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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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2008年9,10月 読書記録 

2カ月おきの読書記録
今回は9月と10月です。

▼読了済み……23冊 (前々月比 +2冊)
▼積み本………21冊 (前々月比 +4冊)

▼9月の読書数……12冊

 『ヒトクイ』
 『“文学少女”と死にたがりの道化』
 『渚フォルテッシモ2』
 『“文学少女”と飢え渇く幽霊』
 『世界平和は一家団欒のあとに⑤ 追いかけてマイダーリン』
 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実』
 『ライトノベルの楽しい書き方』
 『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』
 『渚フォルテッシモ3』
 『ベン・トー2 ザンギ弁当295円』
 『神様のメモ帳3』
 『モーフィアスの教室2 楽園の扉』

▼10月の読書数……11冊
 『ゴールデンスランバー
 『僕は彼女の9番目』
 『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録 3』
 『とらドラ9!』
 『生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録 1』
 『ライトノベルの楽しい書き方2』
 『バッカーノ!1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad』
 『バッカーノ!1931 特急編 The Grand Punk Railroad』
 『BLACK BLOOD BROTHERS s6-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集-』
 『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』
 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』


読書の秋から少しづつ肌寒い冬に移行していってますね。
それほど意識したわけではありませんが、いつもより多少読んでいる数が多めです。

10月の頭には、珍しくハードカバーに挑戦してみました。
伊坂幸太郎氏の『ゴールデンスランバー』、面白かったです。
でも読み終わるのに1週間もかかりましたよ。
読みたいラノベがたまっているので、ハードカバーにまで範囲を広げてしまったら、とてもじゃないけど追いつけなくなりますね。
まぁ早く読めてしまっても、それはそれでハードカバーは1冊が高いので困りますけどw

紫電さんから勧められた『夏月の海に囁く呪文』も買ってきました。
普段とは違う古本屋に寄ったところ100円で売っていたので、思わず衝動買いです。

とりあえず『バッカーノ! 』と『文学少女』シリーズを買いためているので、その山から片付けていかないとなー。
年内に読み終わるかなぁ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 読書記録 

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目撃DQN! 

今日の帰り道のこと。

信号待ちをしているときに反対車線にパトカーが止まっていたんですよ。
近くには横転したバイクが1台だけあって他には何も見当たらなかったので壁にでもぶつかったのかなぁと思っていました。

すると、その時パトカーが一瞬サイレンを鳴らしたんです。
何事かと思ってそちらを見ると、誰かが全速力で警官から逃げてる!
そこは国道だったんですが、裏の団地の方へ消えていきました。

その後すぐに信号が青に変わったので、あの後どうなったのか分かりませんが、まるでテレビのドキュメント番組を見ているような感覚でした。
まさに決定的瞬間でした。

しかし、何で逃げていたんだろう。
飲酒運転でもしていたのかな?

テーマ: 今日の出来事

ジャンル: 日記

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ハロウィンよりも経験値 

Wiiを買ったにもかかわらず、メインでやっているゲームは相変わらずROです。
いいのさ、マリオカートは対戦してこそ面白いんだから。

今週のパッチはハロウィンイベントでした。
まぁ、それよりも個人的には経験値1.5倍の方が嬉しいわけですが。

炎のリングを求めて

PONTAさん、スミレさん、そしてヒザシの新キャラのバードの4人でノーグ2Fに行ってきました。
レベルは合いませんので非公平です。
ほとんど全てビアンカが狩っているため、経験値独り占め状態でガンガンレベルが上がっていきます。
正直、ドロップ品を全てプリさん二人に渡しているとはいえ、申し訳ない気持ちが大きいですね。
この分は早く大人になって、公平圏内になったときに返しますと公言していますが、それだけでは全然足りないような気がします。

まぁー、支援している側としては一緒に狩りを楽しんでいる面が大きいから実はそれほど気にしていないんでしょうね。
僕自身がそうでしたし。

しっかし、PTプレイにおけるWIZの立ち位置の難しさを甚だ痛感してます。
SGばかり撃っておけばいいはずなんですが、フェンクリの付け替え、詠唱する位置、SGのレベル調整などやることは色々あるんですよね。
ソロが出来ればPTプレイは出来るだろうと思っていましたよ。甘かった、甘すぎた。
これほどまでにプレイヤースキルが求められる職だったとはなぁ。
やりがいはあるから楽しいけどね。

テーマ: ラグナロクオンライン

ジャンル: オンラインゲーム

タグ: ラグナロクオンライン 

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学校を出よう!③ The Laughing Bootleg 

学校を出よう!〈3〉The Laughing Bootleg (電撃文庫)学校を出よう!〈3〉The Laughing Bootleg (電撃文庫)
(2003/10)
谷川 流蒼魚 真青

商品詳細を見る

【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

密室で一人の少女が煙のように消えうせた……とはいってもそこは超能力者たちが押し込められ、不思議も秘密も盛りだくさんな第三EMP学園の女子寮でのこと。なにが起こってもおかしくないわけで、でもなにか起こった以上、やっぱり解決は必要で――。
というわけで、この怪事件の謎を解くため、乗り出したるは我らが光明寺茉衣子!もちろん彼女がそこで見聞きすることが彼女にとってとんでもない悪夢であると、知る由もなく……。
人気シリーズ第三弾、登場!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

1巻の超能力者たちの学園ストーリーが戻ってきました。

今回は、黒装束が好きな光明寺茉衣子が主人公をしているといっていいでしょう。
脇役ながら濃いキャラクターで表面上だけでもインパクトの強い娘でしたが、中身も相当でした。
薄々感づいていましたが、ここまで自我の強い女の子だったとはね。
自分を完璧超人だと思っていて、自身を疑うくらいなら世界を疑うレベルです。
だからこそ、問題に直面して精神的に参っていく彼女を見ているのが楽しかったですw

第三EMP学園が舞台ということで、茉衣子以外も1巻に出てきた面々が勢揃いしております。
1巻の主人公である高崎も茉衣子に次ぐ頻度ぐらいに登場します。
主人公だった時の高崎は好きじゃないというのは1巻の感想でも書きましたが、今回はあまり気になりませんでした。
主役としては物足りないキャラですが、脇を固める位置なら悪くないかもしれません。

おいしいキャラというと、茉衣子と高崎の両者と因縁深い宮野班長ですね。
相変わらずの茉衣子以上の自由奔放ぶりかと思えば、実はかなりの切れ者でいいところを奪っていきます。
普段のおちゃらけ具合があるから、マジモードのシーンがより格好良く見えてしまう。
もしや、これも計算のうちでしょうか?w

構成に難のあったシリーズという認識でしたが、今回はなかなか面白い展開でした。
物語が大きく二つに分かれていて、前半を踏まえて、後半で方向修正される仕掛けが良かった。
正直なところ、前半の内容で最後まで引っ張られていたら辛いなと思っていたので助かりました。
前半と後半で評価を分けるなら、前半がC+で後半はB+になりますね。

事件の真相は、そんな大それたことではなく、はっきり言ってショボイものです。
当事者たちにとってみれば大事件でしょうけどね。
コメディ調がアップしていて、途中から読む速度が加速していきました。
ミステリ要素もいい塩梅で混ざっていて、色んな楽しみ方のできましたね。
最後が、ちょっぴり切ないのもシリーズ通して良いところだと思います。

挿絵の可愛らしい絵柄がどうかなと思っていましたが、今回のようにコメディ要素が増すと合っているように感じました。
3巻にしてようやく馴染んできたってこともあるかもしれませんね。

久しぶりに谷川節に触れてみて分かったのは、取っ掛かりを見つけないとキツイなということ。
逆に言えば、一度流れに乗ると、勢いのままに読み進められるので、止まらない面白さがあります。

読みやすさも面白さも、巻を追うごとに増していっているのが良く分かる出来でした。
1巻で切るには惜しいシリーズですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  学校を出よう!  谷川流  蒼魚真青  評価B 

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ミミズクと夜の王 

ミミズクと夜の王 (電撃文庫 こ 10-1)ミミズクと夜の王 (電撃文庫 こ 10-1)
(2007/02)
紅玉 いづき

商品詳細を見る

【評価……A
舞台 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★★
 … 9
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★★★★★
 … 10

魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
――それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作、登場。

何という……。

なんて優しく、なんて美しいお話なんでしょうか。 


もう手放しで褒めちぎる選択肢しか残っていませんよ。
お見事。

ずっと読みたいなと思いつつも、ライトノベルらしからぬ雰囲気で実際に手に取るまでに時間がかかりました。
読んでみて、評判の良さに納得。
これは本当にお勧めしたくなる、素晴らしい作品でした。
絶賛したくなる気持ちもよく分かります。

正直、読む前までは不安でいっぱいでした。
これだけ各所で絶賛されているのを見ると、構えてしまって心の底から楽しむことできなくなる――いうことは「とある飛空士への追憶」でも経験したばかりです。
そういう例は個人的には珍しくなく、世間一般の評価とズレを感じることが多々あるんですよね。
それに加えて、ラノベとしては明らかに異質な作品というのが分かっていたので、読み始めるのに勇気が要りました。

