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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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五等分の花嫁 第122+1話「五つ子ちゃんは秘密を五等分にできない」 

五等分の花嫁」第122+1話のネタバレ感想です。

明日5月20日公開となる映画「五等分の花嫁」の公開に先立ち、週刊少年マガジンにて新作読み切りが掲載されました。

入場者特典として14.5巻という小冊子の形で配布されるそうです。
個人的には電子書籍で読んでいたので、マガポケの配信で80ポイントにて購入しました。

内容はサービス満点の水着回17ページ。
ぶっちゃけ、中身は大してありません。
久し振りに五つ子たちの姿が眺められるってだけで嬉しいと思える人向けです。
完結した物語に新情報ぶち込むのも野暮ってもんですし、ファンサービスとしては正しい形なのではないでしょうか。

最終回で語られていたハワイ旅行(何故かついで扱いの新婚旅行)の直前のエピソード。
回想混じりで分かり辛いけど、高校時代に買った水着について話しているのだと思われます。

率直な感想として、絵柄というか線が堅い印象を受けました。
これは現在連載している「戦隊大失格」の影響を多大に受けているんでしょうね。
女の子達の柔らかさが物足りないかなぁ。
描き真似てみたくなるようなカットは残念ながらありませんでした。

水着だからといって扇情的なコマがあるわけでもなく。
まぁこんなものかなーといった感じ。
せっかくだったら最終回版の大人になった姿で水着姿を見てみたかったな。
それなら希少価値高くなったと思います。

ちなみに映画は今のところ見に行く予定はありませんが、動画サービスで配信開始されたチェックしてみるつもりです。


テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 五等分の花嫁  五等分の花嫁(話感想)  春場ねぎ 

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【漫画総評】 五等分の花嫁 



作者巻数連載期間
春場ねぎ14巻2017年8月~2020年2月

【感想】


週刊少年マガジン発、五つ子が織り成す超ド級青春ラブコメ。

連載開始されるや否や、話題沸騰となり近年多発するラブコメの中でもトップグループで走り切った評判作。
毎週のようにネット上で意見が飛び交っていたので、読んでいなくても知っているという人はいるのではないでしょうか。

タイトルや表紙絵を見て分かる通り、ヒロイン役の五つ子と主人公の男の子が繰り広げる学園青春ストーリーです。
昨今の流行りなのか、学業が優秀な主人公がヒロイン達の先生役となって指導していくという展開。
癖の強い女の子達に悪戦苦闘しながらも真摯に向き合うことで、互いの関係が少しずつ柔和になっていくといラブコメの王道を貫いています。

本作の特徴であり魅力的な点、それは「誰と結ばれるか分からない」ことでしょう。
冒頭にて将来結婚するシーンをほのめかしておきつつ、見た目で五つ子の誰か分からないという謎解き要素が大きな売りとなっています。

何だかんだいってラブコメ漫画というのはヒロイン役というのが明確に描かれるものがほとんどです。
最初に登場したとか1巻で表紙を飾ったなど、メタ的な視点で捉えてしまいます。
たまに脇役にスポットライトが当たって話題になりますが、騒がれるのはそれだけ稀だからでしょう。

それがこの作品においては、様々な伏線を散りばめつつも絞らせない工夫が随所に施されており、読者が予想したくなる組み立て方をしています。
もちろん設定や構成が優秀でも登場人物に魅力がなければ作品の質は半減しますが、その心配は要りません。
ヒロイン5人の破壊力は凄まじく、特定の推しがいなくても可愛いと思えるシーン満載なので楽しめる作りになっています。
バストアップのコマが多く、笑顔や照れた表情など余すところなく楽しめます。

ラブコメ好きなら読んで損はないどころか、読まないと勿体ない漫画ですね。


★こんな気分の時にオススメ!
・最後の最後まで結末が分からない恋愛漫画を読みたい
・可愛い女の子たちを愛でたい
・張り巡らされた伏線に驚きたい


★この漫画が好きならこの作品も好きかも?














【ネタバレあり感想】 (クリックorタッチ)





巻数内容
1五つ子との出逢い 三玖「責任取ってよね」
2花火大会 一花のお仕事
3中間試験 四葉「好きだから」 前田登場
4林間学校 金太郎と二乃 結びの伝説2000日目
5勤労感謝ツアー 七つのさよなら 二乃と五月の喧嘩 零奈と再会
6二乃ヘアカット 期末試験 引っ越し
7人気投票 期末試験 二乃「好きよ」
8二乃の告白 春休み温泉旅行 誓いの鐘
9武田と全国統一模試対決 五つ子バイト開始 一花が三玖変装して告白
10修学旅行 三玖「好き」 零奈の正体
11四葉の過去編 四葉「好きだったよ ずっと」 二乃ツンデレ回 一花休学
12学園祭 一花編&二乃編
13学園祭 三玖編&四葉編&五月編
14告白と返事 プロポーズ 結婚式 五つ子ゲームファイナル

▼一花

五つ子だけど明らかにお姉さん的ポジションだったのが長女・一花でしたね。
他は姉と妹という関係性は薄く横並びだっただけに、立ち位置が異質な存在でした。
姉として妹達を導かなければならないと思い込んでいた枷を四葉が解き放ってくれたのはよかったものの、裏工作に走りすぎてしまったのは見ていられませんでした。
よりにもよって一番人気の三玖に変装して致命的な嘘をついてしまったので、読者に嫌われてしまいましたね。
物語の掻き乱し役として必要だったのかもしれませんが、純真な想いを抱く二乃や三玖と比べると曲げられてしまった気持ちがかわいそうでした。

