| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

バカとテストと召喚獣4

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫 い 3-1-5)バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫 い 3-1-5)
(2008/05/30)
井上 堅二

商品詳細を見る

【評価……A
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★★★
 … 10
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
バカ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ギャグ ★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ ★★★★★★★★
 … 9

美波から衝撃のキス!驚きのあまり呆気に取られる明久。現場にはFクラスの面々が現れ、しぎさ、あ臨時査問会(公開処刑と同意語)が執り行われることに!
しかしそんな彼らをよそに、他のクラスはFクラスに対する武力制裁の準備を進めていた!
最大のピンチを切り抜けるため、雄二が繰り出す作戦とは?
そして作戦遂行のため、ペッタコンコはゆれまくるのだった――!
「…………矛盾してる」(byムッツリーニ)
ラブコメ全開、待望の第4巻!!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

愛すべきバカたちの青春ラブコメディ、第4巻。
やっぱりバカテスは期待を裏切らないね。

ここまで読んできた人であれば、もはや説明不要ですね。
バカたちがバカをするのをバカ笑いする本です。
4巻まで来ても、クオリティに陰りが見当たりません。
要するに、外で読むのはやめましょうってことですw

ここ最近、色んなバカ本を読んできましたが、バカテスは別格
バカテス以上のものは、現時点ではないですね。少なくとも僕の知る限りでは。
他作品と比べて、笑いの破壊力が一次元違いますw

ただ今回は趣向が違います。
というのも、3巻のラストで美波があんなことをしたので、少しシリアス要素が加味されています。
中盤以降は、ギャグの切れ味は変わらないのに胸に引っかかっている部分があるために、余計なことを考えずに笑うということができないという人もいるかもしれません。
でも、ラブコメとしても十分面白いので、それはそれで満足できる内容になってますね。

まぁ、基本バカなので、これまで通りの感覚で読んでいいと思いますw
深く考えずに笑えばいいと思うよ、うん。

その中でも一番笑ったのは、ムッツリーニの盗撮写真の流れ。
本編とまるで関係ないけど、声を出して笑ってしまいましたw

今回は、もう美波のための回だと言って過言じゃないでしょう。
秀吉至上主義かつ姫路派の僕でも、美波派に転げ落ちてしまいそうなくらいに魅力たっぷり見どころ満載。
男勝りに見えて、意外とナイーブな一面を持つ美波の女の子らしさが前面に出ています。
イラストも含めて、かなり待遇されてますね。
何というか……ごちそうさま?w

明久も、ラブコメ作品としては珍しい憎めない主人公をしっかりとこなしております。
バカだけど、気持がまっすぐだから見ていて気持ちいいんだよね。
自分への好意に対して鈍感だけど、何でもかんでも鈍いわけじゃないところも好感を持てます。
バカなりに考えていることが見て取れますので、ラブコメの主人公としては個人的には満点に近い。
アキちゃん人気が高騰するのも分かるってもんですw

美波の回ということもあり、秀吉や姫路との絡みはちょっと少なめ。
だけど、どちらもインパクトを残してくれていますので、それぞれのファンも十分楽しめます。
どのキャラも可愛すぎるから、色々と困りますw

ストーリーは、これまでにないラブコメ一直線。
召喚システムを物語に入れ込むのが上手いなぁと思いました。
ラストの締め方に悶えまくり。
次巻への期待が膨らむ一方です。

コミカルなイラストも健在。
カラーページの漫画は萌えあり笑いありで非常に良かった。
あと葉賀ユイさんの絵は、冒頭のカラーイラストと挿絵などのモノクロイラストでクオリティに差ができないことのがいいですね。
表紙買いしても文中の挿絵が微妙だったりすることって意外と多いですからねー。
その点、バカテスは絵の質がレベルの高いところで安定しているので嬉しいです。
美波以外にも、秀吉、姫路、翔子の絵が可愛かった。

あー、面白かった。
ページ数が少なめだったこともあって、間を置かずに二度読みしてしまうくらい。
このままラブコメ路線で行くのか、バカコメディに戻すのか。
どちらにせよ5巻が楽しみです。

| ファミ通文庫 | 09:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
Tag List  【書評】  【バカとテストと召喚獣】  【井上堅二】  【葉賀ユイ】  【評価A

