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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『虚構推理』19巻 感想 



虚構推理」19巻のネタバレ感想です。

メインキャラ3人揃い踏みの表紙は15巻以来に2回目。
六花と同じ画におさまっているのにコミカルな雰囲気というのは珍しい。
中を開けてみれば、なるほど、コメディ寄りの短編集が中心となっていました。

琴子と九郎が事件の裏話をしながら以心伝心なデートをするのが好き。
ドライブ途中にたい焼き食べたり、バッティングセンターで遊んだりと楽しそうにしています。
相変わらず九郎は一切認めようとしないから、本当に恋人同士なのか疑ってしまいますけども。

◆ 第61話「みだりに扉を開けるなかれ」
妖怪密室ひらきが無駄に怖くて面白い。
密室殺人事件のトリック崩しが妖怪の間で流行るなんてストーリー展開をよく思い付きますね。
ミステリー作家からしたら一番怖い存在でしょう。

◆ 第62話「鉄板前の眠り姫」
雨宿りのために入ったお好み焼き屋に実は死体があったという話。
店長が琴子を生まれて一度も嘘をついたことのなさそうなお嬢様とトンでもない勘違いをしてますけど、ところがどっこい、その娘虚言癖持ちですから。
普段から琴子からの恋人ムーブを避け続けてきた仇であらぬ疑いをかけられている九郎が不憫なような自業自得なような。
琴子が大学生と信じてくれないのも今に始まったことじゃないけど、真面目に突っ込まれていて噴き出しました。

◆ 第63話「MK計画」
おひいさまの偽物登場がまさかのロボで声をあげて笑った。
メカ琴子の言動が本物と遜色ないぐらい品性がなくて六花の悪意に満ち溢れています。
妖怪どもがおひいさまそっくりで壊せないと嘆き騒ぐのに対し、九郎が一切容赦なくメカ琴子をボコボコに破壊するのに笑いが耐えられません。
ラストのコマでメカ琴子の首を抱きながら泣く六花も普段のシリアスが吹っ飛んでいます。
過去イチでアホな話で面白過ぎました。
これは是非ともアニメで観てみたいな。

◆ 第64話「怪談・血まみれパイロン」
霊を信じない大学生の男とコーンに化けた狸のお話。
最後の下ネタを言わせたかっただけの噺ではないかという疑惑。

◆ 第65話「かくしてあらかじめ失われ……①」
長編の序章。
まさか密室開きが単発ネタで終わらないとは。
妖怪どものせいで面倒臭いことになってしまい、イライラする琴子に共感しました。
見た目で誤魔化されている少年がどのように絡んでくるのか、次回に期待ですね。

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虚構推理 Season2 アニメ第24話「うなぎ屋の幸運日」  

虚構推理 Season2」アニメ第24話のネタバレ感想です。

第二期最終回は、とある鰻屋で語られる殺人事件に関わることになった琴子の話。
漫画では珍しく単独エピソードで成り立つ、ただの小話を最後に持ってくるとは予想外でした。
おかげで何とも不思議な感覚で、肩肘張らずに気の抜けたまま視聴を終えました。

話自体は虚構推理らしく、霊の存在が反則的なミステリーで面白かったと思います。
シンプルながらに二転三転するのでストーリーを追いかけるだけでも興味深い。

ちなみに、いい年した男が鰻屋に一人では気軽に入らないと語り合っていましたが、そういうものでしょうか。
個人的には年齢関係なく一人で食べに行っているので、あまりそういう感覚はありませんでした。
まぁ見た目が中高生の女の子が一人で高級鰻屋に居たら浮いて見えるでしょうけども。

今回は外野視点で琴子を描かれることが多かったので、なおのこと美少女に見えました。
言葉を発すると品性の欠片も見当たらないことが明白となり、化けの皮が剥がれてしまいますが。
結局琴子が鰻屋に訪れていた理由が、九郎の部屋に泊まるので精をつけておきたかったという俗物的な理由だったのはシリアスとの下落差が激しくて笑うしかありません。

さて、面白かった第二期もこれにて終了。
第三期も期待しています。


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虚構推理 Season2 アニメ第23話「スリーピング・マーダー」  

虚構推理 Season2」アニメ第23話のネタバレ感想です。

スリーピング・マーダー編、完結。
遂に隠された真実が暴かれる時が来ました。

真犯人は長女だった、というのはそこまでの驚きがあるわけでもありません。
他の人物と比べるとアリバイが弱いというのは既に指摘されていたことですしね。
ただ、音無澄の肉声で犯人が男であると叫んだ事実がややこしくさせていて、それが面白さに繋がっています。

妖狐の吹雪が殺しに失敗して、真犯人を庇うために化けていたというトリックには気付けませんよ。
手柄をもらうために工作したことが琴子にとっては崩す必要があり、それがしっかり虚構の推理をする理由に繋がっているのが素晴らしい。
ただでさえ音無会長の課題や自殺だと思わせる誘導で複雑になっている物語をここまで消化しているのは素直に凄い。

