明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

01«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.»03

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS 11-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生- 

BLACK BLOOD BROTHERS11  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS11 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生― (富士見ファンタジア文庫)
(2009/05/20)
あざの 耕平

商品詳細を見る
読書期間:2009/5/20~2009/5/21

【評価……A+
設定 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★★
 … 9
人物 ★★★★★★★★★★
 … 10
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★★★
 … 10
燃え ★★★★★★★★★★
 … 10
完成度 ★★★★★★★★★★
 … 10

ジローは進む。星一つ分の死と再生を繰り返しながら。コタロウ、そして――ミミコ。彼の心臓をノックする、大切な存在の為に――。
ついに最後の戦いの火蓋が切られた『九龍の血統』とジローたち。ジローに応え特区へと向かったミミコ、ケインやジャネットら各地の精鋭が特区に到着する中、ジローは九龍王との対決の時を迎える。鍛えなおした銀刀を操り『九龍の血統』を圧倒するジローを前に、追いつめられたカーサたちは、最後の手段に打って出る……!
「ジローさん!お願いっ。諦めないで!」
――大切な、愛する者たち。その為に今、全てを捧げよう。
黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ、血と絆の物語、ついに完結!

【感想】


BLACK BLOOD BROTHERS」シリーズ、堂々完結。
吸血鬼サーガの幕が下ります。

感無量。

渦巻く切ない想い。
一向に熱が引かない目頭。
息を吐くたび漏れ出す疲労感の心地良さ。

素晴らしかったです。
言葉で表現すると、そのどれもが今の自分の気持ちに当てはまらず、もどかしくなります。
だから陳腐だとしても何度でも言います。
本当に素晴らしかった!

◆ 内容

富士見ファンタジア文庫史上、歴代1位タイのページ数はずっしりと重みを感じる533ページ(あとがき除く)。
膨大な量でありながら、それを全く苦とさせない内容となっていることは保障します。
むしろ、読み終わってみると、よくこれだけ充実した内容を1冊にまとめることができたなと驚くくらいです。

これまで積み上げてきたものが解放されていく快感にアドレナリンが出まくり。
ギリギリの局面で必死に生きる彼らの姿が、熱い『血』の声を読者の胸の奥まで訴えてきます。
揺ぎ無い信念を持つ者の格好良さには人間も吸血鬼も差はありません。

緊迫した展開の連続に、ページをめくる手どころか全身に汗をかきます。
時間を忘れて、ただただ没頭して読みました。

◆ 物語

切なさを越えた先にあったものは、痛みと希望でした。
どうして世界はこうも酷なんだろうと思わざるを得ません。

しかし、覚悟を決めた彼や彼女らは、迷いを抱えつつも不器用なくらい一直線で、それが眩しいくらいに格好良かった。
読者の自分の方が心の整理が出来てないくらいで、避けられない戦いに苦しみと悲しみがいつまでも胸にこびりつきました。

築き上げてきた土台からなる幾つもの伏線が、一つ一つ丁寧に解かれていきます。
それでも、もっと描いて欲しかったと思うのは欲張りでしょうか。
想像で済ませるにはあまりに勿体無い話が残ってしまった気がします。

エピローグは長めで、余韻に浸れる良い終わり方でした。
様々な因縁が収束したのち、これから始まる新たな物語の息吹を感じることができます。

ラストシーンの予想はできなかった……というよりもしたくなかったので考えていなかったのですが、読んでみるとこれ以外有り得ないだろうと思えました。

◆ 総評

この「BLACK BLOOD BROTHERS」という本は、おそらく一生忘れることのない本の一つだと確信しています。
それだけ自分にとって特別であったという想いに今もなお溢れています。

もちろん、作品のレベルの高さは言うに及びません。
自信を持って人にお勧めできます。

この本に出逢えて本当に良かった。
あざの先生、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございます!

⇒ 【 「BLACK BLOOD BROTHERS11 -賢者転生- 」簡易感想 】


熱く、切なく、そして深さを感じる重厚な物語が余韻を強く残します



以下、ネタバレ感想です。
最終巻まで読んだ方のみ開いてください。
-- 続きを読む --
スポンサーサイト

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A+ 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS 10-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣- 

BLACK BLOOD BROTHERS10  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS10 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)
(2009/04/20)
あざの 耕平

商品詳細を見る
読書期間:2009/4/18~2009/4/20

【評価……A
設定 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★★
 … 9
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★★★
 … 10
燃え ★★★★★★★★☆☆
 … 8
期待感 ★★★★★★★★★★
 … 10

1997年。アリスやジローと共に香港に滞在するカーサは、リズと名乗る1人の吸血鬼と出会う。自分と同じ“混血児”のリズに衝撃を受けつつも、カーサは彼女にかつてない親愛の情を覚える。
月下で蠢き始めた、新たな“脈動”。アリスとジロー、そしてカーサにとっての百年の夜が、静かに終わりを告げようとしていた。
そして現在――2009年、シンガポール。各国の有力血族を迎えたミミコは、特区奪還の手応えを感じながら、待っていた。
たった一振りの剣。ミミコにとってただ1人の吸血鬼を。
「いつまで経っても、遅刻魔なんだから」
すべての未来を賭けた『聖戦前夜』が、今、最後の幕を開ける……!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


小説に限らず創作物に対して、言葉が出てこないほど感銘を受けることが偶にあります。
内心では、キリがないくらい語りたいと思っているのに、上手く言語化できないんです。
それは、それだけ作品に夢中になっている証拠なんでしょうね。

BLACK BLOOD BROTHERS」は、それが偶にではなく頻繁にあるから嬉しい。
この10巻も、素晴らしく良かったです。

▼聖戦前夜 ― 1997

10巻の内容は前半と後半で大きく分かれています。
前半の舞台は過去の香港。
あの「香港聖戦」が起こるまでの経緯が、カーサの視点で遂に明かされます。

カーサの葛藤が、苦悩が、ありありと綴られています。
もともとただの悪役ではなかった彼女ですが、こんな閉塞感に苛まれる姿を見たら、とても憎めません。
彼女の選択を誰が責められようか。
BBBにおいて、カーサは間違いなく主人公の一人だと改めて確信しました。

