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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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Dr.STONE NEW WORLD 第2クール アニメ総評 

【評価……B+
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
燃え
構成




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





12話13話14話15話16話17話18話19話20話21話22話
B+B+BBBB+B+B+BBB

【総評】


一度は途絶えた文明を復活させるべく科学の申し子が試行錯誤を重ねる物語。
原作は稲垣理一郎さんとBoichiさんのコンビによる少年ジャンプの傑作漫画です。

第1期を2019年夏秋、第2期を2021年冬、第3期1クール目を2023年春に放送。
そして、SPを除くと4回目のアニメ化となる第3期2クール目は2023年秋アニメとして放送されました。

内容は原作漫画の第三部後半にあたるストーリー。
父親たちが乗っていた宇宙船ソユーズに保管されているであろう希少な鉱石を求め、船旅に出発した千空たち。
彼らが到着した島では石化装置を操る支配者が実権を握っていたことを知る。
科学王国vs石化王国の衝突がいざ始まる、という展開です。

連載当時追いかけていたものの細かい部分は忘れていたこともあって新鮮な気持ちで観ることができました。
個人的に後半になればなるほど好みから外れていった印象が残っていたので、少々心配していましたが杞憂だったようです。

それもこれもアニメ制作班が非常に丁寧かつテンポの良いまとめ方をしているおかげ。
展開が遅くてじれったいと感じることもなければ、大事な場面ではしっかりと尺を取って見せ場を作る構成が秀逸。
少年漫画らしいワクワク感を常に与えてくれてました。

作画の安定感が抜群で全く心配が要らないというのは大きなメリット。
戦闘描写が多いクールでしたが、振り返ってみても紙芝居だと感じられた場面は皆無。
キャラクターの数は膨大でありながら、しっかりと描き分けているため混乱することもありません。
コハクのセクシーかつアクロバティックな動きに見惚れ、千空の科学を駆使して困難を突破する姿に憧れます。

声優さんの演技は全体的に誇張表現が目立ち、等身が低めなこともあって若干コミカルになっています。
そんな中で今期のラスボスポジションであるイバラ役を務めた青山穣さんの演技は、狡猾な敵役として厭らしさ満載でお見事でした。

友情・努力・勝利を現代風に調理した作品で、多くの人にお勧めしやすい作品。
最終シーズンの制作も決まったので、最後まで見届けたいと思います。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  Dr.STONE  2023年放送開始アニメ 

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ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~ アニメ総評 



【評価……B
作画 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
演出 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
原作再現度
エロ




 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B+B+BBBBBBB-B-B-B-

【総評】

根強いファンを掴んで放さないゲームのアトリエシリーズ。
シリーズ最高の売り上げを記録した本作は遂にテレビアニメ化まで進出することになりました。

知名度に関してはシリーズの中でもずば抜けていると思われます。
その理由は主人公であるライザリン・シュタウト、通称ライザの存在。
特徴的な赤いホットパンツで締め付けられた太ももが性的で、瞬く間に話題となったことを覚えています。

そんなライザがアニメとして動き回る時代がやってくるとは感慨深いものがあります。
事前情報から予算が豊富ではないと随所に感じられたので、放送開始前は期待と不安が半々の気持ちでした。

結果としては、原作ファンだから楽しめて、原作ファン故に不満だったといえます。

セールスポイントを制作陣が的確に把握していたことが大きい。
つまり、いかにライザをエロ可愛く描くことに特化できるか、ということです。
限られた予算の中で、費やすべき労力を惜しまないスタンスは随所に感じ取ることが出来ました。

特筆すべきはやはり太ももに焦点を当てた構図の数々。
他のアニメではまず見られないような視点や切り抜きが多数存在しており、極太のお肉が画面を覆い尽くすのは圧巻です。
やりすぎなぐらいの太ももプッシュに一部の性癖を持つ人でなくとも釘付けとなる魅力が詰まっていました。

ただし、逆にいえば限りある作画のソースを一部に集中したことで全体的な質は不安定となっています。
作画崩壊とまではいかないものの、アクションシーンを始めとした動きのある場面は怪しい動きが散見されます。
そういう意味では、錬金術を変身シーンみたいにバンクにしたのは良い選択でした。

ストーリーは原作ゲームの序盤が終わり、中盤に差し掛かる手前までを描く内容。
ゲーム内では語られなかった繋ぎの部分が非常に丁寧に描写されていることが特徴です。
キャラクターの心情や動機などが分かりやすく、補完的な意味合いでも評価できます。
シナリオ担当である高橋弥七郎氏がシリーズ構成として関わっていることが大きな意味を成しました。

しかし、中途半端と言わざるをえない脚本は及第点に届いていません。
続きはゲームでお楽しみ下さい、という策略は批判はしません。
ただアニメ内で思わせぶりに出た要素が意味不明のまま終わり、好奇心を生み出すまでに至っていないと感じました。
1クールの尺でアニメ化する場合はこれが正しい判断なのですが、そもそも本作品を1クールで描くのが無理があります。
2期があれば評価が上がる構成になっているのが実情ですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  ライザのアトリエ  2023年放送開始アニメ 

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お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ
構成




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
BB+BB+B+A-A-B+B+A-A-A

【総評】


隣に住む美少女とお近づきになる古き良き設定の正統派ラブコメ作品。
本当の天使ではなくあくまで比喩なのでファンタジー要素はありません。

「このライトノベルがすごい!」上位常連として有名な本作。
ヒロインにいたっては直近で2連覇するほど絶大な人気を誇っています。
原作イラスト担当であるはねことさんのファンなので、Twitter経由で本作の存在を知りました。

数多のラブコメ作品を嗜んでいますが、本作は他とは一線を画す内容となっています。
端的に言えば、ラブコメのラブが計り知れないほどに濃密なのが特徴です。
シロップや蜂蜜のような胸焼けする甘ったるさではなく、砂糖直食い並みの糖度の高さ。
愛情という名のパンチでお互い殴り合い、どちらが先にノックダウンするか勝負しているようにさえ見えます。

相手の好意に勘付いている両片想いのバカップルとは新しい。
攻撃力は高いくせに防御力が低いので己の発言で自爆しまくりです。
視聴者を巻き込んで悶死する有り様で、一体何を見せられているんだろうかとツッコミたくなります。

主人公の藤宮周(あまね)は、鈍感キャラとは少し違います。
ヒロインの好意に気付いているけど自信がなくて信じきれていません。
自己評価が低いところを指摘されがちで、自身に関してのみ客観性が乏しくなるのは彼の欠点ですね。

ヒロインの椎名真昼も想像していたキャラとはまるで異なります。
タイトルの天子様とはねことさんのイラストから、儚げでか細いイメージでした。
実際は外面こそ清楚系の大人しい美少女でしたが、中身は結構ズケズケと思ったことを口にするタイプです。

付き合っているわけでもないのに、距離感の詰め方がエグくてボディータッチも多いので生殺しもいいところ。
ある意味天使どころか悪魔のような拷問ともいえます。
いや、周も大概真昼を甘やかしているのでイチャイチャが致死量です。

最終回のためにあったシリーズ構成はお見事。
後半は糖分過多で真顔では視聴することは困難な内容でした。
綺麗な締め方で、1クールアニメとは思えないほど非常に満足感が高い仕上がりとなっています。

真昼役を担当されている声優の石見舞菜香さんの声色に癒されました。
もはや真昼は石見さんでないと成り立たないとさえ感じています。

予備知識皆無で楽しめたラブコメ作品は久々でした。
2期が開始したら、きっと更に甘さが増すのでしょうね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  お隣の天使様  2023年放送開始アニメ 

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リコリス・リコイル アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★★ … 9
演出 ★★★★★★★★★
 … 9
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
燃え
コメディ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+B+B+A-B+A-A-A-A-A-A-A-A-

【総評】


A-1 Picture制作によるオリジナルアニメ。
「WORKING!!」「ソードアート・オンライン」でキャラデザ担当した足立慎吾氏による初監督作品です。

ひと昔と違ってコンテンツが溢れかえっているこの時代。
とりあえず1話だけ視聴するということすら時間が惜しくなっています。
そんなご時世ですからアニメオリジナル作品の視聴にはキッカケが必要です。

本作には大きなポイントが3つありました。

1つ目は、OP映像のリコリス・キック。
並んで歩く二人の女の子の片割れが冗談っぽく相方のお尻にポンっとキックしたら、反撃とばかりにガチ蹴りが返ってきて、痛がっているのに何故か喜んでいる。
このシーンの切り抜きをネットで目にした時、強烈な興味を抱かされました。
後々、映画「スタンド・バイ・ミー」のオマージュであることを知りましたが、反応が良く話題にもなったので大成功だったと思います。
実際のところ二人の関係性を表すのに相応しいカットでした。

2つ目は、原案がアサウラ氏であること。
「ベン・トー」の原作者として有名なライトノベル作家さんですね。
小説を読まなくなって久しいため活字に触れることがなかったのですが、当時物凄くハマったことは間違いありません。
上記の点で気になって調べてみたらこの情報を知り、視聴する決め手となりました。
ちなみに、初期作に「バニラ A sweet partner」という百合ガンアクションを執筆していることを知っている人は少ないはず。
結果的には、似て非なるものでしたけどね。

3つ目は、主人公である千束が非常に魅力的なキャラクターであったこと。
明るい性格でおちゃらけた感じが周囲の皆を和ませてくれます。
それを実現したのは、紛れもなく声優の安済知佳さんの力によるところが大きい。
くだけた喋り方で演技していないような自然さで、実は本心をはぐらかしている演技が本当に素晴らしい。
台詞が音の連なりから構成されており、聞いているだけで耳に心地良くて好きになっていきます。
相棒のたきなが徐々に柔らかくなっていくのも納得というものです。

あとは毎週観続けるうちに物語に没頭していき、派手なアクションに見惚れていきました。
スリリングな近接銃撃戦、いわゆるガン=カタは見応え抜群。
物語の整合性を求めるものではなく、フィーリングで楽しむことができる人には向いている作品だったと思います。

放送終了から1年も経たず新作アニメーション制作発表発表するほど人気が出たのも当然といえるクオリティでした。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  リコリス・リコイル  2022年放送開始アニメ 

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カッコウの許嫁 アニメ総評 



【評価……B
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
原作再現度
ラブコメ
エロ



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
BB-B+BB+B-B-B-BB-B-B+B-
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話
B-B-B-B+B-B-BB-BB+B-

【総評】


取り違え子の男女が許嫁であったことを告げられるとこから始まるラブコメ作品。
導入の牽引力が強いことで連載開始時の様々な記録を樹立した人気漫画ですね。

原作は既読済みですが連載で追いかけているので忘れている部分もあって新鮮な気持ちで楽しめました。

編集部的には連再開時期からして「五等分の花嫁」の後釜的ポジションを狙った作品だと思われます。
勉強のできる男子高校生1人に対してヒロイン役が複数存在し、誰と結ばれるか伏せられているという設定も似ていますね。
そもそもマガジンでは定番の題材で、最近だと「甘神さんちの縁結び」、懐かしいものだと「ラブひな」も類似作品などがあります。
同系統の作品が好きなら楽しめるのではないでしょうか。

可愛い女の子達と駆け引きする恋模様は、付き合う前が一番こそばゆくてドキドキしますよね。
女性陣からの好感度が高めの状態からスタートするので、ギャップ萌えは少ないかもしれません。

