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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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「今期(9月終了アニメ)を評価してみないかい?6」 

遅くなってしまいましたが、ブログ「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さん主催の「今期(9月終了アニメ)を評価してみないかい?6」に参加させていただきます。

▼ 大正野球娘。
大正野球娘。 第1巻 [DVD]大正野球娘。 第1巻 [DVD]
(2009/10/07)
伊藤かな恵中原麻衣

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ストーリー★★★★☆4
キャラクター性★★★★★5
★★★★☆4
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★★5

・9月終了作品の中ではこれが一番
・全ての面で素晴らしく、録画ミスさえしてなければDVDに焼いてた
・プレー中の絵に使い回しが目立ちましたが、巧く使っていたと思う
・魅力的なキャラが多くて、絞り込むのも大変
・小梅とサブローの恋愛模様にニヤニヤしぱなっし


▼ 涼宮ハルヒの憂鬱(第二期)
涼宮ハルヒの憂鬱4 笹の葉ラプソディ (第1巻) 限定版 [DVD]涼宮ハルヒの憂鬱4 笹の葉ラプソディ (第1巻) 限定版 [DVD]
(2009/08/28)
平野綾、

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★★5
★★★☆☆3
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・色んな意味で話題となったハルヒ二期
・個人的にはエンドレスエイトは減点要素ではありません
・逆に、溜息の各話ぶつ切り構成が大きなマイナス
・何だかんだ言ってキャラのたち具合は他アニメの追随を許さないかと
・絵が安定しなかったのは残念


▼ 宙のまにまに
宙のまにまに Vol.1 (初回限定版) [DVD]宙のまにまに Vol.1 (初回限定版) [DVD]
(2009/09/02)
前野智昭伊藤かな恵

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★☆☆3
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★☆☆3

・星空の綺麗さは一見の価値あり
・安心して楽しめる部活系青春モノ
・ツンデレ生徒会長LOVE
・何気にOPとED曲が良曲


▼ ハヤテのごとく!!
ハヤテのごとく!! 2nd season 01 (初回限定生産) [Blu-ray]ハヤテのごとく!! 2nd season 01 (初回限定生産) [Blu-ray]
(2009/08/21)
伊藤静白石涼子

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★☆☆3
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★☆☆3

・良くも悪くも普通だったハヤテ二期
・一期に比べると笑いの要素が減ってしまったのは惜しい
・恋愛展開はアリ
・強いて言うなら最も好きなキャラである咲夜の出番が多めだったのが嬉しい


▼ 東京マグニチュード8.0
東京マグニチュード8.0 (初回限定生産版) 第1巻 [DVD]東京マグニチュード8.0 (初回限定生産版) 第1巻 [DVD]
(2009/10/28)
花村怜美小林由美子

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ストーリー★★★★☆4
キャラクター性★★★☆☆3
★★★☆☆3
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★★☆☆3

・後半の引き延ばし感が非常に勿体無い
・題材の良さからすると、演出が今一歩
・ストーリーはやっぱり響くものがある


▼ 戦場のヴァルキュリア
戦場のヴァルキュリア 1 [DVD]戦場のヴァルキュリア 1 [DVD]
(2009/08/05)
千葉進歩井上麻里奈

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ストーリー★★☆☆☆2
キャラクター性★★☆☆☆2
★★☆☆☆2
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★☆☆☆2

・後半失速した作品その1
・途中まではそこそこ良かったんだけど……最終話は失笑モノでした
・せっかくのキャラクターが活かしきれていない


▼ プリンセスラバー!
プリンセスラバー! Vol.1【コレクターズエディション】 [DVD]プリンセスラバー! Vol.1【コレクターズエディション】 [DVD]
(2009/10/23)
寺島拓篤柚木涼香

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ストーリー★☆☆☆☆1
キャラクター性★★☆☆☆2
★★★☆☆3
演出★★☆☆☆2
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★☆☆☆2

・後半失速した作品その2
・どうしてこうなった
・各ヒロインと個別で展開するところまではよかったのに
・別ルートだったら、楽しめたのかなぁ

ベストキャラクター賞
・鈴川 小梅(大正野球娘。)

ベストOP賞
・「Super Noisy Nova」(宙のまにまに OP)

ベストED賞
・「星屑のサラウンド」(宙のまにまに ED)

ベスト声優賞・男性
・日野聡さん(大正野球娘。の紀谷 三郎役)

ベスト声優賞・女性
・能登麻美子さん(大正野球娘。の宗谷 雪役など)



総評としては、「大正野球娘。」のほぼ一人勝ちですかね。
「涼宮ハルヒの憂鬱」は個人的に好きなエピソードではない内容のアニメ化だったので、致し方がない。
まぁでも最近アニメを見る数が減ってきた中で、7本も見ていれば十分かな。

ちなみに「狼と香辛料」と「化物語」はまだ見ていません。
どちらも余裕があるときに一気に視聴する予定です。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ評価  大正野球娘。  涼宮ハルヒの憂鬱2期  宙のまにまに  ハヤテのごとく!!  東京マグニチュード8.0  戦場のヴァルキュリア  プリンセスラバー! 

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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル3<下>  

終わりのクロニクル (3下) (電撃文庫―AHEADシリーズ (0963))終わりのクロニクル (3下)
(電撃文庫―AHEADシリーズ (0963))

(2004/07)
川上 稔

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読書期間:2009/9/18~2009/9/24

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

ついにUCAT恒例の夏合宿が開始された。ディアナが、風見が、新庄が、とにかく水着で勢揃い!?だが、その裏では男達の暑苦しい戦いが……。
一方、3rd-Gの居城にいた京は、自動人形達の信頼を得、3rd-Gの“穢れ”の本質に近づきつつあった。
果たして、3rd-Gの第二の“穢れ”とは何か?白い武神テュポーンの謎とは?“穢れ”に対して、佐山や自動人形達の出す結論とは?
全ての謎を解き明かし、全ての“穢れ”を祓うため、最後の戦闘が始まる!
神々の力を持つ人々が創り上げた自動人形と武神の世界―3rd-Gとの全竜交渉、ここに終結!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


終わりのクロニクル第3章、最終巻。
3rd-Gとの決着編となります。

永かった3rd-Gとの因縁も、ひとまずの幕が降りることになりました。
ついに明かされる第二の穢れ。
佐山が、アポルオンが、京が取る選択。
そして、飛場と美影の変わりゆく関係に目が離せない内容となっています。

3巻構成にも関わらず、下巻も相変わらずの厚さで、読むのに気力を要しますね。
頻繁に場面転換がありますから、ペースに乗ってきたと思ったタイミングでテンションが一度落ちてしまい、度々休憩を入れてしまいます。
もうちょっと連続して一場面を見せてくれると、読みやすくていいのですが。
舞台である倉敷の描写がクドいのも難点。

ページ量があることで活きるのがキャラクターたちですね。
脇役というより準主役といった方が差し支えないぐらいに、登場人物がみんな濃く描かれています。
飛場&美影、アポルオン&京は今回のメインキャラですから当然として、さらにメイド勢や戦闘型自動人形たちまでもが心情を事細かに抜き出しているため、キャラの立ち具合が半端じゃないです。
本当に捨てキャラが全然いない作品ですねぇ。

3rd-Gの面々とチーム全竜交渉が接触し、駆け引きする模様が描かれた前半が特に面白かった。
やっぱり佐山が頭を巡らせて、屁理屈をこねるところがシリーズの醍醐味ですからね。
提示された条件の中での言葉遊びがたまりません。

その一方で、戦闘シーンは残念ながらイマイチ迫力に欠けたかなぁ。
散々引っ張ってきたバトルの終結としては、伏線通りではあるのですけど物足りなさを感じました。
一番良かったと思うのは、中巻ラストからの引きの飛場vs出雲であったりするくらいです。

