ダイの大冒険 アニメ第100話「さらば!愛する地上よ」
2022/10/27 Thu 23:58:54 [edit]
2年前より始まったリメイク作品も遂に最終回を迎えました。
また打ち切りされないかと心配していましたが、最後まで放送してくれて本当に良かったです。
「この腕で勝利をの巻」の途中から始まり、残り原作3話分である「さらば!我が友の巻」「さらば!!大魔王の巻」「さらば!!!愛する地上よの巻」をまとめた内容。
ラストバトル、ボス撃破後の余韻、最終局面の大どんでん返しが描かれています。
ダイの元に真魔剛竜剣が突き刺さった時の興奮と、一撃で折れてしまった時の残念さが原作通りすぎました。
シリアスな場面なんだけどあまりにもあっさり折れちゃったように見えるから、笑いが込み上げてしまいます。
背景のバランのショックな顔もギャグに映っちゃうんですよね。
漫画最終回付近でよくある台詞無しの手法はアニメでは使われませんでした。
雄たけびや呻き声などは演出上あった方がいいと判断したようです。
実際その方が迫力あったので正解だと思いますね。
内容を知っていても、ポップの台詞「閃光のように」を思い出して最後の一撃を繰り出す流れは熱くなります。
逆手で大魔王を真っ二つに割るのは、アバンストラッシュの構えであったことも意識しているのでしょうね。
キルバーンとピロロの声優さんがどちらも吉野裕行さんだったことに今更気付きました。
正体を明かす場面で徐々に声色を変える演技にゾクっとさせられました。
これはアニメでしか出来ない素晴らしい演出でしたね。
演出の違いといえば、Cパートは原作でクレジット表記のあった語りの部分。
ポップ達の台詞が追加されていて、ちょっとだけ新しい彼らを垣間見ることができて嬉しかったです。
ピロロが倒れるエフェクトが、魔物が倒れた感じではなく転移したように見えました。
これは生死不明にさせて、魔界編の再登場を匂わせていると噂されているようですね。
個人的には綺麗に終わっているので、魔界編はなくてもいいと思っています。
もし作るとしても、漫画やアニメではなくアナザーストーリーとして楽しめるゲームにして欲しいですね。
何はともあれ2年間、制作スタッフの皆様お疲れ様でした。
原作が好きなスタッフが作ったことが分かる実に熱意のこもった作品に仕上がったと思います。
TVアニメ「ドラゴンクエスト #ダイの大冒険」第100話放送終了いたしました。
— 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」アニメ公式 (@DQ_DAI_anime) October 22, 2022
ここまでダイの大冒険を応援、ご視聴いただいた皆様本当にありがとうございました。
今後放送の地域や配信でのご視聴の皆様も、最後まで是非お楽しみください!
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タグ: ダイの大冒険 ダイの大冒険(アニメ話感想) 2020年放送開始アニメダイの大冒険 アニメ第96話「閃光のように」
2022/09/24 Sat 23:51:06 [edit]
副題となっている台詞こそが再アニメ化で最も見たかった瞬間。
遂にここまで辿り着きました。
原作36巻のエピソードは、少年時代に深く刻み込まれました。
この作品に限定せずとも全ての漫画で一番感動した言葉です。
子供の時、死について考えて恐怖で泣き出したくなった人は多いと思います。
言い表せない闇が心を埋め尽くし、絶望感に襲われてしまいます。
その際に、号泣するポップを抱きしめながらなだめる母の言葉が素晴らしい。
「人間は誰でもいつかは死ぬ…」
「だから… みんな一生懸命生きるのよ」
慈愛に溢れた素敵で優しい温もり。
シンプルが故に響く言葉で、真っ直ぐに生きていこうと思える力強さを与えてくれます。
一体どれだけの人の心を救ったのか。
母親というのがいかに偉大であるのかというのが思い知らされます。
そして、大魔王バーンに対して啖呵を切るポップ。
「だからこそ 結果が見えてたって もがきぬいてやる!!!」
「一生懸命に生き抜いてやる!!!」
「残りの人生が50年だって5分だって 同じ事だ!!!」
「一瞬…!! だけど… 閃光のように…!!!」
「まぶしく燃えて生きぬいてやるっ!!!」
「それが おれたち人間の生き方だっ!!!」
「よっく 目に刻んどけよッ!!! このバッカヤロ―――ッ!!!!」
間違いなくポップが主人公の一人であることを決定付けた瞬間でした。
何年経とうと、一生忘れることのない神回です。
ダイがポップとの出会いを感謝するところも含めて、これ以上ない復活のシーンだったと思います。
閑話休題。
アニメで期待し過ぎると楽しめないと分かっていたのでハードルを上げすぎないようにしていたのですが、制作陣の気合が入り方が伝わってきましたね。
回想の絵本タッチな画風、ポップの台詞に対して反応するダイの瞳など細かいところまで配慮されていました。
コマ割りやテンポまで完璧だった原作を超えるのは難しいにしても、アニメとしては見事に演出しきったと思います。
次回の「神の涙」も待ち遠しい。
乱発すると陳腐になるから言いたくないけれど、この作品は神回が多すぎますね。
TVアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」 第96話「#閃光のように」 をご視聴いただき、ありがとうございました!
