明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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2010年5月読書記録  

2010年5月期の読書記録のまとめです。

▼月間マイベストライトノベル
 『偽りのドラグーンⅢ
偽りのドラグーン〈3〉 (電撃文庫)偽りのドラグーン〈3〉 (電撃文庫)
(2010/04/10)
三上 延

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竜と騎士の学園ファンタジー、第3巻。
魅力的なキャラクターと中世風の舞台がマッチしていて、非常に完成度が高い。
恋愛模様が面白く、女の子の可愛いすぎてたまりません。

▼読了済み………21冊 (前月比 -8冊)
▼積み本…………44冊 (前月比 -6冊)
▼感想記事数…20冊分

▼5月の読書数……12冊
 『ベン・トー5.5 箸休め~燃えよ狼~』
 『AHEADシリーズ 終わりのクロニクル⑤<上>』
 『偽りのドラグーンⅢ』
 『神様のメモ帳5』
 『七花、時跳び! Time-Travel at the After School』
 『クイックセーブ&ロード3』
 『探偵・花咲太郎は覆さない』
 『セイジャの式日』
 『“文学少女”と恋する挿話話3』
 『ほうかごのロケッティア School escape velocity』
 『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc4』
 『東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN』

今月は読書数、感想記事数ともに自己最多記録となりました。
特に感想は順調に数を重ねることができ、約2年振りの毎日更新も合わせて達成できました。
PCトラブルに遭ったにも関わらず、これだけ出来たのは良かったなと思います。

この調子が継続できるなら、すぐに感想については最新のものに追いつくことができそうです。
何とか頑張って維持していきたいですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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「今期(3月終了アニメ)を評価してみないかい?8」  

ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さん主催の「今期(3月終了アニメ)を評価してみないかい?8」に参加させていただきます
もっと早くに投票するはずだったのですが、いつも通りの期限ギリギリとなってしまいました。

▼ ひだまりスケッチ×☆☆☆

ひだまりスケッチ×☆☆☆1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]ひだまりスケッチ×☆☆☆1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
(2010/03/24)
阿澄佳奈水橋かおり

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ストーリー★★★★☆4
キャラクター性★★★★★5
★★★★☆4
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★★5

・期待通りの面白さでした
・第3期だけあって、全ての点において安定していていましたね
・新キャラクターも可愛く動き回っており満足しています
・制作が間に合わなかったOP&EDを見たときは、どうなるかと思いましたがw

▼ バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 第1巻 [Blu-ray]バカとテストと召喚獣 第1巻 [Blu-ray]
(2010/04/23)
下野紘原田ひとみ

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★★☆4
演出★★★☆☆3
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・面白かったのは間違いないのだけれど、同時に物足りなさも感じてしまいました
・パロネタ多すぎ
・生徒会の一存よりはマシかなぁという感じ
・DVDが思ったより売れなかったようですね
・原作ファンを取り込めなかったのと、支持層が年齢が低めだったことが原因でしょうね


▼ はなまる幼稚園

はなまる幼稚園1 [Blu-ray]はなまる幼稚園1 [Blu-ray]
(2010/03/24)
真堂圭高垣彩陽

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ストーリー★★★★☆4
キャラクター性★★★★☆4
★★★★☆4
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★★☆4

・ほのぼのとした雰囲気が良かった
・何というか、純真な気持ちにさせられましたね
・山本先生は天使だった


▼ のだめカンタービレ フィナーレ

のだめカンタ-ビレ フィナーレ 【初回限定生産版】 1巻 [DVD]のだめカンタ-ビレ フィナーレ 【初回限定生産版】 1巻 [DVD]
(2010/04/07)
川澄綾子関智一

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★☆☆3
★★★☆☆3
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・長く続いた人気作品の最終章
・無難な終わり方でしたね
・物語が海外に移ってからは、予想外の展開などが少なかった
・もう少し掻き回してくれると盛り上がったかなぁと思いました


▼ 君に届け

君に届け VOL.1 [DVD]君に届け VOL.1 [DVD]
(2009/12/23)
能登麻美子浪川大輔

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ストーリー★★★★☆4
キャラクター性★★★★☆4
★★★★☆4
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★★☆4

・純愛系青春物語
・ピュアすぎて眩しいわ
・登場人物の感情の吐露が胸に響きました


▼ クロスゲーム

クロスゲーム 1 [DVD]クロスゲーム 1 [DVD]
(2009/07/24)
豊口めぐみ櫻井孝宏

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★☆☆3
★★★☆☆3
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★☆☆3

・あだち充原作の野球漫画らしく、恋愛関係を重視した作品
・原作を読んでいたので展開は知っていましたが、丁寧に作られていましたね
・最後だけちょっと駆け足気味だったかな
・可もなく不可もなく、平均点のアニメ


ベストキャラクター賞
・宮子(ひだまりスケッチ×☆☆☆)

ベストOP賞
・「できるかなって☆☆☆」(ひだまりスケッチ×☆☆☆ OP)

ベストED賞
・「バカ・ゴー・ホーム」(バカとテストと召喚獣 ED)

ベスト声優賞・男性
・下野紘 さん(バカとテストと召喚獣の吉井 明久役)

ベスト声優賞・女性
・原田ひとみ さん(ひだまりスケッチ×☆☆☆の乃莉役


面白かったアニメが多く、当たりクールでした。
観るものに困らないという状態は、久々だったかもしれません。
こういうのが続けば有難いんですけどねー。

テーマ: アニメ・感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ評価 

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中の下! ランク1.中の下と言われたオレ 

中の下!  ランク1.中の下と言われたオレ (富士見ファンタジア文庫)中の下! ランク1.中の下と言われたオレ (富士見ファンタジア文庫)
(2010/02/20)
長岡 マキ子

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読書期間:2010/3/26~2010/3/28

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
バカ
ラブコメ
青春



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




 「――つまり、貴方の男としてのランクは『中の下』です」
 変態の誉れ高い、聖☆ジュウゾー学園高校には、恋人を作ることを目的とする「カップル試験」がある。学園一の美少女を狙っていた、自称イケメン最終兵器の瀬木成道だが、美人教諭の「中の下」発言で失意のドン底に――。人はどこまで強くなれるのか。真実の愛とは何か。本作は、それらを熱く問いかける問題作である!
 ……あの、これ、第21回ファンタジア大賞〈金賞〉受賞作でして。大賞の次に偉いんです。運動会で言うと2着です。すごいでしょ!「内容も中の下か……」なんて、お約束のツッコミはナシでお願いします。こう見えてナイーブなんで!

【感想】


第21回ファンタジア大賞、金賞受賞作。

聖☆ジュウゾー学園には「カップル試験」と呼ばれる独特の制度がある。
学園の創設者兼理事長の意向により、一年の期間を要して恋人を作れというものだった。
学園ランキング1位の男女と相思相愛になったものは、何でも一つ願いを叶えてくれるという。
理事長の孫である主人公・瀬木成道は、とある目的のために学園一の女の子を狙いにいくが……というストーリー。

なかなか面白い学園ラブコメでした。
しかし、これは一歩間違えると、評価はまるっきり逆になってたかもしれません。
自分は楽しめましたけど、引っかかりを覚えた人がいても何ら不思議ではないですね。

それもこれも、主人公の瀬木成道が、かなり癖のあるキャラクターだからです。
いわゆるおバカ系キャラの傾倒なんですが、単純思考の持ち主で客観的な視点が欠けています。
超がつくほどのナルシストで、自己賛美がイタイ性格には誰しも抵抗を覚えるのではないかなと思います。

それだけだったら、単純に最低な人間と評するだけで終わるところですが、自身が「中の下」であることを認識し始めると、徐々に内面が改善されていきます。
この成長する姿が、見ていて清々しい気分にさせてくれるんですよ。
もちろん、まだまだ足りないところとか、正すべき点などは山ほどあるんですが、情けない姿も逆に人間味があって憎めないんですよねぇ。
まぁ、スタート地点が「中の下」どころか、下の中ぐらいの低い位置にいる人間なんで、より成長度を感じることができるんでしょうがね。
悪気がないのは一人称の地の文から伝わってきますし、ポジティブに勘違いするところを見ると、根はイイ奴なんだよなぁと思わされます。

また、脇役もイイ味出しています。
その筆頭が、学園一と名高いイケメン・黒川将です。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、この設定によるキャラ付けは上手いなと思いましたね。
一気にキャラが立って面白くなりました。

ヒロイン候補は今のところ3人。
どの娘もそこそこ可愛いものの、決定打に欠ける印象がありますね。
強いて言うならば、ランキング1位・通称ヴィーナス候補である瑞本絽美は純情で良かったかな。
次からが本番みたいなものなので、今後のイベント展開に期待したいところです。

それにしても、何となくファンタジア大賞はお堅いイメージがあったので、こんなダラダラと読むのに最適な類の本が受賞するとは意外でした。
完成度の高い物語もいいけれど、こういったネタに走ったような作品があってもいいと思うので、個人的には歓迎ですね。

酷い性格で駄目人間の主人公が、己の欠点を自覚し成長していく学園ラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  中の下!  長岡マキ子  ごまえ  評価B 

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ワーネバの新作が発売されるなんて夢でも見てるのか 

ここ最近、PSPでワーネバをプレイしています。
PCを触っていた時間が空いたので、再プレイをしていました。

まず国に降り立ってやることといえば、女の子チェックですよね!
幼女も欠かさず声をかけ、将来可愛くなるであろう娘に早いうちからアピールしまくりです。
現実ならば犯罪ですが、このゲーム内では常套手段であるのは間違いないはずです。
そんなわけで、お気に入りの女の子が出るまでリセットを繰り返していて、全然先に進まなかったりしていますw

まぁそんなことはおいておきまして。
どうやらオルルド&プルトに続く、シリーズ正統な続編が発売されるそうで。

ワールド・ネバーランド ~ナルル王国物語~
http://www.althi.co.jp/worldneverland/nalulu/

訓練されているファンであれば、まだ喜ぶのは早いと思っているんでしょうね。
かくいう自分もそうです。
いやー、最初にワーネバ3が発表されたのは、今から何年前だったでしょうか。
PS2本体が発売する前にタイトルだけ先行発表され、ゲーム雑誌の発売日カレンダーの未定欄にいつまでも残り続け、ファンをやきもきさせてくれました。
いつの間にか諦めてしまっていましたが、こうして新作が発表されると、感慨深いものがあります。

まだ公式HPのコンテンツは皆無なので、どういったゲームになるのかは分かりません。
しかし、おそらく相当な確率で買うであろうなと思います。
今年の夏発売予定にも関わらず、現時点で情報が何もないのは明らかに延期フラグが立っていますが、今更もう1,2年延びたって構いやしませんよw
時間をかけてでもいいから、面白いモノを作り上げてもらえると嬉しいですね。