最初の方は、そこそこ面白いけど言う程ではないなと感じていました。
このブログの査定でいうと、BからB+くらいの評価です。
それが中盤から動き出した物語に夢中になり、見る見るうちにこの世界にハマってしまいました。
読了後は、この話を読むことができて本当に良かったと満足感に浸ってましたね。

内容は、ライトノベル的童話とでもいえばいいでしょうか。
本来は子供に読み聞かせる童話を、大人でも楽しめるように作り、そこにライトノベルの要素(具体的には剣や魔物や魔術といったもの)を仕上げに少量まぶしたようなものです。
それにより小学生から大人まで幅広くお勧めできるため、良い意味でラノベらしくないですね。
これならオタクっぽさも皆無なので、一般人(笑)にもこんな本を読んでいるんだと打ち明けることできますw
逆にいえば、ラノベの毒気がないので、ラノベ読みの人の中には好みから外れていると感じる人がいるかもしれません。

ストーリーは、凄惨な過去を持つ少女・ミミズクと魔物の森を統べる夜の王の心の触れ合いが描かれています。
人間社会で精神がボロボロになるまで破壊されたミミズクは、魔物に食われたい願望を持つようになり、魔王である夜の王に自分を食べてくれと申し出るけれども……といったところからお話は始ります。

ミミズクが人間らしい感情を取り戻していく姿には素直に感動を覚えます。
登場する魔物も人間もみんな優しい心を持っていて、温かい気持ちにさせてくれますね。
驚くぐらいイイ人ばかりで、嫌いなキャラが1人もいません。

物語の捻りに関しては甘いかもしれません。
先の展開や、最終的な着地点などは途中から薄々感じてしまいます。
それでも、最後まで読んで良かったと思えるのは、とても素敵な物語だからでしょうね。

あと、ライトノベルとして異色である点がもう1つ。
この作品は口絵も挿絵も一切ありません。
御影瑛路さんの作品以外では、この『ミミズクと夜の王』くらいではないでしょうか。

唯一あるのが、表紙のイラスト。
独特なタッチに見覚えがあるなと思っていたら、イラストレーターは聖剣伝説のイラスト描いている方でした。
この起用はビンゴで、作品の雰囲気とマッチしていて素晴らしかったです。

発売されてもう1年以上経っていますが、まだ未読の方は是非読んでみてください。
読書が習慣でない人にも読みやすい切り口なので、強くプッシュしておきますよ。

またいつか絶対にもう一度読み返そうと思わせてくれる、素敵な本でした。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ミミズクと夜の王  紅玉いづき  磯野宏夫  評価A 

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とらドラ! 第4話「あのときの顔」 

とらドラ!第4話の感想。
第3話同様に、アニメオリジナルエピソードでしたね。

うん、まぁ可もなく不可もなくといった出来栄えでした。

予想通り、今回は北村に焦点を当てた話でしたね。
前回のみのりんの話に比べると、北村は原作イメージを損なわれていなかったので良かったです。
まぁ、多少気持ち悪いところがあるのが北村だしねw

2話の大河の告白時に伏せられていた秘密が早くもこの回で竜児に暴露されたのにはちょっと驚き。
なるほど、回想シーンも含めた大河の心情をじっくりと表現したかったから分けただけだったのかもしれませんね。

大河のツンデレっぷりは、アニメならではといった感じ。
前に原作の感想で書いたように、大河はツンデレではなくツンドジだと思うんだ。
デレはもうちょっと抑え目で、ドス黒いツンのオーラを全面に出してこそ大河じゃないかなー。
まぁ、デレている大河は可愛いし取っ付きやすいのは確かなんだけどねw

4話にして、生徒会長であるすみれ兄貴も初登場。
男勝りな声が似合っていてイイですね。
登場シーンこそ少なかったものの、溢れる格好良さが印象深かったです。
ただ1つ気になるのは、容姿が原作の面影がないこと。
それだけならまだしも、亜美と被りすぎなんですよね。
黒髪で良かったのに、どうして青を入れちゃったんでしょうかね。うーむ?

ラストのオチにインコちゃんを持ってくるとは……出世したなぁw
まぁ、いいんじゃない?

次回予告にとうとう亜美が出てきましたね。
あの性格がアニメでどこまで再現できているか、非常に楽しみです。

テーマ: とらドラ!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とらドラ!  とらドラ!(アニメ話感想)  2008年放送開始アニメ 

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10000HITありがとうございます! 

10000HIT達成しました。
ありがとうございます。

前半の5000HITは約10ヶ月かかったのに、後半の5000HITはその半分以下の4ヶ月で到達しました。
徐々に閲覧数が増えていっている証ですね。
有難いことです。

御覧の通り、テンプレートを変えてみました。
レンタル先は今まで同様にヒヨコさんのところです。
メニューリンクが上部にできたので、初めて訪問した方には分かりやすいかなと思っています。
ただ、まだ試行錯誤の段階なので、もしかすると以前のテンプレートに戻す可能性もあります。
タグ表示が消えちゃってるので、早いところ設定したいんですが、ややこしかったんですよねぇ、アレ。

あとカウンター画像も変更しています。
全体的に暗くなってしまったので、カウンターだけでも明るくしようかなとw

次の目標は10万!……というのは辛いんで、とりあえず2万HITを目指して頑張りますっ。

テーマ: ブログ

ジャンル: ブログ

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『D・N・ANGEL』13巻 感想 

『D・N・ANGEL』13巻、読了。

ショタロリ化が止まらない止まらない!

いつの間に丹羽は小学生になったんだとw
ダークも初期の頃は、いかにも二十代の大人の男といったフェロモンを出していたのに、今はせいぜい高校生ぐらいの年にしか見えませんね。

もちろん、個人的な好みとしては昔の絵柄の方が好きです。
でも、少女漫画という点から見れば、幼児化した今の絵の方が女性には好かれるのかもね。

ストーリーは、ようやく少し進んだ、かな。
ダークの出生の秘密が明らかになったり、アージェンタインとの勝負に決着がついたり。
まだもう少し続くような引きでしたが、どうやって締めるんだろう?
いつになったらクライマックスに入るのか分からないなぁ。

そして、12巻同様に、いやそれ以上に梨紅の登場シーンが減ってますね……。
最後の最後に顔見せ程度に出てきたけど、もしかして今回は全く出番なしかと冷や冷やしたよ。
あー、もっと恋愛要素を前面に出して欲しいなー。


D・N・ANGEL 第13巻 (あすかコミックス)D・N・ANGEL 第13巻 (あすかコミックス)
(2008/10/17)
杉崎 ゆきる

商品詳細を見る

テーマ: D.N.ANGEL

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: D・N・ANGEL  D・N・ANGEL(巻感想)  杉崎ゆきる 

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誕生日らしいですよ 

自分のことにも関わらず伝聞でしか知ることができず、なのに信じ切っているのは何故なんだろう。

……なんて、くだらないことを考えながら今年もまた1つ歳を取りました。

誕生日にちょうど10000HIT到達できればいいなと思っていましたが、難しそうですね。
記念イラスト描きたいなと思っていたのに、全く手をつけてないんだよねぇ。
基本的に自由時間はあまりないのに、せっかく出来た時間を有効活用できないのは、自分の短所だよなぁと痛感する日々ですよ。

テーマ: 頑張れ自分。

ジャンル: 日記

タグ: 誕生日 

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今年も複雑な心情で見るクライマックスシリーズ 

セ・リーグのクライマックスシリーズ(以下CS)第1ステージを中日が勝ち進んだ件について、素直に喜べない中日ファンは僕だけでしょうか?
凄い複雑な気分です。

前々からこのブログで公言している通り、僕はCS反対派です。
たとえ贔屓のチームが昨年CSで逆転日本一に輝いたとしても、その意見は変わりありません。

今シーズンの中日は落合監督就任後、初となる3位を経験しました。
上位の2チームには大きく差を開けられ、あやうくCSの挑戦権すらつかみ損ねるところでした。

そんなチームにまでCSに参加する権利はあるんですかね?
長いペナントシーズンを戦い続けてきて、たったの3試合で勝ち越したチームが上で進めるというのは、どうしても納得がいかないんですよねぇ。
特に今シーズンは、中日の対阪神戦の成績がボロ負けもいいところだったので、なおさらです。
今年初めて阪神に勝ち越した3連戦が、このCS第1ステージというんですから、理不尽としかいいようがありません。

中日ファンからしてもそうなんですから、阪神ファンにとってははらわた煮えくり返るんじゃないかなぁ。
独走していたペナントを逆転されたうえ、3位の中日に守護神藤川が打たれてシーズンを終えることになるなんて悪夢としか言いようがないですよね。
例えば、これが逆の立場で、岩瀬が打たれて落合監督が辞任なんてことになっていたらと考えると、ショックなんてもんじゃないですよ。

とはいえ、制度としてCSがある以上、ファンとしては応援している球団には勝ってほしいと思うのが当然。
だからこうやって勝ち進んでしまうと、嬉しい反面、申し訳ないなという気持ちになってしまいます。

