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明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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変態王子と笑わない猫。4 

変態王子と笑わない猫。4 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。4 (MF文庫J)
(2011/09/21)
さがら総

商品詳細を見る
読書期間:2012/6/16~2012/6/18

【評価……B-
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ
変態




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





 横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校一年生。ある日、陸上部の練習をサボって保育園に潜入したところ、鬼の仮面をつけた小さな女の子に見つかってしまい――?
 1巻発売前のモバイル立ち読みで大きな反響を呼んだ「第0話」の加筆修正版のほか、あの娘の夏休みのバカンスを描いた「沖縄ハッピーエンド」、神聖なる教会の裏庭でちびっこ悪魔と戦う「教会シンドバッド」、遊園地で破滅のラブラブデート(!?)な「幻想メリーゴーランド」など計5編!
 女の子のキュートな魅力をぎゅーっと濃縮、ちょっぴりノスタルジックな雰囲気でおくる『変態王子』初の短編集!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


鈍感な変態に惚れた女の子が数多く登場するラブコメ、シリーズ第4巻。
初めての短編集となります。

これまで表紙を飾ってきた月子、梓、エミ、つくしの4人のエピソード1本ずつと、第3巻ラストから繋がる話が1本の計5本の短編が収録されています。
1巻より前の話などもあり、補足的な意味合いが強い印象を受けました。
ここまで親密な関係を持っているにもかかわらず、横寺が覚えていないのは不自然ですね。
忘れっぽいというレベルでは済みません。
おそらく、ここに隠された何かがあるんでしょうね。

ただ、理由があるとはいえ、ここまで横寺に振り回されるヒロインズは可哀想に感じてしまいます。
いざという時は頼りになるんですけど、普段のボケボケな言動はフォローできない域ですからねぇ。

ヒロイン勢の中で小豆梓が最も好きなので、第5章の遊園地デートは楽しかった。
見栄っ張りの超奥手少女が、顔を赤らめながら焦る模様が何とも可愛らしい。
幸せに浸る彼女を見ているだけで、こちらまで癒される想いです。
順調であればある程、今後のフラグにしか見えないのは気のせいだと思いたい。

鋼鉄さんという名が剥離されたのようにアホの子となってしまったつくしも魅力的でした。
一人脳内お花畑となっている彼女は、先輩なのに誰よりも年下の女の子に見えます。
ギャップ萌え、恐るべし。

第3章のエミ回は、本来であれば3巻で説明すべきくだりだったなと思います。
なるほど、エミが大暴れするだけの理由はあったんですね。

短編だからなのか、ギャグ方面にぶっ飛んだ内容が多くを占めていました。
より正確にいえば、変態度が急激にアップしています。
横寺はもちろん、登場する女の子達もどこかフェチ要素を持っており、笑えばいいのか引くべきなのか微妙なラインを辿っています。

表紙絵は、ようやく登場の鋼鉄さん。
指でポニーテールを隠すと驚くほど月子に似ていて、意識して描いているのが窺えます。
手抜きのイラストなどなく、クオリティの高さを維持出来るところが、さすがのカントクさんですね。

お話的には目新しさは見当たらないものの、平均的に楽しめるラブコメ模様が展開されていました。

SF設定を取り除いた純粋なラブコメが繰り広げられるベタな短編集

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  変態王子と笑わない猫。  さがら総  カントク  評価B- 

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変態王子と笑わない猫。3 

変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫J)
(2011/05/25)
さがら 総

商品詳細を見る
読書期間:2011/10/20~2011/10/22

【評価……B-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
変態




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 体育祭が迫る九月の朝。のどかな二人乗りの最中、ちっちゃな宇宙怪獣ツインテールが降ってきた。『完璧』な笑い方をするその女の子は、ぼくにロケットダイブして、「にひー。だーれだ!」「え?」「よーとおにーちゃん、だいすき!」「えええ!?」「どういうことですか」「え?」「どういうことですかロリペドさん」「ええええ!?」――そして平穏だった学校に『笑わない猫』の笑う声がする。校舎はイタリア、水着が制服、横寺王子は今日もみんなの人気者!……いやいや待てよ、なにがどうしてこうなった。もしかして、ぼくを悩ませ続ける『小豆梓問題』と関係が――?
 大人気爽やか系変態ラブコメ第3弾!今度は妹王座決定戦だ!(逆襲?う、うん!)

