。

物語の大筋が照らし出され、ようやく展開する方向が読めるようになってきました。
張っていた伏線も一部放出していますが、出し惜しみしている感はありますね。
司書の正体については、確定したと素直に受け取ることはできませんし。
全ては、ここからが本番になりそうです。

三村とミムラの入れ替わった当事者たちのやり取りは、シリアス度が高めで楽しみきれませんでした。
元男よりも元女の方が開放的で、三村がタジタジとなっているところは面白かったんですがね。
というか、三村は自分の体に迫られてドキドキしすぎだろう。
もう心までもが乙女になっちゃってるよ。

空回りしている三村とは対照的に、オリンピアが可哀想すぎるほどに健気で切ない。
プライドが高く素直じゃないけれど、賢い判断をする彼女は好感を持てます。
ミムラやオリンピアとの会話でも、三村は察しが悪すぎだしねぇ。
もはや、オリンピアが主人公で、三村がヒロイン役で概ね合っていると思う。

会話量が少なく、地の文の説明が多くて、いつもよりも読むのに手こずりました。
何だか作者の文章と呼吸が合わなかった感じ。
壁井さんの作品では珍しい。

村上ゆいちさんのイラストは、正直微妙と言わざるを得ませんでした。
口絵はまだしも、挿絵が一目で雑というか手抜きというのが分かるもので残念。
イラストレーター交代劇の合間にストックができたからこそ短期間で刊行できたのでしょうが、村上ゆいちさんにはもう少し時間を上げても良かったんじゃないかなぁ。
焦らせずに、じっくり描いてもらえれば、素敵な絵を描いてくれる人なんですから。

良くも悪くも雰囲気がガラリと変貌し、まさしく転換期となった今回。
次の一歩目が、どのように踏み出すのか、いやーな予感がしつつも待ちたいと思います。

真相が明かされるに連れて重く暗い話にシフトしていく時間跳躍物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  クロノ×セクス×コンプレックス  壁井ユカコ  村上ゆいち  評価B 

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サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY 

サクラダリセット4  GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)
(2010/11/30)
河野 裕

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読書期間:2010/12/17~2010/12/20

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 7
透明感
切なさ




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 「リセットを、使えません」
 相麻菫の死から二週間。浅井ケイと春埼美空は、七坂中学校の奉仕クラブに入部する。二人は初めての仕事を振られるが、春埼はリセットを使えずにいた。相麻の死をそれぞれに考えるケイと春埼。ケイは、相麻が死んだ山へと向かい……。(「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」)。
 中学二年の夏の残骸、高校一年の春、そして夏――。壊れそうな世界をやわらかに綴る、シリーズ第4弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


タイトルだけでは分かりませんが、シリーズ初の短編集となっています。
とはいえ、本編に密接する重要な要素もあるため、読み飛ばしは避けた方がいいでしょう。

ほとんどが「ザ・スニーカー」で掲載されたもので、書き下ろしは一本のみとなります。
その唯一が3巻ラストの続きであり、あらすじにある「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」ですね。

相麻菫の死後間もない時期ということもあり、沈痛な空気が肌に突き刺さる話でした。
ケイと春埼の距離感や関係が今に至った理由が明らかとなります。
この二人の特殊性は、とても一言では言い表すことはできませんね。
言葉を交わし過去を積み重ねてきた結果、お互いを求める理由が出来ていた、ということでしょうか。
感情量は細い糸のようなものなのに、結びが強固で解ける気配がありません。
しかし、何だかこの糸が近い未来に切れるようなことがありそうで、不安を覚えました。

その他の短編も少し切なく、だけど優しいエピソードとなっています。
澄んだ空気の表現力が本当に素晴らしい作者さんですね。
短編集となっていても、シリーズ通しての透明感のある雰囲気は失われていません。

その一方で、短編の合間に挟まれているショートショートは、ほんわかとしていて面白い。
春埼視点で描かれるあったかいエピソードで、彼女の魅力が随所に出ていました。

・「ホワイトパズル

最後に「サクラダリセット」と全く関係のない短編が収録されています。
過去に「ザ・スニーカー」で掲載されたらしく、作者にとってのデビュー作であるそうです。
「サクラダリセット」の告知をする意図もあって、雰囲気が酷似しているため、最初はシリーズに関連する作品だと思っていて、半分ぐらい読んでようやく別物なんだと気付きました。

綺麗な空気や洗練された文章は、まさに作者ならではといった感じ。
設定は凝っていても見せ方はシンプルで、テーマにブレがありません。
登場人物たちの儚い想いが心に染み込むようでした。
これだけでも今巻を買う価値があったと思えるぐらい面白かったです。

それにしても、半ページだけの挿絵や関係のない短編が入っているのをみると、少女漫画を連想してしまうのは自分だけでしょうか。

本編よりも恋愛要素が香る切なく優しい短編集

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  サクラダリセット  河野裕  椎名優  評価B 

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プロ野球ペナントレース開幕時期と節電化計画 

セ・リーグ開幕時期について。
まず、個人的な意見を言いますと、延期が妥当だと思います。
理由は2つ。1つは言うまでもなく電力供給が不足する中で、強行するのはあまりに身勝手だということ.
もう1つは、野球ファンとして今はまだすぐに気持ちの切り替えができず、純粋に応援できそうにないこと。

スポーツで被災地の方々を勇気づけられるという理念はいいんですが、まだ時期尚早だと思うんですよね。
何せ避難所生活している人たちは、情報が届かないんですから。
それに余震も続く中、人が大勢集まる催しは可能な限り避けた方が無難でしょう。

アクセスの問題もあります。
計画停電がいつどのタイミングで行われるか、直前にならないと分からない状況で、ファンは球場に駆け付けるのは難しいでしょう。
球団が野球を商業として考えるのであれば、来場者数が確保できる時期を考えてしかるべきです。

ただし、とりあえずの延期というのはパフォーマンスにしかなりません。
パ・リーグが4月12日に延期したらしいですが、果たしてそれまでに電力確保の見通しは立っているのでしょうか。
原発が廃炉となると、どう考えても電力が足りません。4月中旬に伸ばしたところで意味はあまりありません。

セパの足並みを揃えることが重要だと考える人もいます。
確かに平時であれば、その通りだと思います。
しかし、今は二の次です。
むしろ、時期をずらして開催した方が、電力計算の目安になるのではないでしょうか。
ある程度は計算できるとはいえ、思わぬトラブルが起こることも考えられますから。