テーマ: ワールドネバーランドシリーズ

ジャンル: ゲーム

タグ: ワーネバ  PSP 

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初めてのPC修理 

PCが修理されて戻ってきました。
約2週間振りにメインPCを触りましたが、やはり処理速度が段違いですね。
いやー、快適だ。

さて、原因は何だったのかといいますと、どうやらグラボだったようです。
3年間無料修理期間だったので、タダで交換してもらえました。
個人的な休みの都合で遅れはしましたが、修理そのものは1日でしてもらえて助かりました。

そんなわけで、データについてはおかげさまで無事で、ホッとしましたよ。
今度またいつ壊れるか分かりませんから、定期的にバックアップを取る習慣をつけないといけませんねぇ。

あと、離れていた期間に、PC依存度の高さを嫌というほど実感しましたね。
でも同時に、PCがなかったらなかったで、本を読んだりゲームをしたりと、時間の過ごし方はいくらでもあるなぁとも思いました。
それはそれで楽しく、有意義で充実した時間でした。

ここしばらく満足にPCでブラウジングができなかったので、訪問先を巡りたいと思いますが、その後はPC以外に時間を回そうかなと考えています。

テーマ: 日記

ジャンル: 日記

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電波女と青春男④ 

電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)
(2010/03)
入間 人間

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読書期間:2010/3/17~2010/2/25

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ
青春




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 電波女になる前の藤和エリオは、それでも宇宙を追っかける少女だった。布団のかわりに、赤いランドセルを背負っていたんだってさ。
 リューシさんと前川さんは、俺に出会う前に、なんと淡い初恋を経験しちゃったりしてた。
その結末は、ほろ苦い青春の味……だったりするのかな、やっぱり(すごく気になるけど訊けないし)。
 そして俺は、エリオと同居しているにもかかわらず、意を決してエロ本購入大作戦を決行して!?
 うー、俺たちの恥ずかしい過去を綴った短編集登場、らしい。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


宇宙に浪漫を抱く少女と青春を謳歌しようとする少年の電波系ラブコメ、第4弾。
シリーズ初の短編集となります。

全5編で中身は結構充実してるかな。
リューシさん、前川さん、エリオの順に過去エピソードが各ヒロインの主観で語られています。
残りは、中学時代のマコトの話と、男の生物本能を描いたエロ話です。

今後の展開次第であるのは当然ですが、おそらく全て飛ばしても影響がないであろう独立した短編ですね。
各キャラの過去を掘り下げられているものの、これが大きな伏線となっているということはなさそうです。

この作品の個人的な二大ヒロインであるリューシさんと前川さんの話は、ちょっと掴みづらい内容でしたね。
入間さんの独特の回りくどい文章が逆効果となっており、面白さよりも面倒臭く感じてしまいました。
特にリューシさんは、思考が定まらないので、振り回されて大変です。
女心は複雑とか、そんなレベルじゃないっすよ、これ。
前川さんは、現在の飄々とした雰囲気とは異なって、恋をしている様子が実に女の子らしかったです。
内面は意外と普通で、リューシさんよりもまともなんじゃないですかね。

エリオだけは、もう少し遡って、小学5年生の頃のエピソード。
表紙絵を見る限り、3年生ぐらいにしか見えませんが、まぁエリオだからなw
幼いけれど、今より何だか賢そうなエリオは新鮮で良かったですね。
女々さんがエリオを愛でる気持ちが、今回ばかりは共感できました。

青春ポイントに情熱を懸ける前の中学時代のマコトの話は、甘酸っぱい恋愛未満の物語でした。
1巻冒頭で田舎の何にもないところから引っ越してきたとありましたが、嘘もいいところですね。
切ないけれど、青春してるじゃねーかこの野郎!と言いたくもなりますよ。
お互いが意識し合っているのに、踏み出せなかった初々しい関係が描かれていて、ほろ苦かったです。
個人的に、今回の短編で一番好きな話でした。
宇宙人が絡まない方が、やっぱり好みですね。

最後は、いわゆるバカ話で、漢・丹羽真がエロ本を買いに走る話。
本屋で知り合いの女の子と遭遇しても買おうとするなんて、勇者すぎる。
性欲により理性が制御できなかったわけでもないようだし、慎重なのか怖いもの知らずなのか、よく分かりませんねw
スリリングな冒険もまた、青春ってことか。

ブリキさんのイラストは、相変わらず身体のラインがエロエロで素晴らしいですな。
ただ、小5のエリオとおっさんのツーショットは犯罪臭がしましたけどw
中学生マコトの青春相手である星中のビジュアルは、ツボにきました。

評価にバラつきはありましたが、まぁそれなりに楽しめましたね。
リューシさんと前川さんは、マコトと絡んでこそ面白いので、次はこの面子で王道的なラブコメを読んでみたいなー。

メインキャラクターの失恋話を中心にまとめた短編集

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  電波女と青春男  入間人間  ブリキ  評価B 

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“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店7 

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います
(電撃文庫)

(2010/03)
御堂 彰彦

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読書期間:2010/3/13~2010/3/14
月間マイベスト作品

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
クーデレ
構成




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 咲と刻也。二人は予期せぬ形で出会い、物語は始まりました。ですが、それは本当に偶然だったのでしょうか?出会い、想いを育み、共に歩んできた今まで。そこに大きな偽りがあったとしたら――。この出会いは許されるぬものだったのです。
 都和子は決断します。大きな偽りによって歪んでしまった世界を正すことを。――自らの手で咲の命を奪うことを。
 咲を守りたい刻也、殺さなければならない都和子。二人の哀しくも激しい戦いが幕を開けます。大きな偽り――咲と刻也の秘密とは?そして、二人を待ち受ける運命とは?これが、二人について語る最後の物語となるでしょう。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


人の願いを叶える「アンティーク」に希望を見出す、シリーズ最終巻。

切なさが入り混じる、素敵な物語でした。
終わりを迎えたのは寂しいけれど、綺麗なラストに大満足です。

予想していた展開とはまるで違う方向に進み、驚かされました。
幾度となく裏をかかれてきた今シリーズですが、最後の最後まで良い意味で裏切ってくれましたね。

想像以上に深く重い背景がのしかかり、悲壮感が半端じゃありません。
正論と感情論のどちらもが理解できるだけに、登場人物たちの心情が苦しいほどに伝わってきました。
誰もが間違っているとは思えませんし、思いたくもないです。
だからこそ、導き出された答えには、読者である自分までもが救われる思いでした。
人によって捉え方は異なるでしょうが、エピローグで見せたあの姿を見る限り、これは紛れもなくハッピーエンドだったと確信しています。

刻也の泥臭いまでの執念と、咲を求める覚悟は、痺れるほどに格好良かった。
咲の背負った運命と、刻也に対して注がれる愛情には、胸が打たれる思いでした。
ラノベ作品で、この二人ほど幸せになって欲しいと願ったカップルはいなかったかもしれません。

これまでに登場した人物やアンティークを巧みに配置し、練り上げたストーリーには感服します。
忘れかけていた伏線も回収しており、お見事としか言いようがありません。
以前、咲の口から出た「優しいけれど傲慢」だという言葉の真実が分かったときは、身震いしました。
まだ読んでいない人は、軽く振り返っておいた方が、より楽しめるかと思います。

意図的に不明瞭にしているのか、謎は多少残っており、気にならないと言えば嘘になります。
アンティークの能力も、使い勝手が良すぎるものがいくつかあり、反則的だと思わないでもありません。
しかし、刻也と咲の二人の関係に焦点を絞った描き方は、ブレのない正統派ラブストーリーに仕上がっており、細かい点など差し置いて、純粋に感動させられました。

タケシマサトシさんの絵は、シリーズ当初と比べ荒々しいタッチに変化しましたね。
どちらにせよ、作風にもマッチしており、素晴らしいイラストでした。
毎回イラストが楽しみで仕方なかったですね。

この物語に出逢うことができて本当に良かった。
綺麗に完結していますが、アフターストーリーも読みたいと思ってしまうのは、それだけこの作品を好きな証拠なんでしょうね。
甘く平和なニヤニヤできる短編が発売されれば最高なんですが、ひとまずは余韻に浸りたいと思います。

作者の御堂彰彦さんをはじめ、この本の制作に携わった全ての人に感謝を。
お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

何事にも変えがたい想い人のために、運命に立ち向かう少年と少女のラブストーリー

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  付喪堂骨董店  御堂彰彦  タケシマサトシ  評価A- 

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三流木萌花は名担当!2 

三流木萌花は名担当! 2 (MF文庫J た 5-9)三流木萌花は名担当! 2 (MF文庫J た 5-9)
(2009/12/22)
田口 一

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読書期間:2010/3/15~2010/3/16

【評価……C
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
エロ




 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5





 夏休みが始まった。『ミライちゃん』の二巻執筆に行き詰った孝一。
 「担当命令よ!!孤島の別荘にカンヅメになって萌え萌えな原稿を執筆しなさい!」
 そんなわけで萌花とともにとある小島に到着した孝一。しかし不安でいっぱいだった。
 並行してイラストも進めることになったため、あとからやってきた輪廻姫ともディスコミュりまくり。風紀を乱してはいないかと追いかけてきた響もまざって、てんやわんやのカンヅメ合宿になるのだけど――!?
 実践型ラブコメラノベの革命児、ミツルギファイヤー文庫の明日はどっちだ!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


新ラノベレーベル、ミツルギファイヤー文庫の作家と担当編集のラブコメ、第2弾。

うーん、正直なところ微妙。
あまり面白いと思えるところがなかったなぁ。

前回がラノベを作るお話であれば、今回は本を売る話。
アレンジが加えられているものの、流通分野について関わっている人たちとの交流を描いたものとなっています。
今まで取り上げられることが少なかった話で、発想は悪くなかったですね。
知らなかったことも多く、勉強になりましたし。

1巻の感想でも挙げましたが、萌花以外のヒロインが相変わらず魅力を感じられません。
キャラの特徴付けが表面的であったり、単にウザったいだけの配役であったりと、ぶっちゃけ邪魔です。
もっと萌花の出番を増やして欲しかったですね。

作家なのに感覚が鈍い主人公の一人称視点ということもあり、共感できないシーンが多くて困りました。
教えを請いながら本作りに励んだ前回はまだマシだったんですけどねぇ。

作中内で「萌え」とか「エッチ」の単語が飛び交っていますが、この作品そのものが内容の薄いエロコメになっていますね。
しかし、肝心の「萌え」と叫びたくなるようなキャラもいなければ、「エッチ」な展開も興奮したりすることはありません。
ラブコメはキャラとシチュエーションが命なんで、そこに惹かれる要素がないと辛いなぁ。

一番面白かったと感じたのは、章扉にある作中世界のラノベ紹介ですね。
むしろ、こちらのラノベの方が読みたかったw

打ち切りになったようで、次の3巻が最終巻らしいのですが、買わなくてもいいかなぁと思っています。

出版業界の流通の仕組みを観点にした発想は新しい

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  三流木萌花は名担当!  田口一  をん  評価C 

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ヴァンダル画廊街の奇跡 

ヴァンダル画廊街の奇跡 (電撃文庫)ヴァンダル画廊街の奇跡 (電撃文庫)
(2010/02/10)
美奈川 護

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読書期間:2010/3/6~2010/3/12

【評価……C+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
感動
世界観




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5





 人は誰もが、
 心の中に一枚の絵を持っている――。

 統一された政府により、様々な芸術が規制を受け始めた世界。しかし、そんな世界各地の壁面に封印されたはずの名画が描き出される事件が起こる。
 『Der Kunst Ihre Freiheit!』(芸術に、その自由を!)
 絵とともにそう書き残していく<アート・テロリスト>を、人々は敬意をこめて「破壊者(ヴァンダル)」と呼んだ。
 政府を敵に回すという危険を冒してまで彼らが絵を描く理由とは。そして真の目的とは――?
 第16回電撃小説大賞<金賞>受賞作!