唯一少し惜しいなと思うのは、藤沼耕也があっさりと自白したように見えること。
口を滑らせるように追い込ませていたのは分かるんだけど、簡単にポロっと言っちゃったように感じてしまいました。
尺的な問題もあってじっくり描くにも限界があるでしょうし、仕方がないと思うことにします。
「銃弾の峰ってどこだ!」という迷言も迫真の演技で聞くことができて満足です。

音無会長の信念は琴子が守る秩序と一致していたものの、終始甘い考えでしたね。
因果応報なので同情はしません。
一切手を緩めなかった琴子は正しいと思います。
ただ、それが九郎にどのような影響を与えたかを確認できるのは、アニメ3期をやるかどうか次第ですね。

実は六花も一枚かんでいたことが判明し、隙の無い構成だったシリーズ。
これで最終回で良かったと思うんですけど、何故かまだ1話を残しているんですよね。
次回タイトルからして鰻屋の短編をやるようです。
最終回っぽくはないけど、あの話も好きなので単純に楽しみですね。


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虚構推理 Season2 アニメ第22話「招かれざる判定役」  

「虚構推理 Season2」アニメ第22話のネタバレ感想です。

スリーピング・マーダー編、起承転結の転にあたる第3話目。
一つの事件に対して視点がコロコロと変わり続ける物語の面白さが際限なく高まってきます。
本当にこのシリーズはクオリティが高いなと感心させられますね。

実は音無澄は自殺であった、という偽の回答に誘導した琴子。
ただの自殺ではなく息子たちが己の殺人を計画していると仄めかれたうえで、自分自身がいない方が家族も会社も好転することを自覚させられたという話は、なるほど確かに音無会長による殺人事件だという理屈は通じます。
これが本当の真実であったとしても、推理モノとしてはそれなりの出来だったことでしょう。

しかし、このエピソードはここからが本番なんですよね。
結局、音無会長は音無澄の死を成功体験として捉える呪縛から抜け切れていません。
本人的には病が戒めのように言っていますが、こんなのただの寿命ですから。
端的にいえば、もっと痛い目を見るべきです。
妖の力を借りて人を殺めようとしたのですから、琴子からしたら後悔させてやらねばならないでしょう。

次回でスリーピング・マーダー編は幕を閉じるはずですが……あれ?最終回ではないのかな。
最後に何か短編だったりアニオリだったり挟むのだろうか。

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虚構推理 Season2 アニメ第21話「もの言えぬ子ども達」  

虚構推理 Season2」アニメ第21話のネタバレ感想です。

スリーピング・マーダー編の推理パート序章。
事件の裏に隠された事実が明らかにされていき、掘り下げられた物語が熱を帯びてきました。

仲が悪いことで知られていた長男と次男が共謀して母親の殺害計画を立てていたこと。
長女とその婚約者も同様に策略を巡らせていたこと。
自白を誘導させた琴子の話術は、やはり尋常ではありませんね。

孫の莉音にとっては巻き込まれた感が強いのは当然でしょう。
なにせ祖母が亡くなったのは彼女が生まれる前の話ですから、無関係もいいところです。
それなのに祖父や叔父たちが祖母を殺害または計画していたと知らされるのですから、たまったものじゃありません。
琴子も煽りまくってくるし、精神的に一番しんどい立場でしょうね。

それにしても今期は随分と琴子の品性欠けるくだりがクローズアップされますね。
確かに元々欠片も存在していませんでしたけども。

長女の夫である藤沼耕也の親戚に琴子の高校時代の部長がいたことが触れられていましたね。
前日譚エピソードは省略されましたが、存在がなかったことにされるまでには至らなかったようです。
いつか3期放送になった時は、一気に高校編の話をまとめて見てみたいなと思います。

ここまでで発覚した事柄だけでも十分面白いのに、漫画でいえば折り返し地点というのが凄い。
最低でも残りアニメ2話分はあるはずですから期待が高まります。


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虚構推理 Season2 アニメ第20話「そして支配者はいなくなった」  

虚構推理 Season2」アニメ第20話のネタバレ感想です。

今回からスリーピング・マーダー編の開幕。
アニメ第2期に限らず、原作においても指折りの完成度で人気の高いエピソードです。
漫画で読んだ時からずっとアニメ化を楽しみにしていました。

ミステリー作品の醍醐味といえば、物語終盤におけるどんでん返し。
この話では何度も驚きを与えてくれたので印象深く刻まれています。

シリーズ第1話になる今回は舞台説明に終始しています。
妖狐に妻の殺人を依頼したホテルグループ会長が、死が迫った晩年に子へ告白するという話。
常識外の出来事が故に素直に話しても理解が得られるはずがなく、琴子に頼ることになるという流れ。
興味をそそられるストーリー構成は巧いと思います。

ケチが付くとまではいかないでも少し残念だったのは、前日譚の「明日のために」がカットされたこと。
想像はしていましたし仕方がないかなと思わないでもないのですが、観てみたかったことも事実。
尺が足りなくなるとはいえ、琴子のJK時代が悉く省略されているのは勿体ないですね。