≫ EDIT

バカとテストと召喚獣3.5

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫 (い3-1-4))バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫 (い3-1-4))
(2008/01/30)
井上 堅二

商品詳細を見る

【評価……A
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★★
 … 10
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★★★
 … 10
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
バカ ★★★★★★★★
 … 9
ギャグ ★★★★★★★★★★
 … 10

明久と葉月の出会いを描いたハートフルな『予習編』、恋文をもらった明久をサーチ&デス?『僕と暴徒とラブレター』、雄二が人生の墓場へ!?『俺と翔子と如月ハイランド』の3本に加え、ムッツリーニ暁に死す!『僕とプールと水着の楽園』&たまにはこんな休日を『僕とバイトと危険な週末』の書き下ろし2本を加えた、青春エクスプロージョンストーリー集!
「おかしくない?なんだか3人は死んじゃってるような気がするけど!?」(by明久)

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

各所で人気爆発中のバカテスワールド。
今回は初の短編集ですが、勢いは止まりません!
公共の場で読むと、かなりの確率で白い目で見られてしまうので注意が必要です。

恒例のバカたちが所狭しとバカなことをやっているのはいつも通りです。
短編でも面白さは変わらないので、バカテス好きは買って損はありません。
むしろ、シリアス要素が大幅に省かれている分、純粋にコメディ部分にのめり込んでしまいますね。

短編5本のうち前半3本は他所で掲載されたことがあるものらしいですが、僕は全て初見でした。

「バカとテストと召喚獣 〜予習編〜」
2巻で登場した美波の妹である葉月と明久の出会い編です。
タイトルの予習編とあるように、1巻より少しだけ前の話ですね。
葉月初登場時には分からなかったことが明かされていて、この章を読んだ後に改めて2巻のその部分を読むと面白いです。
明久の優しさに、ほんわかと心温まります。
バカだけど女の子から人気が高いのも頷けますね。

「僕と暴徒とラブレター」
ラブレターを貰った明久が、F組のクラスメイト(男女問わず)に追いまわされるお話。
これぞバカテスの土台にある面白さと言えるでしょう。
基本的にバカなのに、変なところだけは頭の回転がいい連中たちの奔走振りには笑いを堪えるなんてことはできません。
明久vsムッツリーニでは、攻守の切り替えの早さに吹きっぱなしでしたw

「俺と翔子と如月ハイランド」
この短編集で唯一の例外であるといっていい話。
主人公が雄二の視点で進み、シリアス要素も含んだ内容となっています。
もちろん、バカたちのノンストップの掛け合いは健在です。
過去に雄二と翔子との間に何かがあったことを匂わせていますが、一見シリアス風に思わせておいてバカなことなんだろうなと思ってしまうのは、この世界に訓練されすぎなんでしょうかw

「僕とプールと水着の楽園」
3巻のあとがきで読者の妄想を激しく助長した水着の話。
姫路や美波や翔子を差し置いて、注目度ナンバー1秀吉の水着お披露目タイムです。
果たして、秀吉が着る水着とは男物なのか女物なのか、はたまたネタ系になるのか!?
それは読んだ人だけのお楽しみってことでw
一言感想を言わせてもらうならば……反則的だよなぁ、これw
もはや読者や登場人物は当然のこと、作者やイラストレーターまでもが秀吉の性別を男としてではなく性別「秀吉」として見ているという事実w

「僕とバイトと危険な週末」
水着の話ともに書き下ろされた新作短編集は、いつもの男3人+秀吉でバイトをする話。
何気に秀吉の破壊力が一番高かったのは、この話なんじゃないかなと思うのは僕だけ?
秀吉のウエイトレス姿に萌えない奴はいないでしょう。うん、間違いない。
ついでに明久にも萌え要素があるので、そちらの方にも萌えて頂けるんじゃないかと。
コントの切れ味も良く、笑いどころが一番多かったですね。
特に、「アイス」のくだりは腹が痛くなるほど笑わせてもらいましたw

これに加えて、章の間に挟まれるコントが楽しすぎる。
恒例のバカテストは1問だけで、他は特設コーナーが設けられていました。
どれも面白かったけど、「土屋と工藤の性活小噺」が特に秀逸でした。

2月上旬に読んだばかりですが、感想を書こうとパラパラと読み返していたら、一冊丸ごと読み直してしまいました。
ハマると抜け出せない、凶悪なまでの中毒性が恐ろしいっ……!