【感想】

第16回電撃小説大賞<金賞>受賞作。

戦争終結後に結成された世界政府が、<プロパガンダ撤廃令>と呼ばれる、戦争を連想する芸術作品を規制する法を制定した近未来。
そんな世の中で、禁止された絵画を壁面に復元させるテロ行為を行なう「ヴァンダル」という組織が現れた。
目的や素性が謎に包まれた彼らは、また世界のどこかで絵を描く――というストーリー。

最初に思い出したのは「図書館戦争」でした。

この手の設定は時々ありますが、現実味がまるで感じられないんですよね。
いやまぁ創作なんだからリアリティは必要ないのかもしれませんけど、現実をベースにした世界観の確立をするときには、納得できる理由が欲しくなります。
しかし、文化規制をするには理由が弱すぎるし、実際にそんな状態となっては絶対に暴動が起こると思うんですよね。
平和目的のはずが、むしろ戦争の種にしか見えません。

近未来とはいえ、オーバーテクノロジーに溢れているのも引っかかります。
もっと設定を煮詰めて、物語に絡めて欲しかった。
突飛な設定が明らかに浮いていて、その度に興醒めしてしまいます。
この辺りが作品の主題ではないとはいえ、話の規模が大きいだけに、雑に感じてしまいました。
無理にラノベっぽさを出さない方が、良かったんじゃないでしょうか。

さて、本題です。
絵画を見ることで人の心に与える影響の大きさを表現したい、という作者の狙いが分かりやすくて良いですね。
メインテーマが明確となっていて、非常に素晴らしかったと思います。

核となるのは、序章や終章を除く5編からなる短編連作。
前半は脇役視点から、後半は内側から「ヴァンダル」を描いています。
渇いた心に一滴の水を投じ、人々に活気を与えるヴァンダルの活動は痛快かつ感動を得ることができました。
多少、淡白ではあるものの、透明感のある綺麗な物語で、好きな人が多そうだなと思いました。

ただ、見せ方がちょっと甘いかな。
文面から絵画の魅力を引き出すためには、もう少し言葉を重ねるべきだったかと思います。
あっさりしているのは悪くはないんですけど、その分、感動も薄めになってしまい、勿体無かった。
「文学少女」シリーズにて作中で紹介される文学作品のように含蓄を垂れろとまではいいませんが、絵画に興味や知識のない人に対しても実物を見てみたいと思わせる牽引力が足りなかった。
美術作品の知識に乏しい自分でも知っている有名作が多かったので想像はできましたし、正直分からなくても問題はなかったのですが、逆に言えばそれは、絵画である必要性がないとも言えるんですよね。
少々マニアックになってもいいから、絵画について掘り下げていたら、作品の深みが大きく異なったかと思われます。

外堀から埋めていったこともあってか、全体的にキャラが弱いのもマイナス点。
イラストレーターさんも個人的には嫌いではないけれど、作風とは合っていませんね。
雰囲気は良くても、惜しいところが散見される作品でした。

しかし、この作者の方が受賞したのは何となく分かる気がします。
まだまだ荒削りですけど、磨けばイイお話を書いてくれそうな気配がありますね。
このシリーズを追いかけるかどうかは悩み中ですが、次回作や今後には注目したいと思います。

絵に込められた想いが、束縛する人の心を優しく解く物語

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ヴァンダル画廊街の奇跡  美奈川護  望月朔  評価C+ 

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アクションゲームの腕が鈍ったのかもしれない 

「ロックマン10」を、ようやくクリアしました。

クリアタイムは7時間12分31秒
初プレイとはいえ、いくら何でも時間かかりすぎだろうjk。

今作は難しかったですねぇ。
通常ステージからして難易度高めで、ボスもやり辛い敵が多かったです。
その分、ワイリーステージは楽だったんですけどね。

やり応えのある難しさなら望むところなんですが、ただ単に嫌な感じにマップや敵が配置されているだけで、爽快感が薄かったのは残念でした。
楽しかったのは間違いないんですが、過去シリーズにおいて得られた達成感がなかったんですよね。
特殊武器も使い勝手が悪くて面白味に欠けるというか……。
シンプルが故に、細かいバランス調整が作品の質を大きく左右するのだけれど、個人的にはあと一歩と感じました。

ハードモードが出現したので、軽くプレイしてみたら、死にまくりで全然進めませんでした。
ノーマルで難しいと言っていては駄目ってことかw
まぁ、気が向いたら、挑戦したいと思います。

テーマ: ロックマンシリーズ

ジャンル: ゲーム

タグ: ロックマン  Wii 

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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc3 

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc3 (ファミ通文庫)ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc3 (ファミ通文庫)
(2009/09/30)
田尾 典丈

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読書期間:2010/3/2~2010/3/5

【評価……C+
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ラブコメ
メタ




 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 いつも優しく世話好きな春姉。そして天真爛漫で甘えん坊な妹、夏海。俺こと都筑武紀が<世界改変>によって手に入れたヒロイン――愛する家族だ。
 しかし、その二人の様子が近頃おかしい。春姉は隠し事があるみたいだし、夏海の態度もどこか変だ、ぞ?ちょ春姉、その人は誰?え、実の父親!?しかも二人を引き取りたいって……それって都筑家存亡の危機じゃないか!どうする俺――!!
 選択肢無限の真世界を奔走する、青春ADVノベル、待望の第3弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


やり直しができない現実世界での恋愛アドベンチャー、第3弾。

表紙とは異なり、今回は春海&夏海の話。
二人の実父が現れ、彼女達を引き取りたいと申し出てきたことで、一波乱が生まれる展開。
ギャルゲーとラブコメの定番をミックスさせた、無難な内容となっています。

うん、そう、無難なんですよ。
面白さはほんのりと感じるのですが、何だか物足りないんですよねぇ。
とはいえ、つまらないとぶった切ってしまうのは、少々早いかなと思いました。

主人公の心意気は伝わってきますが、相変わらず同じところで躓いています。
もっと彼女達に相応しい男になりたいと思うのはいいんですけれど、すぐに忘れてしまうんだよなぁ。
必死になるところが間違っている気がしますね。
似たようなところで嵌り込んでしまうから、成長しているように見えないのが難点です。

ギャルゲーの常識を現実に無理矢理当てはめたことで発生する齟齬が面白おかしいギミックとなり予想外の展開を招くっていうのが、この作品の最大のアピールポイントだと思っているんですけど、少々都合のいい解釈が増えてきて乗り切れなくなってきました。
1巻は限られたページ数で、シビアな描写と全ヒロインの個別ルートを見事に作り上げていたのに、いつの間にかぬるくて甘い設定になってしまっています。
実は主人公の方がギャルゲー世界の住人となったんだと言われた方が、しっくりきますよ。
それぐらい中途半端であり、非現実的な内容です。

本当に微妙なラインだなぁ。
ストーリーやキャラで引き込んでくれる力強い面白さがあるといいんだけど、残念ながらそこまではないんですよね。
高橋は好きだけど、1巻の頃のように、もっとクールでいいと思うんだ。

ギャルゲー現実化システムの仕組みだけは気になるけれど、追い続ける気力が持たなくなってきました。
次巻で大きくストーリーが動いたりしなければ、シリーズ購読をやめるかもしれません。

現実世界にて、恋心を抱いた義理の姉妹との関係はどうすればいいのかと悩むお話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  田尾典丈  有河サトル  評価C+ 

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バカとテストと召喚獣7.5 

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)
(2010/02/27)
井上堅二

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読書期間:2010/3/1

【評価……A-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
バカ
ギャグ
ラブコメ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!?『僕とダウトと男の尊厳』。
 学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ!『僕とホンネと召喚獣』。
 吉井家の食卓に地獄の門が開く!『僕と福引きと闇の鍋』。
 高校一年生の春、ドイツから帰国したばかりで戸惑う美波だったが……『ウチと日本と知らない言葉』の4本で贈る青春エクスプロージョンショートストーリー集第3弾!
 「ボクが人工呼吸、してあげるから☆」(by 肉食系女)

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


アニメ放映真っ最中に発売された、短編集第3弾であり通算10冊目となる今作。
満を持してアキちゃんが表紙に登場です。

あー、笑った笑った。
前回、ちょっと飽きつつあるかなと心配になりましたが、そんな不安を吹き飛ばしてくれる出来でした。
短編集だと、基本的にコメディオンリーなので、純粋に笑えていいですね。

5.5巻と同様に、恒例のギャグ話が3篇と、締めのシリアス話が1篇の全4章となっています。

『僕とダウトと男の尊厳』
7巻のあとがきの次回予告にあった「男を懸けた脱衣トランプ対決」です。
この作品は、女の子のサービスシーンなんてないよね。分かってましたよ。
頭に腐が付く女の子へのサービスシーンはいっぱいあるのになぁw
その分、秀吉やアキちゃんが頑張るからいいのか。
まぁそれはともかくとして、姫路さんの変わりっぷりを改めて認識させられるエピソードでした。
変態レベルは、Fクラスの面々よりも学年トップ3の方が格段上ですね……。

『僕とホンネと召喚獣』
新たな試験召喚システムの試運転を頼まれた明久たちだったが、その内容は召喚獣が召喚者の意志に反して本音を読み取って発言するという、プライバシー侵害全開のものだった……というお話。
ハチャメチャで騒がしいノリが、テンポ良くて楽しい。
自爆したり自分にツッコミを入れる様が慌しく、ニヤケと笑いが交互にやってきて、頬が疲れましたw
普段、あまり本音を言わない雄二や秀吉の動揺っぷりが面白かったなぁ。
工藤さんに翻弄される男性陣が、可哀想なぐらい本能むき出しでした。あれは男なら仕方がないw