▼聖戦前夜 ― 2009

後半は、時間軸が戻って現代。
順調に特区奪還の準備が整いつつあるカンパニー。
しかし、そう簡単には事が進むわけもなく……。

カンパニー勢力は頑張っているとは思いますが、まだまだ先読みが甘いですね。
きっと陣内がいれば、こうも後手後手に回ることはなかったんでしょうけど。
まぁ、他にも役者は揃っていますしね。

我ら『賢者イヴ』の血族、現時点をもって宣戦する

神懸かっている帯のセリフより。
文中のセリフとは若干違うんですけど、実際に出てきたときは全身痺れました。

今回の話は、先がバレバレの展開でしたので驚きこそ少なかったですが、分かっていても燃えました。
ジローが格好良すぎて別人みたいでした。
まるで主人公みたいじゃないか!
ちょっとくらいヘタれている方がジローらしいと思ってしまうんだ、うん。

そういえば、表紙絵のジローもキマってましたね。
居合の構えや鋭い眼光がカッコイイ。
10巻の草河さんの絵はイラストによって質の差が激しかったのが残念ですが、表紙やラストの絵は素晴らしく良かったです。

◆残すところは最終巻のみ!

クライマックスへ向けて、とうとうカウントダウンが始まりました。
ジローも、ミミコも、コタロウも走り出したらあとは最後まで突っ走るしかありませんよね。

『九龍の血統』の面々は果たして生き残れるのか。
因縁の対戦カードは、いくつ実現するのか。
そして、カーサは救われるのか。

期待値の上昇が止まらない内容でした。

遂に明かされる過去の経緯に胸が詰まります

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A 

△page top

「BLACK BLOOD BROTHERS11 -賢者転生-」簡易感想 

BLACK BLOOD BROTHERS11 賢者転生」、読了。

最高でした。

終わってしまったという寂しさもありますが、それ以上に充実感が勝っています。
本当に出会えて良かったと思える作品でした。

BBBがあまりに面白過ぎたので、他の本をすぐには読む気にならないですね。
うーむ、読書順に感想文を書いてましたが、繰り上げてBBB10巻と11巻を書いてしまおうかなぁ。
今抱えているありったけの想いを文章にしたい気持ちが強いですし。

BBB厚さ比較

それにしても分厚い。
製本の違いか、電撃文庫に比べると同じページ数でも薄くなる富士見ファンタジア文庫でこの厚さは圧巻。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: BLACK_BLOOD_BROTHERS 

△page top

「BLACK BLOOD BROTHERS10 -銀刀出陣-」簡易感想 

BLACK BLOOD BROTHERS 10-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣-』読みました。

いやぁ、やっぱり凄いわ、BBBは。
どれだけ大きな期待をしていても、それを下回ることがないクオリティには感服します。

前回のようなテンポの良い派手な展開こそあまりありませんでしたが、じっくりと読ませてくれる内容でした。
登場キャラへの感情移入がますます募ってしまい、みんなに肩入れしたくなってしまいます。

その中でも今回は特にカーサですね。
もう何と言ったらいいのか分からなくなるくらい、彼女の葛藤に胸が詰まりました。

10巻はシリーズ最厚の450ページ超えとなりましたが、最終巻である11巻はさらにそれを上回るとか。
終わってしまうのは寂しいけど、早く読みたくて仕方ありません。
あぁ、来月が楽しみすぎる!

BLACK BLOOD BROTHERS10  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS10 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)
(2009/04/20)
あざの 耕平

商品詳細を見る

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: BLACK_BLOOD_BROTHERS 

△page top

BBB2ヶ月連続刊行で堂々完結! 

4月1日、あざの耕平氏のブログが開設されました。

・あざログ
http://azanoblog.blog35.fc2.com/

最初はエイプリルフールのネタかなと疑ってみていたんですが、どうやら本気のようですね。
失礼致しましたw

今月18日に「BLACK BLOOD BROTHERS10」が発売されることは以前このブログでも書きましたが、嬉しいことに翌月20日に「BLACK BLOOD BROTHERS11」が刊行されることが発表されています。
s6の感想を書いた時に2ヶ月連続で刊行してくれないかなーと言いましたが、まさか本当になるとは。
読者のことを考えてくれているんだなと感じられる配慮に嬉しくなります。
そして、同時に予告通りこの2冊でBBBは完結してしまうんだなと思うと、やはり寂しさを覚えます。

・富士見書房BBB特設ページ
http://www.fujimishobo.co.jp/sp/bbb/

富士見書房のBBB特設ページにて、10巻の表紙と思われる絵とあらすじが紹介されています。
いやはや、日に日に期待感で満たされていきますね。
いつの間にか、こっそりと10巻の値段が上がっているところをみると、かなりのページ数になりそうで願ったり叶ったり。

9巻を読んだのが10ヶ月前ということもあって、細かい設定や伏線がうろ覚えなので予習がてら少し読み直してみようかなぁ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: BLACK_BLOOD_BROTHERS 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS s6-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集- 

BLACK BLOOD BROTHERS(S)6  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS(S)6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― (富士見ファンタジア文庫)
(2008/10/20)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……A-
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
安定感 ★★★★★★★★
 … 9

「ううっ……くそう部長め……たまに仕事を回してきたと思ったら、吸血殺人事件絡みだなんて前代未聞よ……くそう……呪ってやる」
「ミミちゃんぼくそれ知ってる!敵に塩を送るってやつだよね!!」
「コタロウ。この場合は厄介ごとを押しつける、の方が正しいかと」
「あーもうあったま来た!!いい二人とも!こうなったら絶対にこのヤマ解決するわよ!元クイーンMをなめんじゃないわよ!?」
護衛のジロー&コタロウと共に、特区で調停屋稼業に勤しむ葛城ミミコ。『カンパニー』からある依頼人を紹介されるが、『月匠ゴーバン』に連なるエリーゼというその美女は、何やらワケありで!?
騒がしくも優しい3人の日々。特区で過ごす、最後の月の夜――。