またペナントにも良くも悪くも大きく影響を与えています。
良い点というのはもちろん3位争いが焦点になることで、多くのチームが最後まで目標を据えて戦えることです。
今年は広島がその例に当てはまり、観客動員数が大幅に伸びた点については、正直CSのおかげと言わざるを得ません。
悪い点は、1位争いをしていても3位以内に入れば後からCSでどうにでもなるだろという冷めた目で見てしまうことです。
セ・リーグは最後の最後まで首位争いがもつれこみ、プロ野球史上でも類を見ないほどの大接戦だったというのに、イマイチ盛り上がりに欠けてしまっていました。
10・8決戦も、94年の中日vs巨人戦に比べると優勝決定戦ではなかったとはいえ、もう少し熱くなっても良かったんじゃないかなと思うわけです。

CSの存在意義について球界全体でもう一度考え直して欲しいですね。
そのためにも、ここは今年も中日に頑張って日本一になってもらいたいところです。
そうすれば、どこぞのオーナーさんがCS廃止って言ってくれるかもしれませんからねw

テーマ: 中日ドラゴンズ

ジャンル: スポーツ

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さよならピアノソナタ2 

さよならピアノソナタ (2) (電撃文庫 (1570))さよならピアノソナタ (2) (電撃文庫 (1570))
(2008/03/10)
杉井 光

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【評価……C+
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

天才ピアニストにしてピアノを弾かず、人を寄せ付けない蛯沢真冬をギタリストとして迎えた民族音楽研究部は、自称革命家の部長・神楽坂響子の独断と独走により海へ合宿にいくことになる。
海といえば海水浴!と妙にはりきる幼なじみ・千昌、珍しく思い悩んでいる様子の神楽坂、そしてやっぱり部活に馴染み切れない真冬。そんな三人との合宿で波乱がないわけはなく、ナオはすっかり翻弄されるが――。
おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー、第2弾。

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

恋と音楽と革命の青春ラブストーリー第2弾。
まぁ、革命というのは言いすぎというかあまり関係ないような気がします。

1巻のラストが結構思い切ったところで終わっていましたが、青春の甘酸っぱさを残す綺麗なものだったので、意外にも早く続巻が出たことに驚きました。
どうしたって1巻に比べてボーイ・ミーツ・ガール的要素は薄れてしまうし、恋愛方面にしろ音楽方面にしろこれ以上突っ込んで描かれていても蛇足と感じるんじゃないかな、と。
その予想は半分当たり、半分はある意味外れていました。

ストーリーは、まぁまぁといったところ。
中盤にだるいところもあるけど、一致団結する後半の盛り上がりとか好きですよ。
肝心のシーンの描写が少なめだったことに関しては残念でしたが、構成としてはそんな間違っていないと思います。
1巻と違い、主にバンドと恋愛要素で物語が進むので、多少視野が狭まっているような気がしました。

問題はそこではなく、キャラクターにあります。

主人公のナオの鈍感っぷりが酷過ぎる。

ホントねー、これは駄目っしょw
このレベルは、僕の許容範囲を超えていました。
若いなーと思えればよかったんですけど、正直ムカついて仕方がなかったです。
真冬や千昌の想いをどうしたらここまで気付かずにいられるのか……。ホトホト呆れ果てました。

地の文が三人称だったらまだマシだったのかもしれませんね。
一人称で語られる「よくわからない」という言葉にイラッとさせられることが何度あったか。

確かにラブコメ作品では、ある程度鈍感でないと話がすくに完結してしまいます。
バカとテストと召喚獣」や「とらドラ!」などを見ても同じですね。
しかし、上記2作品の主人公は個人的に大好きです。
では何が決定的に違うのかというと、ナオは恋という事象を頭の中から排除しちゃってるんですよね。
音楽評論家の真似事をしている思春期真っ盛りの男子高校生が、恋心に疎いというのは違和感ありまくりでした。

続いて、メインヒロインの真冬も微妙。

前回も周囲を振り回してくれる存在でしたが、それが一回りパワーアップしてます。
1巻の頃は、巧い具合にツンデレのデレ部分が見え隠れしていたので腹が立つことも少なかったのですが、今回は殻に籠ることが多くて自分勝手なイメージがついてきてしまいがちでした。
まぁ、半分以上は鈍感なナオのせいではあるんですがね。
そのため、まだ真冬に対してはそこまでいうほどイライラさせられることはありませんでした。
それでもこれは人を選ぶ娘だなぁ。

超がつくほど鈍感なのに「何でそんなことも分からないの?」と勘違いをする主人公。
周りを振り回しておいて自分は逃げてしまうヒロイン。

こういうキャラが地雷という人は少なくないと思います。
そういう人は今シリーズに手を出さない方が無難でしょうね。

それに対して、前回は軽く空気だったサブヒロイン達が掘り下げられていますね。
神楽坂先輩の意外な一面が垣間見れるエピソードや、今回一番頑張っていた千昌の奮闘ぶりなどは良かったなと思います。

題材である音楽は、今回もやっぱり全然分かりませんでしたが、流れで読むことができました。
言葉で音楽の素晴らしさを伝えるのは難しいと作中でも似たようなことをいっていますが、まさにその通りだと思います。
それにも関わらず、自分のような音楽知識がゼロに近い人間にでも共感できる文章は見事ですね。

世間一般の評価は8割が絶賛、残り2割程度が僕みたいに引っかかった人のようですね。
神様のメモ帳2』でも感じましたが、作者と肌が合わないのかもしれないなぁ。
設定は好みだったりすることが多いのに、ちょっと残念。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  さよならピアノソナタ  杉井光  植田亮  評価C+ 

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俺のハンドルさばきを見せてやんよ 

マリオカートWiiを実際に対戦して遊んでみました。
やっぱりこれは友達と遊んでナンボのゲームだなぁと甚だ実感しましたね。

僕がプレイしたことのあるマリカーはSFC版のみでしたので、16年ぶりに新作マリカーを触れることになったわけですが、その割にはすんなりとゲームに入っていくことができました。
まぁ、時々SFCを引っ張り出してマリカーをやっていたので、懐かしいという感覚すら薄かったw

今作の一番の特徴は、やはりWiiリモコンをはめ込んでのハンドル操作でしょう。
ワイヤレスのコントローラーというものに最初違和感を覚えましたね。
ゲーセンなどにあるレースゲームのものと違って、ハンドルを宙に浮かせたままの運転となるので、体重をかける場所を決めるのが大変でした。
でも、意外にも1時間程度もやればそれなりに走ることができるようになりました。
ハンドル操作は難しくてみんなゲームキューブのコントローラーを使っているという話を何度か耳にしたので、慣れるまでキツイかなぁと思っていたんですが、これならハンドルでも十分レースに勝っていけそうです。

この辺りのインターフェースの良さは、さすが任天堂といったところですね。
邪魔なコードがないので、整理がしやすいのもグッド。

肝心のゲーム部分は、楽しいけれどハマるような面白さというわけではないかな。
キャラクターバトルレース作品といえば、個人的には「チョコボレーシング」が最高のゲームだと思っていますが、それを超えるのはちょっと難しいね。

例えば、アイテム。
種類は豊富なんですが、順位によって取れるアイテムがほぼ決まってることや、攻撃を受けたりコースアウトしてしまうと持っていたアイテムがなくなってしまうことから、戦略性は低くなってしまってます。
ぶっちぎりの1位になれることが少なく、むしろ1位でいることで攻撃を集中的に受けてしまうため爽快感が薄れてしまうのは残念でした。

レースを盛り上げるために、上位と下位の差を縮めようとしたためなんでしょうね。
下位でアイテムを取れば、一発逆転が容易に可能です。
7,8位ぐらい位置から一気に追い上げるのが一番勝率高い気がしますよ、これ。
バランス調整は、もうちょっと頑張って欲しかったな。
ああでも、オンライン対戦をするのであれば、これくらいでちょうどいいってことなんですかね?

良かった点は、キャラクター、車、コースの豊富さ。
性能的な意味でキャラ差を感じる面は非常に少ないんですけど、それでもいろいろと選べるのはそれだけで楽しい。
コースも1カップ4レースで、合計8カップ32コース用意されています。
そのうちの半分の16コースは、これまでのマリオカートシリーズをWiiで復刻させたものとなっていて、マリカーファンにとっては新鮮味がないかもしれませんけど、他作品をほとんどやったことない自分にとっては、コースによって変わった仕掛けがいっぱいあってやりがいがありますね。

とりあえず、50ccはALLクリアしたので100ccのグランプリを進めているところです。
ネット環境が整ったら、対戦してみたいなと思ってますが、さすがに現段階では無謀そうっすねw

テーマ: マリオカートWii

ジャンル: ゲーム

タグ: マリオカートWii  Wii 

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渚フォルテッシモ 

渚フォルテッシモ (MF文庫 J き 2-1)渚フォルテッシモ (MF文庫 J き 2-1)
(2007/06)
城崎 火也

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ツンデレ ★★★★★★★★
 … 9

山ノ上大地はUMA大好きのちょっと変わった高校一年生。今日も、変な生き物が出るとの噂をたよりに、夜の学校に忍び込んだ。しかし、大地が教室でみつけたのはUMAではなく、学校中の生徒に人気の美少女・麻生渚だった。しかもなぜか裸で、びしょぬれで。彼女に悲鳴をあげられ慌てて逃げ出した大地だったが、翌日、渚につかまってしまう。いつもの清楚で優しい彼女から一転、鬼のような形相で「昨日のことは黙っていなさい」と脅した渚は、あげくに「私、半分人魚の血をひいているの」と打ち明けてきて……。強気で勝ち気、我がままで勝手な、とびきり可愛い人魚姫に振り回される大地の、ちょっと非日常な冒険ラブコメディ、開幕!

