明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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世界平和は一家団欒のあとに⑩ リトルワールド 

世界平和は一家団欒のあとに〈10〉リトルワールド (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈10〉
リトルワールド (電撃文庫)

(2010/06/10)
橋本 和也

商品詳細を見る
読書期間:2010/6/30~2010/7/1

【評価……B+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
家族愛
ラブコメ
燃え



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 妹の危機。悪の大首領との交流。異世界からきたあの人。幼児化した姉。母の家出。神様との対決。祖父の右腕との戦い。宇宙人の少女。
 世界の危機も、家族の危機も、いろいろあった一年。そして巡ってきた冬――、柚島が失踪した。一通のメールだけを残して行方がしれなくなった。それと時を同じくして、星弓家の面々は謎の男の襲撃を受ける。そして美智乃は勘づく。柚島の家族の秘密に。
 自らにも危機が迫るなか、軋人は本当に大切なものを守れるのか!?世界と家族の平和をめぐる物語、堂々の完結編!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


家族や大切な人との絆を何よりも優先的に守り抜く、とある一家の物語、最終章。

素晴らしいラストでした。
最後まで安定して面白く、追いかけてきて本当に良かったなぁとしみじみと思いました。
あー、面白かったなぁ。

9巻を読んだ時点では、あと1冊でお終いとは考えられませんでしたが、上手くまとめられていましたね。
パワーバランスの関係で、七美を遠ざけたのは分かりやすい配置でしたけど。

ラストは、とうとう柚島、そして軋人のターンでした。
遂に柚島が事件に巻き込まれたと思ったら、星弓兄弟も次々謎の襲撃を受けるというベタベタな展開。
定番だからこそ、盛り上がりまし、燃えました。
最後の最後まで、世界平和ではなく家族愛をとる星弓家の面々が格好良かったです。

軋人と柚島の距離感に、ニヤケが止まりません。
正直なところ、最初は柚島が嫌いではないものの好きではありませんでした。
それが、細かい人物描写の積み重ねのおかげでキャラが立ち、いつの間にやら作品内でも随一の魅力的なキャラだと感じるようになりました。
まさにそれは、軋人にとって柚島の存在が徐々に大きくなっていったのと同じような感じでしたね。

軋人は、星弓家の長男として相応しい男に成長しましたね。
何だかんだ言って、頼りになる存在です。
恋もバトルもやるときはやる男、主人公はこうでなくてはね。

格好良さでいえば、長女である彩姉ぇも痺れるほど良かった。
シリーズ序盤は空気だったのに、終盤では一番輝いていたんじゃないかな。
25歳の割には、考え方は老け過ぎてるのは気になりますが、いいお姉さんでした。

唯一惜しかったのは、さめだ小判さんのイラストが終盤になるにつれて簡素というか、雑だったこと。
イイ絵を描くイラストレーターさんなだけに、勿体無かった。
締め切りが厳しかったのかなぁ。

最終巻を読了した後に感じた寂寥感こそが、このシリーズの良質さを表していますね。
電撃文庫の中では、比較的地味な作品だったようですが、個人的には大満足です。
読んで良かったと心から思える良作でした。

世界危機というスケールの大きい事件ではなく、いつも通りのセカダンらしい完結編

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テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B+ 

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世界平和は一家団欒のあとに⑨ 宇宙蛍 

世界平和は一家団欒のあとに〈9〉宇宙蛍 (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈9〉宇宙蛍 (電撃文庫)
(2010/02/10)
橋本 和也

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読書期間:2010/2/26~2010/3/1

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
家族愛
ラブコメ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 ある日、軋人と柚島は七美から一人の少女を預かるよう頼まれる。
 ナナというその少女を、七美は銀河連邦とともに行った惑星探査の際に拾ったという。柚島の家で世話をすることになり、ナナがどちらにより懐くか無駄に競い合う軋人と柚島だったが、あたりには不穏な気配が漂いはじめ――。
 どうやら七美はその少女をめぐり銀河連邦との関係をこじらせているようだった。一人の少女の庇護者として、地球の代表者として、七美は決断を迫られる。一方、弟である軋人の取る行動は!?
 満を持して、一家最強、天下無双の七美メイン巻です!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