【感想】 <本編9巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


吸血鬼兄弟と調停員ミミコの特区の日々を描いた短編集、第6弾。
これが最後のBBB短編集になるそうで、寂しいですね。

短編集の締めに相応しい、素晴らしいお話でした。
こんなに読み応えのある話を持って来てくれるのであれば、これが最後でも大満足です。

今回は、連作小説となっているので、短編集というよりも外伝といった方が正しいかもしれません。
正規のストーリーの合間に作られるアニメの映画の感覚に近いです。

物語は、「月匠ゴーバン」の血統に連なるエリーゼという美女が特区に来訪したところから始まります。
彼女がミミコやジローを大きな事件へと巻き込んでいく……という展開です。

本編6巻直前の話ということで、この先に待ち受けている未来を知っているわけですが、それでも戦いの緊張感は一切削がれておりません。
剣の呼吸から武者震いまで、まるで視えているかのように流れ込んでくる文章には圧倒されます。
文章は量ではなく質で語るものだというのは当然なんですが、それを実践できているラノベ作家が一体どれだけいることやら。
あざの耕平さんの洗練された文章は、やはり一線を画していますね。

キャラクターでは、嬉しい再登場が何人かいました。
本編で出番のなくなったキャラや、短編でチョイ役で出てきたキャラなど懐かしさを感じました。
特に後者のキャラは、個人的にお気に入りだったので、あのまま埋もれさせることなく書いてくれたことに感謝したいですね。
誰のことかというと……まぁ、あとがきを読んでも分かるんだけど、一応ここでは伏せておきます。

それ以外にも、エリーゼをはじめとする新キャラクターたちが、既存キャラに負けないぐらい魅力たっぷりに描かれてます。
ジロー達の敵側にいる吸血鬼が、ただの三下キャラではないのもいいですね。

シリアスな連作の締めにある第7話「満月の夜に」は切なくも温かい話でした。
帯にもあった「あの夜の満月は、今も、輝いてる」という言葉は忘れられそうにありません。
いつかまた、こんな平和な特区の日々が帰ってくることを信じたいと思わされました。

そして、最後の短編集ということで過去編である「BLACK BLOOD CHRONICLE」も今回でラスト。
ドラゴンマガジン連載分が緊迫した連作だったためか、今までとは打って変わってギャグ路線でした。

内容は、ジローとカーサが密着しているところをアリスが見てしまい笑いながらキレるという話。
いやぁ、アリス怖いな……w
あのカーサが精神的に参っている姿が恐ろしさを倍増させます。
舞台が聖域ということで、初期に登場しながらも出番の少なかった北の黒姫とクロウもたっぷりと出番が用意されています。
何気に好きなキャラだったので嬉しかったです。

さて。
予定通りいけば、残すところ本編2巻分のみ、ですか。
待ち遠しいような寂しいような複雑な心境です。
とりあえず、ラスト2巻はテンション持続させて読みたいので、出来れば2ヶ月連続刊行にして欲しいなぁーと勝手な希望を言ってみたり。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A- 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS 9-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近- 

BLACK BLOOD BROTHERS9  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近― (富士見ファンタジア文庫 96-15)BLACK BLOOD BROTHERS9 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近― (富士見ファンタジア文庫 96-15)
(2008/06/20)
文庫

商品詳細を見る

【評価……A+
舞台 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★★
 … 9
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★★★
 … 10
燃え ★★★★★★★★
 … 9
期待感 ★★★★★★★★
 … 9

「人と吸血鬼は共存することができると思いますか?」
ミミコは問いかける。
もしそうならば。手を取り合うことができるならば。いや、そんな未来が来ると信じるからこそ。頑張れる。たとえひとりぼっちでも。明日はきっと、ひとりじゃないって信じてるから。
十年前の香港で。今このシンガポールで。再び蘇る赤き血と黒き血の戦い。特区ではリンスケやバドリック、そしてサユカが、絶望的な状況の中、戦いを続ける。そんな中カーサたち『九龍の血統』は遂にシンガポールに上陸。狙いは今や『乙女』として世界の要となったミミコ!ミミコの危機にジローは間に合うのか!?

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


やべえ!面白すぎる!

十分過ぎるほど身に染みていたはずなのに、もう凄すぎて笑うしかないね。

そんなBBBシリーズ第9巻です。
全てを網羅したわけでもないのに、現在続いているラノベシリーズ物でこの作品以上のものはないんじゃないかなと思えてしまうくらいクオリティが頭二つ分くらい飛び抜けてます。

7巻でSランクをつけたときに、今後7巻を超えるようなものは書けないんじゃないかと言いましたが、そんな心配もどこ吹く風。
やっぱりこの作者、スゲーわ。

1巻こそ掴みが微妙でしたが、それ以降は最初の1ページ、1行を読むだけで力強く物語に引き込んでくれます。
今回は、カラーページ1ページ目がそうでした。
開いてみた瞬間、ゾワッと体が震えましたよ。
本屋で見たとき、「他の本を悠長に眺めている場合じゃねえ!一刻も早く帰って読みてえ!」という気持ちになりました。

ストーリーは予想できそうで全然できません。
本来、血を吸ってしまえば転化させることができる『九龍の血統』は、小説的には非常に書きづらい要素のはずです。
何故なら、こういう一撃必殺の能力を持っていると、それだけで情勢を大きく変えることができるため、作者の観点からすると安易に乱用することができないはずなんですよ。
それに加えて、最終的には主人公側が勝つだろうというある種の安心感を持って読者は本を読んでいるため、実際に主人公サイドのキャラが危険に陥っても、心の底では大丈夫だろうと腹を括っていて、緊迫感が欠けてしまう――なんてこともあります。
そうなってしまったら、物語は盛り上がりません。

しかし、このBBBは違います。
本当にどう転ぶのかが分からないんです。
既にセイが『九龍の血統』の牙の前に倒れてしまったこともあって、誰がやられてもおかしくないという認識にさせられてしまっています。
安心感なってあったもんじゃありません。いつでもハラハラドキドキしっぱなしです。

