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明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない10 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉 (電撃文庫)
(2012/04/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2012/5/1~2012/5/4

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
コメディ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 あのバカがしばらく一人暮らしをすることになった。受験勉強に集中するためってのと、あとひとつ、お母さんが最近あたしと京介の仲がよすぎることを変に疑っているらしい……。あたしと京介がそんな関係に――なんて、あるわけないじゃん!
 で、まあ、責任の一端は、ちょっとだけあたしに……あるみたいだし、あいつもどうせコンビニのお弁当とかばっか食べそうだし、仕方ないから、あたしが面倒見てあげようかと思ったんだけど……。
 ちょっとあんたたち、なに勝手に京介の家で引越し祝いパーティ開こうとしてんの!?発案者の地味子はいいとして、黒いのに沙織に、あやせに……加奈子まで!ていうか、あんたたち知り合いだったの!?えっ?地味子と仲直り?そんなのあとあと!あーもー、ひなちゃんは言うこと聞かないし!こんなんじゃ京介が勉強に集中できないじゃん!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


テレビアニメ第2期が決定した俺妹シリーズも大台となる10巻に突入。
相変わらずのシスコンとブラコンによる日常系ラブコメ模様が繰り広げられています。

鈍感なヒモが女の子達を囲んでハーレムを堪能するために一人暮らしを始める話。
……あながちこの説明で間違ってはいないと思いますよ、ええ。

物語の流れに納得がいかない。
妹の桐乃と仲が良過ぎる関係を訝しむのは両親として当然でしょうが、その対応が突飛すぎる。
何故大学受験間近の高校生を一人暮らしさせた挙句に、食事の用意を他の女の子達に用意させている事実はスルーするのか。
京介も両親も容認しているのが解せません。

つーか、自分より年下の女の子にセクハラまがいのことしすぎ。
シスコンを拗らせた京介は見るに堪えませんね。
良いところがあると理解しつつも、普段の言動などが許容範囲を超えているので、桐乃は好きになれません。
家族だから、妹だから仕方がないという原理で手助けをしていた頃の京介は、共感を覚えたんだけどなぁ。

しかしながら、コメディとして読むと面白いから悔しい。
設定の整合性などを無視すれば、キャラの掛け合いは楽しく笑えます。
会話主体で成り立つ文章なので、行間を読む必要性がまるでありません。
良くも悪くもまどろっこしさがなく、テンポよく読み進めていくことが出来る点は、普段本を読まない層にとって好印象なのではないでしょうか。
コメディなんですから、下手に難解な用語を混ぜるのは、作者の独りよがりでしょうしね。

恋愛編が幕を閉じたと聞いていたのに、ラブコメが加速している件について。
とりわけ今回は、あやせのターンでした。
彼女がいつの間にかに京介への想いを募らせているのは、前回の短編などで明かされていましたが、ここにきて怒濤のプッシュが押し寄せています。
女の子的な意味合いでは、黒猫の次に好きなので、個人的には楽しめましたね。
しかし、あやせの場合、もう少しデレ要素が少ない方が萌えると思うのは異端でしょうかw

黒猫とあやせの邂逅は、火花を散らすバトルに突入して面白かったです。
この二人や桐乃に好意を抱く京介って、根っからのMですね。

ハーレム要因として加わった加奈子も何気に見せ場が多く用意されていました。
可愛いとは思いますけど、正直お腹いっぱい。
キャラを増やし過ぎた感は拭えませんね。

アニメ2期の最終回に合わせて原作も終了するのかなー。
さすがにこのままダラダラ続いていても、京介のタラシ具合が悪化するだけですし、そろそろ締め時かも。
売り上げ的にこのまま終わらせるのは惜しいと思っていそうですがね。

京介に気のある女の子達が集合しハーレム度が急上昇しています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない9 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 (電撃文庫 ふ 8-14)俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 (電撃文庫 ふ 8-14)
(2011/09/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2011/9/14~2011/9/15