世界平和よりも大事なことがあるというテーマで描かれる宇宙規模の家族物語、第9弾。
今回は、地球の命運と一人の少女を天秤にかけたヒーローのお約束的ストーリーです。

遂に七美の出番がやってきました。
特殊能力を持ち合わせた星弓家の中でも、突出した力を持つ次女・七美。
そんな彼女が強大な敵をぶちのめす爽快なSFアクション――ではなく、あくまで家族愛に焦点を合わせるのはタイトルに偽りなしであり、徹底していて見事だと思います。
似たような展開ばかりではありますが、裏を返すとそれは、安定感抜群で期待通りの内容だとも言えます。

これまで、横暴だったり調子のいい性格が目立った七美の家族思いな一面や、優しさが感じられるエピソードがテンコ盛りでした。
家族間の思いやりや信頼などが、羨ましくなるのと同時に、こちらまで嬉しくなりますね。
いい家族だよなぁ、星弓家って。

今回、七美以上に彩姉ぇが格好良くて、改めて惚れました。
クールで知的で、妹の考えを尊重しつつ協力を惜しまないお姉ちゃんって最強じゃないですか。
七美が悩む姿を見て、さり気ない距離で立ち振る舞う彩姉を見ていると、やっぱり長女なんだなぁと思わされますね。

一方で主人公とヒロインの二人は、子どもを加えて家族ごっこをしていました。
今更言うまでもないのかもしれませんけど、軋人と柚島の二人の親密さは、恋人というより明らかに家族ですね。
青春を通り越して、夫婦喧嘩しているようで、ある意味呆れますw
何でお前らそれで付き合っていないんだよと突っ込むのも馬鹿馬鹿しいといいますか、犬も食わないってのも頷けるといいますか。早く結婚してしまえよ!w

世界の重さを認識しつつも、優先するのは常に家族であるところが、この作品の登場人物たちに好感が持てるところです。
理想論でも信念でもなく、それが俺たちなんだと胸を張っている様がカッコイイんですよね。
やっぱりこのシリーズ、好きだなぁ。

10巻で終わりなのか、それとも最終章の幕開けなのかは分かりませんが、最後には一家団欒で締めてくれることは間違いないでしょうね。

世界平和と対比することで、より一層、家族の大切さと温かさを教えてくれています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B 

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世界平和は一家団欒のあとに⑧ 恋する休日 

世界平和は一家団欒のあとに〈8〉恋する休日 (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈8〉恋する休日
(電撃文庫)

(2009/08/10)
橋本 和也

商品詳細を見る
読書期間:2009/8/16~2009/8/17

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
家族愛 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ ★★★★★★★★☆☆☆
 … 7

柚島の誕生日を控え、美智乃にそそのかされた軋人はプレゼントを用意する。一方、柚島はいつも守ってもらっている軋人になにかお礼をしたほうがよいかと美智乃に相談を持ちかける。そして美智乃が暗躍した結果、軋人と柚島は郊外の大型ショッピングモールでデートらしきことをする展開に!?
そんな折、星弓家を訪れていた軋人の祖父・大三郎配下の煉次が不穏な動きを見せる。大三郎の亡くなった妻、織花と浅からぬ縁があった煉次は、過去の自らの想いと行動になにか思い残しがあるようだが――。過去と現在の恋が交錯するシリーズ第8弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


親しき間柄の愛情と優しさに心温まるシリーズ、第8弾。
今巻は美智乃を主役に置きつつ、軋人と柚島のウブな関係が描かれるラブコメ回でした。

うわぁ、あっまーい。
これはニヤニヤしてしまうわー。
二人のやり取りは、どれもこれもベタなんだけど、だからこそ余計に初々しく見えるとも言えますね。

これまでも、軋人と柚島のラブコメシーンは毎回挿入されていましたが、ストーリーの本筋からズレすぎないように調整されていたため、微妙に物足りなさを感じるものでした。
それが、今回で一気に補充された気分です。
柚島は、個人的な好みの女性のタイプでいえば少し離れているんですが、素直に可愛いと思えました。
キツめの性格の娘が照れたり焦ったりする姿は、やっぱりいいよなぁ。ツンデレ大好き。