3巻のラストも気になるのに、今回の最後で新キャラ登場フラグを立たせるとは……。
こりゃあもう、すぐにでも新刊を出してもらわないといけませんねw

| ファミ通文庫 | 09:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
Tag List  【書評】  【バカとテストと召喚獣】  【井上堅二】  【葉賀ユイ】  【評価A

≫ EDIT

バカとテストと召喚獣3

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫 い 3-1-3)バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫 い 3-1-3)
(2007/08/30)
井上 堅二

商品詳細を見る

【評価……A
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★★★★
 … 10
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★★★
 … 10
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
バカ ★★★★★★★★★★
 … 10
ギャグ ★★★★★★★★
 … 9

■評価【A-】⇒【A】 2008.7.3修正

学力強化合宿を翌日に控えたある日、明久のロッカーに一通の手紙が置かれていた。
「こ、これはもしや……!」
胸ときめかせながら封を切る明久だが、その中身は「あなたの秘密を握っています」という脅迫文と、明久の恥ずかしい写真の数々だった!犯人を探し出すため、やはりここは女子風呂を覗くしかない!?さあ行け!我らがムッツリーニ!
「あ、あれ?僕の出番は?」(by明久)
超人気御礼!青春エクスプロージョン系ラブコメ第3弾!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

もはやバカしか出てこないシリーズ第3弾。
Fクラスどころか、全校生徒がバカなんじゃないかと懸念が拭い去れなくなってきました。

今回も相変わらずのテンションで弾けていて面白い。
2巻で少々パワーダウンしたかな?とも思いましたが、今回は1巻並かそれ以上の勢いがあります。
そりゃもう強引すぎるぐらいに。
単調とも感じなくはないですが、そこら中に爆笑ポイントが潜んでいるため手が止まることはありませんでした。
作者が2巻のあとがきで、今度はもっとバカな内容にすると言っていましたが、まさしくその通りの内容となってますね。

物語はあらすじにもあるように、女子風呂を覗こうとする熱き漢たちの戦いを記録したものです。
これ以上はネタバレになるので内容については伏せますが、本末転倒もここまで来ると感心しますw

分かってはいたけど、バカしかいません。
翔子と雄二のバカップルのやりとりは、見ていて飽きません。
雄二はもはや運命(翔子)から逃れることはできないでしょうw
あの一途さには、やられました。
あと、表紙にもやられましたw

姫路はますます黒くなっちゃって、もう取り返しのつかないレベルまで到達している気がする。
黒い娘は嫌いじゃないけど、人の話を聞かないタイプにだけはなって欲しくないなー。
1巻の頃の、純真無垢な姫路が今や懐かしいw

逆に黒さで言えば、一枚も二枚も上手な美波は、今回は少し大人しいかな。
女の子としての面が多く見られるので、美波ファンは必見でしょう。
バイオレンスな彼女が見たいというMな人にとっても、満足いく内容になっているかとw

いつもおいしいところを奪っていくムッツリーニは、今作もしたたかです。
こういうエロの回は、さらに輝きを増しますね。
何故か無駄にかっこよく見えるから困るw
そういえば、初期の頃はちゃんとムッツリしていたけど、今では開き直ってることが多いような……w

他にも1巻のころに出てきた同級生の登場人物が何人か再登場してます。
使い捨てにするにしては濃いメンツだったので、出てきたときはやっぱりなと思いましたよ。

そして、作者の贔屓がいい意味で露骨な秀吉は、ますます特別な存在になりつつあります。
何と今回は秀吉のデレが見られるんです!
思わずときめいちゃうのは、性別関係なく、人として仕方ないよね。
順番的に次の表紙を飾るのは秀吉で間違いないはずなので、今から期待せずにはいられません。