ナイターをデーゲームに、ドーム球場を屋外球場にという選手会やファンの声はもっともだと思います。
どうしても使用していない時と比べると消費量は増えてしまいますが、軽減することはできます。
中止は関係者みな望んでいないことですから、相応の努力が必要です。

野球に興味のない人からすれば、何故そんなことのために停電を強いられる必要があるのかと言いたくもなるでしょうしね。
野球選手はそれが仕事とはいえ、人によっては遊んでいるように見られてしまいますから。
助け合いの精神が大事な今、相互理解は欠かせません。

延期の場合、球団企業の損失は計り知れないものとなるとされています。
しかし、今は痛みを分かち合うときではないでしょうか。
義援金という形も結構ですが、被災者の方たち、また、復興を目指す人たちの邪魔をしないようにすることも忘れてはいけません。

問題を解決するにはどうすればいいのか。
そんな答えが素人一人で思いつくのであれば、こんな大きく問題にはなっていません。
ただ、今後の状況次第な面が多分に含まれているので、延期という形をとることが一番スマートな方法ではないかなと思います。
ファンの反感も買わずに済みますしね。

最後に。
感情的な意見が多いので、もう少しファンも冷静になるべきだと思います。
自分の利益しか考えてない連中は叩かれるべきでしょうが、情報が不確かな話を丸のみして、反射的に声を荒げないで欲しい。
多くの関係者は、前向きに頑張ろうと必死なんです。だから協議するんです。今こそ落ち着こう。


……と、ここまでが昨晩思い立ってTwitterで呟いていたログです。
そして、今日新たな動きがありました。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20110319-00000065-kyodo_sp-spo.html

まず、延期が4日間のみということに驚きました。
世論の流れから延期は止められないだろうと思っていましたが、まさか1カード飛ばしただけとは。
これでは「叩かれたので開幕を先伸ばしました」と言っているようなものです。
形式上取り繕っても根本的な解決にはなりません。
まぁ、1ヶ月延期したところで、火力発電所の再稼働に目処が立つのかどうか怪しいですけどね。

ナイターを可能な限り自粛し、夏場も可能な限りデーゲームで開催する話はいいと思います。
やはり冷房や照明の電力は洒落になりませんから、消費を抑えなければなりません。
世間は当然の処置とは言いますが、日程の組み替えなど一筋縄ではいかないでしょうね。

今シーズンの延長戦廃止という話は、プロ野球ファンの一人としては正直残念です。
これは勝負や起用法、出場できる選手の数に影響を与えますから、ペナントそのものが大きく変化します。
ただし、これぐらいのことは我慢しなければならないことも分かっています。

あとは最大の問題点ともいえる、東京ドームの使用について。
通常の4割節電すると公言していますが、それでも非難が集中しています。
確かに、いくら削減したところで消耗が激しいのは事実ですからね。
打開策としては、東京ドーム以外に巨人の本拠地を作るぐらいしかないような気がします。
そんなものが存在するのかどうか知りませんけど。

うーん、このゴタゴタの中で開幕しても、誰も得しないと思いますね。
対策を打つにしても、もう少し時間が必要だったのではないかなぁ。

テーマ: プロ野球

ジャンル: スポーツ

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魔法少女まどか☆マギカ 第10話「もう誰にも頼らない」 

魔法少女まどか☆マギカ』第10話「もう誰にも頼らない」を観ました。
地上波は地震の影響のため放送延期となっていますが、ニコニコの配信は予定通りだったので助かりました。

以下、ネタバレ感想です。

放送開始前から、スタッフのハードルの上げっぷりが凄くて、期待と不安が入り混じっていました。
結果から言えば、なるほど、神回と騒ぐだけのことはあります。
素直に面白いわ、これ。

いきなり、ほむらの眼鏡スタイルから始まった時は何事かと思いましたが、すぐに過去編だと分かりました。
初期から予想されていた通り、ループ物でしたね。
これに関しては、驚きはなかったものの、遂に真実が明かされるということで胸のドキドキが止まりませんでした。

そして、マミさんの再登場がメチャクチャ嬉しかったです。
いやー、やっぱりこの子が一番好きです。
マミさんのテーマが流れた瞬間、ゾクゾクするほどテンション上がりましたね。
まぁ、すぐにマミったり、精神的な弱さを見せたりもしたけれど、登場してくれただけでも良かったです。

まどかの魔法少女姿も初披露ですね。
意外にも様になっていて、アクションが痺れるほどに格好良かったです。
武器が弓というのもいいなぁ。

まどか&ほむほむ&マミさんの魔法少女トリオの戦闘シーンも見応えありました。
本来、こういうパターン化された魔法少女モノを見たかったはずなんだよなぁ。
鬱シナリオであるがゆえに、この共闘がより一層尊く感じます。

声優の演技力も神懸かっていて、感情の入れ具合が半端なかった。
物語が想像通りだったとしても、演出や声、BGMなどが素晴らしくて、目が離せませんでした。
1話のアバンタイトルに繋がるシーンでED曲が流れたり、OPをラストに持ってきたりと、見事としか言いようがないですね。

5回以上見直して、初めて相当ハマっていることに気付きました。
基本は辛いストーリーなんですが、随所に女の子たちの魅力が出ているおかげで、凹んだりはしません。
可愛さに萌えたり、シュールなギャグで笑えたり、どのシーンを切り取っても面白かったです。
残り2話も楽しみでなりませんね。


テーマ: 魔法少女まどか★マギカ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 魔法少女まどか☆マギカ  ニコニコ動画 

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『BUYUDEN 武勇伝』連載開始 

MAJOR(メジャー)」で有名な満田拓也さんのサンデー新連載「BUYUDEN 武勇伝」を読みました。

数週間前から予告されていたので期待したのですが、これは面白い。
1話目から引き込まれましたよ。

野球の次は、ボクシング漫画でした。
当たり前ですが、まだ今後どのように展開するかさっぱり分かりません。
しかし、キャラ立ち、ストーリー、ギャグのキレ、構成など総合的に優れていたように感じました。
まぁ、単純に面白いというのが、全てなような気もしますがね。