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
コメディ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 あのルリ姉に――好きな人ぉ?どーせ脳内彼氏でしょ?⑧巻の顛末を“妹”日向の視点から描いた『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』。腐女子の妹を「世界一可愛い」と豪語する、もうひとつの“残念な兄妹”の物語『俺の妹はこんなに可愛い』。いくつもの“顔”を持つ沙織・バジーナの“ルーツ”に迫る『カメレオンドーター』。桐乃に“トラウマ”を植えつけた瀬菜の恐るべき行動とは?『突撃 乙女ロード!』。お兄さんが彼女と別れたのって、もしかして……私のせい?あやせのフクザツな乙女心と、加奈子のライブ楽屋裏の一幕『過ちのダークエンジェル』。ほか『真夜中のガールズトーク』『妹のウェディングドレス』2本を収録!さらにはアニメOP曲を歌ったClariSとのコラボなど、驚き満載の特別編!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


徐々にタイトルからかけ離れた内容となってきた俺妹シリーズ第9巻。
今回は京介ではなく、女の子達の視点から描かれる特別編となっています。

サクサクと読めて面白かったです。
もともと短編連作のような形式となっているため、雑多な短編集でも違和感はないですね。
それぞれに特色があるので、飽きることなく多様な味を楽しめます。

文章をかなり柔らかめに書いているので、噛みしめるどころか飲み干せてしまいそうです。
「機動戦士ガンダムUC」の原作者である福井氏が以前インタビューで「今のコンテンツはお粥化している」と表現をしていましたが、俺妹はまさにその筆頭ですね。
良し悪しもあるでしょうけど、中高生向けの娯楽小説の一つとしてはありなんじゃないでしょうか。
普段本を読まない人が手に取るライトノベルとしては、凄く入っていきやすいと思います。
他の作品を読んでいないので作者に文章力があるのかどうかまでは判断できませんが、狙って書いているであろうことは想像できます。

内容的には、恋愛編をまだ引きずっていますね。
8巻の補完的なエピソードもあるのですが、フォローというよりも言い訳っぽく見えるのは気のせいかな。
シリーズを継続するという大局的な建前を理由として考えないのであれば、黒猫の行動は道理に適っていないんですよね。
突然の別れ話や、沙織をハブっていたことなど、物語を魅せるために無視してきた要素が大きすぎました。
まぁ、ご都合主義で済まさずに、一応作中でツッコミを入れたことに関しては評価できますがね。

それを除けば、気楽に読めるラブコメで良かったと思います。
シスコン&ブラコン過ぎている高坂兄妹と赤城兄妹は、ないわーと思いつつもコメディとしては面白かったですし、五更姉妹は厨二病を発症する長女と無邪気な三女をオチする次女に和まされました。
大文字を多用するのは個人的にあまり好きではないんですけど、それだけ頻繁に笑い所があったといえます。
また、沙織メインの話は、他よりも真面目な路線でしたが、最終的には心がほっこりと温かくなりました。

一番良かったのは「過ちのダークエンジェル」。
語り手のあやせが、思っていた以上に京介に対してデレデレで驚きました。
セクハラをちょっぴり期待しているあやせが可愛かったです。

全部で7編あるのに麻奈美視点がなかったのが、何だか意図的に感じます。
初期の頃は、全4章のうち1つは麻奈美の話だったのに、いつの間にやらなくなっちゃいましたしね。
黒猫と付き合った流れで、微妙な関係になったままだし、本筋で取り上げてくれるのかな。
確かに黒猫は可愛いんですけど、カップリングとしては麻奈美とくっ付く方が自然だと思っているので、またあの熟年夫婦のような家族ぐるみの温かい雰囲気を感じ取れるような話を読んでみたいなぁ。

女の子達の視点から語られることで、京介の慕われ具合がよく分かる短編集

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない8 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈8〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈8〉 (電撃文庫)
(2011/05/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2011/5/18~2011/5/19