『僕と福引きと闇の鍋』
これも次回予告にあった「いつものメンバーで贈る闇鍋の会」ってやつですね。
メンバー内に姫路さんがいるだけで、どう考えても死亡フラグが立っています。ありがとうございました。
彼女の料理スキルの成長速度は、とどまることを知らないようです。殺人的な意味で。
そのうち臨死体験から生還できない人間が出るぞ、これは。
明久と雄二が必死になるのも致し方なかろうってもんですよ。

『ウチと日本と知らない言葉』
帰国&高校入学直後の美波の過去エピソード。
明久たちとの出逢いを描いたものとなっています。
美波は初登場時から普通に日本語を喋っているので、ある程度話せるものだと思っていましたね。
そんな言葉の壁に苦労する美波に対して、笑顔で声をかける明久が良かった。
こりゃあ明久に惚れるのも無理はないわなー。優しい馬鹿は格好イイね。

それにしても、姫路さんが清純派ヒロインから滑落したこともあり、美波がメインヒロインに見えて仕方ない。
個人的に姫路さんの方が好きだったはずなのに、いつの間にか逆転して、美波を応援している自分がいます。
姫路さんは何というか……ギャグ方面で頑張って、とw

秀吉については、慣れてきたせいで萌えることが少なくなってきたなーと思っていたら、カラーページでやられました。
表紙のアキちゃんや工藤さんの男装など、今回の葉賀ユイさんの仕事は素晴らしいっ。

本編よりも踏み外した歩幅が大きいキャラが多数のバカと変態の学園ラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バカとテストと召喚獣  井上堅二  葉賀ユイ  評価A- 

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世界平和は一家団欒のあとに⑨ 宇宙蛍 

世界平和は一家団欒のあとに〈9〉宇宙蛍 (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈9〉宇宙蛍 (電撃文庫)
(2010/02/10)
橋本 和也

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読書期間:2010/2/26~2010/3/1

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
家族愛
ラブコメ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 ある日、軋人と柚島は七美から一人の少女を預かるよう頼まれる。
 ナナというその少女を、七美は銀河連邦とともに行った惑星探査の際に拾ったという。柚島の家で世話をすることになり、ナナがどちらにより懐くか無駄に競い合う軋人と柚島だったが、あたりには不穏な気配が漂いはじめ――。
 どうやら七美はその少女をめぐり銀河連邦との関係をこじらせているようだった。一人の少女の庇護者として、地球の代表者として、七美は決断を迫られる。一方、弟である軋人の取る行動は!?
 満を持して、一家最強、天下無双の七美メイン巻です!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


世界平和よりも大事なことがあるというテーマで描かれる宇宙規模の家族物語、第9弾。
今回は、地球の命運と一人の少女を天秤にかけたヒーローのお約束的ストーリーです。

遂に七美の出番がやってきました。
特殊能力を持ち合わせた星弓家の中でも、突出した力を持つ次女・七美。
そんな彼女が強大な敵をぶちのめす爽快なSFアクション――ではなく、あくまで家族愛に焦点を合わせるのはタイトルに偽りなしであり、徹底していて見事だと思います。
似たような展開ばかりではありますが、裏を返すとそれは、安定感抜群で期待通りの内容だとも言えます。

これまで、横暴だったり調子のいい性格が目立った七美の家族思いな一面や、優しさが感じられるエピソードがテンコ盛りでした。
家族間の思いやりや信頼などが、羨ましくなるのと同時に、こちらまで嬉しくなりますね。
いい家族だよなぁ、星弓家って。

今回、七美以上に彩姉ぇが格好良くて、改めて惚れました。
クールで知的で、妹の考えを尊重しつつ協力を惜しまないお姉ちゃんって最強じゃないですか。
七美が悩む姿を見て、さり気ない距離で立ち振る舞う彩姉を見ていると、やっぱり長女なんだなぁと思わされますね。

一方で主人公とヒロインの二人は、子どもを加えて家族ごっこをしていました。
今更言うまでもないのかもしれませんけど、軋人と柚島の二人の親密さは、恋人というより明らかに家族ですね。
青春を通り越して、夫婦喧嘩しているようで、ある意味呆れますw
何でお前らそれで付き合っていないんだよと突っ込むのも馬鹿馬鹿しいといいますか、犬も食わないってのも頷けるといいますか。早く結婚してしまえよ!w

世界の重さを認識しつつも、優先するのは常に家族であるところが、この作品の登場人物たちに好感が持てるところです。
理想論でも信念でもなく、それが俺たちなんだと胸を張っている様がカッコイイんですよね。
やっぱりこのシリーズ、好きだなぁ。

10巻で終わりなのか、それとも最終章の幕開けなのかは分かりませんが、最後には一家団欒で締めてくれることは間違いないでしょうね。

世界平和と対比することで、より一層、家族の大切さと温かさを教えてくれています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B 

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二人で始める世界征服5 

二人で始める世界征服 5 (MF文庫J)二人で始める世界征服 5 (MF文庫J)
(2009/11/21)
おかざき登

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読書期間:2010/2/23~2010/2/24

【評価……C
発想 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4
設定 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
物語 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ラブコメ
ほのぼの




 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4





 夏休み明けの学校では、文化祭の準備がはじまった。僕のクラスではカレー(千紗の希望)とケーキ(なぜか、魚住さんの希望)をセットで出すことに。そこまではまあいいんだけど、魚住さんが「リンドヴルムを招待したいのです」と言い出した!
 ちょ、待っ!何企んでるの!?
 ただでさえ龍造寺さんに猛アタックされてて頭が痛いんですけど、そのうえ千紗とありすまで――!?僕はいったい、どうすればいいんでしょうか。いままでどおり、みんなで一緒にいたいだけじゃダメなのかな?
 ――ついに多角関係に決着が!?辛口甘口とりまぜて、世界征服ラブコメディ第5弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


始まりは、たった二人だった世界征服計画、最終幕。

中途半端というかショボイというか……。
打ち切りを感じさせる終わり方は残念でした。
まぁ、徐々に微妙な内容となってきていただけに、この辺りで締めるのは正解だったとは思いますがね。

巻を追うごとに個人的に求めている方向性とズレを感じるようになっていましたが、最後は更に大きく外れました。
鈍感な主人公が異様にモテるハーレム系ラブコメは、あまり好きじゃないんですよねぇ。
それが許されるだけ魅力がある主人公ならいいけれど、赤尾の場合は、モテる理由が見つかりません。
料理スキルが凄いのも、モブの空気っぷりが逆にありえなさ過ぎて、引っかかってしまいましたし。

最終巻だからといって、時々設定をぶっ飛ばすのはいかがなものか。
これまで積み重ねてきたものを安易に崩しているようで、少し悲しくなりました。
ゆるい雰囲気がウリとはいえ、ストーリー展開が強引すぎて違和感が拭えませんでしたね。

今回の話を読んで、何となくセーラームーンを思い出しました。
特撮などにも通ずることですが、敵役の安直な思考や行動指針の我が侭さ加減が似ているなぁーと。
30分番組1話分ならまだしも、ラノベの最終巻でこれはないですね。
それならば、ラブコメに絞って話を作るべきだったと思います。

ラブコメとバトル要素を混ぜるのはまだいいとしても、バランス調整を誤った感が強く残りました。
キャラの掴みが弱かったのが原因なのかなぁ。
初期のほのぼのとしたノリが戻ってきて欲しかった。
いいところもあっただけに、惜しかったですね。

ある意味典型的なラノベ版ラブコメのエンディングで安心はできます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  二人で始める世界征服  おかざき登  高階聖人  評価C 

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空色パンデミック① 

空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
本田誠

商品詳細を見る
読書期間:2010/2/21~2010/2/22
月間マイベスト作品

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★★ … 9
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観
青春




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 「見つけたわよ、ジャスティスの仇!!」
 「……はい?」
 高校受験の朝、駅のホームで僕はその少女と出逢った。彼女……結衣さんは、“空想病”。発作を起こすと正義の使者とかになりきってしまうらしい。
 以後なぜか結衣さんは何かにつけ僕の前に現れる。空騒ぎに付き合ってられない。最初はそう思っていた。彼女を守るため世界を敵にまわして戦うことになるなんて、思いもしなかった――。
 えんため大賞優秀賞受賞、狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」。

【感想】


第11回えんため大賞優秀賞、受賞作品。

これは、してやられた。
ライトノベルだからこそ可能な面白さを詰め込んだ、ギミック溢れる良作でした。
ファミ通文庫にも凄い新人が現れたなぁ。

世界に蔓延る“空想病”と呼ばれる新種の病気。
先天性の病である“空想病”は、発作を起こすと妄想の世界を現実と認識し、痛い言動を繰り返してしまう。
そんな病気を患った少女と、どこにでもいるような少年が出会うことで、世界に未曾有の危機が訪れるとは誰も想像することはできなかった――というストーリー展開。

これまでの数多くの「セカイ系」ラノベが出版されてきましたが、これはそこから生じた発展形の一つですね。
いわゆる中二病や邪気眼などの痛々しい要素を組み込みつつ、シリアスに仕上げる手腕には驚きを禁じえません。
一見するとコメディ作品と間違われそうな設定ですが、中身はどこからどうみても青春小説です。

ただの一発ネタに終わらせない設定の練りこみ具合が素晴らしい。
”空想病”という非現実的な要素を取り入れても、破綻することのない世界を作り上げています。
設定の組み立て方が秀逸で、隙が見られません。

主人公・仲西景は、キャラ設定が薄いのがある意味特徴的ともいえるかな。
一人称ということもあって、主観を重ねて物語を読むことができました。
同様に、“空想病”の少女であるヒロイン・穂高結衣も、ちょっとインパクトに欠けましたね。
可愛い我が侭を見せる女の子だけど、魅力を出し切れていないように感じました。

そんな主役二人を補って余りあるのが、景の同級生である青井晴です。
また男の娘か……と思ったら、これは新しい。
妙な背徳感が生まれるシチュエーションが多く、ドキドキさせられまくりでした。
結衣よりも、よっぽどヒロインに向いてますよw

初見では不覚にも気付けませんでしたが、感想文を書くために再読した際に、最後の数行を読んで真実に気付いてゾッとしました。
こりゃすげえわ。
2巻にどう繋げているのか、早く読みたいと思います。

緻密な設定と覆されるストーリー展開が魅力的なボーイミーツガール

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  空色パンデミック  本田誠    評価A- 

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取り留めのない雑記 

取り留めのない雑記。
わざわざ1つの記事にするまでもない小ネタを集めた内容です。
長文注意。

○PC
色々試してみましたが、駄目ですね。
明日、カスタマーセンターに電話した後、修理に出す予定。
これまでパソコンが壊れたことがないから、どういう流れで処理をしてくれるのか、さっぱり分からん。

