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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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アクセル・ワールド11 ―超硬の狼― 

アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)
(2012/04/10)
川原 礫

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読書期間:2012/7/24~2012/7/27

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
燃え
期待感



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 ブレイン・バースト内を暗躍する謎の組織≪加速研究会≫。その総本山≪東京ミッドタウン・タワー≫の頂に鎮座する、≪大天使メタトロン≫。
 完全無敵の神獣級エネミーによって守護されている≪加速研究会≫を打倒するため、七王会議が開かれた。
 そこで導き出された秘策とは、シルバー・クロウの新アビリティ≪理論鏡面≫獲得作戦だった。
 メタトロンの放つ絶対即死極太レーザーにも耐えるアビリティを習得する命を受けたクロウだが、≪心意技≫がイマジネーションによって生み出されるのに対して、≪アビリティ≫は行動をトリガーに発現する。そのため、今までのハルユキの強いイメージだけでは、≪理論鏡面≫アビリティは習得できない。
 いっこうに糸口を見えないハルユキに対して、≪アーダー・メイデン≫こと四埜宮謡が哀しい過去を語り始め――。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「アクセル・ワールド」新章開幕。
長らく続いた「災禍の鎧」編を終え、新たな始まりを予感させる内容となっています。

いわゆる種蒔き回というやつですね。
何か大きな事が起きそうだという期待感は募りますが、伏線消化されるのは随分先だろうなぁ。
この巻だけでも楽しめないことはないんですけど、次への布石のための下積みという印象が強いです。
丁寧過ぎて展開が遅く感じてしまうのが、長所でもあり短所でもありますね。

これまで触れられてこなかったアビリティの設定について、細かく解釈が用意されていました。
しかし、ハルユキが未だに基本システムからして把握しきれていないのは、後出しで設定を追加しても問題ないようにするためなんだろうか。
そう疑ってしまうくらいに、都合がいいなと思ってしまいました。
もちろん、最初から考えていたことなんでしょうがね。

サブタイトルにもある通り、防御力がとてつもなく高いアバターが出現するのが今回の肝。
反則的な能力を有する新星に対して立ち向かうシルバー・クロウが、己を省みる流れが素敵でした。
自分自身が加速世界初となる飛翔アバターとして君臨した際に、周囲が抱いた羨望と嫉妬を本当の意味で理解出来たのは、今回が初めてのことなんでしょうね。
当時の自分を振り返ることで、更に一歩成長するハルユキが主人公として輝いていました。
「災禍の鎧」編に比べると、背負うものはなくなったことで、気楽に読める分、燃え要素も物足りなさを感じてしまったのは、仕方ないですかね。

それにしても、本道を真っ直ぐに進まない作品だなぁ。
感覚的には、RPGで主となる目的を達成するのに必要な情報をかき集めるために全く違うクエストをしているというイメージ。
このままでは≪大天使メタトロン≫戦は、きっと5巻くらい先になるのではなかろうかw

キャラクターは、七王会議に参加する面々に魅力があって良かった。
やはり王たるもの貫録が違いますね。
黄の王の皮肉屋っぽいところが結構好きだったりします。

アニメは終わってしまいましたが、おそらく原作の人気からして続編は作られるでしょうね。
その時のためにも、原作ストックを溜め込んで貰いたいなと思います。

少しずつだけれど確実に主人公の成長を実感できる丁寧さが売り

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  アクセル・ワールド  川原礫  HIMA  評価B 

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「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?18」  

シーズン恒例のアニメまとめ記事です。
「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さん主催の「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?18」に参加させていただきます。

▼ TARI TARI

TARI TARI 6 (イベント映像収録「白浜坂高校感謝祭その2」) [Blu-ray]TARI TARI 6 (イベント映像収録「白浜坂高校感謝祭その2」) [Blu-ray]
(2013/02/06)
高垣彩陽、瀬戸麻沙美 他

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ストーリー★★★★☆4
キャラクター性★★★★★5
★★★★☆4
演出★★★★☆4
音楽★★★★★5
総合的な評価★★★★★5

・夏アニメで一番面白かった作品
・総合的なバランスが良く、隙のない良作というイメージ
⇒ 【TARI TARI アニメ総評】

▼ アクセル・ワールド

アクセル・ワールド 6(初回限定版) [Blu-ray]アクセル・ワールド 6(初回限定版) [Blu-ray]
(2012/12/26)
三澤紗千香、梶裕貴 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★★☆4
演出★★★★☆4
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・原作再現度が高いアニメ化で、既読組としても満足な出来でした
・若干間延びした感も否めませんが、決める時は決める演出が素晴らしい
⇒ 【アクセル・ワールド アニメ総評】
⇒ 【アクセル・ワールド 各話感想】