明久のギャグやノリツッコミが面白すぎてたまりませんね。
特に前半から中盤にかけては、笑いっぱなしでした。
とてもじゃないですが、人前で読めませんよ、コレ。

最後の最後で思わぬ展開になったので続きが気になりますが、どうやら次は短編集らしいです。
あとがきによると水着の話らしいですが、秀吉はどちらの水着を着ることになるのでしょうかw
ああぁ、待ち遠しいなぁー。

| ファミ通文庫 | 04:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
Tag List  【書評】  【バカとテストと召喚獣】  【井上堅二】  【葉賀ユイ】  【評価A

≫ EDIT

バカとテストと召喚獣2

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫 (い3-1-2))バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫 (い3-1-2))
(2007/04/28)
井上 堅二

商品詳細を見る

【評価……A-
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
バカ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ギャグ ★★★★★★★★☆☆
 … 8

いよいよ学園祭!文月学園ならではの試験召喚大会も催される。明久たちFクラスの面々は先の戦争に負けて以来「みかん箱」「ござ」という極貧の設備に甘んじてきた。そんな劣悪な環境と超頭の悪いクラスに絶望した瑞希の父親が、なんと娘に転校を勧めている――と明久は美波から打ち明けられる。憧れの瑞希の転校を断固阻止する為、明久は学園祭の出し物で資金を稼ぎ、人並みの設備を購入、さらに召喚大会での優勝を画策するが!?
えんため受賞作第2弾。

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

おバカさんシリーズ第2弾。
1巻に引き続き、バカっぷりを拝見できます。

相変わらず、面白すぎる。
今回は、ストーリーに比重を置いてるところがあり、ちょっとだけ真面目な展開があったりもします。
それでも、流れとしては1巻同様、バカ相手にバカなツッコミを入れる内容となってます。
ずっとニヤニヤしぱなっしでしたw

学園物では欠かせない学園祭が今回の舞台です。
1巻のころから指揮官として地位を確立していた雄二が、もう1人の主人公に見えてきました。
前巻ではラスボス役として出番の少なかった霧島翔子が暴走していて、雄二を引きたてています。
冷静な策士に見える雄二が、翔子の前ではかたなしですからねw
しかし、どうして雄二が翔子をそこまで遠ざけるのか理解できませんね。
まぁ、あれほど惚れられていたら怖いと思うのかもしれませんけどw

秀吉の可愛さはさらに磨きかかってますね。
メインヒロインの座は揺るがないね、うん。チャイナ服最高。
姫路はFクラスにかなり毒されてきてますね。
黒い娘になりつつあるのはいいけど、美波と被らないか心配。
まぁ、あのレベルのヤンデレに到達するにはもう少し時間かかるかな?w

バカテストも健在。
今回は、学園祭のアンケートという形で一問一答があって、そちらも面白い。

葉賀ユイさんのイラストは、この作品のコミカルな作風とピッタリ合いますね。
今回も堪能させていただきました。
特に翔子と秀吉がよかった。
それと、冒頭の漫画が面白すぎ。
ムッツリーニいい顔しすぎだろw

1巻と比べてしまうと、どうしてもインパクトは落ちてしまってますが、それでも十分面白いです。
1巻が面白いと思ったら、文句なし買い。

| ファミ通文庫 | 06:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
Tag List  【書評】  【バカとテストと召喚獣】  【井上堅二】  【葉賀ユイ】  【評価A-

≫ EDIT

バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
(2007/01/29)
井上 堅二

商品詳細を見る

【評価……A
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★★
 … 10
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
バカ ★★★★★★★★
 … 9
ギャグ ★★★★★★★★★★
 … 10

「こんな教室は嫌じゃああっ!!」
アホの明久は叫んだ。ここ文月学園では、進級テストの成績で厳しくクラス分けされる。
秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備だが、彼のいる最低Fクラスの備品はボロい卓袱台に腐った畳だけ。
明久は密かに憧れる健気な少女・瑞希の為、組代表の雄二をたきつけ対クラス戦争を始める。
それは学園が開発した試験召喚獣を使い、上位の教室を奪うという危険な賭けだった!?
第8回えんため大賞編集部特別賞受賞作。