旧PCでもある程度のことはできますが、現在の主要目的であるニコニコが見れないのが痛いといえば痛い。
しかし、最近は面白い動画が減ってきていたので、見れないならそれはそれで他に時間が割けていいかなとも思うようになりました。
もともと、今月に入ってからは読書時間が増えましたしね。

○ライトノベル
今のところ、いいペースで本を読めています。
何だかんだいって面白い本は、世の中いっぱいあるもんですね。
一生かかっても自分に読める本の数は知れているので、微妙なシリーズ作品は早めに切った方がいいのかもしれません。

○アニメ
今期は久しぶりに追いかけている深夜アニメの本数が多かったりします。

おおきく振りかぶって~夏の大会編~」は、相変わらず三橋の卑屈な性格に思うところはあるものの、野球アニメとしては普通に面白い。
頭脳で勝負するのは個人的に好きですけど、もう少し感情をむき出しにした燃え要素があってもいいかもなーと思いますね。

B型H系」は、ヤンジャンを経ち読むする機会があれば目を通していたので、アニメ化には驚きました。
適度な面白さで、絶対に見たいわけでもないんですけど、切る理由も特にないんで継続して視聴しています。

いちばんうしろの大魔王」は、原作のラノベを読もうかなと考えていた作品なので、最初から注目していました。
ぶっちゃけ、ただのエロラブコメとなってますが、そこそこ女の子が可愛いので悪くはありません。

荒川アンダーザブリッジ」は、ノーチェック作品の中で、一番の当たりでした。
シュールでテンポのいいギャグが楽しい。

RAINBOW 二舎六房の七人」は、可もなく不可もなくといったところ。
重い展開に発展しそうなストーリーに期待。

けいおん!!」は、文句なしに安定しているのは分かっているので、あえて1話のみの視聴に留めています。
見始めると一気に見たくなるので、しばらく我慢我慢。

Angel Beats!」「WORKING!!」は、まだ1話も観ていません。
どちらもそれなりに評判がイイので、安心して見られそうかな。

○ゲーム
ロックマン10」は、未だにクリアできていません。
8体ボスを倒し、あとはワイリーステージのみなんですが、ここからは途中セーブしても戻されてしまうので、まとまった時間があるときにプレイする必要性があるんですよねぇ。
長時間プレイしていると眼が疲れるので、少しずつ進めたいのですが、そうもいかなさそうです。

桃鉄2010」は、友達と定期的に会って遊んでいます。
状況を一転するイベントやカードなどが多く、以前のシリーズと比べると一切安心できなくなりましたね。
ゲーム的にはその方が盛り上がるので、望むところなんですが、実際に攻撃されたりすると嫌なもんですw

○RO
しばらくログインできていません。
課金も切れていますが、ウェブマネーは購入してあるので、いつでも入れます。
とはいっても、PCが復旧するまでは難しいでしょうが。
やる気はあるんだけど、時間が作れないんだよなぁ。

○ツイッター
こちらも、微妙に重くて旧PCからは書き込みづらい状態だったりします。
気軽に呟けるのが特徴なのに、ウィンドウを開くだけでも時間かかる有様だと、さすがにストレスが溜まります。
閲覧するだけなら、まだケータイで見るほうがマシなくらいですよ。
書き込みは面倒なんで、しばらくはROM専になりそうです。

○スマートフォン
多少興味はあるものの、果たして使いこなせるかと言われると微妙なところ。
auも夏モデルで出すそうですが、シャープのも東芝のも趣味から外れるんだよなぁ。
iPhoneはコストが抑えられるのは魅力だけど、ソフトバンクってのが……ね。
かといって、XPERIAは高すぎる。

○WiMAX
ようやく鈴鹿にもエリアが広がってきました。
現時点ではまばらではありますけど、市全域で使えるようになるのも時間の問題でしょうね。
スマートフォンにしろネットブックにしろ、WiMAXが利用可能な地域であれば便利だろうなー。
というか、自宅のADSLより速い可能性もあるでしょうしね。

○睡眠
睡眠時間が年々増えてきました。
精神的には頑張れば昔みたいに無茶できなくもないんですけど、体力が持ちません。
歳だなぁ……。
ああ、そういえば、暖かくなってきたおかげで寝落ち率は下がってきました。

○政治
知ってはいましたけど、馬鹿が多すぎる。

○リアル
俺ルールで命令してくる奴がウゼエ。

○プロ野球
交流戦に入ってから、中日4連勝でメシウマ。
それにしても本当に巨人は強いなぁ。
今年も、このまま突っ走るかもしれませんから、何とか踏ん張って追いかけてもらいたい。
そして、直接対決で勝って欲しい!

○ドラクエコンサート
今年の夏は行けるかどうか怪しいこともあり、まだチケットを買っていません。
京都での公演であるドラクエ6は、そこまで思い入れはないシリーズなんですよねぇ。
買うだけ買っておいてもいいんですが……うーん。

○絵
定期的に描きたい気持ちが沸きあがってくるのですが、いざ描き始めると上手く行かなくて挫折します。
継続して描かないと上達しないというのは分かりきっているんですけどね。

○渡り鳥
過去のブログ記事を見ていて気付いたのですが、以前みんなで「@games」で遊んだのって、去年の8月なんですね。
あれからもう9ヶ月って、早すぎじゃないですか。
またそのうち時間を合わせて遊んだりしたいですね。
……まぁ、それにはまずPCを直してからになるんでしょうがw

テーマ: 日記

ジャンル: 日記

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない5 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)
(2010/01/10)
伏見 つかさ

商品詳細を見る
読書期間:2010/2/19~2010/2/20

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ
パロディ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5





 「じゃあね、兄貴」――別れの言葉を告げ、俺のもとから旅立った桐乃。……別に寂しくなんかないけどな。
 そして新学期。
 平穏な高校生活を謳歌する俺のもとに、奇妙な後輩が現れる。
 「おはようございます、先輩」
 俺は、黒猫の人間としての仮初めの名を知り、より深い“絆”を築いていくことになる。“絆”と“親友”。ともに大きなものを失った二人は、数多の思想が渦巻く校内で、“魔眼遣い”の少女と対峙する。
 “稀少能力”を持つ少女に、俺と黒猫は圧倒され、異空間へと誘われ……!!
“日常”と“非日常”が交差するとき、物語は始まる――!!/td>

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


オタク妹の影響で、微妙にオタク要素を理解できるようになってしまった主人公のコメディ作品。

前回のラストで予想が付きましたが、黒猫メインのお話でした。
俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」というタイトルが相応しい内容となっております。

今回は精神的に楽だなぁ、というのが率直な感想。
基本的に、このシリーズは桐乃の言動に腹を立てつつも楽しむのが常だったものですから、穏やか過ぎて不思議な気分です。
桐乃の存在は、作品としては必要なんでしょうけど、出番は控えめでもいいですね。
京介じゃないんだから、別に寂しいなんて思っていませんよ?w

黒猫が普通に可愛いですね。
あくまで後輩の立場としてではありますが。
素直ではないけれど、慕ってくれる年下の女の子がいると、男はやる気を出すものです。たぶん。

高校生活に馴染めていない黒猫を見かねて、京介がフォローするという展開は、定番ではあるものの、だからこそ安心して楽しむことができます。
ストーリーラインはほぼ予想通りでしたが、キャラ同士の会話が楽しいので退屈することはありません。
新キャラも、イイ感じに痛々しくてキャラが立っていました。

しかし、メッセージ性が強いためか、少し教臭く感じてきたのは気のせいでしょうか。
作者の声がキャラを通して漏れて聞こえてきたような感覚がありました。
だがそれがいい。
もっと、叫びたいこと言いまくってしまえw

第4章だけは微妙だったかなぁ。
こういう考え方をする人間もいるというのは、リアルでもいることは知っていますけどねぇ。
今後の展開のために、無理矢理に軌道修正を図ったように感じられて嫌でした。

相手が実の妹から後輩に代わったことで、ラブコメ要素も強まっていました。
個人的には麻奈美を推すけれど、京介との関係は青春どころか仲の良い老夫婦って感じだから、たまには年相応の若々しいエピソードも必要ですねw

黒猫のぼっち脱出計画を企てる京介の世話焼きが微笑ましい

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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ライトノベル購入リスト2010年5月中旬~7月上旬 

個人的ラノベ購入リスト。
PCは復旧していないので、旧PCから書き込みしています。
本来だったら、これも下書き終わっていたはずなんだけどなぁ。

ちなみに、これ以外にも面白そうな新作がちらほらとあるので、発売日当日に本屋で確認する予定。

◆富士見ファンタジア文庫 2010年5月20日発売

▼『東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN

「BBB」完結より1年、あざの耕平氏の新作。
スロースターターの作者さんで、陰陽師ネタが個人的に微妙なので、あまり期待しすぎないようにしています。

◆メディアワークス文庫 2010年5月25日発売

▼『六百六十円の事情

入間人間さんの新作。
2巻をまだ読んでいないので詳しくは知りませんが、花咲太郎の続きは書かないのかな。

◆ファミ通文庫 2010年5月29日発売

▼『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc5

ギャルゲーのシリアス√をひたすら走る恋愛作品。
購入し続けるかどうかギリギリのラインにあるので、とりあえずは4巻を読んでから考えます。

◆電撃文庫 2010年6月10日発売

▼『アクセル・ワールド5 ―星影の浮き橋―

もはや電撃の新たな看板タイトルの一つとなった近未来SF作品。
あらすじを読む限り、ラブコメ的な展開も期待できそう。

▼『ロウきゅーぶ!5

青春ロリバスケット、第5弾。
表紙を飾るひなたの白スク水は、カウンターに持って行くのが大変すぎる……。、

▼『電波女と青春男5

可愛い女の子達に囲まれたリア充の話。
こちらも白スク水かよ。

▼『空ろの箱と零のマリア4

人間の本質が問われる、御影瑛路氏の人気シリーズ。
前巻から続く狂気のゲームの決着が気になって仕方ありません。

▼『世界平和は一家団欒のあとに10 リトルワールド

ラノベの家族モノの代表的作品。
いきなりクライマックスらしいけれど、まさかこれが最終巻ってことはない、よね?

