『食戟のソーマ』5巻 感想
2014/02/05 Wed 23:59:20 [edit]
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「食戟のソーマ」第5巻感想です。
表紙はタクミとイサミのアルディーニ兄妹。
登場順を考えたら仕方ないかもしれませんが、今巻の表紙を肉魅にした方が内容に合っていましたね。
初となる長編エピソードである合宿編のラストと舞台を商店街に移した番外編みたいなエピソードの二本立てとなっています。
ここまで圧倒的な実力を見せてきた創真が失敗を犯した話を挿入したのは、今後のことを考えると必要なものだったのではないかなと思います。
ちょっと考えが浅すぎだったかなと思わないでもないですが、創真が働いてきた環境から察しておくことにします。
失敗をしない人間よりも、失敗をしても挽回しようと踏ん張る人間の方が魅力的です。
創真が調理で魅せてくれたのは、まさしく主人公としての輝きでした。
田所ちゃんにしてあげた手のひらを合わせて緊張をほぐす話も回想でフォローしているのは巧かったですね。
またその失敗と同時にライバルを引き立てたのも構成的に計算されているなと感じます。
えりなに続き、同じく薙切の姓をもつアリスの初登場シーンとして印象深かったです。
アリスと間接的に勝負することになった肉魅はカマセというほど落ちぶれていないのに、はっきりとアリスが実力者として描かれていたので良かったと思います。
きっと5巻ラストにある「秋の選抜」でラスボスとして出てくるんだろうなぁ。
合間に挟まれた「官能の唐揚げ」編は小休止というわけでないのですが、これまでのテンポからは外れた話となりました。
普段よりもラブコメ要素が増してて一味違った「食戟のソーマ」が楽しめます。
倉瀬も悪くないのですが、肉魅が一人で期待してたりツンデレになっているのがツボでした。
田所ちゃんに卓球の才能があるとは……。
四宮から散々鈍間と言われていたけれど、反射神経凄いじゃないかw
何故それを料理で活かせない、ってか何故卓球の道に行かなかったんだろうか。
テーマ: 食戟のソーマ
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: 食戟のソーマ 食戟のソーマ(巻感想) 附田祐斗 佐伯俊『食戟のソーマ』4巻 感想
2014/02/04 Tue 23:26:40 [edit]
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今更ですが「食戟のソーマ」第4巻の感想です。
6巻が発売されたので5巻の感想を書こうと思ったら、4巻の感想から忘れていました。
如何に放置していたのかが分かりますね。
表紙は肉魅。
最近は作中でもあだ名で呼ばれてばかりなので本名の水戸郁魅に違和感覚える。
創真の初となる食戟相手として一発屋で終わるかと思いきや、意外と長く頑張ってくれているので嬉しいです。
さて、内容は物凄く良い場面で終わった3巻の続き。
四宮との食戟が描かれています。
現時点で最高のエピソードであるのは間違いないかと思います。
おかげでこれ以降の話のハードルが上がることといったらもう。
3巻ラストの21話が素晴らしかったことで、一体どのように決着となるのか。
当時ジャンプで読んでいる時は毎週のように先が気になっていました。
結果的に全員の株を上げることになる見事な脚本でした。
改めて読み返しても夢中になる面白さが詰まっています。
田所ちゃんの成長が見所ですね。
この漫画って「ダイの大冒険」に通ずるところがあります。
主人公である創真は最初から実力者で、脇にいる田所が成長していく過程がポップの活躍を連想します。
作者の描く泣き顔は感情に訴えてきますね。
四宮の背景までしっかり描かれていたのは称賛すべきだと思います。
貫録を見せつつ勝負を引き分けにまで持ち込んだ構成。
そして、負けたことを当然と思わず悔しがる創真。
文句なしですね。
四宮以外の卒業生たちも個性があり、今後の再登場にも期待したくなります。
長期連載となれば、いつかは出てくれるかなー。
テーマ: 食戟のソーマ
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: 食戟のソーマ 食戟のソーマ(巻感想) 附田祐斗 佐伯俊『食戟のソーマ』3巻 感想
