明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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2011年2月読書記録  

2月は日数が少ないから、終わるのが早く感じますね。
ということで、今月の読書記録です。

▼月間マイベストライトノベル
 『ココロコネクト ミチランダム
ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)
(2011/01/29)
庵田 定夏

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超常現象に巻き込まれた中で進展する高校生たちの青春物語。
登場人物たちのドギマギ感が脈打つように伝わってきます。
もう何もかもが素晴らしい。

▼読了済み………24冊 (前月比 -8冊)
▼積み本…………51冊 (前月比 ±0冊)
▼感想記事数…16冊分

▼2月の読書数……8冊
 『ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト』
 『ラノベ部3』
 『ココロコネクト ミチランダム』
 『はたらく魔王さま!』
 『青春ラリアット!!』
 『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc6』
 『生贄のジレンマ<上>』
 『バッカーノ!1931 臨時急行編 Another Junk Railroad』

連続記録こそ途切れてしまいましたが、更新に関しては先月に引き続き好調でした。
ようやく感想を書く習慣が付いてきたかなという感じ。
3年以上ブログ管理しておいて、何を今更という話ですが。

本を読んでいるペースに変化はないので、積み本の量はそのままです。
読みたい本は、いくらでもあるのですが、時間が足りませんね。
それなのに新刊に手を出してしまうから、いつまで経っても減っていかない。
まぁ、「バッカーノ!」は作者が別シリーズに力を入れている関係で、追いつきそうですがね。

3月は個人的に忙しい月なので、余裕があるかどうか怪しいですが、何とか頑張りたいと思います。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! Fandisc 

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  Fandisc (ファミ通文庫)ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  Fandisc (ファミ通文庫)
(2010/08/30)
田尾 典丈

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読書期間:2010/11/24~2010/11/27

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ
メタ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 咲と愛子の友情のはじまり「いつか花咲く、愛もある」。
 武紀にゆうきから意外な提案が……「梅雨が明けるころに」。
 悩める春姉、危機一髪?「姉のちときどき胸さわぎ」。
 どうしても一緒にお風呂に入ると言う夏海に武紀は!?「俺の妹のばあい」。
 意外なあの娘とアキバデートっ!「すくぅ~るメイド」。
 そして訪れる武紀最大の正念場――奮い起こせ主人公力!!「攻略仕様のアンチノミー」の全6編でお贈りする「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」珠玉短編集!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」シリーズ初の短編集。
外伝の方が先に出ている作品ってのも珍しい気がしますね。

咲・理恵・ゆうきの三人のパジャマパーティーを幕間として、全6編の構成となります。
シリアスなしのラブコメらしい短編なので、気を張らずに読むことができました。
ヒロインズとのラブコメを求めていた人にとっては、待望の本だったかと思います。

短編ヒロインは、ゆうき・愛子・春海・夏海・四阿の5人。
まぁ、愛子の話は咲との友情エピソードなので特殊ですが、それ以外は武紀と絡みですね。
イチャイチャってレベルを超えている接触もあり、まるでエロゲーのでした。
ファンディスクというタイトルに偽りなしですが、武紀の行動が度を超えているので、引く人もいるかもしれません。
個人的には、冷静なようで判断力が足りていない武紀の強引なところがウザ格好良いと思っているので、アリです。

しかし、一番面白かったのは各ヒロインの話ではなくて、最後の「攻略仕様のアンチノミー」でした。
ネタバレになるので詳しくは語れませんが、エターナルイノセンスのゲーム的な内容を上手く活用した話で、メタ的な要素が楽しかったです。
武紀がヒロイン勢に問われて困る展開に、ニヤニヤとさせられましたよ。
本編はSFの方向に進みしたけれど、このエピソードは1巻の時のノリに近いかな。
ギャルゲーが現実になったことによる面白い可笑しい点を、ギャグっぽく仕立てていて、終始笑えました。
こちらの和やかな雰囲気の方が、万人に好かれそうな気がしますね。

それにしても、ゆうきは平然と咲や理恵たちとお風呂に入っているけど、これで実は男でしたってことだったら、武紀はどう反応するんだろうかw
ゆうきの正体は将来的に明かされてほしいような、このまま秘密でいて欲しいような複雑な心境だなぁw

ファンディスクの冠に相応しいヒロインとのエロ寄りのラブイベント多数収録

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  田尾典丈  有河サトル  評価B 

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「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?11」 

いつもお世話になっている「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さん主催の「今期(12月終了アニメ)を評価してみないかい?11」に、今回も参加させていただきます。

▼ 侵略!イカ娘

侵略!イカ娘1【初回限定特典(1分の1スケール触手切り落とし&缶バッジ)付き】 [Blu-ray]侵略!イカ娘1【初回限定特典(1分の1スケール触手切り落とし&缶バッジ)付き】 [Blu-ray]
(2010/12/24)
金元寿子、藤村歩 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★★5
★★★★☆4
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★★5

・流行語にもなった話題作でゲソ
・秋アニメの中では群を抜いて面白かったんじゃなイカ?
・ネタバレ:イカ娘かわいい

▼ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
(2010/12/22)
竹達彩奈、中村悠一 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★★☆4
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・電撃文庫原作、満を持してのアニメ化
・かんざきひろさんの絵が、そのまま動き回る姿には少し感動
・改悪されたエピソードもありましたが、それも含めてニコニコで突っ込みながら観ていました

▼ それでも町は廻っている

それでも町は廻っている 1 [Blu-ray]それでも町は廻っている 1 [Blu-ray]
(2010/12/24)
小見川千明、悠木碧 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★★☆4
演出★★★★★5
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・ゆるい雰囲気が楽しい作品
・シャフトの演出は素晴らしく、OP&EDの見応えは抜群
・最終話は不覚にも涙腺がやばかった

▼ アマガミSS

アマガミSS 11 絢辻 詞 上巻 (Blu-ray 初回限定生産)アマガミSS 11 絢辻 詞 上巻 (Blu-ray 初回限定生産)
(2011/03/16)
前野智昭、名塚佳織 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★★☆4
演出★★★☆☆3
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・各ヒロイン毎に取り上げたオムニバス形式は成功だったと思う
・そのため、エピソードによって感想が異なるため総合評価は付け辛い
・絢辻さんのラスボスっぷりは最高でした

▼ 神のみぞ知るセカイ

神のみぞ知るセカイ ROUTE 1.0 〈初回限定版〉 [Blu-ray]神のみぞ知るセカイ ROUTE 1.0 〈初回限定版〉 [Blu-ray]
(2011/01/26)
下野紘、伊藤かな恵 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★☆☆3
★★★★☆4
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★☆☆3

・話のテンポが悪く、良い時と悪い時の差が激しかった
・エルシィと栞の可愛い姿を見れただけでも満足
・かのんの挿入歌は素晴らしかった

▼ 荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ

荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ VOL.1(初回限定版) [Blu-ray]荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ VOL.1(初回限定版) [Blu-ray]
(2011/01/12)
リク:神谷浩史、ニノ:坂本真綾 他

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ストーリー★★☆☆☆2
キャラクター性★★★☆☆3
★★★☆☆3
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★☆☆3

・シュールなギャグが持ち味
・まるで四コマ漫画のような早さでボケとツッコミが繰り返されるのが心地良い
・大笑いすることはなくても、適度に笑い続けられる作品でした

▼ えむえむっ!

えむえむっ! 第1巻 [Blu-ray]えむえむっ! 第1巻 [Blu-ray]
(2010/12/22)
竹達彩奈、福山潤 他

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ストーリー★★☆☆☆2
キャラクター性★★★☆☆3
★★★☆☆3
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★☆☆3

・MF文庫J原作のアニメ作品
・予想通りのラブコメで、期待以上でも以下でもないものでした
・ED曲に謎の中毒性がある


ベストキャラクター賞
・イカ娘(侵略!イカ娘)

ベストOP賞
・「侵略ノススメ☆」(侵略!イカ娘 OP)

ベストED賞
・「More-more LOVERS!!」(えむえむっ! ED)

ベスト声優賞・男性
・中村悠一 さん(俺の妹がこんなに可愛いわけがない・高坂京介役、侵略!イカ娘・嵐山悟郎役など)

ベスト声優賞・女性
・花澤香菜 さん(神のみぞ知るセカイ・汐宮栞役、俺の妹がこんなに可愛いわけがない・黒猫役)


イカ娘が飛び抜けて面白かったクールでしたね。
しかし、他も決して出来が悪かったわけではなく、むしろかなり楽しんで観ていました。
俺妹の京介覚醒回、それ町の最終話、アマガミSSの絢辻さん編など録画を残しておきたい回が多くて困ったくらいです。

音楽も改めて聴いてみると良い曲が多くて、どれを選ぶか悩みました。
「侵略ノススメ☆」以外に、俺妹OP「irony」、それ町OP「DOWN TOWN」も良かった。
今度CDを買ってくることにしよう。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ評価 

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バッカーノ!2002【B side】 Blood Sabbath 

バッカーノ!2002「B side」―Blood Sabbath (電撃文庫)バッカーノ!2002「B side」―Blood Sabbath
(電撃文庫)

(2007/11)
成田 良悟

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読書期間:2010/11/13~2010/11/22

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
構成
衝撃度




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 私の名前はコピーキャット。
 私は単なる模倣犯。
 模倣すべきは悪意と偶然。
 一つの世界を再現しましょう。
 あの時の豪華列車を再現しましょう。
 閉じられた世界を再現しましょう――。