あと作画が若干というか、結構危ういシーンが多かったのは心配。
まぁあくまで本番は次回以降なので力配分を意識してのことならいいのですがね。

ところで、昭和の産物的なヌードペンって今の時代あるのかな。
あったとしてもクレーンゲームの景品としては見当たらなさそうですよね。


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虚構推理 Season2 アニメ第19話「あるいは星に願いを」  

虚構推理 Season2」アニメ第19話のネタバレ感想です。

電撃のピノッキオ編の後編、つまり解決編となります。

普通に面白いんだけど感想に困りますね。
特筆すべき語る部分が少ないからでしょうか。
視聴後はそれなりの満足感だったんですけどね。

一番の盛り上がり所は、大学生だけでなく多恵さんの名前も人形に刻み込まれていたことでしょう。
表情を見せないカットを挟んだことで、実は黒幕なのではと一瞬思わせる演出は面白かったです。

いくらお金があったからといって、子供や夫を早くに亡くすのは決して幸せなことではありません。
善太の目には幸福に映ったのだとしたら、まるで何も見えていなかったのでしょう。
孤独な老婆の元に化け猫が居座ったのは、ある意味救いだったのかもしれませんね。

名前を削り取っても痛みはなかったと言いますが、真実か虚勢か判断しかねます。
たとえ本当に傷を負っていたのだとしても我慢していそうな雰囲気でしたし。
どちらにしても悲しい事件は解決したので、これで良かったのだと思います。


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虚構推理 Season2 アニメ第18話「電撃のピノッキオ」 

虚構推理 Season2」アニメ第18話のネタバレ感想です。

前半はゲストキャラが主となって事件を描き、後半で主人公達が遅れて登場する形式が板についてきました。
時々見かけるこの構成、ドラマ「古畑任三郎」を連想させます。
物語に没入しやすくなるのでいいとは思います。
ただ漫画版だと冒頭8ページに渡る愛のひととき(誇張)が存在していたので、カットされたことを知ったらきっと琴子も憤慨するでしょう。
スカートをめくりあげてふとももを露にする品性の欠けた琴子を見たかったな。

ストーリーは居たたまれない老人が死の間際まで作っていた人形を利用して復讐しているのではないか?という話。
孫が脇見運転の車に轢かれ、更に観光客の車のせいで救急車の搬送も遅れてしまい、病院に到着する前に息を引き取るなんてあまりにも悲しい。
事故だと分かっていても納得なんて出来やしないでしょうね。
尺的に次回で完結するのは知っているのですが、細かい部分は忘れているところもあるので素直に楽しみです。

化け猫ボイスが杉田智和さんとは意表を突かれました。
聞いてみるとおちゃらけた感じが杉田さんらしさ全開で、他はもう考えられなくなるぐらい見事なマッチ具合。
アニメ視聴後に漫画を読むと杉田ボイスで再生されてしまうほど洗脳されました。

ところで、町起こしに成功した「ぶりカマ刑事」の本編はどのようなものだったんだろう。
確かに一度は観たくなります。


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虚構推理 Season2 アニメ第17話「六花ふたたび」 

虚構推理 Season2」アニメ第17話のネタバレ感想です。

今回は原作10巻収録の短編「六花ふたたび」のアニメ化でした。
短いエピソードながらキャラの特徴を抑えつつ虚構推理要素も混ぜた完成度の高い話ですね。
ぶっちゃけこれがアニメ2期1話目でも良かったと思うくらいです。

六花の声ってこんなんだったっけ?と違和感ありましたけど、考えてみたら1期では登場頻度の割にほぼ喋っていませんでしたね。
声優の佐古真弓さんは主に洋画吹替を担当しているだけあって、ナチュラルな演技しています。
メイン二人の鬼頭明里さんと宮野真守さんが明らかにアニメチックな声をしているので差が浮き出ますね。
どちらも好きですけど、作品の方向性として統一させておいた方がいいような気がします。

未来を決定付ける力があればギャンブルで稼ぎ放題というのは羨ましい。
そのたびに死にたくはないけど、本人たちは慣れてて痛覚もないようですしね。
生活するだけならあんな大金は不要なので一応理由が語られていたはずなのですがカットされていましたね。
漫画1話分とはいえ、推理披露があると台詞量が多くてOP飛ばしても尺が微妙に足りないようです。

琴子の品性が著しく欠けていることを吹聴して回る六花はなかなかにやり手ですね。
あながち間違いではないというか、少し会話するだけで本当に質が悪いと分かりますし。
外から見ている分には楽しいけど、お近づきにはなりたくないなぁ。

作画は少々怪しいというか崩れていましたね。
特に酷かったのはアパートの部屋が広すぎたこと。
一人暮らしが借りるアパートで20畳はありそうな広さはないとはいいませんが不自然でしょう。
漫画版では6~8畳程度だっただけになおさらです。