逆からいうと、予想したくないという思いも強いですよねぇ。
この作品が、傑作として完結するためには、中途半端なエンディングはあってはなりません。
でもそうなると、どう足掻いても哀しい未来、いや、乗り越えないといけない現実が待っているわけで……。
どれだけの血がこれからも流れることになるのかと考えると、鬱になりそうで目を背けたくなってしまいます。

前回は、再出発の回だったことでバトルがほとんどありませんでしたが、今回は痺れる戦闘がありました。
血が流れるごとに、心揺さぶられました。。

いつものようにキャラ語りをすると片手では数えきれないくらいいます。
その中でも特に挙げるとすると、ジロー尾根崎会長でしょうか。
二人とも今巻で漢を上げ過ぎですよ。
この間やったBBBキャラソートは、この9巻が大きく影響してます。

ああ、カーサの存在を忘れるところでした。
サブタイトルにもあるように、カーサにとっても大きな局面を向かえた回でしたね。
彼女の深い因縁と複雑な想いに、哀しみを覚えずにはいられません。
あぁ、いつになったらカーサは報われる時が来るんだろう。

他にも短編の「BLACK BLOOD CHRONICLE」に出てきた吸血鬼たちも登場します。
ファンであれば、思わずニヤリとしてしまう演出がニクイ。

あと、今まで微妙だと感じていた絵が気合を入れなおしたかのように描かれていて嬉しかったです。
これくらいは描ける方だというのは分かっていましたので、手を抜いていたわけではないでしょうが、ようやく本腰を入れて描いてくれたか、という感じですね。

読み応え抜群のこのシリーズも、どうやらあとがきによるとあと2冊で終わりらしいです。
終わりのクロニクル』みたいに最後は1000ページとかでも大歓迎ですよ!

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A+ 

△page top

BBBキャラソート 

BBBキャラソートをやってみました。

巷では声優ソートやラノベ作家ソートなどの方が有名ですね。
僕もやったことがありますが、難易度は段違いでした。

BBBには良いキャラが多すぎる。
究極の選択が一体何度あったことやら。

そんな苦悩により導き出された結果がこちら。

1 ゼルマン・クロック
2 陣内ショウゴ
3 望月ジロー
4 ケイン・ウォーロック
5 アリス・イヴ
6 東の龍王
7 カサンドラ・ジル・ウォーロック
8 ザザ
9 望月コタロウ
10 尾根崎ミタカ
11 葛城ミミコ
12 赤井リンスケ
13 ジャネット・ハーゲンダルフ
14 ギルバート・フォワード
15 ダール・ディーン
16 白峰サユカ
17 ラウ・王
18 サマンサ・ロイド
19 マーベリック・ベンク
20 アンヌ・ウォーロック
21 千の眼のイワン
22 ナブローシュカ・バラライコフ
23 張雷考
23 ケリー・黄
25 バドリック・セリバン
26 ルイ・マルファン
27 北の黒姫
28 西の虎仙
29 はづみ
30 秋山真之
31 バウワウ卿
32 朱鷺藤サキ
33 ハンス・李
34 神父
35 魔女モーガン
36 ワイン・王
37 ヤフリー・趙
38 スワン・鐘
39 月梅
40 フェイニー・周
41 レイモンド・ワインバーク
42 『ニボシ亭』店長
43 南の朱姫
44 クロウ
45 クイーンM
46 ネヴァ・ウォーロック
47 マーハ・ウォーロック
48 七布施キリマ
49 楠ヒバリ
50 ペンテウス・ハーゲンダルフ


50位以下は省略。


自分でも予想外な結果になりました。
1位ゼルマン・2位陣内は順当ですが、3位にジローが来るとは思いませんでした。
ここまで上位に食い込むほど好きだと実感したことはなかったんですがねー。
9巻の印象がまだ強く残っているからかもしれません。

TOP10の順位はかなり悩まされました。
今回の結果ではこのようになりましたが、もう一度やれば違う結果が出てもおかしくないです。
まさかのTOP10落ちをしてしまったミミコはもちろん、16位のサユカ辺りまでは普通に好きなキャラたちばかりです。

最終巻を読んだ後に、改めてやってみたいところですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 本・雑誌

タグ: BLACK_BLOOD_BROTHERS 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS s5-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集- 

BLACK BLOOD BROTHERS S 5―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (5) (富士見ファンタジア文庫 96-14)BLACK BLOOD BROTHERS S 5―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (5) (富士見ファンタジア文庫 96-14)
(2008/02/20)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

「……おかしい」
「なにがぁ?ミミちゃん」
「おかしいわ……こんなにのんびりまったり穏やかな毎日を送れるだなんて!」
「あ、ケチャップバーガーだっ食べていい?」
「だめよぜぇったいあり得ないわ!ケチャップバーガーむしゃむしゃ平和な日常なんて私の人生にあり得ない!はっ!これって何かおっきな災難の前触れ?嵐の前の静けさなのね!?」
「ミミコさん……言霊って知ってます?」
特区でもぐりの調停屋を開業した葛城ミミコ。扶養吸血鬼兄弟を抱えつつ心機一転奮起するが、不運の神に骨の髄まで愛されちゃってるミミコの下に舞い込むのは災難ばかり!?望月兄弟の活躍も見逃せない、帰ってきた日常(!?)編!

