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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ちはやふる』48巻 感想 



ちはやふる」48巻のネタバレ感想です。

正真正銘、最強決定戦。
名人位クイーン位決定戦、第5試合。
火蓋が切って落とされました。

積み上げてきた過去が集結するクライマックスに鳥肌が立ちまくります。
ここまで読んできたら分かっています。
この大一番のために、全てはあったのだと。

奏が隣にいないなんてことはあり得ない。
3年間、常に共にいた親友が一緒というのは千早にとってこれ以上心強いことありません。
千早の必死さに感化された奏の決意に涙が止まりませんでした。

クイーンの足が攣るまで追い詰めた千早。
己の限界を超えなければ追い付けなかった。
だからこそ辿り着いた決勝の前で疲労困憊となるのは当然。
詩暢を助けている余裕なぞ本当はなかったはずです。
どれだけかるたに集中していても相手のことを忘れないことが彼女らしさなんでしょうね。
宮内先生が千早の心臓にペットボトルを当てて落ち着かせようとした心遣いに胸を打たれます。

勝負は一進一退。
執念で連取する詩暢に対して、芹沢読手の口に手を掛ける表現で音を置き去りにする奪取を見せた千早に痺れる。
忘却力からの渡り手で決めた千早の経験値が活きる展開にゾクゾクします。

名人戦はこの土壇場で開き直った二人が対峙。
偉大な祖父の影響を受けすぎて己を見失っていた新が自身の夢を再確認して。
キョコタンに憧れを抱く周防がかるたを取り続ける未来を夢見て。
新が想い出のソースカツ丼を食べるなら、周防は髪を切って前を見据える。
この対比が最高に格好良い。

それにしても煩わしい髪をバッサリ切った周防名人はイケメンだなー。
最終戦で真の姿を見せるラスボスみたいで貫禄が増した感じ。

千早の名が刻まれた襷を戦う新。
ふっきれたのはいいけど、何故このタイミングで雑談をしようとするのか。
趣味とか恋人の有無とか今聞かなくてもいいだろうに。
リア充に反発する周防名人の気迫が新を上回っている気がします。

最終戦で来ると信じていた「ちはやぶる」の札。
ずっと避けられてきた一枚が勝負を決する瞬間に影響を及ぼすことは必然。
上の句が読まれた時、分かっていても泣いてしまいそうです。

この土壇場で勝負を見届けずに帰ろうとする太一は逃げ癖が付いているんじゃないのかな。
果たして初恋の結末は付くのでしょうか。

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『ちはやふる』47巻 感想 



ちはやふる」47巻のネタバレ感想です。

それぞれの思惑が交差する第四試合の決着の時。
誰もが譲れない思いを抱えて、がっぷり四つで向き合います。

己のかるたとは何かと悩む新の前に太一が遂に登場。
祖父ではない彼自身の色が濃く出るキッカケをもたらすのは、きっと千早ではなく太一の方なんでしょうね。
誰も追いつけない超加速が飛び出し、本来の力を発揮し始めました。

しかし、それでも目覚めた周防名人の勢いは止められない。
一見すると拘りがないように見えるけれど、積み上げてきたのは名人も同じ。
キョコタンと慕う山城今日子の読手人生最後となる読みで彼が負けるわけにはいかなかったのでしょう。
一枚ではなく百の歌人との対話というフレーズに込めた思いに深みを感じさせました。
らしくないガッツポーズが出るほど執念を見せた周防名人が勝利したシーンで、同じく両拳を掲げる須藤の喜びっぷりが嬉しかったですね。

一方でクイーン戦は予想外の事態に。
紛れもなく詩暢と互角に渡り合っている千早。
盛り上がってきた中で、詩暢にまさかのアクシデント発生で全力を出せないという嫌な展開。
詩暢が怪我で負けることも、ハンデがあって千早が勝つことも嬉しくありません。
根性を見せて良い勝負に持ち込んだものの、結局千早が押し切る形となりました。

どうなるか心配でしたが、原因は足が攣ったという一時的なものでホッと一安心。
女子選手としては初の5試合制で、さすがの詩暢も体力不足だったんですね。
これまで勉強しながら欠かさず運動してきた千早の成果が、この土壇場で差を生み出したことに痺れるものがあります。

外的要因の伏線回収や回想で十分すぎるほど熱は高まりました。
最後の試合は、シンプルに4人とかるたにクローズアップした内容で読みたいなと思いますね。

あわせて恋の行方も気になります。
新には詩暢や由宇みたいに恋が生まれてもおかしくない近しい女の子はいるけど、太一には千早しかいません。
だからといってそんな理由で千早と太一がくっ付いて欲しいわけじゃないんですが、新は名人にも手が届きそうですし何だかんだで幸せになれそうなのに、太一は報われなさそうなのが気掛かりですね。

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『ちはやふる』46巻 感想 



ちはやふる」46巻のネタバレ感想です。

背水の陣は変わらない・第四試合。

追う者より追われる者が重圧を感じる時間帯。
一枚一枚に重みが増していきます。

詩暢から初勝利をもぎ取ったことを本人以上に周囲が喜んでいるのが千早の人徳ならでは。
かるた部の面々が泣いて喜ぶ様は、まさに感動。
もう千早の夢は一人だけのものじゃないですね。