ツンデレ半人魚女子高生と未確認生物大好き男子高生の痛快ラブコメディ。
個人的には初めてのMF文庫になります。

軽い気持ちで読み始めたら、予想以上に面白かった!

キャラクターが非常に魅力的。
特にヒロインの麻生渚は見ていて楽しい娘で、読書中は自然と笑みを浮かべていました。

渚は周囲に対してはおしとやかな完璧超人を演じているけど、実は超が付くほど高飛車な性格な女の子。
人魚の怪力に物を言わせてすぐに拳を振るったりすることも珍しくありません。
そんな女の子が、主人公にだけは素顔を見せてくれてるところがたまらなく可愛らしい。
お嬢様の仮面をつけているときとのギャップもあり、コロコロと表情を変える渚は非常に活き活きしてて、こんな女の子が近くにいたら楽しいだろうなぁと感じさせてくれます。

プライドの高く、なかなか素直になれないツンデレ娘の割に、言動に嫌味がないのがポイント高いですね。
根は優しいというのが分かりやすく描かれているので、苦手だと感じる人は少ないんじゃないかな。
傲慢すぎるツンは苦手な人だと感じる人もいるでしょうから、このくらいでちょうどいいバランスだと思いますね。

主人公・山ノ上大地を振り回していたはずが、いつの間にかに振り回される側に立たされている渚が可愛くてニヤニヤせざるを得ませんw
ラブコメの王道的なベタベタなイベントもあり、お互いに惹かれていく様がとっても初々しい。
特に中盤のラーメンのエピソードは、読んでいるこちらも幸せな気分に浸れましたね。

渚のキャラだけで、この作品が良作だと言えるほどに素晴らしかった!
メインヒロインでこれだけ好きになれるキャラは、久しぶりですよ。
いつも自分はサブヒロインの方が好きになってしまう性質ですからw

ストーリーに関しては、学園に出没する魔物退治がメインになります。
推理要素もあって、個人的にはそちらも楽しめました。
ただ、特別何かが凄いってわけでもないので、ありきたりと感じるかもしれませんね。

ありきたりといえば、設定云々全てがそう言えます。
表裏の激しいヒロインだって、ラブコメのテンプレの一例だと言えますしね。
ネタバレになるので伏せますが、他にも古典的な設定も多く、「そんな馬鹿なw」と笑ってしまいました。
この作品でしか読むことできないモノというのは少ないかと思われますが、そんなことが些細な不満にもならないのは、1つのラブコメ作品として非常に良く出来ているからですね。

桐野霞さんのイラストも素敵でした。
楽しめる絵とでもいいましょうか、挿絵は漫画っぽさがいい味出していました。

とにもかくにもツンデレ最高!と思える作品でした。
渚が好きになれるかどうかで大きく評価が変わるでしょうが、ツンデレ好きは是非読んで欲しいですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  渚フォルテッシモ  城崎火也  桐野霞  評価B+ 

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とらドラ! 第3話「君の歌」 

とらドラ!アニメ感想、第3話です。
今回は、次回予告で予想した通り、アニメオリジナルの話でした。


あー……これはないわー。

アニメオリジナルエピソードであれば比較せずに済むから、意外といいかもしれないとちょっぴり期待していたんですが、裏切られてしまいました。
キャラ崩壊してますね。性格的な意味で。
このみのりんは微妙だ……。

1巻から2巻へ移行する際、確かに若干ながら時間が飛んでいるので、ここでの挿話はいいと思うんですよ。
原作だと序盤は実乃梨や北村の描写が少なめなので、キャラが掴みにくいところがありますしね。

だけど、キャラ付けが気にくわない。
馬鹿だけど芯は通っているのがいいところなのに、少々誇張表現が過ぎる気がします。

原作では竜児のニヤケっぷりに同調できたのに、アニメではちょっとキモいw
外見は恐ろしくて周囲から怖がられているけれど、実は中身は優しい純情な少年という設定はアニメで描くのは難しいんでしょうねぇ。
竜児の繊細で消極的な性格は、アニメでは動かないから映えないんですよね。

みのりんなんて本来のハイテンションキャラを通り越して、アホの子になってますよ。
いつでもノリ重視な娘ではあるけど、常にギア入りっぱなしだとネタではなく電波に見えてしまう。
普段おちゃらけてても、部活のソフトはもう少し真面目にやっていると思うんだ。
アニメはライトノベルよりもパロネタの制限が厳しいところを良く頑張っていると思いますが、ギャグの切れ味はどうしても劣りますね。

ストーリーは、実乃梨のための回でしたね。
竜児とそろって閉じ込められるというよくあるシチュエーション……はいいとして。
携帯使えば?と思ったのは僕だけではないはず。
その時は持っていなかったというシーンを挿入してくれれば良かったんですが。
これだけに限らず、設定的に穴が目立ちました。
どうにも雑な作りだなぁと感じてしまいますね。

アニメ作品として見るのであれば、キャラ設定も構成も間違っていないんでしょうけど……ううむ。
くそぅ、原作を知っているがゆえに楽しめないって変な話だなぁ。
きっとアニメから入っていたら、この3話でみのりんに惚れていたと思うんです。
盛るぜぇ~!超盛るぜぇ~!」のセリフとか、みのりんらしさ全開で見てて楽しかった。
心理描写がなくなると、こうも受ける印象が変わってくるとはね。
まぁ、痛い原作厨の戯言だと思ってくださいw

ところで、こんなにも飛ばすのは1クールだからだと思っていたんですが、2クールやるんですってね。
それなら何故もっと最初を丁寧に見せなかったんだろう……。

テーマ: とらドラ!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とらドラ!  とらドラ!(アニメ話感想)  2008年放送開始アニメ 

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目指すは大魔道士 

ようやくビアンカがジョブ50に到達しました。

マジ時代最終ステ

マジ子時代の最終ステータス。
まぁ、INT振ってるだけなんですけどね。
ベースLvは65でジョブLv50になりました。

装備品はほぼ全て仙梨のおさがり。
唯一ビアンカのために買ったのは、モロクパッチで来た新装備のリリースオブウィッシュのみ。
INT+3、MATK+15%で、攻撃時一定確率でHPとSPが回復するという代物です。
50kで売ってたから買ってみたんですが、まぁまぁ使えますね。
ホント安上がりな娘だなぁw

WIZの転職試験は大きく分けて3つの項目に分かれていて、実技試験が最後に待ち構えています。
これが意外と難しかった。
何とか一発クリアしたけど、レベル低い人だとクリアできないような気がしますね、これ。

WIZ転職!

そんなこんなで、晴れてWIZに転職です。
思ったよりもビアンカの髪型とWIZのグラフィックが似合っていて、ホッと一息。
全職業中、女マジのグラフィックが一番可愛いと思っているので転職するのは残念だと思っていましたが、これはこれでありですね。

SGつえええ

その後は、六郎さんとスミレさんに付き合ってもらってノーグ1Fでスパルタ狩り。
INT全振りで来たためDEXがまるでなく、おかげでSGがとんでもなく遅い……。
威力は申し分ないけど、爽快感を得るにはもう一歩といったところでしたね。

このままガンガン育てていって、早くプリさんと公平狩りにいきたいなぁ。

テーマ: ラグナロクオンライン

ジャンル: オンラインゲーム

タグ: ラグナロクオンライン 

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とらドラ8! 

とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)
(2008/08/10)
竹宮 ゆゆこ

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【評価……A-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
青春 ★★★★★★★★
 … 9

始業式前日。インフルエンザからようやく回復したものの、精神的にはいまだ立ち直れない竜児に、大河は自立宣言を突きつける。それは……、他ならぬ竜児と、実乃梨のため。
そして幕を開ける新学期。竜児はぎくしゃくしながらも実乃梨となんとかもう一度向き合おうとする。折りしも学年最後のイベント、修学旅行が目前に迫っており、竜児はそこで実乃梨の真意を確かめようと決意するが――。
なにやら雰囲気の変わった大河と北村、新学期になって突き放すような態度をとる亜美。それぞれの思惑を秘めた修学旅行の行方は!?超弩級ラブコメ第8弾!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

アニメ化が始まり、今の電撃文庫で最も勢いのある作品と言っては過言ではない「とらドラ!」8巻です。
文化祭、クリスマスときて、今回は学生最大のイベントである修学旅行の話です。

今回を持って、「とらドラ!」の評価よりラブコメ項目を消すことにしました。
だってもうこれ、ラブコメで括るのは間違っていますよ。
まさか、ここまで真っ当な青春学園モノになるとは、1巻の頃には予測できませんでしたね……。

◆ストーリー
とうとう動き出した恋模様が、さらなる表面化。
あちらこちらで衝突が発生していて、先が気になるのに見たくないという葛藤に悩まされます。
嗚呼……胸が痛い。

竜児にも大河にも実乃梨にも亜美にも北村にも隠し事があって、それゆえに自分自身が正しいと信じ切っている節が見られます。
確かにそれぞれの観点からみると「あいつは分かっていない」「自分の気持ちは誰も分かってくれない」と考えてしまうのも仕方ないところはあります。