 双子の豪華客船は未曾有の危機に瀕していた。シージャックされていくチェスの乗る『エントランス』。だが、そこに衝突しようと迫るもう一方の『イグジット』は、狂信者や『仮面職人』などの不死者を狙う輩により壊滅的状況に陥っていた。その船上に存在したモノとは――!?惨劇のフィーロの新婚旅行の行方は――!?そして、物語は核心へと近づいていく――。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「バッカーノ!」通算13冊目。
2002年代の下巻にあたります。

いつもと比べると爽快感は、ちょっと欠ける内容だったかなぁ。
【A side】から温め続けていた話を、中途半端な温度で解凍してしまったかのような印象を受けました。
本来【C side】まで描かれる予定だったものを、無理やり2冊にまとめいるという事情により、400Pを超える本の割には味気ない解決編となってしまっていますね。
編集部の意図は読めませんけど、これは勿体無い。

飛ばし気味で物足りなさを感じるものの、構成はさすがで、きちんとまとまっています。
それに今回の目玉は、最後に控えている余章にありますしね。
そう考えると長い前座だことでw
なるほどなぁ、これが書きたかったために、この上下巻を――いや、シリーズを続けていたわけか。
確かに、ラスト数十ページで明かされる秘密には驚きました。

ただ、それだけに「なかがき」は避けてもらいたかったなぁ。
途中でインターバルを挟まずに、一気に最後まで読ませて欲しかったです。
もし未読の人がいるのであれば、余章を読了後に「なかがき」を読むことをお薦めします。

とにかく、ストーリーよりもキャラ紹介であるとか、シチュエーションを重視した回だったように感じられました。
大きな動きを期待できるのは、次からですかね。
1700年代、1930年代の続きも気になります。

伏せられていた事実が明るみになったときの衝撃は凄かった

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない7 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫)
(2010/11/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2010/11/12

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 「お、おまたせっ」顔を上げると、照れくさそうな微笑みを浮かべている……俺の彼女がそこにいた。俺の愛しい恋人である彼女の名前は、高坂桐乃。「あんたのこと……“京介”って、呼ぶから」「だって、その方が……恋人っぽいじゃん?」
 めちゃくちゃ仲の悪い兄妹だったはずの俺たちが、こんなただならぬ関係になっちまうなんて……まるで悪夢だ。
 夏休みに入ってからというもの、俺の周りでは恋の話題が尽きやしない。「待て……殺さないでくれ……」あやせの家にお呼ばれして、楽しい一時を過ごしたり。「――妹に彼氏ができたかもしれない」「責任を取ってもらいますわ、京介さん」友達から人生相談(?)をされたり。そして一年ぶりの『あのイベント』も――。人気シリーズ第7弾!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


TV放送とは異なる展開を見せるアニメがWEB配信中の俺妹、シリーズ第7巻。

面白いけど、腹が立つわw
まぁ、これがエンターテイメントとして成功しているということなんでしょうね。

妹属性が皆無なうえ、桐乃が好きではない自分にとっては、辛い展開が多かった。
前回ラストの「彼氏になってよ」という発言は、予想通りのオチすぎて残念。
京介と桐乃の関係にニヤニヤできる人ならいいんでしょうけどね。

桐乃のツンデレは、可愛いとは思えないんだよなぁ。
ついムキになってしまう理由は分かりますが、だからといって言ってはいけない言葉を平然と口にするこの娘に好感が持てません。

重度のシスコン、勘違いオタク、ストーカー染みた変態と、もはや常識人の面影が残っていない京介に涙。
あやせとのやりとりは面白いし笑えるんだけど、別人のように変態化してしまうのはどうなんだ。
おそらく、初期の京介を知らなかったら、純粋にコメディとして楽しめるんだろうなー。
格好良い兄貴だったのに、もう後戻りができない境地にまで達していましたねぇ。

そういう意味でも、京介が真面目に人間関係を保とうとする黒猫や沙織は貴重な存在かもしれません。
この二人と絡むときの京介は、読んでいて心休まります。
もちろん麻奈美でもいいんだけど、出番がほとんどないからなぁ。

特に黒猫とはお互いに意識し合っていて、距離感を測りかねている様子は初々しくて良かったです。
厨二病のメッキが剥がれおち、恋する少女の言動になっている黒猫は可愛い。
ピンナップの白ワンピース姿は、眼福でした。

そして、黒猫とは別の意味で、親父の可愛さも異常w
とーちゃん頑張れ……。

それにしても、読みやすい文体ですね。
常に続きを読ませたくなる展開であることもあり、あっという間に読み終わってしまいます。

最後の引きというか展開は、素直に受け取っていいものかどうか悩みますね。
というか、どう考えても、もう一度引っくり返される図が目に浮かぶんですが。
なので、驚きというよりも、嫌な予感しかしませんでした。

嫌いだけれど妹だから仕方がない、というスタンスが共感できていただけに、京介が桐乃のことを好きになりすぎたのは、流行りに屈服したみたいで嫌だなぁ。
ま、言うまでもなく個人的な意見ですけどね。

照れつつも好意を言葉で伝えようとする黒猫がピュアすぎて悶えます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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ハーレムはイヤッ!! 

ハーレムはイヤッ!! (電撃文庫 み 13-3)ハーレムはイヤッ!! (電撃文庫 み 13-3)
(2010/10)
水鏡 希人

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読書期間:2010/11/5~2010/11/11

【評価……C-
発想 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
人物 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
文章 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ





 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆ … 2






 鷹野原学園に入学して半月、上月慧はある理由から同じクラスの初穂詩織と仲良くなりたいと思いながら、なかなかうまくいかない日々が続いていた。
 ある朝、慧は、生徒会役員で学園の才媛とも呼ばれる先輩・響徳寺綾乃に校門で服装の乱れを直され、周りから妙な感違いをされてしまう。さらに、モデルをしていて学年の中でも可愛いと評判の幼馴染・有坂美柚と仲良くしていることを妬まれ、いつしか「ハーレム王」と噂されるようになってしまった。
 そんな慧だが、実はみんなに言えない秘密があって……。
 第14回電撃小説大賞<金賞>受賞者・水鏡希人が贈る期待の新作登場!

【感想】


デビュー作「君のための物語」で絶賛された水鏡希人さんの久しぶりの電撃作品。

学園内で注目を浴びている女の子たちと親しくしている姿を見られてしまい、周囲から嫉妬という名のイジメを受ける主人公を描いたお話。
……うん、説明は間違っていないと思う。

実力のある作家さんだと信じたいのは山々なんですが……。
はっきり言います。
無茶苦茶ストレスがたまる内容でした。
どうしようもないですよ、これは。

主人公・上月慧は、確かにヘタレ気味のところはありますが、そこまで攻められません。
学園一の才女・響徳寺綾乃、モデルの幼馴染・有坂美柚の二人との関係は、ある程度仕方のない事情というものがあります。
秘密にしている事が多すぎて、もう少し関係者に説明しろよと言いたくものなりますがね。
説得力には欠けますが、この設定は非常に面白いと思います。
中盤で秘密が明かされたときは、後半の展開に期待が持てました。

それだけに、残念なところが目立ち過ぎていて、勿体無かった。

まず1つ目に、キャラクターが致命的にウザったい。
特に主人公の友人ポジションにいる男二人が、糞すぎる。
ハーレムの誤解を助長させるような言動、口を開けば「羨ましい」「女を紹介しろ」と煩く、人の言葉には全く耳を貸さない。
一人でも邪魔臭いのに、二人もいる意味なんて理解ができません。
慧が嫌がったり苦しんでいるのを見て、贅沢なことを言うなとほざくコイツらは最悪です。

話を聞かないという点は、ヒロインも同様というのが更に頭痛くなる。
綾乃はまだいいとしても、美柚は駄目だ。
自分勝手というレベルを通り過ぎていて、周囲の目が見えていません。
慧に及ぼす影響を考えて行動しろよと何度思ったことやら。
慧が想いを寄せる初穂詩織は、口数の少ない眼鏡の文学少女で良かったんだけどなぁ。

2つ目は、文章と作風の相性が悪い点。
的確で堅実な文章は素晴らしいと思うんですが、ラブコメチックな本作には合いません。
360Pを超えるボリュームになっている理由の大半が、丁寧過ぎる描写にあります。
やっぱり、軽いノリにはテンポも重視する必要性があると思います。

物語も大きな動きはなく、ひたすら溜め込んだストレスは一切解消されません。
終始イライラとさせられて、腹が立って仕方がありませんでした。

小説の体裁は整っているので、好みの問題なのかもしれません。
でも、酷評が多いのも然るべき内容だったのは、否定できないでしょう。
ある意味これだけ感情を動かされたのは凄いことなのかもしれませんけど、わざわざ娯楽でストレスを溜めたくはないです。

作者には、読者に楽しませようという意図があるんでしょうか。
「君のための物語」を読んで惚れて以来、追いかけ続けてきましたけど、限界かもしれません。
少なくとも新作は評判を待ってから判断したいと思います。

周囲からハーレムだと誤解されて妬まれる主人公の苦難が可哀想で笑えない

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ハーレムはイヤッ!!  水鏡希人  ピロ水  評価C- 

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生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録 9 