2007年最爆笑作品はこれに決まり!
もうね、面白すぎるよ、これww

僕の中では、ハルヒ以来の大ヒット作品です。
お笑い部門でいえば、これ以上のラノベを僕は知りません。
個人的に、こういうバカ(最上級の褒め言葉です)な本をあまり読まないということを抜きにしても、笑えることは保障できますね。

はっきり言って、手放しで誉めることができない部分だって少なくありませんが、そんなことが些細なことだと思ってしまうほどに笑いが止まらないんです。
一応指摘する前に、今作の大まかな内容に触れておきましょう。

テストの点数に応じて強さが変わる召喚獣を操ってクラス間で戦争を行い学力を向上させようという試み、『試召戦争』をメインに話が進みます。
バカばかりが集まるFクラスが、上位クラスに対してどのようにして勝ち進んでいくかがポイントとなってくるわけです。

この試験召喚獣というのが説明不足で、どういう技術を使っているのか、さっぱり分かりません。
平均的な人間の半分くらいの身長くらいの大きさの召喚獣を呼び出してバトルを行っているんですが、具体的な操り方とかほとんど説明ないしね。
それに、そこまでの技術がありながら、召喚システム以外は現実と大差ない世界に見えます。

とまぁ、設定に関しては、かなり甘いところがあります。
ですが、そんな戯言なんぞで、文句を言うつもりなんてさらさらありません。
この作品の魅力に、そんなの関係ないのさ!

まず、登場人物がバカすぎて愛らしいw
最強のバカである主人公・吉井明久を筆頭に、インパクトの強すぎるメンツが揃ってます。
表紙にデカデカと描かれている、学年2位の学力を持ちながら天然風味の巨乳娘、姫路瑞希。
貧乳にコンプレックスを抱くポニテ帰国子女、島田美波。
かつては神童と呼ばれていたが、今ではFクラス代表にとどまっている明久の悪友、坂本雄二。
演劇部のホープであり、おそらく読者人気ナンバー1であろう美少女、木下秀吉。
エロの知識なら誰にも負けない通称ムッツリーニ、土屋康太。
学年首席でありながら超絶美貌を兼ね備えている才女、霧島翔子。

どいつもこいつも素敵すぎます。
特に、秀吉が可愛すぎて困ります。
もう秀吉がメインヒロインでも、読者は全く不満ないよw

ただでさえ強烈な個性をもったメンバーが揃っているところに、さらに葉賀ユイさんのイラストがイメージを強く残します。
ラノベで時々ある冒頭のカラーページに漫画形式で登場人物を紹介する手法をこの作品も採用していて、これが効果的に作用しています。
おかげで、最初から主要人物が印象付けられていて、物語内でのドタバタが想像しやすいんですよ。
この文章とイラストの融合は、ラノベならではのもので、お見事ととしか言えないですね。
将来、アニメ化されるかもしれません。
アニメの適性がありますよ。

カラーページの漫画の1ページ目から、この作品の傾向を色強く出しています。
どんな感じかというと……。

「これが難しいと噂の振り分け試験か……」
「確かに難しいけど問題ない……この程度なら」
「十問に一問は解ける!」


上のような大真面目なバカっぷりが延々と続きます。
こんなバカの上、卑怯者でいくじなしの主人公だけど、それでも嫌な奴に見えないのは熱血的なバカだからだろうね。

あと、章の合間にバカテストというものがあって、そのバカ解答と教師の冷静な突っ込みが面白いw
これだけでも読む価値はあると言っていいくらいです。

人の目があるところでは読んではいけない本ですね。
笑いをこらえきれなくて、気味悪がられる可能性がありますw

元々シリアスな本が続いたので、たまには気分転換に気軽に読めるものをと思って手に取ったみたのがキッカケでしたが、大当たりでした。
読んだことのない方は、是非どうぞ。
ラノベらしいラノベを読みたい人は、非常にお勧めです。

| ファミ通文庫 | 04:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
Tag List  【書評】  【バカとテストと召喚獣】  【井上堅二】  【葉賀ユイ】  【評価A

| PAGE-SELECT |