相手の気持ちを確かめたくても、実際に問いただすのは怖いという心情は、心の底から同意しますね。
どれだけ年を重ねても、人の感情を確認するということには勇気が要りますよ。
しかし、一歩引いて全体を見ることができる読者としては、登場人物たちが誤解しあって正しく気持ちが伝わっていないところを見ると、非常にもどかしく感じます。

一体、誰が最初の一歩を歩み寄るのか。
鍵はラストで明らかになったあの事実、か。

◆キャラクター
大河・実乃梨・亜美のヒロイン3人はキャラが立ちまくりですね。
女性作家さんということもあってか、思春期の女の子の生々しいところが見事に描かれています。
女の子って、怖いよね……。

しかし、どうして「とらドラ!」に出てくる女の子は、こうも本心を隠したがるんでしょうか。
いや、もちろん理由は分かるんですけどね。
好きだとアピールしているのは木原ぐらいなもんですよ。

実乃梨は、なすことすべてが裏目裏目に出てますね。
竜児にとってあまりに残酷な態度に出る彼女だけど、それが一周して自分や大河にもはね返って来ているのが痛ましい。
自分が男だからというのもあるけど、竜児視点で進むこの物語では、実乃梨の考え方は理解はできても同調はし辛いかな。

亜美は、おそらく最後までキーマンとなるポジションにいるんでしょう。
三角関係を外から見るしかない立場の亜美は、見ているこちらの方が辛いくらいです。
当事者になれない苦しみは、きっと竜児や大河や実乃梨には分からないんでしょうね。
亜美の口の悪さにムカッとくる気持ちも分かるけど、彼女の真意も汲み取ってあげて欲しいです。

ところで、本筋から若干離れますが、大河と亜美の関係っていいですよね。
亜美の初登場の時は、犬猿の仲を地で突っ走る二人だったのに、いつの間にかに喧嘩するほど仲がイイ状態になってて、何だか微笑ましい。
ケンカ腰ながらも亜美を本気で嫌っているわけでない大河と、文句を言いながらも大河の面倒を見てしまう亜美のペアはかなり好きです。

◆総評
仲の良かったグループはどこへやら。
これまで何とか避けてきた地雷がとうとう爆発し始めて、雰囲気が殺伐としてます。
はたして最後にはみんなが笑っていられるようなハッピーエンドになるんでしょうか。

順当にいけば大河ENDになるんでしょうけど、実乃梨や亜美と結ばれる結末も見てみたいなぁ。
本編が完結したら、本編の途中から分岐するifストーリーを書いて欲しいと思うのは欲張りでしょうか。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とらドラ!  竹宮ゆゆこ  ヤス  評価A- 

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我が家にWiiがやってきた 

我が家にWiiがやってきた


Wii買っちゃいました。


今年に入ってPSPは買いましたが、据え置き機となるとPS2以来の新ハードになります。
欲しいソフトや、やりたいことが増えてきたので、欲望のままに思い切ってみました。

最近の傾向を見ていると、Wiiも安くなる可能性は十分あるとは思うんですけどね。
まぁ、欲しいと思ったときに買わないと、ゲームなんて楽しめませんし、これでいいんですよ!

同時に買ったソフトは、写真にも写っているように「マリオカートWii」です。
まだ軽く触れてみた程度ですが、楽しいとは思います。
微妙な言い回しの理由は、腕が思ったよりも疲れそうだからw
まぁ、結局このゲームは対戦してこそ面白いものだと思いますから、ネット対戦かリア友対戦を早く試してみたいですね。

それにしても、新ハードの購入の決め手がバーチャルコンソールなんて我ながら懐古廚過ぎるなw


Wii(「Wiiリモコンジャケット」同梱)Wii(「Wiiリモコンジャケット」同梱)
(2006/12/02)
Nintendo Wii

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マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱) +Wiiハンドル1個マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱) +Wiiハンドル1個
()
不明

商品詳細を見る

テーマ: Wii(ウィー)総合

ジャンル: ゲーム

タグ: マリオカート  Wii 

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このライトノベルがすごい!2009に投票しました 

ライトノベルBESTランキング ウェブアンケート

本日で締め切りとなる「このライトノベルがすごい!2009」に投票してきました。
悩みに悩んで、なかなか絞り切れませんでした。
おかげで、寝不足だ……。

さて、自分の投票結果です。


▼好きな作品・シリーズ

1位 BLACK BLOOD BROTHERS
2位 バカとテストと召喚獣
3位 とらドラ!
4位 “不思議”取り扱います 付喪堂骨董店
5位 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん


1位と2位は鉄板。
位置も順序もこれ以外考えられません。
3位には、普及して欲しいがために「付喪堂骨董店」を入れようかとも思いましたが、最新刊を読んだばかりの「とらドラ!」熱がまだまだ持続しているので純粋に好きな順番にしました。
ここまでは順当で、問題は5位。
漏れた作品としては「渚フォルテッシモ」「君のための物語」「ベン・トー」「生徒会の一存」辺り。
この中から「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」を選んだ理由は、発売日を意識して買いにいってすぐに読み始めるのがこの作品しかなかったからです。


▼好きな女性キャラクター

1位 舞野咲 (“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店)
2位 麻生渚 (渚フォルテッシモ)
3位 川嶋亜美 (とらドラ!)


一番悩まされた部門。
上記3人とほぼ同列で、櫛枝実乃梨(とらドラ!)、伏見柚々(嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん)がいます。
順序もさることながら、3人に絞ることも全然できませんでした。
正直、今でもこの投票で良かったのかと迷うくらいです。
今回はライトノベルの中に出てくるキャラクターとして好みであるキャラを選出しました。
もし、女の子として好きなキャラを選べと言われたら、おそらくみのりんが1位になりますね。
ゆずゆずもTOP3に入ってくることは間違いないでしょう。
逆に、渚や亜美は遠くから見ていて楽しいキャラだと思うんですよね。
咲は、どちらの観点から見ても好感度が高いので、1位となりました。


▼好きな男性キャラクター

1位 ゼルマン・クロック (BLACK BLOOD BROTHERS)
2位 陣内ショウゴ (BLACK BLOOD BROTHERS)
3位 木下秀吉 (バカとテストと召喚獣)


女性キャラとは真逆で、すぐに決まりました。
BBBの2人がワンツーフィニッシュを決めましたが、どちらが上でもいいくらいです。
3位にはバカテスの秀吉。
1位を超えて殿堂入りでもいいんじゃないかとさえ思うある意味で最高峰の存在。
男部門に投票するのが心底間違いであるかのような錯覚を受けますw
次点は、同じくバカテスからのバカ代表・吉井明久。
コメディ作品で、こんなに主人公が好きな作品は他にはないですね。


▼好きなイラストレーター(敬称略)

1位 タケシマサトシ (“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店)
2位 葉賀ユイ (バカとテストと召喚獣)
3位 左 (嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん)


単純に絵が上手いという人なら、他にもいくらでもいると思います。
僕が選んだ基準は、作風との相性と絵柄の好みの2点です。
自分もこんな絵が描ければなぁと常々思わされますね。


最後に好きな作品を勝手にランキング予想。

1位 バカとテストと召喚獣
2位 「文学少女」シリーズ
3位 とらドラ!
4位 フルメタル・パニック!
5位 狼と香辛料
6位 とある飛空士への追憶
7位 キノの旅
8位 図書館戦争
9位 AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~
10位 君のための物語

前年と同様なら「灼眼のシャナ」「ゼロの使い魔」「バッカーノ!」辺りが10位前後に入ってくるんだろうけど……どれもこれも長いシリーズなので、読んでいないと当たり年なのかどうか分からないですね。
「BLACK BLOOD BROTHERS」は残念ながら知名度はそれほど高くないですしねぇ。

さてさて、自分が投票した作品やキャラクターがどのくらいまで行くか楽しみですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: このライトノベルがすごい! 