生徒会の九重  碧陽学園生徒会議事録9 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録9 (富士見ファンタジア文庫)
(2010/10/20)
葵 せきな

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読書期間:2010/11/2~2010/11/4

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ギャグ
パロディ
メタ
ラブコメ


 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6



 ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ!美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため――突然ですが、ここで中継を繋ぎます!
 第801回ヘキヨウカップ、各馬一斉にスタート。先頭はヒンニューステータスとネッケツタロー。ヒンニューは常に本命視されながらやる気に欠ける状態、ネッケツはここに来て急躍進、新たな本命馬と名高いです!様子を窺うように二頭の後に続くのはドエスノホマレ。実力は№1と言われながらここ一番に弱い!最後に大きく遅れてビーエルラバー。以前他を圧倒する力を見せて以降、不振が続いています!最後まで目が離せない展開になってきました!おっと、ここで飛び出したのは――中を読んでご確認ください!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


クライマックス突入の生徒会シリーズ、本編第9巻。

割合は減っているものの、それでもまだ笑わせられるというのは凄いことでしょう。
同じような話をしているだけなんだけどね。

ここ数巻シリアスパートが続いていましたが、今回は遂に桜野くりむの番でした。
無垢な少女である彼女にも、重たい過去が――という流れです。

卒業を頭の隅で意識しながらも言葉に出さないように努めているのが節々で伝わってきて、コメディなのに何となく寂しさを感じさせます。
基本的にはギャグなんですけど、このシリーズは急にシリアスになるときがあるのが珠に傷です。
落差が激しい分、付いていけないんですよねぇ。
泣けたって人もいるんでしょうけど、オチがあるんだろうと構えて読んでしまう自分には無理でした。

さすがに、ひたすら部室内での雑談だけで10冊以上の本を出してきただけあって、ネタ切れ感が半端ない。
いつもの風景はほとんどなく、回想やら過去話やらで尺を取っています。

そんな普段と異なるエピソードが多い中で、リリシアの話となる「絡む副会長」は面白かった。
サブタイトルからしてウザったい杉崎が想像できますが、リリシアの反応は新鮮で楽しかったです。
以前に番外編で宇宙姉弟に絡む杉崎の回がありましたけど、あれに近い内容でしたね。

あとはバレンタイン話である「渡す生徒会」も、良かったと思います。
個人的に生徒会メンバーに萌えることが少ないので、ラブよりコメを重視して欲しいと常々願っているのですが、この回の知弦のテンパリ具合はニヤニヤせざるを得ませんでした。
クールな性格だったはずなのに、ひとたびデレると、こうも変わるものなのか。
深夏も杉崎への好意を公言するようになったし、本格的にハーレムになってきたなー。

次が最終巻らしいのですが、あまり切ない方向へ行かないで欲しいな。

終わりが近いためシリアス分が増量された生徒会ラブコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B 

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電波女と青春男⑥ 

電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)
(2010/09/10)
入間 人間

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読書期間:2010/10/29~2010/11/1

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ
青春
構成
リア充


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9



 どもども丹羽真です。
 えー、俺は今、青春ポイントが浮遊しまくる魅惑のボーナスステージに立っているのだった……!
 そう。本日は我が母校の文化祭なのである。
 今年は『引力』をテーマとしているらしく、生徒も一般入場者も、全員その小指にはカラフルな糸がぷらぷら結ばれている。なんでも、同じ種類の糸を巻いている人を発見して結び合えば、『運命という引力で引き寄せられた者』同士ということで、めでたく文化祭のメインイベントである体育館ライブコンサートにアリーナ席で参加出来るらしい。さて。俺はその『引力』とやらでどんな相手を引き寄せるんだろうねぇ。
 ふと気づけば、見慣れた水色の粒子があたりをキラキラ散乱していた。
 この晴れ舞台で、ついにエリオは「せーしゅん女」になる。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


粒子を振りまく少女と鈍感なリア充少年の青春モノ、第6巻。
青春ポイントのボーナスステージである文化祭のお話です。

青春してるなぁ。
今回は真以外の視点も多く取り込んでいるため、文化祭の賑やかさが伝わってきますね。
各々の心情が甘酸っぱかったり、純粋で眩しかったりと、まさにこれぞ青春って感じ。

クロスオーバーと群像劇が好きな作家さんというのは百も承知のつもりでしたが、随分力を入れてきましたね。
入間ファンであれば、ニヤリするキャラが続々登場し、お祭り気分を味わえます。
構成も見事で、巧妙に隠された伏線に気付かず、後半で判明した際には一本取られたなと思いました。

そもそも文化祭テーマである「引力」ってところからして、仕掛けていますよね。
小指に括りつける糸を配布して、同じ柄の人を探し出すという試みは、実際の文化祭でやってみても結構面白いんじゃないかなー。
みーまーネタをこんなところで活かしてくるとはニクイっすね。

エリオの成長は、真じゃなくても父親の心境で見守りたくなりますな。
他のキャラと比べた場合、とても同い年には見えないぐらい幼いけれど、それでも少しずつ前進しているのが分かります。
もう電波女というレッテルは相応しくない、立派なせーしゅん女ですね。
もしくは、布団女かw

個人的イチオシである前川さんは、今日も今日とて可愛かったです。
初期の頃はコスプレで徘徊する変わった人という認識でしたけど、今では数少ない常識人として欠かせない存在となっています。
エリオやリュウシさんに遠慮して、一歩引いた立場に立ってしまう自分に対して、モヤモヤするところなんかは乙女チックすぎて悶えてしまいますよ。
真は、もっと前川さんの可愛さを感じ取るべきだよ、うん。

リュウシさんは、文化祭でテンションが上がっているのか、いつにも増してウザかったw
悪口ではなく、もちろん良い意味で騒がしかったってことです。
にわ君に取り巻く女はいかんですよー!と顔を膨らませる様が容易に想像できて楽しいわぁ。
自称普通っ子のはずが、どんどん頭が天然さんになっていく。あと胸も。天然万歳やっちゅーに。

ウザいといえば、多摩湖さんと黄鶏くんを忘れちゃいけません。
5巻で分かりやすい伏線が張ってあった上に、直前で文庫化されていたので当然出てくると思っていましたが、予想以上に出番が多くて驚きました。
てっきりチョイ役程度だと思っていたので、ガッツリと絡みがあって面白かったです。
まぁ、でも客観的にみると、バカップル以外の何物でもないですね、この二人w
ブリキさんの絵でも案外違和感なく受け入れることができたのは、何気に凄いことなんじゃないかな。

他にも語りたいキャラはいっぱいいますが、ネタバレになるので伏せておきます。
一つだけ言えることは、挿絵を見ると面白さが半減してしまうので、ちゃんと最初から読むことをお薦めしますってことだけですね。

後半の盛り上がりから、読了後の爽快感まで素敵な物語でした。
ページ数としては300P弱なのに、多くのキャラに見せ場があって読み応え抜群なのは素晴らしい。
シリーズ内では、1,2を争う面白さだったと思います。

綺麗に終わっているので、アニメ最終回はこの辺りになりそうですね。

一人の少女が過去を乗り越えて新たな一歩を踏み出す青春小説

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  電波女と青春男  入間人間  ブリキ  評価A- 

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FB CollectDrama03「ココロコネクト 夏と水着と暴風雨」 

FB CollectDrama03「ココロコネクト 夏と水着と暴風雨」FB CollectDrama03「ココロコネクト 夏と水着と暴風雨」
(2011/02/16)
(ドラマCD)、水島大宙(八重樫太一) 他

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ココロコネクトのドラマCDを購入しました。

直前まで買うかどうか悩んでいたのですが、4巻が面白かったので手を出してみました。
内容は、うーん、ぼちぼちと言ったところかなぁ。
つまらないわけじゃないんだけど、そこまで面白いものでもなかった。

シナリオは、ドラマCDオリジナルの話で、夏の合宿話と暴風雨により学校に泊まることになった話の2本立てです。
時系列としては、1巻よりも前の話となります。
表面上は仲の良い5人組なのですが、各自悩みを抱えているところが見え隠れしていますね。
お互い心の奥を見せ合っていないので、信頼しきっていないところが寂しく感じてしまいました。
4巻を読んだあとだから、なおそらそう思ってしまいますね。

脚本は微妙だったなぁーというのが正直な感想です。
やっぱり声だけでストーリーを作るのは難しいものなんでしょう。
ぶっちゃけ、このためだけにドラマCDをお薦めすることはできませんね。
これだったら、原作1巻をなぞる内容でも良かったんじゃないかな―。

しかし、声優さんの演技は良かったと思います。
人気声優さんが集まっているので、どこかで聴き覚えのある声ばかりではありましたが。

稲葉姫子役の沢城みゆきさんは、最近こういうお姉さん系のキャラを演じることが本当に増えましたね。
色んなキャラを演じている方ですが、稲葉んは「デュラララ!!」のセルティっぽく聴こえました。
残念ながら過去話なので、クールな稲葉んしか聴けませんでしたが、アニメ化した際には、取り乱したりデレたりする彼女の声をみゆきちボイスで聴いてみたいですね。

桐山唯役の金元寿子さんは、どう聴いてもイカ娘にしか聴こえませんw
可愛らしい声は合っているんですけど、イカちゃんのイメージが強すぎて拭いきれませんでした。
ある意味、変な語尾がないという意味では新鮮でしたけどw