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2022/04/16 Sat 23:51:40 [edit]
まさに神回と呼ぶに相応しい出来。
再アニメ化が発表された際、多くのファンが期待していたエピソードだったと思います。
その期待に対して見事に応えた内容で、実に素晴らしい回でした。
炎が渦巻く中で輝くポップのアバンのしるし。
一度は絶望的な状況で諦めかけたところで、瀕死のハドラーの檄で持ち直すところが憎い展開だなぁ。
幾度となくぶつかり合い、かつては卑怯な手にも染めたハドラーがここまで武人として立派になるとは誰が予想できただろうか。
正々堂々と闘ったからこそお互いを認め合う存在となったというのが感慨深い。
まるで師のような言葉にポップが考えを改め、脱出を図るシーンは大迫力でしたね。
背景が炎の壁ということあって、色鮮やかなメドローアをあえてモノクロで表現する演出が素晴らしい。
劇場版かと目を疑うかのような気合の入れた作画はお見事でした。
もはや打てる手は全て打ち、万策尽きた中でも粘るハドラーとやり切った思いのポップ。
派手に動いたシーンの後というこもあり、静と動の対比で印象が強く刻まれます。
全ての台詞が記憶に焼き付いているので、声優さんの迫真の演技で聞く喜びといったら、この上ないものがありますね。
絶体絶命の瞬間、煌めく金のフェザーが突き刺さった時は分かっていても痺れました。
勇者アバンの復活は間違いなくこの作品内で最も衝撃的なイベントだったと思います。
原作漫画では「ポップ・炎に死す…!!!の巻」というサブタイトルでした。
当時の掲載されたジャンプは年末合併号で本物のアバンなのかどうか物議を醸したの有名な話。
原作28巻単行本の折り返しにも書いてありますしね。
実は、この回こそが週刊少年ジャンプの史上最高発行部数を記録したものだということは意外と知られない事実。
要因は様々あるのでしょうが、そのうちの一つを担っていたとしても何ら不思議ではありませんね。
魔王ハドラーの最期を特殊EDにしてくれたのは嬉しい。
アイキャッチもカットしていましたし、とにかく構成全てを隅々までチェックした上で成り立っているように感じました。
名言のオンパレードとなった回でも、やはり一番はハドラー最期の言葉でしょうね。
「オレの死に場所を… この男の腕の中にしてくれるとは…な…!」
区切りも含めて文句なしでした。
不正アクセスで制作陣も相当な苦労を強いられたでしょうが、この完成度には感謝しきれません。
唯一不満というか心残りなのは、アバン登場時のナレーションがなかったこと。
漫画内でも異例だったが故に印象的だったんですよね
アニメの演出を考えると合わないと判断するのも納得できるので、別に悪いとは思いません。
あれはあれで好きだったなーということですね。
TVアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」第73話「#炎の中の希望」をご視聴いただき、ありがとうございました!