▼ ココロコネクト

ココロコネクト キズランダム 上 (初回限定版) [Blu-ray]ココロコネクト キズランダム 上 (初回限定版) [Blu-ray]
(2012/12/26)
水島大宙、豊崎愛生 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★☆4
★★★☆☆3
演出★★★☆☆3
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・全17話のアニメなので、個人的にはまだ終わっていないという気持ち
・暫定的に評価すると、意外と頑張ってくれていたなという感じ
・もう少し尺が欲しかったという部分もありましたが、概ね許容範囲内でした
⇒ 【ココロコネクト 各話感想】

▼ 人類は衰退しました

人類は衰退しました 妖精さんの、おさとがえり [Blu-ray]人類は衰退しました 妖精さんの、おさとがえり [Blu-ray]
(2012/11/21)
中原麻衣、石塚運昇 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★★★5
★★☆☆☆2
演出★★★★★5
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★★☆4

・ここまでアニメ向きな作品だとは思ってみませんでした
・アニメと原作で完全に棲み分けが出来ており、それぞれの良さを感じ取れましたね
⇒ 【人類は衰退しました アニメ総評】
⇒ 【人類は衰退しました 各話感想】

▼ じょしらく

じょしらく 2(期間限定版) [Blu-ray]じょしらく 2(期間限定版) [Blu-ray]
(2012/10/24)
佐倉綾音、山本希望 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★☆☆3
★★★☆☆3
演出★★★☆☆3
音楽★★★★☆4
総合的な評価★★★☆☆3

・女子落語という新感覚アニメかと思いきやパロ系雑談アニメ
・安定した笑いを提供してくれました
⇒ 【じょしらく アニメ総評】

▼ 恋と選挙とチョコレート

恋と選挙とチョコレート 3(完全生産限定版)(Blu-ray Disc)恋と選挙とチョコレート 3(完全生産限定版)(Blu-ray Disc)
(2012/11/21)
中村悠一、中村繪里子 他

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ストーリー★★★☆☆3
キャラクター性★★★☆☆3
★★★★☆4
演出★★☆☆☆2
音楽★★☆☆☆2
総合的な評価★★★☆☆3

・ギャルゲー原作にありがちなストーリーのブレはなかった
・そのかわりにラブコメパートも物足りない内容でした
⇒ 【恋と選挙とチョコレート アニメ総評】

▼ 機動戦士ガンダムAGE

機動戦士ガンダムAGE 第1巻 【豪華版】(初回限定生産) [Blu-ray]機動戦士ガンダムAGE 第1巻 【豪華版】(初回限定生産) [Blu-ray]
(2012/02/10)
豊永利行、遠藤綾 他

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ストーリー★★☆☆☆2
キャラクター性★★☆☆☆2
★★☆☆☆2
演出★★★☆☆3
音楽★★★☆☆3
総合的な評価★★☆☆☆2

・アセム編は面白かったけど、他がイマイチ盛り上がりに欠けた
・ガンダムに思い入れはありませんが、シリーズファンが低評価なのは何となく納得


ベストキャラクター賞
・稲葉姫子(ココロコネクト)

ベストOP賞
・「Burst The Gravity」(アクセル・ワールド OP)

ベストED賞
・「潮風のハーモニー」(TARI TARI ED)

ベスト声優賞・男性
・花江夏樹 さん (TARI TARI ウィーン/前田敦博役)

ベスト声優賞・女性
・中原麻衣 さん (人類は衰退しました わたし役)


良いアニメが揃っていた時期でしたね。
振り返ってみれば、充実していたなぁとしみじみ思います。

OPとED曲は、過去最大級に悩みました。
このクールは良曲が勢揃いしていて、何を基準に選ぶかで順番が変わってしまいます。

「アクセル・ワールド」後期OP『Burst The Gravity』
「ココロコネクト」初期OP『パラダイム』
「人類は衰退しました」OP『リアルワールド』
「機動戦士ガンダムAGE」OP4『AURORA』

「TARI TARI」ED『潮風のハーモニー』
「アクセル・ワールド」前期ED『→unfinished→』
「ココロコネクト」ED1『ココロノカラ』
「機動戦士ガンダムAGE」ED4『Forget-me-not ~ワスレナグサ~』