2013/08/09 Fri 22:06:40 [edit]
![]() | 食戟のソーマ 3 (ジャンプコミックス) (2013/08/02) 附田 祐斗、佐伯 俊 他 商品詳細を見る |
「食戟のソーマ」第3巻を購入しました。
ジャンプで連載中の漫画を読みながら単行本も買うなんていつ以来だろうか。
「ONE PIECE」「ピューと吹く!ジャガー」はジャンプでは読んでいなかったからなー。
やはり第21話のサブタイトル「至上のルセット」が巻タイトルにもなりましたか。
このエピソードで単行本を買おうと決めたのは、僕だけではないと思います。
改めて読み直してみても、創真の格好良さに痺れますね。
田所ちゃんの健気な可愛さ、四宮シェフの冷徹な眼差しとキャラの魅力が素晴らしい。
四宮は、現在ジャンプでの最新話でも見せ場があるほどまでにキャラが立つんですよね。
初登場時は、ただの脇役の一人という認識だったのに、これはやられましたよ。
それにしても単行本組の人は、ここで区切られるともどかしいでしょうねw
まさか読み切りを掲載するとは思わず、四宮編を丸ごと収録されているものだと思っていたので予想を裏切られました。
まぁでも来月すぐに4巻発売してくれるみたいなので、まだマシかな。
新キャラといえば、タクミも美味しいキャラですねー。
創真が気になりすぎて恋しちゃってるレベルですw
腐女子の方々に人気の出そうなキャラですこと……w
キャラの位置付けとしては、創真と遜色ない実力者であることをアピールできたので、今後も出番はあるでしょう。
きっと、カマセ役として……。
表紙の田所ちゃんは田舎娘風で可愛いなぁ。
麦わら帽子が作中で最も似合う女の子ですよね。
遠景に全裸の一色先輩がいなければ、もっと素直に愛でることができたんですがw
あと表紙カバーをめくったら堂島のアニキの全裸だったのもむさくるしいよw
◆『キミと私の恋愛相談』
「ジャンプNEXT」で掲載された読み切り。
原作者はついておらず、佐伯俊さんが全て手掛けているようです。
内容は、好きな相手に告白できず、他に好きな子がいることを告げたら、逆に応援されてしまったという典型的な恋愛漫画ですね。
こういう逆走くんは、読んでいてモヤモヤしてしまってイカンですな。
告白の場面は直視できなくて、一度本から目線を外してしまいます。
ストーリーは最初から最後まで王道で、意外性は皆無でしたけど、ぼちぼち楽しめました。
でも、これでは連載取れないでしょうね。
申し訳ないですけど、原作者ついてよかったなと思いました。
テーマ: 食戟のソーマ
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: 食戟のソーマ 食戟のソーマ(巻感想) 附田祐斗 佐伯俊『食戟のソーマ』2巻 感想
2013/06/06 Thu 23:28:57 [edit]
![]() | 食戟のソーマ 2 (ジャンプコミックス) (2013/06/04) 附田 祐斗、佐伯 俊 他 商品詳細を見る |
早速「食戟のソーマ」2巻も発売したので買ってきました。
切れ長の瞳が冷徹さを物語っている薙切えりなが目印の表紙となっています。
ページ数の多い1話や読み切りを収録していたため、1巻では5話しか収録されていませんでした。
それが2巻では6~14話の計9話分収録されているので、ボリュームアップしたような印象を受けますね。
内容的には、極星寮の入寮編、初の食戟・創真vs郁魅、合宿編スタートに分かれています。
ジャンプの最新話で、合宿編真っ最中だと考えると、一気に話が進みましたね。
単行本で読むと、極星寮の面々をじっくり見直すことが出来て良いですね。
登場人物が急に増えましたが、キャラ設定が明確なので、重要そうな人物はちゃんと引き立っています。
燻製が得意な伊武崎はおそらく相当な実力差でしょう。
負けじと己の分野で食材作りに励む吉野悠姫と榊涼子の女子コンビは、紙面を華やかにしてくれます。
そして、寮内唯一の2年生である一色先輩は、度々裸体を晒す変態……というだけじゃなくて、何とえりなを上回る7番目の十傑メンバー。
あの創真が本気で人の料理に驚かされたのは、少なくとも作品内では初めてです。
食戟と十傑のルールが明かされ、今後の作品の方向性が決まってきました。
ジャンプ的によくある序列で競わせる方針は、やはりベタだけど燃えますね。
この設定を上手く扱えるか否かで、作品の成否が確定することでしょう。