— 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」アニメ公式 (@DQ_DAI_anime) April 16, 2022
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来週放送の第74話「大勇者の復活」もお楽しみに!#ダイの大冒険
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タグ: ダイの大冒険 ダイの大冒険(アニメ話感想) 2020年放送開始アニメドラゴンクエスト ダイの大冒険 第1話&第2話感想
2020/10/16 Fri 00:26:12 [edit]
以前放送されたのが1991年なので実に29年振りの再アニメ化となります。
▼当時の記憶
本当に大好きな作品なので、いつかまたアニメ化されることをずっと夢見ていました。
おそらく当時少年だった人達が成長して企画を持ち込める段階までに成熟したんでしょうね。
原作漫画は週刊少年ジャンプ黄金期の一角を担っていた作品なのですが、当時を知る人からすると意外と地味なポジションに留まっていた印象を持っているのではないでしょうか。
化け物じみた人気を誇る作品に囲まれていたのと、アニメがTBSの改編に巻き込まれて途中で終了したが主な原因ですね。
あと「ドラゴンボール」の連載終了後にジャンプの発行部数が急落したこと、そして連載が伸びることになったことにより序盤と比べて終盤のテンポが激減したこともあって、最後の展開を知らないって人は結構いると思われます。
しかし、単行本で読んだ時の没入感と散りばめられた伏線回収、敵味方問わず格好いいキャラクター達など、今でも語る人が絶えない名作中の名作なのは間違いないでしょう。
1991年版アニメのリアルタイム放送時は観てはいたのですが、さすがに幼くてはっきりとは覚えていません。
ゴールデンタイムの19時台に放送していたことと急な最終回だなというのが印象的でした。
それから10年ぐらい経ってから漫画を全巻読み、その勢いのままレンタルビデオを借りて視聴しました。
当時のジャンプ三本柱「ドラゴンボール」「スラムダンク」「幽遊白書」と比較すると、引き伸ばしが感じられず質も高かっただけに最後までやらなかったのは勿体なかったですね。
▼新アニメの感想
これまでの発表や制作側のインタビューを見る限り、最後までアニメするぞ!といった意気込みを感じられます。
実際にはゲーム化などの成功が必要不可欠でしょうから、盛り上がってくれることを期待するしかありません。
さて、肝心のアニメですが、悪くはないですね。
メチャクチャ凄いってわけでもなく、酷評するわけでもなく、それなりに面白かったです。
まぁ、だからこそ感想書くのが遅れたわけですが。
とりあえず1話と2話は読み切り時代の内容。
漫画連載開始時は本家ドラクエ3まで、連載終了時にはドラクエ6までが発売されていました。
今回はその後の本家で登場したモンスターまで出てきていましたね。
今の若い世代も取り込まないといけないので、これはいい変更だったと思います。
1話は結構改変されていましたね。
重要なシーンさえ問題なければ、そっくりそのまま原作通りにして欲しいタイプの作品ではないので別にかまいません。
ロモスのお城まで乗り込まなかったのは何故なんだろう。
あれかな、キメラで乗り込めちゃうと再度訪れる時もそれでいいじゃんってなるからなのかな。
もしくはキメラの翼でひとっとび出来るというツッコミを避けたかったのかもしれませんね。
ニセ勇者一行の残虐シーンやニセ僧侶のお色気シーンがカットされていました。
きっとこれからも規制がかかるんだろうなと思うと少し残念ですね。
マァムのエロいコスチュームを朝から放送するわけにもいきませんしね……。
1話2話ともに良かったのは戦闘シーン。
軒並み派手な動きとカメラワークで見応えがあって楽しめました。
特にvsキラーマシンの演出はダイナミックで良かったですね。
声優は若干イメージと異なるかなと思いつつも慣れる範囲内で問題なし。
今のところピンズドだと思ったのはニセ勇者でろりんの下野さんとニセ僧侶ずるぼんの日笠さん。
二人ともキャラ的に合い過ぎてて卑怯なくらいでした。
顔見せ程度に出てきたポップとアバン先生も良い感じだったので期待できそうです。
今のところ一番惜しいと思うのは音楽かなぁ。
1991年版はドラクエ1~3のゲーム音楽をアレンジしたものを多数使用されていました。
おかげで「ドラクエのアニメ」感が強調されており、特別感があったんですよね。
ED曲で「この道わが旅」が採用され、ボーカル曲となったのも語り草となっています。
今回のBGMが悪いわけではないのですが、せっかくの題材なのでドラクエらしさを出して欲しかったなと思いました。
総合的には今のところ及第点といった感じ。
数々の名場面がどのように演出されるか、今から楽しみです。
テーマ: アニメ・感想
ジャンル: アニメ・コミック
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