まだあと2勝必要であるため緊張を解くことができない千早を和らげた母親の存在も大きかった。
競技かるたを知らないからこそ、我が子の本質を見抜けるのですから母は偉大ですね。

そして、それは詩暢も同じ。
ただこちらは親子ともに不器用で言葉足らずの似た者同士。
直接伝えられない母親の愛情を感じた時、余裕が消えていた詩暢が我を取り戻すところは格好良かった。
ラスボスは強くなくては倒しがいがないですから。

周防名人、須藤に目の病気のこと伝えていたのか。
普段の言葉遣いから一見荒々しく見えるけど、須藤はドSなだけで凄く思い遣りのある魅力的な人柄を持っているので、周防名人が打ち明けた気持ちも分かります。
実際、病気のことを調べて助言する須藤の優しさと涙に心打たれました。
物語が長編になったからこそ、深掘りできたキャラクターだったと思います。

それにしても点字のかるたなんてあるんですね。
情熱は不自由を超越するんだなぁ。

普段クールな周防名人が必死に取り組む一方で、深みにはまっていく新。
祖父の姿をトレースし続けたことで自分自身を見失っている様子。
落とし穴に嵌まった新が見付けた光明が、友でありライバルである太一というのが熱い。
いつもながら遅れて登場する太一ですが、今回は間に合いましたね。

果たして第五試合にまでもつれるのか、はたまた決着となるのか。
いずれにしても終わりが近い。

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『ちはやふる』45巻 感想 



ちはやふる」45巻のネタバレ感想です。

正念場の名人クイーン戦・第三試合。

崖っぷちに追い込まれた千早。
救ってくれたのは、かけがえのない人達でした。

原田先生が居てくれて本当に良かった。
「小さなミスを重ねた末の2敗」とはまさにその通り。
様々な感情が入り乱れるところで、かるたに紳士に向き合えたのは師匠のおかげ。

新が太一の代わりに千早の強さを思い出させてくれました。
みずさわファイトの掛け声に思わずうるっと来て。
ラッキー貯金を使ってくださいと神様に懇願する奏の想いに完全に涙腺崩壊しました。
大切な人のために必死になることがいかに感動を呼ぶことか。

千早の力になると思って奏に大盤係を譲ろうとする田丸の気持ち。
千早の夢のために田丸が傍に居て欲しいと思う奏の気持ち。
もうみんな千早が大好きなんだなって分かって感極まります。

シンプルに集中できる強い千早が戻ってきました。
これまで積み重ねてきた時間と想いが届かなかった最後の一枚までを手繰り寄せてくれました。
ここまで覚醒してもギリギリの勝負になるぐらい強敵の詩暢に対して、遂にもぎ取った一勝には涙と歓喜が押し寄せてきます。

太一、早く来い。
生中継を観てガッツポーズしてる場合じゃないよ。
千歳を呼び戻そうとすることも悪くはないけど、今いなきゃいけないのは千早と新の近くなのだから。

千早同様に連敗で後のない周防名人も本気モード突入。
親より大事な人が応援に駆け付けてくれて、スイッチが入らないわけがない。
新は奇しくも千早に伝えた自分のかるたに疑問を持ち始めて、こちらの勝負も混沌としてきました。

専任読手界のラスボス的存在、九頭竜葉子のエピソードも良かった。
夫の介護、山城今日子との友情、読手としての矜持。
の数だけドラマがある本作の醍醐味を佳境となった今でも感じさせてくれました。

残すところ5巻、そして最大でも2戦。
クライマックスは近いですね。

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『ちはやふる』44巻 感想 



ちはやふる」44巻のネタバレ感想です。

白熱の名人クイーン戦・第二試合。

まさか、とまでは言いませんが千早が2連敗という危機的な展開。
用意してきた手札を切った上での敗戦はあまりにも痛い。
早くもがけっぷちに追い込まれた千早が、ここから逆転する手立てはあるのでしょうか。

詩暢の独特なかるたとの繋がり方に初めて気付き、意図を汲んだところまでは良かった。
でも、詩暢が気に障る配置という活用方法は失敗だったと思います。
確かに集中力を分散させる手段として一時的に成功しましたけど、嫌がらせのような戦法は反感を買ってしまいました。
それだけ勝ちに拘っている証とも言えるんですけどね。

そこで気落ちせずに試合中にブレを修正できたところに千早の成長を感じます。
詩暢にとって唯一の友達だった小さな神様たちを仲間に引き込むような戦い方は確実に爪痕を残しています。
原田先生の攻めがるた魂も確実に引き継いでいます。

それなのに。
ここまでやって、まだあと一歩届かないというのは枚数差以上の絶望感がありますね。


母親に買ってもらい、姉に届けてもらった着物で万全な状態になったにもかかわらず勝ちきれない。
未だに一度も詩暢に勝てていないという事実が重く圧し掛かってきます。

この展開を予想していたわけではありませんが、有り得るかなとも思っていました。
予想外とまではいかなかった理由は、クイーン戦を5試合制にしたこと。
3試合制で良かったのではという外野の声が出てくる可能性はあるなぁ、と。