最も劇的な展開が1話の取り違え発覚で、それ以降は起伏の少ない物語となっています。
良く言えば丁寧、悪く言えばダラダラ。
2クール放送しても決定的な方向に進展していないのは好みが分かれそう。

ヒロイン勢がいずれも癖のある女の子達ばかりで、女性漫画家らしさを感じさせますね。
男性漫画家の場合だと分かりやすく人気の出る属性やシチュエーションなど男に都合のいい要素を付けたがりますし、読者もそれを望んでいるところがありますが、本作のヒロイン達は言ってしまえば不評となる一面もあえて見せています。

取り違え子であり許嫁である天野エリカは、ホテル王の娘らしくお金遣いが荒くて自己中心的。
凪が恋する瀬川ひろは、思わせぶりな態度で男をたぶらかす。
実は義理の妹だった海野幸は、過剰なまでに兄貴を罵倒するツンの度合いが高めのツンデレ。
完璧超人な女の子は存在せず、だからこそ魅力が映える結果となっています。

個人的な推しヒロインは瀬川ひろです。
当初、担当声優の東山奈央さんの声は違和感バリバリでした。
原作読んでいる時は可愛らしい声というよりもクールで凛とした声を想像していたんですよね。
角の無い丸みのあるボイスは想定外でしたが、後半は自然と慣れてしまいました。

演出面で一番良かったと思ったのは、初代オープニング映像。
SNSのライブっぽい映像、主観カメラで派手に動き回る女の子、サビから少し外れたところで表示されるタイトル。
絵コンテの切り方は雑多な作品群とは一線を画すものがありました。
これだけでもアニメ化して良かったと思えるほどでしたね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  カッコウの許嫁  2022年放送開始アニメ 

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アオアシ アニメ総評 



【評価……B-
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
原作再現度
燃え




 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B-B-B-B-B-C+C-B-B-B-B-B-B-
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話
B-B-B-B-B-B-B-B-B-B-B-

【総評】


スポーツ漫画界でも上位に食い込む人気度絶大なサッカー漫画。
満を持してNHKにてテレビアニメが放送されました。

アニメ単体で評価すると、それなりの出来だと思います。
しかし、原作の熱量を知っていると苦言を零したくなります。
本当はこんなもんじゃなく、もっと面白いのにと叫びたい。

やっぱりアニメでサッカーを題材にするのは鬼門だとつくづく思いました。
常時スピーディーに動くスポーツをアニメで描くのは物理的に限界があるのでしょうね。
どうしても止め絵を連発せざるえず、迫力が激減してしまいました。
考えて言語化することをテーマに掲げていることもあって、思考する場面が多々あるのもアニメに不向きだったと思います。
製作陣の手腕でカバーしてくれないかなと期待したのですが叶いませんでした。

誤解のないように言っておくと、作画は頑張っていたと思います。
キャラの表情は安定していましたし、作画が崩れていた場面は見た記憶ありません。
描く枚数が足りていなかったといっても、一般的なアニメと比べて劣っていたわけではないですしね。

演出で誤魔化す方法があったかもしれないなーとは思います。
2018年版「キャプテン翼」は派手に動き回る一方で、内面を語る場面スローモーションで描く、背景エフェクトでスピード感を出すなどの見せ方をしていて巧かったなという印象があります。
NHKのスポーツアニメである「メジャー」「ベイビーステップ」などもそうでしたけど、絵作りが真面目すぎるきらいがありますね。

話自体は面白いです。
ただ、原作既読者としてはカットが多くて少し物足りなさを感じました。
なにせ原作12巻の117話分をアニメ24話に詰め込む荒業をやってますからね。

原作を知らない人ほど評価が高くなるような作りでした。
そういう意味では漫画への販促効果は十分あったかのように思えます。

NHKアニメなら2期放送される可能性も高いでしょうね。
2期開始されたら視聴したいとは思ってはいます。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  アオアシ  2022年放送開始アニメ 

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はたらく魔王さま!! アニメ総評 



【評価……C
作画 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ … 3
演出 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
脚本 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
音楽 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
声優 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ラブコメ
ギャグ




 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
CCC+CCCCCCCCC

【総評】


魔王や勇者が現代日本を舞台に労働する物語、第二幕。
長らく待望されていた続きのお話が、9年の時を経て復活を遂げました。

しかしながら、出来栄えとしては残念な結果に終わりました。
原因はいくつかあります。

まず間を空けすぎたこと。
良質なコメディ作品として円盤の売れ行きもそこそこあり、2期への期待は常に一定数あったように思われます。
何故ここまで期間を空くことになったのかは分かりませんが、結果的に熱量が下がってしまったのは痛い。
人間関係が出来上がった状態で開始されるので、2期から視聴すると置いてけぼりになってしまいます。
担当声優の演技も忘れてしまっているのか、変わってしまった部分もありました。

次に脚本。
原作3~5巻までの内容が描かれているのですが、こんなに微妙だったかなと自分の記憶を疑いたくなりました。
ストーリーの強弱や構成は1期と比べ物になりません。

そして、評価を落としている最大の理由、それが作画の酷さです。
いわゆる作画崩壊と呼ばれる回があるのではなく、安定して作画レベルが低い代物で余計にタチが悪い。
9年前の1期よりも質が落ちているというのは致命的。
なまじ比較対象があるだけに不満も大きくなります。

制作会社が変わるのは仕方がないと思いますし、キャラデザを変更されるのも納得は出来ます。
だからといって、顔のデザインが崩れたキャラでいいわけがありません。
格好良い、または可愛いと思えるカットが存在しないのはアニメを視聴する理由が激減してしまいます。

正直、今期を単体で評価すれば観れないこともないといったところではあります。
幼児のアラム・ラムスを真奧と恵美が疑似夫婦で面倒を見ているシーンはほっこりとさせられました。
やや古臭さを感じるとはいえ、真奧や恵美が日本に馴染みまくっているところも面白くはあります。
不満点が大きすぎるので、辛口になってしまうのが悔やまれます。

3期なのか分割2クールなのかは不明ですが、続きの制作が決まっているようですね。
名誉挽回してくれると嬉しいのですが、期待はせずに待ちたいと思います。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  はたらく魔王さま!!  2022年放送開始アニメ 

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可愛いだけじゃない式守さん アニメ総評 



【評価……B-
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
原作再現度
コメディ




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
C+C+B-C+C+C+BB+B-BBB

【総評】


マガポケでも随一の大人気ラブコメのアニメ化作品。
元々Twitter漫画だったこともあり、初期は場面だけを切り抜いたショートショートのようなスタイル。
そのため、ラブコメ作品としては比較すると少なめであろう、カップル成立して1年後の作品となっています。

原作は既読済みなので期待していたのですが、正直なところ若干肩透かしを食らいました。
後述しますが決して駄作ではありません。
しかし、問題点はいくつか明確に存在しており、そのため脱落者が多かったのではないかと思います。

まず上記に書いた通り、原作からして途中からが始まる物語というところにあります。
Twitter漫画だと描きたい部分だけを描くのは大いにありなのですが、TVアニメシリーズだと相性が悪い。
作品の深みに欠けたり、内容に入っていき辛いなどのデメリットが目立ちます。
一部構成を変えて対応しようとしたようですけど、あまり効果は見られませんでした。

次に主人公の和泉くんの声について。
演じる梅田修一朗さんのボイスがホモホモしいというか、なよなよしい。
ある意味キャラに合っているとはいえるのですが、人を選ぶタイプの声質であるとは言わざるをえません。

そして、最大の難点はエンジン掛かるのに時間を要したこと。
前半は短編をまとめあげたエピソードばかりのためイマイチ感が残りがちです。
先ほど挙げた和泉くんの声だって続けて視聴していけば慣れますし、この声もありだなと思いました。
しかし、きっとそれまでに視聴切りした人は少なくないでしょう。

打って変わって後半は長編が並んでいる為、充足感がまるで異なります。
文化祭、体育祭、デート回などイベント目白押しです。

転換期となったのは狼谷さんの登場回。
既に恋人関係となっている主人公とヒロインがいる中で、当て馬的ポジションは出し辛いはずでしたが、これ以上ない魅力溢れる女の子として描いてくれました。
狼谷さんが恋に苦しむ涙も、式守さんが和泉くんに優しくされて流す涙も尊い。
高校生に戻りたいなと思わせてくれる青春がそこにありました。

序盤こそ厳しいなと思いましたが、後半は素直に楽しむことができました。
どうすれば正解だったのかが分からないので、もしかするとアニメ向きではなかったのかもしれませんね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  可愛いだけじゃない式守さん  2022年放送開始アニメ 

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SPY×FAMILY アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★★ … 9
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
原作再現度
コメディ




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
A-A-A-A-BA-A-A-A-B+A-B+

【総評】


少年ジャンプ+で配信されている大人気WEB漫画。
放送前から大ヒットが義務付けられているといっても過言でないぐらい期待度が高まった作品です。

タイトル通り、スパイである主人公・ロイドが偽装家族と共に過ごしつつ任務を遂行せんとする物語。
偽装結婚したヒロイン役のヨルは暗殺者、孤児院から連れ出した娘役アーニャはテレパシー能力者とそれぞれが秘密を抱えています。
舞台は戦後の余波が残る西欧風な国、東のオスタニアと西のウェスタリス。
シリアスな背景で繰り広げられるのは、実は勘違い系ギャグコメディなので意外と思われるかもしれません。

たびたび各話感想でも語りましたが、予算が飛び抜けていることが伝わってきます。
主題歌にOfficial髭男dismと星野源を抜擢するだけでなく、アニメーションの滑らかさや全てのカットに行き届いている丁寧さなど、他の深夜アニメとは一線を画しています。
余裕をもって制作されているので安定感が素晴らしく、完成度は今期に限らず昨今のアニメ界においても随一でしょう。

実際、アニメ化になって更に作品人気はブーストが掛かっているようですね。
作風が万人向けなのでお勧めしやすいことも一因でしょうか。

一番の魅力は間違いなくキャラクターです。
主人公が格好良く、ヒロインが可愛いってだけで興味を引き付けるのに十分だということを証明していますね。
あとアーニャの子供らしい無邪気な言動の数々が愛おしいのなんの。
そして声優さんのおかげで全員さらにキャラが立つようになっており、お見事というしかありません。

原作を大事にアニメ化しているのも好印象。
カットされたシーンはほぼありませんし、オリジナル要素を追加する際も雰囲気が崩れないよう配慮が行き届いています。

個人的に良かったと思うのは第2話のヨル初登場、第8話のヨルの弟ユーリから夫婦仲疑われる回。
どちらも演出が原作越えしており、映像として見られて嬉しかったです。

プレッシャーも大きかったでしょうが、期待通りの出来として作り上げてくれました。
これなら秋から始まる第2クールも不安はないですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  SPY×FAMILY  2022年放送開始アニメ 

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恋は世界征服のあとで アニメ総評 



【評価……B+
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
原作再現度
ラブコメ
エロ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B+B+B+B+BBB+BB+B+B-B+

【総評】


説明しよう!
正義の味方ヒーロー戦隊・ジェラート5のリーダーである相川不動と世界征服を企む悪の秘密結社・ゲッコーの戦闘員リーダーである禍原デス美は恋人同士なのである。
これは、戦闘している最中に逢引きを重ね続ける彼と彼女のギャグ全開ラブコメ物語なのだ。