あと別の意味で崩壊していたのはアパート管理人である紺野和幸の恋人・沖丸美の胸のデカさ。
グラマラスすぎやしませんか。
六花や琴子の対比として描きたかったでしょうか。
いやまぁエロいことは正義ですけども。


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虚構推理 Season2 アニメ第16話「雪女の純真」 

虚構推理 Season2」アニメ第16話のネタバレ感想です。

雪女のジレンマ編の完結回となります。

改めて観て思うのは、ミステリー作品としては推理する要素が極端に少ないエピソードですね。
前回の虚構推理で昌幸と雪女の線は消えたため疑わしき登場人物は一人しか存在しておらず、真犯人はバレバレです。
シリーズの締め括りとしてはどうしても弱めになってしまいました。
本格的なミステリーを求めていた人にとっては肩透かしだったことでしょう。

しかし、今回メインにすべきは雪女の可愛さや昌幸とのイチャラブなんですよね。
昌幸がまたしても信頼していた人間に貶められたけれど、雪女からどれだけ慕われているかを理解するための虚構推理を経たことで絶望に落ちることなく、前を向いて雪女の手を取ったのは大きな意味がありました。
裏切りの連続を経験したが故に雪女との絆が強固になったともいえます。
漫画の感想でも似たようなことを描きましたが、推理主体ではないこの構成で正解だったと思います。

真犯人の元部下である飯塚渚もべっぴんさんですね。
昌幸は女難続きだったとはいえ、容姿が整った女性から惚れられることが多いのは羨ましい限りです。
もちろんそれで殺されかけるのは勘弁願いたいですが。

元妻は結局顔見せなしで終わっちゃいましたね。
雪女とどれぐらい似ていたのか気になっていたんですけど、これはまぁ邪推しすぎか。

これで雪女の出番も終了。
アニメも十分可愛かったですけど、漫画版は更にその上を行くと思っているので未読の方は是非お勧めします。

次回はどのエピソードするのかな。
若干作画が怪しいところがあったので、今後が少々心配ではあります。
OPやEDに新規カットが追加されて未完成だったことが判明しましたし。
まぁさすがにED一枚絵オンリーというのは今のご時世考えにくいですもんね。


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虚構推理 Season2 アニメ第15話「雪女のアリバイ」 

虚構推理 Season2」アニメ第15話のネタバレ感想です。

雪女のジレンマ編、中編。
ここからがタイトル通り、虚構にまみれた推理を行う本番となります。

昌幸のアリバイ証明が難しくしているのは、実に巧い構成だなと思います。
雪女と一緒に映り込んだ防犯カメラの画像が事態をややこしくしているんですよね。
隣にいるのが雪女ではなく元妻だと思われたのは、それだけ容姿が似ていたという証拠。
何故昌幸が雪女と似た女性と結婚したのかは、言うまでもないでしょう。

警察からの帰宅時に昌幸が雪女を元妻と見間違えたことから、結婚式は白無垢だったんでしょうかね。
本人の意向もあったかもしれませんが、昌幸からも似合うと思うと提案していてもおかしくありません。
そこまでして、在りし日の雪女と重ねて見てしまっては、元妻も面白くないでしょう。
昌幸が元妻を許したのも後ろめたさがあったからでしょうね。
もちろん、人を殺めてもいい理由にはなりませんが。

後半でようやく、おひいさまこと琴子の出番。
相変わらず苛烈であり下劣ですね。
キャラ的には面白くて魅力もたっぷりなので大好きですが、女の子的には雪女が圧勝していますよ。

二人に語ってみせた虚構推理の意味に筋が通っているところに好感が持てます。
極度の人間不信ゆえか、元々の性格が邪魔してか、昌幸は雪女に素直になれなかったですからね。
男側がツンデレをこじらせるのも珍しい。
おひいさまに逆らってでも守ろうとした雪女の真意を汲み取って、手を差し伸べる様は格好良かったです。
白い肌に頬を赤らめる雪女は今回一番可愛いカットでした。

そういえば最初に違和感覚えた悠木碧さんの演技もすっかり慣れてしまいましたね。
震えながらも勇気を振り絞る声、怒気をはらんだ声などお見事でした。

さて、漫画版の2話分を今回で消化したので、残すところ漫画版1話分のため次回で完結ですね。
早く解決編を観てスッキリしたいな。

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虚構推理 Season2 アニメ第14話「雪女のジレンマ」 

虚構推理 Season2」アニメ第14話のネタバレ感想です。

いきなり人気シリーズである雪女のジレンマ編からとは制作陣も本気ですね。
出し惜しみなぞしないという気合の入り具合は好感が持てます。
それこそ第2期1話にあたる前回で新規視聴者の心を掴むには、これ以上ない役柄でしょう。

ネタバレというほどではないですけど、時系列的には随分とすっ飛ばしましたね。
合間のエピソードもしっかりやってくれるとは思うので、心配はしていません。

ゲストキャラが事件に巻き込まれる経緯から描く形式は、ミステリー作品では見慣れた構成ですね。
そういう意味では初っ端からこの話を持ってくると、前期見逃した人には厳しかったでしょう。
シリーズ構成も練られているなと感じさせます。

