明日へと続く記憶

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生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 1

生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)
(2008/01/19)
葵 せきな

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【評価……B+
舞台 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
バカ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ギャグ ★★★★★★★★
 … 9
パロディ ★★★★★★★★
 … 9

私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園。
生徒会メンバー中、唯一の男性である副会長・杉崎鍵は、今日も生徒会室の中心で愛を叫ぶ。「俺は美少女ハーレムを作る!」と(ただし、扱いは空気以下)。
そして、お子サマ生徒会長・桜野くりむは、今日も生徒会室の中心で身勝手に叫ぶ。「ただの人間には興味あ(自主規制)」
日々くり広げられる、ゆるすぎる会話。日々費やされる、青すぎる青春。いざ行かん少年少女よ、妄想という名の大海原を!
これは、ユカイツーカイついでにちょっぴり秘密アリな碧陽学園生徒会メンバーたちの、愛すべき日常をつづった記録の一端である。

美少女ばかりの生徒会にて黒一点である副会長・杉崎鍵(エロ少年)がハーレムエンドを目指すギャルゲー風コメディ。
あらすじを見てもらうと分かる人には分かるとおり、版権は大丈夫なのかと心配するくらいパロディネタが危険レベルです。
ある程度のオタク知識があってはじめて面白く笑える本ですね。

あとがきにて作者がこの本を「四コマ小説」と名付けていますが、言い得て妙だと思いました。
速いテンポで繰り広げられるボケとツッコミの応酬に病みつきになります。

バカ本というとファミ通文庫の「バカとテストと召喚獣」、スーパーダッシュ文庫の「ベン・トー」、スニーカー文庫の「DOORS」など最近続出していますが、これは富士見ファンタジア文庫の代表するバカ本だと言えるでしょう。
ただし、上記の作品らとは明確に異なる部分があります。
それは、メインとなるストーリーが基本的に存在しないところです。

生徒会のメンバーが生徒会室でずーっと駄弁っているだけ。
それだけの本です。
内容なんてロリ会長の胸並に薄っぺらです。

それなのに、この面白さはなんでしょうね。
会話中心で進むこともあり、ギャグ漫画を読むかのような速度でページをめくりましたよ。
ギャルゲーの日常エピソードが好きな人なら、かなりの確率でハマるんじゃないでしょうか。

無茶苦茶ぶりは他作品を頭一つ飛び抜けてます。
よくもまぁ富士見書房も許したな、とw
この何でもあり加減は、2ちゃんねるやニコニコ動画のMADなんかにも通じるものがありますね。

数字だけでは評価し辛い面白さです。
正直、キャラやイラストが狙いすぎなところがありますが、それもネタの一つとして捉えました。

欠点を挙げるならば、誰にでもお勧めできる本ではないという点がありますね。
パロネタを扱うものの宿命で、ネタが分からなければ面白さが半減しますからね。
また、一部シリアス要素が混じっているのも個人的にはマイナスかな。
はっきりいって、この作品に真面目な要素なんて求めていないんですよねー
最初から最後まで、ずっとギャグでやって欲しかったなと思いました。

まぁ、それでも最後まで非常に楽しく読むことができました。
特に第3話「放送する生徒会」は常に笑いっぱなしでした。
あー、笑った笑った。

| 富士見ファンタジア文庫 | 03:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
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