【評価……B
発想 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ
リア充




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 「私と付き合って下さい」新たな局面を迎えた恋愛模様そして――
 「きょうちゃん。――――おこるよ?」
 「貴様等、そこに並んで正座しろ!」
 「恋人ができたそうですね。お兄さん」
 俺の全方位土下座外交が幕を開けた。
 幼馴染みに三年振りのマジギレ予告をされたり、あやせに火あぶりにされかけたり――「五更日向です。――こっちは末っ子の珠希」新たな登場人物も加わって高校生活最後の夏休みは毎日が大騒動だ。
 そんなある日、黒猫が『運命の記述』と題された予言書を見せてきて……?
 予言書に秘められた少女の“願い”とは!?兄妹の関係に一大転機が訪れる、シリーズ第8弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


電撃文庫看板タイトルの一つにまで成長した、俺妹シリーズ第8弾。
アニメ効果もあってか、売り上げが相当伸びたらしいですね。

黒猫が可愛すぎる……!
痛々しいまでの厨二病のくせに、極度の恥ずかしがり屋という二面性がギャップを生み出しています。
京介の軽いちょっかいに、顔を真っ赤にする彼女は破壊力抜群でした。
これは萌える。

ドヤ顔で攻撃的な台詞を吐くこともあっても、素顔がボロボロ出すところがいいんですよね。
京介と目を合わせられず、そっぽを向いてしまったり、俯いてしまったり、照れる様子が分かりやすくて何ともいじらしい。
桐乃のようなウザったいツンデレが好きな人もいるでしょうが、個人的には黒猫派ですね。

まぁ、今回の桐乃は悪くなかったと思いますがね。
これまでがアレだったので、違和感は覚えましたが、良い立ち回りでした。

衝撃のラストだった前回。
7巻の感想でも書きましたが、初めから嫌な予感はしていました。
どう見てもフリにしか見えませんでしたからね。
そして迎えた8巻、ストーリーは概ね予想通りで、正直に言って結果には落胆しました。
コンテンツとして捉えた場合、この手法を選ばざるを得ないのかなとは理解はできますが、心情的には納得し辛いものがあります。
ご都合主義な展開で、読了感は微妙でした。

ただ、過程を見るならば、ラブコメとしてシリーズ随一の質の良さだったと思います。
以前は、コメディとして読んではいても、恋愛要素はさほど重要視していませんでした。
今までとは趣が異なる内容となっていて、なるほど、恋愛編と銘打っただけのものはあります。

今回の京介は、終始ヘタレてるなぁ。
ハッキリ言って客観的に見れば、キモイぐらいのシスコンで、彼氏としても情けない奴でした。
オタク色に染まっておらず、知識はなくとも情熱は理解してくれる頼れる兄貴の姿は、見る影もないですね。

初期の頃は、兄と妹のリアルっぽさに、たびたび共感したものですが、今ではありえません。
好き嫌い以前に家族であるという絆を描いた物語が良かっただけに、いわゆる二次元的なツンデレ同士の兄妹になってしまって残念です。

あと、黒猫の好意に対して、受け身体質なのもいかがなものか。
本当に恋愛感情を持っているのかと、問い質したく気分になりました。

そういえば、久々に麻奈美の登場シーンが多かったですね。
作者が語りたいがためのメッセンジャーみたいと感じたのは、自分だけでしょうか。
もっと良い意味で、どこか抜けている女の子のイメージだったんですけど。

文法的には、強調点や引用を多く見られるのが気になりました。
好意的な目で見れば、普段ラノベを読まないアニメ視聴者に対して分かりやすく強調したともいえますけど、何だかレベルを落とした書き方と感じてしまいましたね。

シリーズ内で、一番面白くもあり、一番期待外れだった回でもありました。
凄く楽しく読めたんですけど、しこりが残っているような感じと言いましょうか。
評価が難しい巻ですね。