この窮地を救うのは誰なのか。
去ろうとしていた太一か。
同じ浦安の間で戦う新か。
それとも己自身でこの壁を乗り越えることが出来るのか。
いずれにせよ、ここから盛り上がると信じています。

名人戦も新たな局面に移行しそうですね。
周防名人が家族の存在に気付いた時のリアクションは意外でした。
てっきり目を丸くしたり、思わず笑ってしまったり、はたまた気合を入れ直す表情を見せるのかと思っていたら、汗をかきながら困惑するとは。
思っていたよりもシンプルな感情ではないのかもしれませんね。
こちらはこちらで注目ですね。

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『ちはやふる』43巻 感想 



ちはやふる」43巻のネタバレ感想です。

名人クイーン戦、開幕。
全てはこの道に繋がるためでした。
青春を、そして人生を捧げてきた千早と新の初挑戦が始まります。

積み重ねてきた伏線が次々と解かれていく様は一種の快感を覚えます。
これぞ長期連載の特権といえるでしょう。
主役を取り囲むように脇役が場を盛り立ててくれます。

今回のハイライトは、千早の着物を届けに来た千歳だと思います。
日頃文句ばかり口にする姉でしたけど、妹の晴れ舞台のために強行日程を敢行したのは胸を打たれます。
父親が荷物を間違えた理由が、千歳の鞄に千早特製ダディグッズが入っていたということも判明。
賀正さんが回す取材カメラに映る姉妹の寝顔は実に尊い瞬間でした。

クイーン戦第一試合、千早vs詩暢。
大方の予想通り、詩暢が先勝となりました。
仮の着物を纏い、舞台慣れしておらず、憧れの浦安の間ということで固くなってしまった千早に勝機はなかったのでしょう。
それでも最後の一枚に意地を見せて、詩暢に爪痕を残せたのは立派。
二試合目からはきっと好勝負が期待できるはず。

名人戦第一試合、新vs周防。
こちらは新が伸び伸びと躍動し、周防名人に黒星を付けました。
太一が連れてきた周防の親族の存在に気付いた時、名人の本気が見られるかもしれません。

まだまだ序盤戦といった感じ。
ボルテージは上がり続けることは約束されています。
期待は止まりません。

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『ちはやふる』42巻 感想 



ちはやふる」42巻のネタバレ感想です。

名人クイーン戦、前々日から描かれる道のり。
最終戦に向けて周囲から着実に盛り上げていく手法は、物語のフィナーレを印象付けます。
展開の遅さに嫌がる人もいるようですけど、個人的には大好きです。
積み重ねてきた想い、築かれてきた人間関係、散りばめられた伏線。
気持ちが昂るのを止められません。

いくら受験生だからといって奏が現地に応援行かないわけないですよね。
きっと千早は受験を考慮して大盤係を頼まなかったんでしょうけども。
作者コメントにもあるように、千早と奏は3年間でかけがえのない友達となりました。
文字通り、奏が用意してくれた衣服に身を包む千早が尊い。
この二人を見ていると親睦を深めて一生の親友となるとは、こういうことなんだろうなと思わされます。
42巻にして初めて千早と奏のペアで表紙を飾れたのも感慨深いですね。

絶対出てくると信じていました、読手の九頭竜葉子さん。
専任読手の中でもレアな存在と作中で語られた時から、ラスボス戦に相応しい方だと思っていました。
予定変更して登場してくるあたり、分かっていてもテンション上がります。

キャラ物を売りとしている営業社員の丸井と熊野の話も良かった。
千早たちの影響が目に見える形で出ているのは、読者視点でも嬉しくなります。
猪熊キッズがぬいぐるみ抱えたりや着ぐるみ姿だったりとほんわかさせられました。

千歳とスーツケースを入れ違ってしまうというアクシデント。
本来はピンチなんだけど、物語的には千早の勝ち要素増えましたね。
険悪になっていた姉が妹のために駆け付けてくれるなんてシチュエーションだけで泣けてきます。
雪のせいで第一試合までに間に合っていないけど、着物が届いた瞬間にブーストがかかると約束されたようなものでしょう。
仲間たちも時間差で到着する見込み。
「エンジンを外側に置く」と称した桜沢先生の言葉が思い出されますね。

さぁ、いよいよ次回からラストバトルです。

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『ちはやふる』41巻 感想 



ちはやふる」41巻のネタバレ感想です。

引き続き、名人クイーン戦までのタメだけで一冊を費やしています。
今までテンポと比べると急にスローペースとなったので長いなと感じつつも面白いから全く問題ありません。

千早は遂に詩暢の配置に隠された意味に気付きましたね。
詩暢にとって唯一の友達であり大切にしてきたものであると同時に孤独の象徴となっていました。
血の通った人間に目線を合わせられる相手として、千早には詩暢と友という名のライバルになって欲しいですね。
それは今回のクイーン戦だけでなく、これからもずっと続くかるたの世界で。

