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明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN 

東京レイヴンズ1  SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)
(2010/05/20)
あざの 耕平

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読書期間:2010/5/26~2010/5/30

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
安定感
期待感




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 『ぼく、シキガミになる。ずっと一緒にいて、ずっと護ってあげる』
 それは遠い昔の約束。彼がまだ“将来”の意味を知る前の――。
 霊的災害〈零災〉が多発し、陰陽師たちが活躍する現代。
 土御門春虎はトコトン運の悪い少年だった。陰陽師の名門に生まれながら、才能はからっきし。この16年の人生で、死にかけた回数12回。そしてある夏の日、極めつきの受難が、彼の前に訪れる。
 「久しぶりです――春虎君」
 土御門家次代当主である幼なじみの少女、夏目。彼女との再会が、春虎をかつて見た“将来”へ――波乱に充ちた“未来”へと導き始める!闇に舞う鴉たちの、時を超える陰×陽ファンタジー!!

【感想】


「BLACK BLOOD BROTHERS」完結より1年。
あざの耕平氏による新作は、現代が舞台の陰陽師モノでした。

丁寧に作っているなぁというのが、第一印象。
今のところは、特別どうこうってことはありませんが、おそらく徐々に面白くなっていくことでしょう。

実のところ、陰陽師が苦手というか興味が持てません。
しかし、BBBの時も吸血鬼ネタに関心がなくても、薦められて読んでみた結果ハマってしまったので、今度もまた同じようになるのではないかなと思っています。
それだけ作者の腕を信じきっています。

どうしても設定の説明が多くなる長編の1巻ですが、無難にまとめられていますね。
もともと詳しい人ならば、説明過多と感じるかもしれませんが、自分にはちょうど良かったです。
ただ、次巻まで覚えていられるかどうか自信が無いので、出来るだけ早いペースで読みたいのが本音だったりします。

とりあえず、時代や舞台などの基本的な内容を踏まえつつ、ストーリーを作った形ですね。
この辺り、BBBとまるで一緒なので、作者のお得意のパターンなのかもしれません。
主要登場人物の年齢が高校生になったため、ラノベとしては手に取ってもらいやすいかな。
恋愛要素も増しているので、陰陽師抜きにしても楽しめます。

主人公の土御門春虎の鈍感さは、作者が描くと新鮮に見える。不思議。
ラブコメの主人公ばりに好意に鈍いキャラですが、真っ直ぐな性格の持ち主で好感が持てます。
日常生活でヘタレであっても、緊急時には適切な判断と行動がとれるタイプみたいなので、意外と格好良く見えるのもポイント高いところです。

ヒロイン役である夏目のキャラ造形には唸らされました。
怒りっぽく意地っ張りで、おまけに嫉妬深く独占欲が強い。
春虎視点からみると、取っ付きにくいと思われても仕方のない態度を取っているんですよね。
しかし、この娘に隠された秘密を知ると、印象が一変します。
きっと、物凄い勘違いされやすい娘なんだろうなぁ。

親友ポジションである冬児もまた、クールな二枚目としてキャラが立っていました。
頭の回転が速く、臨機応変に動ける姿が格好良かった。
今後、名脇役になりそうな予感がヒシヒシと伝わってきます。

今回の要であるギミックは、二度読みを前提とまでは言わなくとも推奨しています。
事実を知ってから読むと、かなりニヤニヤしながら読めますね。

陰陽師バトルについては、可もなく不可もなく。
さすがの筆力で安定感は抜群です。
ただ、陰陽師特有の面白さについては、まだまだこれからかな。

すみ兵さんのイラストは、綺麗で良かったです。
挿絵はトーンを多用しすぎているようにも見えましたが。

伏線が散りばめられた序章でした。
じっくりと読むつもりではいますが、3巻ぐらいまでには一度大きな盛り上がりを期待したいな。

あざの耕平流・現代版陰陽バトルの開幕

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  東京レイヴンズ  あざの耕平  すみ兵  評価B 

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生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録 3 

生徒会の火種  碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫)
(2010/03/20)
葵 せきな

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読書期間:2010/3/29~2010/3/31

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ギャグ
パロディ
メタ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 「反吐が出る。生徒会がキライだ。碧陽学園が大キライだ」
 私立碧陽学園生徒会――そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園が形成されるまでの道のりは、苦難に満ちていた。かつて、碧陽学園に存在した闇……金、権力、暴力を手に、すべてを覆いつくさんとする深い闇。それを打破した人物とは――!?
 たまにはシリアスもいいじゃない、ファンタジア文庫だもの。
 と、思いきや。デレないツンデレ・凶暴アイドル・微妙能力者・BL美少年と行く、奇想天外ぶらり湯けむらない京都の旅(つまり修学旅行)も収録。そして、なぜ真冬は表紙でスク水なのか。夢か幻か読者サービスか、その謎に迫る!……ってことはいつも通りか!

【感想】


生徒会シリーズ、通算10冊目。
いつも通り調子のいいボケと、ノリのいいツッコミの応酬が醍醐味の四コマ系小説です。

今回の話は、二年B組の修学旅行エピソードと、生徒会人気投票システムが作られた発端が明らかになる10年前の生徒会話の2本がメインで、あとは恒例の雑談が数話となっています。
何だか、本編よりもストーリーがあったり、根幹の話であったりするのは気のせい……ではないでしょうなぁw

過去の生徒会役員の日記を見つけ、以前の碧陽学園の様子を垣間見ることができる「始まる生徒会」が一番面白かった。
割と早い段階でオチは予想が付いたけれど、自由奔放な日記の書き方にはつい笑ってしまいました。

それにしても、本編と外伝あわせて100以上?の短編を書いて、なおも笑いを提供してくれる作者さんの技量には脱帽ですね。
基本的にキャラは増えませんし、大きな進展もありません。
似たようなことを繰り返しやっていて、マンネリも感じているはずなのに、何故か面白い。
破壊力はなくとも、購読を続ける気力が落ちないだけのクオリティは維持されています。
つまらないと感じる話もたまにあるけれど、そりゃまぁ仕方が無いんじゃないのって思いますよ。

