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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『クプルムの花嫁』4巻 感想 



クプルムの花嫁」4巻のネタバレ感想です。

新潟県燕三条のローカルネタを取り込んだ鎚起銅器職人たちの話。
単行本発売スパンが10ヶ月前後ということもあり、毎回微妙に前回の流れを忘れてしまいますね。

単発エピソードが多い中で、着実に前に進んでいることが感じられます。
過去の出来事が判明したり、新たな交流が生まれたり。
そして、もちろん主人公とヒロインの関係性も少しずつ進展があります。

最もページを割いているのが佐渡旅行の話。
修がしいなを喜ばせたい一心でプランを練るのは非常に共感しました。
可愛い彼女のためにサプライズ気味に案内して楽しんで欲しいと思っちゃいますよね。

一方で、しいなの気持ちもよく分かる。
以前来たことがあったとしても、大好きな恋人と一緒なら新しい大切な想い出になるのは間違いないですもんね。
上手くいかないと凹む修だけど、素直に二人の時間を満喫できればそれが一番だと思います。

ちなみに佐渡は前々から地理的に興味のある場所だったので、そちらの意味でも面白かったです。
佐渡の夫婦岩と北沢浮遊選鉱場「地上のラピュタ」は気になったので現地の写真をネットでチェックしてみました。
どちらも実際の目で見たくなるような絶景で、潮風や木々の匂いを体感したくなりますね。

1話完結でいえば、しいなが引っ越してきた直後のお祭りの話が特に良かったです。
小さい頃から好奇心旺盛なしいなと妖怪銅叩きの修の組み合わせが可愛くて微笑ましかった。

しかし、それ以上に今回最も心を動かされたのは総一郎の回想シーン。
息子の嫁、つまり修の母親としいなが仕上げた着色が同じ青色だったというのは反則的です。
修の両親が早くに逝ってしまったことがあまりに哀しい。
総一郎が目頭を押さえる姿に涙腺が緩みかけました。

鎚起銅器についても毎回解説が丁寧ですね。
この作品の一番勿体ないところは、本来色鮮やかであろう銅器がモノクロで目立たないところかもしれません。

総じて面白かったです。
ただ疑問なのは、ページ数がまばら過ぎるのは何故なんだろう。
冒頭の第23話から順番に36、14、8、26、20、12、24、26ページとなっており、統一性がまるでありません。
まぁ別に欠点というわけではないのでいいんですけどね。

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『クプルムの花嫁』3巻 感想 



クプルムの花嫁」3巻のネタバレ感想です。

こんなに面白かったっけ?と思ったのが正直な気持ち。
もちろん楽しんでいるからこそ購読しているんですけど、抱いていた印象より確実に一つ上の出来で驚きました。
紹介系漫画のようで薄味だったのが、味が濃くなってきて個人的な好みに近付いてきたって感じですね。

いきなり同棲生活を始める展開。
婚約しているわけだから問題はないのですが、この二人って肉体関係はあるんだろうか。
ほっぺにチューで照れたり、ハグならいいけどエッチは駄目って言ったりしてるから怪しいものです。
露出の多い格好に目のやり場に困るっていうぐらいですから一線は越えていないのかなぁ。
プラトニックな関係でもいいので、明確にして欲しい。
そうじゃないとシチュエーションのドキドキ具合が伝わり切らないです。

同棲では些細な不満が積もって破局するなんてことは珍しくもない話。
だからこそ話し合いは大事ですよね。
婆ちゃんの書類でまとめる案は面白いし、それを受けて爺ちゃんが交換日記みたいっていうのはエモい。
修としいなの場合、交換日記よりも正面からぶつかった方が長続きすると思いますけどね。
彼女側がコミュニケーション能力に長けていますから。

職人の世界の話といってぶっきらぼうでいいわけではないよなぁ。
まぁ、職人気質って言葉があるように頑固なイメージはありますよね。
番頭になると宣言したり、ハキハキと喋るしいなは見ていて爽快です。