これだけの厚さでありながら物語の締めは、いつも余韻が短めに感じられます。
おかげで、少し物悲しい気分になりますね。
一つの章の終わりとしては、このあっさり具合は悪くないかと思います。

敵味方ともにじっくりと描かれたキャラクターたちの成長の見せ方がお見事

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  終わりのクロニクル  川上稔  さとやす  評価B 

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡 

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)
(2009/09/10)
入間 人間

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読書期間:2009/9/12~2009/17

【評価……B+
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ミステリー ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
構成 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

ほんさくのとうじょうじんぶつです。
みどりのぼうしのたんていのひと(ろりこん)。ろりこんぎらいのおんなのこ。おかしなおじさん。じさつしたあねをもつひと。しょしんしゃなかっぷる。ねこずきさっか。きんぱつあおすーつのひと。きれいなこわいおんなのひと。
ばかんすでやってきた、うみがちかくにあるほてるにて。
だれがしんで。だれがしなないか。
僕とまーちゃんは、知らない。

……こんなゲームがあったら、面白いのになぁ。絶対に参加したくないけど。
嘘じゃないよ。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


悪意と狂気の織り成す現実という世界で生きる人々を描く、みーまーシリーズ第8巻にして9冊目。

あーもう、どう感想書けばいいのやら。
毎度のことながらネタバレなしで書くのに労力のいる作品だなぁ。
とにもかくにも、色んな意味で、今までとは大きく異なりますね。

今回は、群像劇となっています。
読みながら、同じ電撃文庫の「バッカーノ!」を彷彿とさせましたね。
一つの大きな物語を、複数の視点から見ることで判明する驚きや、人と人とのすれ違いを面白おかしく描かれる群像劇の特徴がよく出ていたと思います。
少々クドさを感じるくだりもあったりして、読むのに時間がかかりましたが、嫌いじゃないですね。

ただし、正直なところ、みーまーシリーズの本編で語られるべき内容だ……とは言い切れないものでした。
××が主人公役ではなく、ほぼ関係のないところで話が進みますからね。
そもそも、××視点が全体の2割程度しかないってのがおかしいでしょう。
内容の是非は関係なく、みーまー成分を感じられないところに問題がありかと思われます。

とはいっても、全面的に否定するわけではありません。
××がフラグをことごとく回避する様は、それはそれでアリだと思うんですよ。
悪意に対する嗅覚が並外れている彼が、事件に関わらないように立ち振る舞うのは新鮮です。
それに今回の主役たちとの絡みもあって、他者視点から××がどう映るのかという面白さもありました。
ただ、過去最大のページ数を費やして、主人公が脇役以下ってのは残念だなと感じました。
もっと短く絞っても良かったんじゃないでしょうかね。

個性的な登場人物が多く、覚えるのは苦になりませんでした。
どうやら著者の他作品のキャラクターも数多く登場していたみたいで、みーまー以外では電波女しか読んでいない自分としては、分かるネタが少なくて悔しかったですね。
「おかしなおじさん」と「じさつしたあねをもつひと」がお気に入り。
××や湯女に比べたら、物凄いまともな文章が多くて読みやすかったのは長所、なんでしょうね。
あの騙りが好きで読んでいる人にとっては、物足りないと思います。

みーまーシリーズが好きなのか、入間人間さんの書く作品が好きなのかで評価が変わる内容でした。
ちなみに、自分はどちらかといえば後者の方なので問題ありませんでしたね。

……と、ここまでだったら可もなく不可もなくといった無難な内容かなーで終わったのですが。

最後の最後で来ましたね。
全く予想が出来なかったわけではありませんが、この巻で仕掛けがあるとは思いませんでした。
ってか、今もなお意味不明過ぎて衝撃を受けているのかどうかも良く分かっていません。
胸の辺りで黒々としたものが渦巻いているような感覚があるんだけれど、それを上手く言語化できない状態です。
何せ、嘘で有名な作者ですから、素直に信じていいものかと。
一冊かけて新たに練られた伏線で、嘘ではないと思いますけど……。

次巻が怖い。

今作品を舞台にした新キャラクターたちの群像劇でみーまーシリーズとしては変化球

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん  入間人間    評価B+ 

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“文学少女”と恋する挿話集2 

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)
(2009/08/29)
野村 美月

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読書期間:2009/9/9~2009/9/11

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
青春 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

親切だけどお節介で早とちりなななせの親友・森ちゃん。そんな彼女に恋する少年・反町の前に、“文学少女”が現れて――!?
『“文学少女”と愛を叫ぶ詩人』、心葉に恋するななせの切ない胸の裡を描く『ななせの恋日記』ほか、今回はななせ&森ちゃん達をメインに贈る、物語を食べちゃうくらい深く愛する“文学少女”の、恋する挿話集第2弾!!
時に本編で語られなかった秘めた想いまでもが描かれる、甘く切なくほろ苦い、珠玉の恋のエピソード集。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


文学少女シリーズ短編集第2弾。
劇場版アニメのGW公開も決まり、本編が終わっていてもまだまだ勢いは止まらない模様です。

さて、今回の短編は以前から公言されていた通り、ななせの登場頻度の多い内容となっています。
とはいえ、メインの役柄かといわれると、ちょっと違う気がしますね。
ななせの親友の森ちゃんに想いを寄せる反町くんがこの巻の主役だと思われます。

本編では描かれなかった、ななせ&森ちゃんサイドを反町くん視点で語られています。
少し期間が空き、かつ客観的な視点からみると、癖の強いキャラが多いことに改めて気付かされますね。
言葉は悪いですけど、高校生としては異常な人物ばかりですからねぇ。
そんなキャラ色の濃い人物が多い作品において、反町くんや森ちゃんの普通っぽさが新鮮で救われるような気分になります。
特に反町くんは等身大の青春を過ごしていて、共感しやすかったですね。
心葉より、よっぽどイイ男な気がするw

反町くんの話はちょっと甘めのラブコメで、笑えるシーンも多く楽しく読めました。
一方で、その合間に語られるななせの変化が本編を思い出させて、切なくなります。
本編の裏側を見ると、心葉の非道さが際立つなぁ……w
心葉が主役のエピソードは完全にギャグ路線で面白かっただけに、ギャップが激しい。

最後を飾る「ななせの恋日記 特別編」は、本編でななせが一番幸せだった頃の話。
待望のエピソードだったはずですが、実際に読んでみると胸が痛くなりますね。
やはりこの先の結果を知っていると、単純に甘酸っぱさに浸れないのは仕方ないか。

ボリュームもあり非常に満足感のある短編集でした。
でも、外伝はともかく短編集は無理に続けようとせず、キリのいいところで終わらせて欲しいな。
引っ張り続けていても、あまりいいことはないでしょうしね。

第三者の視点から語られる心葉・遠子・ななせの物語が作品内の世界を広げてくれています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  文学少女  野村美月  竹岡美穂  評価B 

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「このライトノベルがすごい!2010」作品別平均点ランキングTOP10 

「このライトノベルがすごい!2010」を読んでいて思ったこと。
BBBの評価が低いのは、やはり作品自体があまり知られていないからなんだろうなぁと。
票数に対して点数が高めであるのが、まさにその証拠。
もしかしたら、BBBと同じく埋もれている作品がこのランキング内にもあるのかもしれません。

というわけで、獲得点数の平均点をランキングにしてみました。

順位総合作品名レーベル平均点
147「耳刈ネルリ」シリーズファミ通文庫5.06
210蒼穹のカルマ富士見ファンタジア文庫4.80
334円環少女角川スニーカー文庫4.78
420BLACK BLOOD BROTHERS富士見ファンタジア文庫4.57
530アンゲルゼコバルト文庫4.55
660翼の帰る処幻想ファンタジアノベルス4.47
742サクラダリセット角川スニーカー文庫4.21
86黄昏色の詠使い富士見ファンタジア文庫4.15
945らじかるエレメンツGA文庫4.09
1039蒼海ガールズ!GA文庫4.00