◆GA文庫 2010年6月15日発売

▼『ライトノベルの楽しい書き方6

自己中心的な我が侭女流作家の暴走ラブコメ、第6弾。
前回同様、アニメイト限定版なるものがあるらしいけれど、別に普通のでもいいかな。

◆富士見ファンタジア文庫 2010年6月19日発売

▼『生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8

生徒会シリーズ本編、第8弾。
コンスタントに出してくれるのは嬉しいことですね。

▼『中の下! ランク2. 中の中を目指すオレたち

主人公がナルシストでおバカな新感覚ラブコメ。
結構面白かったので、今後の発展に注目。

◆ファミ通文庫 2010年6月30日発売

▼『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! add on シルバーブレット1

web連載していた番外編になるのかな。
買うかどうかは、評判次第かなぁ。

◆電撃文庫 2010年7月10日発売

▼『多摩湖さんと黄鶏くん

さらに入間人間さんの新作。
電撃MAGAZINEに掲載していた作品とはいえ、執筆速度ぱねぇ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 購入リスト 

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寿命が来るには早過ぎる 

PCが繋がらなくなってしまいました。
電源ボタンを押しても、本体のランプが点灯するだけで、ディスプレイには何も表示されず、通常起動時には聞いたこともない音が鳴り響きます。

最近ツイッターで呟いていましたが、このところPCが不調で、頻繁に落ちていました。
そろそろヤバいなーとは思ってはいたんですよねぇ……。
バックアップなんてろくに取ってないから、非常にマズイ。

晩飯の際にスリープさせておいたら、まさかそのまま復帰できなくなるとは思わなかった。

昨年末にネットが繋がらない状態に陥ったときとは違い、旧PCは問題なく動くとはいえ、動作が重すぎて快適とは程遠いしなぁ。
書き溜めてあるラノベ感想も更新できないし……。
あぁ、困った。

テーマ: 日記

ジャンル: 日記

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人類は衰退しました5 

人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)
(2010/01/19)
田中 ロミオ

商品詳細を見る
読書期間:2010/2/17~2010/2/18

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ほのぼの
ダーク
パロディ



 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。
 そしてこの仕事に就く前、多くの時間を過ごしたのが≪学舎≫と呼ばれる人類最後の教育機関です。寄宿舎で出会った友人たち。RYOBO230r。秘密の倶楽部・のばら会。感傷に浸るにはまだ早いのに、なぜ思い出すの……?
 里に現れた侵略者!奪還チームを組んで地下に潜ったわたしたち――死亡!?ピロリロリン♪でCONTINUE?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


1年以上のインターバルを挟み、帰ってきた田中ロミオ氏の人気シリーズ。

無邪気な妖精さんたちの可愛らしさにほのぼのとさせられるのが最大の魅力……だったはずですが、今ではブラックユーモアが売りとなっていますね。
隠し味の調味料に近い刺激だったはずが、いつの間にか作品そのものの味を左右するまでに。
盛り込まれている内容は同じでも、バランス配合が変わると印象が大きく異なる一例ですね。

ギャグとしては笑えるのですが、内容はかなり黒いので、人を選びます。
個人的には、妖精さんのゆる~いコメディが好きで読んでいる作品ですから、惜しいなと思ってしまいました。
風刺ネタは嫌いではないですし、実際面白いんですけどね。

前半の「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」は、“わたし”の学生時代のお話。
凡庸に見えて、実は相当捻くれた性格をしている彼女の成長段階が描かれています。

これがまた生々しいのなんの。
未成熟な精神構造や、反抗的な物事の捉え方など、身に覚えのあるものばかりで、苦笑いさせられました。
己を守るために殻に籠りつつも人恋しい彼女が、学友と共に過ごしていくうちに、性格が丸くなっていく様子が見ていて嬉しかったですね。
全体的にシリアスで、ほのぼのとした雰囲気とはかけ離れているけれど、温かみのある良いお話でした。
あと、後輩の<巻き毛>のキャラ設定が色んな意味でドロドロと濃くて良かったですw

後半の「妖精さんたちの、いちにちいちじかん」は、恒例の妖精さんパワーによる環境変化のお話。
今回は、クスノキの里や住人がレトロゲーの設定に巻き込まれた展開。

敷居の高いネタだなぁ……w
主にファミコン時代のゲームネタなわけですが、半分ぐらいしか分かりませんでした。
読者にゲームの知識があるかどうかで、面白さがモロに影響します。
30代なら世代的にツボに入るかと。10代では付いて行くのは難しいかもしれません。
とりあえず、作者が2D派だということだけは、よく分かりましたw

ほのぼのギャグから、シニカルでシュールな笑いへとシフトしたコミカル作品

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  人類は衰退しました  田中ロミオ  山崎透  評価B 

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アクセル・ワールド4 ―蒼空への飛翔― 

アクセル・ワールド〈4〉―蒼空への飛翔 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈4〉―蒼空への飛翔 (電撃文庫)
(2010/02/10)
川原 礫

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読書期間:2010/2/14~2010/2/16

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
燃え
完成度



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 日常で≪ブレイン・バースト≫を巧みに使いこなし、中学内格差の頂点に君臨する謎の新入生・能美征二。ハルユキは、能美の狡猾な策略によって自身の≪翼≫を奪われ、完全敗北を喫した。
 ――しかし、ハルユキは、再び立ち上がる。≪もう下を向いて歩かない≫と心に決めたハルユキは、親友・タクムと共に≪ダスク・テイカー≫へ反撃を開始する。キーとなるのは、≪心意システム≫、≪スカーレット・レイン≫、そして≪メイド服少女≫!?
 最強のカタルシスを以てしておくる、次世代青春エンタテイメント!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


現実世界と仮想世界で繰り広げられる近未来青春系アクションバトル。
前回の強烈な引きにより、非常に待ち遠しかった今巻ですが、待っただけのことはありました。

充実感たっぷり。
面白いと感じた以上に、上手いなぁという印象が残った内容でした。
設定にしろストーリーにしろ、納得させられるだけの整合性があり、完成度の高さは感心させられます。
いや、もちろん専門的な知識や現実性を考えると、明らかに創作の世界の話なんですが、読書中にそれを感じさせない力強さがありました。

気になっていた物語は、ひとまず完結。
綺麗にまとめられており、3巻でモヤモヤしていた人もスッキリできたことでしょう。
ちなみに、個人的には絶望的な展開から這い上がるキャラが好きなので、3巻の方が燃えましたがね。
簡単には落ち込まなくなったハルユキを見ていると、成長したなーと嬉しく思う反面、何だか残念な気持ちも芽生えてしまう自分は少々性格がねじ曲がっていると自覚していますw

3巻では主人公のハルユキ自身が落ち込んでいたために描ききれなかった周囲のキャラに焦点が合わされています。
タクム、チユリ、そして敵側にいる能美も含めて、より掘り下げて描写されることで、キャラがさらに立っていますね。
単にストーリーを追うだけではなく、作品に厚みを持たせる構成には毎度驚かされます。

これまた前回、批判の種となっていた心意システムも、作中内で上手く制限がかけられています。
舵取りが難しい設定ですが、この作者なら特に不安もなく受け入れられますね。
それだけの実力を伴っていることは、これまで読んできた作品で思い知らされてますから。

少年漫画の王道的な展開の連続で、ある意味予想通りではありましたが、それでも文句なしに楽しめます。
広げた風呂敷は確実に畳みつつ、新たなる伏線を散りばめる手腕はお見事。
読了感の素晴らしいラストで、次への期待も膨らみますね。

……あと最後の黒雪姫先輩の絵にはやられたw
あれはニヤニヤしてしまうのは仕方ないでしょw

友情・信頼・絆という青春小説に相応しい単語が当てはまる熱いエンターテイメント作品

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  アクセル・ワールド  川原礫  HIMA  評価B+ 

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電撃文庫2010年5月購入作品  

今月の電撃文庫。
曜日の関係でもっと早くに手に入るかと思ってたんですが、結局発売日前日に入手してきました。

電撃文庫10年5月

・『神様のメモ帳5
シリーズ初の短編集。
著者の執筆速度からすると、刊行ペースが遅いんですよねぇ、このシリーズ。
もっと力を注いでくれたら嬉しいのにな。

・『俺の妹がこんなに可愛いわけがない6
アニメ化が発表され、電撃文庫では今一番脂が乗っている作品。
腹が立つこともあるんだけれど、何だかんだ言って面白い。
このバランス感覚は素直に凄いと思いますね。

・『七花、時跳び! Time-Travel at the After School
今月の表紙買い枠。
イラストと、あらすじにあるタイムトラベルの単語でつい買ってしまいました。
のほほんとした雰囲気で時間移動をするってのも新しい感じがして興味が湧きました。

現在、積本が大量にあるので、意識して数を抑えました。
ヴァンダル画廊街の奇跡2」は、1巻読んで微妙なラインだったので、とりあえずスルー。
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」も気になったのですが、余裕のない時に新人作品を2つ買うのはどうかなと思い、保留としておきました。
まぁ、どちらも各所の感想を読んで、評判が良ければ買いたいと思います。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 電撃文庫購入記録 

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探偵・花咲太郎は閃かない 

探偵・花咲太郎は閃かない (メディアワークス文庫)探偵・花咲太郎は閃かない (メディアワークス文庫)
(2009/12/16)
入間 人間

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読書期間:2010/2/9~2010/2/13

【評価……B-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ミステリー





 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6






 「推理は省いてショートカットしないとね」
 「期待してるわよ、メータンテー」
 ぼくの名前は花咲太郎。探偵だ。浮気調査が大事件となる事務所に勤め、日々迷子犬を探す仕事に明け暮れている。
 ……にもかかわらず、皆さんはぼくの職業が公になるや、期待に目を輝かせて見つめてくる。刹那の閃きで事態を看破する名推理で、最良の結末を提供してくれるのだろうと。
 残念ながらぼくはただのロリコンだ。……っと。最愛の美少女・トウキが隣で睨んできてゾクゾクした。でも悪寒はそれだけじゃない。
 ぼくらの眼前には、なぜか真っ赤に乾いた死体が。……ぼくに過度な期待はしないで欲しいんだけどな。これは、『閃かない』探偵物語だ。

【感想】


肝心な時に閃かない探偵のミステリー風小説。
あくまで風であって、ミステリー作品ではないので推理を期待してはいけません。
ご注意ください。

短編による全5章。
各章にて、事件は起きたり、巻き込まれたりします。
だけど、主人公のロリコン青年・花咲太郎は犬や猫の探索が仕事の探偵であって、殺人事件は専門外。
同居中の13才の家出少女・トウキを愛でるのに忙しく、解決を求められても困る彼は、反則的な手段を用いて事件を解決したり、しなかったりする……そんなお話。

なお、同じ作者の「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」シリーズの8巻にて彼らが登場したエピソードが展開されていますが、読んでも読まなくてもどちらでも問題はありません。

うーん、何とも評価し難い。
特別面白かったと言えるところは、振り返ってみると正直あまりありません。
しかし、詰まらなかったのかと問われると、そうでもないんですよね。
別段意味のないストーリーや設定を適当に流せる人でないと辛いかもしれませんが、自分はそれなりに楽しめるところも発見できました。

気楽に考えている人間の一人称のためか、人の生死が関わっているのに緊張感はほぼなし。
相変わらず作者の好きなグロテスク表現もありながら、何故か全体的に漂うのはコメディ調。
推理を楽しめる要素はあるにはありますが、真面目に考えると損をした気分になる何とも捉えづらい作品です。