しかし、サブタイトルから恋愛模様一色なのかと思いきや、メインストーリーは別でした。
軋人ら星弓家の子供たちにとっては、おじさん的な立場である煉次が、軋人たちに戒めようとする話。
多少強引な展開も目につきましたが、まぁこのレベルなら許容範囲内かな。

お節介ではあるんだろうけど、おじさんの言いたいことはよく分かるなぁ。
世の中、理不尽なことはいくらでも起こりえます。
星弓家の面々は、厄介事に巻き込まれる体質を持っているのだから、守ることが出来るだけの「力」が必要不可欠だと考えたのでしょうね。
おじさんのエピソードは、過去話として語られたので哀しい話だなって程度で済ませられましたが、もしも似たようなことが軋人たちの身に降りかかったとしたら、悲劇なんて言葉では片付けられないですよ。
それを身を持って体感してもらいたかったと考える煉次の不器用でちょっとウザったささえ感じる優しさが伝わってきて、ほっこりとしました。

さめだ小判さんの絵は、当たり外れが大きいなぁ。
時間さえかければ上手いんでしょうけど、雑な仕上がりが多くて少々残念。

燃え要素はほぼなかった回でしたが、十分面白かったです。
次は、七美のターンかな?
物凄い規模の話になりそうで、今から楽しみです。

友達以上恋人未満でありながら夫婦っぽい雰囲気を出す軋人と柚島のラブコメが素敵

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

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世界平和は一家団欒のあとに⑦ ラナウェイキャット 

世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)
(2009/04/10)
橋本 和也

商品詳細を見る
読書期間:2009/4/13~2009/4/17

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
家族愛 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
兄弟 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

家族全員、不思議なチカラを持ち、なぜか世界を巡る危機に巻き込まれ、それを解決しなければならない星弓一家。
その末っ子、星弓刻人。真面目だけどモテる、モテるけれど彼女を作らない彼が、家にクラスメイトの女の子を連れてきた。梢という名のその少女は予知能力があり、周りから神様と呼ばれているらしい。その梢曰く、
「あと一週間で、世界が終わっちゃうかもしれないんですけど……どうします?」
そして梢と刻人は失踪した。二人を追う軋人たちの前には謎の黒服軍団も現れ事態は混迷を極めるが――。はたして少女の正体と世界の命運の行方は!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


世界平和の前に男してやらねばならないことがあることを教えてくれる、セカダン第7弾。

とうとうやって来ました、刻人のターン!
これまで不遇な扱いを受けてきましたが、今巻では主役となり兄姉たちを隅に追いやるような大活躍を……って、あ、あれ?
何故ゲストキャラに主役ポジションを奪われているんだよw
まぁ、女主人公のヒーロー的立ち位置ってのが刻人らしいといえばらしいけどさw
第三者視点から見ることで、刻人が性別問わず人望の厚い理由がよく分かりますね。

今回の話は、星弓家の末っ子である刻人がクラスメイトの神野梢と接近するところから始まります。
神様と呼ばれるその娘の予知能力で、一週間後に世界が終ってしまうかもしれないことを知る軋人たち。
しかし、何故か(むしろ必然的に?)話はややこしくなり、またしても世界の危機に巻き込まれる形となった軋人は、弟と意地の張り合いを繰り広げる羽目になり兄弟喧嘩に発展していく……といった内容です。

とにかく、兄貴としての軋人が格好良くて何だかニヤけてしまいます。
1巻以来、久しぶりに兄の尊厳を見せてくれて嬉しかった。
どうにもヘタレ属性が付きつつあったからなぁw

そして、それに負けじと刻人が格好良いわー。
性格は似てないけど、芯の部分は軋人に似すぎでしょw
世界平和よりも己の信念を貫き通すこの兄弟は、男して惚れずにはいられませんね。

各々のキャラ設定を上手く使って話を組み立てているところも素晴らしい。
一歩ずつ確実に作者が地力をつけてきているのが、何と頼もしいことやら。

あー、面白かった。
温かな家族愛を感じるこのシリーズですが、今巻に関しては兄弟の熱が上回っていますね。
電撃文庫の中では地味な印象が付いちゃってますが、もっと評価されていい作品だと思います。

