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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ラジエーションハウス』14巻 感想 



ラジエーションハウス」14巻のネタバレ感想です。

この漫画始まって以来のぬるま湯展開じゃないでしょうか。
生死にかかわる患者もおらず、イオリの秘密が周囲にバレる匂わせもなく。
緊迫感は薄く、さらさらっと読了しました。

主役は学会発表のために札幌出張に行く悠木。
初めてフューチャーされましたが、他の同僚は重い過去に絡めたエピソードをじっくり描写されたのに対して悠木はあっさりと描かれています。
祖父が亡くなった経緯から自分に出来ることはないかと医学の道に進むのは立派なんですけどね。

そして、悠木に付き添うイオリとその他大勢。
甘春先生や南看護師は明らかにイオリ目的で秘密裏に動いています。
仕事しろよと思わないでもないですが、普段が激務ですし、まぁたまにね。

そんなわけでイオリを巡るラブコメ臭が強烈な回なのですが、進展は特になく。
イオリがヘタレというか、本気で甘春先生に恋愛感情を抱いていないのかと疑ってしまうほど。
放射線技師としてサポートする夢が叶い、それだけで満足している様子。
そりゃあ甘春先生もムスっとしまいますよね。
どちらも奥手で積極性に欠けますので、いつまで経っても進みそうにないなと思ってしまいました。

個人的にラブコメは大好きなジャンルですし、本作でも魅力的な女性キャラが多数存在するので興味はあります。
ただ、この漫画に関してあくまで主題は医療ドラマであって一人の読者として求めるのはそこなんですよね。
8:2ぐらいの割合でシリアスな展開多めを望みたいところです。

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『ラジエーションハウス』13巻 感想 



ラジエーションハウス」13巻のネタバレ感想です。

主人公が載っていない表紙が初めてだと思ったら、渋いおじさん二人だった。
大丈夫なのかなと思って読んでみたら、納得の内容でした。

前巻で1話だけ先行公開された副題「メジロの想い」編の完結までが描かれています。
小野寺技師長の行きつけ焼き鳥屋の大将が、不可解な形で亡くなったことに衝撃を受けます。
正直嫌な予感は漂っていたのですが、それでもあっさりと逝ってしまったことに居たたまれない気持ちになります。

しかもそれが病院間の連携不足による見落としが大きく関わっているという事態。
人の生死を左右する職業であるが故に、機敏に察知する一方で死に対する痛みが鈍くならなければ本人が潰れてしまうのかもしれません。
多数の患者を診る大病院ですと、コミュニケーションをとるのも大変なのでしょう。
しかしそれでも医師を信頼するしかない患者にとっては、たまったものではありません。
医師にとっては多くの人間のうちの一人にすぎないかもしれませんが、当事者にとっては唯一の命なのですから。

鏑木先生、男を見せたなぁ。
大病院に対して医療ミスを指摘するのは喧嘩を売るようなもの。
関係悪化により立ち回らなくなることだって考えられる中で、医師のプライドから啖呵を切ったのは本当に格好良かった。
今までイオリに対して院内の嫌な象徴的ポジションを担っていましたけど、最も大事な患者ファーストがブレていなかったのは嬉しかったです。
病院内の派閥争いを利用したことで乗り越えたわけですが、鏑木先生自身は決して喜んでおらず、寂しげな表情で締めたのが印象深かったですね。

死者からの贈り物という展開に非常に弱い。
レントゲン写真で撮れたハートのポージングを受け取った女将さんの笑いと哀しみが同時に押し寄せた表情に涙を誘われます。
Aiは残された人の助けになっているのでしょうね。

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『ラジエーションハウス』12巻 感想 



ラジエーションハウス」12巻のネタバレ感想です。

イオリの単独表紙は初めてですね。
ドラマが2期放送するくらい好調なので俳優さん経由で原作漫画に手を取ってもらう狙いなのかもしれませんね。

たまきと被ばく量の話の後編から。
前回ぶつ切りになっていた過去エピソードから嫌な想像しちゃっていたけど、ちゃんと元気なお子さんがいるようで良かった。
夫や義父母に理解してもらうことは困難だったようですけど、これは考え方の相違であってどちらかが間違っているわけではないですしね。