食戟を分かりやすく表現したのが、vs水戸郁魅編でしたね。
創真にとっての初戦ということもあって、シンプルな構成となっていました。
今となっては、第1巻にあった読み切り編を練り直したモノだというのが分かります。
肉魅がリアクションを取る1ページだけは、正直くだらなさすぎで失笑に近い笑いとなっちゃいましたけど、基本的には面白いエピソードでした。
吉野&榊の真っ裸のリアクションも良いけれど、一番萌えたのは田所ちゃんの田舎風スタイル。
この娘の癒し効果は絶大やー。
時々方言が出てしまったり、慌てふためいたり、放心したりと反応が可愛いんですよね。
えりな様よりも断然田所ちゃん派です。
それにしても、キャラ絵だけではなく、料理が美味しそうに描けているところはポイント高いですね。
単行本では、合間にレシピを載せてくれているので、実際に作りたくなってきます。
今回一番美味しそうだったのは、創真が作った「鰆おにぎり茶漬け」かな。
あれは真似してみたくなりますね。
興味深いのが、料理はオノマトペを多用しているのに対し、リアクションは擬音を極力排除しているところ。
食べる時も「ほぐほぐ」とか「ほかほか」とか「とろ~り」とか、とにかく美味しく見せようとしています。
それに対し、食べた人の反応の一コマ目は擬音なし、台詞も内心の声が短く入ることがある程度。
これは相当画力がないとリアクションを表情や背景だけで描ききることは出来ません。
言葉に頼らず描けるというのは、素晴らしいことだなぁ。
次回は、例の21話が収録されるんでしょうね。
きっと表紙は田所ちゃんだし、今から期待が高まります。
テーマ: 食戟のソーマ
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: 食戟のソーマ 食戟のソーマ(巻感想) 附田祐斗 佐伯俊『食戟のソーマ』1巻 感想
2013/06/03 Mon 23:38:26 [edit]
![]() | 食戟のソーマ 1 (ジャンプコミックス) (2013/04/04) 附田 祐斗、佐伯 俊 他 商品詳細を見る |
悩んでいましたが、結局「食戟のソーマ」の単行本1巻を買っちゃいました。
週刊漫画の単行本を揃えようとすると本棚を圧迫するので、余程気に入らないと買おうとしません。
そんな自分が、これは久々に買ってもいいかなと思えるほど、最近の展開が面白い。
思わず感想を書き連ねた21話の衝撃は、まだ記憶に新しいです。
元々連載開始当初から注目はしていました。
なんといっても、作画担当である佐伯俊さんの絵が素晴らしい。
週刊連載とは思えないほどの描き込み具合は、ジャンプの中でも飛び抜けていると思います。
すぐに息切れと思っていたのに、少なくとも今現在はクオリティを保ち続けていますね。
連載初期にありがちな不安定な絵柄も見られず、確かな実力をまざまざと見せつけられています。
どうやら元エロ漫画家さんだったそうですね。
女の子の身体が柔らかく描けているなぁと思ったら、その技術を惜しむことなく駆使しているからなのか。
最新話などではそうでもないのですが、初期はエロ描写多めですね。
食べたリアクションで脱がされることが目立ちます。
個人的には、安易なエロ方向に逃げなくなって良くなったなと思いますよ。
エロといえば、第1話で脱がされた少女・倉瀬真由美が表紙にも登場しているんですね。
記憶ではその後登場していなかったはずですけど、描き下ろしの番外編を一本作るくらいですから、将来的に出番があるのかな?
恋愛フラグが立っている数少ない女の子ですし、えりなや田所ちゃんが恋愛的に創真と親しくなった時にでも再登場するのかもしれませんね。
おまけで、読み切り時の「食戟のソーマ」も収録されていました。
こちらは初見。
連載時と比べ、創真が高校生っぽくない……というかオッサンに見えますね。
えりなのキャラデザも若干キツめで、連載時に上手く修正したなーと思いました。
ジャンプにおける連載順もかなり前の方までやってきましたし、人気出てきましたね。
何故かfc2ブログ内ではスレッドテーマが作られていなかったので、自作しましたけども。
このままいけば、アニメ化も夢ではないなと思いますね。
テーマ: 食戟のソーマ
ジャンル: アニメ・コミック
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