メジャー同様に幼年期から始まっているため、長編を予感させます。
「バクマン。」の作中で、ジャンプの連載システムについてツッコミがありましたが、長編だからこそ活きてくる作品っていうのはあるんですよね。
「MAJOR」の成功も、間違いなく影響していると思いますし。
この「BUYUDEN 武勇伝」も、焦らずじっくりと描いていってくれると信じています。

冒頭から捻くれた考え方をしている主人公が出てきた時は、意外で驚きました。
小6というより、中二病という感じですが、いきなりヘタレているので、案外更生は早いかもしれません。
年齢に対して、ちょっとガタイが良すぎるかなーと思いましたが、思春期の男子学生の成長具合に関しては言うまでもなく描き分けた実績があるので、きっと問題ないでしょう。

ヒロインの女の子も可愛くて良かったですね。
関西弁を喋る娘は、結構好みだったりするので、俺得だなぁと思ってみたり。
最後の反応は、笑うと同時にスカッとしましたw

単行本を買い揃えたくなるぐらい、安定した話作りが続くことを期待したいですね。

テーマ: 週刊少年サンデー

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: BUYUDEN  BUYUDEN(話感想)  満田拓也 

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めたもる。 

めたもる。 (メディアワークス文庫)めたもる。 (メディアワークス文庫)
(2010/11/25)
日比生 典成

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読書期間:2010/12/15~2010/12/16
月間マイベスト作品

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
青春
和み
ほのぼの
メルヘン


 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9



 たとえば、すれ違いばかりの彼と彼女がいたとする。本当にちょっとしたボタンのかけ違い、ささいなことだ。でも、きっかけがなくて――。
 そんな時、彼/彼女はふと善行をする。弱っている猫にエサをあげたりといった些細なことだ。だが、枕元に神様が立って、何にでもなれるお札をくれるという。え?そんなおとぎ話を信じられない?いやいや、嘘じゃない。実際彼らはお札を手に入れ、それがきっかけとなり二人の関係は変わっていくのだ。
 大人のメルヘンをどうぞ。

【感想】


優しい心を持った人達が、大切な人のために行動を起こす、とても素敵な短編連作。

うわー、これはいいなぁー。
ものすごく和ませてもらいました。
優しい空気に満たされ、まさに心が洗われるような、幸せな気分に浸ることができました。

基本は、4章+αからなるボーイミーツガール。
心の綺麗な人達が、何にでも変身できるお札を手に入れたところから物語は始まります。
打算的な人間だと、ここで悪事を想像してしまうものですが、根っからの善人たちは考えもしません。
理由はそれぞれ。しかし、ただひたすら純粋な気持ちで、誰かのためにお札を使用します。

どれもこれもちょっぴり切ないけれど、最後にはじんわりと温かくなれました。
言葉に棘がなく、柔らかい文体は、まるで童話のようでもありましたね。
人肌のような温もりを感じ取ることができ、読了感が素晴らしく心地良かったです。

ストーリーラインが見事なまでに真っ直ぐで、余分な要素がほぼありません。
研ぎ澄まされたというよりは、シンプルな作りになっているといった方が合っている気がします。
教科書的な内容なのかもしれませんが、設定が凝りがちなラノベ作品が多い中で、こういった作品は、逆に新鮮に感じますね。

全ての章において完成度が高くて、良かったものを一つ挙げろと言われても選びきれないです。
第1章「真実の鑑」のキャラに憧れ、第2章「ランナー」で元気をもらい、第3章「月の猫」では切ない愛に涙し、第4章「SPRING COMES IN LIKE A LION」の不器用な二人の青春にニヤニヤさせられました。
そして、終章「after……」があるおかげで、各章がグッと引き立ちます。

あらすじが分かり辛くて、イマイチ興味を持てなかったのですが、買って正解でした。
作者の「海をみあげて」が面白いと感じた人ならば、こちらも楽しめるのではないでしょうか。
個人的には、作者買いして良かったと思いましたね。
次もこの路線で読んでみたいなぁ。

優しさが沁み込んであたたかい「大人のメルヘン」

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  めたもる。  日比生典成  尾谷おさむ  評価B+ 

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僕と彼女とギャルゲーな戦い 

僕と彼女とギャルゲーな戦い (メディアワークス文庫)僕と彼女とギャルゲーな戦い
(メディアワークス文庫)

(2010/11/25)
西村 悠

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読書期間:2010/12/14

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
青春
情熱




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 小説家を目指すも夢破れ、就活では60社を受け連敗中。そんな失意の底に沈む嶋谷一(通称イチ)の前に現れたのは、高校時代に憧れていた美しき先輩。彼女は昔と変わらぬ笑みを浮かべ、戸惑うイチにこう告げるのであった。「私に、付き合ってほしいの」。
 ギャルゲーのような展開で騒がしくなったイチの夏休み。しかしイチが引きずり込まれたのは、まさにギャルゲー作りの現場そのものだった!?
 ちょっとショッパイ青春グラフティ。

【感想】


ゲーム制作に携わることになった元小説家志望の大学生が主人公の物語。

就活が失敗続きで落ち込む嶋谷一の前に、高校時代の先輩・三奈木仙香が現れる。
ゲーム開発会社に勤める彼女は、突発的なトラブルで足りなくなったシナリオライターを補充するため、かつて文芸部で小説家を志していた後輩の一を訪ねてきたのだった。
業界用語を全く知らない素人が、自分に何が出来るのかと考え行動する熱い青春ストーリーです。

情熱溢れる素晴らしい話でした。
正直あまり期待していなかったのですが、一気に読んでしまうほど面白かったです。
真っ直ぐに訴えてくるメッセージが、胸に響きました。

いわゆる業界モノという区分にあたる話ですが、主人公が無知のため、分かりやすく説明がされています。
作者が本物のシナリオライターということもあって、実際の制作現場に近いのかなと思わせるほどのリアリティがありますね。
多少都合のいいところはありますが、許容範囲内でしょう。

ラノベを娯楽として捉える高校生ならば、厳しすぎる話かもしれません。
逆に、社会人の観点からすると、甘いと感じるところも見受けられると思いますが、共感できる部分も多くて楽しめるはずです。
創作ならではの緩さと、現実味のある苦しさが絶妙なバランスで混ざっていました。
誰にでも勧められるわけでもないですが、個人的には好きですね。

