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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『月刊少女野崎くん』15巻 感想 



月刊少女野崎くん」15巻のネタバレ感想です。

2巻以降必ず表紙はペアを作っていましたが、今回は野崎ソロ+αの構図。
メインキャラたちを代わる代わる取り上げてくれるのなら、早くも次巻が楽しみです。

地味ながらも着実に進行している恋の行方。
カップリングは確定しているので、早くおまえらくっつけよ状態が散乱しています。

思わず吹き出して笑ってしまうボケはいつも通り盛り沢山。
どこまでいってもすれ違い続ける両想いラブコメに飽きはやってきません。

予想通り、都と遼介は前回の漫画家バレからの勢いだけではカップルとなっていませんでしたね。
熟読してきた遼介の天然な弄りは、都にとっては拷問すぎて笑う。
意外にもしっかりと交際宣言をしたので、やっとまともなカップル成立となりました。
これで落ち着くかと思いきや、直後に妹たちから誘われた女子会でもハチャメチャだったので、良い意味で付き合う前と変わらないコントのようなノリが楽しめそうです。

野崎似のフィギュアにメイド服を着せるコマが我慢できずにリアルで噴き出しました。

事故でお互いファーストKISSをしてしまった掘と鹿島。
普通のラブコメならロマンス展開になるところが、この漫画は明後日の方向にしか話が進みません。
二人が気にしないせいで逆に演劇部が気を遣って全員で日常を演技する流れは思い付きませんよ。
今度ロマンチックにキスする約束が果たされるときこそ、お互い意識し合うことになるのかな。
……いやぁ、想像できないなぁ。
鹿島に彼氏が出来たという嘘を信じた上で、解釈違いだなんて台詞を吐くような人だしなぁ。

スーツにサングラスの野崎と若松を引き連れた千代に対するモブツッコミが鋭くて笑った。
「嘘くさいリボンを付けてるはずだぜ…!!」は卑怯だって。

少女漫画の貸し借りを裏取引みたいに渡すシーンもアホ過ぎて笑うしかない。

ちゃんとイケメンの男も描けるのか。
鈴木とモブしか掛けないのかもと思っていました。

鹿島姉妹は雰囲気こそ正反対ですが、人の話を聞かない猪突猛進な性格は瓜二つですね。
突如演劇部員が始めた即興ミュージカルに巻き込まれた麗が小鳥役でうるさすぎて草。

結局一番ヤバイ人間は千代ちゃんでしたってオチ。
これだけ濃いキャラ満載だと野崎はマトモな方だなとつくづく思わされます。

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『月刊少女野崎くん』14巻 感想 



月刊少女野崎くん」14巻のネタバレ感想です。

年に1回のお楽しみ。
今回も盛大に大笑いさせてもらいました。

表紙絵が千代&若松ペアという珍しい組み合わせ。
扉絵カラーページの二人が誰だお前っていうぐらいの美少女&イケメンで噴いてしまう。
確かに見た目はそうなんだけど、中身がコメディとシリアスの割合99:1ぐらい偏ってるから違和感が凄い。

前回に引き続き、関係性が進行することが増えてきました。
カップルが乱立すると見せかけて実は全然成立していないもどかしさ。
アホらしい彼らのやり取りが大好きなので、このまま中途半端な距離感がちょうどいいと思ってます。

一番進展あったのは意外や意外、瀬尾遼介。
本人の知らぬところで恋心が拡散していった結果、想い人であるゆかりの動揺を誘う形に。
漫画のネタが取られることに焦っているのか、少しは恋愛感情ゆえの嫉妬だったのかは定かではないのが怖い。
まぁでも本作品ではありえないぐらいストレートな告白をした遼介は頑張りましたね。
赤面するゆかりはタヌキの着ぐるみこそ残念過ぎる女子大生でしたけど、好意的に捉えているようでしたし。
しかし、このまますんなり付き合い始めると思えないのは訓練され過ぎなのだろうか。

あと、野崎が描く遼介想像のゆかりが地味に可愛かった。
弟の学費のためにキャバクラ頑張るという設定も含めて、この女の子の漫画が読みたいと思ってしまいました。

結月&若松の話も面白かった。
ローレライの正体がバレたこともあって、より一層親密になってますね。
野崎同様にどうせ結月は男勝りな性格で雰囲気クラッシャーになっているんだろうと思っていたら、照れた表情が多くてニヤニヤ。
普通の会話が続かないのを誤魔化すために歌って若松を眠らせるなんて可愛いところもありますね。
ちなみにギャグ的にはこの回のガラケー終了のお知らせが一番笑いました。
深刻な顔をしてこれで電話のやり取りが最後だと告げる作中作シーンの馬鹿らしさがツボに入ってしまいした。

堀先輩と鹿島はお互い大好きなのに、いつまで経っても恋は始まらなさそう。
ある意味どのカップルよりもイチャイチャしているんだけど、何故か恋人同士になる想像がし辛い。
これはこれで一つの完成系と言えるのかもしれません。