しかし、本編に比べたら内容はあるけれど、それでも今更ネタバレなしで感想を書くようなことは、ほとんどないなw
中目黒がBL路線走りすぎていて笑えるどころか恐ろしいとか、巡の不憫さを見ていると杉崎にムカついてきたとか、真冬の駄目人間っぷりとか……あー、やっぱりいつも通りだなぁと思うわけですよ。

とりあえず、この表紙はまたしても買い辛くて困りました。

生徒会役員の選出が、どうして人気投票なのかが明かされます(短編集なのに)

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B 

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中の下! ランク1.中の下と言われたオレ 

中の下!  ランク1.中の下と言われたオレ (富士見ファンタジア文庫)中の下! ランク1.中の下と言われたオレ (富士見ファンタジア文庫)
(2010/02/20)
長岡 マキ子

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読書期間:2010/3/26~2010/3/28

【評価……B
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
バカ
ラブコメ
青春



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




 「――つまり、貴方の男としてのランクは『中の下』です」
 変態の誉れ高い、聖☆ジュウゾー学園高校には、恋人を作ることを目的とする「カップル試験」がある。学園一の美少女を狙っていた、自称イケメン最終兵器の瀬木成道だが、美人教諭の「中の下」発言で失意のドン底に――。人はどこまで強くなれるのか。真実の愛とは何か。本作は、それらを熱く問いかける問題作である!
 ……あの、これ、第21回ファンタジア大賞〈金賞〉受賞作でして。大賞の次に偉いんです。運動会で言うと2着です。すごいでしょ!「内容も中の下か……」なんて、お約束のツッコミはナシでお願いします。こう見えてナイーブなんで!

【感想】


第21回ファンタジア大賞、金賞受賞作。

聖☆ジュウゾー学園には「カップル試験」と呼ばれる独特の制度がある。
学園の創設者兼理事長の意向により、一年の期間を要して恋人を作れというものだった。
学園ランキング1位の男女と相思相愛になったものは、何でも一つ願いを叶えてくれるという。
理事長の孫である主人公・瀬木成道は、とある目的のために学園一の女の子を狙いにいくが……というストーリー。

なかなか面白い学園ラブコメでした。
しかし、これは一歩間違えると、評価はまるっきり逆になってたかもしれません。
自分は楽しめましたけど、引っかかりを覚えた人がいても何ら不思議ではないですね。

それもこれも、主人公の瀬木成道が、かなり癖のあるキャラクターだからです。
いわゆるおバカ系キャラの傾倒なんですが、単純思考の持ち主で客観的な視点が欠けています。
超がつくほどのナルシストで、自己賛美がイタイ性格には誰しも抵抗を覚えるのではないかなと思います。

それだけだったら、単純に最低な人間と評するだけで終わるところですが、自身が「中の下」であることを認識し始めると、徐々に内面が改善されていきます。
この成長する姿が、見ていて清々しい気分にさせてくれるんですよ。
もちろん、まだまだ足りないところとか、正すべき点などは山ほどあるんですが、情けない姿も逆に人間味があって憎めないんですよねぇ。
まぁ、スタート地点が「中の下」どころか、下の中ぐらいの低い位置にいる人間なんで、より成長度を感じることができるんでしょうがね。
悪気がないのは一人称の地の文から伝わってきますし、ポジティブに勘違いするところを見ると、根はイイ奴なんだよなぁと思わされます。

また、脇役もイイ味出しています。
その筆頭が、学園一と名高いイケメン・黒川将です。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、この設定によるキャラ付けは上手いなと思いましたね。
一気にキャラが立って面白くなりました。

ヒロイン候補は今のところ3人。
どの娘もそこそこ可愛いものの、決定打に欠ける印象がありますね。
強いて言うならば、ランキング1位・通称ヴィーナス候補である瑞本絽美は純情で良かったかな。
次からが本番みたいなものなので、今後のイベント展開に期待したいところです。

それにしても、何となくファンタジア大賞はお堅いイメージがあったので、こんなダラダラと読むのに最適な類の本が受賞するとは意外でした。
完成度の高い物語もいいけれど、こういったネタに走ったような作品があってもいいと思うので、個人的には歓迎ですね。

酷い性格で駄目人間の主人公が、己の欠点を自覚し成長していく学園ラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  中の下!  長岡マキ子  ごまえ  評価B 

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生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録 7 

生徒会の七光  碧陽学園生徒会議事録7 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7 (富士見ファンタジア文庫)
(2009/12/19)
葵 せきな

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読書期間:2010/1/15

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ギャグ
パロディ
メタ



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




 ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ!美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため、今日も汗水流して駄弁っております!!
 今回、ひとりの少年が己のこれまでの行いを悔い、宣言した。
 「ここは俺のハーレムでは、ありません」
 ――衝撃だった。
 季節はうつろい、刻一刻と迫ってくる「その時」。だけど俺達は、私達は、現実から目を逸らしちゃいけないんだ。
 そして、少年……杉崎鍵は、ハーレム放棄宣言のみならず、さらに告げるのだった。「残響死滅……」と。
 気になるあの人やその人も登場して、ついに物語は動く――か?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


アニメ最終回と同時期に発売された生徒会シリーズ、本編第7巻。

あれ、ここ最近のマンネリ感が嘘のように面白いぞ?

