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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『まったく最近の探偵ときたら』5巻 感想 



まったく最近の探偵ときたら」5巻のネタバレ感想です。

ボケの数が異常過ぎて2コマに1回は笑っているレベル。
こんなにギャグが忙しい漫画はそう見当たりませんよ。

絶妙に予想を外したり意識をズラされたりするものですから、やられたって笑いが多いのも特徴です。
アズハ特製湿布の副作用で名雲が「異性の好きな部位を口走っちゃう病」になったという前段階を踏まえた上で大オチの「おっぱい」を想像させないのは素晴らしい構成ですね。
伏線を仕込んだ見開き2ページだけでも「真白のスマホ待ち受けが謎のオジサンと殴りがった後に肩を組む姿」「指先に米粒がめっちゃついている」「真白の腕がにちゃにちゃ鳴る」と情報過多なボケ連発するので上手い具合に隠れてしまいます。

本作品の真ヒロイン、マキちゃんが可愛すぎて毎度惚れ直します。
初っ端からいつもと違う編み込んで束ねた髪型が滅茶苦茶キュート。
JK時代の写真はちょっぴり年代を感じさせましたけど、可愛いからヨシ。
秘書、イベントコンパニオン、銀行員と元が美人なので全部似合ってますね。
過去を暴露されて顔を真っ赤にさせる流れも含めて素晴らしかったです。

そんな彼女の休日を描いた第28話は非常に贅沢なエピソードでした。
見えないところで頑張ってる人は男女問わず魅力的ですね。
入浴シーンで笑みを浮かべるところは実に小悪魔的。
思わずページをめくる手が止まって見惚れてしまいました。

遂にYO(ヤベエおじさん)四天王、勢揃い。
時にはウンコも漏らす、乳首試食おじさん。
中二病的な格好良い発言でギャップが激しい、十字胸毛おじさん。
妄想の娘の名前を彫って泣くほど後悔している、ロープ大好きおじさん。
挙動不審、名雲圭一郎。
こんなのが闊歩していたら、そりゃあ警察は問答無用でしょっぴくでしょうね。

あ、珍しく根津が登場したけど、それはどうでもよいです。

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『まったく最近の探偵ときたら』4巻 感想 



まったく最近の探偵ときたら」4巻のネタバレ感想です。

ギャグの一つ一つに重みがあって終始笑い続けられる良作。
今回も大笑いポイント満載で大満足でした。

乳首試食おじさんの破壊力よ。
ヤベェおじさん四天王の中でも他とは比較にならないレベルのヤバさ。
何がヤバいって、こんなキャラを生み出した発想の持ち主である作者がヤベェ。

考えてみたら、それ以外にもヤバい奴らしかいませんでしたね。
怪盗リバーフェイクも小汚い半裸のオッサンでしたし。
ブラックコーヒーを飲みたい真白に頭部に穴を空けてコーヒーを流し込む案を出すアズハにクソほど笑いました。

だからこそというべきか、マキちゃんの誠実で真面目で有能なところが際立ちますね。
実質マキちゃん回といっても過言ではないほどクローズアップされており、変人の集いの中で癒される存在となっています。
不貞腐れた真白がマキちゃんと助手交代した話はお互いの長所が浮き彫りになる良いエピソードでした。

アスナロとマキちゃんの馴れ初めで、マキちゃんの照れた顔が見ることが出来てニヤニヤが止まりません。
愛が感じられるツンデレキャラなので、時折キツい暴言吐いても愛おしいだけですね。

名雲が老化に悩みつつ頭を働かせて、真白が筋肉で事件を解決スタイルはいつも通りなのに楽しい。
時限爆弾を蹴り飛ばして窮地を脱するシーンは格好良さよりも面白さ全開でした。

巻末おまけで主要キャラの初期デザインが公開されています。
大体こういうのってこれはこれでいいなと思えるのですが、本作に関しては完成版の方が圧倒的に良いですね。
しっかりブラッシュアップされており、漫画家の手腕を見せつけられました。

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『まったく最近の探偵ときたら』3巻 感想 



まったく最近の探偵ときたら」3巻のネタバレ感想です。

相変わらずボケの勢いが止まりません。
毎ページ挟まれるほどの量ですから、良い意味で読み疲れるほどですね。

10話ラストで下着泥棒で任意同行された続き。
柔軟な発想からアホなオチの連続で、登場人物みんな有能なのか無能なのかよく分からなくなってきます。

旧姓・朝倉真白が名雲桂一郎に隠している秘密こそが本筋のストーリーなのでしょうね。
真白の正体を警察が把握しているということは十中八九過去に大きな事件があったということ。
名雲覚えていない理由も含めて気になりますが、ギャグまみれの本作でシリアス展開が成り立つんだろうか。
正直、今のアホな路線をひたすら続けてくれるだけで満足できますよ。