野崎が千代に対して意識する箇所が本当に増えてきましたね。
あれだけ隠そうとしない全開の好意を受け続けているのですから、やっととも言えますが。
前後の席でプリントの受け渡しをするシチュエーションぐらいで揺らいでいるのですから陥落も近そうです。

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『月刊少女野崎くん』13巻 感想 



月刊少女野崎くん」13巻の感想です。

あれ?今年は発売早いなと思ったら紙媒体と電子書籍が同時発売だったんですか。
最近揃えてくれる出版社が増えてきていい傾向ですね。
あとは特装版が電子書籍でも発売してくれれば言うことなしでした。

今巻も期待通りの面白さ。
言葉のチョイスが見事で、お笑いの天丼手法だと分かっていてもクスクスと笑ってしまいます。
同じことを繰り返しているようで関係性が進展しているので続きが楽しみになりますね。

表紙の二人が遂にお互いの担当を知ることになったのは驚きました。
互いを認識していないことで生まれたすれ違い笑いがあったので、こんな唐突にバレるとは思いませんでした。
まぁ、むしろ何故今まで秘密にしていないといけなかったのかという話ですが。

しかし、本編で堀先輩に御子柴が花担当であることはバレたのはいいとして、逆を描かなかったのは何故だろう。
単行本でちゃんと御子柴も堀先輩が背景担当だと知ることになりましたけど、おまけで9ページも分も描いていてはほぼ一話分相当なのでは。
おまけが多いことは喜ばしいんですが、ちょっと不思議に思いました。

そして、同じくすれ違っていた瀬尾と若松にも進展がありました。
こちらもある意味やっと若松が声楽部のローレライ=瀬尾という事実に気付きましたね。
若松のリアクションがどちらに揺れるのかが見所でしたが、ローレライの方に傾きましたか。
考えてみれば心配になるほどピュアな少年ですし、思春期真っ盛りの男子高校生なら女の子を意識して当然かな。

鹿島麗の友人・吉野のちょろインっぷりが危険すぎて面白い。
千代ちゃんのクラスメイト達の毒も強くて、この世界の住人に常識人はいないのかと思い知らされます。
ああ、剣さんだけは正常だな。

一番最後のオチで野崎が千代ちゃんを意識しているようでニヤリ。
立て続けにネタバレが続いたので、完結に向かっているのが感じられて少し寂しい。
ダラダラ続くよりはいいんでしょうけど、まだまだこの楽しい世界を見続けたいです。

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『月刊少女野崎くん』12巻 感想 



月刊少女野崎くん」12巻の感想です。

刊行ペース的に年に1回の楽しみで、今回も電子書籍は1ヵ月遅れで販売開始されました。

やっぱり面白い。
ラブコメというよりも恋愛ネタ満載のコメディ作品といった方が正しい本作。
安定したクオリティで毎度つい吹き出してしまうほどの笑いが随所に見られます。

登場人物達が恋愛感情を自覚しているシーンは少なく、だからこそ単行本1冊辺りに1,2回程度しかないキュンとくる要素が不意打ちのようにやってくるから、これはこれで良い。
本当に少しずつではありますが、当人達の意識が変化して向き合う流れとなっています。
しかしながら、ここまで徹底的にシリアスを省いてきているので、今更真面目に恋愛展開されても違和感が生まれると思うんですよね。
それぞれ夫婦漫才のように年季が入っていて、ここからカップル成立させるのは作者は苦労するのではないでしょうか。
まぁ、ぶっちゃけ無理にくっつけなくても魅力が落ちるわけでもないですし、これからもずっと仲良くしていくんだろうなと容易に想像がつくので、下手にシリアス展開にはしなくていいと思います。

表紙は鹿島姉妹。
個人的に女の子で一番可愛いと思うのは妹・鹿島麗ですね。
鹿島遊や瀬尾はキャラが立ってて魅力的なのは間違いないですが、相手をするのは絶対面倒臭い。
千代ちゃんの場合は、野崎に恋する姿が飼い主に懐くペットのようなもので、可愛いというか微笑ましい。
そう考えると、麗はようやく登場したまともな女の子キャラなのではないでしょうか。
少女漫画に夢見て暴走するぐらい、癖の強いキャラばかりの本作ではただの魅力ポイントでしかないですね。

ああ、都さんもノーマルですね。
いや、あの熊の洗脳されっぷりはアブノーマルか……?

最後の収録された118号の作品内漫画「クール系目指している鈍くせぇ女とそれを観察する男の話」は凄く読みたい。
ガチで読み切り一本描いてくれないかなー。
野崎が千代ちゃんに対して意識しそうな描写がありましたけど、絶対すんなりいかないでしょうね。

いつかアニメ第二期来て欲しいものです。

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