似た者同士の兄と弟の思いやりがたっぷり詰まった素敵なお話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B 

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世界平和は一家団欒のあとに⑥ 星弓さんちの非日常 

世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)
(2008/12/05)
橋本 和也

商品詳細を見る
読書期間:2009/2/6~2009/2/8

【評価……B
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
家族愛 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

「太った……」美智乃の不穏な一言から始まる゛悪党退治は何カロリー?″。
冴えない彼は地球の命運を握る高貴なお方!?――゛星の王子さま″。
軋人を狙う妹想いな鉄砲玉の行きつく先は――゛刃の行方″。
彩美&七美、母校を舞台に暗躍します――゛大邪神の夜″。
そして柚島が赤ずきんに変身しちゃうおまけ掌編「世界童話も一家団欒のあとに」。
そんなわけで、今度の世界平和はシリーズ初の短編集!「電撃hp」に掲載された二編に書きおろし二編+おまけ掌編を加え、バラエティ豊かにお届けします。星弓一家は短編でも大変なのです!

【感想】


シリーズ初の短編集であるセカダン第6巻。

星弓一家特有の「巻き込まれ体質」による非日常を描いた四編が収録されています。
いや、一般人にとっては非日常でも星弓家にとっては日常的な出来事の話なるのか。ややこしいw

短編でも安定してますなー。
オチが読めても面白い、良い意味で無難な話が並んでます。

家族愛をテーマに描かれている本編と異なり、事件に巻き込まれた話を主体に物語が進みます。
この辺り、普通のライトノベルとは真逆で面白いですね。
一般的な作品では、ストーリー的に挿入し辛い日常的な話を短編集で持ってくるのにね。

軋人の駄目っぷりが、もはや萌えどころになっているような気がする。
短編においても活躍らしい活躍をしない主人公って、可哀想すぎる。
自業自得な面もあるんだけど、それにしたってヒーロー的家系の長男のはずなんだけど。
そういや次男の刻人の出番も相変わらず数行だけだし、星弓家の男たちは不遇だなぁ。

個人的には「悪党退治は何カロリー?」が一番面白かったです。
軋人のシスコンが、まさかここまで重度だとは思わなかった。
美智乃がメインヒロイン派の自分にとっては、大変美味しゅうお話でした。

短編集でも変わらない兄弟間のノリが楽しめます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B 

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世界平和は一家団欒のあとに⑤ 追いかけてマイダーリン 

世界平和は一家団欒のあとに 5 (5) (電撃文庫 は 9-5)世界平和は一家団欒のあとに 5 (5) (電撃文庫 は 9-5)
(2008/07/10)
橋本 和也

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【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
家族愛 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

「実家に帰らせていただきます」
異世界よりやってきた元お姫さまにして、星弓一家の母・志乃が夫の度重なる浮気疑惑についにキレた。
そんな簡単に帰れるのかよ……?という一同を置いて家を出る志乃。父・耕作とともに、軋人たちは志乃を連れ戻そうとするが、一方で彼女に近づく不穏な影があり――。海辺を舞台に志乃争奪戦の幕が上がる!?
軋人の祖父にして耕作の父、大三郎も初登場!家族と世界の平和を天秤にかける物語、第5弾です。

【感想】

ライトノベル的家族物語、第5弾。
どうでもいいけど略称は「セカダン」よりも「世界平和」派です。

3巻で父親、4巻で長女と来て、この5巻では母親がメインのお話
次女・七美や次男・刻人辺りのエピソードかなと思っていたので、母・星弓志乃で来るとは意外でした。

もう5巻まで発売されると、1巻発売時に新人だった作者も随分と腕を上げたなぁと感じますね。
良い意味で、こなれた感があり、安定して楽しめる内容となっているため、シリーズのファンなら安心して読めます。
少なくとも、こうして星弓家の話が続いている限りは、大きく質が落ちることなんてないでしょうね。
同じような話が多くて飽きたという人がいてもおかしくはないですが、僕はまだもうしばらくこのテイストが続いても楽しめるだろうなと感じています。