付き合い始めたばかりの初々しいカップル模様に悶えます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない7 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫)
(2010/11/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2010/11/12

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 「お、おまたせっ」顔を上げると、照れくさそうな微笑みを浮かべている……俺の彼女がそこにいた。俺の愛しい恋人である彼女の名前は、高坂桐乃。「あんたのこと……“京介”って、呼ぶから」「だって、その方が……恋人っぽいじゃん?」
 めちゃくちゃ仲の悪い兄妹だったはずの俺たちが、こんなただならぬ関係になっちまうなんて……まるで悪夢だ。
 夏休みに入ってからというもの、俺の周りでは恋の話題が尽きやしない。「待て……殺さないでくれ……」あやせの家にお呼ばれして、楽しい一時を過ごしたり。「――妹に彼氏ができたかもしれない」「責任を取ってもらいますわ、京介さん」友達から人生相談(?)をされたり。そして一年ぶりの『あのイベント』も――。人気シリーズ第7弾!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


TV放送とは異なる展開を見せるアニメがWEB配信中の俺妹、シリーズ第7巻。

面白いけど、腹が立つわw
まぁ、これがエンターテイメントとして成功しているということなんでしょうね。

妹属性が皆無なうえ、桐乃が好きではない自分にとっては、辛い展開が多かった。
前回ラストの「彼氏になってよ」という発言は、予想通りのオチすぎて残念。
京介と桐乃の関係にニヤニヤできる人ならいいんでしょうけどね。

桐乃のツンデレは、可愛いとは思えないんだよなぁ。
ついムキになってしまう理由は分かりますが、だからといって言ってはいけない言葉を平然と口にするこの娘に好感が持てません。

重度のシスコン、勘違いオタク、ストーカー染みた変態と、もはや常識人の面影が残っていない京介に涙。
あやせとのやりとりは面白いし笑えるんだけど、別人のように変態化してしまうのはどうなんだ。
おそらく、初期の京介を知らなかったら、純粋にコメディとして楽しめるんだろうなー。
格好良い兄貴だったのに、もう後戻りができない境地にまで達していましたねぇ。

そういう意味でも、京介が真面目に人間関係を保とうとする黒猫や沙織は貴重な存在かもしれません。
この二人と絡むときの京介は、読んでいて心休まります。
もちろん麻奈美でもいいんだけど、出番がほとんどないからなぁ。

特に黒猫とはお互いに意識し合っていて、距離感を測りかねている様子は初々しくて良かったです。
厨二病のメッキが剥がれおち、恋する少女の言動になっている黒猫は可愛い。
ピンナップの白ワンピース姿は、眼福でした。

そして、黒猫とは別の意味で、親父の可愛さも異常w
とーちゃん頑張れ……。

それにしても、読みやすい文体ですね。
常に続きを読ませたくなる展開であることもあり、あっという間に読み終わってしまいます。

最後の引きというか展開は、素直に受け取っていいものかどうか悩みますね。
というか、どう考えても、もう一度引っくり返される図が目に浮かぶんですが。
なので、驚きというよりも、嫌な予感しかしませんでした。

嫌いだけれど妹だから仕方がない、というスタンスが共感できていただけに、京介が桐乃のことを好きになりすぎたのは、流行りに屈服したみたいで嫌だなぁ。
ま、言うまでもなく個人的な意見ですけどね。

照れつつも好意を言葉で伝えようとする黒猫がピュアすぎて悶えます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない6 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉
(電撃文庫)

(2010/05/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2010/6/18~2010/6/19

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
コメディ





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 ヤバイ。
 桐乃ヤバイ。
 俺の妹マジヤバイ。
 まず偉そう。もう傲岸不遜なんてもんじゃない。超居丈高。「オマエ何様」って妹にきくと、「チッ」って舌打ちするだけじゃなく、その後腕組んで「うざい」って睨みかえしてくる。
 スゲェ!なんか遠慮とか無いの。妹なんだから兄貴のことを敬って、もっと仲良くしなきゃいけないんじゃ――と思っていた時期が俺にもありました。
 けど桐乃は違う。そんなの気にしない。むしろ誇らしげ。
 とにかくお前ら、ウチにいる妹のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ桐乃と一緒にいる俺、超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