上記のうちならどれをベスト賞に選んでも悔いはありません。
気分によって順位は変動すると思われます。
仕方がないので、今現在の気分で選出してみました。
まだ入手できていないCDもあるので、早く買って聴き込んでみたいなー。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ評価  TARI_TARI  アクセル・ワールド  ココロコネクト  人類は衰退しました  じょしらく  恋と選挙とチョコレート  機動戦士ガンダムAGE 

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アクセル・ワールド アニメ総評 

アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]
(2012/07/25)
三澤紗千香、梶裕貴 他

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【評価……B+
作画 ★★★★★★★★☆☆ … 8
演出 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
脚本 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
音楽 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
声優 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 5
原作再現度
安定感
構成
設定
燃え

 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★
 … 9
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7


1話2話3話4話5話6話7話8話9話10話11話12話13話
B+BC+B-C+B-C+BB+B-ABB
14話15話16話17話18話19話20話21話22話23話24話
B+B+B+AB-CBBBA-A-

【総評】


2クール通してヒシヒシと感じたのは、サンライズの安定感
いわゆる神回を作るよりも、安定したクオリティを維持する方が難しいと思われるテレビアニメにおいて、作画崩壊をせずやりきった点は評価すべきことでしょう。
台詞が長めであることが多かったので、演出的にも大変だったでしょうに、熱を損なわないバトルシーンを描いてくれました。
基本的に単色であるアバターを、見事に映えさせていたと思います。

不自然に話が急展開になこともなく、シリーズ構成もしっかりと練られていました。
合間に短編を混ぜたことで、若干間延びした感はありましたけど、これは長編との整合性が甘い原作にも原因がありますから致し方のないことだと思います。

声優さんは、やはり黒雪姫役の三澤紗千香さんがキーでしたね。
他の王をベテランや実力派で埋める中、新人さんには荷が重かったと思います。
将来的には実力も認められる人気声優さんになりそうな片鱗は窺えましたけど、まだまだ下積みが必要ですね。
重要な役であるが故に、気の抜けた声でシリアスな空気がガックリとしてしまうシーンは少なくなかったです。

モブキャラに原作者を抜擢したのもサービスでもなんでもありませんしね。
アニメの声は、たった一人でも外していると、作品全体の雰囲気に直結するので気を使ってもらいたかったです。

逆に良かったのは、能美役の小林沙苗さん。
苛立たせる煽り口調は完璧だったと思います。
最終回では、勝負に敗れた後の醜い往生際の悪さが、憐れみを感じるぐらい素晴らしかったですね。

音楽は良かったんですけど、たまに場面の選択に疑問を浮かべる時がありました。
最終決戦のように、一致すると物凄く良かったんですけどね。
OPやED曲も格好良くて何度も聴きたくなるもので、質は疑いのないものでした。

この作りで文句を言っていたら罰が当たるなと思えるほど、ラノベ原作としては恵まれていたと思います。
現在放送中の同じ原作者による「ソードアート・オンライン」よりも良かったです。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アニメ総評  アクセル・ワールド  2012年放送開始アニメ 

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アクセル・ワールド 第24話「Reincarnation;再生」 

アクセル・ワールド」最終回。

面白かった!
綺麗な終わり方で、理想的な第一期だったと思います。
憎き敵役との迫力あるラストバトル、かけがえのない友情、取り戻した絆。
テーマが明確で、芯がしっかりとした物語を丁寧に描いてくれました。

シルバー・クロウ vs ダスク・テイカーの空中決戦。
かなり派手に動き回っていて、見応えありましたね。
心意が便利すぎやしないかと思いもしましたが、熱い戦いだったのは間違いありません。
特に翼を取り戻した後、ゲイルスラスターとの合わせ技である上空からの高速急降下による一突きは、BGM効果も相まってゾクゾクしました。
直後の落下シーンで、ハルユキの全裸さえなければ、もっと良かったのですけどねw

能美の最期は、惨たらしいものでした。
散々ゲスい行動をしてきたのに、助けを求めるところなど、ブレないなぁと思いますね。
この手の作品では、アマちゃんな敵が多い中で、トコトン厭らしく主人公達をハメてきた能美は、実に魅力的なキャラだったと思います。
性格的にも変に取り繕うところがなくて、突き抜けたところは嫌いじゃないですね。
まぁ、関わりたいとは一切思いませんけどもw

チユリの裏切りは、他に方法あったんじゃないかなぁと思うものの、ブレインバーストに詳しくない彼女が頑張った結果なので、深くは突っ込みません。
盗聴を気にしたのだって、以前タクムに仕掛けられた過去があるわけですしね。
無制限フィールドに行けるレベル4まで上げる目的もあったんでしょう。
ハルユキやタクムに言い訳をせず、誤解されたらどうしようと怯えながら、一人で成し遂げたわけなんですから、よくやったと思いますよ。