もしかすると、シリーズ内で1,2を争うほどお気に入りかもしれません。
ギャグのキレが冴えていて、常に笑っていられた感じがします。
好みの問題なんだろうけど、今回はツボに入ったなぁ。

シリーズ開始直後のようなパロディネタは少なくなり、自前のネタで勝負しているところに好感持てますね。
いやまぁ、メタやパロディが悪いわけではないですが、どうしても飽きが来やすいですし。

これまで名前のみの登場だった杉崎の幼馴染み兼元彼女・飛鳥が初お目見え。
相当曲者であるだろうとは想像できていましたけど、知弦とはまた異なるベクトルで悪女だなぁw
杉崎を困らせるのが生きがいと言わんばかりの対杉崎ドSな性格によるテンポのいいボケが面白い。
いつもシリアスで正直面白くないと感じるプロローグとエピローグが、彼女のお陰で随分と楽しかったです。

本編のエピソードも良いモノばかりで、ハズレはありませんでした。
その中でも特に面白かったのが第2話「失われる生徒会」ですね。
記憶喪失となった杉崎が、生徒会の空気の異常さに大きなリアクションで突っ込んだり、ピンポイントで妙なところを思い出したりするのが馬鹿馬鹿しくてハマりましたw
冷静に考えてみたら、笑っていられる状況じゃないはずなのにねw

第3話「三度の生徒会」は定番のガチネタになりつつあるラジオ話。
毎回似たようなことしかやっていないのにも関わらず、笑ってしまうんですよねぇコレ。
会話だけで成り立つ小説だからこそできる芸当ですねw

終わりが近いことを登場人物達が感じ取り、微妙にシリアスな雰囲気になるシーンが目立ちましたが、まぁ許容範囲内。
笑い一直線でいいと思うんですがね。

当たりの回でした。
この調子で続巻も頑張って欲しいなぁ。

仲がイイ者同士だからこそ、いじめレベルのボケが面白いじゃれあいとなっていて楽しい

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B+ 

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生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録 2 

生徒会の月末  碧陽学園生徒会黙示録2 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2
(富士見ファンタジア文庫)

(2009/09/19)
葵 せきな

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読書期間:2009/9/25~2009/9/26

【評価……B-
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
人物 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
ギャグ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
メタ ★★★★★★★★☆☆
 … 8

私立碧陽学園生徒会――そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、楽園のご主人様(←妄想)である杉崎鍵は今、美少女達を裏切り、オトナの世界へ旅立とうとしていた。いや、杉崎だけではない。いたいけな腐……じゃなくて婦女子の椎名真冬も、また。
人は皆、様々な経験を経てオトナになる。生徒会のメンバーだって、例外ではないということだ。さあ、オトナの世界へ向かって飛びだそう!碧陽学園生徒会と一緒に!
――ってことで、久しぶりにやってきました「黙示録」。今回も、どこに行こうとしているのか分からない少年少女達の書き下ろしが満載だ。いやー、ガッカリだよ。ガッカリオブザイヤーだよ!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「生徒会の一存」シリーズ番外編その2。
ドラゴンマガジンに連載していた話よりも書き下ろし分の方が多いので、雑誌で見た人も楽しめます。

うーん、個人的には微妙でした。
いつも通り笑えるところも多々あったのですが、キャラが肌に合いませんでした。

ギャグだと分かっていても、さすがに今回の杉崎と真冬はウザったい。
面白いと感じながらも、ムカムカする感情が芽生えてしまいました。
生徒会室でメンバーが好き勝手に遊んでいるのはいいけれど、バイト中に同じ空気を持ち込まれると途端に辛くなる。
天丼ネタの「杉崎鍵の放課後」はハイテンポのギャグが非常に出来が良かったのに、心の底では引っかかってるところがあって楽しみきれませんでした。

あと、これはシリーズ全体の特色で、ひたすら悪ふざけで展開するにも関わらず最後の最後でイイ話に持っていこうとする風潮が苦手なので、今巻の各エピソードのオチは後味が悪かったです。
みんな仲良く!というのが嫌いなわけじゃないのですが、それができる作品は限られると思うんですよね。

マンネリという意味では、本編よりも多くのキャラが出ていたり、場所も限定されないおかげで感じませんでした。
むしろ勢いよく突っ走りすぎているぐらいです。
キャラも全員が駄目というわけではなく、宇宙姉弟や深夏は見ていて楽しかったですね。

アニメも結局3話目以降見てなくて、HDDに溜まっている状態なので消化しないとなーと思うんですが、なかなかその意欲が湧きません。
飽きてきている、というのとは少々違うと思うんだけどなぁ。

本編と同じノリでも主要キャラや場面が異なるため普段とちょっと違う印象を受けます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B- 

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生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録 6 

生徒会の六花  碧陽学園生徒会議事録6 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録6
(富士見ファンタジア文庫)

(2009/07/18)
葵 せきな

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読書期間:2009/7/26~2009/7/27

【評価……B
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
ギャグ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロティ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
メタ ★★★★★★★★☆☆
 … 8

ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ!美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため、今日も頑張っております!!
ついに今回、生徒会顧問自ら、君達に問う。「生徒会の一存」という物語の存在意義を!タイトルは苦し紛れだし、刊行時期は現実とズレがあるし、そもそもいい加減マンネリ気味だろう!
そこでアレだ。超展開!ページをめくった次の瞬間、色んな意味でドッキドキの展開がキミを待ってるぞっ☆
勇者ケン・スギサキ、魔法使いウィンター、武闘家サマー、賢者モミジ。俺達の冒険はまだ始まったばかりだぜ!行くぜ!未来へと向かってジャンプ!……おや、一人足りないよ?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


アニメ絶賛(?)放送中の生徒会室コメディ、本編6冊目。
この本が発売されたときや、実際に読んだときはもちろんまだ始まっていない時期でした。

とうとう登場人物もマンネリって言っちゃったよ!
ネタも被っていること増えてきたし、さすがにそろそろ厳しい……か?

