明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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2010年6月読書記録  

2010年6月期の読書記録のまとめです。

▼月間マイベストライトノベル
 『空ろの箱と零のマリア4
空ろの箱と零のマリア〈4〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈4〉 (電撃文庫)
(2010/06/10)
御影 瑛路

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心理戦の駆け引きに胸が躍る『はこマリっ!』第4弾。
二転三転する物語に見事なまでに騙され、驚きの連続でした。
どこまでも予想の上をゆく展開に、脱帽です。

▼読了済み………21冊 (前月比 ±0冊)
▼積み本…………44冊 (前月比 ±0冊)
▼感想記事数…11冊分

▼6月の読書数……11冊
 『ロウきゅーぶ!④』
 『少年テングサのしょっぱい呪文』
 『ココロコネクト ヒトランダム』
 『ココロコネクト キズランダム』
 『空ろの箱と零のマリア4』
 『六百六十円の事情』
 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑥』
 『アクセル・ワールド5 ―星影の浮き橋―』
 『生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録 8』
 『殺戮ゲームの館<下>』
 『バッカーノ!2002【A side】 Bullet Garden』

いやー、今月は酷かった。
ここ2年、毎月20日以上の更新を続けていましたが、それも達成できず。
精神的にも体調的にも苦しかった日が多く、致し方のないところもあるのですが、どうにもサボったような感覚が抜けません。

まぁそれでもラノベ関連だけは何とかノルマはクリアできたかな。
先月の数字をそのまま引き継いだような結果となり、積本や読了済みストックを増やさずに済んだのは良かった。
欲を言えば、もうちょっと本を読みたかったところですがね。

月間ベストこそ「はこマリっ!」に譲ったものの、「ココロコネクト」は見事な当たりでした。
こちらも非常にオススメです。
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テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル5<上> 

終わりのクロニクル5〈上〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)終わりのクロニクル5〈上〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)
(2005/06)
川上 稔

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読書期間:2010/5/2~2010/5/7

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 5th-Gとの戦闘から一ヶ月。UCATには9個の概念核が揃い、いよいよ回収は7th-Gを残すのみとなった。だが、その7th-Gとの全竜交渉を前に、佐山と新庄は自らの過去を追うことを決める。そして、佐山は奥多摩の山奥へ、新庄は堺へ向かった。
 一方、UCATに全ての概念核が揃う機会を伺っていた“軍”は、総攻撃の準備を整え、遂に行動に移そうとしていた。
 果たして、佐山と新庄は、どのような過去を見つけ出すのか?そして、新たな危機を迎えた全竜交渉の行方は……!?
 次第に大いなる謎が明らかになる第5話スタート!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


終わりのクロニクル第5章、開幕。

4章下巻で積んでいたこのシリーズ。
最初から読み直し始めて、遂に未知の領域に突入です。
実に5年振りに続きを読むことになります。

読み進めるごとに各Gとの交渉がマンネリになりつつあったので、もしかして今後はずっと楽しめないんじゃないかなぁと不安を感じていたのですが、杞憂に終わりました。
久しぶりに素直に面白いと思えた終わクロシリーズでしたね。

主要メンバーが揃い、全竜交渉もあとは7th-Gを残すのみとなり、いよいよ物語が動き始めます。
とはいっても、この上巻では大きな進展はありません。
丁寧と言えば聞こえはいいですが、展開が遅く少々じれったいのは確かです。
それゆえに、次に起こるであろう爆発的な盛り上がりに期待が高まりますね。

相変わらず場面転換が多用されるけれど、向かっている方向が同じであるため、今回は読みやすかった。
全竜交渉部隊の中で視点を切り替えることにより、各キャラが何を考えて動いているのかが分かりやすく描かれており、登場人物の多さを上手くフォローしていたように思います。

その中でも個人的に好きなのは、飛場竜司かな。
ややエロ&パシリ属性の彼が、たまに見せる格好良さに妙に惹かれるものがあるんですよねー。
変態ばかりが登場する中で、さっぱりとした立ち振る舞いは清々してイイ。

逆に、新庄の面倒臭い考え方は、ややウザったい。
2章の時も似たような感想を書きましたが、徹底的に合わないんだよなぁ。
佐山が真逆の存在であることを有難がっているのが不思議です。
まぁ、佐山は暴走することがしばしばあるので、ストッパーとしては適役だとは思いますけどね。

通算10冊となる今回で、ようやく風見が表紙を飾りました。
初期メンバーでありながら、これまではあえて出さなかったんでしょうね。
風見の出番は多い回ではあるものの、果たしてこれはメイン回なんだろうか。
後半にもう1つ大きな山が待っている気もしますが……。

あと残り4冊……といっても、1冊のページ数が半端じゃないのでまだまだ先は分かりませんね。

最終局面の全竜交渉を控え、徐々に緊張感が高まっていく準備の回

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  終わりのクロニクル  川上稔  さとやす  評価B 

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遊戯王デュエルモンスターズ デュエルヴォーカルベスト 

遊戯王デュエルモンスターズ デュエルヴォーカル ベスト遊戯王デュエルモンスターズ デュエルヴォーカル ベスト
(2005/03/25)
TVサントラ生沢佑一

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遊戯王デュエルモンスターズ」のOP&EDを収録したベスト盤を購入しました。

テレビ東京系列で放送された第2期シリーズのOP&ED曲が全て収録されています。
第1期シリーズとは制作も局も異なるので繋がりはなく、合わせてまとめられたCDは存在しません。
初代唯一のアニメOP「渇いた叫び」もまた名曲なので、ちょっと惜しいですね。
まぁ、個人的にはFIELD OF VIEWが好きでアルバムを所持しているので、聴くのに困ることはありませんけど。

amazon内にある曲目リストを見てもらえれば分かる通り、テレビアニメ版のOP&EDが各5曲、劇場版のテーマ曲が1曲の計11曲が入っています。
印象深いのは、初期のOP「voice」とED「元気のシャワー」でしょうか。
似た曲調や映像が多い中で、初期OP&EDは毛色が異なっているんですよね。
まだ作風を決めかねているのが、良い意味でオリジナリティがありました。