点数を票数で割った数が大きい順で並べてみました。
平均が4点を超えたのは、以上の10作品です。

今更「このラノ」の計算方式を説明するまでもないかもしれませんが、好きな作品1位が5点で、順位を下げるごとに1点ずつ下がり、5位で1点となる方式となっています。
ただし数十人の協力者だけは1位が10点で、5位が6点となる計算となっているため、平均点が5点を上回ることもありえるわけです。

このランキングで上位に入る作品の傾向としては、

・知名度は低いが質が高いおかげで読んだ人は高得点をつける
・人を選びまくる作品でハマれば高順位、駄目な人は全く受け付けない類のモノ
・読者層が絞られる、または単純に読者数が少ないレーベル
・協力者の大プッシュ
・固定ファンがいる作者


これらのいずれかに当てはまる可能性が高いと思います。
上位に連ねている作品が全て誰にでも楽しめるものではないでしょうが、掘り出し物探しとしては悪くないかと。

平均点1位の「耳刈ネルリ」シリーズは、正直なところ聞いたこともなかったです。
どうやら癖の強い作品らしいので、今度本屋でちょっと冒頭を読んでみて面白そうだったら買おうかなと思います。

2位の「蒼穹のカルマ」は、総合TOP10入りの意外性を証明した形となりましたね。

3位の「円環少女」は、感想を書いている人は少なめでも絶賛している人が多くて気になっていた作品でした。
ただ、近場の本屋で売っていないため、ネット上で注文しようかと考え中。

予想通り平均点の高かった「BLACK BLOOD BROTHERS」は4位。
この作品は何となく読者の平均年齢が高そうな印象がありますね。

5位はコバルト文庫より「アンゲルゼ」、6位は幻想ファンタジアノベルスより「翼の帰る処」。
どちらもレーベルの関係で点数が集まりにくかったんだろうなと予想できます。

サクラダリセット」が7位に入りこんだのは意外でした。
思っていたよりも作品が知られていなかったということなんでしょうかね。

8位は「黄昏色の詠使い」。
このラノでは上位常連作品にも関わらず、あまり読者数は増えていないのかな。

9位と10位は白鳥士郎さんの「らじかるエレメンツ」と「蒼海ガールズ!」。
しっかりと固定ファンをつけているようで、注目しておきたい作者さんですね。

さすがというか、電撃文庫はランク入りしませんでしたね。
キッチリと売っている印象があり、下位で投票する人がいるおかげで平均点が伸び悩むのではないかなと思います。
ちなみに、電撃文庫で一番平均点が高いのは「GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン」です。
面白いと分かっていてもあの厚さに躊躇う人もいるでしょうから、この結果には心の底から納得。

耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)
(2009/01/30)
石川 博品

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テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: このライトノベルがすごい! 

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このライトノベルがすごい!2010を買ってきた 

このライトノベルがすごい! 2010このライトノベルがすごい! 2010
(2009/11/21)
「このライトノベルがすごい!」編集部

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このライトノベルがすごい!2010」を回収してきました。
既にネット上である程度の順位については見てしまいましたが、それでもじっくり読むために買いました。
大体、この手のランキングは上位よりも下位の方が面白味があるものですしね。

ランキング結果に触れるため、念のために伏せておきます。
-- 続きを読む --

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: このライトノベルがすごい! 

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二人で始める世界征服4 

二人で始める世界征服4 (MF文庫J)二人で始める世界征服4 (MF文庫J)
(2009/08/21)
おかざき 登

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読書期間:2009/9/8

【評価……C+
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ほのぼの ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

どこにでもいる高校生の赤尾竜太は、実は悪の秘密結社デーモンテイルで活躍するドラゴン・リンドヴルム。
もちろん学校のみんなには秘密……なんだけど、最近、龍造寺八都子さんがリンドヴルムの正体を疑い始めた!
リンドヴルムの家族や年齢を訊いてきたりする龍造寺さんに、妙に危機感をつのらせたのは千紗とありす。
「大変です。ドラゴン大好きなヤトさんが正体を知ったら、竜太さんを誘惑しちゃうかもしれません!」
そこ、心配するとこですか?
そんなある日、僕と千紗は前から約束していたデートにでかけることに。
――混戦する恋模様の世界征服コメディ第4弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


ゆるゆる悪の秘密結社ラブコメディ、第4巻。

表紙とあらすじにもあるように今回は八都子の回です。
これまで恋愛模様に関して若干距離のあった八都子ですが、いよいよ本格参戦となります。

個人的には、女の子としてはともかく、キャラクターとしては千紗やありすよりも見ていて楽しいので、応援したいなーと思っていました……が、うーん、今回の八都子は微妙。
八都子らしさは爆発しているんだけれど、主人公サイドから見るとウザく見えてしまう描き方なんですよねぇ。
コメディとしての面白さの前に、度が過ぎている行動に竜太と同じく引いてしまいました。
好きなキャラなだけに、これは残念。

千紗とありすは、今まで同様に鈍感というレベルじゃ片付けられない竜太にアプローチをかけています。
突っ込む気も失せるぐらいの鈍感さについては、4巻にもなると、さすがに厳しくなってきますね。
これで女の子たちの好意に気付かないのは無理があるだろう、とw

ストーリーもまた大半を同じことの繰り返しで占めていて、少し退屈。
かといって、バトル要素は大して盛り上がらないしなぁ。

次が最終巻ということですが、果たしてどのように完結するのか。
願わくば、初期の頃のデーモンテイルの活動をもう一度見てみたいんだけど……尺的に難しそうだなぁ。

加減を知らないお嬢様のアタックに色んな意味でタジタジ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  二人で始める世界征服  おかざき登  高階聖人  評価C+ 

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偽りのドラグーン 

偽りのドラグーン (電撃文庫)偽りのドラグーン (電撃文庫)
(2009/08/10)
三上 延

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読書期間:2009/9/4~2009/9/7

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

レガリオン帝国の急襲。そしてアバディーン王国は地上から消滅した。最愛の兄を失い、復讐に燃える亡国の王子ジャン。だが、相手は超大国……。ジャンの想いは空回りするばかり。そのとき運命は彼に転機をもたらす。
「あなたを騎士学院に入学させます」
美しき少女は無表情を崩さずそう言った。竜と契約し空を駆り、強力な力を振るう竜騎士。一握りのエリートにだけ許された竜騎士養成学院へ、ジャンを入学させるという。だが、それは亡き兄になりすますという偽装入学だった――。
眠りし己の力を知らず、竜騎士に力を求めた少年の物語、ここに開幕!!