相変わらず、笑わせてくれます。
ほとんど漫画を読んでいるような感覚で、良くも悪くも流し読みできますね。
オタクの娯楽としては、かなり適している本じゃないでしょうか。

でも、畳みかけるようなボケとツッコミの繰り返しのキレは健在ですが、ギャグのインパクトは薄れつつありますね。
やっぱり笑いってのは意外性がないと、勢いが落ちるもんなんですねぇ。

一応、存在しているストーリーは「企業編」から「卒業編」に突入しています。
どちらにせよ、要らないなぁと思ってしまいます。
この作品のシリアス要素には、どうも肌が合いません。
ギャグ本編で無理やりイイ話風に持っていくのも、気になってしまいます。

表紙のくりむは一瞬胸元がセクシーに見えますが、谷間の線を書いているだけです。
そこんところ分かってますか、店員さんっ。

色々と語りましたが、結局いつも通りの内容でしたという一言で説明できますね。
個人的には、全く飽きがないわけではないですが、まだまだ面白いシリーズです。

ずっと変わらないパロメタ満載の四コマ風ギャグ小説

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B 

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生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録 5 

生徒会の五彩  碧陽学園生徒会議事録5 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5 (富士見ファンタジア文庫)
(2009/04/20)
葵 せきな

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読書期間:2009/4/20~2009/4/21

【評価……B+
設定 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
物語 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
人物 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
ギャグ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
パロディ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
メタ ★★★★★★★★★★
 … 10

私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園ですが何か?
ああっ、待ってお客さん。表紙が杉崎だからって、買うのやめないで――――!!一応うちのイケメン(痛すぎる自称)なんです!
ほら。この本をレジまで持っていけば、あーら不思議。中目黒善樹の気持ちがちょっとだけわかります……って、それの何が嬉しいだよ!ひとりボケツッコミ、寂しすぎる!
でも、すごい内容になっているんだよ?あの人の妹が出てきたり、いよいよあの話に決着がついちゃったり……え、いつも同じこと言ってるって?ふ、ふん。あとで後悔しても遅いんだからねっ!

【感想】


メタ要素満載の痛快ギャグコメディ、第5巻。
口絵の真儀瑠先生と桜野くりむの体がむっちむちでエロい件については以下省略。

悔しいけれど、毎回笑ってしまいますね。
生徒会室でくだらない雑談を繰り広げているだけなのに、テンポの良いギャグとツッコミがたまらなく楽しい。
正直、1回読んでしまえば満足してしまうところはあるんですが、その分初見の破壊力はデカいです。

ただ、笑いと同時に本気で登場人物にムカつくときもありますね。
誰とは言いませんが、ギャグと分かっていても、ウザいと感じてしまいます。
これまではギリギリのラインで踏み止まっていたところが、イラついたり、引いてしまったりする点もあり、良くも悪くも自重しないところがこのシリーズの売りなんだよなぁと改めて実感しました。
アクが強過ぎるのが、人に勧め辛い理由なんですよねぇー。

あと、一応ストーリー的なものであった「企業編」がこの巻にて完結しました。
言葉を濁さずぶっちゃけると、どうでもいい内容ですね、これ。
もっとはっきり言うのであれば、つまらなかったです。
一貫してコメディであった方が絶対にイイと思うんですけどね。

この作品内でのシリアスな雰囲気が徹底的に肌に合いません。
それを除けば、ネタの好みの違いなどはあっても、ほぼ文句なしに褒めちぎることができるんだけどなー。

いつも通りとしか言いようのないギャグ小説

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

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BLACK BLOOD BROTHERS 11-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生- 

BLACK BLOOD BROTHERS11  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS11 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生― (富士見ファンタジア文庫)
(2009/05/20)
あざの 耕平

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読書期間:2009/5/20~2009/5/21

【評価……A+
設定 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★★
 … 9
人物 ★★★★★★★★★★
 … 10
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★★★
 … 10
燃え ★★★★★★★★★★
 … 10
完成度 ★★★★★★★★★★
 … 10

ジローは進む。星一つ分の死と再生を繰り返しながら。コタロウ、そして――ミミコ。彼の心臓をノックする、大切な存在の為に――。
ついに最後の戦いの火蓋が切られた『九龍の血統』とジローたち。ジローに応え特区へと向かったミミコ、ケインやジャネットら各地の精鋭が特区に到着する中、ジローは九龍王との対決の時を迎える。鍛えなおした銀刀を操り『九龍の血統』を圧倒するジローを前に、追いつめられたカーサたちは、最後の手段に打って出る……!
「ジローさん!お願いっ。諦めないで!」
――大切な、愛する者たち。その為に今、全てを捧げよう。
黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ、血と絆の物語、ついに完結!

【感想】


BLACK BLOOD BROTHERS」シリーズ、堂々完結。
吸血鬼サーガの幕が下ります。

感無量。

渦巻く切ない想い。
一向に熱が引かない目頭。
息を吐くたび漏れ出す疲労感の心地良さ。

素晴らしかったです。
言葉で表現すると、そのどれもが今の自分の気持ちに当てはまらず、もどかしくなります。
だから陳腐だとしても何度でも言います。
本当に素晴らしかった!

◆ 内容

富士見ファンタジア文庫史上、歴代1位タイのページ数はずっしりと重みを感じる533ページ(あとがき除く)。
膨大な量でありながら、それを全く苦とさせない内容となっていることは保障します。
むしろ、読み終わってみると、よくこれだけ充実した内容を1冊にまとめることができたなと驚くくらいです。

これまで積み上げてきたものが解放されていく快感にアドレナリンが出まくり。
ギリギリの局面で必死に生きる彼らの姿が、熱い『血』の声を読者の胸の奥まで訴えてきます。
揺ぎ無い信念を持つ者の格好良さには人間も吸血鬼も差はありません。

緊迫した展開の連続に、ページをめくる手どころか全身に汗をかきます。
時間を忘れて、ただただ没頭して読みました。

◆ 物語

切なさを越えた先にあったものは、痛みと希望でした。
どうして世界はこうも酷なんだろうと思わざるを得ません。

しかし、覚悟を決めた彼や彼女らは、迷いを抱えつつも不器用なくらい一直線で、それが眩しいくらいに格好良かった。
読者の自分の方が心の整理が出来てないくらいで、避けられない戦いに苦しみと悲しみがいつまでも胸にこびりつきました。

築き上げてきた土台からなる幾つもの伏線が、一つ一つ丁寧に解かれていきます。
それでも、もっと描いて欲しかったと思うのは欲張りでしょうか。
想像で済ませるにはあまりに勿体無い話が残ってしまった気がします。

エピローグは長めで、余韻に浸れる良い終わり方でした。
様々な因縁が収束したのち、これから始まる新たな物語の息吹を感じることができます。

ラストシーンの予想はできなかった……というよりもしたくなかったので考えていなかったのですが、読んでみるとこれ以外有り得ないだろうと思えました。

◆ 総評

この「BLACK BLOOD BROTHERS」という本は、おそらく一生忘れることのない本の一つだと確信しています。
それだけ自分にとって特別であったという想いに今もなお溢れています。

もちろん、作品のレベルの高さは言うに及びません。
自信を持って人にお勧めできます。

この本に出逢えて本当に良かった。
あざの先生、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございます!