<本編5巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

BBBシリーズ短編集第5弾。
第一部辺りを読んだ後でこの表紙をネットで見たとき、ネタバレじゃないか?と思いましたね。
樹優で終わって良かったです。

さて、今作はs4のミミコ波瀾万丈編直後の話となっています。
つまり、今回も5巻と6巻の間のお話ですね。
特区中を暴れまくったクイーンM編に比べると、ミミコは随分と大人しくなりましたが、それでも恒例のドタバタコメディが見ることが出来ます。s1~s3までのノリが戻ってきたと言っていいでしょう。
今回、短編は4話と少なめです。
その代わり過去編の『BLACK BLOOD CHRONICLE』にページ数が割かれているため、そちらが好きで短編集を読んでいる人はお勧めです。

短編は、1話にミミコ、2話にコタロウ、3話にジローの名前がサブタイトルが付いている通りのそれぞれがメインになる小話と、これまた恒例の絆創膏ネタの4話からなっています。
この中で面白かったのは、ジローの話ですね。
吸血鬼という永久の時の流れに生きる者の哀愁を漂わせているジローが、実に絵になります。
ジローが人間だった頃、果敢に吸血鬼に挑んでいったことを思い出して、あれからジローはどれだけ変わることができたのかなと考えされられました。

しかし、本作の一番の見所は、何といっても『BLACK BLOOD CHRONICLE』です。
ぶっちゃけ、この高評価の理由は中編『月と太陽のモンタージュ』のクオリティの高さに尽きると言っていいです。
BBCだけならA-評価にしたところです。

第二次世界大戦時中の裏で行われていた人間と吸血鬼の画策や陰謀が描かれたs4のエピソード。
あれより数年の戦後から混迷の50年間、時代の奔流に抗えきれない吸血鬼たちの姿が描かれています。
世界各所で起こる様々な重大事件が与えた影響は決して人間たちにだけではなく、闇の世界にも多大な影響がありました。
吸血鬼たちの困惑、予感、期待、哀しみ。そんな漠然とした感情の渦が、ある一点へと集中していきます。
それはどこかと言わなくても、ここまで読んできた読者なら当然分かるあの場所ですね。
こういう背景を踏まえた上で聖戦が起こったんだなぁと思うと感慨深いです。

今回のBBCは、登場メンバーの豪華さに目を惹かれます。
今までBBCに出てこなかった人物とか、懐かい顔まであって嬉しくなりました。
たとえて言うなら野球のオールスターチームにワクワクするような感じですかね。
主役メンバーに全く引けを取らない脇役たちが次々と登場します。

どのキャラクターのエピソードも素晴らしい中で、あえて一番印象深かったものを選ぶとするならば、僕は第6章を挙げますね。
誰のエピソードかというのは伏せますが、勘のいい人なら分かるかもしれません。
お約束ともいえなくもないですが、だからこそ胸に訴えるものがありました。
これは、ジローの視点からも見てみたい話だなぁ。
憎たらしいほど綺麗にまとめているけど、これ以上突っ込んだ話を書くのは野暮だと判断したんでしょうか。
お見事としかいいようがありませんね。

BBBは、本当に良いキャラが多すぎて困りますね。
敵味方関係なく脇役も含めて、見事にキャラが立っています。
おかげで、どのキャラにも生き残って欲しいと思いますよ。
これから起こる聖戦や衝撃(インパクト)、さらにその先に待ち受けているであろう未来を思うと、先が気になって読みたいはずなのに躊躇ってしまいそうです。
好きになることって辛いことだよなぁと親切にも教えてくれる、罪作りな作者ですね、ホントw

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価B+ 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS s4-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集- 

BLACK BLOOD BROTHERS S 4―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (4) (富士見ファンタジア文庫 96-12)BLACK BLOOD BROTHERS S 4―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (4) (富士見ファンタジア文庫 96-12)
(2007/07)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……B
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
バカ ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

「何がいけなかったのかしら、ジローさん?確かにあたしは役立たずで、孤児だからニートにすらなれないわよ?でもね、一生懸命理想を持って働いてたの。扶養吸血鬼を抱えて路頭に迷わなくちゃいけないほど、悪いことしてないわっ」
「ミ、ミミコさん、落ち着いて」
「ねえ、『貧すれば鈍す』って、人間究極的に追い込まれていくと、何も恐いものがなくなるって意味よね?」
「それは用法が間違っています!」
「……銀行強盗とかやってみようかぁ」
「あ、兄者~。ミミちゃんが壊れたよぅ」
カンパニーの調停員をクビになり、無職となった葛城ミミコ。頼りない吸血鬼兄弟を引き連れ進むべき、彼女の明日はどっちだ!?伝説のサクセス・ストーリー『クイーンM』編開幕!読めば君の人生に勇気が芽生える1冊……のハズ!?

<本編5巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

BBBシリーズ短編集第4弾、「葛城ミミコ、波瀾万丈編」です。
色々なエピソードが語られる短編集においても、一際特殊な作品であることは間違いありません。
良くも悪くも好き嫌いが激しく分かれる本でしょうね。

第1話から第6話までは、いわゆる『クイーンM』編と呼ばれる連作です。
第5巻直後、『カンパニー』をクビになったミミコの転落人生が描かれています。
あれだけ本編ではシリアスだったのが夢だったのかと思う程に、ギャグ臭の強い中編です。
これを「悪ノリ最高!」と取るか、「やりすぎだろ……」と取るかで大きく評価が変わってきます。
好きな人は終始笑いっぱなしでしょうが、苦手な人はキャラが崩れすぎていて受け付けないかもしれませんね。

僕はというと、面白かったし楽しめたけど、さすがにハメを外しすぎじゃないかなーと感じました。
ミミコ、文字通り別人になっちゃってるしなー……w
コメディ作品として見ると、笑いどころもいっぱいあって凄く良く出来ているんですが、挿入するタイミングが悪かったかなと。
第二部は、ずっと張り詰めた雰囲気の中で進行しているので、合間にこういう裏事情があったと知ると何だかなぁと思っちゃいます。
短編集にて本編のシリアスなストーリーの価値を下げるのは、本末転倒ではないかと思うわけですよ。

……と、否定意見を先に述べましたが、笑わせてもらったのも事実。
それが作者に踊らされているようで、妙に悔しいw

ミミコの激しい浮き沈みっぷりは、ツッコミを入れる暇がないほどです。
情緒不安定にも程があるよw
まぁ、まだ18そこそこの娘だから仕方ないか……って、18歳の女の子にこんな芸当できねーよw

ミミコに巻き込まれる形で、周囲もどんどんギャグ化。
ジローやサユカを筆頭に犠牲者続出です。
s3に続き、サユカの砕けっぷりには本編のシリアスさの面影がまるでありません。
こんな裏面がある方が人間味があって、いいと思いますね。

おバカなミミコに引っ張られる形のストーリーは、意外にも(失礼)しっかりと出来ています。
一体、この『クイーンM』編はいつからプロットに組み込まれていたんでしょうね。
初期の段階からだとすると、それはそれで何か嫌だなぁw

