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明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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俺はまだ恋に落ちていない2 

俺はまだ恋に落ちていない 2 (GA文庫)俺はまだ恋に落ちていない 2 (GA文庫)
(2012/03/16)
高木 幸一

商品詳細を見る
読書期間:2012/7/1~2012/7/2

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
青春
ラブコメ
コメディ



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




 「てんてんはかですね……貴方は馬鹿ですか!?」
 「……す、すみません」
 ある日、赤井は詠羅に一目惚れした後輩の相談を受ける。必死に頼み込む彼の姿に心を動かされ、赤井はやむなく詠羅を紹介することに。
 デートの約束に喜ぶ後輩とは対照的に、心落ち着かない赤井、傷つく詠羅。そんな中、前に誘った約束を恵衣美に問い詰められ、赤井は恵衣美とデートすることに!?
 「動物園。ただし、ワタシが見たいのは、……エイラだけどね」
 詠羅と後輩のデートを見守ることになった赤井と恵衣美。すれ違う気持ちはどこへ行くのか!?トライアングル・ラブコメディ第2弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


険悪な姉妹から好意を抱かれた少年の青春ラブコメディ、第2巻。
表紙を飾る妹・詠羅寄りのエピソードとなっています。

赤井や空河の後輩である道流也が、詠羅に一目惚れしたところから物語は始まります。
恋愛相談を持ちかけられた赤井は、道の熱意に押されて詠羅を紹介する約束をしてしまう。
当然のごとく、詠羅はショックを受け、しかしながら赤井の想いを汲み取るために道とのデートを承諾し、赤井はそんな詠羅の決断を目の当たりにして己の無慈悲な言動に心を痛めるストーリー。

若いというか、苦いというか……。
いやー、懐かしい王道パターンですね。
昭和や平成初期を思い出させる第三者乱入による三角関係のお話でした。

主人公である赤井の行動基準は、理解は出来るけど馬鹿だと思います。
前巻の感想でも書きましたが、やはり赤井は「まだ恋に落ちていない」んですよね。
そこへ、自分よりも詠羅のことを心から好きだと公言する男が目の前に現れたら……。
根がイイ人である赤井は、断れなかったのでしょうね。
だからこそ、好意を寄せられている女の子を紹介するなんて話を引き受けてしまったわけでしょう。

しかし案の定、詠羅の気乗りしない姿を見ても、デートで距離が縮まる姿を見ても、赤井は気落ちしてしまいます。
これを馬鹿と言わずとして何というか。
恋心と呼べないものだとしても大切な人である詠羅を傷つけてまで、大して親しくない後輩の顔を立てることに意味があるのか。
大局的には、道にとっても結果が見えているだけに踊らされている感が強く、はっきりいえば道化です。
昔からよく言われる「優しいけれど残酷」な青春模様を地で行く内容でした。

でも、このルートを選んだからこそ、赤井も詠羅も道も気付くことができた想い、届けられた気持ちというのはあります。
ベタベタな展開なんですけど、不器用な彼や彼女らは、この方法しかなかったのかもしれません。
赤井は責められても仕方ないと思いますが。

それにしても、赤井は恋に関して人様に進言できるほど立派ではありませんね。
タイトルが、赤井の鈍感を意味するのではないかと思うようになってきましたよ。
空河や恵衣美の気持ちに、果たしてどこまで気付いているのやら。
どこまで本気か気付いていたら、そもそも詠羅を紹介するようなことはしないか。

多少崩して描いても魅力となる独特なタッチが庭さんの絵の長所ですね。
背景やコマ割りなどで工夫をして、挿絵に物語性を埋め込むのが上手い。
それだけに殺風景な表紙は、もう少し凝りようがあるのではないかなと思っちゃいます。

登場人物たちは、みんな未熟です。
だってまだ中高生なんですから。
ここから仲間と触れ合いながら成長していく彼らを見守りながら楽しむ作品なんだと思います。

好意を寄せてくる女の子に別の男を紹介して初めて気付く鈍い少年の成長物語

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テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺はまだ恋に落ちていない  高木幸一  評価B- 