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バッカーノ! The Rolling Bootlegs 

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)
(2003/02)
成田 良悟

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
構成 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

禁酒法時代、ニューヨーク。
裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。
泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだった。
マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。
チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカついていた。
職務に忠実な警部補はそんな彼らを疎ましく思っていた。
そして、錬金術師の野望は200年を経て、未だついえる事はなかった。
彼らはまだ、互いに関わりの無い者同士であった。
このマンハッタンに“不死の酒”が蘇るまでは――。

今や電撃文庫でも指折りの作家となった成田良梧さんのデビュー作。
第9回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作でもあります。
ちなみに、第9回の大賞作品は「キーリ 死者たちは荒野に眠る」、もう1つの金賞受賞作品は「七姫物語」ということで、振り返って見るとまるでドラフトの当たり年かのように実力者が並んでいます。
当時から「バッカーノ! The Rolling Bootlegs」の方が大賞に相応しい!という声を何度か耳にしていて、「キーリ」とどちらを読むか悩んだ挙句、最初の10ページほど読んで「キーリ」に決めた経緯があります。
あれからもう5年以上経ったところで、黒依さんに勧められて読むことになったわけです。

面白かったです、ええ。
昔、立ち読みしたときに受けた印象とはまるで違う内容でしたね。
それも当然、この作品は一番最初と最後にエピローグがあり、挟まれるように本編があるんです。
冒頭の「エピローグ1」の半分程度しか読んでいませんでしたので、主人公すら勘違いしていました。
本の中には、最初の数ページを読むだけで作風や醍醐味が分かる作品もありますが、この「バッカーノ!」は後半まで読み込まないと本当の面白さに触れられませんね。

この作品で、一番光るところは?と聞かれたら「構成」だと断言できます。
視点の切り替えが頻繁で、話の見せ方が非常に巧い。
多くの登場人物たちが、徐々に絡み合い、そして一つの大きな物語を構築していくのは凄いと思いました。
伏線が綺麗に収束していく様子は、爽快感あります。
難点を挙げるとするならば、下地を作るのに時間をかけすぎているため、序盤が少々退屈に感じてしまうところ。
後半の折りたたみ方の出来が良いので、読了後は面白い本だったなぁと思えるんですが、これだと途中で放り出してしまう人も出てくると思うんですよね。

一方、キャラクターは個性が強い割には、あっさりと描かれています。
ページ数に対して登場人物がかなり多いので、一人のキャラを深く掘り下げているものではありません。
一応主人公らしい立ち位置のキャラはいるものの、全員が主人公といって差し支えない内容です。

好きなキャラは、アイザックとミリア。
おそらく1巻のキャラで人気投票すれば、圧倒的に1,2フィニッシュを決めるんじゃないでしょうか。
このバカップルの浮きっぷりといったら、微笑ましいことこの上ない。
ショボイことばかりやっているかと思えば、大それたこともやっていて、それなのに憎めないおいしいキャラですw

あと、読んでいる間強く思ったのは、映像化に向いた作品だなぁということ。
洋画っぽい雰囲気が随所に散りばめられていて、映画が好きそうな作者さんだなぁと感じました。
アニメ化されているので、時間があれば少し見てみたいところです。

作品よりも作家の巧さが印象に残りました。
ストーリーとかキャラクターといった分かりやすいところで評価が高い作者はラノベ業界には多いと思いますが、こういった作者は珍しいですね。

次巻は買ってありますが、まだ読んでいません。
近いうちに読み始める予定です。
黒依さんが大絶賛していた2,3巻の前後編なので楽しみ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B+ 

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とらドラ! 第2話「竜児と大河」 

今日は「とらドラ9!」の発売日ですね。
明日の帰りに買ってきて、一気に読破する予定です。

さて、原作ファンが書く「とらドラ!」アニメ感想、第2話です。


展開早っ!

これは、飛ばし気味ってレベルじゃないですねぇー。
約250ページある第1巻をたった2話で終わらせるなんて、ちょっと強引すぎやしませんか。

例えば、同じくラノベ原作である「涼宮ハルヒの憂鬱」は1巻を6話かけてじっくりと描いていて、アニメ見たあとに原作を読んでもほとんど同じ感覚で読めてしまうくらい原作再現度が素晴らしかったです。
また、最近では同レーベルの電撃文庫作品から「狼と香辛料」がアニメ化されましたが、1クール13話使って1,2巻を再現していました。
それらと比べると、どれだけ展開が早いのか分かるかと思います。

確かに、ストーリーを追うだけなら2話でも十分だと思うんですよ。
この早さでも、原作を読んでいない人でも何とか付いていけないことはないと思います。

問題は、キャラクター。
ただでさえ、小説とアニメではバッググラウンドの説明量が違いすぎるというのに、急展開がそれを助長させています。
「とらドラ!」の一番の良さというのは、登場人物のリアリティのある心情の移り変わりだと信じている自分としては、それが全然画面から伝わってこないのが哀しいですねぇ。
竜児と大河が親密になっていく過程を丁寧に描いて欲しかったなぁ。
もっとキャラクターの葛藤を見せないと、それぞれの恋心が軽く見えてしまいます。

作画は、良くも悪くも安定はしているので今のところは心配なし。
表情豊かなキャラというとみのりんが最初に思い浮かびますが、アニメでは大河の方が上ですね。
くぎみーの演技と相まって、非常に可愛らしい。

みのりんのジャンピング土下座はアニメで見たかったシーンの1つですね。
見事な土下座っぷりでした。さすがみのりん。
パロディネタもアニメ媒体の割には頑張っていましたねー。
しかし、サトルボールが分かる人ってどれくらいいるんだろう?w
10代の視聴者には厳しいんじゃないでしょうかw

あと、インコちゃんは喋るだけで笑うw
シュールすぎるわw

そういえば、2話にして早くも原作との違いが出てきましたね。
かなり重要な部分を意図的に外しています。
おそらく後半でこの種を使うときが来るんでしょうね。
まさか、スルーってことは……ないよね?

OPが今回披露されましたが、うーん……微妙。
絵も音楽もイマイチかなぁ。
まだEDの方が良かったと思いました。

何だか少しずつ雲行きが怪しくなってきましたねぇ。
次回予告を見る限り、アニメオリジナルの可能性が高そうなのも不安材料の1つ。
杞憂で終わってほしいんだけど……さてどうなることやら。

テーマ: とらドラ!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とらドラ!  とらドラ!(アニメ話感想)  2008年放送開始アニメ 

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生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録 2 

生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 )生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 )
(2008/04/19)
葵 せきな

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【評価……B+
舞台 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
バカ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ギャグ ★★★★★★★★
 … 9
パロディ ★★★★★★★★★★
 … 10

私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園……のはずだった。
突如現れた「生徒会顧問」を名乗る美女。彼女は不適に微笑んでこう言った。
「それは禁則事(自主規制)」
……すいません、また同じ手を使いました。嘘です。では改めてもう一度。
彼女は不適に微笑んでこう言った。
「この生徒会、今日でお終いだ。解散」
愛すべき日常をつづった記録の一端といえば聞こえはいいが、実は何も話が進んでいなかった第1巻。ここに来て、ついに物語に変化が!?
真実はぜひあなたの目で確かめてほしい第2巻、やっぱり妄想暴走絶好調!!

生徒会メンバーの雑談、その2。
内容は1巻と全く変わっていませんので、1巻で笑えた人は楽しめるはずです。

もはやここまでくると、漫才やコントを見ているような感覚ですね。
畳みかけるようなボケとツッコミに、何度も笑わせてもらいましたw

ライトノベルの中でも、ここまで中身の薄いものはなかなか見かけませんよ。
それは決して悪いことではなく、気楽に読みたいときにピッタリの本です。
本を読む速度が早い人なら1時間かからず読めてしまいそうです。

パロディネタの頻度が拍車をかけて増えていますね。
レーベルの垣根を越えているのは前回から変わらず。
さらに今回はジャンプネタがてんこ盛りです。
ざっと思い出すだけでも、ワンピース・ブリーチ・ジョジョ・こち亀・スラダン・テニプリの小ネタが混ざっていました。
もっと多かった気がするけど、あまりに多くて思い出しきれないぐらいです。

そういう意味では、人を選ぶ度合がさらに上がっちゃってますね。
ほぼ全部分かってしまったのは、本を楽しめているという意味ではいいんでしょうが、何となく複雑w

登場キャラでいえば、表紙イラストである知弦さんのドSっぷりが素晴らしかった。
会長の桜野くりむを見ていると苛めたくなる気持ちは非常によく分かりますw

思わず声を出して笑ってしまうという場面ばかりでした。
シリアス面が減少したため、ただのギャグ小説として読むことができた分、1巻より面白かった印象ですね。
一部のパロディネタはネタの鮮度が重要なので、読んでみようかなと思っている人は早めに読むことをお勧めしておきますよ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B+ 

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旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1)旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1)
(2008/03/10)
萬屋 直人

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【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
透明感 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

評価【B+】⇒【B】 2009.7.4修正
舞台【8】⇒【7】 2009.7.4修正
オススメ度【8】⇒【7】 2009.7.4修正

世界は穏やかに滅びつつあった。「喪失症」が蔓延し、次々と人間がいなくなっていったのだ。人々は名前を失い、色彩を失い、やがて存在自体を喪失していく……。
そんな世界を一台のスーパーカブが走っていた。乗っているのは少年と少女。他の人たちと同様に「喪失症」に罹った彼らは、学校も家も捨てて旅に出た。
目指すのは、世界の果て。
辿り着くのかわからない。でも旅をやめようとは思わない。いつか互いが消えてしまう日が来たとしても、後悔したくないから。
記録と記憶を失った世界で、一冊の日記帳とともに旅する少年と少女の物語。

退廃的な世界の中で、地平線の彼方へスーパーカブを走らせる少年と少女の物語。
個人的な話ですが、「2008年上半期ライトノベルサイト杯」にて新規部門で投票させてもらいました。

まずタイトルに惹かれました。
次に、あらすじを読んで面白そうだと思いました。
気付いたら、レジを通していました。

いかに本を買わせるかという観点からすると、かなり優れている本ではないでしょうかね。
これは設定勝ちでしょう。

読んでみたら、予想通り好みの内容でした。
これはイイね。うん。

「喪失症」にかかると最終的には体そのものまで消え去ってしまうこともあり、作中の空気が透き通っています。
常に頭の片隅に「喪失症」があるため、笑っていてもどこか乾いているように感じるところがあります。
これだけ重い背景があると、逆に軽く構えたくなってしまう心理は共感できるなぁ。
真正面から考えるには、少々どころかかなり辛いテーマですよねぇ。