【感想】


元王子の少年が竜に乗り復讐を果たさんとする王道的な中世風ファンタジー。
「モーフィアスの教室」に続く、三上延×椎名優のタッグによる新シリーズです。

なかなか面白かったです。

亡き兄の代わりに入学した竜騎士養成学校で、奮闘する主人公ジャンの話。
力を身につけて復讐を誓うわけですが、そこまで切羽詰まった感じはありません。

「とある飛空士への恋歌」と被っているところが多く見られますね。
まぁ、よくある設定なので仕方ないのですが。

伏線をしっかりと張りつつ、1巻だけでもちゃんと起承転結で締めているところは好印象。
なおかつ今後のキーとなる謎を既にいくつか仕込ませているため、先が気になる内容となっています。
導入部分としては無難な出来だったのではないでしょうか。

キャラクターの魅力もよく出ていたと思います。
ときどき熱くなってしまうこともあるけれど捻くれることはない実直な主人公・ジャン
美麗な容姿をもちながら独りを好むヒロインで、クーデレ化の期待が持てるティアナ
そして今回一番おいしい場面が多かった、クールでありながら内に燃えたぎる闘志を秘めたクリス
主要キャラ3人のベースとなる性格を、物語と絡ませながら上手く表現されていて、非常に読みやすかったです。

イラスト担当の椎名優さんは、さすがの貫録で見応えバッチリです。
カラーはともかく白黒になると途端に味気ないものになってしまう絵師が多い中で、この表現力は素晴らしいの一言。
この絵のためにも、続きを買い続けたくなるぐらいですね。

まだまだ序章に過ぎず、これからどんな展開で進むのか。
ある意味、勝負は次の2巻からでしょうね。

安心感のある文章で語られる中世風ファンタジー世界を舞台にした学園モノ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  偽りのドラグーン  三上延  椎名優  評価B 

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努力が報われる瞬間 

PONTAさんの発光の瞬間に立ち会ってきました。
何故かタイミングよくみんなログインしていたので、はからずとも発光式みたいになりましたね。

転生オーラが生まれた瞬間

発光おめでとうー!
2倍期間があったとはいえ、約2週間で経験値300M稼いだことになるわけですか。ぱねぇ。

そういえば、発光する瞬間どころか、誰かがレベルアップするところを見るのも久しぶりな気がする。
最近は、1レベル上げるのに苦労しますから仕方ないか。

二人目の転生オーラ

あとは三次職が実装されるまでに、じっくりとジョブを上げるのみですね。

テーマ: ラグナロクオンライン

ジャンル: オンラインゲーム

タグ: ラグナロクオンライン 

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諦めなかった者だけが辿りつける境地 

結局、経験値2倍週間は最初の3日しかログインできませんでした。
レベルは2つあがって、75にはなりましたが……うーん、もう少し上げたかったなぁ。
リアル事情も重なっていたので、仕方のないことではあるんですが。

そして、知らぬ間にヒザシが転生オーラになっていました。

身内で初の転生オーラ

発光おめでとう~。
後半は、本当にあっという間だったね。

PONTAさんも同じくして発光間近だそうです。
いやはや、凄いとしか言いようがありませんね。
二人の頑張りには僕も見習わないといけないのかもしれないけど、昔ならともかく今の僕には真似できそうにありません。

さて、経験値とドロップ率の上昇期間が終わり、代わりに新パッチが来ました。
イグドラシルの実装です。

http://www.ragnarokonline.jp/gamedata/episode/091117/index.html

さっそく新MAPを覗いてきました。
ダンジョンはクエストをしないといけないらしいので、実装された2つの町のうちの1つ、「鉱山の街マヌク」に行ってきました。

極寒の地マヌク

SSでは伝わりづらいですが、なかなかの絶景でした。
でも、僕ら以外にはほとんど誰もいませんでした。

以前みたいに新パッチのお祭り騒ぎみたいな楽しみはなくなってしまったなぁー。
転生職PTを前提した鬼畜mobや、新ダンジョンに入るのにクリアしなければならない前提クエストなど、やる気がどうも出ないんですよね。
ニブルとかアインブロックが実装された時みたいな、みんながダンジョンに押し寄せて、ワイワイと騒ぎながら適度な強さを持つ新mobを叩くノリがなくなってしまったのは非常に残念。
夏休みの盆踊り会場のように、すれ違う知り合いを横目で見つつ仲間と盛り上がるのが面白かったんだけどな。
はいはい、懐古厨乙。

テーマ: ラグナロクオンライン

ジャンル: オンラインゲーム

タグ: ラグナロクオンライン 

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バカとテストと召喚獣6.5 

バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)
(2009/08/29)
井上 堅二

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読書期間:2009/9/3

【評価……A-
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
バカ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ギャグ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆
 … 7

ついに登場!秀吉の姉・優子がFクラスに!?『アタシと愚弟とクラス交換』、夏休みはみんなで海にバカンスだ!衝撃シーン満載の『僕と海辺とお祭り騒ぎ』前後編、神童と呼ばれていた少年と物静かな少女、二人の学校生活で起こった小さな事件『雄二と翔子と幼い思い出』の4本で贈る、青春エクスプロージョンショートストーリー集第2弾!
「……?何故だか男として扱われた記憶がないのじゃが……!?」(by 比較的胸が小さい方の木下)

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


バカだけど憎めないキャラばかりの人気シリーズ。
今回は、短編集の第2弾となります。

やっぱり安定して面白いなぁ。
初期のころと比べてインパクトこそ欠けますが、ギャグのキレに衰えは感じさせません。
似たような内容を繰り返しているのに、いつまでも笑えるってのは素晴らしい。

全4章のうち、いつものバカ騒ぎが3編、ちょっぴりシリアスな過去話が1編となっています。

『アタシと愚弟とクラス交換』
秀吉と同じ容姿であり、かつ本物の女の子でありながら不遇であった木下優子が主役のお話。
……のはずが、やはり秀吉においしいところを奪われてしまっているよーな?
バカや変態ばかりのこの作品においては、(まだ)常識人だなぁ。
今後、道を外す可能性大だけどw
話的には、とりあえず優子の話を書いてみましたって程度だったので、もう少し膨らませて欲しかったかな。

『僕と海辺とお祭り騒ぎ』
夏休みにみんなで海で遊ぶという定番イベントの話。
この小説はいつもそうだけど、サービスシーンの性別がおかしいw
特定の層に狙いすぎ……かと思いきや、洗脳されかねない破壊力はさすが秀吉の生みの親というべきか。
それにしても今更言うまでもないことだけど、明久も雄二もバカだよなぁー。
何度痛い目あっても学習しない彼らが大好きです。

『雄二と翔子と幼い思い出』
ラストを飾るのは、雄二と翔子の過去話。
翔子が雄二に惚れるきっかけとなったエピソードが描かれています。
これはなかなか良かった。
二人とも、今とは全然違う姿で新鮮でした。
雄二がどうして神童と呼ばれていたのにもかかわらずFクラス代表に留まっているのかの理由も判明して、スッキリ。
でも、翔子の愛情が何故暴力的になってしまったのかは未だ不明のまま。
あんなにも純真だった翔子はどこに消えてしまったんだ……。

ところで、感想を書くために、もう一度読んでみたら思いのほか面白くて思わず評価を改めてしまいました。
初見の時は、ギャグに慣れてしまったかなーと思ったんですが、違いますね。
期待しすぎてハードルを上げてしまったんでしょうね。

相変わらずイラストは可愛くて楽しいものばかりで嬉しい限り。
不満点といえば、秀吉の絵が少なかったことくらいです。
まぁ、出番の少なかった姫路や美波よりはマシか。
次はヒロインたちに見せ場があるといいな。

性別の境界線を度々侵す男性陣の体の張りっぷりに新たな道に目覚めそうになる

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バカとテストと召喚獣  井上堅二  葉賀ユイ  評価A- 

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【スラムダンク】 湘北 vs 海南 1Q [NBA2K9] 

今のゲームってここまで凄いのね。



「NBA 2K9」というPS2・PS3・Xbox360で発売されているゲームでスラムダンクのキャラクターを再現した動画です。

どいつもこいつも似すぎてて吹いたw
そして、動きが滑らか過ぎて驚く。
何という再現率。
昔、漫画を読んでいて実際の動きをリアルタイムで見たいなぁとよく思ったものですが、もうそれが現実に実現可能なところまで来ているんですねぇ。

この動画を見ていたら、もうスラムダンク熱が高まってしまい、思わず原作を読みなおしてしまいました。
自分が所持している山王戦(25~31巻)だけですが。

いやー、やっぱり最高の漫画だわ。
これだけ熱狂し、感動できる漫画は他に知りません。
スポーツ漫画というジャンルにおいては、まず間違いなく一番好きな作品ですね。

置く場所にさえ困らなければ、完全版を大人買いするんだけどなー。
あと、このゲームのスラムダンク版が出てくれれば、絶対に買っちゃうだろうな。

テーマ: スラムダンク

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: スラムダンク  ニコニコ動画 

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七夕ペンタゴンは恋にむかない 

七夕ペンタゴンは恋にむかない (ガガガ文庫 い 1-3)七夕ペンタゴンは恋にむかない
(ガガガ文庫 い 1-3)