知識がないからネット上で情報収集した結果、余計に心配になる思考はよく分かります。
目の前のお医者さんを信頼したいけど、どこまで正しいのか判断付きませんからねぇ。
セカンド・オピニオンの重要性は今に始まった話ではありませんし。
結局のところ親身になってくれたという人情が決め手になることは現実でもままあることですね。

それにしてもこの漫画、勉強になります。
マンモグラフィの時も同じように思いましたが、今回の被ばくについても考えさせられました。

広瀬が責められるのは可哀想だけど、社会人には理不尽だけど怒られることはよくある話。
それこそ患者の立場からすれば病院を信じて訪れているわけで、原因が誰とか関係ありません。
とはいえ、放射線技師は撮影だけして読影に口を出すなと散々言われ続けたのに、所見を述べろというのは都合がいいなと思わないでもないです。
見えないところで医師も注意受けているんでしょうがね。
でも、イオリの言う通り何事も経験を積むしかないわけで。
落ち込んだら手を差しのべてくれる先輩がいるのは心強い。
ボロボロ泣いてもしっかり切り替えられるのはメンタルが鍛えられている証拠だと思います。

モリタイシさんの画力は今更ながらに凄いな。
何が素晴らしいってたびたびモノローグで過去編やりますけど、同一人物だとすぐ分かること。
年相応に描かれた顔のシワから年月の経過を見事に表現しています。
あと親子の似せ方も巧い。
イケメンや美女よりも中年を上手く描ける人は尊敬します。

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『ラジエーションハウス』11巻 感想 



ラジエーションハウス」11巻のネタバレ感想です。

表紙からも察する通り、今回の後半は黒羽たまき技師がメインとなるお話。
やはりここからは個別回になっていきそうですね。

まさか前回の引きが医療器具営業の武田を掘り下げるエピソードだったとは。
大森院長との過去話は作品全体に深みが出て良いですね。
当たり前ですけど一人一人に人生の物語は存在するわけで、本来ならば型に嵌め込むことはできません。
鏑木先生と一緒に裏で画策する役柄と思っていたので、我ながら医療ドラマなどに毒されているなと気付かされました。

武田のリサーチ能力のおかげで(?)ラジエーションハウス内の恋模様が整理されましたね。
イオリに彼女いなさそうという噂話を本人に告げたらカウンターを喰らった面々が面白過ぎました。
こういう合間に挟まれるコメディタッチなノリ好きだなぁ。
甘春先生に頼まれて破顔するイオリ、それをジト目で睨む広瀬という流れはテンプレになってもいいと思います。
外野から指摘されてジタバタと狼狽えるアンちゃんと広瀬が可愛くて楽しいです。

イオリに影響されてやる気満々な甘春先生は少々暴走気味でしたが、ちゃんとブレーキを掛けてくれる面々がいて頼りになりますね。
辻村先生もイオリもフォローの仕方がそれぞれのスタイルがあって、どちらも甘春先生のためを思っているのが伝わります。
他にもカンファレンスにて黒羽が意見を述べることに対して小野寺技師長がやんわり手助けするなど、それこそ武田の推察通りチームワークの良さを感じられる一コマでした。
鏑木先生だって個人的な欲望が多少滲み出ているだけで医者としては優秀ですし、近場にあれば通いたくなる病院ですね。

黒羽の過去エピソード突入したところで終わってしまい続きがさっそく気になります。
被ばくの話から嫌な予感というか連想しかしませんが、重たい過去があるのでしょうね。

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『ラジエーションハウス』10巻 感想 



ラジエーションハウス」10巻のネタバレ感想です。

前巻の続きから、辻村先生のエピソード。
担当しているスポーツチームの選手に潜む病気の可能性を探す話です。
やっぱり苦悩してきた人が快方に向かう展開というものは読んでて気持ちが晴れますね。