Shuffle」「WARRIORS」「OVERLAP」など格好良く走る曲も満載で、車を運転しながら聴くと気分がよくなりますね。
当時ハマった人にはオススメです。


テーマ: アニメソング・サントラ

ジャンル: 音楽

タグ: 遊戯王デュエルモンスターズ  voice  元気のシャワー  ニコニコ動画 

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iPhone4を触ってみた 

買ったわけではなく、店頭デモ機をちょこっと弄っただけですが。
要らないとはいったものの、興味がないとは言っていないのですよ。

厚さ9.3mmは現在発売中のケータイの中でも、トップクラスの薄さです。
実際どんなものかと期待していたのですが……、うーん、確かに薄いのは薄いんだけど……。
3GSの丸みのあるフォルムから、綺麗にカッティングされたデザインへ一新したことにより、差があまり感じられませんねぇ、これ。

触った感触は、柔軟性のあるプラスチックから、硬質なガラスへと変化した感じ?とでもいうのかな。
普通のケータイと比べると、玩具っぽさが排除されていて、高級感はありました。
ただし、これは悪く言うと鉄の塊でもありましたね。

何故そんな感想を抱くかというと、重量感が随分と増しているからです。
体積が減った分、逆に中身が詰まっていて重く感じるんでしょうね。
体感的にはXperiaの方が軽かったようにさえ思えましたよ。

中身は、さすがというべきか。
タッチパネル精度は文句なしで、非常に快適でした。
一緒に触っていたドコモのT-01Bも同じく静電式だったかと思いますが、スムーズさがまるで別物ですね。
ただ、回線が混んでいたためか、ネットの接続速度はイマイチでした。

機能等に関してはあまり興味なし。
ああ、高解像度のディスプレイのおかげなのか、カメラは500万画素のわりに綺麗だった。
使用中のSH003の1200万画素より断然上でしたね。

余談。
機種変更して間もないので購入するつもりは全くないものの、auのSnapdragon搭載端末・S004には少々期待していました。
……が、他端末に比べたらマシかな?という程度で、残念ながらストレスなしで使えるレベルでは到底なかったです。
auにも、サクサク動く機種が出てくればいいのになぁ。

テーマ: iPhone4

ジャンル: 携帯電話・PHS

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ベン・トー5.5 箸休め~燃えよ狼~ 

ベン・トー  5.5 箸休め~燃えよ狼~ (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 5.5 箸休め~燃えよ狼~
(集英社スーパーダッシュ文庫)

(2010/04/23)
アサウラ

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読書期間:2010/4/29~2010/5/2

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
バカ
ギャグ
変態



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋は、HP同好会の面々と共に、従姉の著莪あやめの高校の文化祭に繰り出す。高校生の一大イベントを楽しんでいたが、あの引きが強すぎる少女・あせびちゃんの手作り弁当が事件を巻き起こし事態は一変。佐藤は命懸けの弁当争奪戦に参戦することに…!?
 その他にベン・トーファンタジー編や、名もなき「狼」をフィーチャーした短編、そして禁断の「筋肉刑事」の一部ストーリーなどを収録!「狼」たちよ、考えるな、感じるんだ!
 箸休めにならない箸休め、庶民派シリアス・ギャグアクション、灼熱の5.5巻!MAYDAY MAYDAY。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


熱血半額弁当争奪バトル、シリーズ初の番外編です。

5巻直後となる文化祭エピソードの書き下ろし他、ウェブ上に公開されている各キャラの短編、そして筋肉刑事のあらすじを網羅したカオスな短編集となっています。
話の質や長さにバラつきがあるものの、基本的に面白さが先行している点はさすがですね。

その中でも、1章の「鳥になった男たち」は飛びぬけて面白かった。
ヒロインが勢揃いした豪華な文化祭が一転、いつの間にやら男臭い汗まみれの展開になっていて吹いたw
これはこれで興味深いと思ってしまう自分は、既に白粉菌に感染しているようです。
愚直で濃厚な漢たちと、可憐だけれど牙や毒を持つ女性陣の絡みが、面白さを何倍にも引き上げてくれますね。
ギャグ全開の回は、佐藤の脳内暴走が清々しいほどにおバカで、楽しすぎます。

笑いが止まらなかった1章に対して、2章の「首なしの白き巨人」は、個人的に合わず、正直つまらなかったです。
番外編だからこそできるパラレルの話で、意欲は買うけれど、如何せん中途半端でした。
ファンタジーを書きたいのなら、一から書くべきでしょうね。
「ベン・トー」では、良くも悪くもキャラが強すぎるんですよ。
やっぱり、このシリーズは、シュールなギャグがあってこそ熱血展開が引き立つのだと再認識ました。

3章以降は主にウェブ公開されている短編が収録されています(若干加筆&修正あり?っぽい)。
大半が既に読了済みということもあり、新鮮さはなかったですが、読み直してみても面白いと思えるものが多かったです。

お気に入りは4章の「名もなき狼たち」。
佐藤のホームでよく戦う坊主&顎鬚&茶髪のお話で、彼らの心境が垣間見ることができます。
坊主と顎鬚の初イラスト化されていましたが、どう見ても高校生に見えないw
茶髪の顔が描かれていないのが残念なような、想像できる余地を残してくれて嬉しいような微妙な気分。
胸だけはしっかりとデカデカ描いてるのは、まぁGJと言っておこうw