同様に、永瀬伊織役の豊崎愛生さんは、「けいおん!」の唯ですね。
キャラ的にも一見共通するところがあるので、あの独特な演技は良かったと思います。
裏の顔を見せた時に、果たしてこの声でどうなるやらと不安ではありますが、実力はあるのでまぁ大丈夫でしょう。

男キャラは幸い他のキャラ像と被ることなく、素直に聞くことができました。
八重樫太一役の水島大宙さん、青木義文役の寺島拓篤さんともにキャラに合っていました。

約1時間と量はたっぷりあったので、その点については十分満足です。
初回限定版のみらしい台本もお得感が合って、ラッキーでしたね。

ちょうどPVも公開されたばかりですし、このままの流れでアニメ化されるかもしれませんねー。


テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: ココロコネクト  ニコニコ動画 

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ブログ1000記事達成 

この記事で、blog「明日へと続く記憶」が通算1000記事目を達成しました。

日々コツコツと書き込んできた結果、いつの間にやら大台に乗っていて、自分でも驚きです。
世の中にはもっと凄い人はゴロゴロといますが、まぁ人は人ってことで。

これでも自分なりに頑張ってきたつもりです。
これからもマイペースに更新を続けていくつもりなので、よろしくお願いします。

以下、自分用のデータメモ。

▼ 記事データ
年度別記事数更新率
2007年(8/22~)81件61.3%
2008年294件80.3%
2009年313件85.7%
2010年266件72.8%
2011年(~2/18)46件93.8%
TOTAL1000件78.3%

▼ コメント&トラックバック
閲覧数コメント数トラックバック数
73464HIT798件114件

▼ カテゴリー別データ
全般259
雑記98
雑記-本109
ブログ24
野球28
ライトノベル・漫画348
レビューについて8
電撃文庫154
メディアワークス文庫9
富士見ファンタジア文庫34
ファミ通文庫39
角川スニーカー文庫11
集英社スーパーダッシュ文庫11
ガガガ文庫18
MF文庫J20
GA文庫6
HJ文庫3
一迅社文庫1
このライトノベルがすごい!文庫1
芳文社KR文庫1
その他出版社3
漫画29
アニメ・動画159
アニメ全般54
涼宮ハルヒの憂鬱17
とらドラ!25
バカとテストと召喚獣13
ひだまりスケッチ13
ニコニコ動画37
ゲーム163
ゲーム全般31
Memories Off4
Ragnarok Online91
マリオカート11
ドラゴンクエスト911
ワールド・ネバーランド15
音楽48
アニソン22
ゲーム音楽10
ドラマCD4
ドラクエコンサート12
23
自作イラスト18
版権イラスト3
ラノベ作品イラスト2

▼ タグ使用率TOP60
1書評31131購入リスト13
2ニコニコ動画97生徒会の一存
3ラグナロクオンライン91
評価B尾田栄一郎
5評価B+7935ナルル王国12
6とらドラ!45バッカーノ!
7評価A-30評価C
8評価B-39エナミカツミ
9読書記録32成田良悟
10バカとテストと召喚獣30すぎやまこういち
11ドラゴンクエスト2841椎名優11
12Wii26狗神煌
13評価C+22葵せきな
BLACK_BLOOD_BROTHERS井上堅二
15入間人間21桐野霞
16涼宮ハルヒの憂鬱20嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
PSP終わりのクロニクル
18あざの耕平19葉賀ユイ
ひだまりスケッチマリオカートWii
電撃文庫購入記録50世界平和は一家団欒のあとに10
評価A川上稔
22草河遊也17川原礫
23文学少女16御堂彰彦
24竹宮ゆゆこ15橋本和也
ワーネバさめだ小判
ヤスさとやす
27竹岡美穂1457ブリキ9
野村美月タケシマサトシ
DQⅨライトノベルサイト杯
ワンピース-他463種-

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MAMA 

MAMA (電撃文庫)MAMA (電撃文庫)
(2008/02/10)
紅玉 いづき

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読書期間:2010/10/15~2010/10/27

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
家族愛
世界観




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。
 ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという<人喰いの魔物>が眠っていた。
 トトは魔物の誘いにのった。魔物はその封印から解き放たれ、トトは両耳を失った。そして強い魔力を手に入れた――。
 これは、孤独な<人喰いの魔物>と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。

【感想】


第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作「ミミズクと夜の王」を手掛けた紅玉いづき氏のデビュー2作目。
まさか1作目読んでから、2年も間を空けるとは自分でも思っていませんでした。

これはまた絵本というかお伽話のような物語でしたね。
雰囲気は変わっても、「ミミズクと夜の王」の優しさは受け継がれています。
歪んでいるけれど愛情そのものは純粋極まりない、ピュアなものでした。

良かったとは思います。
ただ、同時にこんなものかなぁと思ってしまったのも事実。
期待値が高かったことは否定しませんが、それを抜きにしても勿体無いところが散見されました。

「電撃文庫MAGAZINE」にて掲載された表題作「MAMA」と、視点を変えた「AND」という中編でまとめられた今作なんですが、どちらも中途半端な印象を受けました。
「MAMA」は、孤独な魔物・ホーイチと落ちこぼれの少女・トトの家族的な愛を描いたお話。
内容は素晴らしいのだけれど、展開が飛ばし気味なのがなんとも惜しい。
母の愛をテーマにしたこの話で一冊丸々読んでみたかったですね。

「AND」は、「MAMA」を補足するようなエピソードではあるのですが、蛇足に感じてしまいました。
登場人物は良かったので、単品でなら更に濃厚なものが期待できたのではないかなぁ。
どちらでもいいから、1本の話にして欲しかったというのが率直な感想ですね。

環境は厳しくとも、温もりを感じることができる良いお話です。
閉じこもった性格が故に気付かなかった想いに、ちゃんと気付くところは素敵でした。
前作もそうでしたが、変にラノベっぽくないのが逆にいいですね。
まぁ、それなら一般文芸を読めよと言われると、それまでかもしれませんが。

カラスさんのイラストは、作風と非常に相性が良かったですね。
好みかといわれるとそうでもないんですが、作品に合っていると物語に没頭できるので重要な要因です。

少女にして魔物の母となった娘の母性溢れる優しいお話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  MAMA  紅玉いづき  カラス  評価B 

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東京レイヴンズ2 RAVEN゛s NEST 

東京レイヴンズ2  RAVEN゛s NEST (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ2 RAVEN゛s NEST
(富士見ファンタジア文庫)

(2010/09/18)
あざの 耕平

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読書期間:2010/10/13~2010/10/14

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
燃え
ツンデレ
期待感



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9




 教室中から突き刺さる、視線、視線、視線。好奇と、僅かな敵意。級友から向けられる幾つもの視線に春虎は気圧される。けれど――
 ――バカ虎!
 迷いのない、まっすぐな瞳。自分を見つめる幼なじみの少女――夏目の姿に、春虎は自分を取り戻す。
 闇鴉たちを育成する陰陽師育成機関、陰陽塾。夏目の式神として生きることを決めた春虎は、東京の陰陽塾に転入する。しかし、そこで春虎を待っていたのは、『しきたり』により男装した夏目と、土御門に冷たい塾生たち――そして、二人を付け狙う呪術界の闇だった!?時を超える陰×陽ファンタジー、学園編スタート!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


陰陽師の学園生活が始まる現代ファンタジー、シリーズ第2巻。

いいねいいね、面白くなってきた!

1巻も悪くはなかったのですが、ボチボチといったところでした。
著者の腕を疑っているわけではないんですが、個人的な好みに合うかどうかが不安だったんです。
滑り出しが慎重すぎるのは、あざの耕平さんの良いところでもあり悪いところでもありますね。

悪友の冬児とともに陰陽塾に転入してきた春虎。
転入生の土御門という名に対して構える級友たちと、クラスから孤立している夏目。
一筋縄ではいかないクラスの人間関係に頭を抱える春虎だったが、そんな最中に夏目に魔の手が忍び寄る――という展開なんですが、口絵を見ただけで流れが大体分かってしまいました。
的確なイラストは素晴らしいのだけれど、もうちょっとネタバレを自重して欲しいな。

完全にエンジンが掛りきっているわけではないものの、物語がノってきてワクワクしてきました。
1巻は意図的に規模を抑え気味に書いていたのに対し、2巻で風呂敷を一気に広げています。
伏線を張りつつ綺麗にストーリーを完遂するってのは、存外難しいはずなんですけど、いとも容易くやってのけちゃうように見えてしまいますね。

舞台が変わり、新キャラも盛り沢山となっていますが、まだまだ序の口だそうです。
過去の例を振り返ってみれば、そうだろうなぁと激しく納得。
キャラを覚えるのは、さほど難しくないのですけど、式神の設定は少々複雑で大変ですね。
期間を空けすぎると、忘れてしまいそうなので、早い周期で読みたいところです。

今回登場したキャラの中では、クラスメイトの倉橋京子がお気に入り。
夏目と同様に尖がった性格をしていますが、京子の方が可愛げがあっていいですねー。
すみ兵さんのイラストもお団子が可愛らしくて、惹きつけられました。
渋い男とか爺婆が活躍することの多い作者さんにしては、比較的普通の女の子って感じが珍しくもあります。

春虎の天然で人懐っこいところは、魅力的だなぁ。
主人公のキャラが立っていると、作品の面白さが段違いに良くなりますね。
冬児の悪友ポジションもニヤリとさせられますし、主要キャラについては文句のつけようがありません。
表紙の狐娘も賑やかし要因として良かったですよ。