自称サイバーエージェント星野アズハ登場。
真白と肩を並べるレベルでぶっ飛んでいる女性ですね。
本人が自爆した通り真白が筋肉ダルマ女子だとすると、アズハはマッドサイエンティスト。
ネジの外れ具合では負けていません。
子供を幼体、女子高生を新鮮JK、牛肉を牛の死肉を摂取すると言い換え、しまいには好みの男性って質問で脳だけの人と答える完全に頭がイっちゃっている人です。
見た目の可愛さだけではカバーしきれないレベルって相当ですよ。

女性陣では年齢不詳のマキちゃんが一番可愛らしいと思う賛同者は多いはず。
言いかけている通り20代なのだとしたら隠さなくてもいいのにね。

まさかのタイトル回収は元高校生探偵の警部の娘・美馬坂風の発言から。
こんな何てことないギャグで使っちゃってよかったんだろうか。
まぁいいんでしょうね、この漫画の場合。

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『まったく最近の探偵ときたら』2巻 感想 



まったく最近の探偵ときたら」2巻のネタバレ感想です。

勢いのままボケにボケを重ねるスタイルがやみつきになりますね。
いかにも予想出来そうで実は半分ズラしたオチが用意されているので、1話ごとの満足感が凄く高い。
ミスリードというべきか、意外な展開の連続が楽しくて仕方ありません。

金田一少年の事件簿のパロディ的エピソード「絶叫館殺人事件」が面白かった。
真白が素材って言っちゃってますけど、典型的な箱と人物を設置して、絶対これ事件起きるやつじゃんって思わせといて何も起きない天丼ネタが楽しい。
最後までそんな感じと見せかけて、雰囲気とノリだけで事件を未然に防いだというオチも含めて完璧な構成でしたね。

同じく演じる己に酔うノリだけで乗り切った大人のバー編も好き。
古めのアメリカ映画のように格好付けたオッサンたちの嗜み方にツッコミどころ満載で笑い続けました。

十字胸毛おじさん登場。
インパクトの強いモブキャラが多数出る異常な漫画の中でも一際キャラ立ってます。
名物おじさんで済ませていい存在じゃないでしょ。

絵も相変わらず綺麗な線を描いていて見惚れます。
真白は動けばゴリラですが、黙っていれば可愛いんですよね。
アクロバティックなシーンが多いので、ふとももが露になった脚線美が拝めます。
下着は見えませんが、チラリズム的にそれが正解でしょうね。

単行本描き下ろしの各話後日談も全部笑えます。
ギャグ漫画として完成度の高さはトップレベルだと思いますね。

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『まったく最近の探偵ときたら』1巻 感想 



まったく最近の探偵ときたら」1巻のネタバレ感想です。

「川柳少女」を手掛けた五十嵐正邦さんによるドタバタコメディ。
一時期2作品同時連載という離れ業をやってのけていましたね。
どちらの作品も好きですが、笑いの破壊力は遥かにこちらの方が上です。

勢いだけで乗り切ろうとする強引さが面白い。
笑い疲れるほどなので、一気読みするのは良い意味でしんどいですね。

主人公の探偵・名雲が年齢の割にくたびれたオッサンすぎる。
35歳ではなく、55歳の間違いじゃなかろうか。
それどころか、今時シルバー世代ですらスマホを使うのに存在すら知らないとかどうなってんだ。
持病の腰痛を抱え、歯痛で眠れないという中年ですが、かつて一世風靡しただけあって推理力だけはちゃんとあるようです。
まぁ、観察眼すらなかったらただのオッサンですしね。

相棒役の真白は若さ溢れるパワフルな女子高生。
見た目は凄く可愛い。
特にポニテでメガネをかける姿はストライクど真ん中です。
中身は、さながら四次元ポケットのように身体のあちこちに収納する術を持ち、ボウリング玉を投擲できるゴリラ少女。
猪突猛進という言葉がピッタリです。

張り込みと思われる真白がラーメンを食べている表紙こそ、まさにこの作品を表していますね。
真面目にアホなことをして大声でツッコミを入れる、そのテンポの良さが楽しい。
恋愛要素は今のところほぼ皆無なので、ラブコメではなくギャグに全力で寄っています。

安定した画力も素晴らしい。
毎度のように見せる顔芸の濃さも作者の腕があってこそ。
初っ端から古畑任三郎が似すぎてて笑うしかありません。

変にシリアスを混ぜるのではなく、初志貫徹でコメディを貫き通して欲しい作品ですね。

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