⇒ 【 「BLACK BLOOD BROTHERS11 -賢者転生- 」簡易感想 】


熱く、切なく、そして深さを感じる重厚な物語が余韻を強く残します



以下、ネタバレ感想です。
最終巻まで読んだ方のみ開いてください。
-- 続きを読む --

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A+ 

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BLACK BLOOD BROTHERS 10-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣- 

BLACK BLOOD BROTHERS10  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS10 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)
(2009/04/20)
あざの 耕平

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読書期間:2009/4/18~2009/4/20

【評価……A
設定 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★★
 … 9
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★★★
 … 10
燃え ★★★★★★★★☆☆
 … 8
期待感 ★★★★★★★★★★
 … 10

1997年。アリスやジローと共に香港に滞在するカーサは、リズと名乗る1人の吸血鬼と出会う。自分と同じ“混血児”のリズに衝撃を受けつつも、カーサは彼女にかつてない親愛の情を覚える。
月下で蠢き始めた、新たな“脈動”。アリスとジロー、そしてカーサにとっての百年の夜が、静かに終わりを告げようとしていた。
そして現在――2009年、シンガポール。各国の有力血族を迎えたミミコは、特区奪還の手応えを感じながら、待っていた。
たった一振りの剣。ミミコにとってただ1人の吸血鬼を。
「いつまで経っても、遅刻魔なんだから」
すべての未来を賭けた『聖戦前夜』が、今、最後の幕を開ける……!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


小説に限らず創作物に対して、言葉が出てこないほど感銘を受けることが偶にあります。
内心では、キリがないくらい語りたいと思っているのに、上手く言語化できないんです。
それは、それだけ作品に夢中になっている証拠なんでしょうね。

BLACK BLOOD BROTHERS」は、それが偶にではなく頻繁にあるから嬉しい。
この10巻も、素晴らしく良かったです。

▼聖戦前夜 ― 1997

10巻の内容は前半と後半で大きく分かれています。
前半の舞台は過去の香港。
あの「香港聖戦」が起こるまでの経緯が、カーサの視点で遂に明かされます。

カーサの葛藤が、苦悩が、ありありと綴られています。
もともとただの悪役ではなかった彼女ですが、こんな閉塞感に苛まれる姿を見たら、とても憎めません。
彼女の選択を誰が責められようか。
BBBにおいて、カーサは間違いなく主人公の一人だと改めて確信しました。

▼聖戦前夜 ― 2009

後半は、時間軸が戻って現代。
順調に特区奪還の準備が整いつつあるカンパニー。
しかし、そう簡単には事が進むわけもなく……。

カンパニー勢力は頑張っているとは思いますが、まだまだ先読みが甘いですね。
きっと陣内がいれば、こうも後手後手に回ることはなかったんでしょうけど。
まぁ、他にも役者は揃っていますしね。

我ら『賢者イヴ』の血族、現時点をもって宣戦する

神懸かっている帯のセリフより。
文中のセリフとは若干違うんですけど、実際に出てきたときは全身痺れました。

今回の話は、先がバレバレの展開でしたので驚きこそ少なかったですが、分かっていても燃えました。
ジローが格好良すぎて別人みたいでした。
まるで主人公みたいじゃないか!
ちょっとくらいヘタれている方がジローらしいと思ってしまうんだ、うん。

そういえば、表紙絵のジローもキマってましたね。
居合の構えや鋭い眼光がカッコイイ。
10巻の草河さんの絵はイラストによって質の差が激しかったのが残念ですが、表紙やラストの絵は素晴らしく良かったです。

◆残すところは最終巻のみ!

クライマックスへ向けて、とうとうカウントダウンが始まりました。
ジローも、ミミコも、コタロウも走り出したらあとは最後まで突っ走るしかありませんよね。

『九龍の血統』の面々は果たして生き残れるのか。
因縁の対戦カードは、いくつ実現するのか。
そして、カーサは救われるのか。

期待値の上昇が止まらない内容でした。

遂に明かされる過去の経緯に胸が詰まります

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A 

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生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録 4 

生徒会の四散  碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫)
(2009/01/20)
葵 せきな

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読書期間:2009/2/8~2009/2/9

【評価……B+
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
ギャグ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
パロディ ★★★★★★★★★★
 … 10
メタ ★★★★★★★★★★
 … 10

私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園(かどうかは最近微妙)。
思わせぶりなタイトルでお届けする、長編第4巻。やっべ、ついに来ちゃった?ライトノベル的展開!会長がツチノコを探してみたり。杉崎がプロポーズをしてみたり。真冬のポジションが杉崎レベルにまで堕ちてきたり。うん、見事なまでにいつも通りだね!
と思っている君、刻の涙を見ちゃうかもよ?
さらに今回、受験生にはありがたーい「会長の勉強法」までお付けして、お値段すえおき……えーと、値段はこの上を見てください。
ともあれ、一年の計は「生徒会」にあり。今年もよろしくね!