そして、章の合間に挿入される筋肉刑事のあらすじがガチムチすぎて笑えますw
BLネタは得意というわけではないのに、実際に読んでみたいなぁと思わせてくれるところが凄い。
言葉のチョイスに非凡なセンスを感じずにはいられません。

最近ようやく分かったのですが、他のバカコメディ作品と最も異なる点は、この変態さ加減なのではないでしょうか。
特に今回は、まともに争奪戦が行われているわけではないので、より変態度が磨きがかかっています。
この味付けの濃い文章はヤミツキになりますなぁ。

白粉とあせびちゃんが大活躍するガチムチ多めのシリーズ短編集

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ベン・トー  アサウラ  柴乃櫂人  評価B+ 

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死想図書館のリヴル・ブランシェ  

死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)
(2010/04/10)
折口 良乃

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読書期間:2010/4/24~2010/4/28

【評価……C+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
グロ





 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4






 お待ちしておりました。黒間イツキ様。私は、この図書館の案内を仰せつかっております、リヴル・ブランシェと申します。貴方様は私をお使いになり、この図書館より逃げ出した“死書”の封印をしていただきます。その過程において、この身はすべてイツキ様に隷属します。私は、そのために存在します。
 ですからイツキ様、これから共に――イツキ様?なぜこちらを見ようとしないのですか?私がメイド服だからですか?まさか私が、人間に見えないからですか?分かりました。今からその証明をするために、衣服を脱ぎ、身体のご確認をお願いしたく――

【感想】


逃げた魔導書などを捕獲するために奮闘する速筆が特技の少年と司書兼メイドの物語。

禁書や架空の本などを総じて死書と呼び、それらの本をまとめて保管する死想図書館というものが存在する。
図書館のある異次元の世界より現実世界へと逃げ出した死書を封印するため、協力を求められた高校生・黒間イツキは、半ば強制的に巻き込まれて行く――という展開。
異能系ファンタジーバトルとしては、テンプレ通りですね。

表紙買いしたものの、読む前に数ヶ所で酷評されているのを見てしまい、ハズレを引いてしまったかなぁと思いつつ読み始めました。
期待値が低かったためか、最初はそこそこ楽しめていたのですが、後半になると設定の粗さが目立つようになり、付いていけなくなってしまいましたね。

クトゥルフ神話が好きな人なら楽しめるかもしれませんが、あいにく知識が皆無なもんで……。
単語だけは知っていても、それがどう凄いのかも分からないので、驚きも何もあったもんじゃありません。
知っている人だけがニヤリと出来るものならまだしも、無味になってしまうのはなぁ。

文章を紡ぐことで、現象を呼び起こすことができる設定そのものはありだと思います。
ただ、それを上手く扱えていないところにも問題がありますね。
もう少し練りこめば化ける設定だったんじゃないかなー。

キャラが立っていないのも致命的な欠点ですねぇ。
黒髪メイド服のリヴル・ブランシェは、クールで従順なのはいいんですけど、可愛さが足りない。
淡々としすぎていて、表情が崩れないのも味気なさを助長させています。
おかげで、せっかくのKeGさんのイラストも活かしきれていません。
他の脇役もパッとせず、ラノベとしては掴みの弱さが気になりました。

唯一、主人公の黒間イツキだけは、キャラが固まっていたんですけど、好みの激しく分かれるタイプですね。
いわゆる「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョンのような語り口で、常にふざけた調子が続きます。
個人的には嫌いではないんですけど、真面目なシーンでも砕けすぎているのは、やりすぎかなぁ。
括弧を多用する特徴も含めて、合わない人にはとことん合わない文体でしょうね。

そんなわけで、物凄い微妙な内容でした。
次もありそうな終わり方でしたけど、評判次第かなぁ。

デレ要素なしの無表情系ヒロインが好きな人ならお薦めできる、かもしれない

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  死想図書館のリヴル・ブランシェ  折口良乃  KeG  評価C+ 

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殺戮ゲームの館<上> 

殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫)殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫)
(2010/03)
土橋 真二郎

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読書期間:2010/4/20~2010/4/23

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 なし
ミステリー
サスペンス




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 ――誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。
 出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、集団自殺の現場となったという廃墟にたどり着く。だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー11名は密室に閉じ込められていた……。戦慄の密室サスペンス、上巻。

【感想】


密室に閉じ込められた若者たちが順に殺されていくサスペンスミステリー。
閉鎖された空間で疑心暗鬼になりつつ犯人を捜し出すシチュエーションが好きな方にオススメです。

作者の土橋真二郎さんの作品はこれが初めて。
電撃文庫の「扉の外」「ツァラトゥストラへの階段」など、興味のある本はいくつかあったのですが、「扉の外」の完結編である3巻の悪評が引っかかっていて踏ん切りがつきませんでした。
あらすじに目を通した時点で読んでみたいと思ったものの、冒険はせず感想待ちしていたら、各所で絶賛されていたので、安心感と期待を抱いて購入できましたね。

内容は、サスペンスの定番であるデスゲームです。
大学オカルトサークルのメンバーが、集団自殺の現場調査に出かけたところ、気付かぬうちに見知らぬ場所に閉じ込められていた。
仲間が次々と死んでいく中で、不条理なルールを強いられた面々は、次第に精神を疲弊させつつも、1つの重大事項に気付く。
自分たちの中に、魔物と呼ばれる犯人側の人間がいることを……というストーリー。

この手の作品は読み慣れているので、あまり怖さは感じなくなってしまっている自分がいます。
なので、個人的には緊張感が物足りなかったですが、息苦しい空気は十分出ていたかと思います。