通して読むと三玖に次ぐ早さで風太郎へ恋愛感情を抱き、最も早く諦めたのが分かります。
修学旅行の裏側で暗躍していた一花は、ある意味で出番を多く貰えていたともいえますね。
後半は憑き物が落ちたかのようにサバサバとしてて、まさにお姉さんって感じでした。

▼二乃

好感度の幅が飛び抜けて大きかったのがツンデレ次女・二乃でしょう。
序盤は姉妹の中に入ってきた異分子である風太郎を徹底的に嫌っていたので、反感を買う存在でした。
人気投票が姉妹最下位だったのも致し方ありません。
それだけに二段構えの告白の破壊力は本作でもナンバー1だったと思います。
特に60話の告白し直しは、ラブコメにありがちな難聴主人公のアンチテーゼとなっていてインパクト絶大でした。

暴走機関車と名付けられた二乃のアクセル全開っぷりは気持ちいいほどに痛快。
一花とは対照的にむき出しの好意をぶつけてくるので、ニヤニヤするシーンが満載でしたね。
第二回人気投票があったとしたら上位に付けていたこと間違いなかったと思います。

▼三玖

引っ込み思案だけど健気で頑張り屋さんの三女・三玖
男性読者が好みそうな要素を独り占めしているかのような存在で、その証拠と言わんばかりに人気投票は断トツの1位でした。
3話と4話で早くも専用エピソードが割り当てられ、風太郎への想いも着実に育んできたのでファンが多いのも納得。
風太郎もちゃんと分かっていて、直接告白される前に好意に気付いるのがニクい。
指差しながら「好き」と宣言する三玖の告白回は、ほっこりとさせられました。

初期から好意を抱いていて五月以外からはバレバレということもあり、他の姉妹と辛みが多いのが特徴的ですね。
一花と牽制しあったり、二乃に対抗心を燃やしたり、四葉から協力してもらったり。
恋愛という意味においては、最初から最後まで中心にいた女の子でした。

▼四葉

トレードマークのリボンを結んで有り余る体力で飛び跳ねる元気娘の四女・四葉
学力は姉妹の中でも一番お馬鹿だけど憎めないこの娘が最終的に風太郎と結ばれるとは予想外でした。

風太郎が四葉を選んでくれて本当に嬉しい。
どの女の子も可愛いので誰と結ばれてもいいと思っていましたが、四葉に報われて欲しいという思いが一番強かったですから。
過去に出会っていたことをあって、最初から風太郎に協力的で嫌味がなかったのが大きかったですね。

しかし、風太郎は四葉が零奈だから恋したわけではないというのが興味深い。
お互いが人生を変えるほどの出会いだったにもかかわらず、あくまで今の四葉を好きになったのが良いんですよね。

四葉だけ早々に五つ子の中から見分けられているのが堂々とし過ぎていて、風太郎が四葉に抱いている好意に気付くことに遅れました。
四葉は嘘が下手と風太郎だけでなく四葉自身も思い込んでいるけれど、それは風太郎に対してだけなんですよね。
21話の「好きだから」→「嘘」のやり取りが、本当に最初から好きだから嘘でなく、だから風太郎も気付けない。
その上で114話が立ち位置も同じ構図で「好きです」→「私…上杉さんには嘘をつけません……」と今度は笑顔ではなく涙を零しながら告白するシーンが、たまらなく感動を誘います。

作り笑顔というのは言い過ぎですが、多少の演技を混ぜて気持ちを隠すことが多かった四葉。
だからこそ119話のプロポーズに対しての「お嫁さんです」と返事する四葉の満面の笑みを見るためにこの物語はあったのだといっても過言ではないでしょう。

転校することになってしまった負い目もあり、度が過ぎるほど献身的なのが魅力でもあり居たたまれない点でもありました。
一花や三玖をサポートしたり、付き合う前に姉妹との決着をつけにいったり。
全部ひっくるめて四葉が大好きです。

▼五月

主人公の相方であり食欲旺盛なマスコット的存在である五女・五月がメインヒロインだと思っていた人は多数いるでしょう。
何だかんだいいつつ最後に五月のターンがやってきて美味しいところを搔っ攫っていくものばかり思っていました。
まさか五月だけ事実上恋レースに参戦すらせず終わるとは。
ラスト4話目である118話にて恋心なのかどうか揺れる五月が垣間見れますが、解釈は色々とあるようですね。
無自覚な恋を自覚するとともに終わっていたということに五月自身が気付けたのは幸いといえるのでしょうか。

五月のベストシーンは110話の「いいこと思いつきました」「勉強教えてください」の流れ。
1話と同じ台詞ですが、五月だけではなく風太郎の成長もハッキリと分かる素晴らしい回でした。
恋愛ルートこそ譲りましたが勉学ルートの主役は間違いなく彼女でしたね。

▼総評

ミステリー要素もある恋愛漫画で物語に没頭できる作品でした。
惜しむらくは四葉とのラブラブエピソードの量が物足りないこと。
もっとイチャイチャして赤面する二人が見たかったなぁ。
単行本の加筆を期待したのですが、いつも通りのおまけ2ページで終わってしまいました。

完成度の高いラブコメで、読み直すことで知る楽しみが散りばめられていて何周も味わえます。
他ルートの結末も気にならないわけではないですが、逆算された構成を見せられると四葉以外考えられませんね。
蛇足的に引き延ばしてしまう作品が多い中で、ちょっと物足りなさを感じるのが逆に質の高い証拠ということなのでしょう。

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