そんな緩やかに、しかし確実に滅びの道を辿っている人間にとっての世界。
いつ自分が消えてしまうか分からない恐怖に怯えつつも、しっかりと前を見据えて進む少年と少女に美を感じます。
物語の雰囲気が決して暗くならずに、明るいぐらいに感じるのはこの二人のおかげですね。

登場人物みな名前がなく、呼称が「少年」や「少女」であるのも不思議な空気を醸し出しています。
廃れた世界とは対照的に優しい心を持った人間ばかりで、切なくも温かみを感じさせてくれます。
読了後は、もう少し人に対して優しく接したいなと思うようになりました。

イラストは方密さん。
このブログを始める前なのでここでは感想は書いていませんが、以前に他のラノベで表紙買いしたことがあります。
カラーイラストは凄くいいんですけど、モノクロの挿絵が微妙なんですよねぇ。
質の差が激しいので、カラーページを見て期待すると多少ガッカリしてしまうかもしれません。

あらすじを読めば、肌に合うかどうかすぐに分かるかと思います。
物語よりも雰囲気で読ませる本ということで、明確なストーリーがないと駄目だという人には向いていません。
しかし、あらすじを読んで好みだと感じた人は、その期待はまず裏切られないと思いますので、是非買って読んで貰いたいですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  旅に出よう_滅びゆく世界の果てまで。  萬屋直人  方密  評価B 

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読書の秋は豪華なラインナップ 

ラノベ関連でメモメモ.........φ(・ω・)

▼「とらドラ9!」 10月10日発売!

TVアニメがスタートして現在絶好調の「とらドラ!」最新巻。
あれ?今回の表紙絵あーみんなのか。
今までの奇数巻は全て大河が表紙を飾っていたので、てっきり今回もそうだと思ってました。
これは10巻がラストで大河ENDフラグなのかな……?
とにかく、これは発売日に買って一日で読むしかないぜ!

▼「BLACK BLOOD BROTHERS s6」 10月18日発売!

BBB短編集6巻も今月発売……ということをつい先ほど知りました。
本編の9巻で次巻の発売まで時間が空くという話だったので、当分BBBは読めないんだなーと思っていたのでこれは嬉しい。
ジロー、コタロウ、ミミコの日常を描いた短編集もこの巻で最後だそうなので、期待が膨らみます。

▼「渚フォルテッシモ4」 10月24日発売!

まだ1巻の感想すら書いてないけど、楽しみにしているシリーズです。
どうやら絵師さんが変更されるらしい。
体調不良という噂らしいけど、大丈夫かなぁ。
桐野さんの絵が好きだから、早く完治して復帰して欲しいなー。

▼「バカとテストと召喚獣5」 11月29日発売!

バカテス最新巻ktkr!
安定したペースで出してくれるのは、ありがたいですねー。
4巻のあとがき通りだとすると、期末試験対策のお泊まり勉強会の話だったはず。
前回は美波がメインヒロイン役だったので、今度は瑞希の番だといいな。

▼「狼と香辛料」TVアニメ第二期制作決定。

やはり来ましたね、第二期。
第一期は面白かったですからね。
どのタイミングで原作に手をつけるか悩みますなぁ。


今月と来月はお気に入りのシリーズが立て続けに発売される予定になっていて幸せだなあ。

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ジャンル: 小説・文学

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人類は衰退しました3 

人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)
(2008/04/19)
田中 ロミオ

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【評価……B-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ほのぼの ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”のお仕事。……閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、“夏の電気まつり”が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。……!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが……。エネルギーの補給は計画的に!

田中ロミオ氏のほのぼの妖精さんシリーズ、第3弾。
しかし、今回はあまりほのぼのとしておりません。

1,2巻は中編2つで構成されていましたが、この3巻は長編一本となっています。
妖精さんの、おさとがえり」というサブタイトルにあるように、ひょんなことからクスノキの里から妖精さんが消えてしまう話。
きっと妖精さんがいなくなることでトラブルが巻き起こって、妖精さんの偉大さを思い知ることになる話なんだろうなーと思っていたんですが、ちょっと違っていました。
まぁ、結果的に「わたし」はとんでもない苦労を強いられることになりますけどね。

うーん、少し物足りない……かな。
妖精さんの出番が少ないのが残念で仕方がありません。
新キャラクターも面白くはあるんですが、妖精さんのセラピー効果には負けるなぁと。

今更タイトルの人類が衰退していった理由が判明されようとしています。
この作品の場合、どんな裏があるにしてもその設定を作中に出す必要性がないと思うんですよね。
妖精さんの不思議な力と同様に、何でも曖昧に誤魔化すことができる作風なので、ロストテクノロジー関連の話については興味が持てませんでした。

中途半端にシリアスな面もあったり、逆に深刻な状況の割にギャグをかましていたりするのは、終始「わたし」に緊張感が薄いからでしょうかね。
今回は遺跡の探検が主体となっているんですが、ここの描写がだらだらとしていた感があります。
文章的な面白さがなければ辛かったかもしれません。

とまぁ、シリーズ比較をしてしまいますと、どうしても評価は落ちてしまいますが、良かったところもあります。
助手さんのキャラが、ようやくこの3巻で見えてきました。
妖精さんに負けず劣らず可愛らしい性格してますねぇw
妖精さんがペット的な可愛らしさだとすると、助手さんは小学生くらいの子どものような無邪気さが見ていて微笑ましいです。
かと思えば、残酷なところもあって。……いや、それもまた子どもらしいと言えるのか?
とにかくラストのオチには盛大に噴き出しましたよw

内容のクオリティが低下したわけではなく、自分の好みと差があっただけなので、このシリーズが好きな人なら楽しめると思います。
個人的には、1巻の頃の絵本感覚で読める内容を期待したいですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

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スキル振りが決まらない 

近頃、ROは週に1,2回程度しかログインしていません。
そのため、ログイン方法が変更されたことに気付くのが遅れました。

ガンホーのアトラクションセンターよりガンホーID&パスワードを使ってのログインになっています。
アトラクションIDやパスワードは基本的に必要なくなったようです。

ちなみに、対応ブラウザはIEのみで、それ以外はサポート対象外。
さらに、このメンテ以降、Vistaの場合はパッチが正常にインストールされないときがあるとか。
またユーザーの反感ばかり買うようなことをしているようですな、ガンホーさんは。
まぁ、今の僕は昔ほどROに情熱を燃やしてないので「あ、そう」という感じなんですがね。

しかし、この仕様は2垢持ちにとってはどうなんでしょうね。
アカウントを切り替えるたびにROを再起動させないといけないのは面倒臭い。
そのかわり、アトラクションIDではなくガンホーIDでログインできるため、一度パスワードを入力してしまえば再度入力する必要性はなくなります。
今のPCならどちらでもいいけど、前までのPCだと再起動なんてやってられなかったよなぁー。
セキュリティ対策のために導入したんでしょうが、めんどいことこの上ない。


さてさて。
そんなわけで、かなりの低接続っぷりなわけですけど、ようやくビアンカの転職が見えてきました。

35.0%

あと65%でジョブ50達成です。
それはいいんですけど、問題はスキル振りがまだ決まってないところなんですよ。
スキルポイントが現在20pほど溜まっています。

現段階で絶対に取りたいと思っているスキル振りはこちら

一次職、二次職ともに20p浮いているわけです。
セイフティーウォールの需要が高いのは知っていますが、WIZで使いこなせるんでしょうかね。
やっぱりSWはプリさんが使うべきスキルのように感じるんですけど。
SGを取るのは当然として、大魔法はあと1つ欲しい。
MSとLOVのどちらがいいんだろう……。うーむ。

テーマ: ラグナロクオンライン

ジャンル: オンラインゲーム

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とらドラ! 第1話「虎と竜」 

秋のアニメ新番組として、さっそく「とらドラ!」が放送開始されました。
原作ファンの自分にとっては、何度かブログにも書いてきた通り、今期の中で一番気になるアニメです。

とはいえ、過剰な期待をしていません。
基本的に漫画でもラノベでも、アニメが原作を超えることなんてまずありえませんからね。

以下、第1話の感想。

<原作バレはありませんのでご安心ください>

さて、つい先ほど第1話を視聴したばかりの感想としては、うーん、悪くはない……かな?
少なくとも地雷ということはないと思います。

アニメでよくあるハイテンションラブコメディのノリかと思いきや、意外にも落ち着いた雰囲気。
BGMをあえてなしにしている場面が目立ちますね。
竜児が思いのほかクールで、淡々と物語が進んでいます。

どうしても原作が小説(ラノベ)であると、視覚的な表現はできても直接な説明が不足してしまいがちですね。
自分は原作読んでいるんでいいですけど、ちょっと展開を飛ばし過ぎかなと感じました。
アニメで初めて「とらドラ!」を見たという人には、話についていくのが大変だったんじゃないかな。
教室の机がぶっ飛ぶシーンなんて急すぎて意味分からないのではw

