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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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化物語音楽全集 Songs&Soundtracks 

化物語音楽全集 Songs&Soundtracks化物語音楽全集 Songs&Soundtracks
(2011/12/21)
TVサントラ、supercell 他

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化物語音楽全集 Songs&Soundtracks」を購入しました。
まだ3回ぐらいしか聴いていませんが、買って良かったと思いましたね。

最初のOP曲とED曲を聴いた瞬間に買おうと決意していましたが、とりあえず初視聴はアニメで体験したいなと思って様子見をしていました。
そして、ついこの間、化物語を一通り観終えましたので、改めてCDで聴き直したというわけです。

発売したのが2011年12月21日ということですので、実はまだ発売してあまり日が経っていません。
話に聞いていた通り、どうやらOP曲はBDの特典としてのみ存在していたようですね。
サントラならたまにありますが、OP曲を単品で発売しないとは思いきったことをするもんです。
なるほど、こういったところにもBDが売れた要因はあったようですね。
きっと当時は賛否両論だったんだろうなー。
個人的な意見としては、音楽CDを好んで買う人間なので、サントラにしろ劇中歌にしろ、個別で販売してくれた方が有難いです。
今までにBD&DVD特典でなければ、絶対に買ってたのにと嘆く作品が一体いくつあったやら。

閑話休題。
音楽全集の名に恥じない充実っぷりで、各キャラが歌うOP全てとED曲がフルサイズで収録されています。
それだけではなく、BGMも一曲の長さにゆとりを持たせたものとなっているので、満足感が半端ありません。
トータル再生時間は、CD2枚で153分とたっぷりで、興味がある人には非常に喜ばしい出来となっています。
シングルで発売されているEDはまだしも、OP曲だけ聴きたいという人にとっては、その分安くして欲しいと思ってしまうかもしれませんけどね。

staple stable』 歌:戦場ヶ原ひたぎ役 斎藤千和さん
初めて聴いた瞬間にお気に入りとなった曲。
全てのOP曲を聴き終わった後に比較すると、結局この曲が一番良かったというオチでした。
イメージとしては「駆ける」。
爽快で躍動感のあるリズムが、気分を心地良くさせてくれます。

帰り道』 歌:八九寺真宵役 加藤英美里さん
いかにもアニソン、キャラソンといった電波色の強い曲。
キャラ的に合っています。
しかし、この曲は映像があってこそ真価を発揮しますね。
真宵がちょこまかと動くことで、面白さが増す歌なんだと思います。

ambivalent world』 歌:神原駿河役 沢城みゆきさん
綺麗で晴れやかなボイスで魅力してくれる一曲。
みゆきちの凄いところは、キャラの声で歌い上げる完成度でしょう。
「化物語」の声優さんは、皆キャラを演じつつ歌ってくれていますが、その中でもレベルが高い。
声のバリエーションが多い方なのに、素晴らしいですね。

恋愛サーキュレーション』 歌:千石撫子役 花澤香菜さん
息遣いまでもが計算された繊細で可愛らしい曲。
みゆきちとは逆で、一つの武器を特化させたのが花澤さんの声だと思います。
ウィスパーボイスで甘ったるく紡がれる言葉は、破壊力が異常です。
これで転げ落ちる男は何人いても不思議じゃないですね。

sugar sweet nightmare』 歌:羽川翼役 堀江由衣さん
格好良いガチ曲。
他の声優さんと比べ、明らかに歌い慣れていますね。
翼の悲痛なる想いが切実に綴られた詩ですが、キャラの声というよりほっちゃんの歌って感じ。
それを補ってなおクオリティという点で、かなり優秀な一曲だと思われます。

君の知らない物語』 歌:supercell
当時、シングルが爆売れしたED曲。
ニコニコ動画の歌い手として人気のあったガゼルさんが参加して話題になりましたね。
本編を観るまでは意識して聴かないでおこうとしていたのですが、噂は耳にしていました。
片想いを振り返った歌で、売れたのも納得できる本当に素晴らしい曲だと思います。

ED曲を除いたOP曲とBGMは、全て神前暁さんによる作曲です。
アニメやゲーム業界においては、有名な作曲家さんで、たとえ名前を知らなくても聴いたことはあるはず。
数多くの作品に参加されていますが、やはり出世作は「涼宮ハルヒの憂鬱」の音楽を担当したことでしょうか。
「もじぴったん」や「らき☆すた」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」など人気作品の楽曲を多数発表している敏腕作曲家ですね。

「化物語」のBGMは、バックグラウンドミュージックの名の通り、前に出ないのが特徴です。
悪く言えば、単調で、テンポもリズムも同じ音が続きます。
しかし、それは場面に溶け込むことを意味しており、会話が主体の作品としてはナイス判断だったと思います。
そういった経緯もあって、曲単体で聴き込むことには向いていませんが、作業用BGMとしては優れています。

非常に満足度の高い一枚でした。
ちょうど「化物語」を観終わったばかりの自分としてはタイムリーなCDで、何だか得した気分です。
リアルタイムで観てた人にとっては、待望のCDなのか、今更感があるのか、どちらなんでしょうね?

テーマ: アニソン・キャラソン

ジャンル: 音楽

タグ: 化物語  staple_stable  帰り道  ambivalent_world  恋愛サーキュレーション  sugar_sweet_nightmare  君の知らない物語 

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