母親のストーリーということで、ほぼ必然的に父親の出番も多くなっています。
そのため、内容は3巻と酷似している部分がありますね。
構成は安易と言っていいほど分かりやすいもので、何の捻りもない真っ直ぐなお話です。
しかし、それでも面白くて本をめくるスピードが落ちないで済むのは、基本をしっかり押さえた作りになっているからだと思われます。

軋人に成長の様子が見られませんが、多少子ども染みていても、このまま若さで強引に引っ張っていって欲しいですね。
いつかはみんな大人にならないといけないんですから。
駄々をこねて許されるのは子どものうちの特権ですよ。
軋人はちょうどその境目に来てる年齢ですので、近いうちに大きな壁に直面するでしょうが、どのように立ち向かっていくことになるのか今から楽しみです。

荒れ気味だった文章もいつしか変な刺々しさがなくなり、スラスラ読めるようになったのもいいところですね。
今回、ボリュームが少なめだったこともあって、あっという間に読み終わりましたよ。

小説よりもライトノベルが好きだから本を読んでいるという方にお勧め。
あっさりとしながらも、読書中は楽しんで読めるラノベらしいシリーズです。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

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世界平和は一家団欒のあとに④ ディア・マイ・リトルリトル・シスター 

世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は 9-4)世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は 9-4)
(2008/04)
橋本 和也

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【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
家族愛 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
姉属性 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

物語【6】⇒【7】 2009.7.4修正
人物【7】⇒【8】 2009.7.4修正

家族全員、不思議なチカラを持ち、なぜか世界を巡る危機に巻き込まれ、それを解決しなければならない星弓一家。
その長女、星弓彩美。炎や風の魔法を操り、運び屋なる怪しげな仕事を生業とし、家事もこなせるしっかり者。しかし酒癖が悪いのが玉に瑕。そんな彼女がいつものごとく二日酔いのある日、なぜか十歳ほどの子供の姿に大変身。そのプリティーさに周囲は沸き立つが、でもいったい彼女の身になにが!?
その原因を探り、元に戻すべく軋人は調査を開始するが、かつて彩美が関わった世界の危機に関係あるようで――。
今回のテーマは姉弟愛!?

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

ラノベの家族モノといったら今はこれ。
『世界平和は一家団欒のあとに』シリーズ第4弾。
2008年上半期ライトノベルサイト杯でも既存部門にて一票投票させていただきました。

今回は、登場こそ毎回しつつもほとんど出番のなかった長女・彩美のお話。

現在起きている事件と、過去に彩姉ぇが学生時代の頃に起きた事件が密接に関わり合っていて、間に過去のエピソードが挟まれているというよりも現在と過去の話が交互に展開していく構成になっています。
ストーリーは捻くれたものではなく、比較的分かりやすい内容ですね。
1巻からずっとそうだけど、誰もが何もかもがハッピーエンドというわけではないというのも、ちょっぴりセンチメンタルな後味が混ざっていて悪くないと思います。

しかし、何はともかくとして、今回言えることは一つ。

彩姉ぇカッコイイ!!

しかも時折見せる不器用な面がたまらなく可愛らしいw
これまではクールビューティー(ただし酒豪)であることくらいし描写がありませんでしたが、今巻では心情をそのまま素直に口に出来ない照れ屋なところとか、弟妹たちへ愛情を降り注ぐところなどが垣間見れて思わずにやけてしまいます。
これほどまでのポテンシャルを秘めた姉貴だったとは。

学生時代から数年を経て社会人となった彩姉ぇは、大切な気持ちだけは今も変わらず持ち続けていて、とても魅力的な大人の女性になったんですね。
この巻だけで、星弓一家の中で一番好きなキャラになってしまいました。
こんな姉がいたらシスコンになるのも仕方ないなと思いますねw

軋人は相変わらず活躍が微妙だし、柚島はヒロインなのに地味だったりしますが、もうそれも慣れました。
それを補って余りある姉としての彩姉ぇが魅力満載の巻でしたね。
カッコイイ姉貴成分を補給できて大満足。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

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世界平和は一家団欒のあとに③ 父、帰る 

世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)
(2007/09/10)
橋本 和也

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
家族愛 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