絶賛アニメ放送中の俺妹第6弾。
読んだのは、もう今から4ヶ月も前ですから、アニメ化発表ぐらいの時期ですけどね。

表紙に京介がデカデカと載っている……!
桐乃の心境の変化が如実に表れている絵ですねぇ。

桐乃が帰国し、また戻ってきた日常を綴る全4章。
気付けば脇役もかなり増えているので、話のネタには困らないようです。
1章があやせ&加奈子、2章が赤城兄妹、3章が沙織を中心としたいつもの面子、4章が桐乃の話となっています。

一番良かったのは、3章の沙織メインの話。
初期メンバーにも関わらず、謎に包まれていた私生活がようやくベールを脱ぎます。
ベタな展開ではあるけれど、沙織の素顔にはやられました。
ただ、散々引っ張ってきた伏線の一つの割には、尺が短くて少々物足りなさも感じましたね。

帰ってきた桐乃は、やっぱりムカつきますな。
黒猫に対してデレを見せるシーンも増えてきたけど、それでも可愛いとはとても思えません。
ブラコンチックな面が出てきてはいますが、それが逆にウザったいと思う自分は絶対に妹属性はありません。

そして、京介……お前変わっちまったな……。
随所にあるツッコミが、もれなくエロゲー脳と化していて、非常に残念なことになっています。
Hシーン突入とかソフ倫の審査とか、以前では考えられなかった単語がズラズラ。
まともな兄貴であるところが好感持てたんだけどなぁ。
面白さもあるけれど、ちょっと引くレベルでした。

とまぁ、言葉にしてみると否定することばかりが口に出てしまうのに、キャラは立っているおかげで何故か楽しめます。
コメディ小説だからこそ許されるノリなんでしょうね。

ラストの引きは、瞬間的には驚いたものの、次の展開は読めますね。
個人的は好ましくない展開なのですが、どうなることやら。

サブキャラの短編集といっても差し支えのないぐらい独立した全四編

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない5 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)
(2010/01/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2010/2/19~2010/2/20

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ
パロディ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5





 「じゃあね、兄貴」――別れの言葉を告げ、俺のもとから旅立った桐乃。……別に寂しくなんかないけどな。
 そして新学期。
 平穏な高校生活を謳歌する俺のもとに、奇妙な後輩が現れる。
 「おはようございます、先輩」
 俺は、黒猫の人間としての仮初めの名を知り、より深い“絆”を築いていくことになる。“絆”と“親友”。ともに大きなものを失った二人は、数多の思想が渦巻く校内で、“魔眼遣い”の少女と対峙する。
 “稀少能力”を持つ少女に、俺と黒猫は圧倒され、異空間へと誘われ……!!
“日常”と“非日常”が交差するとき、物語は始まる――!!/td>

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


オタク妹の影響で、微妙にオタク要素を理解できるようになってしまった主人公のコメディ作品。

前回のラストで予想が付きましたが、黒猫メインのお話でした。
俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」というタイトルが相応しい内容となっております。

今回は精神的に楽だなぁ、というのが率直な感想。
基本的に、このシリーズは桐乃の言動に腹を立てつつも楽しむのが常だったものですから、穏やか過ぎて不思議な気分です。
桐乃の存在は、作品としては必要なんでしょうけど、出番は控えめでもいいですね。
京介じゃないんだから、別に寂しいなんて思っていませんよ?w