雪女が可愛い、この一言に尽きる。
リアクションが愛らしくて、はしゃぐ姿はいつまでも見ていられます。
美人な表情と可愛い反応の両方を兼ね備えており、本当大好き。
作画も安定していて、どのカットでも可愛いので見惚れてしまいます。
おはだけシーンでは丸い胸に目が釘付けになりました。

声優は悠木碧さん。
独特な淀みが特徴的な声優さんなので大抵すぐ気付くのですが、これは分からなかった。
こんな声色や演技も出来たんですね。
正直なところ、漫画のイメージではもっと高く澄んだ声の印象だったので、ちょっと解釈違いでした。
ただ今回観終わる頃には慣れてきていたので、そこまで問題ではないかな。

昌幸は友人、妻、仲間に裏切られ続けていたら人間不信になるのも致し方がない。
殺されかけたと思ったら、今度は殺人犯と疑われるなんて運の無いにもほどがあります。
働かなくても生きていけるぐらいの資産を持ち、絶世の美女である雪女と田舎で暮らすのは羨ましいけど、そのためにはこれぐらいの困難な人生を歩む必要があるのだとしたら、果たしてどちらがいいのだろうか。

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虚構推理 Season2 アニメ第13話「その神の名は」 

虚構推理 Season2」アニメ第13話のネタバレ感想です。

待望のアニメ第2期が遂に放送開始。
2020年春アニメとして放送された第1期から半年ほどで第2期制作開始が発表されたものの、そこから丸々2年以上待たされるとは思っていませんでした。
漫画版が大好きなので、待ち遠しかったですね。

話数はリセットされず、第1期の続きとして13話としての放送でした。
内容は初っ端からアニオリ回。
というのも、期間が空いたこともあって改めて設定や世界観の説明をおさらいになっているからです。
第2期から観始めた人にとっては入りやすかったのではないかなと思います。
一方で第1期視聴組、原作既読者などにとっては少々退屈な話だったでしょうね。

一番興味深かったのはOP映像でした。

「雪女のジレンマ」(漫画12-13巻 4話分)
「六花ふたたび」(漫画10巻 1話分)
「電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを」(漫画8巻 2話分)
「スリーピング・マーダー」(漫画10-11巻 4話分)


以上、上記4つのエピソードが描かれることは間違いないのでしょう。
雪女の可愛さとスリーピング・マーダー編の重厚さが今から楽しみです。

枠的に他の話をやる余裕はないと考えられますが、そうなると惜しい話がいくつもありますね。
意図的に学生時代の琴子や学友の絡みが排除されているので、第3期でまとめてやってくれるのかな。
そうだといいな。

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『虚構推理』18巻 感想 



虚構推理」18巻のネタバレ感想です。

前回から続く「雪女を斬る」シリーズ後編。
表紙が17巻と合わせて一枚絵となるとは18巻発売まで気付けませんでした。
互いの背に弧を描く刀が迫力があって見惚れてしまいますね。

満足度の高い内容で非常に面白かったです。
いわゆる解決編となる回は、紐解かれていく謎に一種の爽快感が生まれます。
エンターテイメントとして物語を読ませる力が強く、読了後は心が満たされますね。

毎度のことながら、真実以上にリアリティーのある虚構を作り上げる琴子には感服します。
嘘が屁理屈になりすぎないよう、かつドラマティックに仕立てるのが巧いなぁ。

なるほど、半兵衛が女装するアイデアはシンプルなのに見落としていました。
雪女の存在を認めるわけにはいかないので、おひいさまとしてはいい落としどころ。
しかしそのおかげで半兵衛は濡れ衣というか、殺人鬼になってしまいましたね。
悪党の末裔と言われたら静也もいい気はしないですし、そもそも己の血筋に違和感を抱いているので納得は出来なかった様子。
なので、あくまで仮定としつつも真実を語ることにしたのは妥協したってことになるのかな。

真実を丁寧に数話かけて紡いでくれたおかげで、感情移入が深くなりました。
おかげで雪女と半兵衛の結末が切なくて仕方がなかったです。

最期の言葉である「ゆきおんな」が恨みではなく、愛が溢れる音だったという衝撃。
名前すら呼べずに想いを散らせた半兵衛の心境は如何ほどだったのか。
想像するだけでも胸が苦しくて、もどかしくて。
剣の道に邁進し、無偏流を世に知らしめたことが結果的に唯一無二の相手を失うキッカケとなったのは辛過ぎる。

亡き又右衛門を想う雪女、師の雪女に惚れた半兵衛、父である半兵衛を慕う勇士郎。
好意の大きさの違いで生まれた悲しみの連鎖が、図らずともまるで雪のように冷たく儚い悲恋になってしまいました。

それにしても、静也は何故そこまで先祖のことを追い求めたのだろう。
血が騒いだって結論でいいんだろうか。
琴子の「人には立場上口が裂けても言えないことがあるのです」という台詞は、事実上認めてしまっているけどいいのかな。