(2009/05/20)
壱月 龍一

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読書期間:2009/8/30~2009/9/2

【評価……B-
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
青春 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

「7年に一度の“晴れ七夕”の日に、神様と交わした約束を守れば願い事が叶う」
そんなおとぎ話のような伝承が残る星無町で、同じ7月7日に生まれ、共に育ち、七夕の日に神様の前で永遠の友情を誓った、湊、橙、伊緒、あかり、鈴。
5人の“特別な関係”はしかし、突然のあかりの転校によって崩れてしまう。
それから2年後の初夏。星無町に戻ってきたあかりは悲壮な決意を抱えていた。その告白から変わりゆく5人の関係――。
「……昔みたいな友達には、もう戻れないの?」
片想いのペンタゴンから生まれた、ひと夏のキセキ。

【感想】


七夕が誕生日の幼馴染み5人による青春恋物語。

同じ日に生まれ、同じ町で育った男2人と女3人の仲良しグループ。
主人公・秋坂湊はいつまでもみんな仲良く過ごせることを願い、信じていた。
しかし、ある日、仲間の一人である瑠璃島あかりの突然の転校により、五角形が崩れていく。
2年後、成長したことにより付き合いが変わり始めた4人のところに、あかりが戻ってきたことで、物語が大きく動き始めます。

ちょっぴり甘酸っぱく、ほろ苦い青春モノとしてはなかなか良好です。
恋愛感情を覚えてしまった思春期の少年少女が非常によく描かれていると思います。
ただし、中盤までは。

うーん、終盤に入って方向性が変わってしまったのが痛かったなぁ。
それまでの本筋を放り出して、別の話が介入してきた違和感が最後まで拭いきれませんでした。
何だか落とし所が逃げている感じがして、少し残念。
最後まで真っ向から勝負して欲しかった。

キャラ描写にもいくつか問題点がありますね。
まず、湊が幼すぎること。
無邪気といえば聞こえはいいかもしれませんが、考えが足らなさすぎます。
基本的に、湊の視点で進んでいるので、人を選ぶこの性格は失敗だったんじゃないかなぁ。
脇役であれば、純真キャラとしてのポジションもありだったのですがね。

次に、5人の話なのに、1人だけ蚊帳の外状態になっている人物がいること。
誰とはいいませんが、これなら登場させなくても良かったんじゃないのか?というレベルです。
もうちょっと絡ませて欲しかった。

面白かっただけに、勿体無いと思えてしまう作品でした。
5人がピースしているカラーイラストは無茶苦茶好きだったんだけどなぁ。
もっと上を狙えただけに、惜しい。

幼馴染み5人の変わりゆく関係を描いた青春ラブロマンス

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  七夕ペンタゴンは恋にむかない  壱月龍一  轟そら  評価B- 

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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル3<中>  

終わりのクロニクル3〈中〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)終わりのクロニクル3〈中〉―AHEADシリーズ
(電撃文庫)

(2004/06)
川上 稔

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読書期間:2009/8/23~2009/8/29

【評価……B
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

黒の武神を駆り、UCATに属さず3rd-Gと戦闘を繰り返してきた飛場と美影。だが、美影は敵の手に落ち、概念空間に連れ去られてしまった。そんな彼女を取り戻すため、佐山たち全竜交渉部隊は飛場とともに3rd-Gとの激しい戦闘を開始するが……。
そして、様々な謎と思惑が交錯するなか、遂に“軍”がUCAT本部へ破壊工作の手をのばす!
神々の力を持つ人々が創り上げた自動人形と武神の世界――3rd-Gとの全竜交渉、いよいよ佳境!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


終わりのクロニクル3章、中編。

ここまで上下巻で収まっていた中で、シリーズ初の中巻となります。
それにも関わらず、容赦のないページ数で相変わらず読むのに時間がかかりますね。

3rd-Gの話のはずなのに、謎の大半は判明しないままストーリーが進みます。
主人公・佐山以外の視点から語られることが多く、もはや登場人物全員が主人公並みに丁寧に描かれています。
キャラ数も半端じゃないのに、こんなことやっていたら、そりゃあいくら紙面があっても足りないよなぁ。

ひたすら設定や伏線、フラグなどを張り巡らせる地味な展開で、物語的には少々退屈だと言わざるをえません。
キャラ同士の妙にエロい掛け合いなどは確かに楽しいのですが、癖が強くて胸焼け気味。
川上節というフィルターをかけられて、登場人物が皆どこか似ているんですよねぇ。

とうとう“軍”がUCATと接触を試みるところは、ストーリーが動いているはずなのに、コメディ調となっているため緊迫感が全くありません。
これはきっと狙ってやっているんだろうけど、もうちょっと真面目にやれと突っ込みたくなるくらいです。

ひとまず登場人物たちの整理をしてみた、といった内容ですね。
うーん、厚さの割に語ることがあまりないなー。
普通に面白かったんですがね。
描写が分割されすぎて、特定のキャラに思い入れることが出来なかったのが痛かったか。

土台を固め続けるかのような内容なので、焦らずじっくりと読むのがオススメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  終わりのクロニクル  川上稔  さとやす  評価B 

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年末年始のライトノベル購入リスト 

いつもの不定期購入リスト、年末年始編です。

注目は何と言っても「メディアワークス文庫」でしょう。
「電撃文庫を読んで大人になった読者へ」というコンセプトで新たに創刊されるレーベルです。
電撃文庫の誇る豪華執筆陣による新作ラインナップには期待せずにはいられません。
下で挙げた以外にも、有川浩さん、杉井光さん、さらにタイトル未定ながらも1月発売予定の紅玉いづきさんの本も興味がありますね。

MF文庫 2009年11月25日発売

▼『僕は友達が少ない2

ケンカするほど仲がいいを地で行くラブコメ。
もしかしたら、今一番続きが気になっている作品。
はたして1巻の面白さは本物なのかどうか。

▼『二人で始める世界征服5

ほのぼの系ラブコメ、最終巻。
あまりダラダラと長く続けるものでもないので、この辺りで終わるのは賢明かもしれませんね。
最後まで和やかな気分で読めると嬉しい。

◆角川スニーカー文庫 2009年12月1日発売

▼『会長の切り札 逆転プランの用意あり!

現代版国盗絵巻、最終幕。
3巻は微妙だったけど、ここまで来たら最後まで読みます。
着地点が気になるところ。

◆電撃文庫 2009年12月10日発売

▼『ソードアート・オンライン3 フェアリィ・ダンス

仮想現実世界で繰り広げられる人間ドラマ。
新章突入のようですが、どう展開するのかさっぱり読めません。
不安もありますが、それ以上に期待が大きいですね。

◆メディアワークス文庫 2009年12月16日発売

▼『カスタム・チャイルド ―罪と罰―

壁井ユカコさんのメディアワークス文庫第1弾となる作品。
まさか、この作品の新しい物語が読めるとは。
電撃文庫版と舞台は同じで、主人公が異なるそうです。

▼『探偵・花咲太郎は閃かない

入間人間さんの新シリーズ。
みーまー8巻で出てきた彼の物語ですね。
これは買わざるを得ない。

▼『龍盤七朝 ケルベロス 壱

とうとう来ました、古橋秀之氏による龍盤七朝。
やっとこれでシェアードワールドを名乗れますね。
そして、これを機に秋山瑞人さんも続きを書いてくれることを切に願います。