あと、登場人物のレベルの違いを見せるのが、本当に上手いですね。
陰陽師や式神の強さにランク付けをし、ハッキリと差をつけるのが実に巧みです。
にもかかわらず、相対的にランクが低いキャラに弱者という印象を与えないのが凄い。
どのキャラにも強さを感じさせる演出力という点において、作者さんはずば抜けていると思います。

そろそろ大きく物語が動き始める気配してきました。
次は心して読まねば。

敵視される立場で転入してきた主人公が、人柄の良さで仲間を増やしていく学園生活の始まり

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  東京レイヴンズ  あざの耕平  すみ兵  評価A- 

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ロウきゅーぶ!⑤ 

ロウきゅーぶ!〈5〉 (電撃文庫)ロウきゅーぶ!〈5〉 (電撃文庫)
(2010/06/10)
蒼山 サグ

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読書期間:2010/10/10~2010/10/12

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ロリ
スポコン
ラブコメ
ショタ


 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7



 夏といえば海。海といえば水着。前回の失敗を繰り返さないよう、真帆の別荘で行われる強化合宿はもちろん智花たち女子バスケ部の面々もやる気満々なのだが、別荘は海のすぐそば!智花も水着を新調したことだし、まずは夏の海を堪能したり楽しむことも大事な訳でして。
 「さっそくすばるんに見せにいこーぜっ」
 「ひなといっしょだと……ごめいわく?」
 「うう、ぬるぬるして気持ち悪いよお~」
 「あまり無理に引っ張ると愛莉の服が!」
 「す、昴さんと星を見れて……幸せです」
 そんな中、なぜか一人ひなたが落ち込み気味で合宿の前夜に――。
 悩み多き少女たちに翻弄されまくりなさわやかローリング・スポコメディ⑤!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


小学生女子バスケットチームの夏合宿編、その2。
ロリ風味のスポコンから、スポコン要素ありのロリ作品になりつつあります。

質のいいラノベだとは思うし、面白いのも確かなんだけど……。
このロリ要素には、そろそろ付いていけなくなってきました。
正直、読んでいる自分が痛くて辛いっす。

特に今回のようにバスケの試合がないと、どうしてこの本を読んでいるんだろうと自問自答してしまいます。
小学生女子とのラブイベントなんて、要らないんですよ!
ロリコンには絶賛される内容かもしれませんが、熱いスポコンを求めて読んでいる人間としては、狙い過ぎの描写に引きます。
しかし、くだらないとぶった切るには、惜しいというもどかしさ。

いきなり、4年後ぐらいまでに話が飛んだら神展開なんだけどなぁー。
この土台を作った後に、大学生コーチと女子高バスケ部で全国を目指す話になったら、一生ついていきますよ。

……とまぁ、そんな葛藤をしながら読んでいました。

順番通り、ひなたがメインの回。
最初の頃、他の女の子たちに比べて体力不足が否めなかった彼女の成長を窺うことができる内容でした。
バスケ以外の燃え展開がないわけでもなかったのですが、やっぱり物足りなかったですね。

良かった点は、竹中が小学生男子らしい背伸びしたがるところが描かれていたところ。
個人的には、昴や女バスのメンバーよりも好感度高いです。
葵との絡みも面白かったと思う自分は、おそらくこのシリーズの読者の中では異端なんだろうなぁ。

表紙の白水着イラストも、買いにくいたらありゃしない。
外では絶対に読めない本ですね。

6巻が短編集ということで、よりロリ化が進行しているようで、購入をためらっています。
積んでいる本が少なくなってから買っても遅くはないかな……。

ロリコン属性がない人には厳しくなってきたスポコン要素のあるラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ロウきゅーぶ!  蒼山サグ  てぃんくる  評価B- 

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サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN 

サクラダリセット3  MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)
(2010/08/31)
河野 裕

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読書期間:2010/10/7~2010/10/9

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
透明感
安定感




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 「どうして、君は死んだの?」
 “記憶保持”の能力をもつ浅井ケイ、“リセット”の春埼美空、そして“未来視”の相麻菫。
 二年前。夏の気配がただよう、中学校の屋上で、相麻は問いかけた。
「私たちの中に、アンドロイドがいると仮定しましょう」
 夏の終わりに向けて、三人は考え続ける。アンドロイドは誰?最も人間からかけ離れているのは、誰――?
 二年前死んでしまった少女と、すべての始まりを描く、シリーズ第3弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


特殊な能力者が集う街・咲良田で、少年と少女たちが織りなす不器用で優しい物語、第3弾。
物語の始まりとなる、浅井ケイ・春埼美空・相麻菫の3人の出会いを描いた過去編となっています。

とても美しい物語でした。
読了後の感覚は、哀しいのか、嬉しいのか、自分でも判断がつきません。
しかし、この本に出会えて良かったということだけは確実です。

このシリーズを読んでいて毎回思うんですけど、まるでガラス細工のような物語ですね。
透き通るように綺麗な美術品のような印象と、砕け散ると元に戻せない危うさを感じさせます。
更に今回は、ラムネの瓶という小道具が、より一層そのイメージを強固にさせる手助けをしています。

ガラス細工」という表現を複数の感想記事で見かけましたが、これって何気に凄いことですよ。
作中で使用しているフレーズならともかく、印象の具現化が一致するってことは、それだけ作品の雰囲気が一貫して描かれているということですから。
空気を思い通りに表現できる作家さんは、貴重ですね。

洗練され、研ぎ落された文章が、恐ろしく魅入ります。
余計な装飾がないシンプルさは、直接心に侵入してきて、全身に響き渡るようです。
温もりとはまた違う、人間味を肌で感じ取ることができるような言葉選びにはセンスを感じずにはいられません。

はっきりいって高校生でも違和感あるのに、小中学生の思考としては賢すぎる状況判断などもあるんですが、三者三様の理由で何となく納得できてしまうのは登場人物の掘り下げが成功しているからでしょうか。
その中でも顕著なのが、浅井ケイの捻くれた善人っぷりです。
彼の思考回路は複雑に見えて本質は単純なんだけど、それをひた隠しにしているために裏表があるように見えるんですよね。
相麻菫や中野智樹が上手い表現で指摘なり説明なりしていましたが、それでようやく少しケイを理解できたような気がしました。

春埼美空の感情が乏しい理由は、なんとも皮肉でした。
この娘の純粋な心は、知れば知るほど無垢すぎて怖くなってきますね。
完全な無色透明ではなく、ほんの僅かながら色付けされていることが、彼女の人柄の良さを表わしているんだけど、彼女自身がそれに気付かないんですよねぇ。
もどかしいと感じるケイの気持ちに共感しましたよ。

そして、謎に包まれていた相麻菫の人物像や能力、そして2年前に死んだ経緯が明かされます。
まだ中学生の彼女が抱える運命や未来の重さは、質量があるかのように圧し掛かってきます。
真実を知った時、切なさとか苦しみよりも、嘆きが先に出てきました。
最後のあの言葉は、果たして彼女に届いたのかな……。

ケイが咲良田に来た理由、家族と離れている訳、土台となる環境は出揃いました。
しかし、一つの謎が明かされたと同時に、新たな謎が生まれています。
何故、彼女は死ななければならなかったのか。
ここからが本当の始まりなのかもしれませんね。

ある一つの未来が決まっているボーイミーツガール

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  サクラダリセット  河野裕  椎名優  評価B+ 

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暴走少女と妄想少年 

暴走少女と妄想少年 (このライトノベルがすごい!文庫)暴走少女と妄想少年 (このライトノベルがすごい!文庫)
(2010/09/10)
木野 裕喜

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読書期間:2010/10/3~2010/10/5

【評価……B-
発想 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
ラブコメ
青春
変態



 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




 春。高校の入学式を迎えた沖田善一は、門の上から飛び降りてきた少女にいきなり鎖骨を折られてしまう。少女の名前は明華武瑠。才色兼備だが性格に激しく難アリの暴走少女。彼女の友達に(無理やり)なったことで、善一は彼女のさらなる友達作りの手伝いをさせられることに……。
 「まあでも、手伝ってるうちにあんなことやこんなことになったりして。うへへ」
 「……キショいぞ善一」
 暴走少女と妄想少年が贈る、青春ラブコメディ!