黒猫が普通に可愛いですね。
あくまで後輩の立場としてではありますが。
素直ではないけれど、慕ってくれる年下の女の子がいると、男はやる気を出すものです。たぶん。

高校生活に馴染めていない黒猫を見かねて、京介がフォローするという展開は、定番ではあるものの、だからこそ安心して楽しむことができます。
ストーリーラインはほぼ予想通りでしたが、キャラ同士の会話が楽しいので退屈することはありません。
新キャラも、イイ感じに痛々しくてキャラが立っていました。

しかし、メッセージ性が強いためか、少し教臭く感じてきたのは気のせいでしょうか。
作者の声がキャラを通して漏れて聞こえてきたような感覚がありました。
だがそれがいい。
もっと、叫びたいこと言いまくってしまえw

第4章だけは微妙だったかなぁ。
こういう考え方をする人間もいるというのは、リアルでもいることは知っていますけどねぇ。
今後の展開のために、無理矢理に軌道修正を図ったように感じられて嫌でした。

相手が実の妹から後輩に代わったことで、ラブコメ要素も強まっていました。
個人的には麻奈美を推すけれど、京介との関係は青春どころか仲の良い老夫婦って感じだから、たまには年相応の若々しいエピソードも必要ですねw

黒猫のぼっち脱出計画を企てる京介の世話焼きが微笑ましい

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない4 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 (電撃文庫)
(2009/08/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2009/12/8~2009/12/10

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロディ ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

「人生相談、次で最後だから――」
妹・桐乃から突然の最後通告をされたものの、あの野郎、肝心の相談内容については何も言ってきやしねえ。
一方俺は、あやせの相談にのってやってコスプレ大会に同伴したり、久しぶりに麻奈美を家に呼んだらとんでもねーことになったり、沙織が開いた「ケータイ小説発売記念パーティ」に呼ばれて行ったら、何故か桐乃や黒猫やらがメイドのカッコして出迎えてきたりと騒々しい日々を送っていた。
そのうち段々と俺も、あれは聞き間違いだったのかもなぁなんて思い始めていたんだが……。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


オタク妹と距離の取り方how to本としても活用できる(?)人気シリーズ第4弾。
終わりが近いと思っていたら、どうやらまだまだ続くようです。
そりゃまぁ、結構売り上げいいですから当然か。

不思議と面白いんですよね、このシリーズ。
本来であれば、糞生意気な妹の桐乃に腹が立って感想どころではなくなりそうなものですが、読み終わってみると苛立ちだけではなく面白かったなという充実感もあるんですよ。
このバランス調整はお見事です。

短編仕立てとなっており、適度が長さが読みやすいのも長所の一つでしょう。
ラノベの中には会話ばかりでページ数はあっても文章量が少ないものもよくありますが、この作品はそこそこ読み応えもありつつサクサクと読めます。
一人称というのも大きなポイントかもしれませんね。

基本的な流れはいつも通りなのですが、終盤に物語が急展開しています。
次巻への引き方が素晴らしく、新展開に期待の持てる内容となっていますね。
さすがに似たようなエピソードが続きすぎていたので、イイ頃合いだったかと思います。

ちなみに、今後のルートを決める読者投票のアンケートが物凄く不評ですが、個人的にはどうでもよかったり。
この手の話だと、桐乃と微妙に仲良くなってお終いという無難な展開が多いので、予想を裏切ってくれると嬉しいな。
ただ、恋愛的な意味では京介の相手は麻奈美以外考えられませんがね。
黒猫も可愛いとは思うけれど、今の距離がベストだと思う。
桐乃?……あるわけがない。

オタ妹の影響で順調に知識を蓄えていっている兄貴が面白可笑しくて可愛らしい

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない3 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)
(2009/04/10)
伏見 つかさ

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読書期間:2009/7/3~2009/7/6

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
コメディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロディ ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