上巻なので、当然ながら事件は解決していません。
ミステリーの評価を下すには早計ではありますが、特にこれといった粗や欠点はないように見えますね。
説明に費やした印象が強く、ちょっと展開が遅いのが難点ですが、それだけ骨格作りに力を入れているともいえます。

ゲームの設定はラノベっぽくもありますが、中身は完全に一般向けです。
そのためか、キャラのインパクトが少々弱い感じがしました。
当たり障りのないキャラ造形ばかりなのが惜しかったかな。
パニックを起こしている人間がいる関係でgdgdになっている状況は、リアルらしさは出ているんですが、読者もまたもどかしい気分になりますね。

さて、肝心の推理ですが……正直、絞りきれていません。
ある程度読んだことのある作家なら予想付きますが、どこまで裏をかいてくるのか分からないですからね。
下巻で、どれだけ引っくり返してくれるか、楽しみです。

じっくりと丁寧に書き込まれた密室系ミステリー、序章

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  殺戮ゲームの館  土橋真二郎  評価B 

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ゾイド オリジナルサウンドトラック プラス 

ゾイド オリジナルサウンドトラック プラスゾイド オリジナルサウンドトラック プラス
(2000/04/21)
TVサントラDEVELOP=FRAME

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ZOIDSのサントラを買いました。
目的はRAMARが歌うOPテーマ曲「Wild Flowers」が聴きたかったからです。

本当はシングルで良かったんですけど、高騰していて手を出せませんでした。
調べてみたら、こちらにもフルサイズで収録されているということだったので、サントラを買ってみたというわけです。

アニメは飛び飛びしか観ていないので、ほとんど内容は覚えていません。
サントラを聴いてみても、主題歌以外は聴き覚えがありませんでした。

しかし、「Wild Flowers」だけは何年経っても頭にこびりついて離れません。
今でも口ずさむことが多く、1番なら歌詞も暗記しています。
とにかく格好良くて、色褪せることのない名曲だと思いますね。


テーマ: アニメソング・サントラ

ジャンル: 音楽

タグ: ZOIDS  RAMAR  Wild_Flowers  ニコニコ動画 

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ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス 

ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
(2010/04/10)
川原 礫

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読書期間:2010/4/16~2010/4/19

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
燃え




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 SAOから未だ帰還しないアスナを救うため、疑惑のVRMMO≪アルヴヘイム・オンライン≫にログインしたキリト。
 その次世代飛行系ゲーム≪ALO≫は、≪魔法≫という概念、プレイヤーの反応力と判断力が勝敗を決めるアクション要素、そして≪妖精≫となって空を駆け巡る≪飛翔システム≫と、≪SAO≫に勝るとも劣らない高スペックで数多のプレイヤーを魅了していた。
≪妖精≫スプリガンとなったキリトは、アスナの幽閉先――全プレイヤーの最終目標≪世界樹≫目指し突き進む……!
 道中、妖精種族≪サラマンダー≫のプレイヤーたちの策略により、絶体絶命の危機に陥るキリトだったが、≪シルフ≫の少女・リーファの助力、ナビゲートピクシー・ユイのバックアップを受け、どうにか九死に一生を得る。
 そしてついにキリトは≪世界樹≫の根元までたどり着く。しかしそのとき、リーファとキリトは互いの≪秘密≫を知ってしまい……。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


SAOシリーズ、第4弾。
フェアリィ・ダンス編の下巻であり、1巻から続いた物語のエピローグにもなります。

うーん、面白いのは面白いのだけれど……。
この作品、MMO未経験者が読めば、概ね楽しめるかと思います。
しかし、一経験者からすると、納得できない点が散見されます。
作品の熱量は凄いんだけどねぇ。

良くも悪くも、キリトが一直線で突っ走って姫を奪還する話です。
主人公が脇目も振らずに必死になる姿に熱くなったり、一騎当千のごとく活躍する見て爽快感を味わえたりと、まさに少年漫画の王道的な展開が続いています。
タイミングだけの問題で、次に起こる要素は大抵予想がつきますし、驚きは少なかったかな。
それでも楽しませてくれるのだから、作者の力量はさすがですけどね。

唯一意外だと思ったのは、キリトとリーファが互いのリアルを知るキッカケ。
思っていたよりもあっさりだったので、せっかくの仕掛けなのに勿体無いなぁと思いましたが、最後まで読み終わってみると、絶妙な時期に挿入したことが分かります。
なるほど、あくまでヒロインはアスナってことか。

それにしても、都合の良い展開が多すぎやしないか。
キリトさんぱねぇ!とか、チート乙といった定型句が皮肉になってきている気がする。
強引な舵の切り方が気になり始めると、純粋に楽しめなくなってきます。
本当にリアル生活を行っているのかと疑わしき人物しか出てこないしなぁ。

この作者さんは、世界の構築は本当に素晴らしくて、舞台設定も細かく作っているのに、自ら壊し過ぎているところがあるんですよねぇ。
例えば、今回のALOについても、奥深そうなシステムなのに食い散らかした揚句に、ぶっ潰した印象があります。
ストーリー上、テンポ重視になるのは理解できますけれど、ゲームを犠牲にされるのは哀しいなぁ。

あとこれは、不満というか、個人的な倫理観や考え方とのズレだとは思うんですが、キリトに共感が出来ないところが多くて参りました。
近未来のVRMMOという新ジャンルのゲームであっても、ゲームはゲームでしかないというのが持論なので、性に合わないのも当たり前でしょうね。
ゲーム内データに感情移入する前に、プレイヤーキャラに思いやりを持てよと言いたくて仕方ない。

MMOとしての楽しさは、正直ほぼなかったかと思います。
少なくとも自分は、これを読んでMMOをやりたくなったとは思えませんでした。
それさえ目を瞑って、物語中心に読めば、まぁそれなりに面白かったです。