◆ガガガ文庫 2009年12月18日発売

▼『とある飛空士への恋歌3

空と恋の青春物語。
土台は出来あがっているので、そろそろストーリーの方も進展して欲しい。
平和なラブコメ展開も悪くはないのだけれどね。

◆富士見ファンタジア文庫 2009年12月19日発売

▼『生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7

アニメ化真っ最中の生徒会パロコメディ、通算9冊目。
まぁ、読まなくても大体内容は分かるというか、いつも通りでしょう。
予想できる面白さってのは、驚きはないけれど安心感があるので嫌いではないです。

MF文庫 2009年12月25日発売

▼『三流木萌花は名担当!2

ライトノベルの楽しい書き方、MF文庫版。
続巻が出ることを意識してなかったなー。
そこそこ面白かったけれど、一発ネタ臭が強かったのでちょっと心配。

ファミ通文庫 2009年12月26日発売

▼『バカとテストと召喚獣7

言わずと知れたラノベ界のバカ小説代表。
コメディ要素だけではなく、ストーリーも少し気になり始めました。
発売日がアニメ放送直前なので、何か連動企画でもありそう。

▼『DVD付特装版 “文学少女”見習いの、傷心。

GWに上映開始となる文学少女シリーズ外伝2巻目。
映画のPVやオリジナルアニメが収録されたDVD付きのものと、通常版の2種類が刊行されます。
もちろん自分はDVD付特装版を予約済み。

◆電撃文庫 2010年1月10日発売

▼『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり

みーまーシリーズ、通算10冊目。
前回、とんでもない引きで終わっていて、先が非常に気になります。
サブタイトルが何とも不吉……。

▼『俺の妹がこんなに可愛いわけがない5

電撃文庫2009年上半期シリーズ売り上げ3位の人気作。
まぁ、内容が飛びぬけて他より優れているわけではなく、宣伝が上手かっただけだと思いますがね。
これも安定したラブコメとして読めます。

▼『空ろの箱と零のマリア3

人間の影を巧みに描いた作品。
まさか、著者がこんな短期間に新刊を出してくれるとは思っていませんでした。
これは素直に嬉しい。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 購入リスト 

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経験値&ドロップ率フィーバータイム 

経験値2倍とドロップ1.5倍のボーナス期間に突入しました。
景気がいいなと思っていたら、世界大会で日本勢が優勝したおかげらしいですね。
RWCなんて全く興味なかったので、今知りました。

ジョブ38

そんなわけで、普段のんびりと狩っている自分も少しは頑張ってみようかなーと思ってます。
あまりにもマイペース過ぎて、全然レベルが上がらないんですよね。
ちなみに、スタート時はBLv73/JLv38です。
2,3レベルぐらいは上げたいなー。

狩場は、とりあえず聖域2Fで狩ってますが、本気で狩るには微妙なところ。
経験値もドロップもおいしい狩場って、ないものかなぁ。

テーマ: ラグナロクオンライン

ジャンル: オンラインゲーム

タグ: ラグナロクオンライン 

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ソードアート・オンライン2 アインクラッド  

ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)
(2009/08/10)
川原 礫

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読書期間:2009/8/18~2009/8/22

【評価……B+
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
SF ★★★★★★★★☆☆
 … 8

クリアするまで脱出不可能のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』に接続した主人公・キリト。最上階層を目指す≪攻略組≫の彼以外にも、様々な職業や考え方を持つプレイヤーがそこには存在していた。
彼女たちはログアウト不可能という苛烈な状況下でも、生き生きと暮らし、喜び笑い、そして時には泣いて、ただ≪ゲーム≫を楽しんでいた。≪ビーストテイマー≫のシリカ、≪鍛冶屋≫の女店主・リズベット、謎の幼女・ユイ、そして黒い剣士が忘れることが出来ない少女・サチ――。
ソロプレイヤー・キリトが彼女たちと交わした、四つのエピソードを、今紐解く。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


バーチャルの世界に閉じ込められた人たちの日々を描いた、SAO第2巻。
1巻で綺麗に終わっていたのでどう繋げるつもりかと思いきや、中身は外伝的な短編集でした。

なにはともあれ、まずはこれを言っておかなければなるまい。

何だ、この天然タラシは……。
誰かのことかというと、我らが主人公・キリトのことです。

全4章からなる構成で、そのいずれにおいてもキリトが登場する女の子に惚れられていきます。
数少ないといわれている女性プレイヤーをことごとくオトしていく手腕には驚かされますね。
しかも、本人にその自覚がないとは……呆れを通り越して、恐れさえ抱きます。

一体、どこがソロプレイヤーだよ!是非そのテクニックを教えてください。
まぁ、MMO経験者からすれば、こんなに寄り道していたら最前線に立てないよなぁと思ったり。
キリトを通して、俺TUEEEという感覚を読者が味わえるのはいいんですが、少々度が過ぎるかなとも感じました。

ストーリーは、世界観的にコメディには偏らず、基本的にシリアス路線。
高レベルプレイヤー以外だけではなく、中級者や脱落者など、1巻では描ききれなかったプレイヤー層の話が、世界をさらに広げ深みを与えてくれています。

心の温度」と「赤鼻のトナカイ」が特に良かった。
種類は違うけれど、どちらも胸が締め付けられるような切なさや苦しみがありました。
順序的にはこうするしかなかったと分かりますが、それでも1巻よりも先に読むことができていれば、キリトやアスナの心情をより把握できてよかったんですけどね。

長編で得られる充実感などはないけれど、十分に面白かったです。
短編集だからといって切ってしまうのは勿体無い出来なので、飛ばさずに読むことをお勧めします。

女性視点から見た主人公キリトのSS集に近い印象

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ソードアート・オンライン  川原礫  abec  評価B+ 

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電撃文庫2009年11月購入作品+α  

今月の電撃文庫をフラゲしてきました。

考えてみれば、本屋に寄ったのは1ヶ月振りかもしれません。
電撃文庫以外のレーベルで発売日に買いたい本があまりないので、わざわざそれだけのために本屋に行くことがないんですよねぇ。
まぁ、昔なら暇さえあれば本屋に寄っていたんですが、今はその時間があればむしろ本を読みたいと思うようになりました。
時間の使い方が大きく変わりましたね。

電撃文庫09年11月+α

11月の電撃文庫新刊3冊とその他6冊。
ほぼ予定通りの回収となりました。

・『電波女と青春男③
何故、野球……?
エリオの表情が巻を追うごとに豊かになっているのがよく分かるなぁ。
黒依さんから推奨されたこともあって、まず最初に読む予定。

・『偽りのドラグーンⅡ
早くもシリーズ2巻目。
まだ感想を書けていませんが、1巻が想像以上に面白かったので何気に期待大。

・『クロノ×セクス×コンプレックス①
個人的に久々の壁井ユカコさんの本。
1巻からナンバリングが付いているので、どうやらシリーズ化が約束されているようです。

ゼペットの娘たち2』(電撃文庫)
クイックセーブ&ロード2』(ガガガ文庫)
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc3』(ファミ通文庫)

現在読んでいる本の続刊、3作。
『ゼペットの娘たち』は今まさに読んでいる最中です。
半年前に買っていたのをようやく手に取ってみたら、これが意外と面白くて良かった。

ラ・のべつまくなし ブンガクくんと摩思議の国』(ガガガ文庫)
ごくペン!』(MF文庫)
友達の作り方』(HJ文庫)

電撃文庫以外から新作は3点。
どれもネット上で感想を読んで気になっていたものです。
最も期待しているのは『友達の作り方』。
HJ文庫は初めてになりますが、当たりっぽい匂いがしますね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 電撃文庫購入記録 

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「ファンタシースターポータブル2 スペシャル体験版」をプレイしてみた 