『クイーンM』編のインパクトが強くて、ただでさえ地味なBBCがさらに地味に。
しかし、今巻書き下ろしの「黒き森の奥で」は、今まで以上にBBBの隠れざる真相に踏み込んだ話となっています。
本編のストーリーを追っかける上で、これは必読ものですよ!
個人的には、『クイーンM』編よりも面白かったですね。

香港編へと繋がる伏線が、ちらほらと見え隠れしています。
今回判明したことである程度先の話が予想つきますが、はてさて、この作品がそんなすんなりと行くでしょうか。
どう考えても、もう二転三転あるに違いないと思うんですが。
期待してますよ、あざの先生っ。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価B 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS s3-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集- 

BLACK BLOOD BROTHERS〈S3〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS〈S3〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (富士見ファンタジア文庫)
(2006/12)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……B
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

「ジローさん、株やってたんだー」
「……ギク」
「さっすが百年以上生きてる古血。ただの剣術バカじゃなくって、生活設計も考えてたのねー。株で大儲けしてビバ優雅な生活、のハズだったのよね……!?」
「ミミコさん、聞いて下さいっ。ケインが絶対に損はさせないというからっ」
「自分のお給料を全部つぎ込んだあげく、丸損した言い訳がソレ!?世の中そんなに甘いワケないでしょうがぁっ!この経済観念破綻吸血鬼tぅ!!」
人間と吸血鬼のトラブルを処理する調停員・葛城ミミコと、その護衛・望月ジロ―とコタロウの兄弟。生活密着型から大規模犯罪まで、色んな事件を扱う彼らに安息の日はないっ!?新感覚吸血鬼ストーリー、労働と努力の短編集第3弾!

<本編3巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

表紙絵のゼルマンとケインの顔色の悪さが気になるBBBシリーズ短編集第3弾です。
むしろジローの血色が良すぎるんでしょうか。

今回もまた脇役をメインにした話数本と、過去話である「BLACK BLOOD CHRONICLE」で構成されています。
ピックアップされているのは、ケイン・ゼルマン・サユカの3人。
ケインとゼルマンの話は結構シリアスですが、サユカはキャラ崩壊するくらいのギャグ短編です。

僕は先に第二部を読んでしまいましたが、できればこの短編集3巻までは事前に読んでおきたかったですね。
本編だけでは見られない一面が垣間見ることができるので、よりBBBの登場人物が好きになります。
ゼルマンとサユカのエピソードは、これを読んだ後に本編を読み直すと、感慨深いものがあります。

特に個人的に面白かったのは、あらすじにある場面。
第3話と第4話の間の挿話になるのですが、ジローとケインの仲の良さにニヤニヤw
なんだか、この二人も兄弟みたいだなぁと思いましたw
他のキャラの影に隠れがちなケインですが、彼がいるからこそ物語が盛り上がるんですよと強く言っておきたいです。

そして、締めくくるのはやはり良質な過去編。
BBCは、カーサが主人公と言って過言じゃないくらい、彼女の魅力がびっしりです。
コメディが苦手だから読んでいないというBBBファンがいたら、勿体なさすぎですよ。
カーサの心情が染みるように伝わってきて、これが本編へと繋がっていくんだなぁと思うと少し切なくなります。

世界情勢の描写の事細かさは、もはや世界史の教科書レベルを超えていますw
それなのに、読んでいて眠くなるどころか面白いなぁと感じるのは、何故なんでしょうか。
あざの耕平さんが監修する世界史の資料があれば、是非読んでみたいと思いますねw

総じて安定して楽しめる出来でした。
短編として見たら上々でしょう。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価B 

△page top

別格とはまさにこのこと 

BBB9巻、読了。

いつもの細かい感想は後日するとして……。
やっぱりBBBおもしれー!

僕が他の作品に対して、Sランクは言わずもがなAランクすら希少価値にしているのは、こういうレベルが違う作品を横並びに評価したくないという思いから来ています。
Bランクでも僕の中では面白い本でお勧めもできるものが多いんですよ。
こんな化け物じみた面白い作品と比較される方がかわいそうなんですw

Dクラッカーズ 」に手を出すのも、こりゃあ遠くないなー。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: BLACK_BLOOD_BROTHERS 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS s2-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集- 

BLACK BLOOD BROTHERS S〈2〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (富士見ファンタジア文庫)BLACK BLOOD BROTHERS S〈2〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (富士見ファンタジア文庫)
(2006/06)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

「コタロウ君、自分たちの仕事ぶりについてどう思う?」
「兄者が悪者を退治して大活躍だよね!」
「……そうね。それで、倉庫ふたつと、隣接するビルの一部を壊したわよね」
「正義にギセイは必要なんだよ!」
「……実はあたし『カンパニー』の始末書連続提出記録を更新中なの。コレも護衛のアナタたちのおかげよねぇぇぇ」
「えへへ、それほどでもないよ!」
「くぅぅ、皮肉も通じないのか、こんのお気楽極楽吸血鬼兄弟っ!!」
これは人間と吸血鬼間に起きたトラブルを処理する若き調停員・葛城ミミコとその護衛たる吸血鬼の兄弟、望月ジロ―とコタロウの活躍を描いた物語……のハズです。新感覚吸血鬼ストーリー、労働とハードボイルドの短編集第2弾!!