【感想】 

ただの雑談だけで日が暮れる生徒会パロディコメディ、本編第4巻。
まぁ、本編と短編の区別があってないようなもんですが。

この巻の帯で発表されましたが、「生徒会の一存」シリーズがアニメ化ですってよ。

……うーん、チャレンジャーだなぁ、色んな意味でw
大体、動きがほぼないですよ、この作品。
ひたすら生徒会室で座って喋っているだけなのに、アニメーションにする意味は果たしてあるんでしょうか。
あれか、各キャラの妄想発言を絵にするのかな。
それはそれで、ぶっ飛んだことになりそうだなぁ。
イメージとしては「げんしけん」のように個室でオタク達が集まり「らきすた」のように少女たちが雑談するだけという感じになるのかな。

閑話休題。

今回もまたパロディネタとメタ要素の嵐でしたね。
ここまで伏せ字の多いライトノベルは、他にはまずないでしょう。
自分は、そのうち99%は理解できましたけど、分からない人にとっては全く面白くないでしょうね、これw
どんどんマニアックになってきているから、付いて来れない読者もいるんじゃないでしょうか。
ニコニコ動画は基本中の基本、アニメ・ゲーム・ライトノベル全般の知識が求められます。
「世界平和は一家団欒のあとに」まで出てきたときは驚きました。

ギャグパートは本当に面白いです。
途中、笑い過ぎてお腹が痛くなったほどですからw
勢いに乗ると容赦ないボケとツッコミの応酬が楽しくて、声を洩らさないようにするのも大変なぐらいです。

しかしながら、シリアスパートが増えているのが気になる……。
あまりに温度差が激しいものですから、どうしても受け付けにくいんですよねぇ。
何度でも言いますが、ぶっちゃけシリアス要素は不要です。全く要りません。
次で第一部完となるらしいですけど、どのように締めくくるのか多少の不安が残りますね。

最後にこれだけは言っておきたい。

「第2話~予想する生徒会~」の深夏は可愛かった!
「第5話~教える生徒会~」の会長は激しくウザかったw

人を選びまくるパロ&メタのオンパレード。ツボにハマればもう抜け出せない

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B+ 

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MA棋してる!① 

MA棋してる!(1) (富士見ファンタジア文庫)MA棋してる!(1) (富士見ファンタジア文庫)
(2008/10/20)
三浦 良

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読書期間:2009/1/29~2009/1/31

【評価……B+
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

「これは賭け」
撃ち込まれた魔法の弾が耳元で風を切る中、そのオカメインコは、はっきりとした日本語で少女に告げた。
「奏がちゃんと構築できれば、奏だけのオリジナル魔法手続きができる。できなかったら――もう魔法は使えない」
奏と呼ばれた少女は頷いた。ルールがあって、縛りがあって、真っ白に戻せる魔法の仕組み。奏には一つだけ心当たりがあった。幼いころから慣れ親しんできた、将棋。将棋がわたしを助けてくれる。
異世界の王位決定戦に巻き込まれた小学生・奏が、大好きな将棋のルールで友達を守り抜く!友情と戦略の異種魔法バトル、開局!

【感想】

ライトノベル界隈では非常に珍しい将棋を題材にした作品。
しかも、魔法少女との組み合わせ。
この発想はイイね。

かつて将棋を少しかじっていた時期のある自分にとっては、惹かれないわけがありません。
興味を持って調べてみたら、絵師さんがぽぽるちゃさんじゃないですか!
電撃文庫の『クリスタル・コミュニケーション』を読んだのが、今からもう5,6年ぐらい前になりますが、その時以来のファンです。
この時点で購入確定となりましたね。

物語は、小学5年生の女の子・白瀬奏(しらせ かな)が、下校中に異世界からやって来た喋るオカメインコのソフィーと出会うところから始まります。
ソフィーが元の世界に戻るために奏は協力を申し出るが、何故か面倒な王位決定戦に巻き込まれてしまう話。
いかにも魔法少女モノらしい展開で、今回は1巻丸ごと使ったプロローグのため、土台作りに徹した内容となっています。

10歳という微妙な年頃の女の子を違和感なく描き切っているところが凄い。
奏は同年代と比べても大人びた性格をしているんですが、それでも所詮は小学生、まだまだ子どもです。
幼さを残した行動や発言が純粋で、心が洗われるかのような微笑ましさがあります。
いわゆるロリロリなキャラ付けをしていないので、ロリが苦手な人でも大丈夫だと思います。
気分はまるで可愛い娘を持った父親ですよw

魔法少女には必ず出てくる可愛らしいペットの相棒が出てきますよね。
それはネコだったり、フェレットだったり、ケルベロスだったり。
今作に登場する主人公のパートナーのオカメインコもまた見た目は可愛らしい存在です。
中身はお金儲けしか考えていない大雑把な文学系キャラで、可愛いというよりも笑えますw

この作品の最大の魅力は何といっても、将棋魔法ですね。
オリジナル魔法を構築する設定そのものがいい味出しています。
盤面を魔方陣に、囲いを防御結界にするなど、見事に魔法らしい効果を付与させています。

将棋のルールが分からない人でも優しく丁寧に説明してくれています。
とはいえ、駒の動かし方ぐらいは知っていた方が読みやすいのは確か。
頭の中で盤面を展開できて、ある程度手筋を読めると、より楽しめます。
「穴熊囲い」や「スズメ刺し」など将棋用語が出てきたときは、ニヤリとしちゃいますね。
ただし、監修が付いているわけでもないので、誤字なども見受けられますね。
許容範囲内なので問題にするほどでもありません。

しかしながら、多少のアレンジは適用できるとはいえ、将棋のルールに縛られながら物語を考えるのは大変そうですね。
相手も将棋魔法を使ってくるのであれば戦わせやすいけど、そうではないですからね。
オリジナル魔法の相性によっては、将棋魔法では全く勝てる気がなさそうなものまで出てきそうです。

ぽぽるちゃさんのイラストは文句なしに良かったです。
カラーに比べてモノロクでは適当になる絵師が多い中、全体的に綺麗に仕上げているところは凄く好感が持てます。

多少、敷居が高いところがあるかもしれませんが、個人的にはお勧めしたくなる作品ですね。
売り上げが微妙だったという話なので、続きが出るかどうかだけが心配です。

将棋を魔法にした戦術的な駆け引きが面白い

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  MA棋してる!  三浦良  ぽぽるちゃ  評価B+ 

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BLACK BLOOD BROTHERS s6-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集- 

BLACK BLOOD BROTHERS(S)6  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS(S)6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― (富士見ファンタジア文庫)
(2008/10/20)
あざの 耕平

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【評価……A-
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
安定感 ★★★★★★★★
 … 9