評価【B】⇒【B+】 2009.7.4修正
物語【7】⇒【8】 2009.7.4修正
人物【7】⇒【8】 2009.7.4修正

みな不思議なチカラを持ち世界の平和を守る星弓一家。とある週末、父にして元勇者、耕作が久しぶりに帰宅することになる。時を同じくして、軋人の前に清楚なワンピースを着てごついギターケースを抱えた美女が現れる。エルナと名乗る彼女は、異世界での勇者とお姫さま時代の両親の友達だというが……!?
人の良さそうな見た目に反して少し腹黒いところもあるエルナだが、軋人は次第に彼女と打ち解けていく。しかし、帰ってきた父と何かを隠しているようなエルナの間には、なぜか微かに不穏な気配が漂う。ついに動き出す事態を前に軋人の決断は――。

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

超人的能力を持つ家族のハートフルストーリー、第3弾。
ラノベでは珍しい家族愛が感じられる作品として人気のシリーズですが、今作もその期待に応えてくれていました。

今まで出番のなかった父親がついに登場。
ええかっこしいのエロ親父で、とても元勇者には見えません。
あの子供たちにこの父親あり、ってことでしょうが……ダサいよ親父w
容姿が、どこにでもいそうな三下のチンピラっぽく見えるのもどうかと思うw

もう1人の新キャラクターは表紙にデカデカと躍り出ている美女。
異世界での父親と母親の旧友である僧侶・エルナ。
清楚な見た目と性格の黒さとのギャップが激しいお姉さまです。
ええ、個人的に大好きですよ。当り前じゃないですか。
星弓家の女性陣や一応ヒロイン的ポジションの柚島よりも好みです。

前回と違い、1巻の時のように星弓家中心のお話となっています。
やっぱりこれだけバラエティに富んだ大家族なんだから、星弓家の話が見たいんですよね。
そういう意味では、2巻よりも望んでいた話だったので嬉しかったです。

物語は、ちょっぴり切なく青春の苦さを味わえる内容でした。
このシリーズのいいところは、全編通してコメディ中心のはずなのに、大事なところではきっちりとシリアスに締めているところですね。
綺麗に終わっていて、今のところシリーズで一番良かったと思える作品でしたね。

軋人の若さが良いなぁ。
悪い意味ではなく、いい意味で無謀というか無茶というか強引というか。
父親との微妙な距離感に悩み、親子間の考え方の違いに苛立ち、そんな中でまっすぐに突き進む姿がカッコイイわ。
親父には無理な選択をする軋人が眩しく見えました。

しかし、爽快であると同時に、モヤモヤしたものが胸に溜まるのは、親父の気持ちに共感してしまうところがあるからかなぁ。
父親としての確固たる信念には、凄いなぁと感嘆せざるを得ません。
頑固すぎる気もするけど、それぐらい譲れないものだってあるということを体を張って教えてくれました。

息子・軋人と父・耕作のどちらにより肩入れするかは、歳によって分かれそうです。
僕はどっちかというと、軋人の方……かなぁ?
ただそれは傍観者として見た場合であって、当事者となれば……うーん、悩むなぁ。

あぁ……、この続きの話が読みたいなぁ~。
でもきっと描かれることはないんだろうなぁ。
美しい切り方だとは思うんですが、ここまで先が気になる話ってのはなかなかないですよ。

2巻を読んでから3巻に手を付けるまで時間を置く形となりましたが、もっと早く読んでいればよかったかも。
そう思わせてくれる面白さがありました。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

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世界平和は一家団欒のあとに② 拝啓、悪の大首領さま 

世界平和は一家団欒のあとに 2 (2) (電撃文庫 は 9-2)世界平和は一家団欒のあとに 2 (2) (電撃文庫 は 9-2)
(2007/06)
橋本 和也

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【評価……C+
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
家族愛 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

家族愛 2008.7.11追加

家族全員、特殊なチカラを持ち、なぜか世界を危機から救う役割を押し付けられる星弓一家。
長男の軋人は、かつて自分が倒した悪の組織の首領一家と再会する。その一家、鶴見家の父の修平は無職でしょぼくれ、長女の銀子は父を見限り失踪、末っ子の正志はそんな中すっかり意気消沈しており、家族は崩壊の危機に瀕していた。
長男の啓吾に頼まれ、なんとなく後ろめたさも感じた軋人は、柚島や妹の美智乃とともに彼らの絆を取り戻す手助けをすることになるが――。
悪の組織の“その後”と正義の味方のアフターケアを描く物語。