とまぁ、戦隊シリーズのお約束を詰め込んだアニメです。
笑いに振り切った作品で、エンターテイメントとしては難しいことを考えずにひたすら楽しめる内容となっています。
原作をそのままアニメにしたような出来で、個人的にはもう少し評価されてもいいのになと思って観ていました。

敵対関係でラブコメが繰り広げられる舞台装置は使い古されたものでしょう。
「ロミオとジュリエット」という古典から始まり、昨今ですと「寄宿学校のジュリエット」が記憶に新しい。
障害があれば燃え上がる恋というのはキャラやストーリーを作りやすく、受け手も熱中しやすい特徴があります。
基本的に本筋はシリアスな展開が多いのですが、この作品は全力でコメディに偏っているところが売りですね。

勘違いコントを見ているような面白さが近いかな。
正義も悪も緩すぎるてツッコミどころ満載なのが楽しい。
ライバル同士で言い争っていると思われているけど、実際はイチャラブしているだけですからね。

そして何が一番素晴らしいって、デス美の可愛さよ。
照れたり喜んだり嫉妬したりと恋に恋する少女まっしぐらで、ずっと見ていられますね。
ウブな反応することが多いのに露出の多い服装についてはあまり意識していないのもエロくて助かります。
長谷川育美さんの演技もキャラに合っていて、まるで違和感ありませんでした。

制作予算はそこまであったように感じられませんでしたが、バランス感覚は優れていたと思われます。
力を入れるべきところに注力して、見せ場をしっかり作ってくれました。
場面が限られているからこそ、アクションシーンは派手に動かせたのかもしれませんね。

原作ストックは少なく、刊行された5巻のうち4巻途中までをアニメ化されています。
2期を望むのは難しいと思いますが、せめて原作の売上が伸びて長く作品が続いてくれればなと思います。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  恋は世界征服のあとで  2022年放送開始アニメ 

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であいもん アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★★
 … 9
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
原作再現度
構成
ラブコメ
ほのぼの


 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9



1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-B+B+B+AA-B+A-AB+A-A

【総評】


和菓子を通して大切な人同士の交流を描くハートフルストーリー。
昨今では珍しい作風のアニメなだけに注目度はさほど高くなかったと思われますが、間違いなく出来は素晴らしかったです。

10年振りに地元に戻った主人公が出会ったのは、実家の和菓子屋に居候する10歳の少女。
二人を中心に紡がれる心温まるお話の数々にほっこりとさせられっぱなしです。
誰にでもお勧めできる、これぞ良作だというアニメですね。

雰囲気作りがお見事。
まるでNHK連続テレビ小説みたいだという感想には納得させられるほど爽やかで視聴後の余韻が良い。
世界観をしっかり統一させたのは監督の手腕によるものなんでしょうか。
原作の良さはそのままにアニメならではの魅力を十二分に引き出せていました。

まず目を引くのは厚塗りで描かれた背景の処理。
水墨画のような濃淡で表現しており、柔らかさと温かみの印象を与えてくれます。

次に音楽。
BGM担当の高田漣氏による角の取れた丸みのある音が心地良く耳に届きます。
思わずサントラを購入するぐらい気に入りました。
OP曲、ED曲ともに優しい歌声に癒され、飛ばさず毎回観てしまいましたね。

これらを土台として活き活きとしたキャラに命を吹き込む声優さんのお仕事も文句なし。
京都弁は誇張されている感もありましたけど、アニメならそれぐらい強めの方言でちょうどいいような気がします。
その中でも、主役の片割れである一果を演じる結木梢さんの声がハマリ役でしたね。
「いってきます」「ただいま」が意図的に毎度のように使用されており、声色で一果の感情を見事に表していました。
個人的に神回だと断言した5話は、まさしく結木梢さんを始めとした声優陣のおかげといっても過言ではありません。

作画も崩れることなく、和菓子を煌びやかに描いてくれていました。
全体的に丁寧だったというのが、この作品の評価に一番近いしいものだと思います。

季節の移ろいを感じさせてくれるアニメでした。
2期製作開始のニュースをいつまでも待っています。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  であいもん  2022年放送開始アニメ   

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トモダチゲーム アニメ総評 



【評価……B
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
原作再現度
構成
エロ



 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B-B-B-B-BB+B-BA-B+B+B-

【総評】


お金と友情を天秤にかけたゲームで人間の本性が暴かれる。
裏切り者は一体誰なのか、先の気になる展開が続くデスゲーム系作品です。

原作20巻越えの人気漫画が遂にアニメ化されるという話を聞いた時は本当に嬉しかったですね。
個人的に好きな作品ということもあって、原作ファン視点ならではの甘口または辛口評価となります。

極限心理まで追い込まれた各キャラの表情が色付き、動き、喋る。
単純にアニメでは表現力アップされるので、同じ物語でも新たな楽しみ方が出来ました。
主人公の友一が悪役にしか見えない顔をしたり、ヒロイン勢の一角であるゆとりがエロいナイスバディを披露したり、作中イチで振れ幅の大きい友人の天智が百面相の演技を見せたり。
これだけでもアニメ化した意味はあったなと思いました。

しかし、アニメで初めて触れた人にとってはちょっと退屈だったかもしれません。
というのも、2話から6話までかけて放送された第2ゲーム「陰口スゴロク」が映像として映えないのが痛かった。
その名の通り、陰口で友達の秘密を暴露して傷を広げ合うという友情崩壊ゲームなのですが、内容が言葉で終始してしまうんですよね。
漫画で読んだ時は非常に面白かったのですが、代り映えの無い背景で同級生5人が立って喋っているだけの絵はアニメである必要性が薄かったです。

逆にいえば、第3ゲーム「友情かくれんぼ」は動きが多くて良かったですね。
特に意表をついてマリアを崖から突き落とすシーンのある9話はお気に入り。
ダイナミックな構図や声優さんの演技など見応えありました。
無駄にパンチラを見せる必要はありませんが、不自然な鉄壁スカートも萎えるので、しっかりパンモロも描写してくれてたことも有り難い。

最終回の感想でも述べましたけど、シリーズ構成に難があったのは否めません。
事前情報なしで12話視聴した人だったら、きっと最終回だと気付けないほどの中途半端さ。
2期が確定しているのならまだしも新情報と公開されたのは新作ドラマでしたし。

元々調理が難しいと分かっていた作品ですが、やはりアニメにするのは苦戦したということでしょうかね。
それなりに楽しめましたものの原作の面白さを知っていると不満も残る内容でした。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  トモダチゲーム  2022年放送開始アニメ 

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かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック- アニメ総評 



【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ
パロディ




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-A-

【総評】


ラブコメ漫画としては長編の域に突入した「かぐや様は告らせたい」第3期。
ウルトラロマンティック大作戦は作品内外ともに見事大成功となりました。

安定感抜群の面白さ。
少なくとも1期2期を観てきた視聴者で、3期が楽しめなかったという感想を述べる人は皆無でしょう。
毎回必ず何かしらの見せ場が用意されているので、印象に残りやすいのは長所だと思われます。

今までと比較すると、コメディよりラブに比重を寄せた内容。
お互い両想いだと薄々勘付いているのに、相手から告白させようして拗らせた関係に終止符が打たれる時がきました。
好きになった方が負けなのはプライドの問題だけではなく、しっかり納得させられる理由が語られるので、キャラの深掘りが成功しています。
特に会長がかぐやから告白してもらうことで対等になれるという考えは共感できましたね。

作画も良好。
崩れた絵が気になって話に集中できないなんてことは一度もありませんでした。
むしろ、コミカルな動きが楽しくて繰り返し見てしまうシーンが続出しているほどです。
12話でかぐやがハートのキーホルダーを探そうとして音ゲーのようにリズミカルに踊ってしまうシーンが特にお気に入り。
パロディネタも豊富で、公式MADのような場面の数々はアニメならではの良さだと思います。

放送終了直後に新作アニメーション制作が発表されました。
この多分に含んだ言い回しだと素直に4期とは考え辛いので、劇場版やOVAなどが連想されます。
個人的にはギャグ要素が強い作風なので、シンプルにTVアニメとして制作するのが一番だと思うんですけどね。
アニメ3期は既刊26巻に対して14巻途中までで終わっている為、まだまだストックは山ほどありますし。
ここが本作品のピークであるという意見も分からなくもないのですが、このあともしばらくは面白い展開が続くのでアニメで観てみたいなとは思います。

二度目の視聴であっても楽しむことができるアニメが名作だというのであれば、間違いなくその部類に入ります。
また時間に余裕が出来た時に、再視聴を楽しみたいですね。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  かぐや様は告らせたい  かぐや様は告らせたい3期 

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ドラゴンボールGT アニメ総評 



【評価……B-
作画 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★★★★
 … 9
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
コンセプト
整合性




 ★★★★★★★★ … 9
 ★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
BB-CCB-C+CCC+B-C+C+C+
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話25話26話
C+C+C+C+C+B-C+C+B-C+B-B+B+
27話28話29話30話31話32話33話34話35話36話37話38話39話
B+B+B+CC+B-B-BBBB-B-B-
40話41話42話43話44話45話46話47話48話49話50話51話52話
B-B-B-B-B-B-B-BB-C+C+C+C+
53話54話55話56話57話58話59話60話61話62話63話64話SP
B-B-B-B-B-B-B-B-B-B-BB+C+

【総評】


原作通りに最終回を迎えたアニメ「ドラゴンボールZ」の続きを描くアニメオリジナルタイトル。
間を置かずに放送されたので、知名度も高く視聴率もそれなりにあった作品です。

原作者・鳥山明氏の手から離れた作品ということで、作風や雰囲気は「元祖」や「Z」とやや異なります。
「Z」までのアニオリ回に近いノリなので、これは「ドラゴンボール」ではないと拒絶する人も少なからずいるようです。
一方でこれはこれで面白いと評価されることもあり、まさしく賛否両論の作品といえるでしょう。

「元祖」同様ABEMAにて全話配信開始となり、コメント付きで観る機会に恵まれました。
しっかりと観直すのは当時視聴して以来なので、26年振りとなります。
懐かしい思い出の数々が甦ってきました。

個人的に「GT」は、アリかナシかでいえばアリだと思っています。
十分楽しめたという思い出が強く残るほど、評価したい要素が数多く存在します。
ただ今回観直したことで当時駄目だなと感じていた部分も思い出したので、否定したい人の気持ちも分からないでもないです。

良かった点は、コンセプトや発想に尽きます。
単なる道具に成り下がったドラゴンボールを改めて珠探しの冒険から始めたのは良かったと思います。
「Z」以降の強敵との連戦も確かに面白いのですが、どうしてもドラゴンボールが復活道具にしかなってないんですよね。
成功したかといえば微妙だったりするものの、摩訶不思議アドベンチャーから再出発させようとした心意気は買いたい。

更に最終的にはドラゴンボールが敵になるというアイデアも良い着眼点です。
老界王神がドラゴンボールの使用を反対した理由を掘り下げた形となっており、原作で出来なかった伏線回収となりました。