シリーズとして1つの区切りをつけるエピローグが丁寧に描かれていて好印象でした

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ソードアート・オンライン  川原礫  abec  評価B 

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とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ 

とらドラ・スピンオフ!〈3〉―俺の弁当を見てくれ (電撃文庫)とらドラ・スピンオフ!〈3〉―俺の弁当を見てくれ (電撃文庫)
(2010/04/10)
竹宮 ゆゆこ

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読書期間:2010/4/14~2010/4/15
月間マイベスト作品

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ラブコメ
青春




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 北村の祖母が作った超豪華三段お重のお弁当を見て、竜児の主婦魂に火がついた!――表題作「俺の弁当を見てくれ」。
 忘れ物を取りにみんなで忍び込んだ夜の学校で目にする、お馴染みの面々の残念な未来とは――「不幸のバッドエンド大全」。
 もしも竜児が定食屋を開いたら、お手伝いは北村でお客は大河と実乃梨だけ!?――「ドラゴン食堂へようこそ」。
 などなど海賊本掲載作から各種商品特典まで、文庫本未収録の掌編・短編を完全網羅!もちろん書き下ろしもあります。超弩級ラブコメ番外編、再び登場!

【感想】


本編とアニメ終了から早1年。
これが本当の最後となる「とらドラ!」シリーズとなります。

いやー、懐かしい。
作者の文章に触れるのも1年振りなので、そう感じるのも無理はないか。

内容は、各種特典で書き下ろしされた短編を集めたものとなっています。
追いかけていたファンにとっては損をした気分になるかもしれませんが、個人的には小説のためだけにゲームやDVDは買えなかったので、嬉しい限りです。
短編の長さはまちまちで、10ページ未満のものもあれば、80ページ相当になるものもあります。

基本的に、特典として描かれていたこともあって、主要キャラの竜児と大河メインの話ばかりです。
もっとみのりん、あーみん、北村のエピソードがあれば良かったんですけどねー。
スピンオフなのに、脇役にスポットが当たらないのは残念でした。

とはいえ、久しぶりの「とらドラ!」ワールドの空気は、何だか自分までもが高校時代に戻ったような感覚で、楽しかったです。
馬鹿みたいに騒いだり、むず痒くなるような恋心を秘めていたりと、青春を感じました。
目の前のことで精一杯で、がむしゃらに生きている若さが何と眩しいことか。
特に書き下ろしで最終エピソードである「ラーメン食いたい透明人間」は、まさに等身大の高校生みたいで素晴らしかった。

その一方で、パラレル展開やifストーリーの絶妙な救えなさは、スゲー嫌な感じ。
いや、面白いのは面白いんだけど、笑うに笑えないんだよなぁ……w
不幸のバッドエンド大全」の生々しさは、ちょっと凹みましたよ。
みのりんと北村の未来が、鬱展開すぎるわ!

コメディとして一番笑えたのは、タイトルにもある「俺の弁当を見てくれ」。
竜児の暴走具合と、著者のノリノリな文体がマッチしていて、まるでコントを見ているようでした。
こういうのも「とらドラ!」ならではの良さだよなぁ。

これにて、シリーズも終結。
今後は、準備中であるという次回作に期待ですね。

オマケの寄せ集めではあるけれど、らしさも味わえる青春ラブコメ最終巻

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とらドラ!  竹宮ゆゆこ  ヤス  評価B 

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ハイドラの告白 

ハイドラの告白 (メディアワークス文庫)ハイドラの告白 (メディアワークス文庫)
(2010/03)
柴村 仁

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読書期間:2010/4/6~2010/4/13

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ミステリー
構成




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 絶望的な恋をしているのかもしれない。
 私がやってくること、全部、無駄な足掻きなのかもしれない。――それでも私は、あなたが欲しい。

 美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。しかし、そこにいたのは同じ美大に通う“噂の”由良だった。彼もまた布施正道に会いに来たというが……。
『プシュケの涙』に続く、不器用な人たちの不格好な恋の物語。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


切ない恋物語を描いた「プシュケの涙」の続編。

何というか、普通の小説だなぁ。
ラノベ色を除いたメディアワークス文庫としては、成功しているのだと思います。
ただ、この方向性で行くのであれば、個人的には微妙かも。

面白くないわけではありません。
物語は地味だけど通して読ませる力はありますし、筆力も確かです。
淡々と進み過ぎかなーという点は否めませんけれど、大きな欠点はありません。

ラノベであった「プシュケの涙」との一番分かりやすい違いは、登場人物の年齢ですね。
前作のキーパーソンだった由良は、今回も重要人物として登場しますが、あれから3年の月日が経っています。
高校生から大学生へとシフトしており、それに伴って作風も閉鎖的なものから変化が見られました。
視野の狭さが改善されたとでもいいましょうか、随分と一般向けになりましたね。
どちらがいいかとは言えませんが。

ミステリー風の前半と恋愛ストーリーの後半で2つに分ける構成はそのまま受け継がれています。
ただし、前作ほど効果的であったかというと、意味は薄かったと言わざるを得ませんね。
繋がりが弱すぎて、ほとんど別物語を読んでいる感覚でした。
せめて、もう少し重厚、または濃厚な内容であると読み応えも増したんだけど……。
まぁ、「プシュケの涙」を超えるインパクトやカタルシスを求めるのは酷かな。

そういえば、レーベルが変わったけれど、表紙は相変わらず綺麗でセンスを感じました。
読了後に見直すと、また違う味が出てくるところなんかも計算しているんでしょうかね。

己の進むべき道を確立するために寄り道をする不器用な若者たちの物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ハイドラの告白  柴村仁    評価B- 