一方でYoutuberとしてもがく詩暢。
全ては、かるたを名前のある仕事にしたいという強い意志によるもの。
とはいえ世間の無責任な声に傷付き、足を止めてしまいそうになるのは仕方がないでしょう。

そんな世界に千早が飛び込んでくるのは場外乱闘的な熱さがあります。
煽って焚き付けることこそ、千早は自分の役割と信じて行動に移したんでしょうね。

そのおかげでもあって、孤独だった詩暢に少しずつ人と繋がり始めました。
母親が理解者となり、結川と小石川がサポートし、新までもが急接近しています。
新に勝って涙を零す姿を見たら、誰もが詩暢の応援をしたくなるのではないでしょうか。
まるで圧倒的だったラスボスが弱点を克服した主人公に昇格したかのようにさえ見えます。

おこがましいかもしれないけど、千早的には詩暢を助けたかったんでしょうね。
詩暢が新と二人で映る絵に置いてけぼりにされたと思ってしまうのは、勝手なんでしょうけど気持ちは分かります。
姉との関係も微妙となり、逆に千早が孤独感に苛まれそうになった時に現れた後輩たちは後光が差しているようでした。
菫の屈託のない笑顔が泣きたくなるぐらい嬉しかったです。
実は裏で太一が菫にお願いしていたことも分かって、もうみんな大好きです。

太一自身は何故か受験勉強そっちのけで長崎まで周防の地元へ突撃訪問。
そこまでして考える太一の役割というのは一体何なのか。
きっとどこまでも千早のために出来ることを考えているんでしょうね。

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『ちはやふる』40巻 感想 



ちはやふる」40巻のネタバレ感想です。

長年の因縁、新vs太一の決着の時。
最後は新の圧勝で幕を閉じることになりました。

残念だけど、実力からすれば仕方がない結果でしょう。
太一はよく善戦したと思います。
青春全てを注ぎ、ほとんど意地だけで辿り着いた境地に悔いはないはず。
少なくとも新と抱き締め合う太一の表情には憑き物が落ちたかのように映りました。
千早がいたからこその三角関係でしたが、この二人にだって間違いなく友情は存在していたのですよね。

今でも千早のことが好きなのかと問われて、よくわからんと答えた太一の気持ちは何となく理解できます。
全力で挑んだかるたに一区切りが付き、完全燃焼しても何らおかしくないのですから。
恋とかるたがあまりに近い距離感だったので、自分の感情整理するのにも時間を要することになるかもしれませんね。

千早が新と太一の試合終了後に流した涙の意味は、彼女自身理解しているのだろうか。
まぁでも千早のことですから、恋愛要素は皆無で単純に感動しただけってこともありえそう。

名人戦、クイーン戦に向けて各々着々と進む準備がクライマックス感を高めてくれます。
クイーン戦が五番勝負に変更したのは、現実でも2019年から実際にあったことのようです。
物語的にはより熱戦が期待できるだけに嬉しい改変だといえます。

元クイーン2人に教えを請うという贅沢な特訓を重ねる千早。
かるたで生きていく信念でYoutuberにまでなって新に勝負を挑む詩暢。
共に前しか見ていない同士、激突が今から楽しみです。

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『ちはやふる』39巻 感想 



ちはやふる」39巻のネタバレ感想です。

千早vs結川、決着。
遂に千早がクイーン戦挑戦者の席を獲得し、詩暢との約束を果たすことになりました。

ハッキリ言って、結川はカマセになると思った読者は多いのではないでしょうか。
女子選手の中では頭一つ抜けている詩暢に挑む前に負けているようでは先が思いやられます。
しかし、結川の意気込みや実力を見誤っていたと謝罪したい気持ちです。
勝利には届かずとも千早を翻弄する試合運びで、熱戦となったのは彼女のおかげだと思います。

試合終了後に顔を合わせる千早と詩暢の表情が目に焼き付きます。
独りだった世界が広がり始めているのは結川を始めとした同会のおかげでも、ライバルではなかったのでしょう。
やっと若宮詩暢にも競う相手が現れたということ。
いつもの不敵な笑みの裏側に憎たらしさや嬉しさなどの感情が隠しきれていないように感じました。

もう一方の名人挑戦の椅子を賭けた戦いは更にヒートアップしています。
新の勝利を疑わない人が多いのは実力的に仕方がないのかな。
搦め手で少しでも差を詰めようとしてきた太一が、新の瞳に自分が映ることで喜んでしまっている節があります。

幼い頃から世代トップを走り続ける新に勝ちたいという、たったそれだけの純真な想い。
肉まん君とヒョロ君だけは太一の心情を理解出来ているのかもしれませんね。

青春全部を賭ける。
苦しい時の右下段。

周防名人のおかげで強くなれた太一だけど、突き動かしたのは原田先生の言葉ばかり。
ここまで積み重ねてきた努力の熱量を知っているからこそ、2試合目の勝利はとてつもなく大きな意味を成すのが分かる。
決して譲られたものではなく、もぎ取った勝利なのだと。
だからこそ新に勝てたことを太一は喜んだのだと思います。

