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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『おとなりに銀河』5巻 感想 



おとなりに銀河」5巻のネタバレ感想です。

星に願いをかけて、手を取り合う二人の表紙が素敵。

姫様、故郷に帰るの巻き。
とはいっても帰郷ではなく帰省で、それも恋人である一郎をはじめ皆を連れての旅行的な気分です。

しおりは島民に慕われているというレベルではなく、依存されているように見えますね。
感情を超越した信仰対象となっているようで、宗教染みているのが第三者視点だと異様に映ります。
うら若き女性が束縛から逃走したくなるのも無理はありません。

前回は言い負かされた母親相手に強い言葉で言い放つしおり。
気持ち悪い、大嫌い、悲しい、寂しかった。
いずれも溜め込んでいた思いを吐露したもので、頭の固い親だからこそ激しい口調でなければ伝わらないと思ったのでしょう。

親の心子知らずとは言ったもので、両親もしおりに苦労かけたくないと思っていたんですけどね。
のほほんとしている作風で唯一いがみ合っている部分なので、いつか和解できる日が来ると良いなと思います。

初々しさ満載だった二人の関係も良い意味で少しずつ慣れてきました。
ちびちゃんもイチャついている二人を見て「もはや落ち着く」という始末。
ますますバカップルが進行しており、恋人が好き過ぎて他のことに手に付かないとか、どこぞの中高生ですか。
いやまぁ気持ちはよーく分かりますけどね。

このままスローペースで続くんだろうなと思っていただけに、急にプロポーズとなったのは驚き。
計画から実行までを1話で完結するぐらいあっさりで更にビックリ。
サプライズを企画しても妄想を膨らませるしおりには通用しませんね。
プロポーズの言葉を食い気味で返事しちゃうのは、彼女らしさ全開で笑っちゃいました。

ところで未だに身体を重ねてはいないようですね。
彼氏の酔う姿をツマミにして酒を呑むような肉食派の彼女がいて、よく無事でいられたもんだ。
作中でしおりの発言にもありましたが、棘を刺さずに抱き合うことって出来るのかな。

今春のアニメ化も加えて昨日ドラマ化も発表され、まだまだこれからの二人の関係。
果たして物語の着地点はどこに持っていくのでしょうかね。

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『おとなりに銀河』4巻 感想 



おとなりに銀河」4巻のネタバレ感想です。

表紙に妹弟のまち&ふみお初登場。
もはや家族のような距離感で安心感を与えてくれる優しい絵ですね。

今回も甘々なストーリーを堪能させていただきました。
何もかも曝け出すスタイルが威力凄まじくて、読了後はニヤケ顔のせいで頬に疲労があるレベルですよ。

「史上最大のイチャつきをお見せしますよ」と彼氏の妹弟に宣言する彼女って強くないですか。
実際は名前呼びだったわけですが、本当に周囲に見せつけてくれるものですから何ともまぁ甘ったるくて糖度が高すぎです。
真顔では読めない漫画ですね。

彼女の誕生日にネックレスを贈っているところや、将来指輪を一緒に選ぶ約束をするところまで覗き見される始末。
多少なりとも怒ってよさそうなものなのに、恥ずかしがりながらも嬉しがっているのでバカップル万歳だなぁ。
幸せに包まれた空間で、幸福感のお裾分けしてもらえます。

百面相のように表情を変化させる五色さん、もとい、しおりが可愛い。
名前で呼ばれて口を半開きにさせたり、抱きしめられて喜んだり、批判されて泣き出したり、ネックレスをつけてもらえて顔を真っ赤にさせたり、いたるところで目を奪われます。
一郎は幸せ者だなぁ。

そういえば、グランピングって単語初めて聞きました。
道具が用意されたキャンプのことをそう呼ぶのですね。
存在自体は知っていましたけど、アウトドアに疎いものですから呼称までは知りませんでした。
親しい仲間と行く遊びというのは、年齢関係なく楽しいものですよね。

焚火効果のおかげ突発的に行われた大暴露大会。
フラグらしきものもなく、いきなり島の秘密を話し出すものですから驚きました。
まぁ知られたからといって何かが変わるわけでもないですし、別にいいのかな。
どっちかというと、ちびちゃんが同人誌まで書いていることを暴露した方が今後に影響与えそう。
作家や編集ばかりが集まる界隈なので、ちびちゃんの進路相談話はいつか出てくるかもしれませんね。