敵役ではベビーの凶悪さも評価されるべきでしょう。
次々と仲間たちが取り込まれていく怖さは原作でもなかなか味わえないレベルでした。

悟空を子供化にして、トランクスとパンを連れた3人旅というのもバランス取れていたと思います。
特に原作ではほぼ最終盤にしか出ないパンやウーブに出番を与えてくれたのは嬉しい限り。
パンに関してはツンデレなんて単語がない時代の我が儘な女の子で、母親であるビーデルの血を強く感じさせました。

よく語られる長所として「GT」の音楽は外せません。
主題歌OP曲「DAN DAN 心魅かれてく」を始め、名曲ばかりで今なお色褪せません。
ワクワクさせる冒険譚として相応しい楽曲だと思います。
戦闘BGMも格好良くて、サントラが未発売なのが悔やまれます。

個人的にはOP曲に勝るとも劣らず好きなのはZARDが歌うED曲「Don't you see!」です。
「TV on-air ver.」の爽やかなイントロが素晴らしい。
仲の良い交流が描かれるED映像もセンス抜群。
ゆったりと歩く悟空とチチ、踏切で待つ悟飯とビーデルは影で表現。
悟天とトランクスは談笑しながらショーウィンドウに映る時だけ反射で顔が見える演出。
ベジータとブルマは相合傘をしている様子を水溜まりで仲睦橋い姿を見せてくれます。
単行本背表紙を「GT」世代でリメイクしたりと語り切れないくらい見事なEDでした。

そして一番の功績は、やはり超サイヤ人4の存在でしょう。
大猿の超サイヤ人化とも言うべき進化に説得力があり、ビジュアルが一新されたワイルドさが格好良い。
一人称がオレになったり、大猿の戦闘力10倍になることからの10倍かめはめ波だったりと細かい部分も見事な設定。
ベジータはブルマの超ブルーツ波照射機によって同じく超サイヤ人4になるという流れも良かった。
フュージョンで超サイヤ人4ゴジータまで披露してくれたのはファンサービス的な意味合いもあったのかもしれません。

逆に悪かった点は、戦闘関連でしょうか。
魅力的なキャラが沢山いるのに基本的に悟空しか活躍しないのは勿体ない。
もう少し仲間たちが敵を撃破するシーンを入れても良かったのではないかなと思います。

またその悟空に関してもなかなか本気を出さないので、戦いに緊迫感が欠けます。
ゴジータが舐めている間に時間切れになったり、全体的にこそこそと逃げ回りながら戦ったりしていて、もっと真剣に闘って欲しかったです。
肉弾戦が少なくて、光線技主体なのも残念なところ。
そういう意味では、ここぞという時に龍拳を使用したのは良かったと思います。

最終回はパン以外全員いなくなった世界なので寂しさも入り混じったラストとなっています。
クリリンとの手合わせは印象深くて、悟空がいなくなることにしんみりとさせられました。
「悟空がいたから楽しかった」というフレーズと共に懐かしい映像を振り返るフィナーレは素直に感動しました。

マイナス面も目立ちますけど、それ以上に面白いと思える要素が多く詰まった佳作的なアニメだといえるでしょう。
昨今は「超」の不評で再評価される流れもあるようですが、それこそ捉え方は人それぞれだと思われます。

テーマ: ドラゴンボールGT

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  ドラゴンボールGT 

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ドラゴンボール アニメ総評 



【評価……B
作画 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
原作再現度
スピード感




 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 3





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+B+B+BBBBBBB-B-B-B-
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話25話26話
BBBB+B+B+BBB+B-BB+B
27話28話29話30話31話32話33話34話35話36話37話38話39話
BBC+C+C+C+C+B-B-B-B-B-B-
40話41話42話43話44話45話46話47話48話49話50話51話52話
B-B-C+C+B+C+C+B-B-BBBB
53話54話55話56話57話58話59話60話61話62話63話64話65話
BBA-B+B+B-BBB-B-B+BB
66話67話68話69話70話71話72話73話74話75話76話77話78話
BBBBBB+BBB-B+B+B-B
79話80話81話82話83話84話85話86話87話88話89話90話91話
B-B-B-B-B-BBBB+B+BBB
92話93話94話95話96話97話98話99話100話101話102話103話104話
BB+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+
105話106話107話108話109話110話111話112話113話114話115話116話117話
BBBBB+B+B+B+BB-B-B-B-
118話119話120話121話122話123話124話125話126話127話128話129話130話
B-BB+B+A-BBBBC+C+C+C+
131話132話133話134話135話136話137話138話139話140話141話142話143話
C+C+A-B+B+BA-B+B+B+B+B+B+
144話145話146話147話148話149話150話151話152話153話
B+BBB+B+C+C+C+C+C+

【総評】


言わずと知れた週刊少年ジャンプが誇る不朽の名作。
主に少年時代を描いた初代アニメ作品がこの「ドラゴンボール」となります。
「ドラゴンボールZ」との差別化のため「元祖」とか「無印」と呼ばれている作品です。

リアルタイムは「Z」世代だったので、この「元祖」は主に再放送で観ていました。
学校から帰ってきたら平日夕方に放送していた時期があったので、暇さえあれば視聴していた記憶があります。
しかし、きっちり最初から最後まで放送してくれるわけでもないので全話通して観たことはありませんでした。

今年1月末、ABEMAで初となる全話配信開始というニュースが舞い込んできました。
アニメをコメント付きで視聴することが大好きなので、この貴重な機会は無駄にできません。
1,2週目は平日毎日8話ずつ、3,4周目は5話ずつ、5週目は3話ずつ配信という形式で閲覧期限は1週間のみ。
全153話を視聴するのは大変でしたが、今しかできないことと思い頑張って追いかけ視聴して無事完走しました。

とはいっても、さすがに等速では時間が足りませんから1.3倍速で視聴しています。
「Z」ほどではないにしろ引き伸ばしが酷いアニメで有名なので、ある意味ちょうど良かったぐらいです。
むしろ1.3倍速ですら展開の遅さが気になる部分があったくらいですね。
声優さんの演技も間延びしたようなものが多く、いかに尺を稼ぐかを念頭にした作りだったかというのが伝わってきます。

そういう意味ではアニメオリジナル回が一番テンポ良かったかもしれません。
「Z」になると物語が繋がっているため区切りが付けにくかったでしょうが、少年時代は修行編が3回もあるので挿入しやすかったようですね。
ただし面白かったかと問われると正直微妙で、設定が破綻しているものも多かったですね。

第29~33話は2回目のドラゴンボール探しで、悟空・シルバー大佐・ピラフ一味の三つ巴が描かれています。
第79~83話は筋斗雲なしで世界中を巡る悟空の修行編で、原作よりも先に天津飯と出会っています。
第127~132話は神様のもとで行う悟空の修行と、クリリンたちが聖地カリンを目指す姿が見られます。
第149~153話は牛魔王の城の灯を消すために芭蕉扇を追い求める悟空とチチの結婚式エピソード。

アニオリで優遇というか重宝されているのは、ピラフ一味とチチですね。
特にピラフ一味は敵役として配置できるので、使いやすいキャラだったのでしょうね。
基本的にギャグ風味で描かれるので、本筋に影響を与えずに完結できるのも大きかったようです。

久々にドラゴンボールの世界に触れて思ったのは、本当に面白い作品だなということ。
合わせて原作の偉大さに助けられているアニメだったんだなということですね。
面白いと思った部分はいずれも原作部分でした。

ちなみに全話通して高めの評価をしたのは以下の4つ。
第55話「んちゃ!追ってペンギン村」はサブタイトル通り、アラレちゃんの出演回。
第122話「最後の賭け!!」はピッコロ大魔王との決着編。
第133話「嵐の前の再開」は大きくなった悟空が衝撃的でした。
第137話「孫悟空の結婚」はチチの可愛さと、クリリンvsマジュニア戦の盛り上がりが楽しめました。

いつかまた新規にアニメ化しても面白そうだなと思います。

テーマ: ドラゴンボール

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  ドラゴンボール 

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たまこまーけっと アニメ総評 

たまこまーけっと (1) (イベントチケット先行購入申し込み券付き) [Blu-ray]たまこまーけっと (1) (イベントチケット先行購入申し込み券付き) [Blu-ray]
(2013/03/20)
洲崎綾、金子有希 他

商品詳細を見る

【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★★
 … 10
ほのぼの
ラブコメ
世界観



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-B+B+B+A-BB+A-AB+B+B+

【総評】


数々の名作に携わってきた京都アニメーションが制作したオリジナルアニメ。
「けいおん!」スタッフが揃ったことで、どこか彷彿とさせる雰囲気があります。

原作なしの作品のため、視聴前は内容がよく分かっていませんでした。
ただ、天下の京アニが作るアニメなんだから面白いに決まっていると信じていた部分はあります。
その信頼は裏切られることはなく、期待通り素晴らしいアニメだったと思います。

古風な商店街を舞台とした人情物とでもいいましょうか。
お餅屋の娘である北白川たまこを中心に、学校や商店街の人々と温かな交流を育むストーリー。
そこにふらりとやってきた謎の喋る鳥が簡単に受け入れられるような舞台設定です。

悪人が存在しない日常の物語。
深夜枠である必要が全くなく、NHKで放送していても不思議じゃないアニメでしたね。
ほんわかとした空気が心地良くて、優しさに包まれるような雰囲気が魅力的でした。
春夏秋冬、行事や催しに湧く商店街を見ているだけで楽しかったです。

口の悪い鳥ことデラ・モチマッヅィが、商店街の人々と触れ合うことで、高飛車な態度を軟化させていく構成に惹き込まれました。
二枚目を気取る三枚目役なデラがいることで、アクセントのあるコメディとなってましたね。

作画は、さすが京アニといえる完成度。
堀口悠紀子さんが手掛けたキャラデザを動かすのは、もはや慣れたものなんでしょうね。
少女たちの笑顔、照れ、だらしのない姿、その全てが愛おしく感じます。
リアクションの一つ一つが見所で、何度巻き戻して見直したか数え切れません。

少年や少女の淡い恋心が、青春を感じさせました。
友達のみどりや幼馴染みのもち蔵から好意を抱かれている当人のたまこだけ鈍感だったので話は進みませんでしたけど、この作品としてはそれで正解だったと思います。
それ以上に恋愛エピソードとして、父親の豆大と母親のひなこの慣れ染めが素敵でしたね。
愛情の深さゆえに、ひなこが亡くなっている事実は無性に切なくなりました。

このアニメで最も評価をしたい点は、まず間違いなく声優さんです。
まず主人公のたまこを始めとして、子供たちを新人に担当させたキャスティングが素晴らしい。
はっきりいって無名の声優さん達ばかりでしたが、実力は人気声優に見劣りしません。
たまに売り出したい新人声優を大々的にアピールするアニメがありますが、このアニメに関しては実力で勝ち取ったんだろうなと思います。
特に好みだったのは、たまこ役の洲崎綾さんの演技。
柔らかい声質に耳が幸せになりました。

そして、脇を中堅やベテラン声優に任せる布陣で隙を見せません。
デラ役の山崎たくみさん、豆大役の藤原啓治さんらの渋い演技が光りました。

1クールだけど、劇中で1年経過しているので、やりきった感がありますね。
二期は難しいかもしれませんが、もし続いたら絶対に観たいなと思います。

テーマ: たまこまーけっと

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  たまこまーけっと 

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ココロコネクト アニメ総評 

ココロコネクト ヒトランダム 上 (初回限定版) [Blu-ray]ココロコネクト ヒトランダム 上 (初回限定版) [Blu-ray]
(2012/10/24)
水島大宙、豊崎愛生 他