【感想】


このライトノベルが凄い!優秀賞受賞作品。

テンプレ通りのラブコメでした。
どこかで見た覚えがあるようなシーン満載で、既視感が拭えません。
暴走というよりも暴力少女である方が相応しい気がしますが、概ねタイトルから連想される内容そのままでしたね。

期待を大きく上回ることも下回ることもなく、無難な内容であったといえます。
この作品ならではの捻りがあれば、もう一歩上の完成度に到達したんでしょうが、新人作家に求めすぎるのは酷かもしれません。
まぁ、この手の作品は、楽しんで読めればOKですしね。
そういう意味では、悪くなかったと思います。

主人公の妄想少年こと沖田善一は、いきなり妄想世界へトリップするときもありますが、まぁ普通です。
この程度の変態、ラノベ界にはごまんといますしね。
男子高校生なら、程度の差はあれど多少エロいことを考える方が自然です。
ヒロインがボケ担当だったこともあり、はっちゃけきれなかったかなーと感じました。

そのヒロイン役である暴走少女・明華武瑠もまた、上記で述べたように暴走していません。
周囲の人間に対して関心が乏しく、面倒臭がり屋のキレやすい女の子でした。
暴走という単語から積極的なイメージが思い浮かびますが、実際は攻撃的なだけで受け身体質です。

この二人のラブコメがメインで描かれるわけですが、定番イベントばかりで新鮮味はなかったかな。
ベタなエロハプニングがあったり、邪な妄想したらふっ飛ばされたり、まさにザ・ラブコメという感じ。
暴力は結構過激なので、ギャグとして流さないと、登場人物の心理についていけなくなるので注意が必要です。
レーベル創刊の本として、一冊は無難なものを出したかったんでしょうかね。

妄想少年が意外とイイ奴で、ツン成分多めのツンデレ娘に友達がいることの喜びを教えようと奔走する展開は好みでした。
お節介だとは思わなかったのは、おそらく善一に同調したからなんだろうなぁ。
確かに人間関係ってのは面倒かもしれませんけど、友達ってのはいいものですよ、うん。
終盤はコメディから青春モノに移行して、ちょっとだけイイお話となっていたのも良かったです。

イラストは、カラーは良かったんですけど、挿絵はバランスが崩れているものが多くて少し残念な出来でした。
絵によって力の入れ具合が明らかに違うのを見るとなぁ……。

それなりに楽しんだわけですけど、2巻を買うかどうかってのはまた別の話。
んー、続きを読みたいって気持ちにはあまりならないんですよねぇ。

すぐに手を出す少女とちょっとおバカな少年の青春ラブコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  暴走少女と妄想少年  木野裕喜  コバシコ  評価B- 

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すてっち2! 

すてっち2! (HJ文庫)すてっち2! (HJ文庫)
(2010/09/01)
相内円

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読書期間:2010/10/1~2010/10/2

【評価……C+
発想 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ
ほのぼの




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 陸上部にコバンザメ状態で、初の夏合宿に赴くことになった上乃原女子高等学校手芸部。相変わらず部活動そっちのけで、海だ水着だ、とバカンス気分の部員たちを世にも恐ろしい(?)事態が待ち受けていた。前部長の松センパイが登場したり、美晴の秘めたる思いが明らかになったりと、今回も盛りだくさんの女子高生まったり部活コメディの第2弾。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


ほのぼの系四コマ漫画風のコメディ小説、第2巻。
前回話題だけ出た夏合宿の模様が描かれています。

そこそこ。
うん、これが一番適した感想だと思います。

思わず吹き出してしまうような笑いはないものの、つまらないわけではありません。
まぁ、中身は見事なくらい薄っぺらいんですけど、これは狙ってやっているんでしょう。
日常系作品の雰囲気を楽しめる人でないと辛いでしょうが、そうでない人は2巻なんて買いませんしね。
何も考えずにだらだらと読むのに最適です。

1巻でも少なめだった手芸話が、さらに減っているのは、ネタが尽きたってことなんだろうか。
もうちょっと部活ネタに絡めて、作品独自の色を出して欲しかった。
合宿行っても、本当に何もやってないしなぁ……w

ただひたすらに、ちょっぴりバカみたいな女の子たちが、アホのように騒いでいる本でした。
良く言えばまったり、悪く言えば淡々としています。

個人的には3巻が出たら買っちゃうと思いますが、これで670円は高すぎるかな。
ま、お勧めはできないけど、嫌いじゃないですよ。

手芸をしない手芸部による日常系ほのぼのコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  すてっち!  相内円  ほっぺげ  評価C+ 

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電撃文庫2011年2月購入作品  

電撃文庫の2月といえば、電撃小説大賞の受賞作の発売でもあります。
過去の受賞作家も合わせて発売される傾向があり、派手な印象のある月ですね。

電撃文庫11年2月

・『神様のメモ帳6
アニメ化の決まったミステリー風青春小説。
結構厚さがあるので、読み応えがありそうで嬉しい限りです。

・『アクセル・ワールド7 ―災禍の鎧―
ここにきてこのサブタイトルですか。
リアルタイムで読んでいる身だからいいけど、これってある意味ネタバレだよなぁ。

・『青春ラリアット!!
金賞受賞作。
事前情報で唯一気になっていた受賞作品でしたが、すみ兵さんの絵に惹かれて購入を決意。

・『はたらく魔法さま!
銀賞受賞作。
勇者と魔王のラノベが増えすぎて辟易していましたが、口絵の魔王の台詞にやられました。
思わず店頭で吹いてしまうほどツボに入ったので、これは買わねばと思いましたね。

その他受賞作は、とりあえず様子見。
本当は全部スルーの予定だったんですよ。
最近、電撃がパクリ作品を相次いで出版したこともあり、不信感がぬぐえませんでしたので。
思いのほか面白そうだったので2冊買いましたけど、やっぱり例の事件は尾を引きますねぇ。

あと、入間人間さんの単行本「ぼっちーズ」が売っているのを初めて見たので、これも購入。
大体どんな内容で、どれぐらい楽しめるか計算できる作家さんになったなぁ。
みーまーだけの頃は、次回作が不透明だったのにね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 電撃文庫購入記録 

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電撃文庫アニメ化ラッシュ 

電撃文庫のアニメラッシュが凄い。
早売りされている今月の電撃文庫をゲットした人の報告で、一気に3つもアニメ化が発表されています。
ソースは、挟み込んである電撃の缶詰で、大手ニュースサイトに画像がうpされているので、まだ見ていない人は要チェックです。

▼電撃文庫『ロウきゅーぶ!』&『神様のメモ帳』がアニメ化決定!
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-714.html

ロウきゅーぶ!」は、いつかはアニメ化するだろうなと思っていましたが、予想以上に早かった。
きっとバスケではなく、ロリに傾倒したアニメになるんだろうなぁ。
もしかして、例の条例を意識して早めにアニメ化に動いたとか……考えすぎかなw

それにしても、同期であり毎回仲良く発売している「アクセル・ワールド」は見送りなんですね。
まぁ、あれはまだまだ物語の全貌が明らかになってないから仕方ないか。

神様のメモ帳」は、初期こそ刊行ペースが早かったものの、途中で停滞してしまっていたから、アニメ化まで持っていくのは無理だと思っていました。
これはおそらく、絵師の岸田メルさんの株が急上昇したことが関係しているんでしょうね。
アニメでは「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」、ゲームでは「ロロナのアトリエ」で注目を浴び、今春にもさらにアニメ「花咲くいろは」が放送されるということで、旬のイラストレーターさんを活用しない手はないでしょう。
内容も言うまでもなく素晴らしいのだけど、だからこそ不安だ。

▼川上稔『境界線上のホライゾン』がサンライズでアニメ化決定!
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-716.html

そして、一番意外だったのが、まさかのラノベ界の鈍器こと「境界線上のホライゾン」アニメ化。
しかも、サンライズ……だと……!?
どこまで本気でやる気なのか。
もし完璧に原作再現したならば、とんでもないことになるだろうけど、あの物量は無理だろうなw
中途半端になって、原作ファン憤怒ってことにならなきゃいいけど。
「終わりのクロニクル」だったら、完結しているからペース配分も計算しやすいんだけどね。

▼『電波女と青春男』アニメ版のキャラデザに覇権オーラ確認
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-720.html

こちらは、放送が近づいてきた「電波女と青春男」のアニメ続報。
ブリキさんの絵を再現するのは、難しいだろうと思っていたけれど、あら可愛い。
このクオリティで動いたらいいんだけど、それは欲張り過ぎかな。
原作が何故か4月に2冊発売するのもアニメと何か関係あるのだろうか。

果たしてこのうち、いくつがヒットして、いくつが爆死するのかね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ロウきゅーぶ!  神様のメモ帳  境界線上のホライゾン  電波女と青春男 

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ココロコネクト カコランダム  

ココロコネクト カコランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト カコランダム (ファミ通文庫)
(2010/09/30)
庵田 定夏

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読書期間:2010/9/30
月間マイベスト作品

【評価……A
発想 ★★★★★★★★★ … 9
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
青春
構成




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 終業式、文研部のメンバーは謎の文字を見つけた。「永瀬・稲葉・桐山・青木」、そして「12時~17時」。誰が書いたのか、意図すら分からず、首をひねる五人。だが彼らは12時に、信じられない光景を目にする。子供に戻った伊織と唯、二人は身体と精神が幼くなっていて……!?
 17時にピタリと止まる奇妙な条件、姿を現さない<ふうせんかずら>、そしてただ一人現象が起こらない太一に、謎の影が忍び寄る――!
 愛と青春の五角形コメディ、大波乱の第三巻!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


略称が「ココロコ」に決定したらしい、シリーズ第3弾。
なーんか、しっくり来ないんだけど、でも他に名案もないか。

いいなぁ、このシリーズ本当に素晴らしいわ。

キャラ良し、ストーリー良し、設定良し、イラスト良し。
ラノベとしては隙がないといっても、決して大袈裟ではない高水準の仕上がりとなっています。
素直に面白いという言葉が出てきますよ。

今回は、身体と精神が幼くなってしまう時間退行現象が文研部に降りかかります。
しかし、何故か太一だけが現象を免れていたり、<ふうせんかずら>が出てこなかったりと、いつもと違う様子。
これまでと異なり肉体的に変化が伴うため、他者からの目を今まで以上に気をつける必要があるのだけど、そんなときに限って問題は発生してしまうもので、壁にぶち当たりながらも大切なことに気付いて行く青春ストーリーとなっています。