プレイヤー側からすると、発売日を延期してでも質を高めて欲しいと思う人は少なくないはずです。
でも、現実問題、それは許されるわけではなく、会社に甚大なダメージを与えることは必至です。
信頼とお金が何よりも重要ということは分かっていても、融通の利かなさに憤りますね。

キャラ造形が、ラノベ寄りだったのは、取っ付きやすい反面、浮いているように見えました。
記号的な属性をつけるのではなく、中身を強調した人物像を描いて欲しかったかな。

夢や理想と現実や社会との差を痛感させられる内容で、苦味は強めです。
しかし、それと同時に得られるモノは、確かにありました。
読了感がとても爽やかで、何かに打ち込めることって素敵だなと思える良作でした。

何度も壁にぶち当たり、現実に挫折して、しかし最後までやり抜くプロ達の物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  僕と彼女とギャルゲーな戦い  西村悠  夏生  評価B+ 

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電波女と青春男⑦ 

電波女と青春男(7) (電撃文庫)電波女と青春男(7) (電撃文庫)
(2010/12/10)
入間 人間

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読書期間:2010/12/12~2010/12/13

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★★ … 9
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
青春
リア充



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 どもども丹羽真です。近況としては、ちょっとした事情で貯めていた青春ポイントを使い切ってしまったので、最近干からびそう……という感じ。
 突然ですが、どうやら今回は、その青春ポイントにまつわるお話じゃなくて、『妄想ポイント』が主軸となるみたいだ。
 宇宙って途方もなく広いわけだし、俺たちが辿り着けないほど遠くにもう一つぐらい地球があって、そこではやっぱり俺やエリオたちがいて、似たような毎日を送っていて……とか妄想することがあるんだけど。今回はそんな話。
 でもどうせ空想奇譚なら。夢がある方がいい。
 そう、例えば。
 もしリュウシさんや前川さんやエリオと、人生を共に歩むことになったら、とか。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


アニメ放送が迫ってきた、高校生達の青春ストーリー第7弾。

真が妄想する、各ヒロインと結ばれた場合の短編集+αという珍しい形式となっています。
ギャルゲーのルート別シナリオを読んでいるかのような感覚ですね。
メインヒロインよりもサブヒロイン好きとしては、嬉しい内容でした。

つまり何が言いたいのかというと、前たんが可愛すぎてヤバイ。
あらすじを読んで、すぐに読まねばと思ったのも、何を隠そう、前川さんエンドがあると知ったからです。
いやー、恋する前川さんの照れっぷりに、ニヤけ顔が止まりません。
相思相愛となって、ようやく気持ちを真に伝えられるようになった前たんの恋に臆病なところが大好きです。
嫉妬深いところなんか、逆にたまらんわー。

リュウシさんENDも、大人っぽく成長した二人の姿が見られて良かった。
しかしながらこの作者は、バカップルしか書けないんだろうかw
周囲からすると、いちゃいちゃしすぎていて、どう見てもウザったいですよ、これw

妄想なのに甘い関係で終わることなく、切なさも想像するところは、このシリーズらしいと感じました。
真を取り巻く環境は、絶妙なバランスで成り立っているということなんだなぁ。

まぁ、真の考え方は、都合がよすぎるなーと思わないでもないんですがね。
女の子たちの好意を感じながらも正面から受け止めもせず、鈍感な振りをしてチヤホヤされたいと言っているように聞こえますから。
それで、青春ポイントがなくなったとか言っているんだから、全国の男子高校生に恨まれても仕方ないですよ。

媒体が本である以上、どうしてもエンディングの表現が一つに固定しがちなので、このように妄想でも可能性を見せてくれるのは凄く嬉しい配慮ですね。
人気作品の中には、ゲームでフォローするパターンもありますが、やっぱり原作者の文章で読みたいですし。

それにしても、似たような表紙になるくらいなら、エリオ以外の女の子も表紙に出して欲しいなと思う自分は、やはり贔屓の目があるんでしょうかね。
リュウシさんや前川さんの表紙も見たいよなぁ。
挿絵がエロ素晴らしいだけにね。

唯一不満だったのは、星中ルートがなかったこと。
真的には、妄想する余地すらないってことなのか?
切ない関係なだけに、ラブラブな二人が見たかったなぁ。

ギャルゲー風マルチエンディング方式の実験作

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  電波女と青春男  入間人間  ブリキ  評価B+ 

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ライトノベル購入リスト2011年3月中旬~2011年5月上旬  

地震の被害状況は気になりますが、本日から通常のブログ運営に戻ります。
自分が今出来る節電と募金をして、一日でも早く日常が戻ってくるよう努力したいと思います。
被災された人々のためにも、支援者は後ろ向きにならず、いつもの状態を保つことも大事なことだと考えています。

さて、定期的な購入メモリストの更新です。
5月というと、「涼宮ハルヒの驚愕」と「僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版」の発売なのですが、それは次の更新に回します。

◆GA文庫 2011年3月15日発売

▼『ライトノベルの楽しい書き方8

どうやら初の短編集らしい。
7巻はまだ未読ですが、購読をやめることはないと思います。

◆メディアワークス文庫 2011年3月25日発売

▼『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

三上延さんの新作で、非常に面白そうなのはいいんですが、「偽りのドラグーン」は……?
まさか打ち切りじゃないよね?凄い場面で終わってるのに。

◆ファミ通文庫 2011年3月30日発売

▼『空色パンデミック4

公式の紹介文に「終幕」とあるんですが、本当に最終巻なんだろうか。
マジだったら悲しいけれど、それさえも仕掛けのような気がする。

◆電撃文庫 2011年4月10日発売

▼『ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ

いくらネット公開していたとはいえ、AWと交互に発売するこの早さは素晴らしいですね。
おかげで、読書ペースが追いつけませんよ。

▼『電波女と青春男8

アニメ放送と合わせるようにして出る最新刊。
何だかこれまたあらすじを読んでいると、終わりっぽいのだけど。

▼『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版

そして、同時に発売される正体不明のシリーズ新刊。
パラレルワールドという認識であってるのかな。

◆MF文庫J 2011年4月25日発売

▼『変態王子と笑わない猫。3

早くも3巻が発売される話題作。
本当にこのレーベルは、シリーズを回すのが早いですね。

◆ファミ通文庫 2011年4月30日発売

▼『半熟作家と“文学少女”な編集者

文学少女シリーズ、新章。
本編終了後、初の遠子先輩の活躍が見れそうな予感。

▼『わたしと男子と思春期妄想の彼女たち2

えんため大賞受賞作品。
まだ1巻を読んでいないため、それ次第で判断するつもりです。

◆角川スニーカー文庫 2011年5月1日発売

▼『サクラダリセット5 ONE HAND EDEN

過去編や短編集やらで、なかなか進まない物語ですが、今度こそ本編なのかな。
サブタイトルが、何となく寂しさを感じさせます。

◆電撃文庫 2011年5月10日発売

▼『俺の妹がこんなに可愛いわけがない8

7巻にて大きな動きのあったことで、俄然注目のシリーズ第8巻。
はてさて、恋愛編クライマックスはどうなることやら。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 購入リスト 