ただ、燃え尽き症候群みたいにならないかという心配があります。
花びらが散るように、蝋燭の火のように。
どちらが勝ち上がるにしろ、最後の試合が全てを出し切るものになってくれればいいな。

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『ちはやふる』38巻 感想 



ちはやふる」38巻のネタバレ感想です。

遂に幕を開けた名人クイーン戦挑戦者決定戦。
因縁の対決である太一vs新が開始したことを意味します。

新と出会い、かるたを知ったあの日の短髪姿に戻った太一。
形振り構っていられない太一の意気込みは明らかに新を凌いでいますね。
皆が皆驚いているけれど、とりわけ千早だけリアクションが酷い。
ヒロインの女の子がしちゃいけない顔面になってて笑うなって方が無理です。

新が太一と再び対戦できて嬉しいなと呑気に考えていたのは、太一に勝つのが当たり前だと無意識で思っていたから。
周防名人と勝つ約束をする太一を見て、初めて余裕ではなく見下していた事実に気付いたようです。
どこまで太一の作戦なのか不明ですが、精神攻撃としては効きまくっていますね。
圧倒的に有利だと思われていた新の優位性が怪しくなるぐらい、ストーリーの先が分からなくなってきました。

1試合目、最後の取りを譲ることで勝利さえ手放す太一は本当に徹底していますね。
おかげで新に重しを抱えさせることに成功しました。
これは引き摺られるぞと思っていたら、文字通り室内の空気を入れ替えてしまった千早。
策を練っても一瞬で場を変化させてしまうのが千早の天然さであり、魅力なんでしょうね。
せっかく太一が必死で新を罠に嵌めていたのに、すっかり頭を冷やしてしまいました。

結局のところ、どす黒い気持ちを抱くのも、親しみを感じるのもどちらの側面もあるのでしょう。
単純な関係ではなく、お互いに複雑な感情を持ち合わせた特別な相手。
だからこそ真正面からぶつかり合って、かるたを通して本音を曝け出して欲しいなと思います。

一方で主人公である千早の1試合目は、西の代表である結川に危なげなく勝利。
強敵とはいえここで躓いているようでは詩暢には到底勝てませんし、こちらは圧勝するのかなーと思っていたら暗雲が立ち込めてきました。
ダブってしまったことを自己申告するのは前回の理音と正反対で、メンタル的に強い結川がこのまま終わるわけはなかったようです。
孤独だった詩暢に繋がりを見せた結川が、どこまで千早に食らいつけるのか見ものですね。

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『ちはやふる』37巻 感想 



ちはやふる」37巻のネタバレ感想です。

死闘となった名人クイーン戦予選準決勝が決着。
ます太一が須藤を撃破。
最後まで須藤を精神的に揺さぶって周防名人のような勝ち上がり方をした太一は、素直に喜び辛いものがありますね。
一方で、敗れたものの須藤の株はストップ高。
負けても競技かるたを辞める賭けは乗らず、勝ったら競技かるたを一生やる方だけさせようとするのなんて流石ですね。
いつか須藤が名人位を獲得する日が来たらいいのになと思います。
例えば最終回で数年後の後日談で語られるなんて形でもいいですから。

太一はそのまま原田先生にも勝利して挑戦者決定戦に進出。
原田先生の前だけは少し本音をこぼせたのは良いことだと思う。
太一にとっては今も昔もかるたより千早が一番大事ってことですよね。
器用なはずなのに恋だけは不器用な彼を責めるのは可哀想かな。

千早も理音相手に大逆転勝利。
運命戦からのお手つき決着となるとしたら、太一の方だと思っていましたよ。
そんな教え子ではなく、田丸のかるたを観戦していたのは桜沢先生らしいな。
確かに田丸は生まれ変わったように良い顔するようになりました。
決勝の相手が千早でなければ勝てていたかもしれませんね。
でも、千早だからこそまた更なる成長が期待できる挫折になるのだと思いました。

東西代表者による挑戦者決定戦に向けて猪熊相手に練習する千早。
大学デビューした恵夢に勝ち、小石川と練習する結川。
クライマックスが近付いてきてオールスター感が出てきましたね。

いよいよ幼馴染み3人組が大舞台で再会を果たすと思ったら、太一の断髪に持っていかれました。
次回からは本当に目が離せませんね。

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『ちはやふる』36巻 感想 



ちはやふる」36巻のネタバレ感想です。

名人クイーン戦の準決勝は因縁のカードが実現。
千早vs理音、太一vs須藤。
特訓していた仲ということもあってか、まるで千早と須藤が味方のように見えて、その一方で太一のアウェイ感が増しているように見えます。
離れても千早と新を特別視してしまうのは、太一らしいなとも思います。

あと単純に須藤も報われて欲しいなと思ってしまいますね。
原田と戦う美馬に語りかけるところなどここ最近は好感度上がりっぱなしです。
サド気質ながらも後輩思いだから人望があるんでしょうね。