そういう意味では、住居人との交流は些か新鮮。
特にいち早く登場していた穂波さんはレギュラーキャラになる勢いで登場しますね。
ちゃんとメイク顔とすっぴんで描き分けているのは細かいけど作者の心意気を感じさせます。
205号室の栗津さんに胸キュンしているシーンもありましたし、恋話の期待もできそうです。

大家さんが女性を連れ込んで、早朝に管理人部屋から出てくるところを目撃したら「うわっ」とは思いますよね。
引かれてもおかしくないところで問題なかったのは日頃の行いのおかげでしょう。
アパート住人同士で花見をするって今の時代そうはないでしょうしね。

今巻で一番のエピソードは、やっぱりいつも通り妹弟関連の話。
父親を早くに亡くしたまち達にとって、兄が唯一の肉親なので一郎が倒れた時はトラウマ再来でしたでしょうね。
夜泣きするまちを抱きしめてくれる寄り添ってくれるしおりが居て良かった。
頼れる人達がいることは素敵ですね。

漫画の連載打ち切り、児童書の挿絵、しおりのデビューと仕事関係にも変化が。
全てが順調というわけには当然いかないけれど、できることを頑張っている彼らには報われて欲しいなと思います。

電子書籍には帯ついてないので、巻末の作者コメントでアニメ化することを知りました。
これはまた新しい楽しみが出来ましたね。

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『おとなりに銀河』3巻 感想 



おとなりに銀河」3巻のネタバレ感想です。
表紙がどんどん引きの絵になってるのに、二人の距離は少しずつ近付いているのが意味深ですね。

五色さんの両親襲来。
話が通じ辛い相手だけど、全く聞き耳持たないわけでもないようでホッとしました。
あまり重い展開は望まず、ひたすら甘々なラブストーリーを期待している作品なので、シリアス抑え目でよかったです。

喧嘩するだけで相手の体調を悪化させるなんて難儀な契約ですね。
このカップルの場合はすぐにノロケに変わるからさして問題ないでしょうが、一般的な付き合い方は難しそう。

ってか、もう契約関係おしまいですか。
重要な設定だと思っていたので、こんなにあっさりトゲが抜かれるなんてビックリ。
トゲがなくなっても恋心が消えないか心配するくだりは、最終回付近まで引っ張ってもいいぐらいのネタだったと思うので意外でした。

ちびちゃんの淡い想いを五色さんに告げる展開もラブコメとしては珍しい。
本気で恋していて人知れず涙を流すというよくあるパターンでもなく、憧れにほんの僅かだけ上乗せしていた感情を誤解されないように伝えてくれました。
とにかく恋愛事情に関していえば二人だけの世界を作るぞという作者の意志を感じさせます。

一番の見所はデート回。
お洒落する五色さんがめっちゃくちゃ可愛い!
ページ開いた瞬間、思わず口から可愛いって呟いてしまったほどの破壊力。
普段のクールな服装も良いですが、なにかと顔が綻ぶことが多い現在はゆるふわコーデが似合ってますね。
一郎も同じく雰囲気変えた装いで登場し、ぐへへとよだれを垂らす勢いの五色さんも素敵でした。

1冊に1話は欲しい家族エピソードは最後にちゃんと収録してくれました。
気遣いできることは素晴らしいことだけど、小さな妹弟には無邪気に遊ばせたいと思う兄の気持ちもよく分かります。
お互いを思いやってるからこそのすれ違いなので、しっかり向き合って話せばいつも通りのほっこりとした着地となってひと安心。
兄・一郎でなくとも、妹・まちの言葉は涙腺刺激されるぐらい嬉しくなりますよね。