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


恥を捨てた少年と、その変態に何故か惚れる女の子達の可笑しなラブコメディ、第3巻。
売り上げ的にMF文庫の次世代エースといったところでしょうか。

表紙に登場したのは、新キャラである謎の幼女・エミ
初っ端から立ち位置が怪しい彼女が、横寺の周囲を大きく掻き乱すストーリーとなっています。
順番的に考えれば、表紙は鋼鉄さんだと思うんですけどね。
まぁ、2巻も表紙を飾った小豆梓が不遇なポジションだったので、このシリーズにおいてはあまり関係ないのかもしれません。

ギミックに凝ろうとした結果、物語が壊れてしまったような……。
理解力が乏しいと言われるとそれまでなのかもしれませんが、これはややこしいという問題ではなく、状況を説明する気がない類の文章に感じられました。
元々、主人公の一人称が妄想寄りなこともあって、実際に起きていることなのか、空想上の出来事なのかが分かり辛いという特徴はありましたが、更に拍車が掛っていますねぇ。

もう少し視野を広げて欲しいかなぁ。
一文そのものは面白味があるけれど、段落としては前後の繋がりが弱くて読み辛い。
シーン毎の見所もハッキリしているのは長所だけれど、構成に難があります。

ラブコメにシリアス要素を注入した賭けについては、微妙な成否ですね。
個人的には嫌いではないんですが、その割に横寺が軽いノリを継続しているので、アンバランスさに妙な歯がゆさを感じてしまいます。
まぁ、この辺りは賛否両論が激しいでしょうね。

2巻で空気化していた小豆梓のヒロイン的イベントがあってホッとしました。
サブヒロインが増えていき、このまま埋もれてしまわないかと心配でしたから。
新キャラのエミに出番が奪われ気味で、物足りなさはありますけどね。
クーデレ月子よりも、ツンデレ梓の方が好きという人は少ないのかなぁ。

この作品の最も魅力的なところは、カントクさんのイラストであることは間違いありません。
月子を剥かせたり、スク水着せたりというシチュエーション作りは無理矢理でモヤッとしてしまいますが、カントクさんの絵が見たいのなら仕方がないなw
ラストシーンの絵は、構図バランスも含めて素晴らしい一枚だったと思います。

猫神という何でもありな存在がいるため、如何様にも話を広げられますね。
正直、ちょっと予想が付きません。
横寺が全裸姿の月子を目撃するラッキースケベな展開だけはあるんでしょうね、きっと。

水着の女の子達から持て囃される主人公が変態的な行動を繰り返すラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  変態王子と笑わない猫。  さがら総  カントク  評価B- 

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変態王子と笑わない猫。2 

変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)
(2011/01/21)
さがら 総

商品詳細を見る
読書期間:2011/4/11~2011/4/12

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
変態




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 夏が終わる。十六歳のたった一度きりの夏が。いったいぼくは何をして過ごしたというのだろう?大いに焦る横寺陽人は、今日も今日とて空回り。月子に振られ、小豆に振られ、ポン太に振られ――自宅までも消滅した!
 なんで?どうして?どういうこと!?霧雨のなかにひとり、なにもかも喪って、どこに行くあてすらもない。
 「それなら先輩。今夜は、わたしの家に泊まるですか」「あ、うん。うん?」
 ……夏の終わりの台風日和。最後の最後に、最高のホームランイベントが待っていた!風呂場の裸。縛られる布団。落ちる手錠。破られる衣服。そして――土蔵に潜む猫?
 早くも人気沸騰の爽やか系変態青春ラブコメ第二弾!バイバイ、ぼくの初めて――

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


恥知らずの変態と表情が喪われた少女の青春ラブコメディ、第2弾。

夏休みも終わりに近づいたある日、何故か唐突に自宅が消滅した。
雨露を凌ぐ場を失った横寺は、月子の提案により筒隠家に転がり込む――という無茶苦茶な流れで始まります。
豪快というべきか強引というべきか、まぁ深くは考えない方がいいのかな。

んー、面白いんだけど楽しみきれないという、何ともややこしい心境。
ラブコメにおいて、作品の8割はキャラクターで決まるといっても過言ではないと思うわけですが、この作品の登場人物には良いところと悪いところがハッキリ分かれていて、一言では判断しづらいことになっています。

相変わらず、月子が横寺に対して惚れる理由がさっぱり分からない。
確かに、この手の作品では、無条件に女の子から好かれることは多いんですけど、理不尽なまでにセクハラに遭っているにも関わらず好意を抱くのは、寂しがり屋という説明だけでは不十分ではないでしょうか。
場面だけ見れば可愛いのに、どうしてそこまで想いやれるんだろうと首を傾げてしまいます。

そもそも横寺は、主人公としてイマイチ好きになれません。
鈍感な男主人公はまだいいとして、女の子の気持ちを踏み躙るのが許せないと思ってしまいます。
月子もそうですが、何よりも梓への態度が酷過ぎる。
ギャグで済ませるには、梓が可哀想すぎて笑えませんよ。
不憫属性を植え付けることでキャラを立たせる狙いなのかもしれませんが、成功しているとは言い難い。
せっかくの表紙も、出番は筒隠姉妹に奪われてしまっているし、良いとこなしだなぁ……。