もはや正義の味方が家業となっている家族の物語、第2弾。
今回も1巻と同様に、家族愛の話をテーマに持ってきていますが、その家族というのは主人公達ではありません。
何とまぁ、滅びた悪の組織の家族を救うという、主人公がお人よし過ぎるお話。

このシリーズは、これからもRPGのサブストーリー的な話を主体としていくのかな。
そこが魅力なのは十分分かっているんだけど、せっかくだからこの面子で正義vs悪のベタベタな展開が見てみたいなー。
今のままだと、緊迫感に欠けて、イマイチ燃えにくいんだよね。

1巻に比べると、マシにはなったヒロインの登場頻度ですが、それでもオマケ程度にしか見えないねw
きっと、このヒロインが活躍する話が、最後の話になるんだろうね。
それにしても、主人公である軋人が弱くて泣ける(TωT)
仮にも正義の味方で、能力的にも決して低いわけでもないのに……女性陣が強すぎるだけなんだろうかw
おかげさまで、軋人の女性陣からのあしらわれ方には同情を拭えませんぜ。
ツンが好きな人なら問題ないけれど、そうじゃない人にとっては頭にきてしまうかもしれないレベルですよw

相変わらず、文章は読みやすくて、結構文章量としてはあるのに、読後はすっきりとします。
重いものを読んだ後に、オススメ。
でも、個人的には、主人公の家庭である星弓家の話を見たかったなという思いがありましたね。
上手くまとまっているので完成度は前作よりも高いかもしれませんが、好みとしては1巻の方がよかったかなと思いました。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価C+ 

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世界平和は一家団欒のあとに 

世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫 は 9-1)世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫 は 9-1)
(2007/02)
橋本 和也

商品詳細を見る

【評価……B-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
家族愛 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

家族愛 2008.7.11追加
人物【5】⇒【6】 2010.6.1修正
文章【5】⇒【6】 2010.6.1修正
人物【4】⇒【6】 2010.6.1修正

星弓家の兄弟姉妹は、みんな特殊なチカラを持っている。
彩美。自称運び屋。魔法を自在に操る。
七美。無敵。宇宙スケールで戦うバカ。
軋人。生命の流れを思いのままにする。
軋奈。生命を創り出す力を持っていた。
美智乃。大食漢。回復魔法の使い手。
刻人。正義漢。優しいけれど怪力。
彼らは世界の危機をめぐる事件に巻き込まれ、否応なくそれを解決しなければならない星のもとに生まれていた。あるとき長男の軋人は自らと世界と妹の、三つの機器に同時に直面するが――。
世界平和を守る一家が織り成す、おかしくてあたたかい物語。
第13回電撃小説大賞<金賞>受賞作!

超人的な能力を持つ家族のお話。
星を救ったり、世界を守ったりすることがすっかり日課になってしまっている主人公達。
しかし、この本で展開されるのは、そんなRPG的な物語ではなくて、あくまで家族愛の話になっています。

もちろん、多少なりとも戦闘シーンなどあったりしますが、それは結構どうでもよかったり。
基本的にお気楽な雰囲気が漂っているけれど、絶妙な具合にシリアスさが混じっています。
SFやファンタジーのお約束を土台にしているのが、面白いんですよ。

良く言えば、勢いがあって読みやすい文章。
悪く言えば、ノリ重視で雑っぽい。
物語にのめりこんだというわけでもないのに、いつの間にか不思議なくらいノンストップで読み続けていました。

魅力のあるキャラクターは多いと思います。
残念ながら、個人的に好きだと思えるのはいなかったけれど。
どうしてこの本に出てくる女性キャラは、漏れなく暴力的なんだろうか…w
あと、兄弟が多いので、ほとんど出番がなくて終わった人物もいたりして、その辺りは消化不良気味でした。
まぁ、きっとこれから続巻で活躍してくれるんでしょうね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B- 

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