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ラノベ部 

ラノベ部 (MF文庫J)ラノベ部 (MF文庫J)
(2008/09)
平坂 読

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読書期間:2010/4/5

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ
パロディ
メタ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた……!
かといってたいそうな事件が起こることはなく、ライトノベルを読んだりちょっとだけ変わった友達と友情を育んだり、一風変わった先輩に絡まれたりと、楽しく日常を過ごしたり過ごさなかったりしていた。
そんな、どこにでもありそうな、でもどこにもなさそうな日々が繰り広げられる新感覚ライトノベルのはじまりはじまり。

【感想】


ライトノベルを好んで読む者たちが集う「ラノベ部」の他愛ない雑談を描いた、日常系コメディ。

予想していたよりも、かなり面白くて驚きました。
なるほど、これは評判が良いわけだ。

よくある文化系部活ラノベで、いわゆる日常系と呼ばれる雑談メインの作品ですね。
「生徒会の一存」シリーズのように部室内でほぼ完結しており、なおかつ1話が10~20ページの短編となっているため、テンポのいい四コマ漫画を読んでいるような気分になります。
似ている要素は多いものの、「生徒会の一存」が激しいボケとツッコミで漫才風のテイストになっているのに対し、「ラノベ部」はシュール&まったりとした他愛のない雑談が面白可笑しくて、受ける印象は大きく異なりますね。
ゆる~い雰囲気のおかげで、気を張って読む必要性が無く、気分転換にピッタリです。

ライトノベルという言葉すら知らない物部文香が、流れでラノベ部に入部するところから始まる導入は、正面から描ききっていて感心させられました。
そもそもが定義が曖昧ではっきりとしないライトノベルという分野を説明すること自体が難しいはずですからね。
ラノベがどういったものであるかを、感覚で伝えてくれており、共感できるところが多かったです。
作品自身がラノベを体現していて、初心者向けラノベとして名高い理由も読んでみて納得できました。

しかし、だからといって、普段からラノベを読んでいる人にとってはツマラナイのかというと、そうでもありません。
ラノベ読者にとってはニヤリとさせられるネタが随所に仕込まれており、これはこれで楽しませてくれます。
ラノベ部という部活動の雰囲気を表わすのに、実在のライトノベルを使ってパロネタやメタ要素を散りばめるのは非常に効果的だったと思います。

定番のキャラクターが多く占める中で、主人公の文香がキャラ的に際立って面白い。
ただの天然系ロリ娘かと思いきや、中身はダウナー系で、思ったことを包み隠さずぶちまける性格には常にシュールな笑いがくっついてきます。
良い意味でイラストとギャップがありましたね。
ホント、キャラの立て方が上手い作者さんだなぁー。

ライトノベルに限らず、本を読む楽しさを教えてくれる良作でした。
もっと媚びている作品かなと思っていましたが、とんだ勘違いでしたね。

ライトノベルが好きで良かったなと思わせてくれる日常系部活動コメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ラノベ部  平坂読  よう太  評価B+ 

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電撃文庫2010年6月購入作品  

今月発売の電撃文庫作品を昨日の帰りに確保。
追いかけている作品が同時に発売されると、それだけで嬉しくなりますなぁ。

電撃文庫10年6月

上の3作の表紙が敷居高すぎ。

・『アクセル・ワールド5 ―星影の浮き橋―
もともと1巻の時点で人を選ぶ表紙だったわけですがね。
作品はもっと硬派で熱い内容なのに、どうしてエロい方向に持っていこうとするのか。
挿絵でやるなら大歓迎なんですがw

・『ロウきゅーぶ!5
何という犯罪臭。
4巻で少し持ち直したので、購入してみました。
スポ根を期待したいところだけど、これは駄目かもしれんねw

・『電波女と青春男5
白水着が流行っているのでしょうか。
基本的にマコト以外の視点だと読み辛いことが多いので、今回は変化球を狙わないで欲しいな。
ヒロイン勢とキャッキャウフフしているだけでも楽しいし。

・『世界平和は一家団欒のあとに10 リトルワールド
シリーズ最終巻。
完結編だとは聞いていましたが、本当に終わるとは信じられませんでした。
勿体無くて、すぐには読めないかもなぁ。

・『空ろの箱と零のマリア4
期間はそれほど空いていませんが、期待度が高かったので非常に待ち遠しかった今巻。
間違いなく、今月の中で一番の注目作です。
本当なら、フラゲ当日に速攻で読むつもりだったのですが……。

昨日読み始めた「ココロネクスト ヒトランダム」が最初の数十ページで面白いなと思い、次巻の「ココロネクスト キズランダム」も買ってきました。
で、帰ってきてから続きを読んでいたら、止まらなくなってしまい、一気に2冊とも読んでしまいました。
詳しい感想はまた後日書きますが、これはまた素晴らしい作品が出てきましたねー。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 電撃文庫購入記録 

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キーリⅡ 砂の上の白い航跡 

キーリ〈2〉砂の上の白い航跡 (電撃文庫)キーリ〈2〉砂の上の白い航跡 (電撃文庫)
(2003/05)
壁井 ユカコ

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読書期間:2010/4/1~2010/4/4

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
世界観
安定感
期待度



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 14歳の少女キーリと〈不死人〉ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに……。
 乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業をしており、その傍でロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし……!?第9回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作の続編、登場!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


一人身の少女と死なない青年の荒野の広がる惑星を舞台した旅物語、第2弾。

前回同様、短編連作で構成されています。
各話の関連性は1巻に比べ弱いものの、僅かな繋がりだからこそ、部分的に明確となって対比しているのが分かりやすくなっているところがありますね。
幽霊を視たり怨念を感じたりする能力をフル活用してトラブルに巻き込まれるキーリに、呆れた表情を見せながら助けるハーヴェイの図が、いつの間にかに良い意味でパターン化されており、微笑ましい気持ちになりました。