周防名人は太一が勝ち上がってきた方がやる気出るようですが、伏線や本筋を考えるとその可能性は低いだろうなぁ。
部活動やっていた時の人間味ある太一が好きでした。
今の変わろうと頑張る姿も決して嫌いではないんですがね。

初登場時、理音は物凄い才能を持った強敵かと思いきや未熟さの残る女の子でした。
団体戦や個人戦で悔しい思いを積み重ねてきた結果、ついに一皮剥けたのかな。
千早がクイーン戦に出場するにあたって最大の壁になりそう。
詩暢が目指すべき目標だとすると、理音は同じ感じの良さを持ったライバルでしょうか。

しかしながら、最終盤で共お手を知らぬ振りしたのは悪手でしょう。
確かに重要な局面での1枚だけど、だからこそメンタル優先すべきなはず。
そもそも初対決となった2年生の団体戦でも手をぶつけて指をケガさせたことで流れを失ったのに、それを糧に出来ていないんじゃないかな。

新がいち早く予選を突破して挑戦者決定戦のチケットを獲得。
絶体絶命のピンチに陥った千早と太一が目を覚ますのは、やはり友であり恋敵である新だったということなのでしょう。
ここからどう逆転するのか、見ものです。

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『ちはやふる』35巻 感想 



ちはやふる」35巻のネタバレ感想です。

唐突に始まった感のある名人クイーン戦予選。
もっと盛り上げながら突入する構成も練られたはずなのに、千早が受験勉強で準備不足だと焦る感情とシンクロさせるためにあえて描写を削ったと思うのは考えすぎでしょうか。

どれだけ実力をもってしても、心構え一つで崩れるのが人間です。
だからこそ一発勝負の大会は怖い。
ちゃんと途中で気持ちを入れ替えられたから良かったものの、危うく初戦敗退となるところでした。

千早と桜沢先生の対決は面白かったですね。
年齢差を痛感しつつも真摯に取り組む桜沢先生は魅力的だなぁ。
惜敗後、猪熊とすぐに練習の予定を立てるところが熱い。
競技かるたが本当に好きなんだなというのが凄く伝わってきました。

太一は随分どす黒くなってきましたね。
田丸兄の言う通り、まさに悪役って感じ。
ただ根っから悪ではなく、演じることで強くなれると信じているように見えます。
須藤相手に先に負けた方が競技かるたをやめると吹っ掛けるのは、印象操作だと分かっていても負の感情を抱かされます。

菫は太一のことを「自分になりたくて頑張っている」と言っているけれど、周防のコピーみたいになっているのは皮肉だなぁ。
前巻くらいまではほぼ確実に訪れるであろう太一vs新で、太一が勝って名人戦に進む展開もあるのかなと思っていたんですが、太一は引き立て役になってしまいそうですね。

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『ちはやふる』34巻 感想 




ちはやふる」34巻のネタバレ感想です。

夏の大会が終わり、日常が戻ってきた瑞沢かるた部。
太一が部のメンバーと一緒にいるだけで嬉しくなります。
同じ学校なので、描かれていないところでは交流あったと思われるのですが、作品内では絶交したかのように絡みがなかったですからね。

奏が肉まんくんにお礼を伝えるのは趣深い。
告白してくれたこと、告白を嘘だと嘘ついてくれたこと。
感謝してると言うのは蒸し返すみたいで憚れたと思いますが、肉まんくんの心が少しでも晴れたなら良かったです。

その流れで机くんが涙と共に想いを吐露するシーンは反則的。
友達と過ごした青春は本当に羨ましくなるくらい濃密でしたね。
連れ出してくれた千早には一生感謝し続けるだろうなぁ。

受験シーズン真っ盛りなのにクイーン戦に出たいと懇願する千早。
そんな千早に対して、母親の「子供には高確率で幸せになってほしいのよっ」という台詞が非常に胸に響きました。
きっと多くの親が同じような気持ちを抱いているのでしょうね。
大学進学すれば無条件で幸せになれるわけではないけれど、確率を上げられるのは確か。
母娘のどちらの気持ちもよく分かりますし、正解なんてないと思います。

須藤の語る夢は実に彼らしくて、大胆でデカイ野望ですね。
俺様キャラで不敵な笑みが似合うタイプでありながら人情を大事にするギャップがたまらなく魅力的で、初期から登場しているのに強敵であり続ける良いキャラになりました。

独りで強く育ってきた詩暢にも変化の兆しが生まれています。
人は人と交流することで気付くことがあったり、成長することがあるはずです。
彼女にもクイーンとして一皮むけた上で、千早の前に立ち塞がって欲しいなと思います。

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『ちはやふる』33巻 感想 



ちはやふる」33巻のネタバレ感想です。

それぞれの懸ける想いがぶつかる個人戦終盤戦。

中でも一際目立ったのは、肉まんくんでしょう。
彼の勇姿が光る、記憶にこびりつくような一冊でした。

団体戦での理音と同じような心境を抱いていますね。
勝ちたいという気持ちは決して負けていないと思いますが、継続して取り組んできた相手との差を痛感させられています。
努力を積み重ねてきた人に対して、瞬間的に勝ろうというのは虫が良い話なんでしょうか。
何ともほろ苦い。