発想ありきのギミックのため、細かいところは矛盾があるかもしれません。
しかし、この作品においては、そこは重要ではありません。
超常現象が主題なのではなく、巻き込まれた5人の絆と成長がテーマだからです。
異常な状態に置かれることで見えてくるココロは、擦り切れて痛いのだけど、奥底に眠る想いはすっごい熱いんですよ。

テーマがぶれずに一貫して描かれているため、メッセージ性が強く物凄く読みやすいのも特徴かな。
重たい過去に負けず、現在を見つめ直す面々が格好良すぎます。
特に、青木桐山の二人の成長には、鳥肌が立つぐらい痺れました。
背中を押してくれる仲間がいることに感謝し、だけど最終的には自分の力で乗り越えてしまう彼らには、尊敬してしまいますね。
文研部の信頼関係の厚さは、眩しすぎて羨ましくなりますよ。

出番は少なめだったかもしれませんが、太一伊織稲葉の三角関係が随所に見られたのも良かった。
吹っ切れた結果、冷静な振りしてデレる稲葉んの過激な台詞は反則的すぎます。
腹を括った彼女のアプローチは、太一でなくとも刺激が強すぎるわw

興味深いことに、一見複雑そうな稲葉はハッキリしていて、分かりやすい性格に見える伊織が難儀な思考をしているんですよね。
どちらも好きだけど、稲葉はいかにも二次元キャラって感じはする。
伊織がリアルかと言われると、そうでもないんだけどね。
1巻で浮き彫りとなった伊織の性格については、まだまだ根が深そうです。

青木に男として格好良い場面を奪われまくった太一は、前回までの反動か、小休止でした。
主人公無双になるよりも、こういう回があったほうが感情移入しやすいので、悪くないと思います。
前回の欲望解放での反省をしっかりしていて、ちゃんと前進しているのも目に見えましたしね。

白身魚さんのイラストは、作風との融合具合が素晴らしく、脳内再現が容易かったです。
白バックに女の子の表紙が多いラノベで、ちゃんと背景を描き込みつつ、和やかな雰囲気を表現しているのは、もっと評価されていいんじゃないかなと思いますね。
冬場に上着を脱いでいる桐山に寒くないのかというツッコミはしたいところですが。
ああ、それと幼女化した伊織と姫子ちゃんは可愛かったです。

晴れやかな気持ちで終わると思いきや、何やら怪しげな空気が残っていますね。
シリアスな展開になりそうな予感。

助けを請う強さと、自らの殻を破る強さは別物だということを教えてくれます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ココロコネクト  庵田定夏  白身魚  評価A 

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キャプテン翼5を噛み噛みしながら実況プレイ part1-1 

キャプテン翼のプレイ動画は数多くあれど、その多くが2や3なんですよね。
この2作品が飛び抜けて人気があるのは理解できるのですが、個人的に思い入れの強い5がないのが残念でした。

なので、この動画を見かけた時は嬉しかったです。



SFCソフト「キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ」の実況プレイ動画です。
実況者の噛みうp主さんは、2~4もプレイしているので、順番で見ていくのがセオリーなんでしょうけど、2と4は未プレイで将来的にやってみたいと思っているので、ネタバレを避けるために意図的に見るのを避けました。
それでも十分楽しんで見ることできたのは、プレイヤーが実に楽しそうに遊んでいたからでしょうね。

昔、熱中していたことを思い出しましたよ。
不満点はなくはないんですけど、面白いゲームでした。
慣れている人がプレイすると、楽勝で勝ててしまう難易度だけは勿体無かったけどね。

テクモのキャプテン翼シリーズは、これが最後の作品となってしまったんですよねぇ。
版権が移ってから、魅力が激減してしまったんだよなぁ。
5のプレイを見なおしてみると、6への伏線が隠れているので、作るつもりはあったんでしょうね。
時期的にワールドユース編の連載が始まり、継続が難しくなってしまったらしいですが、今からでも遅くはないので6出て欲しいです。
現在YJで連載しているキャプ翼は、もうまるで別物になってしまったしね……。

ちなみに、この方の「ときめきメモリアル」のプレイ動画も見ました。
そちらはそちらで面白く、楽しかったです。


テーマ: ニコニコ動画

ジャンル: サブカル

タグ: キャプテン翼  ときめきメモリアル  ニコニコ動画 

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B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる 

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
綾里けいし

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読書期間:2010/9/26~2010/9/30

【評価……C+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
グロ
狂気
ミステリー



 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




 「小田桐君。理由なく人を殺せるぐらいでないと、狂っているうちに入らないさ」
 チョコレート片手に、彼女はそう僕に告げた。傲慢で冷酷で我が儘な偏食家。そして、紅い唐傘を手にゴシックロリータを纏い、僕の絶望に突き放した微笑を浮かべる14歳の異能の少女、繭墨あざか。けれども、あの満開の桜の下、彼女は言った。僕の傍にいてくれると――。
 第11回えんため大賞優秀賞。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー開幕!

【感想】


異能の力を持つゴスロリ少女が探偵事務所に舞い込んでくる事件をかき回す悪趣味な話。

個人的には、イマイチ。
世間的な評判の良さは感じ取れないこともないので、肌が合わなかったということなんでしょう。

結構グロい伝奇モノという噂だったのですが、こんなものかなといった感じ。
確かに、エグい事象は続いていたので、苦手な人にとってはキツイのかもしれませんね。
ただ、何というか現象そのものはグロくても、気味の悪さは伝わってきません。

狂気に恐ろしさがないんですよねぇ。
どこか壊れた人間というのは、正常な人間がいてこそ際立つものです。
対比させるためにも、一般的なキャラを何人か投入するべきだったのではないでしょうか。

グロ描写は、もっとドロドロとねちっこく描写してもいいなと思いました。
ライト感覚で読めるという意味では、正しい書き方なのかもしれませんが、これはあっさりしすぎかな。
読んでいるこちらが引くぐらいの強烈な思考があってこそ、恐怖が引き立ちます。
せっかく起きている内容は凄惨なんですから、吐き気を伴うぐらい特化すると、より世界観が引き締まって作中に没頭できたのではないかなと思います。

ストーリーそのものの牽引力が弱いのも欠点。
短編形式なのに初巻から分厚いのは、何とかならなかったのかな。
全てのラノベがサクッと読める必要性はないけれど、無駄が多いようにも感じられました。
救いのない話が多いのは好みだったんだけどなぁ。

設定や発想は、さすが優秀賞だけのことはあります。
紅色の唐傘を手にゴスロリファッションで佇む14歳の少女・繭墨あざかの印象は、表紙の効果もあって頭に焼き付いてとれません。
見せ方に難ありとしても、キャラ自体も悪くありませんね。

イラスト担当のkonaさんは、良イラストを描きますが、表紙以外は作風とちょっと合ってなかったかな。

ところで、気のせいか、この作品は他と似ているとか比較されることが多いように見受けられます。
雰囲気が「空の境界」「Missing」に通じるところがあるとか、ヒロインの設定が「神様のメモ帳」「GOSICK」に酷似しているとかなんとか。
しかし、上記作品が好きだからといって、本作も楽しめるとは限りませんのでご注意を。

さっぱりした書き方のグロ要素が好みを分けるミステリー風伝奇モノ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  B.A.D.  綾里けいし  kona  評価C+ 

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『ONE PIECE』61巻 感想  

ワンピース61巻、読了しました。

うわー、すっげー楽しい!
これぞ少年漫画という心躍る内容で、ドキドキワクワクされっぱなしでした。

第一部完、第二部開始となる今回は、いつも以上に期待していました。
2年後のルフィたちがどのような成長を遂げているのか、楽しみでしょうがなかったんですよ。

見た目が大きく変わった人もいるけれど、麦わらの一味の空気は不変でしたね。
勢揃いするのは、リアルタイムでも2年ぐらい経っているんじゃないかな。
何だかんだいって、やっぱりこの仲間同士の和気藹々とした雰囲気が大好きなので、再会を果たした時は嬉しかったですね。

ルフィは予定通り、ハンコックに匿ってもらいながら、レイリーの指導を受けることに。
ようやく覇気について、まともな説明シーンがあって助かりました。
どうみても、ドラゴンボールの神様の修行に見えるのは気のせいでしょうかw
胸に大きなバツ印の傷跡が残っていますが、これについてのエピソードは後々語られるのかな。
ひとまず、ハンコックと結婚しろよと言いたいw

ゾロは、随分と渋くなりましたなぁ。
もともとおっさんくさかったけど、より磨きがかかったというか、とてもルフィ達の同年代に見えないw
ミホーク相手に頭を下げることになるとは思わず、意表を突かれましたね。
ルフィ以上に修行の傷跡が響いていて、片目が塞がっているのは、少し哀しかった。
まぁ、戦闘シーンになったら急に目を開くとかやりそうな気もするけどね。

ナミは、少女から女性へと変化してました。
髪がロングになっただけでも、結構印象が変わるもんですな。
もちろん体も大人っぽくなっていて、色気が5割増しになっていました。、
「また一段と実っちまって……」と反応するウソップが面白かったw
カットによっては、長髪が描き慣れていないため不安定にも見えましたが、そのうち安定するでしょう。