俺の妹・桐乃が、どうやら創作活動に目覚めたらしい。ところが、桐乃の書いた小説(ケータイ小説?)とやらは、同じく同人で小説を書いている黒猫にとって理解しがたいものらしく、案の定、口論になっちまった。その上、何を間違ったのか、桐乃が好き勝手書いたケータイ小説がネット上で話題を呼んで、出版社からオファーが来たっていうんだから、俺はただただ驚くしかない。
というわけで、何事にも全力な桐乃が今回発動した“人生相談”によって、俺は、よりにもよって妹と、クリスマスの渋谷の街に繰り出す羽目になっちまった――!?って桐乃!さすがにその場所は兄妹で入っちゃマズイだろ!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


一般人の兄と、オタク趣味を持つ妹とのホームコメディ、第3弾。

展開は1,2巻と同じで、妹のためという意味もあるものの、どちらかというと自分がスッキリするために奮闘する兄のお話。
既存巻を楽しめた人なら今回も面白く感じると思います。

相変わらず妹の桐乃の言動が腹立たしいことと言ったら、もうね。
生々しいまでに性格が悪いですよ、この妹。
根は悪い奴じゃないと分かっていても、イラッとくる兄・京介の気持ちが切実なまでに伝わってきます。
でもこれは、リアルに妹がいる人ではないと、理解できない感覚なのかもしれません。

そんな中、緩和材のように挿入される幼馴染・麻奈美とのエピソードがかなり良い出来ですね。
おそらくずっと桐乃の話だと、面白さを実感する前に、毒が強過ぎてイライラとしてしまうでしょう。
京介と麻奈美の爺婆臭い和やかなやり取りが、モヤモヤしたものを全て一掃してくれます。
あー、昼下がりの午後に縁側でお茶を楽しむ二人の姿が目に浮かぶようです。

本題であるケータイ小説をテーマにしたストーリーは、少々考えさせられる要素もあり、興味深い内容でした。
創作活動の厳しさと不条理さを痛感させられます。
説教臭いと言ってしまえばそれまでですが、なかなかタメになる話を聞くことができましたね。

それにしても、黒猫のいい娘っぷりには泣けますね。
捻くれた性格はしていますけど、考え方には筋が通っているし、表立っては見せない友達想いなところが魅力的です。

書いてから思いましたが、何だか感想の内容が2巻とほとんど同じですね。
とりあえず面白かったので構いませんが、あまりに何度も同じ展開が続くようであれば、飽きてしまう可能性も出てくるので、ちょっと違うパターンも見てみたいかな。

ツン99%デレ1%の妹よりも可愛い幼馴染や妹の友達が素敵

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない2 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)
(2008/12/05)
伏見 つかさ

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【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロディ ★★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

冷戦関係にあった妹・桐乃からとんでもない秘密をカミングアウトされ、ガラにもなく相談に乗ってやる――という思い出したくもない出来事からしばらく経つが、俺たち兄妹の冷めた関係は変わりゃしなかった。
ところが、“人生相談”はまだ続くらしく、「エロゲー速効クリアしろ」だの「不快にした責任とりなさい」(どうしろと?)だの見下し態度全開で言ってくるからマジで勘弁して欲しい。
誰だこんな女を「可愛い」なんて言う奴は?でまあ今回俺に下った指令は「夏の想い出」作り(?)。どうも都内某所で開催される、なんたらとかいう祭りに連れてけってことらしいんだが……。

【感想】 <前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


タイトルに反して、本当に可愛くないオタク妹が描かれるシリーズ、第2巻。
1巻からのページ大増量が売り上げ好調さを表していますね。
その割にはサクサク読めるので、お手軽さも失われていません。

ストーリーの流れは前作とほぼ同様。
妹・桐乃の無茶苦茶な命令を渋々と従う兄・京介の苦労話です。
あらすじを読んで分かる通り、メインイベントは夏のアレです。
都内某所で開かれる祭りと言ったら、アレしかありませんよね?