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東北地方太平洋沖地震 2日目 

昨日から続く地震の被害状況が明らかになるたびに、涙が出る思いです。
仕事をしていても、一日頭から地震のことが離れませんでした。

東日本に在住している方々には申し訳なるくらい、こちらはいつもの日常でした。
テレビの映像があまりに凄惨すぎて、現実に起こっていることだと脳が結び付けようとしないのかもしれません。
心の中ではみんな心配しているのかもしれないし、無闇にパニックになるよりは余程いいんでしょうがね。

ずっと地震で画面が揺れたり、津波で家や車が流される映像を見ていたら、それだけでも気持ち悪くなってきました。
余震で眠れる夜を過ごしている被災地の方々は、心労が絶えない事だろうと思われます。
昨晩深夜に長野で震度6強の地震が起きたように、予断が許さない状況なので、気を緩み過ぎないよう冷静な対応を心掛けることが必要です。

今回の地震は広い範囲で、震源地が移っているのが特徴のように見受けられます。
東北地方太平洋沖から始まり、福島や長野、千葉など、震度3~5クラスの地震が頻繁に起きています。
震度は1,2程度ではありますが、三重県南部でも発生しています。
これからが前震となる可能性もゼロではないでしょうから、東北から離れている人も警戒を怠らないよう気をつけましょう。
もしかしたら、これが引き金で東海地震が来ても、おかしくないわけですから。

死者の数がリアルタイムで増えていくことに呆然としてしまいます。
自衛隊を始めとした各自治体や関係者は、安否不明の行方不明者を一人でも無事救助できるよう全力を注いでいただいていると信じています。
自分には祈ることしかできませんが、救援を待っている人たちに手が届くことを願っています。

テーマ: 地震・天災・自然災害

ジャンル: ニュース

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東北地方太平洋沖地震 

皆さんご無事でしょうか?
震源地から離れている自分は、幸い何ともありません。

三重県に居ても分かるぐらい、物凄い大きな地震でしたね……。
明らかに揺れがいつもの地震と違っていて、地面そのものがシェイクされているような感覚を受けました。
この規模の地震は、どうしても阪神淡路大震災を思い出してしまいます。

テレビで震災地の情報が入ってくるたびに、背筋が凍りつく思いでした。
一人でも多くの命が助かることを願ってやみません。

今もなお余震と呼ぶには大きすぎる地震が継続的に発生しているそうなので、特に東北・関東にお住まいの方は、お気を付けてください。

テーマ: 地震・天災・自然災害

ジャンル: ニュース

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本格的なプレイは約5ヵ月ぶり 

昨年の11月末にあったアニバーサリーイベント以来、久しぶりにROへログインしました。
前々から少し入っておきたい気持ちがあり、1daysチケットの有効期限が迫っていたので、時間があった昨晩にプチ復帰してみたわけです。

休止中とはいえ情報だけは仕入れていました。
狩場の配置転換やmobの経験値調整が大規模に行われた結果、狩場分散に成功しているようですね。
これまで特定のMAPだけが混み合っていたので、なかなかいい仕事をしてくれたと思います。

タイミング良くスミレさんもログインしていたので、二人で狩りに行くことに。
ヒザシから三次職に転職した話は聞いていましたが、見るのは初めてです。

スミレはアクビに進化した!

変わってねぇw
いや、ちゃんと見れば変化しているんだけど、色合いが違いがないからパッと見では判断つかないw

しかし、さすがは三次職というべきか。
能力は別人のようになっていました。

おでんペア狩りが出来る時代に

経験値が大幅増となったオーディン神殿01でペア狩りの図。
チャンピオンの自分と差がない火力を持っているアクビすげー。
HPが100k以上もあるmobをメインに狩っていくわけですが、時間がかかり過ぎることもなく処理できましたね。
ちょっとした油断もあって、自分だけが2回死んでしまいましたが、それでも安定していたと言って過言じゃないと思います。

それにしても、こうやって狩場が広がると新鮮でいいですね。
来週、無料期間がやってきますし、色々なところに回ってみたいなー。

▼ おまけ

シャアc高騰

ハンターフライcの値上がりが半端ない。
休止前に1枚拾ったものを残しているけれど、はたして今売っていいものか悩むわー。

テーマ: ラグナロクオンライン

ジャンル: オンラインゲーム

タグ: ラグナロクオンライン 

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電撃文庫2011年3月購入作品 

電撃文庫3月分をフラゲしてきました。

電撃文庫11年3月

・『ゴールデンタイム2 答えはYES
ラノベでは珍しい大学を舞台に描かれる青春ラブコメディ。
1巻は土台作りといった印象でしたが、本格的なストーリー展開はここからになるのかな。

そして、誰もが嘘をつく』は、予定通り一旦スルー。
世間の評価次第で購入したいと思います。

電撃文庫の発売日に寄るから、すぐに本屋行かなくてもいいやと思うことが本当に増えました。
面白い作品は数多くあれど、発売日にすぐ入手したい本ってのは、少ないよなぁと思います。
まぁ、積み本が多いのも大きな要因ですがね。
GA文庫やHJ文庫で面白そうなタイトルがいくつかあったのですが、積み本消化のためにも我慢しておきました。

ベン・トー7 真・和風ロールキャベツ弁当280円」は、絶対に面白いんだろうなぁ。
これまで期待を裏切られたことがないシリーズなので、楽しみで仕方ありません。
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! addon シルバーブレット2」も、本編とは違った良さがあったので、これまた心躍ります。

問題は、現時点で未だに今月1冊も読書が終わっていないということかw
ラノベに慣れ過ぎて、ハードカバーが重いわぁ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 電撃文庫購入記録 