「ううっ……くそう部長め……たまに仕事を回してきたと思ったら、吸血殺人事件絡みだなんて前代未聞よ……くそう……呪ってやる」
「ミミちゃんぼくそれ知ってる!敵に塩を送るってやつだよね!!」
「コタロウ。この場合は厄介ごとを押しつける、の方が正しいかと」
「あーもうあったま来た!!いい二人とも!こうなったら絶対にこのヤマ解決するわよ!元クイーンMをなめんじゃないわよ!?」
護衛のジロー&コタロウと共に、特区で調停屋稼業に勤しむ葛城ミミコ。『カンパニー』からある依頼人を紹介されるが、『月匠ゴーバン』に連なるエリーゼというその美女は、何やらワケありで!?
騒がしくも優しい3人の日々。特区で過ごす、最後の月の夜――。

【感想】 <本編9巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


吸血鬼兄弟と調停員ミミコの特区の日々を描いた短編集、第6弾。
これが最後のBBB短編集になるそうで、寂しいですね。

短編集の締めに相応しい、素晴らしいお話でした。
こんなに読み応えのある話を持って来てくれるのであれば、これが最後でも大満足です。

今回は、連作小説となっているので、短編集というよりも外伝といった方が正しいかもしれません。
正規のストーリーの合間に作られるアニメの映画の感覚に近いです。

物語は、「月匠ゴーバン」の血統に連なるエリーゼという美女が特区に来訪したところから始まります。
彼女がミミコやジローを大きな事件へと巻き込んでいく……という展開です。

本編6巻直前の話ということで、この先に待ち受けている未来を知っているわけですが、それでも戦いの緊張感は一切削がれておりません。
剣の呼吸から武者震いまで、まるで視えているかのように流れ込んでくる文章には圧倒されます。
文章は量ではなく質で語るものだというのは当然なんですが、それを実践できているラノベ作家が一体どれだけいることやら。
あざの耕平さんの洗練された文章は、やはり一線を画していますね。

キャラクターでは、嬉しい再登場が何人かいました。
本編で出番のなくなったキャラや、短編でチョイ役で出てきたキャラなど懐かしさを感じました。
特に後者のキャラは、個人的にお気に入りだったので、あのまま埋もれさせることなく書いてくれたことに感謝したいですね。
誰のことかというと……まぁ、あとがきを読んでも分かるんだけど、一応ここでは伏せておきます。

それ以外にも、エリーゼをはじめとする新キャラクターたちが、既存キャラに負けないぐらい魅力たっぷりに描かれてます。
ジロー達の敵側にいる吸血鬼が、ただの三下キャラではないのもいいですね。

シリアスな連作の締めにある第7話「満月の夜に」は切なくも温かい話でした。
帯にもあった「あの夜の満月は、今も、輝いてる」という言葉は忘れられそうにありません。
いつかまた、こんな平和な特区の日々が帰ってくることを信じたいと思わされました。

そして、最後の短編集ということで過去編である「BLACK BLOOD CHRONICLE」も今回でラスト。
ドラゴンマガジン連載分が緊迫した連作だったためか、今までとは打って変わってギャグ路線でした。

内容は、ジローとカーサが密着しているところをアリスが見てしまい笑いながらキレるという話。
いやぁ、アリス怖いな……w
あのカーサが精神的に参っている姿が恐ろしさを倍増させます。
舞台が聖域ということで、初期に登場しながらも出番の少なかった北の黒姫とクロウもたっぷりと出番が用意されています。
何気に好きなキャラだったので嬉しかったです。

さて。
予定通りいけば、残すところ本編2巻分のみ、ですか。
待ち遠しいような寂しいような複雑な心境です。
とりあえず、ラスト2巻はテンション持続させて読みたいので、出来れば2ヶ月連続刊行にして欲しいなぁーと勝手な希望を言ってみたり。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A- 

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生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録 1 

生徒会の日常  碧陽学園生徒会黙示録1 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1 (富士見ファンタジア文庫)
(2008/09/20)
葵 せきな

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
バカ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ギャグ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
パロディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7

私立碧陽学園生徒会――そこは、会長をはじめとする美少女メンバー四人が集う楽園だが、唯一の異性にして汚点が存在する。
その汚点……え、大黒柱って言え?まあいいやどっちでも……副会長の杉崎鍵には、誰も知らないもうひとつの顔があった。
過去にドラゴンマガジンに収録された短編に加え、杉崎の女・金・闇の仕事があばかれる衝撃の書き下ろし作が、ついに登場!
……なんて一応言ってみたけれど、実際のところは、色々なところで地味に宣伝活動をしてきた生徒会の相も変らぬ日常会話を惜しげもなく詰め込んだ、嬉しいんだか嬉しくないんだかわからない短編集です。「もとから短編じゃん」なんて言わないで、ね?

【感想】


生徒会の一存」シリーズ番外編その1。
本編とは少々趣向が異なるものの、やっていることはやっぱりいつも通りどうでもいい事ばかりです。
当たり前ですが、短編から読むと分からないネタもあるので、本編から読みましょう。

全部で7話が収録されている今巻。
そのうち前半の4話はドラゴンマガジンで掲載されていたもので、残り3話が書き下ろしとなっています。

ページ数の99%が生徒会室内での雑談話に割かれている本編と違い、この短編では舞台が固定されていません。
生徒会メンバーのクラス内での話や過去話、一応主人公っぽい杉崎鍵のいない日の生徒会など新たな「生徒会の一存」ワールドを見せてくれています。
普通は短編集だと本編の枠を越えてはいけないというルールに縛られるものだけど、これは逆ですね。
不思議なことにストーリーも番外編の方がしっかりとあるくらいです。

面白かったのは、やはり今回のメインである「二年B組の一存」かな。
真冬の妄想でしかなかった美少年・中目黒が転校してきて、さぁ大変という話。

どこからどうみてもBL路線ですね、わかります。

杉崎が必死にBLルートに流されないようにしているのに、次々とフラグを立てていくのが面白い。
そりゃあ、そんなに親切にしていたら好かれてしまうのも仕方ないだろうにw

さらに杉崎と深夏のクラスメイトである新キャラ・が見ていて楽しいね。
生徒会メンバーや中目黒に負けないくらいキャラクターが濃くて、もう何というかお腹一杯ですw

シチュエーションやら設定やらは本編よりも良かったと思いました。
パロディネタが控え目(というと少ないように思えますが、本編が多すぎるだけで十分この本も満載)なのも、ストーリーを追うという点ではプラスに働いたかな。
まぁ、そのストーリー自体はそんなに面白くないんだけどさw
純粋なギャグ小説として読めますので、何故か本編より敷居が低いですね。

それにしても、この表紙は外で読むには相当リスクを負わねばならないなw
それに帯にあったモザイク画像には悪意を感じたね。
本を買うとき絶対エロ本と思われたよアレ!