黒依さんから「ファンタシースターポータブル2」の体験版プレイを誘われたので、手を出してみました。
八神さんがハマっているという話を知って、一度公式サイトを見たことはあったのですが、個人的な趣味と合わないだろうなーと思っていました。
まぁでも、せっかく無料で試せるしわけだし、声もかけてもらったわけなので、軽い気持ちでやってみることに。

PCで体験版のデータをDLし、メモリースティックに移すだけかなと思ったら、話はそう簡単ではありませんでした。
数ヵ月ぶりに電源を入れたPSPで遊ぼうと思ったら、バージョンアップが必要といわれ、ネットワーク設定を一からやらざる羽目に。
考えてみれば、PSPを買って以来、一度もバージョンアップしてなかったなぁ。
結局、これだけの工程を行うのに1時間ぐらいかかりましたよ。

やっとのこさゲームを起動して最初の感想は、ムービーが綺麗だなぁということ。
最新のゲームは全然プレイしないため、時折新しいものをプレイするとグラフィックの美麗さには驚かされますね。
これで携帯ゲームとは、いやはや恐ろしい時代になったものです。

ニューゲームでスタートし、まずやることといえばキャラメイク。
これが楽しい。

実は、キャラメイク自体は物凄く好きなんですけど、3Dキャラには思い入れが抱きにくい性分だったりします。
ドット絵だったり、多少デフォルメが入ったりする方がやる気が出ます。
そういう意味で、個人的にモンハンにはあまりハマれず、ROを長年やっていたりするわけです。

で、PSPo2の場合はどうかというと、なかなかキャラ造形に自由が利くため悪くない印象です。
男キャラに絶望したものの女キャラはいい素材が多く、やりがいがありますね。

悩んだ挙句、種族は女ヒューマン、職業は初心者向けというハンター(近接職)を選びました。
出来あがったのは黒髪ショートというモロ好みの入った女キャラで、時間をかけた分、イイ感じに仕上がりましたね。
ここだけでも、さらに1時間ぐらいかかりましたw

正直、ここまでで十分堪能したんですが、まぁ一応ゲーム本編も1章だけプレイしてみました。
このシリーズは初プレイだったので、操作方法とかも全く知りません。
幸い、ストーリーを進めながら解説してくれたので困ることはありませんでした。
ただ、3Dアクションそのものが得意ではないため、立ち回り方を覚えた程度ですね。
基本的に攻撃はボタン連打しつつ、防御面は回避よりガード多用でいけばいいのかな?

まだ面白いかどうかの判断もできませんが、明らかにツマラナイってことはないですね。
本格的にプレイする予定は今のところありませんけど、体験版はちょこちょこやってみようかと思います。
あとは、できたらネットモードで遊べるといいな。

テーマ: ファンタシースターポータブル2

ジャンル: ゲーム

タグ: ファンタシースターポータブル2  PSPo2  PSP 

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世界平和は一家団欒のあとに⑧ 恋する休日 

世界平和は一家団欒のあとに〈8〉恋する休日 (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈8〉恋する休日
(電撃文庫)

(2009/08/10)
橋本 和也

商品詳細を見る
読書期間:2009/8/16~2009/8/17

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
家族愛 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ ★★★★★★★★☆☆☆
 … 7

柚島の誕生日を控え、美智乃にそそのかされた軋人はプレゼントを用意する。一方、柚島はいつも守ってもらっている軋人になにかお礼をしたほうがよいかと美智乃に相談を持ちかける。そして美智乃が暗躍した結果、軋人と柚島は郊外の大型ショッピングモールでデートらしきことをする展開に!?
そんな折、星弓家を訪れていた軋人の祖父・大三郎配下の煉次が不穏な動きを見せる。大三郎の亡くなった妻、織花と浅からぬ縁があった煉次は、過去の自らの想いと行動になにか思い残しがあるようだが――。過去と現在の恋が交錯するシリーズ第8弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


親しき間柄の愛情と優しさに心温まるシリーズ、第8弾。
今巻は美智乃を主役に置きつつ、軋人と柚島のウブな関係が描かれるラブコメ回でした。

うわぁ、あっまーい。
これはニヤニヤしてしまうわー。
二人のやり取りは、どれもこれもベタなんだけど、だからこそ余計に初々しく見えるとも言えますね。

これまでも、軋人と柚島のラブコメシーンは毎回挿入されていましたが、ストーリーの本筋からズレすぎないように調整されていたため、微妙に物足りなさを感じるものでした。
それが、今回で一気に補充された気分です。
柚島は、個人的な好みの女性のタイプでいえば少し離れているんですが、素直に可愛いと思えました。
キツめの性格の娘が照れたり焦ったりする姿は、やっぱりいいよなぁ。ツンデレ大好き。

しかし、サブタイトルから恋愛模様一色なのかと思いきや、メインストーリーは別でした。
軋人ら星弓家の子供たちにとっては、おじさん的な立場である煉次が、軋人たちに戒めようとする話。
多少強引な展開も目につきましたが、まぁこのレベルなら許容範囲内かな。

お節介ではあるんだろうけど、おじさんの言いたいことはよく分かるなぁ。
世の中、理不尽なことはいくらでも起こりえます。
星弓家の面々は、厄介事に巻き込まれる体質を持っているのだから、守ることが出来るだけの「力」が必要不可欠だと考えたのでしょうね。
おじさんのエピソードは、過去話として語られたので哀しい話だなって程度で済ませられましたが、もしも似たようなことが軋人たちの身に降りかかったとしたら、悲劇なんて言葉では片付けられないですよ。
それを身を持って体感してもらいたかったと考える煉次の不器用でちょっとウザったささえ感じる優しさが伝わってきて、ほっこりとしました。

さめだ小判さんの絵は、当たり外れが大きいなぁ。
時間さえかければ上手いんでしょうけど、雑な仕上がりが多くて少々残念。

燃え要素はほぼなかった回でしたが、十分面白かったです。
次は、七美のターンかな?
物凄い規模の話になりそうで、今から楽しみです。

友達以上恋人未満でありながら夫婦っぽい雰囲気を出す軋人と柚島のラブコメが素敵

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B 

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松井秀喜、ワールドシリーズMVP受賞! 

一体、松井に何が起こった!?……と思ってしまうぐらい、とんでもない活躍をしてくれましたね。
もちろん、実力も実績もある選手ですから、活躍すること自体は不思議なことではないのでしょうが、それでもこのワールドシリーズという大舞台で勝負を決する一打を放てるのは、まさしくスターの証でしょう。

先制2ランHRを含む3安打で、6打点はシリーズタイ記録とか。
ここまで松井が大爆発すると予想していた人は、どれだけいたのやら。
ポストシーズンの調子の良さから、またホームラン打ってくれるかもなーと思っていたら、想像をはるかに超えていました。

やっぱり日本人として、メジャーで活躍してる日本人選手のニュースは嬉しいもんだなぁ。
ここ数年、イチローに話題を独占されていましたが、松井としては面目躍如ってところですね。

現役日本人スラッガーとして、松井には頂点にいて欲しいという個人的な思いがあります。
巨人時代から好きな選手だったので、今回の大活躍はなおのこと嬉しかったです。

それにしても、ヤンキースの世界一は9年振りだそうですね。
いやはや、もうそんなに遠ざかっていたんですねぇ。
世代によってはヤンキースってあまり強くないよな?と思っている人もいたりしそうですw
球団側としては、松井との契約は悩むだろうなぁw

今年はWBCに始まり、ワールドシリーズで松井が締めてくれた野球ファンにはたまらない一年でした。






テーマ: メジャーリーグ

ジャンル: スポーツ

タグ: ニコニコ動画 

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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc2 

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2 (ファミ通文庫)ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2 (ファミ通文庫)
(2009/05/30)
田尾 典丈

商品詳細を見る
読書期間:2009/8/12~2009/8/15

【評価……B-
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
メタ ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