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キーリⅣ 長い夜は深淵のほとりで 

キーリ〈4〉長い夜は深淵のほとりで (電撃文庫)キーリ〈4〉長い夜は深淵のほとりで (電撃文庫)
(2004/02)
壁井 ユカコ

商品詳細を見る
読書期間:2010/12/7~2010/12/11

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観
安定感




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 ハーヴェイが消えてから約一年半。キーリは16歳になっていた。キーリと、ラジオの憑依霊・兵長そして<不死人>ベアトリクスは、東サウスハイロで暮らしている。
 ある日、ベアトリクスの情報筋からキーリの出生の手がかりが見つかったと聞き、ノースハイロ方面に向けて出発する。
 旅の途中、ウエスタベリ教区のはずれの街トゥールースに着いたキーリ達は、この街でまた不思議な出来事に遭遇する。そして……。キーリの出生の手がかりとは!?ハーヴェイとの再会は!?
 第9回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作、第4弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


砂風が舞う荒野で、無鉄砲な少女と抜けている男が周囲に迷惑をかける話、第4巻。

前回から約1年半の月日が流れ、キーリの髪もまた長くなるぐらいになりました。
3巻冒頭で15歳となったキーリは、少し大人びた16歳になっていた……のかなぁ?w
もちろん成長している部分もあるんだけど、相変わらず考えが浅かったり、勢いで突き進んだりと、安心して見ていることができない女の子でした。

不死人にとっての一年半は大した時間ではないようで、ハーヴェイも変わっていませんね。
面倒臭がり屋のうえ、言葉に配慮が欠ける性格は死んでも直らないようで。

そんな二人のお陰で、結局全体的にあまり変化がないように感じられました。
相手を傷つけ、そして自分の言葉に凹み、でも素直になれなくて。
2年ぐらい付き合ったカップルの痴話喧嘩に、周りが巻き込まれるような回りくどい話ですね。
あー、こう書くと凄いつまらなさそうに感じるな……w
いや、楽しんで読めましたよ、ええ。

ただまぁ、もう少し劇的な展開があっても良かったのではないかなとは思ってしまいます。
内面に走る傾向がある作者さんですが、地味すぎて盛り上がり損ねたのは惜しかった。
らしいといえばらしいのだけど、もっと純粋に感動的な再会を用意して欲しかったなぁと。

ストーリー的には、本流が見えてきたかなといったところ。
ハーヴェイの死亡フラグがヤバイことになってきていますが、最終的に幸せになってくれることを願います。
どうにも死がまとわりつく作品ですけど、これだけ苦労しているんだからハッピーエンドで終わってくれないと報われないですね。

田上さんのイラストは、随分と変わってしまいましたね。
絵によってばらつきはありますが、瞳に違和感を覚えるようになってきました。
線も綺麗で、塗りも丁寧なのですが、初期の頃の方がやっぱり好みだなぁ。

淡々としすぎていた印象はあったものの、廃れた雰囲気は健在。
続きに期待です。

面倒臭い女の子と面倒臭がり屋の男がくっついたり離れたりする話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  キーリ  壁井ユカコ  田上俊介  評価B 

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アクセル・ワールド6 ―浄火の神子― 

アクセル・ワールド 6 (電撃文庫 か 16-11)アクセル・ワールド 6 (電撃文庫 か 16-11)
(2010/10)
川原 礫

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読書期間:2010/12/3~2010/12/6

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
燃え




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 黒雪姫率いる軍団≪ネガ・ネビュラス≫。その躍進を担っていた銀翼が、もげようとしていた。謎の組織≪加速研究会≫とのバトル中、ハルユキは突如復活した≪災禍の鎧≫の浸食を受ける。彼は未だ、その呪縛から逃れられなかった。
 事態を重く見た≪純色の七王≫は、≪加速世界≫の最高意志決定機関である≪七王会議≫を開く。そこでシルバー・クロウに下された決定とは、≪浄化≫と呼ばれる強化外装の完全解除を行うこと。従わなければ、残りの六王から賞金首に指定され、事実上≪加速世界≫から追放となる。
 最も高度な解呪コマンドである≪浄化≫。その鍵を握るアバターは、≪無制限フィールド≫の意外な場所に幽閉されており……。
 ≪加速世界≫では、致命的な危機を抱えたハルユキ。なのだが、≪現実世界≫では飼育委員活動中に知り合った小学四年生の少女と、なぜか心の交流が深まってしまって――。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


加速世界で行われる大規模な次世代MMO風アクションバトル、第6巻。
表紙が無駄にエロいのは、誰の趣味なんだろうか。

読み応えがあって、面白かったですね。

注目すべきなのは、遂に登場した純色の七王の面々でしょう。
これには、テンションが上がりました。
やっぱり、実力者が集う会合というのは、緊張感があっていいものです。
まぁ、キャラを作り過ぎている人物は、中二病っぽく見えましたがw
今回は顔見せ程度だったものの、今後の熾烈な争いを予感させるものでした。

少年漫画の王道的な燃えを感じさせるのが、このシリーズの特徴であり魅力ですね。
奇をてらった手法を用いなくても、物語を読ませるだけの力強さがあります。
3巻のような意表を突いた展開は、個人的には大好きなんですが、評価は割れてしまいますしね。

実は、≪ブレイン・バースト≫には、ハルユキが知らない秘密があったのだ――という展開が、さすがに多すぎ。
おかげで、説明に費やしているページ比率が凄いことになっています。
新たに判明する設定にワクワクもするんだけど、ハルユキに伝えてない理由が弱い気がします。
情報をあれもこれも中途半端に植え付けられている印象があって、何かしっくりときません。
そりゃまぁ、既に停滞するまで解明されたMMOに参加した初心者みたいな立場なので、分からないことだらけというのは納得できるんですがね。

≪ブレイン・バースト≫の仕様上、登場キャラは年齢的に幼いのは仕方ないとして、何故ロリばかりなんだ。
ショタがいてもいいと思うんだけど。

一つの壁を乗り越えたこともあってか、フーコのキャライメージが、良くも悪くも変わったなぁw
神秘的な佇まいから、笑顔で怖いことを言うお姉さんに変わった感じw

タクムの存在意義が、ハカセキャラに落ち着いてしまっているのが泣ける。
登場する女の子はみんなハルユキに目を向けていて、タクムに対してはぞんざいな扱いになりすぎじゃないかなぁ。
主人公を中心に配置するのはいいことなんだけど、男の脇役にも愛を与えてやって欲しい。

