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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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海をみあげて 

海をみあげて (電撃文庫 ひ 4-2)海をみあげて (電撃文庫 ひ 4-2)
(2007/07)
日比生 典成

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【評価……B
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

鯨が空を飛んでいるちょっと不思議なこの町で今日も真琴は元気です。部活も三年生は引退で大好きだった剣道もしばらくお休み。あまり実感のわかない受験も憂鬱だけど、気にしない気にしない!
お節介でまっすぐな彼女は何にでも首を突っ込みます。クラスメイトの洋介はそんな彼女に対して冷ややかです。「クールでかっこいいってみんな言うけど、ただ冷たいだけなんじゃないの(真琴評)」と言われた洋介も、いつのまにか彼女のペースに引き込まれ……。また二人で厄介事を引き受けてしまうのです。
ちょっとノスタルジックな普通の少女と少年の物語。

非常にベタベタなお話で、だけどだからこそ安心して読める良作。
淡い青春モノの王道で、人に勧めやすい本ですね。

僕がこの本を購入するキッカケの一つとして、いつものようにアマゾンのレビューを参考にしました。
そこにはこの作品を端的に表す、実に分かりやすい表現が書かれていました。

それは、ジブリという一言。
そう、この物語、ジブリっぽいんですよ。
もっと具体的にいえば、「耳をすませば」に似ています。キャラも物語も雰囲気も。
あんな青春物語が好きな人には、文句なしでお勧めできます。

ジブリ作品の中では比較的地味な方である「耳をすませば」のように、この本も地味な方に分類されます。
鯨が空を泳いでいること以外は、突飛な設定も展開もありませんし、物語もよくあるもので驚きはありませんね。
普通と言われたら、そうですねとしか答えようがないです。
しかし、普通というのは捉えようによっては、読みやすく分かりやすい内容とも言えます。
僕はこういう王道も好きなので、展開に飽き飽きしたと思うことはなく、面白く読めました。

主人公の真琴は、あどけなさを残しながらも、思春期特有の感情に揺れ動かされている可愛らしい中学生の女の子です。
元気はつらつとした姿は、心地よさを感じさせてくれますね。
それに対して、クラスメイトの洋介のツンデレっぷりは……これまた王道ですなw
一昔前の作品の香りがしましたw

イラストは、七姫物語でお馴染みの尾谷おさむさんです。
特徴的なアニメ調のカラーイラストのみで、本文中に挿絵はありません。
真琴の容姿がイメージピッタリだったので、挿絵がなくても表情が見て取れるようでした。

青春には、甘さ、切なさ、ほろ苦さなど色々な要素がありますが、この作品に詰め込まれているのは『爽やかさ』ですね。
まったりしたいときには、どうぞ。
すっきりした読後感と、ちょっぴり心が温まることができるかと思います。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  海をみあげて  日比生典成  尾谷おさむ  評価B 

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