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【評価……B
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
原作再現度
設定
ラブコメ
構成


 ★★★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆☆
 … 7



1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+BB+BBB+BBB+BBB-B-
14話15話16話17話
B+BB-B-

【総評】


超常現象に巻き込まれた高校生5人達が青春を謳歌する物語。
巷で溢れるラブコメと異なり、シリアス風味の青春ストーリーです。

大好きな原作がアニメ化されるという話を聞いて、期待と不安が入り混じっていました。
事前情報や制作陣などから推察するに、過剰な期待は危険だとは分かってはいたんです。
だから、飛び抜けたクオリティを見せつけることなく終わった今、こんなもんだろうなというのが率直な感想ではあります。

原作のポテンシャルを知っていると、もっと面白く出来たのにという悔しい思いが募ります。
しかし、決してアニメの出来が悪かったと一蹴するものでもありません。
むしろ、何とか省略させずに原作の良さを引き出そうと努力してくれた痕跡が見当たります。

例えば構成。
1巻「ヒトランダム」、2巻「キズランダム」をそれぞれ5話かけて放送してくれました。
「ミチランダム」で一区切りをつけられる構成上、普通に1クールで収めようと思ったら、かなり端折らなければなりません。
上映会という特殊な形態による発表になったとはいえ、キッチリ17話まで作ったことを評価したい。
ニコニコ動画などで公開できれば、なおのこと良かったのですがね。

作画は一応整ってはいました。
キャラの可愛さが存分に伝えられたかと問われると微妙なところですが。
それよりも演出の弱さが気になりましたね。
人格入れ替わり、欲望解放などの現象を効果的に表現する術が足りなかったかなーと思います。
感情伝導では、感想でも指摘した通り、台詞と心の声の違いが区別出来ていませんでした。
そういう意味では、最もアニメ向きだったのが見た目的な変化である時間退行でしたね。

声優陣は実力派が揃っていたので安心して聴くことが出来ました。
ドラマCDから担当が変わっていないので、もう既に聴き慣れていましたね。
入れ替わっているのが声だけで判断出来るのは、素晴らしい演技力だなぁと思いました。

ドラマティックさに欠けたのか、平坦な作りだなとは感じました。
キャラの顔を過剰に変化させなかったことで、のっぺりとした印象を抱いてしまいましたね。

ラノベ的な説明口調に対して、キャラ同士の掛け合いが適度に軽いのが良いところ。
そのギャップを最大限に使用しているのが、伊織と稲葉んの二人でしょうね。
アニメでは太一と稲葉んが付き合ったところで終わってしまったので、デレばんがほとんど見れなかったのは残念でした。

EDがシリーズ毎に変化したのは楽しかったですね。
4曲もあれば外れもありそうなものですが、全て良曲で気に入りました。
アニメのEDへの突入に関して言えば、ヒトランダムが一番合っていたと思います。

残念ながら二期は期待できないでしょう。
ちょうど折り返し地点なので、もう1クールやってちょうどいいのは確かなんですが。

テーマ: ココロコネクト

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  ココロコネクト  2012年放送開始アニメ 

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となりの怪物くん アニメ総評 

となりの怪物くん 2(完全生産限定版) [Blu-ray]となりの怪物くん 2(完全生産限定版) [Blu-ray]
(2012/12/26)
戸松遥、鈴木達央 他

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【評価……B+
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ
クーデレ
構成



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-A-B+B+BA-BBB+BBA-B+

【総評】


少女漫画原作の深夜アニメは、大抵ヒットしているような気がします。
逆ハーレムのような一部の層を局所的に狙った作品を除いての話ですが。

非常に質の良いラブコメでした。
毎週のように新たな展開が繰り広げられており、グイグイと引っ張り込まれましたね。

不自然な急接近を果たしたり、大事な設定などを素っ飛ばしたりせず、丁寧に描きつつ物語はスピーディーに進行しています。
導入に興味を持ってもらおうという意志が感じられ、かといって急ぎ過ぎないバランス加減が絶妙でした。
アニメの作り方が上手いんでしょうね。
もちろん原作も面白いんでしょうが、調理の仕方が素晴らしいと感じさせる出来栄えでした。

孤高の少女が、素行はよろしくないけど格好良くて優しい男に出会い、ラブる。
うん、典型的な少女漫画パターンですね。

男視点からすると、ハルの無鉄砲さはワイルドというよりも考えナシに見えてしまいます。
イケメンじゃなければ許されないんだろうなー。
まぁ、少年漫画のヒロインが可愛くなければ成立しないのと同じと言えば同じです。
個人的には、ヤマケンやササヤンの方が好感が持てる男でしたね。
ササヤンの立ち回りの良さから、リア充臭がプンプンと漂っていましたw

主人公の雫は、いわゆるクーデレですね。
普段の素っ気なくクールな態度からデレた時のギャップが凄まじい。
あぁ、可愛い女の子というのは、こういうことを言うのかと身に染みて感じました。
ハルとのくっ付いたり離れたりする駆け引きは、ニヤニヤせざるを得ません。

夏目の可愛さはあざとい。でも可愛い。
作品中、一番好きなキャラです。
友達想いで健気でお洒落な女の子……モテないわけがありませんね。
表情をコロコロと変化させるけど、やっぱり笑顔が一番です。
彼女がだらしなく顔を綻ばせている平和なシーンが、たまらなく好きでした。
寂しい冬休みを過ごしていた夏目が、雫とハルと一緒に年末年始を迎えられたことで幸せを噛みしめている場面は、こちらまで心が暖まりましたね。
恋愛展開としては、みっちゃんよりもササヤンとくっ付いて欲しいなぁ。

委員長こと大島さんも良キャラでしたが、如何せん雫とハルの火付け役となってしまっているのが切ない。
気の弱い彼女だから、あの二人の間に割って入るのも難しいですしね。

映像も音楽も声優さんも総じてレベルが高く、隙がありません。
キャラクターにあった演技で、浮いている人は一人もいませんでした。

作画の使い分けが秀逸。
シリアスパートの本気絵の可愛さと、コメディパートの崩れた表情の可愛さを両立させています。
絵を観ているだけでも楽しいと思わせてくれるだけの魅力がありました。
男女ともに赤面するキャラが可愛かったです。

後半若干テンポがスローとなってしまったところ以外は、全話通して楽しむことが出来ました。
まだまだ恋模様は変化しそうなのに終わってしまったのが残念。
是非とも第二期をやってもらいたいですね。

テーマ: となりの怪物くん

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  となりの怪物くん 

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ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU アニメ総評 

ハヤテのごとく! CAN\'T TAKE MY EYES OFF YOU 第1巻 (コンサートチケット先行販売申し込み券付 初回限定版) [Blu-ray]ハヤテのごとく! CAN\'T TAKE MY EYES OFF YOU 第1巻 (コンサートチケット先行販売申し込み券付 初回限定版) [Blu-ray]
(2012/12/21)
不明

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【評価……C
作画 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4
演出 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
脚本 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
音楽 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ラブコメ
ギャグ
パロディ



 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B-CB-C+B-CC-C-C-C-C-C

【総評】


「ハヤテのごとく!」ブランド崩壊。
第3期となる「ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」は、黒歴史となってしまいました。

途中で何度切ろうかと思ったことか。
正直「ハヤテのごとく!」でなければ初期で視聴切りしていました。
アニメ化なんてなかった、第○期なんてなかった……という言い回しで否定されることがありますが、ハヤテ3期はまさにその一例となってしまった感があります。
劇場版が制作され、第3期まで人気を博した作品が、ここまで落ちぶれるのは悲しいですね。

第1期放送時は、また凄い新鋭が出てきたなという感想を抱きました。
漫画ならともかく公共の電波でパロネタの応酬が多用されるようになったのは、この作品と「銀魂」が同時期に放送開始したのが最大の要因だったと思います。
第2期は勢いが落ちてしまいましたが、それでも平均以上には面白かったです。

第3期となる今回は、コメディもシリアスも微妙過ぎる。
基本的には、ラブコメ路線の「ハヤテのごとく!」を評価しているので、後半になるにつれて興味を失っていきました。
真剣なボケがシュールで、冷静なツッコミが活きていたのに、今期はかつての切れが見当たりませんでした。
あと妙にバトル展開が多かったのは、原作の影響なんでしょうかね?

キャラデザは、第1期がベストだったなぁと思います。
身体バランスがおかしい絵が多く、見た目で可愛いと感じる場面は思い返す限りなかったです。
ヒナギクを愛でることすら難しくなったなんて、どういうことだよ。
マリアさんは、もっとフィーチャーして良いと思うんだけどなぁ。
オリキャラのツグミは要らなかった。

時系列も意味不明。
久しぶりのテレビアニメシリーズということで、既存ファンよりも新規視聴者の獲得を重視したのかな。
それにしても、この内容では新規ファンが増えたのかどうか怪しいですが。
実際、BDの売り上げは壊滅的らしいですしね。

この状態で第4期をやるというのですから、地雷に突っ込んでいくようなものです。
もちろん、改善されることを願いますけど、期待は出来ないですねぇ。
好きな作品だっただけに、残念でした。

テーマ: ハヤテのごとく!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  ハヤテのごとく! 

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BTOOOM! アニメ総評 

TVアニメーション「BTOOOM! 」01【初回生産限定盤】 [Blu-ray]TVアニメーション「BTOOOM! 」01【初回生産限定盤】 [Blu-ray]
(2012/11/21)
不明

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【評価……B
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
設定
燃え
エロ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+B+BBB+B-B+B-BB-A-B

【総評】


絶海の孤島で行われるデスゲーム。
爆弾を使用して行われるオンラインゲーム「BTOOOM!」を強制的にリアルで参加させられた人間達の生死を賭けた戦いが繰り広げられるアニメです。

最近本当にデスゲーム作品増えましたよね。
「ソードアート・オンライン」「未来日記」「シークレットゲーム」「LIAR GAME」などなど。
ああ、あと「空ろの箱と零のマリア」に登場した『王降ろしの国』もそうですね。
「バトル・ロワイアル」世代が続々と輩出されているということなのでしょうか。

正直なところ、凄く好きな舞台装置です。
極限状態の人間心理が生々しく、むき出しの感情がダイレクトに響いてくるんですよね。
閉鎖的なゲーム性もギミック的に面白く、二転三転する展開に胸が躍ります。
この「BTOOOM!」という作品もまた、例に倣ってスリル満点の内容となっていました。

アニメという媒体で、十分過ぎるほどに疑心暗鬼の模様を描けていたと思います。
坂本と平が互いに信用できなくなっていくズレは、心理描写を丁寧に流したことで、説得力がありました。
冷静な頭で考えれば、信じてもいい人間だと分かるのかもしれませんが、過酷な状況下では酷な話です。
哀しい結末を迎えるのも必然だったのかもしれませんね。

ヒミコのデレっぷりは過剰な気もしますが、可愛いので良し。
それでも強姦未遂のところまで追い込まれたわけですから、極端な反応をするのも仕方がないでしょう。
彼女のエロシーンは、艶めかしいものばかりで、なかなかよろしいものでした。
11話のおっぱいバリアには噴かされましたけどw
スタッフもアニメーションに力入れ過ぎw

もちろん、エロ以外の見せ所も作画班は頑張っていたと思います。
爆弾で殺し合いをするゲームですから、アクション全般的に派手になるんですよね。
坂本は、ニート疑惑が出るほど身体能力が秀でていました。

リアルボンバーマンという企画から始まっているからなのか。
仕掛け側の要人であるキャラクターを高橋名人が声を吹き込んでいます。
まぁ、はっきりいって素人ですから棒読みなのですが、それがイイ味出しているんですよね。
わざとらしさが、ゲームの胡散臭さを醸し出していて、ネタに終わらない配役だったなぁと思います。

それよりも問題なのが主役二人ですね。
坂本は、俳優である本郷奏多さんが演じられていました。
本業ではない方にしては上手いと思いますし、ヘタレ気質なところは妙に合っていたとは思います。
ただ、部分的に叫び声などで、気の抜けた声があったのは隠せませんでした。

ヒミコ役は、三森すずこさん。
名前だけは何度か聞いたことのある声優さんですが、自分が観ているアニメではほとんど見かけたことがありませんでした。
声質は悪くないんですが、演技はまだまだって感じがしますねぇ。
脇役が有名どころで固めているので、なおさら浮いてしまったという印象がありました。

ストーリーは、原作に追いついてしまったため「俺たちの戦いはこれからだ!」END。
非常に面白かったので、是非とも二期やって欲しいですね。

テーマ: BTOOOM!