<本編3巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

BBBシリーズ短編集その2です。
やはり短編1巻と同様に、第1部と第2部の間に起こったことがコメディ色強めに描かれています。
しかし、今回はそれだけで終わらずに、シリアス面でも満足できる話があり、短編集なのに濃い一冊となっております。

まず、開いて1ページ目のカラーイラストで笑ったw
ミミコ、苦労しているよなぁ……。
短編集では性格変わってしまうのも致し方がないとさえ感じてきましたよ、ええ。

今巻で一番笑えたのは第5話の「特区の少年王」。
サブタイトルで察しが付くかと思われますが、セイがメインの短編です。
特区でも群を抜く大吸血鬼であるセイが、子供の姿そのままの幼さを見せるのが逆に違和感があるというか……シリアスな本編とのギャップが面白い。
コメディ短編としては、サブキャラにスポットライトを浴びせる部分も含めて、非常に質の良さを感じる話でした。

ストーリーとしては、第3話「ネズミたちの夜」や第4話「外よりきたる牙」も好きです。
1巻ではコメディに傾倒していましたが、こういう吸血鬼の持つ哀愁やら因果やらを描いた真面目な話を混ぜてくれた方が読んでいて飽きが来ませんね。
あと、短編ではミミコよりもジローが主役の話の方が面白いものが多いように感じます。

しかし、今回何といっても素晴らしいのが「BLACK BLOOD CHRONICLE」の「古城の一夜」です。
このs2からは、短編の最後に「BLACK BLOOD CHRONICLE」と呼ばれる過去編が書き下ろしで掲載されています。
正直、これだけでも短編を買う価値があると言っても過言じゃありません。

ジローが吸血鬼になって100年余り、その間に起きた歴史的事件を背景に吸血鬼たちの暗躍する姿が描かれています。
世界史の勉強にもなりますよ。冗談じゃなくてマジでw
ジロー、アリス、カーサの3人が歩んできた道を垣間見ることが出来て、より本編に深みを与える内容となっています。
特にカーサの印象は、変わるかもしれません。
『九龍の血統』に転化する前のカーサは、この巻だけではなく、今後の短編を含めて必見です。

BBBファンであれば、読んでおくべき本かと。
s1で肌に合わないと感じた方でも楽しめる可能性がありますので、良かったら手にとって貰いたいですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価B 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS 8-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 宣戦恋歌- 

BLACK BLOOD BROTHERS 8 (8) (富士見ファンタジア文庫 96-13)BLACK BLOOD BROTHERS 8 (8) (富士見ファンタジア文庫 96-13)
(2007/10)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……A-
舞台 ★★★★★★★★★
 … 9
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
期待感 ★★★★★★★★
 … 9

「……いいんだね?」
そう尋ねる神父に、ミミコは頷いた。
「新生『カンパニー』の代表。あたしでよければ、お引き受けします」
吸血鬼と協力し、人間たちを避難させる少女の姿――崩壊する特区から全世界へ流されたこの映像が、ミミコの運命を変えた。世界中で注目される存在となった彼女は、二つの種族の共存の象徴として『カンパニー』代表になって欲しいという、尾根崎たちの依頼を受ける。
特区を奪還し、コタロウを――そしてジローを迎えに行くために、自分にできることは全てやろうと決意するミミコ。そんな時、突然現れた豪王・フォワードが、彼女にある提案をするのだが……!?
新感覚吸血鬼サーガ、新たなる運命が脈動する第8弾!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

第3部開始!
壮絶な展開の中でまだ弱弱しかった希望の光が、徐々に収束していくBBB第8巻です。

第2部最終巻である7巻では、かなりの伏線を放出してしまったので、今回は張り直しの回ですね。
第1部も第2部も、ほとんどずっと特区を舞台にして繰り広げられていた物語に対して、第3部はワールドワイドになってます。
初期から設定が細かいなと思っていましたが、この期に及んで風呂敷を広げてくるとは、あっぱれです。

あれだけ前回派手にやったので、落差が激しいかなと思われましたが、なんのその。
まだ動き始めたばかりだというのに、wktkが止まりません。

新旧キャラが入り乱れ、さらに物語が複雑に絡みあっています。
終盤の場面転換は、読んでいて心踊らされました。
著者の文章力を改めて見せつけられましたね。

今巻の主役と言ってもいいミミコは、浮き沈みが激しい娘ですね。
確かに、今回のミミコにかかる重圧は計り知れないものがあります。
まだ18の少女だし、現実逃避したくなるのも当然だと思うんだけど、ちょっと悩み過ぎだったかな。
悲劇を重ね続け、その度に一回り大きくなってきたと思っていたので、今更そこで迷って欲しくなかったなぁ、と。

覚醒したミミコは誰にも止められない程の活躍を見せるけど、立ち止まることが頻繁にあるところが人間味溢れすぎてて、他の超人的なキャラ達と比べて荒削りな印象を受けます。
そこがミミコの魅力なんだろうなー。
ポテンシャルは、BBB登場キャラほぼ全てが一目買っているほどあるんだから、自分自身が報われるためにもミミコには是非頑張って欲しいですね。

そんなミミコをいい方向に導いてくれそうな、とある新キャラクターが素敵でした。
人間と吸血鬼の違いから、人間の素晴らしさをミミコと共に自分も教えられました。
しかも、ここで持ってくる伏線が実に巧いこと。
今回の一番感心されられたところでもありました。

その他にもミミコを支える人物たちの躍動が光ります。
特に尾根崎会長は、ミミコにとっての陣内の代わりを果たそうと必死になっているところが伝わってきます。
やっぱり彼は、生き残らないといけない人物だったと、張の判断に同感しました。

今まで以上にキャラクターが多くなっていますが、毎度のことながら混乱させられることは一切ありませんでした。
一つ難点を挙げるとすると、語ろうとすると即ネタバレに繋がるキャラが多すぎて困ることでしょうかw

既存キャラで動向が気になるのは、ケインとサユカかな。
ゼルマン様大好きだからというわけじゃなく、サユカのエピソードは良かったです。
サユカの人格変わってるし、まさかこの場面で笑わせてくれるとは思いもしなかったけどw

蒔きまくった種が徐々に芽を出していく様が見どころです。
きっと、第3部の終盤でこれらが華を咲かせてくれることでしょう。
今月発売の9巻が非常に待ち遠しいです。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価A- 

△page top

BLACK BLOOD BROTHERS 7-ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨- 

BLACK BLOOD BROTHERS 7 (7) (富士見ファンタジア文庫 96-11)BLACK BLOOD BROTHERS 7 (7) (富士見ファンタジア文庫 96-11)
(2007/04)
あざの 耕平