そのシーンも含めた大河の大暴れシーンは予想以上に動いていて「おっ!」と思わされました。
この辺りのアクションシーンを見る限り、作画は安定しているようですね。
アニメーションに関しては特に問題なさそうです。

微妙なのはキャラクターデザインなんですよねぇ。
竜児と北村の男共に違和感覚えまくり。
まぁねぇ、原作のヤスさんの絵だって、描くごとに別人になってたりもするんだけどさw
ここはアニメから入った人なら戸惑うことはないんでしょうかね。

注目の竜児役である間島淳司さんの声は、やっぱり多少の違和感はありましたが、誤差範囲内ですね。
全体的にはそつなくこなしていたように感じられました。
演技は昔に比べると格段に上手くなってますねー。
メモオフの信よりも、「モンキーターン」の洞口に近い声質でした。

ヒロイン勢は男共に比べれば良かった。
特に大河はコロコロと変わる表情が可愛らしくて、アニメ的に見ていて楽しいキャラになっていました。
心配だった釘宮ボイスは、シャナやルイズと比べると1つ低い声で、大河のあくどさが滲み出ているようで非常に良かった!
他の声優が良かったなんて言っててスミマセンでしたw

みのりんは登場シーンが少なかったからまだまだ様子見ですが、まだマシでした。
ほっちゃん(堀江由衣さん)の声も、しっかりとみのりんらしさが感じられて嬉しかったですね。
プロの声優を舐めていたわけではないんですけど、くぎみーやほっちゃんはテンプレ的な声があるから、どいつもこいつも同じように聞こえるってことが少なくないんですよ。
「とらドラ!」ではそんなこともなく、役作りをちゃんとしているのが伝わってきます。

独身(担任)は竜児に怯え過ぎなところはどうかと思いましたが、絵や声はイメージ通りでしたね。
逆に、やっちゃん(母親)は「誰だこれ」って感じだったな……。

なんだかんだいって、結局おいしいところは全てインコちゃんが持っていったんですけどね!
あれは、映像化ギリギリのキモさだw
スタッフGJ。

第1話としては、まずまずの出来だったんではないでしょうか。
個人的にはこれぐらいのクオリティであれば、十分最後まで楽しんで見られそうです。
ただ原作も終わっていないのに、これだけ早いペースで話が進んでしまってはどこで締めるのか気になりますね。
アニメオリジナル展開とかあるのかなぁ。
大抵そういうのは酷いものしかないから、アニメオリジナル要素は控え目にお願いしたいね。

テーマ: とらドラ!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とらドラ!  とらドラ!(アニメ話感想)  2008年放送開始アニメ 

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お気に入りの作業用BGM vol.2 ファミコン編 

ニコニコ動画で見つけたファミコンBGM集をまとめてみました。
作業用BGMを全てマイリストに登録していると全然数が足らなくなってきてしまうので、こうやってリンクを張って自分のブログから飛べるようにしておこうかなとw

しかしながら、どれもこれも思い出深いですねぇー。
昨今のゲームBGMと比べると明らかに音が足りていないはずなのに、感動させられたことは少なくありません。
単純な音が多かったことが、逆に耳に残ったのかもしれませんね。
これらの音楽の凄いところは、ファミコン全盛期から20年経つ今の時代に聴いても名曲・良曲に聴こえるところかと思います。


▼星のカービィ 夢の泉の物語



ファミコン晩期の神作品といったら、これでしょう!
GB版も良かったですが、やっぱり敵の技をコピーできる楽しさがあるファミコン版の方が好きですね。
一番好きなBGMは「GREEN GREENS」です。
カービィをプレイしたことがある人なら誰しも聴いたことのある定番中の定番の曲ですね。


▼仮面ライダー倶楽部



大人になってファミコン買い直してからクリアしましたが、これは子どもには無理ゲー過ぎましたw
パスワードすらないのでコンテニューができず、一から始め直すしかないんですよねぇw
当時は、3大ライダー集合までいけなかったので、それぞれ1号2号V3のステージ曲ばかりが記憶に残ってます。


▼がんばれゴエモン!からくり道中



ゴエモンというと、SFC作品の方が有名のような気がしますが、個人的にはこちらの方が思い入れあります。
3D迷宮は子どもには難しかったなぁ……。
音楽も微妙に怖くて泣きそうになることもあったw
これ、クリアできなかったですね。


▼チャレンジャー



疾走感のあるBGMが気持ちいい。
1面は簡単なのに、2面で急激に難易度が高くなるんですよねw
これもクリアできなかったなぁー。


▼スターソルジャー



高橋名人の16連射が有名なハドソンのSTG。
曲数はかなり少ないけれど、その分1つ1つの曲が素晴らしい。
特にステージBGMとフルパワーアップBGMはカッコ良すぎ。
前使っていたケータイでは、着信音にしていたこともありましたね。
え?クリア?出来ていませんってばw


上記のゲームは、どれもこれも以前持っていたファミコンソフトばかりです。
訳あって一度全てのファミコンソフトを放出する羽目になりましたが、やり込んだゲームはまた買いなおしたいですねぇ。
今考えているのは、Wiiを買ってバーチャルコンソールを利用するという方法。
下手に中古でファミコンソフトを買うよりも安く済みそうなんですよ。
この間のロックマン9の件も含めて、Wiiの購入がかなり現実味を帯び始めてきました。
買っちゃおうかなぁ……。

テーマ: ニコニコ動画

ジャンル: ゲーム

タグ: 作業用BGM  ニコニコ動画 

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龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01 

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)
(2008/05/10)
秋山 瑞人

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★★★
 … 10
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
世界観 ★★★★★★★★
 … 9
期待感 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

虐げられる民“言愚”の青い目を持つ涼孤は似顔絵描きと構武所の下働きで糊口をしのぐ。かつて胡同の闇の中で、素性の知れぬ老婆より剣を習い、双剣を授かる。
卯王朝、第十八皇女の月華は屋敷を抜け出しては市井を探検する。感情が高ぶると地団駄を踏みながらぐるぐる回る癖がある。
涼孤はどぶ川の畔で双剣を持ち“龍を呑む”。月華はそれを目撃し――
「妾も剣をやるっ!」
鬼才・秋山瑞人が贈る、剣をめぐる物語。古橋秀之とのコンビによるシェアワールド企画“龍盤七朝”第一弾登場!

ミナミノミナミノ」以来、約3年半振りとなる秋山瑞人氏による新作。
個人的には「イリヤの空、UFOの夏」の4巻以来となるので、実に5年振りぐらいに著者の本を読んだことになります。

もう何というか、「流石!」の一言に尽きますね。
最初の数行を読むだけで、著者の独特の文章の癖を思い出させられました。
この圧倒的な文章力は、現在のライトノベル作家で右に出るものはいないんではないでしょうか。
次元が一つ違っていて、比べるのがそもそも間違っている気さえしてきます。

中華風の世界が舞台のお話。
意味どころか読み方すら分からない漢字が山ほど出てきますが、それを苦とさせません。
そもそも漢字が象形文字ということもありますが、大体把握できてしまうんですよ。
言葉選びのセンスが抜群。
これも卓越した文章力のなせる業でしょうね。

秋山節に慣れていない方だと、冒頭の取っ付きにくさは辟易してしまうレベルかもしれません。
しかし、そこは少しだけ我慢して読んでもらいたいところ。
序章を読み終わる頃には、どっぷりとこの世界観に引き込まれるはずです。

ストーリーは、まだまだ序盤ですね。
全2巻予定の割には、出会いと今後の伏線ぐらいしか描かれていません。
この意図的なスローペースの展開は、次巻の急展開を予感させますね。

淡々と物語が進んでいるだけなのですが、キャラクターが作中で踊るように生きている様が生々しく伝わってきて退屈しません。
まるで隣にいて見ているかのように肌で空気を感じ取れます。

挿絵はなく、あるのは口絵のカラーページのみです。
秋山作品には珍しくないことですが、今までの作品と違って絵がないことに意味があるような気がします。
挿絵を挟んでしまうことで作り上げている世界観を限定してしまうのを嫌ったのかもしれません。
これだけ読者の頭の中に世界を構築できるだけの力があるのであれば、必要最低限の絵だけで事足ります。

その観点からすると、これはもうライトノベルと言えないのかもしれませんね。
中華風ファンタジーの要素がかろうじてラノベの雰囲気を残していますが、カラーイラストさえ省けば一般小説として十分通用してすると感じます。
イラストの出来は作品内容に合っていて、決して邪魔な存在ではないんですけどね。

僕が今まで読んだライトノベルで「イリヤの空、UFOの夏」が一番好きな作品です。
なので、ハッキリ言って作家に対する入れ込み具合も半端ではありません。
しかし、この「龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01」への評価は決して過大評価ではないと断言できます。
キャラクター、ストーリー、設定……これら全て秋山瑞人氏の腕だからこそ書きあげられた作品です。

期待していた以上に面白かったです。
それだけに、果たして次がちゃんと発売されるのか、それだけが心配w
筆不精で有名な作家ですからねぇ。
「ミナミノミナミノ」だってそれを見越して手をつけていませんでしたし。

できれば1年で……いや2年ぐらい待ってもいいから、2巻を出してください。
ホントお願いします。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  DRAGONBUSTER  秋山瑞人  藤城陽  評価B+ 

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