錦銅を教えてもらっている高畠先生の孫・あさひが職人になりたいって構成は良かったと思います。
今更ながら鎚起銅器の基本をレクチャーしてもらえる流れになったので読者としては有り難かった。
あさひが職人になりたいという熱は伝わったけど、理由に関しては不明のままなので後々語られれるといいな。

一コマだけ出てきた雛という名前の女性は修の母親でしょうか。
両親が早くに亡くなっているのは辛いですね。
過去エピソードが描かれたら泣かされてしまうかもしれません。

今回も新潟ご当地ネタが満載。
中でも一番気になったのが、焼きそばにミートソースをかける「イタリアン」って名前のB級グルメ。
味が想像できるだけに美味しくなさそうなんだけど、ちょっと食べてみたい。
簡単に作れそうだから一度試してみようかな。

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『クプルムの花嫁』2巻 感想 



クプルムの花嫁」2巻のネタバレ感想です。

幼馴染みのラブコメ、鎚起銅器職人、新潟県燕三条の地域紹介を軸にした作品。
中でも一番力を入れているのが、実は燕三条の文化だったりします。
1巻読了時はエッセンス程度だと思っていただけに、ちょっと意外でした。

ラブコメパートに期待しすぎると空振りに終わるかもしれません。
ただ普通の平和なカップルを見ているだけです。
いやまぁ、それはそれで尊いのですけどね。
しいなの友達が表現した通り、静かな大型犬と元気な子犬のようなカップルです。

最初から修の爺ちゃん婆ちゃんは、しいなのことを孫の嫁候補として認識してたんですね。
田舎では子供の友達にも愛をもって厳しめに教育的指導を行う風潮があるけど、しいなが苦手意識あったのはそれが理由なのかな。

弥彦神社ってこの地域にあったんですね。
ここはもう少しページを費やして描写してくれたら、実際に行ってみたいと思えたかもしれません。
どっちかというと温泉旅館の方が魅力に映りました。
大正づくりの部屋は実際泊まってみたくなるほど素敵だなぁ。

錦銅の鮮やかな赤色を漫画で表現するのは難しそうですね。
カバー折り返しイラストにある指輪をはめているしいなを漫画内で見てみたいなと思いました。

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『クプルムの花嫁』1巻 感想 



クプルムの花嫁」1巻のネタバレ感想です。

頑固な職人の世界とゆるふわなラブコメが織り成す、プロポーズから始まる物語。
金属加工の町として名高い新潟県燕三条が舞台となっています。
取材漫画が幕間に挿入される辺り、作者の頑張りが伝わってきます。

ほっこりとした雰囲気は良し。
ただ、こちらが想定していたよりも薄味かな。
淡々と進行するというほどではないけれど、かといって劇的な何かが起こるわけでもなく。
唐突なプロポーズからスタートするので、もっと激しい作風なのかと勘違いしていました。

登場人物の設定や背景を深く紹介せず進むため、途中から読んでいるような感覚になります。
主人公のギャル大学生・しいな幼馴染みの職人・の関係もどこまで進んでいるのか分からず。
おかげでドキっとするシーンも初めてなのかどうかが分からないため、いまいち掴み切れません。
年齢や付き合った経緯、出会い、家族構成など不明瞭な部分が多いですね。

職人芸である槌起銅器のエピソードが一番興味をそそられます。
一枚の銅板から叩き作られる銅器の数々は知らない世界を覗き込んでいるようで面白い。
やわらかいタッチで描かれていますけど、実際は汗臭くなるほど根気よく情熱を注ぎ込むものなんでしょうね。

新潟県が地元の人ならきっと割増しで楽しめる内容だと思います。
具体的な地名やお店、方言などあるあるネタは散りばめられています。

ギャル要素はあまりなく、ひたすら優しさに包まれた展開。
たがそれがいい、っていう作品ですね。

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