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  BTOOOM! 

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ひだまりスケッチ×ハニカム アニメ総評 

ひだまりスケッチ×ハニカム 1【「超ひだまつり第4弾」イベントチケット優先販売申込券付】(完全生産限定版) [Blu-ray]ひだまりスケッチ×ハニカム 1【「超ひだまつり第4弾」イベントチケット優先販売申込券付】(完全生産限定版) [Blu-ray]
(2012/12/26)
阿澄佳奈、水橋かおり 他

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【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
原作再現度
ギャグ
ほのぼの



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B+B+B+BAAAB+B+BA-A-

【総評】


足掛け丸6年。
第4期まで制作されたアニメは、数えるほどしかありません。
いかに「ひだまりスケッチ」が、長く愛されている作品か、良く分かりますね。

第4期も素晴らしいアニメでした。

初代ひだまり王が願ったから制作開始された……とはもちろん信じきってはいませんが、それでも心待ちしている熱狂的なファンが多数存在していることをアピールする上で効果的な叫びだったんだろうなぁと思います。
ちなみに、初代ひだまり王が何のことか分からない方はググってください。

原作既読組としては、大半が単行本化前のエピソードだったことで、純粋にお話が楽しかったです。
初見をアニメで観るのは、第1期以来でしょうか。
この作品はアニメの作り方が上手いので、原作とアニメを比較して文句をつけたくなることは元々少ないんですが、アニメから入るとその後に原作を読むことで二度楽しめますね。

お気に入りの回は、5話・乃莉&沙英の夜更し、6話・ヒロさんの進路話、7話・有沢さんとデート
意外性があったり、期待通りであったり、期待以上であったり。
3年生ズの卒業が迫り、寂しさを感じさせる回もあり、日常の変化が目に見えたクールでもありました。
ゆのの成長も垣間見ることが出来て、もしや原作最終回も近いのでは?という噂も絶えませんでしたね。

キャラクターの立ち具合は、お見事というしかありません。
長年続けていることもあり、キャラの掛け合いは、もはやベテランの芸を鑑賞しているかのようです。
安心感を与えてくれるのと同時に、新鮮な笑いも提供してくれます。
マンネリなんか一切感じませんでした。

MVPは、乃莉っぺかなぁ。
この娘が絡む話は全て楽しかったという印象が残っています。

今回は制作期間に余裕があったのかな。
作画が過去シリーズと比べて一定水準以上で仕上がっていました。
いつも何かしらの作画崩壊を起こすアニメだったので、絵的に崩れなくて良かったです。

心配していた後藤邑子さんが間に合って本当に良かった。
ひだまりファミリーにゴトゥーザ様が居ないのは考えられません。
闘病中の身で無茶し過ぎていないかヒヤヒヤしましたけれど、無事に完遂して一安心です。
キャラクターの声に大きな影響を感じさせないところは、さすがはプロですね。
第1話で気になった音がこもって聞こえる現象は、音響さんのおかげでなのか、2話目以降はキッチリと処理が施されていました。

毎週待ち遠しくなるほどに楽しかったです。
ここまで来たんですから、第5期もやってくれるでしょう。
ストック的に随分と先のことになるでしょうけど、ずっと待っていたいなと思います。

テーマ: ひだまりスケッチ×ハニカム

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  ひだまりスケッチ  2012年放送開始アニメ 

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キャプテン翼J アニメ総評 

キャプテン翼J DVD-BOX 1キャプテン翼J DVD-BOX 1
(2006/08/25)
小粥よう子、小林優子 他

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【評価……B
作画 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
音楽 ★★★★★★★★★
 … 9
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
原作再現度
燃え




 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
BBBB+AB+B+BB+B+A-B+B
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話25話26話
B+B+BB-B-CC+B-B-B+B-B-B-
27話28話29話30話31話32話33話34話35話36話37話38話39話
C+B+BBBBBCBC+B-B-B
40話41話42話43話44話45話46話47話
B-B-BB-C+BBC

【総評】


サッカー漫画といえば、誰しもが知っている名作中の名作「キャプテン翼」。
しかし、意外とアニメが3回TV放送されていることは、あまり知られていないような気がします。

初代アニメ、便宜上昭和版と区別されるものは、相当視聴率良かったそうですね。
真偽は不明ですが、wikipediaによれば、テレビ東京のアニメ最高視聴率を記録したとか。
世代的にリアルタイムでは観ておらず、ビデオなどで部分的に観たことがあるくらいです。
さすがに絵的に古いのですが、OVAの「新キャプテン翼」まで来ると今でも十分観られるぐらいのレベルにまで達していますね。

2回目のTVアニメシリーズとして、1994年から1995年にかけて放送されたのが「キャプテン翼J」。
個人的には世代的にど真ん中の時期でした。
このアニメが始まる少し前くらいに友達の家で読んだ原作にハマり、全巻揃えた記憶があります。
その懐かしのアニメが、ニコニコ生放送にて、一挙配信が行われました。
11月から1月にかけて、毎週週末に5話ずつ放送されていたのを欠かさずタイムシフト予約をして、全話視聴しました。

当時もほぼ全話観ていたはずなのですが、幼かったこともあり、内容はうろ覚えでした。
もはや初視聴と大差がないくらいに新鮮な気持ちで観れたのは、ある意味ラッキーだったかもしれません。

残念ながらキャプテン翼のアニメは、いずれも微妙なのですが、Jはその中でもマシな方だったと思います。
作画枚数的に常に動かすのが難しいサッカーアニメで、比較的頑張っていました。
安定こそしていませんでしたが、どの作画監督でもアニメーションは静止していませんでした。
喋ってないで動けよと思う時もありましたけど、台詞量的に仕方がないですw

地平線が見えるピッチだと突っ込まれた昭和版と違い、構図を工夫している箇所が見てとれます。
演出面は格段にレベルアップしており、身体を目一杯捻ったオーバーヘッドキック、強引なドリブルやシュートの威力、スピード感のあるパス回しなど、見所は沢山ありました。

特に音楽との相乗効果は素晴らしい。
他シリーズと明確に異なっていて、大袈裟なぐらいに劇的なBGMは熱く燃えさせてくれます。
お気に入りは「とりかご」を破るシーンで流れた逆転BGM。
調べてみたら、翼のテーマ曲のようですね。

版権が厳しくなり始めた時代で、クラブの名称が使用できなくなった時期でもあります。
サンパウロやインテルなど、実在するクラブ名は多少もじって使われました。
仕方がないとはいえ残念ですね。
3回目のTVシリーズ、通称平成版に比べれば、まだ規制が甘い時代ではあるんですが。

それ以上に惜しいのが、視聴率が振るわなかったことで、大幅に原作カットされたこと。
中学生編は是非観たかったなぁ。
ワールドユース編も原作連載中だったとはいえ、中途半端に終わっちゃったのも哀しい。
結局3作目でも放送されなかったので、葵やタイユースの面々は非常に貴重なアニメ化となっています。

得点シーンがカットされていることも少なくなかったですね。
最終的なスコアも違ったりして、少しモヤっとしたり。
まぁ、既に90年代の時点でアニメではやっちゃいけないようなプレーもありましたしねw

逆に追加されたのが、ピッチ外の交流。
ふらの小校長のエピソード、ロベルト本郷の過去や母親についてなど、アニメ独自の設定がありました。
ぶっちゃけ、コレ要らないから原作通りにして欲しかったです。

平成版から10年経っていますし、そろそろまたアニメ化するかもしれませんね。
下手にリアル風味にしてしまった平成版は、もはや黒歴史。
ツッコミどころ満載でも構わないので、原作に忠実なアニメが観てみたいものです。

テーマ: キャプテン翼

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  キャプテン翼 

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氷菓 アニメ総評 

氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray]氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray]
(2012/06/29)
中村悠一、佐藤聡美 他

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【評価……A-
作画 ★★★★★★★★★ … 9
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
安定感
ミステリー
構成



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+B+B+BB+B-BBB+A-A-A-A-
14話15話16話17話18話19話20話21話22話
AA-A-A-BBB+BB+

【総評】


米澤穂信氏の古典部シリーズがアニメ化される。
しかも、その制作が数々の流行を生み出した京都アニメーションだと聞いた時は驚きました。
原作未読だったので、もっと堅苦しい作風だと思っていたんですよね。
蓋を開けてみれば、アニメとしても十分魅力の伝わってくる作品でした。

やはり京アニは凄いと思わせてくれるのが、美麗な作画。
一定の水準で質を保っており、作画崩壊なんて言葉が全く出てきませんでした。
推理モノなので、派手にアクションを要求されるシーンはありませんが、細かな動き一つ一つが楽しませてくれています。
飽きさせない構図や豊かな表情が素晴らしかったです。
1話だけは演出がやり過ぎだと思いましたが、2話目以降は落ち着きましたしね。

話の内容も面白かったです。
推理小説といっても、殺人事件が起きるわけではなく、日常生活における謎という観点なのが良かった。
主人公・折木奉太郎の推理力の凄さを感じさせられる脚本で、一緒に考えるのが楽しかったです。
基本的には長編の練り込み具合が良く出来ており、物語に夢中にさせられました。
特に文化祭編である「クドリャフカの順番」は、散らばった謎が集結していく展開に胸が熱くなりましたね。
サイドストーリーも惹きつけられるものがあり、お料理研の催しは、現実の文化祭でもあれば面白そうな企画だなぁと思いました。

登場人物もレギュラーは少ないだけあって、よく掘り下げられていました。
省エネモードの折木を動かすヒロイン・千反田えるの気になる発言は、定番だけど力強い。
キャラ設定を印象付ける上で、非常に有効的でした。

福部里志の信念がないようで拘りが捨てられない性格が好きです。
主人公以外の男はただの賑やかしになりやすいところで、彼は折木にとって重要なパーソンとなる場面が数多くありましたね。
伊原摩耶花が彼を慕うのも分からないでもないなと思いました。
えるとはまた別の意味で感情的な彼女ですが、強気な彼女の言葉には、決して嫌な感情を抱きませんでした。