面白かったです。
やはりというべきか、世界観を表現する描写が巧い。
砂の入り混じる風や、乾いて少し肌寒い空気が、その場にいるかのように感じられます。
作中内にどっぷりと浸ることができ、まるで読者も一緒に旅をしているかのようです。
土台作りが丁寧で、好感が持てますね。

1巻で綺麗に物語を締めているため、ここから新たな伏線や謎が散りばめられています。
キーリの過去や、ハーヴェイの交友関係など、気になる要素はいっぱいありますが、これらが本当の意味で花開くのはシリーズ終盤なんでしょう。
適度に真実が判明していき、ストレスを感じさせることはありません。
ただし、明確な目的があるわけでもないので、捉えどころのない話が淡々と続いています。
死なない人間がいるわりには、緊張感もあったし、悪くはないと思いますけどね。

現時点では、ストーリーよりも、キャラが魅力の作品だと思います。
主要メンバーの関係図が見ていてニヤニヤとさせられますね。

付いて行ってもいいものなのかと不安を抱きつつ、肩から掛けた鞄をパタパタと跳ねさせて動き回るキーリの可愛さが脳内で再生されます。
無愛想かつ不器用な性格のハーヴェイは、ぶっきらぼうな態度の中にも優しさがあって、女性にモテるタイプの男ですね。
そんな煮え切らない態度のハーヴェイに説教を垂れる兵長も含めた2人と1台の関係が、まさに絵になっていて素敵です。

綺麗にまとまっていました。
序章となる今回から、どのような物語に発展していくのか、楽しみですね。

少女漫画風のキャラと、厳しい世界観の組み合わせが上手く融合されています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  キーリ  壁井ユカコ  田上俊介  評価B+ 

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『ONE PIECE』58巻 感想 

ワンピース58巻読了。

過去最大の戦いも、いよいよ終盤に。
エース救出劇なるか!?と燃える展開の連続でヒートアップしまくりです。

前回が凄すぎただけに、多少見劣りしてしまうものの、十分面白かったです。
ワンピース特有のメッセージ性が強い回でしたね。
ルフィ、エース、白ひげ、ガープ……入り乱れる戦場で、想いも複雑に交差して目まぐるしかったです。

白ひげは初登場時に比べて、インパクトに欠けるようになってしまったなぁ。
最強の男に相応しい活躍を、もっと見せて欲しかった。
いや、もちろん瀕死状態でも力強さを見せてくれるのもいいんだけど、最強キャラにしては圧倒的な力の印象付けが弱かった気がします。

逆に、海軍大将の3人は凄すぎ。
常に余裕があるというか、サボっているようにさえ見えます。
こいつらが本気で一斉にかかれば、あっという間に白ひげ海賊団も壊滅できますよ、きっと。
センゴクも含めて、何だか力を抜いているように感じました。

七武海の面々は出番が少なくて、ちょっと残念。
ハンコックだけは相変わらずと言えば相変わらずでしたがw

それにしても、今回の戦いで一気に能力がインフレ化したなぁ。
実力者はみな悪魔の実を食ってるし、ちょっと食傷気味。
麦わらの一味が出ていないこともあってか、バランスが悪いところがありますね。

ストーリーは、予想通り白ひげとエースに微かに漂っていた死亡フラグが現実味を帯びてきました。
この激突が終結した後、数年後に飛んでも面白いかもなー。

ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)
(2010/06/04)
尾田 栄一郎

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テーマ: ONEPIECE

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ワンピース  尾田栄一郎 

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僕は友達が少ない③ 

僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)
(2010/03/24)
平坂 読

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読書期間:2010/3/28

【評価……A-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★★★
 … 10
ラブコメ
青春
ロリ
リア充


 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★★★
 … 10



 友達作りを目的とした残念な部『隣人部』が誕生して一ヶ月。努力の甲斐もなく、羽瀬川小鷹たち隣人部の面々は誰一人友達ができることなく夏休みを迎えてしまった。様々なイベントを経験し、友情が深まる――リア充たちがますます繁栄する季節、夏。来てしまったものは仕方がないということで、まだ見ぬ「友達と一緒に楽しく過ごす夏」の予行演習のためにプールに行ったり合宿をしたりする隣人部のメンバーたち。果たしてその成果はあるのか、そもそもそんな練習に意味はあるのか……!?
 露出度アップなのに残念度もアップの残念系青春ラブコメ第三弾、夏こそホットに残念!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


友達が少ないと思いこんでいるリア充達の青春ライフ、第3弾。
略称の「はがない」も随分と通じるようになりましたね。

何というサービス回。
肌色がいっぱいでした。ありがたやーありがたやー。

文句のつけようもなく面白いなぁ。
キャラ紹介も2巻までで一通り終えているので、ある意味今回からが本当の隣人部の活動が始まったと言えます。
ラブコメ度がアップしていて、ニヤけたり悶えたりと大変でしたw
エロさ増し増しは、下手をすると陳腐に見えて逆効果になりますが、それもまた心配いりません。
ブリキさんの絵との相乗効果は天井知らずで、まさに眼福でしたよ。

ラブコメはキャラ命といっても過言ではないですが、この作品はその点では満点に近い出来です。
ハーレムを形成しているのに、各自残念なところがあるため、単純な構図とならないところがイイ。
基本的に小鷹を慕っているんですが、ツンデレやら変態やら忠誠心やらと歪んだ感情が多いので、小鷹も素直に受け止められないんですよね。
鈍感の一言で済ませるには少々酷でしょう、これは。
まぁ、そもそも全員鈍すぎて、部員を友達だと認識していないわけですけどねw