でも、千早がフォローしてくれた通り、肉まんくんは一番部活動に熱心でした。
誰よりも団体戦に懸ける想いは強かった。
下級生の心に残ったものは、肉まんくんの下地であると疑いようがありません。

そして、机くんがB級優勝を逃して消沈している様子を見て、衆人環視の中で奏に告白する勇気は恐れ入った。
相思相愛となっている二人の仲を後押しするために、ピエロ役を買って出るのは格好良すぎ。
自分だって本気で好きだったはずなのに、嘘だと言ってすんなり引くなんてなかなか出来ることではありません。
仲間思いの彼らしい行動に心がじんわりとしました。

もちろん、奏が机くんに告白されて嬉し涙流すところも素晴らしくエモい。
1年生の頃から初心者同士、切磋琢磨してきたのを見ているから感慨深いですね。

ヒョロくん念願のA級昇格も喜ばしいし、菫が人知れず頑張ってD級優勝したのも誇らしい。
一方で悔し涙を飲んだ富士崎に対して、桜沢先生の涙と言葉に胸が響く。
新が過去と決別して貪欲に強くなろうとし、2年連続で敗北した詩暢もまた環境の変化を決意する熱い展開。
もう登場人物のみんな好きになっちゃうから応援するにも肩入れできなくて困っちゃいますよ。

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『ちはやふる』32巻 感想 



ちはやふる」32巻のネタバレ感想です。

団体戦優勝はヒョロくんが運命戦に勝ち、北央学園の優勝で幕を下ろしました。
最初に登場したライバル校が主人公の学校が優勝した翌年に優勝するっていう展開はいいなって思います。
カマセに終わらず、ちゃんと強豪校であることを描いているのは評価できますね。

単純にヒョロくんが表彰されて嬉しいって気持ちもあります。
悉く負け続けてきた彼に報われる日が来たことを喜ばない読者はいないでしょう。
千早同様に目一杯の拍手を送りたいですね。

対決そのものはあっさり終わった千早vs新については、対戦後の尾が引く形に。
同年代に負けるなんてことは作中一度もなかった新。
今まで原田、坪口、村尾など年上の実力者にしか星を落としたことがなかったですからね。
太一が隣に座って新に共感する図は印象に残りました。

その太一も戻ってきたと言えるのかどうか。
太一母が間に合ったのかどうかという問いかけをしていましたが、答えるのが難しい。
ただ一つ言えるのは、また畳の上で約束をしたということ。
それだけで次に向かって頑張れるのかもしれません。

新が千早に負けた波紋は詩暢にも伝播。
子供の頃から新に一度も勝てていないと明確に証言が出たのは初でしょうか。
それだけ実力差があるとは感じられませんけどね。
でも、詩暢にとっては信じられないことで、かつ許せないことだったのでしょう。
意地となった本気のクイーンが顔に出ていました。

高校選手権全国大会個人戦3年連続でぶつかった千早vs詩暢。
両者勝ち上がっていくので単なる偶然ではないですね。
しかし、千早にとっては念願となる初めて万全の態勢で戦える場となりました。
なにせ1年目はぶっ倒れた翌日、2年目は利き手の怪我を負っての試合でしたから。

詩暢がついに対戦相手として、ライバルとして、友として千早を認めた瞬間が来ました。
千早の成長が確かで、新に勝ったのは決してまぐれではないと実感したのでしょう。

間違いなく今度こそ大一番で邂逅することになると予感させるには十分な前哨戦でしたね。

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『ちはやふる』31巻 感想 



ちはやふる」31巻のネタバレ感想です。

瑞沢かるた部の3年生男子の友情が伝わるカラオケの回想が好き。
かるた部を辞めたからといって、高校生活での関わり合いがなくなるわけじゃないですもんね。
男同士ならではの繋がり方って感じで、今でもなお軽口を叩く間柄なのが嬉しくなります。

まさかの瑞沢と藤岡東が3位決定戦で相まみえるとは予想外でした。
新がかるた部を設立させた時は、きっと3年の決勝で優勝を争うことになると思いましたからね。
でも、ともに強豪校である北央と富士崎に敗退するのは悪くない展開です。
どの学校にも譲れない熱い想いがあることは存分に知っていますから。

そして遂に訪れた黄金カード。
すれ違い続けた糸が繋がった瞬間。


千早vs新。

見たかったような、見たくなかったような。
個人戦ではなく団体戦、優勝決定戦ではなく3位決定戦。
もっと相応しい場面があったような気もしますし、当たるべき時に当たったともいえます。

一つだけ哀しかったのは、千早が念願の新との対戦を瑞沢の主将として戦っていること。
皮肉なことに富士崎に負けたことで、より凄まじい集中力で挑んでいます。
新相手に勝負を有利に運べるほどに。

そこに、もう一人。
道を違えた太一がまた千早の前に現れたのは、正直痺れました。

やっぱり太一がいてこその瑞沢かるた部。
一緒に戦って欲しかったと誰もが思うことでしょうね。

あっさりといっても過言ではない程、幼馴染みの対戦は終わってしまいました。
良くも悪くもドラマチックな題材になってしまったこのカード。
もう一度、自分のかるたに100%意識した状態での再戦があるといいなって思います。