あと、半兵衛と勇士郎の見え目が瓜二つだったのは結局ミスリードでしかなかったんですね。
勇士郎の祖父にあたる又右衛門は爽やかというよりもゴツいタイプでしたし。

半兵衛と雪女(姉)の修行の日々を3コマ漫画の連発で描くのは面白い構成でしたね。
最初は疲労困憊で挨拶すらままならぬ状態だったのが、着実に力を蓄えていく様が見てとれました。

戦闘シーンは下手なバトル漫画よりも迫力のあるコマが多かったですね。
改めて漫画を担当している片瀬茶柴氏の実力に惚れ惚れしました。

キャラ造形も完璧です。
現代の雪女(妹)は胸がセクシーポイントでしたが、お姉ちゃん雪女は尻が魅惑的ですね。
薄い布にピッタリと貼り付いたヒップラインがエッチです。
作中でも強調していると思っていましたが、巻末漫画でぷりぷりと振る尻に意図的であったことを確信しました。
調子に乗って又右衛門に怒られるコマの雪女(姉)は思わず笑っちゃうほど可愛かったです。

もちろん、飯の匂い釣られる雪女(妹)も好きです。
栗ご飯を山盛りによそったり、猪鍋に舌舐りしたり、昔から変わらないみたいですね。
幕間のおまけイラストで栗拾い女と描かれるのを見て、本編との落差に吹き出しました。
コート+ニット+タイツ姿がメチャクチャ可愛くてヤバすぎ。
また再登場を願っていますが、お姉ちゃんみたいな悲しい終わりにはならないで欲しいですね。

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『虚構推理』17巻 感想 



虚構推理」17巻のネタバレ感想です。

前回で完結した「岩永琴子の逆襲と敗北」編のエピローグ「死が二人を分かつまで」が非常に印象的。
琴子、九郎、六花の関係性に変化が表れた日常を垣間見ることができます。

言い負かされたのが相当悔しいようで、琴子が珍しくメンタル的にやられていますね。
煮え切らない態度をとるのが常の九郎も彼女のフォローをしていて、心の奥底では大切にしているのが分かります。
九郎が美しいと表現したティラノサウルスのぬいるぐみを次話で琴子が枕元に置いているところは、直接的な描写がないのが逆に心憎い。

その次話から新章となるのが「雪女を斬る」というキャッチーな題。
本作史上最高の女キャラとして誉れ高い雪女が悲劇的な事件に巻き込まれるかと思いきや別人のようでよかった。
でも関係者ということもあって、しっかりと再登場を果たしてくれているのは嬉しい。
実際人気が高くて再登場の要望があったそうですから、実現してくれて何よりです。

物語の発端は高校生時代の同級生で部活仲間だった秋場からの連絡。
部長は連絡先知らないといっていたけど、ここは繋がり持っているんですね。

秋葉の友人に雪女を斬ったという剣客の末裔がいて、江戸時代に起きた一連の事件の真相を暴いて欲しいというもの。
雪女は実在するのか、白倉半兵衛は何故死ぬことになったのか。
その辺りのストーリーも気になるところですが、それ以上に納得のいく答えを求めて岩永の御令嬢を頼ることになった白倉静也が一番の謎です。
静也は隔世遺伝により雪女の血が濃く出ており、真実を追い求めた結果だと琴子は予想していますが腑に落ちない。
いくらなんでも200年以上前の先祖の話をそこまで必死に探ろうとはしないでしょう。
雪女の生まれ変わりとでもいうんでしょうかね。

今のところ物語の本筋にはあまり影響ないものの、現代の雪女は愛嬌たっぷりで目の保養になります。
昌幸とイチャイチャしたり、美味しいものを頬張っているところが見られただけで幸せです。

雪女がいるとほぼ確信している相手に、果たしてどのように虚構を紡いでいくのか。
次巻が楽しみですね。

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『虚構推理』16巻 感想 



虚構推理」16巻のネタバレ感想です。

「岩永琴子の逆襲と敗北」編、完結。
事件そのものに凄みはありませんでしたが、物語的には大きな節目を迎えました。

推理編では、まるで琴子がラスボスかのような風格を漂わせています。
私が神だと宣告するキャラは主人公じゃなくて悪役側が一般的に多いですからね。
琴子の立場上、揺らぐことなく信念を貫く必要性があるのは確か。
しかし、結果的にとはいえ自殺幇助は非人道的で理解し難い感情でしょう。

一方で不死身である六花は鋼人七瀬の時に死者を出したことに悔んでいて、構図があべこべになっているのが興味深い。
今回の丘町も六花が助けた後、琴子が間接的に殺したような形になってますしね。
まぁ本気で六花に救うつもりがあるなら、未来を変えればいいだけの話でしたので、結局六花も自己願望を優先したわけですが。

九郎が存在するだけで秩序を乱しかねないということを目から逸らしていた琴子。
いや、気付いていなかったという方が正しいのかな。
自発的に不死となったわけでもないので許容しているだけであって、明らかに浮いた人間だからなぁ。