元々凄かったけど、いよいよイオリが超人じみてきました。
他の医者たちが悉く気付けなかった病因を発見する姿はまさにスーパードクター。
アンちゃんに正体明かすまではストーカー的な変態要素もあって、普段オドオドしている要素とのギャップが面白かったのですが、今ではただ格好良い人になっちゃっていますね。

甘春先生は告知や説明で患者に寄り添っているのが伝わってきて、良いお医者さんだなとしみじみと思えます。
辻村先生が感謝していた再検査の提案についても、イオリから感化されたおかげでしょうし、病院全体が好循環になっていますね。
意外と個別エピソードはまだまだ描かれていないので、今後はこうやって掘り下げていくのもいいかもしれません。

ラブロマンスの匂いが強まってきたのも今巻の特徴でしょう。
考えてみれば、イオリ自身もアンちゃんに焦がれて一生懸命頑張ってきましたけど、恋愛的に想いを募らせている描写はなかったような……。
主従関係というか、褒められて喜ぶワンコのような関係がイオリの望むところだったように感じます。
アンちゃんも明らかに意識はしているけれど、こちらはこちらで意味合いが何とも言えずはかりかねます。

そんな中で、広瀬がイオリのことを意識する一歩手前から段階踏んで描いているのは巧いですね。
本人自身に「そこまでの感情だっけ?」と考えさせるだけで唐突感が軽減できます。
恋かどうか分からなくても、相手と親密になれたら嬉しいなって思う心の動きが目に見えてニヤリとさせられました。
まぁ、とはいっても広瀬はポジション的にかませ犬になる未来しか見えないので少々可哀相ではありますが。
個人的には女の子としてだとアンちゃんよりも好きなんですけどねー。

さて、最後に鏑木先生が怪しい動きを見せていますが、遂に同僚たちに医師免許のことがバレることになるのかな?
次巻も楽しみです。

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『ラジエーションハウス』9巻 感想 



ラジエーションハウス」9巻のネタバレ感想です。

おおー、ここで遂に約束の話を明らかにするとはちょっと予想外。
何だかんだで切り出せず、最悪のタイミングでバレてしまうというのがよくあるパターンだったので、シンプルに打ち明けて理解してもらえるとは思っていませんでした。
甘春先生、いやアンちゃんが素直じゃないことも多いから、多少の反発は避けられないと心配していましたけど杞憂でしたね。
作品的には最も大きな仕掛けをこんな波風立たせず終わらせていいのかと思いもしますが、イオリやアンちゃんが傷付かずに想い出交換できたのは良いことです。

アンちゃんが弟の久志を亡くしてトラウマになった過去エピソードも収録されています。
確かに動悸や息切れなどを起こしているもののフラッシュバックでパニックに陥るほどではなかったんですね。
てっきりイオリのことをさっぱり忘れているから一部記憶喪失になっているぐらいだと思っていました。
今後はイオリが支えてくれるでしょうし、アンちゃんの心もだいぶ和らげたのではないでしょうか。

イオリの医師免許持っていることを隠している話も特に問題なさそうですね。
将来的に鏑木先生あたりから診断する是非について突っ込まれることは明確ですが、別に秘密にし続けないといけないってことはないですし。
むしろ早くそういう展開でスカッとさせて欲しいなって思うぐらいです。

物語は転換期を迎えましたね。
最終的な着地点はアンちゃんパパの病気が快復するかどうかになるのかな。
個別の患者エピソードだけでも読み応えもあるのでずっと続けて欲しいけど作者としては畳むつもりなんだろうか。

というのも、巻末のおまけ漫画がある意味一番の衝撃でしたからね……。
元々作品内にあのキャラが登場するのは抵抗感あったのですが、より浮いた状態になってしまいましたね。
作者自身も困惑しているのは当然ですし、読み手もフラットな感情で捉えるのは難しいなと思います。

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