入間作品特有の雰囲気を楽しむための本であり、内容は薄めです。
何というのか……ガムをねちねちと噛み続けるかのような感じと言えば伝わるでしょうか。
淡々とゆるい感じが長く続き、妙なクセを生み出しますが、無味に近いので毒にも薬にもならないです。

メディアワークス文庫より発売されているのに、文章はラノベ色が抜けきっていません。
一般文芸を目指す新規レーベル作品としては、人を選んでしまう文体ですね。
個人的には作者の文章に慣れているので構いませんが、方向性を考えると喜ばしくないかな。

この文庫には挿絵はありません。
しかし、表紙のシルエットイラストは、左さんがデザインしています。
みーまー8巻にてイラストかされているので、シルエットでも十分想像できますね。

まぁ、作者のファン向けの作品であることは否めないでしょうね。
キャラ同士の何気ない会話が一番楽しめました。

ろくに推理をしない探偵が主人公の偽ミステリー小説

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  探偵・花咲太郎は閃かない  入間人間    評価B- 

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ラ・のべつまくなし 

ラ・のべつまくなし (ガガガ文庫)ラ・のべつまくなし (ガガガ文庫)
(2009/10/20)
壱月 龍一

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読書期間:2010/2/5~2010/2/8

【評価……B-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ





 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6






 恋愛経験ゼロ。生真面目に純文学を志すも、希望とは裏腹にラノベ作家としてデビューしてしまった青年・矢文学。しかも著作は、ネットの口コミもあり大ヒット!メディアミックスも決まり順風満帆!……のはずが、原稿が書けない!
 気晴らしに、通い慣れた図書館に向かったブンガクは、そこで出会った少女・明日葉に一目惚れしてしまう。彼女はブンガクのラノベ作品の大ファンで、聖地巡礼の途中だった。仲良くなろうとするものの、ブンガクは二次元アレルギー、明日葉は腐女子で……。
 カタブツとフジョシの純愛系ラブコメディ!!

【感想】


時代錯誤な着物スタイルのラノベ作家が、ファンの腐女子に一目惚れをしたお話。

まずまず良かったと思います。
主人公が堅物だからか、コメディよりも恋愛要素を強く意識させられるお話でした。

純文学志望でありながらラノベ作家として売れてしまった青年が、その作品のファンであり腐女子の女の子と出逢い、恋に落ちます。
ラノベを書いているにも関わらず二次元アレルギー持ちの主人公・矢文学は、ファンの女の子・椎名明日葉にお近づきになるためにもオタク文化の免疫をつけようと奮闘するという展開です。

中盤までは、定番イベントの連続で無難というより普通でした。
別にそれが悪いわけではないんですが、ちょっとあっさりしすぎていて、笑いの威力は低めでしたね。

このまま終わってしまうのかなぁーと思ったら、後半は意外性があって驚かされました。
物語の畳み方にオリジナリティがあり、オチも変化球で良かったと思います。
上手く設定にはめ込んだなぁと、一杯食わされましたよ。

キャラクターは、ラノベにありがちな度が過ぎるものではなく、地に足が付いた文章で描かれていて、リアリティがあるとは言わないまでも、実際に居てもおかしくないなと思えるレベルとなっています。
特にBLネタは、やりすぎると人を選んでしまう傾向があるので、程度を抑えているのはナイス判断でした。
また、微妙に登場人物の年齢層が高いのも一つの要因かもしれません。
過度な装飾を避けることで、恋愛モノのストーリーラインが明確に感じられました。
基本的に萌える対象が、ヒロイン役の明日葉ではなく、無意識にボケる主人公のブンガクなので、それこそ男性読者よりも腐女子の方々が楽しめる作品だと思いましたね。

何気に一番キャラが立っていたのは、ブンガクの親友である北見圭介でした。
軟派な外見とは異なり、芯は真面目で友達想いの滅茶苦茶イイ奴です。
抜け目がないかと思ったら初々しい一面も持っていたりと、魅力的な脇役でしたね。

イラスト担当は、裕龍ながれさん。
作品に合わせているのか、イイ意味で古臭さを感じる色使いですね。
一枚一枚、丁寧に仕上げている印象で、良かったと思います。

それにしても、ラノベ作家のメタ小説がブームなんでしょうかね。
そりゃあ題材的に書きやすいうえ、自分を投影出来て楽しいだろうなー……と邪推してしまう自分がいたり。
まぁ、個人的にも好きなネタなんですけどねw

ラノベ作家と腐女子の出逢いから発展する、コメディよりラブ寄りの恋愛モノ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ラ・のべつまくなし  壱月龍一  裕龍ながれ  評価B- 

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シュガーダーク 埋められた闇と少女 

シュガーダーク  埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)シュガーダーク 埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)
(2009/11/28)
新井 円侍

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読書期間:2010/2/1~2010/2/4

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ロマンス
世界観
完成度



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 えん罪により逮捕された少年ムオルは、人里離れた共同墓地に送られ墓穴を掘る毎日を送っていた。
 そんなある夜、自らを墓守りと名乗る少女メリアと出逢う。彼女に惹かれていくムオル。だが謎の子供カラスから、ムオルが掘っている墓穴は、人類の天敵・死なずの怪物“ザ・ダーク”を埋葬するものだと聞かされる!
 混乱するムオルは、さらにダークに殺されるメリアを目撃してしまい――!?

【感想】


「涼宮ハルヒの憂鬱」以来、実に6年振りのスニーカー大賞受賞作ということで話題を掻っ攫った今作。
既に各所で多くのレビュー、感想が書かれているので、読んだことがない人でも知っている人は多いかと思われます。

純粋に面白かったと思います。
作風は地味で、なおかつ物語の始動が遅いために、冒頭でつまづいてしまうかもしれません。
しかし、序盤を乗り越えたあとはサッパリとした文章に導かれるように、読み進めていくことができます。

舞台はとある共同墓地、時代設定は近代の欧州を彷彿とさせます。
冤罪により墓穴掘りの労働を強いられる、元歩兵の主人公・ムオル
連れてこられたのは、未知の巨大な化物“ザ・ダーク”を埋葬する墓地。
淡々と穴を掘る日々のムオルだったが、一人の墓守りの少女・メリアと出逢うことで物語が動き始めます。

ラノベのお手本というべきボーイミーツガールですね。
最近よくあるエロさを混入させたラブコメとは異なり、一昔前の作品の実直な匂いがします。
軽すぎず、かといって読み進めていくと意外にも重すぎない内容で、透き通った暗さのある雰囲気が感じられる良作でした。

文章は取り立てて癖もなく、読みやすいのが好印象を抱かせます。
特別キャラに魅力があるわけでもないですが、十分キャラは立っています。
設定や伏線もしっかり練り込まれていて、混乱することはありません。
というか、余計な部分を意識させない、真っ直ぐな恋愛モノとして成り立っています。
どの点においても及第点以上で、全体的な質の高さは、新人離れしていると言っていいでしょう。

それでも地味な印象を抱いてしまうのは、エンターテイメント性の低さに問題があるのかな。
小説としては綺麗なんだけど、もっと読者の感情をアップダウンさせる仕掛けがあっても良かったかも。
王道がゆえに物語の展開が先読みしやすいのも、人によっては評価を下げる要因となります。
淡々と進むものの、個人的には偶にこんな本があってもいいと思いますがね。

<大賞>という冠に相応しいかどうかといわれると、確かに疑問は残ります。
でも、そういった色眼鏡をかけずに読んでもらいたいところですね。
まぁ、帯や宣伝で煽りまくった編集部には責任があるとは思いますよ。
期待度を上げすぎると、相対的に辛口になってしまうところはありますから。

作者のブログによると、二巻の計画が頓挫してしまったようなので、これにて完結のようですね。
多少気になる謎がいくつか残りましたが、締め方がまとまっていただけに、その選択で良かったと思います。
何かと比べられて大変でしょうが、プレッシャーに負けずに次回作も頑張ってもらいたいです。

怪物を埋葬する墓地にて、墓掘りの少年と墓守りの少女が出逢い惹かれあう話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  シュガーダーク  新井円侍  mebae  評価B 

△page top

ライトノベルの楽しい書き方5 

ライトノベルの楽しい書き方 5 (GA文庫)ライトノベルの楽しい書き方 5 (GA文庫)
(2010/01/15)
本田 透

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読書期間:2010/1/30~2010/1/31

【評価……C+
発想 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ
ツンデレ




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 12月のビッグイベント、クリスマスパーティが近づく中、南堂学園高等部の男女は浮き足立っていた。
 最強少女と恐れられつつも、その正体はあまあまラブコメ作家・姫宮美桜の流鏑馬剣と、その暫定彼氏・与八雲は、あまりに互いの趣味が異なるので相手に何をプレゼントすればいいか悩み中。
 それは、学園最萌えキャラの市古や最近すっかり家電作家の多々湖、戦国マニアの清麿、剣の従弟・涼牙といった面々も同じこと。
 刻々と迫るクリスマスを前にして追いつめられた剣の気持ちは、彼女の描くライトノベルの世界にまで影響し始め……。「ラノたの」第5弾も目が離せない!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


ライトノベル作家が作品そっちのけでラブコメするお話、第5弾。

うーん、今シリーズで初めて微妙だと感じてしまいました。
コメディとしてはそこそこ面白いのだけれど……。

ストーリーの流れは、いつも通り剣が勝手に暴走して、八雲とすれ違いを起こし、周囲が気を遣うパターン。
ぶっちゃけ、前回の学園祭が、クリスマスパーティになっただけです。
テンプレ化しすぎているため、ちょっと飽き気味ですかね。

そこで、登場するのが姫宮美桜・作「蒼色海月党」のキャラクターが存在する異次元空間。
作者である剣の内面を、作中キャラで何が起こっているのか表現する仕組みです。
このパートが、個人的に激しく肌に合いませんでした。
マンネリを打破しようとする試みは買いますが、シチュエーションが好みではないですね。
こんな説明的な文章を入れるくらいなら、もっと直接的に登場人物の心情を掘り下げて欲しかったです。

強引というか都合の良すぎる展開も目立ち、物語の繋ぎが雑だと感じました。
後半は確かに楽しいのだけれど、面白いと感じる部分が少なすぎましたね。

面倒臭い女の子しか登場しない作品において、なお突出して我が道を行く存在である流鏑馬剣ですが、一歩間違えると単にウザいだけの女になるので、作者も舵取りが大変でしょうなぁ。
今回、バランス調整も含めあと一歩だったので、次回までに修正してもらいたいところ。

作者が難産だったと振り返っている作品は、読者にとってもイマイチだと思うことがほとんどじゃないですかねぇ。
そろそろ物語的に動きがあってもいいと思うので、勢いが戻ることを願っています。

良くも悪くもいつも通り過ぎるすれ違い系ラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ライトノベルの楽しい書き方  本田透  桐野霞  評価C+ 