MMORPGをプレイしたことがある人なら、想像しやすい反面、違和感が拭いきれない設定もありますね。
自分がプレイヤーなら、絶対に主要レギオンには参加せずに、自由気ままに遊びたいな。

それにしても、あとがきが凄い不安だ。
ちゃんと、ある程度のけじめはつけてもらいたいのですがね。

ゲーム的な面白さが増してきて、続きが気になる構成となっています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  アクセル・ワールド  川原礫  HIMA  評価B+ 

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中の下! ランク3. 中の上に踊らされるオレ 

中の下!  ランク3.中の上に踊らされるオレ (富士見ファンタジア文庫)中の下! ランク3.中の上に踊らされるオレ (富士見ファンタジア文庫)
(2010/10/20)
長岡 マキ子

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読書期間:2010/12/2

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
バカ
ラブコメ
青春



 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




 「女の子って、なんですぐ『好き』とか思わせぶりなこと言うんだ?」
 友達もでき、女の子たちとも仲良くなり、男としてのランクもついに「中の上」になった瀬木成道。だが、しょせん美しき青きDT。
 「友達」と「恋人」の違いが分からず、勘違いしては落ち込む日々。
 そんな中、ランクUPチャンスでもあるイベント、文化祭が始まった!
 憧れの美少女・瑞本絽美と文化祭を回る約束をして浮かれる成道に、またもや悪魔の罠が牙をむく!
 「ねえ、貴方の関係代名詞を、早く私の節に挿入して……」
 ――ん?これって罠?罠なの?かくして「中の下」史上、最高のお楽しみタイムが幕を開ける!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


カップル試験にて学年一の女の子のハートを射止めようと奮起する、学園ラブコメディ。
今回は、定番の文化祭イベントですね。

ヴィーナスと恋仲になることを夢見て、順調にランキングを上げてきた成道
しかし、ここにきて大きな転換期を迎えます。
問題が表面化しただけとも言えますが、これまではそれに気付くことすらできなかったわけですから、大きく前進したと言っていいんじゃないでしょうか。
真価が問われるのは、ここからですね。

成道は、超がつくほどのナルシストだった面影が見えなくなるくらい男を上げましたね。
まだまだ駄目なところもありますけど、多少の欠点は愛嬌があっていいと思います。
ただ、恋に対して消極的になってしまったのは、物語として読む上では、ちょっとつまらないかもw
理解不能なまでの自信たっぷりに女の子を口説く様は痛くはあったけど、一応の進展はあったしね。
女の子たちからの好意を素直に受け取ることができず臆病になってしまっているので、もう一皮剥けて欲しいところです。

ヒロイン勢は、現時点では横並びの状態で、誰が抜けるか想像つかないですね。
1巻の表紙は妹尾でしたけど、成道の心情的には絽美が一歩リードかな。
強いて言えば絽美が好みですが、みんないい娘なので、誰と結ばれても読了感は良さそうです。
ヘタレな回答はせずに、ちゃんと決着がつくといいのですが。

最大の欠点は、成道のじーちゃんである瀬木重蔵の嫌がらせ。
前回も言いましたが、度を超えすぎていて、笑えるどころか引いてしまいます。
物語的に必要なのは分かりますが、キャラ立ては失敗していると思いますね。
ギャグ漫画みたいに、許される世界観を描いているのであればまた別だったんですけどね。

展開的に、少しシリアスに突入していたので、1,2巻と比べると楽しいシーンは少なめでした。
黒川との友情エピソードも、もう少し割いてくれると嬉しいな。

ストーリーの転換期に入ったことで、軽いお笑い路線から真面目な恋愛話になりつつある回

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  中の下!  長岡マキ子  ごまえ  評価B- 

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ラノベ部2 

ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)
(2009/01)
平坂 読

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読書期間:2010/11/30~2010/12/1

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ
パロディ
ラブコメ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 軽小説部……通称『ラノベ部』。そんな不思議な部に入部した物部文香。クラスメイト・藤倉暦や部長・浅羽美咲らとともに、本を読んだりお喋りしたり、たまには勉強もしてみたりといつまでも続きそうな毎日を過ごしていた。
 そんなある日、文香達のクラスに留学生・リアがやってきた。リアは幼い頃から日本の漫画や小説が大好きだったらしく、それがきっかけで文香と仲良くなっていく。でも、ラノベ部の日常は変わりなく過ぎていき――。
 美咲&竹田のラノベ部説リスのエピソードも収録した、大好評の日常系ライトノベル第2弾、読むといいことある、かも?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


ライトノベル好きが集ってのんびりと雑談をして過ごす、日常系パロコメディ。

面白いなぁ。
意図的に柔らかい文章で構成されていて、とても読みやすいです。
1巻が楽しめた人なら、間違いなく買いだとお薦めできます。

色んな切り口からキャラの言葉を通して語られるラノベ論が楽しい作品ですね。
ラノベの定義から始まり、メタ論であるとか、一般文学との比較とか、非常に興味をそそられました。
メッセージ性が強いようで、ラノベ独特の自由さも謳っているので、キツイ印象は全くありません。
人の数だけ考えがあるというのは、素敵なことだと思います。
だからこそ、共感できる時に喜びを感じるわけですからね。

この2巻においては、竹田と堂島に共感を覚えました。
特に堂島は、個人的な好感度がウナギ登りでしたね。
登場時はキャラポジが微妙だなーと思っていたんですが、毒舌の正論ってのはスカッとして気分がイイ。
アンチの大半は、自分の品格や好きな作品を貶めていることに気付いていないんですよね。
批判することは大事だし、感情論も大いに結構だけど、やり方を間違えちゃいけないよなー。

話としては、ラノベ部設立エピソードである「ラノベ部はじめて物語」が良かったです。
竹田と美咲の幼馴染の関係が、思っていたよりも踏み込んだもので驚いた。
お互いのことを知り過ぎているというのは、切ないもんだなぁ……。
文香も健気だとは思うけど、竹田を応援せずにはいられません。

もちろん、ラノベあるあるネタも面白かったです。
ラノベが好きな人ほど元ネタが分かって楽しめる仕様には違いありませんが、単純に部員同士のやり取りも朗らかに笑えるので、コメディ小説としてもレベルは高いです。
本棚の二重置きは基本だよね、うん。