推理モノは、小説だと気軽に読み返せたり自分のペースで読めるため理解しやすいのですが、アニメだと言葉を並べられただけで意味が頭に入ってこない時があります。
そのため構成や台詞が重要となってくるのですが、この作品で引っ掛かりを覚えることはなかったですね。
一度見ただけで流れが分かるようになっていました。

原作ストックがないようなので、すぐには難しいでしょうが、将来二期には期待したいなぁ。
もちろん、その時も京アニにお願いします。

テーマ: 氷菓

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  氷菓 

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ソードアート・オンライン アニメ総評 

ソードアート・オンライン 1【通常版】 [DVD]ソードアート・オンライン 1【通常版】 [DVD]
(2012/10/24)
松岡禎丞、戸松遥 他

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【評価……B-
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
原作再現度
構成
設定
燃え
世界観

 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★★★★★
 … 9


1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
ABCBC+CBBBBC+CA-
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話25話
B-BBB-B-C+B+B-B-B-BB

【総評】


今、最もラノベ業界で人気のある作品は、アニメでも文句なしにブレイクしました。
この冬の覇権アニメだったといって過言ではないでしょう。
若い世代を中心に大きな支持を受けており、これからもしばらくはSAOの時代が続くと思われます。

実際、原作第1巻を初めて読んだ時の衝撃は今でも思い出せます。
かつて味わったことのない緊迫感、熱狂的な戦闘、魅力的な世界観。
その瞬間にアニメ化して大ヒットするであろうと容易に想像が出来ました。

しかし、シリーズが続くにつれて肥大していた設定の強引さに引っかかりを覚えるようになりました。
アニメ組の方々にも盛大に突っ込まれたように、この作品はご都合主義で成り立っています。
人気作品の宿命ではありますが、この作品はそれだけでは説明できないほどにアンチが存在しています。

とにもかくにも主人公を活躍させ、可愛い女の子は全員主人公に惚れさせる。
男キャラは主人公を褒め称える存在で、決して邪魔をしてはいけない。
敵はひたすら嫌な性格で、徹底的に痛めつけるべき小悪党。
これらの下地の上で成立しているのが、この「ソードアート・オンライン」という作品です。

問題は、それが良いことなのか悪いことなのかということ。
ご都合主義という言葉から悪いイメージが先行しますが、ラノベやアニメというエンターテイメント性が求められる作品において、爽快感を追求することは決して批難されるものではないはずです。
むしろ、作品としての質を高めようとした結果でしょう。
事実、主人公であるキリト、ヒロインであるアスナを筆頭にキャラ人気は特筆すべきものがあります。
スーパーヒーローは、いつの時代も憧れの対象です。

逆に、キリトのことを中二病だと蔑む人もいます。
2chの実況スレやニコニコ動画などでキリトの言動を痛々しいと発言する人は少なくありません。
ゲーム内に閉じ込められたSAOならば理解は出来ても、ログアウト可能なALOで己の世界に酔っているプレイヤーの多さは、確かにげんなりとしました。
各話感想で散々言ってきたことですが、区別をつけられていない人間が多過ぎるんですよね。

面白そうな舞台を作って、一見すると緻密な設定が練られているかと思いきや、発想が優先な一面もあります。
要するに原作者は、SFの世界観で生きる人々を描きたいのではなく、キャラが派手に活躍したり苦悩するシチュエーションを描きたいのだと思われます。
作者の定める焦点と、視聴者の期待する視点の差が、アンチを生み出してしまった大きな要因なのだと予想しています。

個人的にも面白いからこそ原作を読み、アニメも視聴しているんですけど、ちょっと違うなぁと感じる部分は多々ありました。
アインクラッドにおけるデスゲームの殺伐さ、それに加えてゲーム内という設定を活かした世界観が最大の魅力だと感じていた身としては、キャラに重点を置くスタイルに戸惑ってしまいました。
どうにも感想で文句が多くなってしまったのは、そのためです。

さて。
前置きが長くなってしまいました。

原作から構成を大幅に入れ替え、時系列順に放送したのは、結果的に失敗でしたね。
判断としては良かったと思いますし、実際そのようにして欲しかったのですが、短編と長編の雰囲気の差が激しくて、一つの作品としてバランスが崩壊してしまいました。
シリカやリズの話は、あくまで補完的なエピソードだからこそ良かったのかもしれませんね。
妙なカットや尺が合っていない場面もあり、全体的なシリーズ構成が甘かったです。

作画は比較的安定していたかな。
戦闘パートと日常パートでキリトの表情が違いすぎましたけど、通して一定だったので、担当が異なっているのかもしれません。
最近はアクションが滑らかに動くアニメが多くなってきたので、特別他と比べて優れているというわけでもなかったのですが、魅せて欲しい場面は手を抜かずしっかりと演出してくれました。

音楽は、さすが梶浦由記さん、イイ仕事をされます。
戦っている場面がシュールだったりすると、壮大過ぎるBGMは勿体無いなと思ったりもしました。

第1話の期待感は半端ではなく、完璧なアニメを見せてくれただけに、2話目以降失速した感は否めません。
まぁでも動いているキリト達が見れただけでも面白かったかなと思います。

まず間違いなく第2期はあるでしょうね。
おそらくそう遠い未来の話ではないでしょう。
この勢いを途切れさせるべきではないですから。

テーマ: ソードアート・オンライン

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  ソードアート・オンライン  2012年放送開始アニメ 

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じょしらく アニメ総評 

じょしらく 1(期間限定版) [Blu-ray]じょしらく 1(期間限定版) [Blu-ray]
(2012/09/26)
佐倉綾音、山本希望 他

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【評価……B
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ギャグ
パロディ




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★★★★★
 … 10





1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
BBB+B-BBBBB-B-B+B-B+

【総評】


『このアニメは女の子の可愛さをお楽しみいただくため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただくアニメです』

一応原作1話だけは読んでいたはずなんですが、記憶していたものと大きく違いました。
もっと当たり障りのないギャグ漫画という印象だったんですけど、近年稀を見る危うさを持ったアニメでしたね。
挑戦的な度合いでは「銀魂」すら凌いでいるのではないでしょうか?
特定の関係者に怒られても仕方がないラインを歩んでおり、ギリギリセーフどころか明らかにアウトだと思える場面がチラホラ。
よくこれが地上波で放送出来たものだと感心しますよ。

危険な時事ネタを扱っているところが、久米田康治さんの原作だなと納得させられます。
「さよなら絶望先生」は、原作もアニメも途中で切ってしまいましたが、こちらは飽きることなく視聴し続けることが出来ました。
似たようなネタでも、比較的前向きなギャグとして、ブラックユーモアを発揮してくれるので、笑いに転じやすかったのかもしれません。

あと、もう一つ大きな要因は、やっぱりキャラクターデザイン。
漫画担当が、「とらドラ!」で有名なヤスさんですので、さすがに女の子を可愛く描くことに長けています。

お気に入りキャラは、手寅。
基本的には常識人ポジションながら、意外とボケに乗っかっることも多く、笑いを引き伸ばしてくれるキャラでした。
見た目的にも、一番好みでしたね。

Bパートは、毎回アニメオリジナル話として、東京観光のエピソードが挿入されていました。
土地鑑がないため、残念ながらあるあると共感出来ることは少なかったのですが、女の子達のよるローカルネタで埋め尽くされた紹介は、行ってみたいなと思わせてくれるものでしたね。
御丁寧に私服をチェンジしてくれるため、視覚的な楽しみもありました。

パロネタは本当にあらゆる方面へ喧嘩を売っていて、お叱りを受ける覚悟で制作しているのが窺えます。
領土問題に足を突っ込んだり、ディズニーやジブリに手を出したりと容赦ありません。
目線塗りつぶしやピー音、モザイク処理をこんなに多用するアニメはなかなかないですよ。
くそみそテクニックをパロネタとして扱ったアニメはあれども、完全に原作とトレースしている作品はこれが初めてだと思うw

最終回で、落語で締めた余韻も含めて、完成度の高いアニメだなと思いました。
原作ストックが溜まり次第、是非とも2期を放送して欲しいですね。

テーマ: じょしらく

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  じょしらく 

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TARI TARI アニメ総評 

TARI TARI 1 (特典つき初回生産限定仕様) [Blu-ray]TARI TARI 1 (特典つき初回生産限定仕様) [Blu-ray]
(2012/09/05)
高垣彩陽、瀬戸麻沙美 他

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【評価……A-
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★
 … 9
青春
安定感
構成



 ★★★★★★★★ … 9
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
A-A-A-B+A-A-A-A-A-A-A-A-A-

【総評】


江ノ島を舞台に繰り広げられる高校生達の青春アニメ。

これは面白い。

片田舎を舞台としたオリジナル作品を手掛けることに定評のあるP.A.WORKS。
大手と比較すると量こそ生産できないものの、「true tears」「花咲くいろは」など評価の高い作品が多く、固定ファン層も存在する制作会社です。
この「TARI TARI」も例に漏れず、いやそれどころか過去最高作品と呼べるほどに素晴らしい仕上がりとなっていました。

実は、HDDの空き容量を作るために見ずに削除してしまおうかと考えていました。
試しに1話視聴してみたら、もうその後は最終回を見終わるまで止まりませんでしたね。
切らないで本当に良かった。

全体的にレベルは高かったんですけど、中でも称賛されるべき点はキャラクターでしょうね。
女の子達は目移りしてしまうほど皆可愛く、男も好感の持てる性格でした。
主役5人の中で、好きなキャラの順番を決めるのが難しいくらいに、全員大好きです。

和奏も紗羽も来夏も可愛すぎる。
二次元的に最も萌えられるのは紗羽かなぁ。
紗羽の私服は、二次元だからこそ可愛いんだろうなと感じました。
竹を割ったような性格は、実に爽快でしたね。
振付を模索する紗羽を見て、思わず見惚れてしまう田中の気持ちが共感できます。

来夏は、時々男言葉でツッコミを入れるのが楽しい。
ちょっとお馬鹿だけど、失敗で終わらずに乗り越えられるところが彼女の魅力ですね。
リーダーシップがあるタイプではなくても、手助けしたいと思わせてくれる人柄を持っていました。

それでもトータルで一番好きなキャラは、和奏だったかもしれません。
やはり5人の中でも主役的ポジションにいることで、細部まで掘り下げられていたことが大きいですね。
派手なキャラ設定ではなく、さりげない仕草などで女の子らしさを表現する作風が素晴らしい。
父親との会話や、愛父弁当に恥ずかしがる姿、愛猫との触れ合い、反抗期と母親へ対する深い愛情など、家族愛に溢れていましたね。
そして何気にお茶目な一面も持ち合わせているところもあって、レンジに食パンを突っ込んだり、いたずら電話で教頭を呼び出したりする場面は笑ってしまいました。
あと、やっぱりポニテ最高ですね。

ちょっと影は薄かったけど、田中とウィーンも必要不可欠な存在でした。
田中は、バドミントン以外は頼りないけれど、爽やかな好青年って感じ。
恋愛模様が描かれるのかと思いきや、微かに匂わせる程度で流しているのはナイス判断でした。
終盤になってようやく田中が紗羽へ淡い恋心らしきものを抱かせたくらいですからね。
最終回で紗羽が旅立つシーンにて告白らしきアクションを見せてくれていましたが、あえてサイレンス演出となっていて、想像が掻き立てられます。