<世界改変>のエラーのお陰で愛するヒロインたちを取り戻した俺こと都筑武紀。みんなを幸せにする!――誓いを胸に激甘なハーレムライフを送る俺だったが、近頃学校では奇妙な噂が流れていた。
「伝説の木で恋愛成就」?
ちょっと待て、そんなゲームなかったか?まさか誰かが<世界改変>を!?そして、このタイミングでリアル幼馴染との再会なんてイベントも発生!!どうする俺!?
選択肢無限の真世界を奔走する、青春ADVノベル、待望の第2弾!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


リアルの世界にギャルゲーの女の子が現れたラブストーリー、第2弾。
1冊完結でもおかしくない内容でしたが、好評だったようで続きが出ました。

んー、悪くはないけれど1巻の完成度に比べると見劣りしてしまうかなぁ。
途中いくつか引っかかる点はあったものの、そこそこ面白く読めましたし、続きを想定していないような終わり方だった割には頑張ってたと思います。

設定は上手いところがあると同時に、突っ込みどころも多いですね。
おかげで、凝った内容も話の面白さに変換できていない感じして勿体無い。
活かしきれていない、とはまさにこのことでしょうね。

物語のリードが前巻とまるで異なるため、話の楽しみ方も変わっています。
前回は、現実世界にギャルゲーの設定が無理矢理組み込まれたために起こる齟齬や差異などが醍醐味でした。
まずギミックの面白さが前提にあり、それを巧く活用したストーリーも綺麗にまとめられていました。

しかし、今回は謎を主体とした展開で、それこそギャルゲーのシナリオのような作りとなっています。
これが読んでいて非常に分かりづらい。
オチを読ませないようにしたかったのかもしれませんが、この作品でミステリーをそこまで強く意識する必要性はないと思うんですけどね。

それにしても、武紀は成長したと思ったのに相変わらずヘタレ……というか、はっきりいって馬鹿だなぁ。
ヒロインの女の子たちを呼び戻すと決めたら、もう少し頭を使って行動するべきなのに配慮がなさすぎる。
せっかく株を上げたと思ったのに、同じようなことをされると興醒めしてしまいますね。

そんな主人公思想に取り憑かれた武紀に対して、現実的なツッコミをする高橋が一番魅力的です。
まぁ、高橋も読者からすればすっかり二次元の女の子になってしまっているのは問題ですが。

何だか、全体的に辛めの評価となってしまいました。
うーん、時間が経ってから冷静に考えてみると、面白かったというよりも穴が多かったという印象が残っていますね。

元々少なめだったコメディ分がさらに減り、シリアス方面に傾いています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  田尾典丈  有河サトル  評価B- 

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ドラマCD 神様のメモ帳「おしゃれサギ師の末路」 

『神様のメモ帳』ドラマCD『神様のメモ帳』ドラマCD
(2009/07/08)
イメージ・アルバム寿美菜子

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電撃文庫「神様のメモ帳」のドラマCDを購入しました。
ラノベ原作のドラマCDを買うのは、バカテスに次いでこれで2回目です。

購入理由としては、好きな作品だから単純に聞いてみたかったってのが一つ。
もう一つは、原作4巻で僅かに匂わせていた内容が気になったからです。

で、聞いてみた感想はというと……うん、まぁ悪くない出来でした。
なかなか面白かったと思います。
「神様のメモ帳」ファンで、ドラマCDという媒体に抵抗がない人なら概ね楽しめるんじゃないでしょうか。

ドラマCDとしては、そこそこ尺がある方で、全部で74分もの長さがあります。
上手い事まとまっていて、ストーリーそのものも楽しめました。
しかし、原作小説の凝縮された話と比べると、やはりどうしても簡素な印象を受けてしまいますね。
まぁ、セリフだけで構成するドラマCDでは限界があるので、仕方のないことではあるんですけどね。

欲を言えば、ゲストキャラよりもレギュラーメンバーの台詞を増やして欲しかったかな。
それでも主要人物にちゃんと見せ場が用意されているのは好印象でした。

キャラの声は大体合っていたと思います。
ナルミ役の阿部敦さんはバッチリでした。
禁書の上条さんの声で聞いたことはあったけど、こういうヘタレ系キャラでも案外イイね。

アリスは一番微妙だったかも。
寿美菜子さんといえば、「けいおん!」のムギ役で有名で、売り出し中の若手声優の一人です。
確かにアリスはキャラ的に淡々と同じトーンで喋るキャラではありますが、これは棒読みすぎるかなぁ。
声質は個人的なイメージとは違うだけで、アリかナシかといえば、アリだと思いますが。

少佐は幼さが残るダミ声で、まさに想像通りでした。
テツさんも演技が巧く、格好良い声で良かったです。
ヒロさん役は間島淳司さんで驚きましたが、配役的には間違ってませんね。合ってました。
四代目は渋くて野太かった。いくつだコイツと思いながら聞いてましたw
ミンさんはちょっと若々しいかなと思わないでもないですが、姉御肌の雰囲気は完璧でした。
彩夏は素直に可愛かったですw

そして、オリジナルキャラの相賀沢淳役の藤原啓示さんの暴走が面白すぎましたw
これは声だからこそ伝わってくるニュアンスですね。

当然、原作を読んでいなければ分からないネタばかりです。
ですが、原作を読んでいる人がみんな読まないといけないような内容かと問われればNOでしょうね。
岸田メルさんのイラストもジャケット以外は、オリキャラの絵が一枚あるだけで、いつもの面子は使い回しでしたしね。
個人的には買ってよかったと思えましたが、そんなに積極的にはお勧めできないかなといった評価に落ち着きそうです。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 神様のメモ帳 

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毛利小五郎の声優変更 

今から1ヶ月以上も前の話ですが、アニメ「名探偵コナン」の毛利小五郎役である神谷明さんが降板するというニュースが舞い込んできました。
Yahoo!のトピックスにもあったので、知っている人も多いと思います。

理由に関してはあれこれと噂が立ちましたが、結局のところ真実は闇の中。
一時期、神谷さんのブログにて、説明らしきものがありましたが、今では削除されているようですし。
それでも真相を知りたい人は、ここを覗けば少しは分かるかもしれません。

http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51330931.html

今週発売の週刊少年サンデーにて二代目小五郎には小山力也さんが選ばれたと発表がありました。
そして、さっそく土曜夕方に新・毛利小五郎がお披露目されたわけですが……。

うーん、やっぱり違和感ありまくりだなぁ。
10年以上も続いたアニメで、作中でも1,2を争うほどセリフ数の多いキャラの声が代わったんですから当然と言えば当然か。
それにしても、声と絵がバラバラに見えてしまうのは哀しいなぁ。

決して小山さんが悪いわけではないんですけどね。
渋い声を出す声優さんで、「はじめの一歩」の鷹村、「うたわれるもの」のハクオロはハマリ役でした。
人選は良かったと思いますが、キャラ的にはあまり合ってないかもしれませんね。
全体的に声が低すぎて、高音が出ていない感じがしました。
まぁ、それが神谷さんが作り上げた毛利小五郎であって、これから小山さんが新たな小五郎像を作っていくということなんでしょうけど。
どちらにせよ、受け入れるのには時間がかかりそうです。

今回の話はほぼシリアス演技一本調子だったので、まだまだ判断が難しいとも言えます。
小五郎のおっちゃんといえば、三枚目の演技も重要なので、日常パートが気になりますね。



まだ聞いていない人は、こちらからどうぞ。
サンプルボイスが聞けます。



神谷明さんの小五郎ボイスが聞きたいかたは、こちら。
当然ながらネタバレ満載です。
「ルパンvsコナン」のときの演技(15:31辺りから)は凄かったなぁ……。

テーマ: 名探偵コナン

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 名探偵コナン  神谷明  小山力也 

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