琴子自身は人情を持ち合わせていると思っているけれど、優先順位は常に秩序の平定である以上、非情に見えてしまいます。
スリーピング・マーダー編は分かりやすい例でしたね。
そんな風に非情な自分を見せつけられ、更には理にかなった六花の論に乗らざるをえなくなったことは、やはり琴子の敗北ということになるのでしょう。

敗北した琴子を珍しく労わる九郎が優しくていいな。
お姫様抱っこは子供をあやすようでしたけど、ぎゅっと背中から抱きしめる様は本当の恋人っぽかった。
いや、本当に恋人同士のはずなんですがね。

恋人を虐められた反撃なのか、九郎が六花に「定職につきましょう」と正論をかざすのが面白い。
かつてないほどショックを受けている六花だったけど、そりゃそーだとしか言いようがないです。

それにしても、どうして琴子は頑なに秩序を守ろうとするのか。
神として選ばれたのかもしれませんが、本人の意思がどこから来ているのかが謎です。
小説版とエピローグが異なるようですが、さすがに本筋に影響が出る差はないでしょうし、今後明かされていくことになるのかもしれません。

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『虚構推理』15巻 感想 



虚構推理」15巻のネタバレ感想です。

あれ、そうか。
鋼人七瀬編ではネット上のやりとりだけだったから、六花さんと直接会うのは久し振りになるのか。
その割には、お気楽な顔でカツ丼を食しているという一見平和な対面で緊張感薄いですこと。

腹に一物を抱えている同士でありながら、表面上はただの知人との会話のようにしか見えない関係性が何とも不思議。
六花さんの内面が読みにくく、立場上はラスボスだと思われるのに妙に無垢というか天然というか。
とにかく真意を測りかねます。
鋼人七瀬の時に死者が出たことを悔やんでいるのは本当の気持ちだったのかなぁ。
未来を決められるのであれば、いくらもルート選択は可能だったと思うのですが。

ちょっとした驚きだったのが、九郎ってこんなに表情豊かだったんだということ。
琴子と一緒だと常に無表情で目が死んでいるので、六花のことになると驚いたり焦ったりしていて新鮮です。
本当に恋人なのかといつまでも疑いが晴れないのは、九郎のリアクションのせいですね。

何故警察がこんなに事件の調査情報を一般人である琴子達に開示するんだろう。
サキの時は近しい立場で、かつ既に亡霊との接触もあった後なので理解できますけど、今回の流れはちょっと不自然。
せめて当事者の六花にだけは事情聴取で遺書らしき文面からの手掛かりを探るのは分かりますけど。

結局、親類の不幸はキリンの怨念とは無関係だったということでしょうか。
亡霊がいつ頃から力を得たのか不明ですけど、さすがに偶然にしては連続で起きすぎな気がします。
思い込みって結論で終わりなのかなぁ。

予告を見る限り、次回でこのエピソードは完結のようです。
タイトルの敗北は、まず間違いなく琴子が六花に一杯食わさせることを指しているはずですが、果たしてどうなるのやら。
楽しみです。

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『虚構推理』14巻 感想 



虚構推理」14巻のネタバレ感想です。

表紙の琴子と六花がカッコイイ。
赤系と黒色の配色はクールな印象を際立てますね。
この時点では直接的な対峙をしているわけではないのに、妙に危うさを感じる関係だというのが絵からも伝わってきます。

六花さんが激辛担担麺をものともしないのは辛味が痛みからくるものだからという理由だそうですが、味覚はちゃんとあるのかな。
九郎ともども人生の楽しみが削られているようで可哀想な体質ですね。

サイコパスな犯人はミステリーには向かないなー。
行動原理が理論的ではないので推理し辛いのもさることながら、物語としての深みにも欠けますから。
でも、こういう輩の犯行もありえることを提示すること自体は悪くありません。
可能性広げることに繋がりますからね。

六花さんのハイキックは痺れる。
あれだけ格好良いと、あのクレイジー野郎は下手したら変な方向に目覚めてしまう危険性もあったのでは。

第38話「的を得ないで的を射よう」は単話で途中までは微妙かなと思ったけど、オチで全て持っていかれました。
あパ」は我慢できんよ。
弓矢がぶっ刺さる展開とアイアンクローは予想通りなのに強引さに思わず笑ってしまいました。

最後に始まった長編「岩永琴子の逆襲と敗北」は、鋼人七瀬編以来の琴子&九郎vs六花になりそうでワクワクします。
わざわざ結果を題名につけるとは、よほど何か捻ったものがあるのでしょうね。
果たしてどのように琴子が敗北するのか、期待して読みたい思います。