ウィーンの流暢な外国語は驚いた。
誤魔化すことが多いのに、あの発音はガチでしょう。
戦隊ヒーローに憧れている設定は、存在感を存分にアピールする肉付けだったと思います。

オリジナルアニメの最大の利点は、脚本をアニメの尺に合わせられることですね。
効果的な場面転換、無駄のない構成、縛られることのないストーリー。
発表会や街起こしなど、序盤は毎回最終回を迎えているような感覚でした。
テンポの良さは、今年のアニメの中でもピカイチでしょうね。

合唱部の話だけに、歌は欠かせない要素でしたが、これまた聴き応えあるものとなっていました。
人気先行ではなく、歌唱力を優先したキャスティングだというのが良く分かります。
随所に挿入される合唱は、じっくりと聴いてみたいと思わせてくれるものでした。
CDも何枚か発売されているようなので、また買ってみようかなと思います。

絵の見せ所も分かっていて、ニヤリとさせられたり、心を踊らされます。
1,2話で弟の入浴シーンを見せた後で、3話で姉の来夏の入浴シーンを持ってきたり。
バトミントン勝負で気合の入ったアニメーションを起こしたり。
紗羽の写メ角度があざとすぎたり。

ダイナミックな仕掛けや特殊な設定がないからこそ良かった。
トンデモ展開もなかったし、普通さが良い意味でアニメ風に演出されていたように感じます。
「花咲くいろは」のように劇場版を制作してくれたら、絶対に観たいなと思います。

テーマ: TARI TARI

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  TARITARI 

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恋と選挙とチョコレート アニメ総評 

恋と選挙とチョコレート 2(イベントチケット優先販売申込券封入・完全生産限定版) [Blu-ray]恋と選挙とチョコレート 2(イベントチケット優先販売申込券封入・完全生産限定版) [Blu-ray]
(2012/10/24)
中村悠一、中村繪里子 他

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【評価……C+
作画 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
演出 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
脚本 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
音楽 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
声優 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
設定
ラブコメ
ミステリー



 ★★★★☆☆☆☆☆ … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5




1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B-C+C+CC+B-C+B-CCCC

【総評】


まさかここまでタイトル通りのアニメだったとは。
「恋」と「選挙」と「チョコレート」の重要ピースがバラバラのまま終わってしまいました。
強いて言えば、「恋」と「チョコレート」は関係があったのかもしれませんが……。

エロゲ原作のアニメらしく、主人公の男がサブヒロインも含めて多くの女の子に囲まれています。
全員から公然と惚れられたハーレムルートではなく、一応個別ルートっぽいエンド。
おそらく原作で攻略可能なヒロインのエピソードを踏まていたのだと思われますが、おかげで誰のルートに入るのか終盤まで分からない状態が続きました。
結局はメインヒロインっぽい幼馴染の千里で落ち着いちゃったのは少々残念だったかな。

個人的に好きなヒロインを順に並べると、皐月>衣更>美冬>>(越えられない壁)>>未散>千里。
しっかり者な性格の女の子が好きなので、上位3名は高得点となりました。
選挙を絡めるのであれば、皐月が最もヒロイン格として相応しかったのではないかなぁ。
表側のストーリーを担っていたのは、紛れもなく彼女だったと思います。

選挙の裏側で暗躍する話は、果たして必要だったんだろうか。
これが他のラブコメアニメとは一線を画するところで、本作品特有の雰囲気を形成していました。
しかしながら、マンモス校設定の突飛さを始めとして、シリアスになればなるほど、ねーよと突っ込みたくなる仕様は相性が悪かったような気がします。
試みは面白かったんですけどねー。
恋愛模様とまるで結びつかなかったのは、作品の統一感の無さを感じさせました。

ラブコメパートが予想外に少なかった。
せっかく可愛い女の子がいっぱいいるのに、萌えられる回が少なかったのは惜しい。

千里の病み方は、アニメという媒体ではウザいと感じるだけですねぇ。
あれはゲームや小説などの文章による補足があって、初めて深刻さを伝えられるものではないでしょうか。

途中から空気だった辰巳茂平治のマスクは、結局何だったんでしょう?
記者の子の性別も分からず仕舞いだし、プロペラをつけた後援会の男子も謎過ぎる。
いきなりSFになった未散のスキルも浮いていて、とにかく設定面が曖昧。
説明不足……というレベルではなく、元から作りが甘いのかなと思いました。

作画は安定していましたね。
原作絵を見たことがありますけど、さすがにあのタッチを表現するのは難しかったでしょうね。
そういえば、下着の露出はほぼなかったのかな?
安易に見せびらかせるよりも、着衣の方がエロくてイイと思います。
乳袋を強調した制服は、やりすぎですけどねw

緒方恵美さんの声を聞いたのは久々でしたけど、やはり素敵な声色ですね。
夢島のキャラは、緒方さんが演じて完成したんだと思います。
男を誘う男の声として、これ以上ない妖艶さでした。

一番良かったのは、予備選の辺りかな。
中盤は、ちゃんと選挙アニメをやっていました。
あれもこれもやろうと手を出し過ぎたことで、中途半端になってしまったのが勿体無いアニメでした。

テーマ: 恋と選挙とチョコレート

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  恋と選挙とチョコレート 

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人類は衰退しました アニメ総評 

人類は衰退しました 妖精さんの、ひみつのこうじょう (中原麻衣&花澤香菜出演/人退&AURAコラボイベント抽選応募券付) [Blu-ray]人類は衰退しました 妖精さんの、ひみつのこうじょう (中原麻衣&花澤香菜出演/人退&AURAコラボイベント抽選応募券付) [Blu-ray]
(2012/09/19)
中原麻衣、石塚運昇 他

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【評価……B+
作画 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
演出 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★★★★★
 … 10
原作再現度
安定感
ギャグ
パロディ
ほのぼの

 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8


1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話
B+A-B-B-C+CC+C+AB+BB+

【総評】 ※以前書いた記事に加筆&修正をしたものです


ブラックユーモア満載のネタに笑いの誘われる作風が面白かった。
衰退した人類のやる気の無さと妖精さんの無邪気さからは考えられない黒さがギャップとなっているのがミソですね。

絵師交代から始まったアニメ化は、企画発表から実際に放送するまでに時間がかかりました。
熱狂的なファンが多数いる田中ロミオ氏の作品といえども、数多くの新番組の中に埋もれてしまうのではないかと予想していたのですが、意外にもかなりの注目作となりましたね。
最初のインパクトが大きかったというのもありますが、最大の要因は声優さんとモノローグの相性が抜群に良かったことでしょう。

ラノベのアニメ化で、地の文を軽視する作品が増えてきています。
とりあえずキャラを格好良く見せ、お色気シーンを用意すればいいんだろう?的な安直な発想が中途半端に受けるもんだから、安牌狙いが一向になくならないんですよね。
確かにその手のアニメも必要なんですが、最近割合が極端すぎるなと感じていました。
ひたすら主人公のモノローグで成立するアニメは、原作ファンにも好評だし、アニメ組からしても物語や設定を深く理解しやすいので、もっと増えればいいのになーと思います。
「涼宮ハルヒの憂鬱」とか「化物語」とか、ヒット作も少なくないですしね。

しかし、その場合は、主役の声優さんの演技や声質が重要になってきます。
そこで抜擢された中原麻衣さんが素晴らしかった。
発表された段階で期待をしていましたが、それを上回る演技で、もう他には考えられないとさえ思わされましたね。
多数の声優さんが参加した妖精さんの声もお見事で、口を開けっぱなしで放たれる純粋な言葉の数々は、まさにイメージ通りでした。

原作の順序で放送されず、時系列がグチャグチャでした。
このシリーズ構成の変化には些か混乱を招きましたが、最終回の締め方が素晴らしかったので、終わりよければすべて良しという評価に落ち着いているように見受けられます。

OPもEDも中毒性の高い曲で、最終回を迎える頃には立派な作品の顔となっていました。
シングルかアルバムかは未定ですが、いつか各曲の収録されたCDを買いたいところです。
BGMに関しても、アヴェ・マリアを効果的に用いたり、妙に格好良い加工チキンのテーマがあったりと耳に残る楽曲が多く、レベルの高さを感じることが出来ました。

長所と短所がハッキリと分かれるタイプのアニメだったと思います。
無理矢理アニメの尺に合わせたエピソードが一部存在したのが惜しいところ。
作画は味があるとはいえ、崩れている絵が多く、質が高いとはお世辞にも言えませんでした。

二期も観てみたいですが、原作ストックとしてはギリギリかなぁ。
やって欲しかったエピソードも残っているので、気長に待ちたいなと思います。
スタッフの皆さま、お疲れ様でした。

テーマ: 人類は衰退しました

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  人類は衰退しました  2012年放送開始アニメ 

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アクセル・ワールド アニメ総評 

アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]
(2012/07/25)
三澤紗千香、梶裕貴 他

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【評価……B+
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 5
原作再現度
安定感
構成
設定
燃え

 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7


1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+BC+B-C+B-C+BB+B-ABB
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話
B+B+B+AB-CBBBA-A-

【総評】


2クール通してヒシヒシと感じたのは、サンライズの安定感
いわゆる神回を作るよりも、安定したクオリティを維持する方が難しいと思われるテレビアニメにおいて、作画崩壊をせずやりきった点は評価すべきことでしょう。
台詞が長めであることが多かったので、演出的にも大変だったでしょうに、熱を損なわないバトルシーンを描いてくれました。
基本的に単色であるアバターを、見事に映えさせていたと思います。

不自然に話が急展開になこともなく、シリーズ構成もしっかりと練られていました。
合間に短編を混ぜたことで、若干間延びした感はありましたけど、これは長編との整合性が甘い原作にも原因がありますから致し方のないことだと思います。

声優さんは、やはり黒雪姫役の三澤紗千香さんがキーでしたね。
他の王をベテランや実力派で埋める中、新人さんには荷が重かったと思います。
将来的には実力も認められる人気声優さんになりそうな片鱗は窺えましたけど、まだまだ下積みが必要ですね。
重要な役であるが故に、気の抜けた声でシリアスな空気がガックリとしてしまうシーンは少なくなかったです。

モブキャラに原作者を抜擢したのもサービスでもなんでもありませんしね。
アニメの声は、たった一人でも外していると、作品全体の雰囲気に直結するので気を使ってもらいたかったです。

逆に良かったのは、能美役の小林沙苗さん。
苛立たせる煽り口調は完璧だったと思います。
最終回では、勝負に敗れた後の醜い往生際の悪さが、憐れみを感じるぐらい素晴らしかったですね。

音楽は良かったんですけど、たまに場面の選択に疑問を浮かべる時がありました。
最終決戦のように、一致すると物凄く良かったんですけどね。
OPやED曲も格好良くて何度も聴きたくなるもので、質は疑いのないものでした。

この作りで文句を言っていたら罰が当たるなと思えるほど、ラノベ原作としては恵まれていたと思います。
現在放送中の同じ原作者による「ソードアート・オンライン」よりも良かったです。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  アクセル・ワールド  2012年放送開始アニメ 

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