明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸 

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫 い 9-1)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫 い 9-1)
(2007/06)
入間 人間

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【評価……A-
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 1
ヤンデレ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
衝撃度 ★★★★★★★★
 … 9

評価【B-】⇒【A-】 2008.3.15修正
ヤンデレ 2008.3.15追加
衝撃度 2008.3.15追加

御園マユ。
僕のクラスメイトで、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。彼女は今、僕の隣にちょこんと座り、無邪気に笑っている。
リビングで、マユと一緒に見ているテレビでは、平穏な我が街で起こった誘拐事件の概要が流れていた。誘拐は、ある意味殺人より性悪な犯罪だ。殺人は本人が死んで終了だけど、誘拐は、解放されてから続いてしまう。ズレた人生を、続けなければいけない。修復不可能なのに。理解出来なくなった、人の普通ってやつに隷属しながら。
――あ、そういえば。
今度時間があれば、質問してみよう。
まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか。って。
第13回電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作登場。

レビューするのが、非常に難しい作品。
読んでいる途中もそうでしたが、読み終わった今でも、この作品をどう評価していいものか悩みます。
それは、点数では図れない面白さや、何とも嫌な気分になる黒さが、この本にはあるからです。
リヴァースキス以上に、賛否両論が分かれる作品だと思いますが、僕の評価は、一応高評価の方に部類されるかと思われます。

まず、タイトルで何となく分かるかと思いますが、登場人物は皆、最初から精神がぶっ壊れた人間ばかりです。
一部分が他人とズレているというよりも、根本的に心が崩壊しているというべきでしょう。
ヒロインは、近頃流行っているヤンデレの一種になるんでしょうかね。

一人称で語られる物語なのに、主人公であるみーくんには感情移入しにくい文体となっています。
嘘ばかりつくみーくんの地の文は、真実が曖昧に表現されています。
ミステリー要素があるにもかかわらず、何が正しいのか、それを考えることすら、不毛なことに感じられます。
ここを受け入れられるかどうかが、この本に対する評価で分かれるところじゃないかな。
慣れるまでは読み辛く、慣れるとクドイと感じる部分もありましたが、総じて文章は面白いものを書いているので、僕はありかなと思いました。
捻くれている人ほど、嘘で成立している会話のテンポに心地良くなるんじゃないかとw

序盤は、一人称なのに主人公だけが情報を持った時点でスタートするので、読みにくくて仕方ありませんでした。
また、登場人物の性格を把握できていないのに話だけが先に進むので、置いてけぼり感もありましたね。
ようやく流れを掴めるようになる中盤になって、ページの捲る速度が上がります。
物語が廻り始め、続きを読みたくなる気持ちを掻き立てられるようになりました。
この作品は、中盤が一番面白いように感じますね。
終盤は、今まで張り続けてきた伏線を消化していくことになるわけですが、ちょっと投げやり感があるような気がしますね。
その辺りが勿体無かったですが、話の展開としては、良い意味で無難で面白かったです。

オススメ度が星1つなのは、内容がダーク系であまり読んで欲しいと思えないからです。
電撃文庫というと、中高生も多く読んでいるラノベ文庫でしょうが、こればっかりは避けて欲しいと思ってしまうくらいです。
変な影響を与えてしまいそうで怖くて、勧められませんよ。
舞台は現代の日常世界で、ファンタジー要素など一切出てこないのが、妙にリアリティがあってイヤな感じw
褒め言葉ですよ、ええw

それ以外の方でも、読む場合は、表紙カバーを取って、裏側を見てからにして貰いたいですね。
それでも読みたいと思える方には、きっと面白く感じられると思います。
ラブストーリーを期待している人は、止めておいた方がいいかも。

イラストは、知っている人も多いんじゃないかと思われる左さんの絵です。
残念ながら、本文内では挿絵はほぼないので、鑑賞できるのは表紙等だけです。
まぁ、挿絵がない方がこの作品には合っているとは思いますけどね。

一つ驚いたのは、2巻目が早くも発売されたということ。
というか、これに続巻が出るとは思わなかった。
理由の後付として弱かったり、消化されていない伏線などもあったんで、それらが明らかになったりするのかな。
結構気になっているんで、読んでみるつもりです。

「嘘だけど」
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テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん  入間人間    評価A- 

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