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ベン・トー5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 

ベン・トー 5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 (ベン・トーシリーズ)ベン・トー 5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 (ベン・トーシリーズ)
(2010/01/22)
アサウラ

商品詳細を見る
読書期間:2010/1/26~2010/1/30

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
バカ
ギャグ
燃え
青春


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7



 半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋たちHP同好会は合宿を終え、地元に戻って日常の争奪戦に精進していた。そんなある日、佐藤のかつての憧れのクラスメイト、現在芸能アイドルとして活躍する広部さんが転校性として現れる。傍若無人の振る舞いをする彼女に、案の定巻き込まれる佐藤は、徐々に弁当争奪戦から遠ざかってしまう。さらに、しばしの沈黙を破り、再び立ちはだかる猟犬群たちの乱入で戦闘は激化していき…!
 佐藤は「狼」としての誇りを失ってしまうのか!?
 それとも秋鮭のごとくスーパーに戻ることはできるのか――!?
 庶民派シリアスギャグアクション、原点回帰の第5弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


熱血半額弁当バトル第5章。
原点回帰」というテーマで描かれる今回は、狼の在り方や生き様を改めて見せつけてくれる内容となっています。

もはや安定して面白い。
ストーリーに大きな進展があるわけでもないのに、文句なしに楽しめます。
青春や恋愛要素が盛り込まれていますが、無駄に突っ走った熱さは健在です。

ラノベで文字がびっしりと詰まっていると、息苦しさを覚えることがありますが、このシリーズではそれがありませんね。
むしろ、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたボリュームがお得感たっぷりの半額弁当みたいに感じます。
毎回大幅に書きすぎしまい、削られているそうですが、もっと量があってもいいくらいですよ。
特に今回は、過去最大のページ数だったにも関わらず、描写をカットしているなぁと感じる場面がいくつかあったので、余計にそう思いました。

「狼」とは何か――ということを、多角的に見せる構成が巧い。
主人公の佐藤洋、その先輩である槍水仙、猟犬群のリーダーの山原、そして新人アイドルであり佐藤の憧れの人でもある広部蘭
一見関わりがなさそうな人物を絡め、互いの思考を交差させつつ一本の物語を作り上げています。
半額弁当にポリシーがない一般人の観点を描くことにより、今更ながらこの熱血バカたちの特殊性が浮き彫りとなっていますね。
テーマ通り初心に帰っていて、なおかつ成長も感じさせてくれるわけですから、質が高さに驚かされます。

しかし、いつもより佐藤視点が少なかったため、合間に挟まれる脱線過去エピソードも控えめでした。
石岡君らの武勇伝は、テンションの高い弾けっぷりが色々と悲惨で笑えるので、大好きなんですよねー。
物足りない点はそのくらいで、概ね満足できる巻だったと思います。

キャラクターでいえば、おバカツンデレと冷静ツッコミの沢桔姉妹の再登場は嬉しかったなぁ。
口絵にある槍水先輩と背中を合わせるシーンは燃えました。
姉の梗がマジボケしてエロ単語を混入させ、その果てに暴走するのも楽しくてたまりません。

イラストは良質な反面、数が少なかったのは残念だったかな。
量より質を取ったということなら、正解だと思いますけど。

読書中はもちろん、感想を書いている時ですらお腹がすいてくる危険な本ですねw
エビチリ食べたいなぁ。

半額弁当に情熱を賭けるバカと新人アイドルの青春恋物語(熱血風味)

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ベン・トー  アサウラ  柴乃櫂人  評価A- 

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クイックセーブ&ロード2 

クイックセーブ&ロード 2 (ガガガ文庫)クイックセーブ&ロード 2 (ガガガ文庫)
(2009/10/20)
鮎川 歩

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読書期間:2010/1/21~2010/1/24

【評価……C+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ミステリー





 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6






 「拳銃自殺……」背後で警官らしき男が呟いた。かび臭いその部屋の中央に、常盤先輩が倒れている。どこかいつもと様子が違うと思ったら、そういえばこれが僕の初めて見る彼女の私服姿だった。清楚可憐な白いカーディガン。だが、何かに汚れている。どす黒い何かが、彼女のこめかみからだくだくと流れている。力なく落とされた左手に銀色の小型拳銃。人差し指はその引き金にかけられたまま……。僕はその光景をぼんやりと数秒間眺め、そして――唐突に、死ぬことを決意する。
 「セーブ&ロード」機能を持つ自殺常習少年の推理ロマン第二弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


任意で設定したセーブ地点に死ぬことでいつでも時間を遡ることができる少年の青春ミステリー。

惜しいなぁ。
この題材であれば、もっと面白い話ができそうなのに、設定の甘さと登場人物の感情の不自然さが引っかかってしまい、今一つな出来になっています。
1巻の内容をそのまま薄味にした感じで、少々物足りませんでした。

またしても身近なところで発生した殺人事件を食い止めようと奮闘するキョートに成長が見られないのが何より痛い。
何度だってやり直すことができるのに、物事を簡単に諦めすぎ。
前回のような詰み状態に陥ったのならともかく、数回上手くいかなかっただけで凹むのは打たれ弱いにもほどがあるでしょう。

死に恐れを抱く気持ちがあるのならまだしも、結構簡単に死んでしまいますしねぇ。
相変わらず無意味なセーブをする癖もありますし、もう少し頭を働かせて欲しいと思ってしまいます。
ストーリー展開を重視するために、未熟な主人公にしたみたいで嫌ですね。

優秀すぎる能力を持ったキャラを主人公にしたために、作者も困っているんですかね。
やりようによっては、それこそ何でもアリになってしまうからなぁ。

ミステリー要素は、無難な内容で、割とすぐに予想がつきました。
ループするたびに異なる事件が起こるのは、なかなか面白かったと思います。
タイムリープならではの一種の優越感も味わえたので、この点は悪くはなかったですね。

素材はいいと思うんです。
だからこそ、あともう一歩練り込んで欲しかったと思わざるを得ない作品でした。

時間を巻き戻す能力者が精神的に幼いことを念頭に読むことをお勧めします

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  クイックセーブ&ロード  鮎川歩  染谷  評価C+ 

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空ろの箱と零のマリア3 

空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)
(2010/01/10)
御影 瑛路

商品詳細を見る
読書期間:2010/1/20
月間マイベスト作品

【評価……A
発想 ★★★★★★★★★ … 9
設定 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ミステリー
狂気




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 「お前、“O”と関わっているだろ?」
 クラスメイト・大峰醍哉が、星野一輝に向かって発したその言葉は、新たな“箱”への入り口だった。
 気付けば一輝は音無麻理亜と共に、“騙し合い”のゲーム――『王降ろしの国』のプレイングルームにいた。中世風の職業に就き、一度の面談を介し行われるそのゲームの勝利条件は、他プレイヤーを殺して生き残ること――。つまりこれは、“殺し合い”にまみれた狂気のゲーム。
 “箱”に願い、この空間を作り上げた“所有者”の正体とは……?緊迫の第三巻!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


キャラクター同士の駆け引きが魅力的な「はこマリっ!」第3弾。
この略称はありだと思う。

いやはや、これは素晴らしい。
……って、この褒め言葉は倫理的にマズイ気がする。
とにかくまぁ、凄かったです、はい。

2巻ラストの引きが強烈で、待ち遠しかった今巻。
序盤は意外にもヌルい日常シーンが続き、それはそれで面白いラブコメ風でしたが、肩透かしを食らいました。
しかし、それも新たな“箱”である“怠惰なる遊戯”に一輝たちが取り込まれてからは、物語は急転。
強制的に参加させられた一輝たちに待っていたのは、殺し合いゲームという過酷なものでした。

密室の中に放り込まれた男女がゲームという体裁で殺し合いをする……というのは、よくある題材です。
かなり好みの設定なんですが、この作品には他ではあまり見られない特徴があります。

それは、登場人物全員が切れ者だという点です。
危機感の足りない人物がやられ役になるのが、この手のタイプではパターンとなっていますが、それがありません。
最初から油断を見せず、隙あらば生き残るために相手を陥れようとするものたちばかり。
レベルの高い駆け引きが、緊張感を伴って非常に面白い。

中盤からは、のめり込むようにして読んでいました。
必死に推理しながらページをめくる様は、まさに没頭中という言葉がピッタリだったかと思われます。
それでも裏をかかれて騙されたのは、1,2回では済みませんでした。
作者のリードの巧さには、惚れ惚れしますね。

キャラの思考を読者に理解させる独特のアクセントのある文章もやみつきになります。
たとえ共感ができずとも、別の考え方を持った人間がいるということを明確に教えてくれるのは何気に凄いことだと思うんですよね。

今回、閉じ込められた6人は全員キャラが立っていて好感が持てますが、その中でもお気に入りは生徒会長の新藤色葉かな。
いち早く特異な状況を判断して行動に移す姿は、個人的には物凄いシンパシーを感じられました。
普段はきっと明るくみんなから好かれる性格なんだろうなぁ。

大満足の一冊でした。
これまた気になるところで終わってしまっているので、続きが待ち遠しくてたまりません。

閉ざされた空間で、己の命を賭けた心理戦が熱い

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  空ろの箱と零のマリア  御影瑛路  鉄雄  評価A 

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2010年4月読書記録  

少し遅れましたが、2010年4月期の読書記録のまとめです。

▼月間マイベストライトノベル
 『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ
とらドラ・スピンオフ!〈3〉―俺の弁当を見てくれ (電撃文庫)とらドラ・スピンオフ!〈3〉―俺の弁当を見てくれ (電撃文庫)
(2010/04/10)
竹宮 ゆゆこ

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1年振りに帰ってきた「とらドラ!」シリーズ、短編集第3弾。
相変わらず個性の強いキャラ達による談笑が、懐かしさと相まって面白い。
コメディ中心のショートストーリーに加え、青春らしさを感じる書き下ろし付き。

▼読了済み………29冊 (前月比 -3冊)
▼積み本…………50冊 (前月比 +7冊)
▼感想記事数…11冊分

▼4月の読書数……7冊
 『キーリⅡ 砂の上の白い航跡』
 『ラノベ部』
 『ハイドラの告白』
 『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ』
 『ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス』
 『殺戮ゲームの館<上>』
 『死想図書館のリヴル・ブランシェ』

途中までかなり好調なペースで感想を書けていたのですが、下旬辺りから失速してしまいました。
まぁ、それでもボチボチといったところでしょうかね。
問題はそれよりも読書数の方です。
面白くない……わけでもないのだけれど、期待値を下回った作品が多かったのが原因かなぁ。

古本屋でまとめ買いしたこともあり、遂に積本が50冊の大台に乗りました。やったね。
うん、まぁ読みたいのは山々なんだけどね。
速読の訓練でもするべきなんだろうか。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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