ということで、各々の恋愛感情については、引っかかりを覚えてしまう結果に。
その一方で、ラブコメのコメディ部分は、なかなか良質でクスリと笑えるシーンも幾つかありました。
アホの子である鋼鉄の王こと筒隠つくしが、暴走しテンパる姿は、見ていて楽しかった。
1巻の時点ではウザったいだけだったので、この変貌ぶりは凄く良かった。
まぁ、攻略対象キャラになるのは、予想通りでしたけどね。
なにせMF文庫だし。

カントクさんの仕事は、今回も素晴らしかった。
巻末にラフギャラリーが収録されていることもあって、質だけではなく量にも満足させられました。
無表情の月子を巧みに描き分けが出来ているところから、レベルの高さをうかがうことができます。

総評としては、十分ありの部類に入る良作だったと思います。
次巻では小豆梓が報われるような展開を願いたいところです。

鈍感な主人公が、デレデレの女の子たちからモテまくる典型的なハーレム系ラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  変態王子と笑わない猫。  さがら総  カントク  評価B 

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変態王子と笑わない猫。 

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)
(2010/10/21)
さがら総

商品詳細を見る
読書期間:2011/1/14~2011/1/16

【評価……B
発想 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
クーデレ
ツンデレ
変態


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7



 横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつまでどこでも垂れ流しになってしまった!
 人生の大ピンチを救ってくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子――
 「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」
 「変態さんですね」
 「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ!?」
 「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」
 「!!??」
 とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり――ん?
 第6回新人賞<最優秀賞>受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ!

【感想】


MF文庫J史上初動売り上げ№1という人気がうなぎ登りの注目作。

このレーベルらしい、楽しめるラブコメで面白かったです。
大ハマりする人がいてもおかしくない雰囲気はありましたね。
さすがに評判になるだけのことはあります。

巷で願いを叶えてくれると噂になっている“笑わない猫像”に、建前を言わないように願った少年と、本心の表情が出ないよう祈った少女の青春ラブコメディとなっています。
基本はコメディ路線なんですが、ストーリーは意外な程にしっかりしていて、シリアス要素のバランスは悪くありません。

文章は、近年のラノベの流れを汲む、パロディを散ばせて回りくどい説明をする一人称スタイル。
個人的に好きな手法なんですが、本作品とは文章の波長が合わなかった、かな。
一文の面白さは優れていると思うんですが、通して読むとテンポが乱されたところがあります。
評価がもう一つ上のランクに届かなかったのは、この点が大きいですね。

キャラは、いかにも萌え系ラノベらしい、特化した女の子が多く登場します。
軽いお祈りのつもりが融通の利かないぐらい表情を消すことになったしまった少女・筒隠月子のクーデレっぷりは、明らかに狙いを定めてきていますね。
ですます調を多用する女の子は、あざとすぎると感じてしまいます。
ギャップ萌えは、さほど得られなかったかなぁ。

月子よりも、サブヒロインの小豆梓の方が好みでしたね。
防御力の低いツンデレは大好きです。
ちょこっと突くだけで、デレた言動をぽろぽろと零す彼女は愛らしかった。

梓は理由があるのでともかくとして、月子の好感度の推移が読めないと思ったのは自分だけでしょうか。
酷い目に遭っているのに、何故主人公に好意を寄せるのかが理解不明でした。
うーん、どこか見落としあったかなぁ。

そんな二人の女の子と絡むことになる主人公・横寺陽人は、言うほど変態じゃなかったように見えました。
これはもう、他のラノベの変態キャラを見過ぎた結果、自分が毒されているためでしょうね。
横寺の場合、むっつりスケベが、誤魔化しができないようになったという程度です。
煩悩を語ってしまう自爆が面白いものの、あっさりしていて濃厚さはありませんでした。
変態よりも鈍感さを何とかした方がいいね、うん。

喪われた本音と建前を取り戻す展開に文句はありませんし、テーマが明確なのも良いと思います。
ただ、設定の裏付けが弱すぎる気がします。
解決への糸口が曖昧だし、そもそも嘘を全くつけないってわけでもないみたいだし。
細かい点は、目を瞑るべき作品と考えるべきですかね。

イラスト担当は、カントクさん。
まず間違いなくヒットした理由の大半を占めるのが、可愛らしいイラストでしょうね。
初動が凄い新人作品なんて、絵師買い以外に考え辛いですから。
確かにどれも素晴らしく堪能させてもらいました。
梓はロリっぽくない絵が好きなので、月子と対比する意味でも童顔にしすぎないよう描き分けてもらえると嬉しいなぁー。

煩悩が止まらない少年にセクハラされて、表情を顔に出せない少女が苦労するラブコメ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  変態王子と笑わない猫。  さがら総  カントク  評価B 

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