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『ちはやふる』30巻 感想 



ちはやふる」30巻のネタバレ感想です。

全国大会の団体戦開始。
千早たち3年生にとっては皆で臨める最後の大会なだけに感傷的になります。

この作品を知る前までは、百人一首って早く札を取る以外に大きな差はないと思っていました。
しかし、バラエティ豊かなキャラたちが様々な違いを見せてくれたおかげで奥深さを教えてくれました。
それを科学的な分野から分析するテレビ番組特集を作中でやってくれるのは面白い。

桜沢先生の人気が絶大すぎる。
過去にクイーンとなった人たちよりも人望がありますよね。
もちろん中身も素晴らしいのでしょうが、この美貌は虜にされても仕方がないです。
アラフォーの結婚なんてアイドルだって悲観より祝福の方が多いと思われるのに、どんだけ熱狂的なんだ。

机くんの発案で感想戦を取り入れたのは正解だと思う。
将棋並みに振り返りの効果が絶大だと思うので、強くなるためには必須でしょう。
筑波の言う通り、感想戦って自分のことが客観的に見えてくるので上達しやすくなると思います。

予選ブロックはあっさり終わり、準決勝が開始。
対戦カードは昨年の決勝であたった瑞沢vs富士崎。
真の見所は次巻ですね。

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『ちはやふる』29巻 感想 



ちはやふる」29巻のネタバレ感想です。

表紙のヒョロ君がインパクト凄まじい。
29巻まで刊行されたからこそできるもので、軌道に乗る前だと却下された案でしょうね。

しかし、ここまで購読してきた読者なら分かっています。
ヒョロ君がいかに人間味のあって信頼たる人物であるということを。
努力しても才能の前には屈し続けてきた彼だからこそ、北央キャプテンとして相応しいということを。
自分がエースとぶつかることで星勘定をしていたとしても、決して試合を諦めているわけではない。
素直に格好良いなと思います。

瑞沢は瑞沢の、北央には北央の想いがぶつかる好試合。
肉まんくんと机くんが積み重ねてきた3年間は決して軽いものはありません。
運命戦にフラれても頑張ってきたこれまでがあったからこそ全国大会進出の切符を掴んだのだと思います。

同時に痛感させられる真島の穴。
部長がまとめ、キャプテンが引っ張る昨年までの団結力が薄れてしまっています。
慣れないまとめ役をする千早ですが、一朝一夕にはいきませんね。

母親同士の語り合いにも響くものがありました。
太一の母親が息子がかるた部を辞めたことに消沈するのは後ろめたさもあるのでしょうか。
確かに千早視点からすると厳しい母親でしたが、決してそこまで非難される程のことはしていません。
子供は必死で欺こうとするけど親にはバレバレっていうのは、自分自身を振り返ると苦笑いしてしまいます。
親の心子知らずとはよく言ったもので、歳をとって初めて親の気持ちも分かるものですね。

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『ちはやふる』28巻 感想 



ちはやふる」28巻のネタバレ感想です。

49巻で完結が発表された本作品。
途中まで読み進めてはいたのですが、この機に1巻から再読してみました。

アニメ第3期が原作27巻で終了したため、この28巻からはまだ未アニメ化部分となります。
是非とも続きを制作して欲しい限りですね。

さて、前回太一の退部に続いて千早まで休部。
瑞沢高校がバラバラになりかけていたところに、かるた部作ったという新からのメールが届いて千早が顔を上げたという展開でした。

やっぱり千早はかるたをしている時が一番魅力的。
我が儘ぐらいでちょうどいいといえる主人公が復活すると物語が勢い付きます。
しかしそれでも太一がいないので、やっぱり寂しい。
菫が「私にとっての瑞沢かるた部じゃない」と涙した通り、千早と太一がいなければ別物なんですよね。
気遣いのできるまとめ役がいてこそ、千早も輝けるということを痛感します。

朋鳴に負けたことで千早も完全に目を覚ました様子。
今までは自分だけのことを考えたいたけれど、太一の代わりに瑞沢を引っ張ることを決意した顔は凛々しかった。
戻ってくると信じている割には決別の意志すら感じさせましたね。

ウザい絡み方をする後輩・田丸は作中内外関係なく人気ないんだろうなぁ。
実際この自虐風自慢はムカつきますし。
遂に部内からも不満の声が噴出するようになったけど、自業自得だから可哀相とは思えません。
机くんの「このくらいの誉め言葉 ウソでも言える」という黒い発言が今のところ悪い方向にしか影響が出ていないのが残念です。

かなちゃんのまつげが4本になっているという衝撃の事実。
机くん、よく気付いたなぁ。
気になってチェックしてみたけど、前巻は3本だったので直前で増えたばかりのようですね。

巻末のおまけ四コマ漫画は福井予選大会。
「ちはやふる」はおまけ漫画が面白いので隅々まで楽しめるのが良いところですね。

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