唯一突っ込むところがあるとしたら、表紙のパンチラ。
ラノベらしいといえばらしいけど、不自然なパンチラはいらないわー。

ラノベに関する濃いトークを繰り広げる部活動が参加したくなるほど羨ましい

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ラノベ部  平坂読  よう太  評価B+ 

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『あいうら』 第1話 初登校 

今日からニコニコで連載開始となる茶麻さんの漫画を楽しみにしていました。

作者の茶麻さんは、ニコニコの初期の頃から漫画を投稿しているうp主で、結構有名な方だと思われます。
画力があるにも関わらず、利き手の逆で描いた絵をサムネにしていることで、「うp主は評価されると死ぬ病気」「評価される気のないうp主」「サムネに定評のないうp主」などのタグが乱立しているのが特徴的な方ですね。
ハルヒの漫画は見たことがある人が多いのではないでしょうか。
日常系の話を、パロディ風味でシュールに笑いを引き込んだり、ほのぼのと温かい気持ちにさせてくれたりと、センスの良さを感じずにはいられません。

で、この方がニコニコ静画で漫画を描くということで、注目をしていたわけです。



今回始まった「あいうら」は、女子高生のまったりコメディのようです。
まぁ、見てもらえば分かりますが、ゆる~い空気ですね。
思っていたよりも冒険せずに、定番のオチで締めていましたが、それでも十分面白かったです。
絵も可愛いしね。

春原ロビンソンさんの漫画以外に、ニコニコ静画で見続けたい漫画がこれで一本増えました。

テーマ: ニコニコ動画

ジャンル: サブカル

タグ: あいうら  茶麻  ニコニコ動画 

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僕は友達が少ない⑤ 

僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)
(2010/11/20)
平坂 読

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読書期間:2010/11/28~2010/11/29

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
青春
ロリ
リア充
衝撃度

 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★★★
 … 10
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8


 ある日父・隼人から電話でよくわからない話を聞かされて驚く羽瀬川小鷹だったが、星奈にそれとなく確認してみたところ、彼女のほうは特に変わった様子もない。一応気になりはつつも、隣人部ではいつものように残念な部員たちとの騒がしい日々が続いていく。遊園地に行ったり温泉に行ったり理科が作ったタイムマシンで過去に行ったり(!?)、いろんなところにGO(5巻だけに)!
 隣人部の人間関係にも変化がおとずれる、はいてもいるしはいてなくもあり、ついているようでついてない、大人気残念系青春ラブコメディ、変化と原点回帰の二学期編突入!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


友達が欲しいと思っている思春期の少年少女が友達と送る学園ライフ、通称「はがない」第5弾。

なん……だと……?
うわー、物凄いサプライズが隠されていましたよ。
いやいや、考えてみれば至極当然のことなのかもしれませんが、完全に想定外でした。
これは上手く読者の思考の死角を突いてきたなぁ。
固定観念とは恐ろしい。

この件で、ある事に対して驚きと同時に印象がまるで変わったわけですけど、意外にも賛否両論のようですね。
否定派の心情も理解はできますが、個人的には大いに支持したい。
自分でも現金だと思うんですが、湧き立つドキドキ感が止まりません。
既刊も読み直してみたら、おそらく全然別物のように感じ取ることができるんだろうなぁ。

そんな衝撃的な事実が判明した今巻ですが、相変わらず面白かったです。
若干、同じネタやオチが多いのが気になるものの、隣人部員たちのやり取りを見ているだけでも楽しいもんです。
今まで通り、表紙のキャラがメインとなる話が多く、幸村と理科のエピソードが豊富でした。

幸村も輝いていましたが、やっぱり取り上げるべきなのは理科でしょう。
前々から言っていますが、小鷹に積極的にアピールする姿は、本当に可愛いと思います。
変態というか下品な言葉を頻繁に口にするので誤解されやすいですが、彼女も年頃の女の子なんですよ!
世間的に、5巻で「理科が可愛く見える」という感想が多くて絶望しました。
理科は最初から可愛いってば!
小鷹の反応に一喜一憂している恋する少女らしい一面に、ときめいてしまいます。

それにしても、だ。
それぞれに友達のできない残念な理由があるけれど、小鷹は女の子の気持ちに無頓着すぎるのが原因だなぁ。
これだけ周囲から浴びるように好意を得ているのに、気付く素振りが一切ない。
さすがに、理科を筆頭に女の子たちが可哀想に見えました。

お気に入りキャラである星奈は、残念さが巻を追うごとに酷くなっているような気がします。
美少女な外見に反して性格の酷さが面白可笑しいところであったとはいえ、小鷹や夜空に対して照れるところや、中身は純真なところが可愛かったのに、今回は負の面ばかりが表に出ていました。
この娘は、分かりやすいツンデレを見せてくれた方が魅力的だと思うんですよね。

逆に夜空は、残念さが鳴りを潜めつつあり、小鷹に対する好意が顔や声に出ていましたね。
非道な罠に嵌めたり、暴言を吐いたりしてこそ夜空ですが、こういう彼女も悪くないかな。
まぁ、肉に対しては相変わらずでしたがw

ストーリーは、予想通り進展がなくて少々ガッカリ。
前回の引きで、星奈との結婚話が浮上しましたが、ほとんどスルーして終わりました。
いやまぁ、きっとシリーズ終盤でまたこの話が関わってくるんでしょうがねぇ。
引きが強くても、肩透かしばかりだと、どうせ大した進展はないんだろうなと読者に悟られてしまうので、演出だとしてもやりすぎないようにして欲しいなぁ。

ブリキさんのイラストは、いつにも増してR指定が入っちゃうようなギリギリなものが多かったですね。
単純にエロティックなものから、ヤバそうな描写なまで、見所満載でした。

余談。
作中で出てきた遊園地のモデルが、地元三重県のナガシマスパーランドまんまでニヤリとしました。
ジェットコースターは、完全にスチールドラゴンだったもんなぁw
ここの温泉は、何回も行ったことがあるので、間取りが頭の中にあって滅茶苦茶想像しやすかったです。

友達作りのはずが、周囲は彼女候補ばかりの鈍感な主人公の青春ラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  僕は友達が少ない  平坂読  ブリキ  評価A- 

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