ようやく住人が一人顔見せで登場しましたけど、本筋には関わらず。
今のままで面白いので、ネタに困るまで出さなくていいんじゃないかな。

お互い実質的なプロポーズもしてしまいましたし、この先どうやって物語を進められるんでしょう。
展開の早さに終わりも早いのではないかと少し心配になりますね。

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『おとなりに銀河』2巻 感想 



おとなりに銀河」2巻のネタバレ感想です。

「甘々と稲妻」より、よっぽど甘々なラブストーリーじゃないですか!
読書中は悶えてゴロゴロしてしまうほどの破壊力を秘めています。

付き合い始めのカップルの初々しさにニヤニヤしまくり。
五色さんの照れすぎてパニクってる姿が可愛すぎます。
これが延々と続くだけでもご飯何杯でもいけるってもんですよ。

主人公の一郎が真剣に物事を考えていることが伝わってくるので好感が持てます。
上手く言葉にできないから手紙にしようってところから漫画で80Pラブレターを描いたのは、将来黒歴史になりそう。
いつか子供が出来たりしたあとに暴露されて叫びたくなるやつですよね、これ。

秘密にしているわけではないとはいえ、関係バレも早いですね。
妹弟や従妹、仕事関係など既に登場人物のほとんどには知れ渡ってます。
いずれも祝福してくれる優しい世界観でほっこりしますね。
今後、五色さんの母親をはじめとした故郷での話が掘り下げられるでしょうが、そちらでは抵抗されるのが目に見えているだけに温かな雰囲気を長く読みたいなと思ってしまいます。

バレといえば、従妹のちびちゃんはちょっと可哀そうだったかな。
本人はお兄ちゃんみたいなものと言っていますが、淡い恋心に近いものを抱いていた感じはあります。
まさかあの二人が出会って数日のうちに交際スタートするとは想像していなかったでしょう。

1巻の感想でも書いた通り、愛らしい幼児を描くのが上手い作者さんですね。
妹まち、弟ふみおの二人が可愛すぎてシスコンやブラコンになってしまいます。
二人ともお兄ちゃんの一郎が好きでべったりだから微笑ましいのなんの。

本物のサンタさんから貰った贈り物が弟のふみおだと言えるまちがエモすぎ。
ふみおは寡黙なこともあってたまに喋る言葉にキュンとさせられます。
ああ、二人の成長期をこのまま見続けたいなぁ。

おまけで住居人の情報がわずかに出ていましたね。
キッチンが共有であればもっと絡みがあってよさそうなものですがね。
ある程度メインキャラの背景が描かれてきたので、そろそろ順番に登場してくれるのかな。
少なくともみんなお礼を言える人柄のようなので安心しました。
一郎が大家で、小さい子たちがいるのですから入居する人はしっかり選別してそうですね。

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『おとなりに銀河』1巻 感想 



おとなりに銀河」1巻の感想です。

甘々と稲妻」の雨隠ギド先生による新作ラブコメディ。
前作ファンとしては見逃せません。

妹弟を養うために奮闘する漫画家の元に訪れた女性アシスタントは実は異種族の姫だった?……という展開。
読む前は謎の設定でしたが、1巻読了後も謎は謎のままでした。
ほぼ普通の女の子と変わりませんね。
今のところ設定は舞台装置としてしか見ていませんけど、それで何ら問題ないような気がします。

それよりも重要で本題なのは、嬉恥ずかしのほんわかラブコメが見所だということ。
世間知らずのヒロイン・五色しおりが変に拗れておらず、まっさらな女の子というのが大きい。
最初はキャラ的に薄味かなと心配になりましたが、1巻だけでも照れた反応が急増していくので微笑ましくなります。

というか、本人が望む「両片想いで10巻ほど関係を積み重ねる」型なぞ見る影もないほど展開がめっちゃ早いんですよね。
「初恋新婚ラブストーリー」と謳っているということは、ある程度関係構築してからイチャイチャするのでしょうか。
なるほど、大好物です。

主人公の久我一郎は優しいお兄ちゃんですね。
ちょっと頑張りすぎな一面もあるけれど、ちゃんと大事なことは分かっていて安心感があります。
幼い妹弟が可愛いので、無茶してしまう気持ちも分からないでもないです。
ホント、相変わらず作者の描く幼女は絶妙なリアル感も相まって魅力的ですね。

気になったのは誰のセリフなのか一部判断し辛い場面があったことぐらい。
前作みたいな涙を誘われるような感動路線ではないものの、これはこれで今後が楽しみと思える作品でした。

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