誤解のないように言っておきますが、相変わらず桐乃には腹が立ちますね。
妹じゃなければ、絶対に相手にしたくない人種です。
しかし、血の分けた妹であることは変えようがない事実なわけで。
京介の苦労が窺い知れます。
リアルに妹を持つ身としては、共感せざるを得ませんよ。
まぁ、桐乃ほどウザくはない反面、可愛いと勘違いする一面もありませんが。

桐乃にはイライラさせられっぱなしですが、地味子こと幼馴染みの麻奈美が与えてくれる安らぎのおかげで、ストレスはすぐに解消されます。
おばあちゃんキャラには和まされるわぁ。

オタク知識がある程度ないと楽しめないですが、分かる人にはハマってしまう楽しさがあります。
好みの多様化が激しい昨今において、購買層を狙いすました本があってもいいんじゃないかなって思いますね。

テーマ: ライトノベル

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)
(2008/08/10)
伏見 つかさ

商品詳細を見る

【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
コメディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロディ ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!
だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から“人生相談”される羽目になるとは――!?

【感想】

ニュースサイトが実名で登場することで有名になった話題作。

売れ行きが予想以上に好調だったらしく、発売後2ヶ月経ってからようやく本屋で見かけました。
それまではタイトルだけしか知らなかったので、電撃文庫の作品とは思っていませんでしたね。
何となく電撃っぽくないなーと思っていたので。

ストーリーは、妹が隠してきた重度なオタクの秘密を兄である主人公・高坂京介が偶然知ってしまうところから始まります。
妹・高坂桐乃はそんな兄に対して嫌いながらもこのままオタク趣味にどっぷりと漬かっていていいのかと相談し、兄は渋々ながら協力するという流れです。

意外にもよく出来ているお話でしたね。
一発ネタなのかなーと思っていたんですが、終始安定した面白さのある本でした。

正直、話題になったニュースサイトの実名表記は言うほど重要ではないというか、小ネタといって差し支えありません。
桐乃のオタ知識が妙に偏っていることあってか、若干浮いているように感じたくらいですしね。
パロやメタを期待していると、少々肩透かしにあうかもしれないです。
厨二病全開の作品を読みたければ『AURA』をお勧めしておきますよ。

ああでも、まさか朝目新聞が出てくるとは思わずに吹き出してしまいましたw
この本を読んでいるラノベ読者なら大方分かるとは思いますが、分からない人には偽名に感じたかもしれませんね。

あくまでこの本の主人公は、疎遠な妹を持った一般人である兄の京介です。
「普通」をモットーに生きる高校生で、その通りどこにでもいそうな男です。
そんな兄・京介の一人称視点で話が進むため、内心で桐乃のオタ趣味への突っ込みしまくりなのが楽しい。
文章がリズミカルで、テンポよく読めるためライトノベルらしくあっさりと読めます。
その上で、一部濃いネタがあったり、読了感が爽やかであるので全体的な完成度は高いですね。

まぁ、自分自身、現実に妹がいるので京介の心情がすっごくよく分かりますw
桐乃ほど完璧超人とはいかないまでも、スペックの高い妹を持つと兄貴は辛い立場になるんだよね。
実際の兄と妹の関係なんて、悪い意味で空気みたいなもんですよ。
京介がどれだけ妹を嫌おうが、桐乃のために尽力する気持ちは共感できますねぇ。
そうなんだよなぁ、別に妹が大事なんじゃなくて、自分のために頑張るんだよなー。
これは別にツンデレとかじゃないんですよ!
この感覚、分かってくれるでしょうかw
頻繁に「あるあるw」と思えることが多くて、感情移入しまくりでした。

不平を言いつつも、妹を助けるカッコイイお兄ちゃんが見どころですね。
決して妹萌えを期待してはいけません。
「キモイ」とか「ウザい」という言葉を投げかけられる人に快感を持てる人なら別ですが。

あ、そうそう1つ突っ込み忘れ。
本当に「普通」の高校生には、そんな可愛い幼馴染はいねーよ!w
地味子かわいいよ地味子。

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