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『虚構推理』13巻 感想 



虚構推理」13巻のネタバレ感想です。

今回も雪女が可愛いという内容で終始するお話でした。
白い肌を紅潮させてぷいっと背く姿とか、いちいちツボに入る仕草をしてくれます。

あー、やっぱり身体は重ねてなかったんですか。
しかも複数回に渡って雪女から誘われているのに断っているとか、琴子じゃなくても信じられませんよ。
とにもかくにも二人が一緒になれる解決でホッとしました。
ただ、あっさりしすぎていてミステリーとしては若干物足りなさを感じてしまいましたね。
でも構いません。
おまけ漫画もそうですけど、仲良さげな二人の日常というのが読者が求めていたものと理解してくれているようですからね。
それにきっと本格ミステリーは六花絡みで展開してくれると信じています。

第34話「よく考えると怖くないでもない話」がある意味この巻だけでなく、作品通してで一番怖かったかもしれません。
琴子の表情が蝋人形のように笑っておらずホラーでしかない。

下着のデザイン候補がひでえ。
力士のまわしも酷いけど、おかめは断じてない。
女性の衣服を脱がしておかめがこんにちはってしてきたら、少なくともその夜は性欲なくなるぞ。

琴子と六花のタッグが最強すぎる件について。
解決できない事象なんてこの世にないのではないかと思わせてくれるぐらいの頼もしさがあります。
見た目もちびっこくて可愛さ振りまく少女と高身長でスラリとした美人で絵になりますね。
次回の完結編が楽しみです。

ちなみに「雨の日も神様と相撲を」第1話が巻末に特別収録されています。
たまにこういう収録方法ありますけど、原作者は同じでも漫画家は別人なのであればまとめるのは何か違うなーと思ってしまいます。

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『虚構推理』12巻 感想 



虚構推理」12巻のネタバレ感想です。

琴子の高校生編も楽しいのですが、雪女のジレンマ編に全て持っていかれました。

雪女が可愛いすぎてたまりません。
元々この漫画に出てくる女の子は皆整った容姿をしているんですけど、内面がぶっちぎりで可愛いです。
個人的な好みでいえば、間違いなく本作品の女キャラナンバーワンですね。
いや、ネット上の感想見る限りは可愛いと連呼されまくっているので、実際かなりの人気キャラになってそう。

俗世に染まっているおかげでちっとも妖の類には見えませんが、そのギャップがそそられます。
美味しいご飯に反応する様は、見ているだけでも幸せな気分になれますね。

友からの裏切り直後に道理を踏まえた行動で命を助けてくれたら、もう忘れることなんてできませんよ。
それが美しい女性の姿をしていたら、恋慕を抱くのは当然のことかと。
妻や仲間に裏切られ、引きこもりになった身で一緒に時を過ごしてくれる存在は一体どれだけ尊いものだったか。
一夜を共にしたのかボカされましたが、胸元をはだけて誘ってくる相手に断ることができたなら男の本能を疑いますよ。

あまりにも悲劇続きなので報われて欲しいなぁ。
大丈夫だとは思いますけど、実は元妻や元友人が亡くなったことに雪女が関与していたって展開は見たくない。
この二人には平和的に解決して、末永く暮らしていける環境を用意してあげて欲しい。
琴子は時折鋭い切り口で事件を暴くからちょっと心配です。


余談。
公式ツイートのパロネタが強烈。
すけべ警察の罪が大きすぎる。

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『虚構推理』11巻 感想 



虚構推理」11巻のネタバレ感想です。

スリーピング・マーダー編、完結。

実に読み応えのある内容でした。
何気にここまでしっかりと真っ当なミステリーを描いたのは、この作品では初めてではないでしょうか。

もちろん今までの話も謎を解き明かす要素は多分に含まれていたのですが、今回は人間ドラマが主題となっていました。
これまでは鋼人七瀬編を始めとして、依頼者や核となる存在が怪異や妖などの存在だったんですよね。
そのためぶっ飛んだ設定や世界観などの面白さはあったのですが、ミステリーの本質は半減とは言わずも多少薄れることがありました。

また、虚構で塗り固めた答えが納得できるものであれば真実でなくても構わないという通常のミステリーとは相反するものが本作の特徴でもあります。
それが何とも面白可笑しくて、他にはない作品に仕上げているのは間違いないでしょう。

逆にスリーピング・マーダー編では数十年に渡って眠されていた真実を掘り返すという正統派ミステリーが展開されていて新鮮でした。
虚構や妖はエッセンスとして残しつつも、主軸は事件そのものだったのでシンプルに読むことができます。
真実が二転三転して暴かれていく様は爽快感にも似た胸の高まりを感じさせてくれますね。
隠されていた事実が明かされていく順番が見事で、いずれの内容にも驚かされて隅々まで楽しむことができました。

妖狐が被害者に化けて叫んだというからくりは全く気付きませんでしたね。
ちゃんと「虚構推理」でしかできない爪痕を残す物語となっており、原作者の実力を垣間見た思いです。
是非アニメ2期で観てみたいエピソードだなぁ。

でも、結局一番インパクトあったのは「銃弾の峰ってどこだ!」ってセリフなんですけどね。
怒涛のシリアス展開の真っ只中にあの勢いは反則過ぎる。

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