まぁ、それら全て中目黒が美少女にしか見えない外見のイラストがあったことで帳消しにしておきましょう。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B+ 

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生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録 3 

生徒会の三振  碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫)
(2008/07/19)
葵 せきな

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【評価……B+
舞台 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
バカ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ギャグ ★★★★★★★★
 … 9
パロディ ★★★★★★★★★★
 … 10

私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園(多分)。
今日も今日とて何も起きない生徒会。
いやだがしかし、隣のイラストを見てみよう。驚きの美少女が――はっ、もしや新キャラ?美少女転校生あらわる?
……すいません、また嘘をつきました。再登場の藤堂リリシアさんです。
あー平和だなー。事件は会議室で起きてるんじゃない、そもそも起きていないんだ!
なーんちゃって。
って、あれ?実は結構、緊迫した事態に突入してますよ?
忍び寄る魔の手から、学園の平和を守れ!行け、生徒会戦隊ガクエンジャー!!

【感想】

美少女4人+エロ少年1匹の生徒会面々が贈る雑談記録3冊目。
このライトノベルがすごい!2009」第7位、新作に限れば堂々の1位という人気絶頂のシリーズです。

一言で言ってしまえば、今まで通り。
他愛もないことを生徒会室でワイワイ喋っているだけ。
それだけなのに何度も噴き出すほどに笑ってしまうぐらい面白いんですから、不思議です。

以上!

……いやぁ、この作品って、ネタバレなしだとシリーズ全部感想が同じになってしまうんですよねぇ。
代わり映えがしなさすぎる。
面白いからいいんだけどさw

パロディネタが今回もぶっ飛んでます。
他レーベルのネタがてんこ盛り。

たとえば、これ。

「あと、ムシウタとか禁書目録とかバカテスとか大好きだぜ」

※注意:「生徒会の一存」シリーズは富士見ファンタジア文庫です。

ちなみに上のセリフは、3巻の表紙を飾っている椎名深夏のものです。
生徒会の誇る美少女軍団の中で、彼女が一番(というか唯一)まともだと思うんだ。
ツッコミ気質なところや熱血的な一面など、個人的に好みです。
髪を下したイラストがあって、ツインテールやめてずっとそのままでいて欲しいくらいでした。

鍵も馬鹿だなぁ、深夏ルート一本に絞れば簡単に落ちるところまで来てるのに。
まぁ、あくまでハーレムENDを目指すからこそ鍵なのですが。

最後の最後に少しだけ新展開が見えていますが、あとがきを読む限り4巻になっても大きな変化はなさそうですね。
1巻の感想で書いたように、シリアスは要らないので、正直最後のシーンも蛇足だと感じます。
飽きるまではずっとギャグシーンを読み続けたいなぁ。
中身の薄いけれど、作品の面白さには全く関係ないという珍しい本ですね。

相変わらず点数にすると低評価ですし人にはお勧めしませんけど、僕は大好きです。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B+ 

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生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録 2 

生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 )生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 )
(2008/04/19)
葵 せきな

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【評価……B+
舞台 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
バカ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
ギャグ ★★★★★★★★
 … 9
パロディ ★★★★★★★★★★
 … 10

私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園……のはずだった。
突如現れた「生徒会顧問」を名乗る美女。彼女は不適に微笑んでこう言った。
「それは禁則事(自主規制)」
……すいません、また同じ手を使いました。嘘です。では改めてもう一度。
彼女は不適に微笑んでこう言った。
「この生徒会、今日でお終いだ。解散」
愛すべき日常をつづった記録の一端といえば聞こえはいいが、実は何も話が進んでいなかった第1巻。ここに来て、ついに物語に変化が!?
真実はぜひあなたの目で確かめてほしい第2巻、やっぱり妄想暴走絶好調!!

生徒会メンバーの雑談、その2。
内容は1巻と全く変わっていませんので、1巻で笑えた人は楽しめるはずです。

もはやここまでくると、漫才やコントを見ているような感覚ですね。
畳みかけるようなボケとツッコミに、何度も笑わせてもらいましたw

ライトノベルの中でも、ここまで中身の薄いものはなかなか見かけませんよ。
それは決して悪いことではなく、気楽に読みたいときにピッタリの本です。
本を読む速度が早い人なら1時間かからず読めてしまいそうです。

パロディネタの頻度が拍車をかけて増えていますね。
レーベルの垣根を越えているのは前回から変わらず。
さらに今回はジャンプネタがてんこ盛りです。
ざっと思い出すだけでも、ワンピース・ブリーチ・ジョジョ・こち亀・スラダン・テニプリの小ネタが混ざっていました。
もっと多かった気がするけど、あまりに多くて思い出しきれないぐらいです。

そういう意味では、人を選ぶ度合がさらに上がっちゃってますね。
ほぼ全部分かってしまったのは、本を楽しめているという意味ではいいんでしょうが、何となく複雑w

登場キャラでいえば、表紙イラストである知弦さんのドSっぷりが素晴らしかった。
会長の桜野くりむを見ていると苛めたくなる気持ちは非常によく分かりますw

思わず声を出して笑ってしまうという場面ばかりでした。
シリアス面が減少したため、ただのギャグ小説として読むことができた分、1巻より面白かった印象ですね。
一部のパロディネタはネタの鮮度が重要なので、読んでみようかなと思っている人は早めに読むことをお勧めしておきますよ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  生徒会の一存  葵せきな  狗神煌  評価B+ 

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