商品詳細を見る

【評価……S
舞台 ★★★★★★★★★★
 … 10
物語 ★★★★★★★★★★
 … 10
人物 ★★★★★★★★★★
 … 10
文章 ★★★★★★★★★
 … 9
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 10
燃え ★★★★★★★★★★
 … 10
完成度 ★★★★★★★★★★
 … 10

――いま、余らに必要なものは?
「覚悟を」
東の龍王セイに答えた賢者の一言は、特区の状況を端的に表現していた。
『赤い牙』への奇襲、そして『黄昏橋』の爆破で宣戦布告してきた『九龍の血統』。彼らの用意した罠は着々と機能し、父たる九龍王の遺灰を封じていた真銀刀を奪い、墓所の結界を消滅させた。状況は特区を守る側に、圧倒的に不利――。
ミミコは思い浮かべる。ゼルマンのそばにいると言ったサユカの顔。開戦を誇るように優雅に一礼するカーサの姿。彼女たちは、それぞれの“覚悟”を秘めていた。ならばあたしも、できることをしよう。
ジローさんと一緒に、戦い抜く覚悟を。今、特区で全てを乗り越え、新たなる力を生み出すための物語が始まる――。



凄い。

他に言葉が出てこないくらい、何と表現すればいいのか分からないくらい凄すぎる。
評価を限界突破のSランクにしたことで、少しでも僕が感じたこの本の凄さを伝えられているでしょうか。

著者が各所でスロースターターと言われる由縁がよーく分かりました。
7巻になってようやく真価を発揮するんですから、最初の数巻だけ読んだ人にとっては、あざの耕平の本当の実力を知らずじまいになってしまいますよ。
しかし、3巻をはじめ、ここまででも十分面白い内容を書いているわけですから、スロースターターというのはちょっと忍びない。
ここは、尻上がりと言っておきましょうw

5巻から始まった第2部は、この7巻で幕を閉じます。
6巻と7巻は続けて読むことを強くお勧めします。
まぁ、そんなこと言わなくても、6巻のあのラストを見て短編集に手を伸ばすことなんて出来ないかと思いますがね。
リアルタイムで追っていた人は、間に短編集が挟まれてヤキモキしたことでしょうw
良かった。ある程度巻数が発売されてから手を出してw


■ 物語
超大作映画に匹敵――いや、それを凌ぐほどの濃密で劇的な展開にただただ圧倒されます。
これまでに築き上げてきた様々なピースを土台にして、これでもか!と言わんばかりの大嵐が吹き荒れます。
見せ場の連続に息をつく暇なんて、とてもじゃないですがありません。

極上の一冊。
ボリュームも結構あるので、中途半端に読み進めるよりも時間がある時に間を置かずに読むことを激しく推奨します。
読了後は、続きが読みたい気持ちよりも、余韻に浸りたい思いの方が勝りました。
これほどまでの完成度の高さを誇るライトノベルは、後にも先のそうそうないでしょう。
僕が今まで読んできた本の中では、今作に並ぶ程の作品は2,3冊くらいしか知りませんね。


■ 燃え
いやはや燃えた燃えた。燃え過ぎた。
バトル物のラノベをあまり読んでこなかったということも多少ありますけど、燃え部門では間違いなく今まで読んできたラノベの中でトップに位置します。
予想だにしなかった展開と、期待通りの展開が絶妙のバランスでミックスされ、手に汗握るという言葉を身をもって実感させられました。

特区全土で火花が散っているため場面が目まぐるしく切り替わります。
各地での戦いの始まりに、鼓動の高まりを止められません。
そして、開戦後の、まるで吸血鬼になったかのように血が躍る程の興奮は、留まることを知りません。


■ キャラクター
様々な思いが錯綜し、そのどれもがとても重いものだというのがヒシヒシと伝わってきます。
心が張り裂かれるかのような想いに、涙腺が緩むのを自覚しました。

捨てキャラというのが、本当に一人たりともいない作品だなぁと感じてなりません。
これだけの数の登場人物をただ書き分けるだけでなく、しっかりと肉付けし、読者にドップリと感情移入させてくれる作者に感服いたしました。

キャラクターというのは作家の色が一番反映されやすい項目で、同じ作品内で似たようなキャラばっかりだったり、違う作品でも見たことがあるような造形だったりすることは少なくないかと思います。
あざの耕平さんの場合、引き出しが非常に多くて、被っていることがほとんどありません。
本物の人間が一人一人演じているかのようにさえ見えてきます。

特に男キャラは、同性でもカッコ良すぎて惚れてしまう人物に溢れかえっています。
中年男性を書かせたら、右に出るものないんじゃないでしょうか。
陣内は当然ながら、尾根崎会長や張など『カンパニー』の漢たちの生き様が素晴らしすぎます。

女キャラは、個人的にストライクど真ん中のキャラがいないということで、男キャラに比べると入れ込み具合は落ちてしまうんですが、それでも魅惑たっぷりのラインナップになっているかと。
ミミコ、カーサ、サユカ……。意志の力強い女性陣も見所の一つですね。
自分は、意志薄弱なアリスを推しますがねw


■ 総評
現段階では、紛れもなくBBBシリーズ最高傑作です。
今後、これ以上の盛り上がりを見させてくれるのか不安になるくらい、圧巻でした。
著者の実力に疑いの余地は一片たりともありませんが、あまりにも今作が傑作すぎて、これを超える物語を書き上げるのは至難の業ではないでしょうか。
ストーリーは、中盤よりも終盤の方が予想がつきやすいからね。
……といいつつ、そんな読者をあざ笑うかのような予想の遙か上を超えるクライマックスを期待w

締めも完璧。
綺麗すぎるまとめ方で、もう何というかお見事。

文句なしにSランクです。
これに満点の評価をつけなければ、今後付ける機会がないでしょう。
気にならないところがないわけでもないですが、まぁ突っ込むのも野暮ってもんです。

改めて、勧めてくれた八神さんに感謝!


以下、ネタバレ感想です。
どうしても今作の内容について語りたかったので、特別に折りたたんであります。

まだ読んでいない人は、絶対に見ないで下さい!
(コメントやトラックバックを表示すると、全文表示になってしまうので注意)
-- 続きを読む --

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価S 

△page top

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。