どのキャラも好きで困るんですが、あえて選ぶとしたら一番好きなのは肉こと星奈かな。
容姿端麗のお嬢様でキツイ性格をしているのに、イジられてツンデレ風に喜んだり、暴走してドジったり、小鷹と親密になって嬉しがったりするのが可愛いのなんの。
つーか体張りすぎで、ごちそうさまでした可哀想すぎる。
高慢で男を虫けらのように扱うシーンが、隣人部の活動内では出てこないので、欠点がほぼないようにも見えるんですよね。
ああ、でもギャルゲー脳は残念か……w
何かにつけてゲーム内シチュと結び付ける癖は、もはや末期だもんなぁw

ロリキャラに抵抗がある自分が、マリアと小鳩に対しては全く拒絶感が芽生えません。
細かいことを抜きにして、とにかく愛でたい気持ちにさせてくれます。
マリアの危険すぎる純情っぷりには、頭を撫でて笑顔にさせたくなりますね。
アホの子+幼女がこれほど素晴らしいとは知りませんでした。
小鳩のイタ可愛さは、たまに見せる素とのギャップが激しく、つい萌えてしまいます。
あんちゃん」と呼ぶ小鳩は反則的に可愛くて、星奈が興奮するのも理解できますね。

部内で最も変態である理科が、唯一外的関わり合いがあるってのも可笑しな話だなぁw
歩くセクハラ状態で、小鷹を籠絡することしか頭にないのに、常識は持っているんですよね。
分かっていてやっているから、余計にたちが悪いとも言えますがw

周りのキャラが濃いせいで、男の娘という絶大な支持を受けやすい位置にいるはずの幸村が目立たない……と思っていたら、今回は頑張ってくれました。
ようやく背徳的なシーンを見せてくれていて、服装は誰よりも女の子っぽい。
しかもそれが似合っているもんですから、ついつい男であることを忘れてしまいます。

そして、部員に対して非道なことをするため人によっては評価の割れる夜空は、最後の最後に動きましたね。
イイとこ取りだなぁと思いつつも、ラストのページにやられた。
ちなみに、星奈派というだけであって、夜空も普通に好きです。どうでもいいですか。

それにしても、予想外に進展が早くて驚かされました。
もう少し日常系コメディをダラダラと続けるのかと思っていましたよ。
とはいっても、次巻で何食わぬ顔で普段通りの話が始まってもおかしくはないですが。
小鷹への感情が恋愛寄りの星奈と、友情寄りの夜空の対比は今後の展開を期待させて止まないですね。

夏を満喫しすぎていて、正直羨ましいです。
小鷹、頼むから代わってくれ。

既にMF文庫では、ゼロ魔に次ぐぐらいの看板タイトルになるぐらい売れているようですね。
十中八九、この勢いでアニメ化までするでしょうなー。

美少女たちの裸満載の残念系青春ラブコメディ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  僕は友達が少ない  平坂読  ブリキ  評価A- 

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生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録 3 

生徒会の火種  碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫)
(2010/03/20)
葵 せきな

商品詳細を見る

読書期間:2010/3/29~2010/3/31

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ギャグ
パロディ
メタ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 「反吐が出る。生徒会がキライだ。碧陽学園が大キライだ」
 私立碧陽学園生徒会――そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園が形成されるまでの道のりは、苦難に満ちていた。かつて、碧陽学園に存在した闇……金、権力、暴力を手に、すべてを覆いつくさんとする深い闇。それを打破した人物とは――!?
 たまにはシリアスもいいじゃない、ファンタジア文庫だもの。
 と、思いきや。デレないツンデレ・凶暴アイドル・微妙能力者・BL美少年と行く、奇想天外ぶらり湯けむらない京都の旅(つまり修学旅行)も収録。そして、なぜ真冬は表紙でスク水なのか。夢か幻か読者サービスか、その謎に迫る!……ってことはいつも通りか!

【感想】


生徒会シリーズ、通算10冊目。
いつも通り調子のいいボケと、ノリのいいツッコミの応酬が醍醐味の四コマ系小説です。

今回の話は、二年B組の修学旅行エピソードと、生徒会人気投票システムが作られた発端が明らかになる10年前の生徒会話の2本がメインで、あとは恒例の雑談が数話となっています。
何だか、本編よりもストーリーがあったり、根幹の話であったりするのは気のせい……ではないでしょうなぁw

過去の生徒会役員の日記を見つけ、以前の碧陽学園の様子を垣間見ることができる「始まる生徒会」が一番面白かった。
割と早い段階でオチは予想が付いたけれど、自由奔放な日記の書き方にはつい笑ってしまいました。

それにしても、本編と外伝あわせて100以上?の短編を書いて、なおも笑いを提供してくれる作者さんの技量には脱帽ですね。
基本的にキャラは増えませんし、大きな進展もありません。
似たようなことを繰り返しやっていて、マンネリも感じているはずなのに、何故か面白い。
破壊力はなくとも、購読を続ける気力が落ちないだけのクオリティは維持されています。
つまらないと感じる話もたまにあるけれど、そりゃまぁ仕方が無いんじゃないのって思いますよ。

しかし、本編に比べたら内容はあるけれど、それでも今更ネタバレなしで感想を書くようなことは、ほとんどないなw
中目黒がBL路線走りすぎていて笑えるどころか恐ろしいとか、巡の不憫さを見ていると杉崎にムカついてきたとか、真冬の駄目人間っぷりとか……あー、やっぱりいつも通りだなぁと思うわけですよ。

とりあえず、この表紙はまたしても買い辛くて困りました。

生徒会役員の選出が、どうして人気投票なのかが明かされます(短編集なのに)

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B 

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