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俺はまだ恋に落ちていない 

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)
(2011/11/16)
高木 幸一

商品詳細を見る
読書期間:2011/12/27~2011/12/31

【評価……B-
発想 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
青春
ラブコメ
コメディ



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




 「……ふん。さっすが男に縁のない女子校ちゃんは、がっつき具合がはんぱないわ」
 「……かく言うあなたは、たった二回しか会ったことのない殿方に、なにかご用でも?」
 「今で三回目よ。つまりあんたより多いわけ。分かる?」
 高校生・赤井公は友人の田所からふたりの妹・恵衣美と詠羅を紹介される。活動的なロングヘアの高校生・恵衣美。占いが好きなショートカットの中学生・詠羅。会うたびに、ふたりと仲が良くなっていく赤井だが、ふたりの仲は最悪の関係!?
 GA文庫大賞≪期待賞≫を受賞のトライアングル・ラブコメディ!キミは運命の出会いを信じるかい?

【感想】


第3回GA文庫大賞≪期待賞≫受賞作。
友人の妹二人と仲良くなる三角関係モノの青春ラブコメディです。

「期待賞」だったのが何となく納得できる作品でした。
悪所も目につくけれど、今後の伸びに期待したくなるような原石ではあったと思います。

高校2年生の赤井公が友人である田所祐一から二人の妹を紹介されるところから始まります。
一人は、活発で言葉使いが人懐っこい高校1年生・田所恵衣美
もう一人は、生真面目でお淑やかな中学3年生・田所詠羅
でも、この妹達は口を開けば、互いの罵詈雑言ばかり。
そんな仲の悪い姉妹に挟まれる形で、赤井と彼女達の交流が育まれていく展開です。

ラブコメとして楽しいか?と問われると、正直なところ首を傾げます。
ラノベではよくあることなんですけど、ヒロインが主人公に惚れる理由が省かれ過ぎです。
ヒロインが二人ともキャラ属性だけの提示で終わってしまっていて、魅力を掘り出しきれていないように感じられるのも問題ですね。
ページ数が270p程度で、ヒロイン二人に加えて脇役が妙に多いこともあって、描き切れていません。

その一方で、主人公の赤井は、適度に軟派でありながらも芯の通ったイイ男でした。
自己中心的だと自覚しつつも、他人のために行動が出来て、サラッと問題解決してしまう手腕は、友達にだったら頼もしいだろうなと思わせてくれます。
でも、そういった男気を見せる前から女の子が靡いているんですよねぇ。
せっかく中盤で主人公が活躍する話を書けているのに、ヒロインの内面でギャップが発生していないのは勿体無い。
女の子は、恋に落ちた瞬間こそ可愛いんですから。

赤井に関しては、タイトル通り「まだ恋に落ちていない」状態なんでしょうね。
他人との距離感が近いようで、密着はさせないという気質があります。
この辺りは、追々語られていくことになるんでしょう。

文章は、基本を抑えておりスラスラと読めます。
ただし、会話のギャグセンスだけは微妙で、コメディとしては笑えるシーンはほぼありません。
「え?そこ笑うところなの?」とポカーンとする場面が、しばしば。
口喧嘩も面白味がないわけではないんですけど、旨味を得られる部分が少ない。
感性が独特なのか、それとも個人的に合わなかっただけなのか。

ストーリーは、まだ序盤もいいところで、スタートラインに立ったところです。
その割には、赤井は何も知らされずに重大な選択を迫られたりしているのですがね。

投稿作品のはずが、複数巻を前提で練られているように感じるのは編集の指示っぽい。
明らかに顔見せ程度しか出番のないクラスメイトや、伏線張ったままの設定が随所に見られます。
そもそもダブルヒロインのはずが、表紙絵が恵衣美だけというのもおかしな話ですしね。

新人らしく荒削りな作品で、数字で評価をすると辛口となるのは避けられません。
しかし、地味ながらもファンタジー色を出さないよう徹したのは評価したい点です。
イマドキのラブコメ作品とは違い、無意味なエロ要素が皆無なところも気に入りました。
一般向けにも通用する庭さんの絵との相乗効果も良かったと思います。
絵に釣られて購入しましたが、悪くなかったですね。

険悪な姉妹2人から気に入られた男子高校生の積極的な行動が格好良い

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺はまだ恋に落ちていない  高木幸一  評価B- 

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