ウソップは、見違えるほどに体つきがたくましくなっていましたね。
もともと好きなキャラだっただけに、格好良くなっていて嬉しい限り。
相変わらず怯え癖はあるけれど、頼もしさが以前とは段違いですね。

サンジは、ゾロとは違う方向で老け過ぎだろうw
髭はアダルティというよりも、何か不衛生な感じ。
さすがに2年間で変わりすぎだと思いました。
前髪の分け方が逆となり、左側の眉毛が本邦初公開となっていましたが、凄い違和感ありますね。
それにしても、女性に対する免疫が低下してて酷いことになってるなw

チョッパー変わらなさすぎw
ああでも、トナカイモードになれば大きくなっていたか。
麦わらの一味のマスコット的な存在であり続けそうで、ある意味安心か。

ロビンは可愛い。
え?前からですか、そうですね。
胸元を大胆に空けて男性読者を誘惑させる気満々ですね、分かります。

フランキー何でもアリだなお前……w
サイボーグではなく、完全にロボだよこれ!
坊主だとゾロ並みにヤクザっぽく見える。
これはこれで面白いから、別に元の髪型に戻さなくてもいいけどね。

ブルックは、うん、骨だけだから変わるわけないよね。
どうしても他キャラと比べると、インパクトが薄いんですよねぇ。
前回散り散りになる前に、もう少し活躍できる場面があったならば、良かったんですけど。
音楽家というポジションで、果たしてこれからの冒険にどう貢献していくのか、楽しみです。

ハンコックやベローナなど、脇を固める良キャラが今回で出番終了になりそうなのは寂しいなぁ。
見続けたいキャラが多すぎるのは、困りもんですね。

ところで、修業を2年間という期間にした狙いって何かあるんでしょうかね。
これまで作中で、時間の流れが明確に描写されてこなかったので、2年というと結構長く感じます。

新たなるスタートということで、何かと初期の構図などと関連付けた描写が多かったのが良かった。
表紙や見開きのカラーページ、「海賊に王に俺はなるっ」という宣言、意味深なサブタイトルなど、ニヤリとするピースがあちこちにあって面白かったです。
あーもう、早く続きが読みたいなぁー。

ONE PIECE 61 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 61 (ジャンプコミックス)
(2011/02/04)
尾田 栄一郎

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テーマ: ONE PIECE

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ワンピース  尾田栄一郎 

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ベン・トー6 和栗おこわ弁当310円 

ベン・トー 6 和栗おこわ弁当310円 (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 6 和栗おこわ弁当310円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2010/08/25)
アサウラ

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読書期間:2010/9/22~2010/9/25

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
バカ
ギャグ
変態
燃え


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7



 半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋は、新たに開拓したスーパーで、存在感溢れる半額神・ビッグ・マムと、そこを主戦場とする厄介な「狼」山木柚子と出逢う。ある目的のために佐藤の苦難の食生活が始まる一方、槍水は彼女が溺愛する妹・茉莉花が文化祭に見学に来るため、心配で落ち着かない日々。そしていよいよ文化祭当日、友人のイベントに駆り出された槍水の代わりに佐藤が茉莉花の面倒をみることになるのだが――。
 甘美な罠を退け、誇り高く戦い、喰え!「狼」としての底力がいま試される!
 庶民派シリアスギャグアクション、禁断の第七弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


半額弁当に魅入られし物たちの熱血バカバトル。

地元にありながら、これまで踏み入れたことのないスーパーで新たな敵と出逢う佐藤洋
それと同じくして、姉を訪ねてきた槍水の妹・茉莉花と一緒に文化祭を巡っていると、思わぬ方向に話が進み……という流れで始まる本編第6巻になります。

いやはや、ご馳走様でした。 
毎度のことながら、腹いっぱいに美味しいものを食べた時のような満足感が得られる良作だなぁ。
実際には、食事シーンを読むと、空腹を刺激されてお腹が空きますけどね。

ボリュームたっぷりで、同じページ数の一般的なラノベを2冊分ほど読んでいる感覚になります。
みっちりと敷き詰められた文章を初めて見た時は、胸焼けしそうだと感じましたが、今ではこの量でないと物足りないぐらい完全に虜になってしまいました。
短編も入れると7冊目になるというのに、飽きるどころか面白くなる一方ってのは凄いなぁ。

ハーレムではないけれど、女の子が非常に多く登場する回ですね。
茉莉花は、姉と似て素朴なところが可愛い少女で、槍水先輩が溺愛するのも納得。
姉妹揃って見どころが多く、槍水先輩好きの人にとっては嬉しい話だったのではないでしょうか。

個人的には、ロリータ少女よりも年上のお姉さん好きなので、山木柚子に惚れました。
サマードレスの似合うボクっ娘女子大生なんて狙いすぎ。大好きです。
ボーイッシュな女性が見せる女の子っぽい仕草とか、たまりませんよ。
しかも、彼女のあの秘密には佐藤でなくとも反応してしまいます。

さらに、今回は槍水先輩の友人も本格的に登場しています。
紫華蔓木之下桃という二人の女の子で、今まで絡みはありませんでしたからね。
実は、この二人と佐藤の出会いを描いた短編が、5.5巻発売の際に特集としてweb公開されています。
これを読んでいるかどうかによって、印象がガラリと変わるので、まだ見ていない方は是非一読をお薦めします。

▼ベン・トー5.5巻特設ページ WEB特別書き下ろしあり
 http://dash.shueisha.co.jp/feature/1004/index.html

しかし、これだけの人数の新キャラが出ているにも関わらず、レギュラー化は皆難しそうですね。
まぁ、あまり増えすぎてもまとまりを欠くので、ゲスト扱いで構いませんが。
柚子だけは再登場をお願いしたいけど、無理かなぁ。

白粉、奢莪、あせびちゃん、白梅様などの既存メンバーのエピソードも豊富で楽しかったです。
特に、白粉は佐藤とのやり取りがガチムチ過ぎて何度も笑わせてもらいました。
佐藤のセガネタと並んで鉄板ネタですね。

でも、今回一番面白かったのは、文化祭の坊主。
あれは卑怯すぎるw
佐藤や奢莪がツボに入って笑い転げるのも仕方ないよw

半額弁当の表現力は相変わらず一級品で、自然と涎が分泌されてしまいます。
話の展開も熱い王道で盛り上がりましたし、言うことなしです。
あと、女の子が多く登場するのに主人公を妬むことなく読めるリア充小説ってのは珍しい。
ラブ方面に力を入れているわけではないからかな。

次回の伏線と思われる個所を読む限り、遂にHP部の話に踏み込みそうですね。
安定したクオリティを維持しているので、次巻も心配無用でしょう。

姉が大好きな妹と、妹のために頑張るお姉ちゃんの微笑ましくも熱い物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ベン・トー  アサウラ  柴乃櫂人  評価A- 

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バカが全裸でやってくる 

バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫)バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫)
(2010/08/25)
入間 人間

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読書期間:2010/9/17~2010/9/21

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 なし
構成





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 僕の夢は小説家だ。そのための努力もしてるし、誰よりもその思いは強い。お話をつくることを覚えた子供の頃あの日から、僕には小説しかなかった。けれど僕は天才じゃなかった。小説家になりたくて、でも夢が迷子になりそうで。苦悩する僕のもとにやってきたのは、全裸のバカだった。大学の新歓コンパ。そこにバカが全裸でやってきた。そしてこれが僕の夢を叶えるきっかけになった。こんなこと、誰が想像できた?現実は、僕の夢である『小説家』が描く物語よりも奇妙だった。

【感想】


小説バカと揶揄されるほどに小説を愛する人々の入間人間さんらしい群像劇。
全5章となっており、主人公も変わりますが、ストーリーは繋がっているため、ぶつ切り感はあまりありません。

心の奥底に眠る渇望を文章にしてぶちまける小説家たちが、実に熱狂的でした。
タイトルだけで判断するとコメディ作品と勘違いしそうですけど、これは小説と夢をテーマにした人間ドラマですね。

1章の小説家志望の大学生の話が一番面白かった。
「バカが全裸でやってくる」ところはフィクションだろうけど、これは作者の自伝ではないのかと懐疑的になりながら読んでいました。
全章通じていえることですが、どこまでがノンフィクションなのかと推理しながら読むのが楽しかったです。

あとがき、帯を含めて1つの作品となっていて、完成度の高さに驚かされます。
最後まではっきりしたことは作中で明かされてはいませんが、帯をみる限り、そういうことなんでしょうね、きっと。

小説を書く面白さにハマりこんだ人たちをみていると、こちらまで熱意にあてられそうになります。
書きたいから書くということが、シンプルでありながら、最も重要なことなんだろうなぁ。
ある意味、その思いこそが、一種の才能なのではないかと考えさせられました。
もちろん熱意だけではどうにもならない現実の壁はありますけれど、この本の登場人物達はみんな最終的には乗り越えそうな何かを持っている気がします。

入間人間さん独特のパロメタ表現は抑え気味で、文章も作者のファンとしては味気ないぐらい読みやすいものとなっています。
作者の電撃文庫作品を読んで苦手意識を持っている人でも、これならば問題なく読めるはずです。
ワナビが読むと、どういった感想になるのか気になるなー。

私小説の雰囲気漂う小説家志望者のサクセスストーリー

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バカが全裸でやってくる  入間人間  評価B 

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