楓子にゲイルスラスターを返却するシーンを現実世界で見せたのは巧かったですね。
加速していると、本当に一瞬のことなんだなというのが良く分かりました。

ブレインバーストを失った能美が綺麗すぎて、今までで一番気持ち悪かったw
顔芸で煽る姿がデフォルトだと脳にこびり付いてしまいましたねw

ハルユキの天然プロポーズに照れる黒雪姫は可愛かった。
原作挿絵ではパンチラしていましたけど、アニメでは上手くスカートで隠されてましたね。

ラストは、今後に登場する予定のキャラが顔見せしていました。
謡や綸が見られるとは思っていたかったので、予想外の登場に驚きつつも嬉しかったです。
これはもう二期をやってくれるということでいいんですよね?w

▼ アクセル・ワールド アニメ総評

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ:   アクセル・ワールド  アクセル・ワールド(アニメ話感想)  2012年放送開始アニメ 

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アクセル・ワールド 第23話「Consolidation;絆」 

ラスト2話!
アクセル・ワールド」第23話を視聴しました。

シルバー・クロウにとっては、三度目となるダスク・テイカーとの激突。
誰かが加速世界から離脱することが約束された≪サドンデス・デュエル≫は、正真正銘のラストバトルです。

もはやタクムが主人公兼ヒロインで良いんじゃなかろうか?
それくらい王道的な主人公の立ち回りを演じ、かつハルユキの相棒役を担っていました。
トラウマを乗り越えて、ダスク・テイカーへリベンジを果たすところなど、主役以外の何者ではないですね。
愛する人を囚われてやられるがままになるところも、ある意味伝統って感じ。
さすがに一方的にやられすぎというか、チユリに弱過ぎだろうとは思いますけどね。

シアン・パイルは、剣を構えるサンライズ立ちが様になってますなー。
時々表示されるタクムの顔が一々イケメンなもんだから、格好良くて惚れそうですわ。
理系キャラと思いきや、時々抜けているところも含めて楽しいキャラですね。

そんなタクムに出番を奪われ気味だったハルユキ。
まぁ、相手が悪かったですね。

シルバー・クロウを隔絶していたのは、ダスク・テイカーの協力者であるブラック・バイス。
能美とはまた違う異質な雰囲気を持っており、一筋縄ではいかない印象を与えるキャラですね。
声色が落ち着いていて、とても中高生には聞こえませんでした。
一瞬だけ見せた戦闘能力は、明らかに加速世界でも上位に位置するものだと感じ取れましたね。

絶体絶命のピンチに駆けつけたのは、他でもない黒の王、ブラック・ロータスでした。
結局ハルユキ達だけで解決出来なかったことに賛否両論あるでしょうが、こういう仲間が助けに来る展開は多用されなければ燃えますね。
出来ればもう少し覇気のある声で叫んで欲しかったのですが……早々上手くはならないか。
そういえば、沖縄編を挟んだおかげで少し会話に広がりが出ていましたね。
沖縄編は浮いていましたが、全てはココに繋げるための伏線と考えれば、まぁ悪くはないかなと思います。

相変わらず安定した作画で、変なところで気を取られる心配がないのが嬉しいですね。
次回最終回、ド派手な決着に期待します。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ:   アクセル・ワールド  アクセル・ワールド(アニメ話感想)  2012年放送開始アニメ 

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アクセル・ワールド 第22話「Determination;決意」 

アクセル・ワールド」第22話を視聴しました。

チユリの脱いだ流れが、さっぱり分からないっすねw
ハルユキに対して言葉に説得力を持たせたかったのでしょうが、だからといってこの行動はおかしい。
この先の展開を知っていて、チユリの心情を汲み取っていても、突飛すぎるアクションだなぁと思いますね。

もはやヒロインの位置に座って最も収まりがいいのがタクムな気がしてくる。
チユリは言わずもがな、黒雪姫は旅行中により不在、楓子やニコは出番が少な過ぎ。
それに対して対立したり、また仲良くなったり、想いやって距離を置いたり、手を差し伸べたりとタクムとの友情は毎回挿入されるため、親密度が着々と上昇していっています。
女の子に囲まれるハルユキと違って、タクムは不遇なイメージが強かったので、アニメでの出番の多さに驚きました。

ブラッド・レパードとラスト・ジグソーの戦闘は、あっさりと片付いちゃいましたね。
あれはジグソーが弱いのではなく、パドさんが強過ぎるだけなんですが、そうは見えませんでした。
演出的に見せ方が難しい場面だったんでしょうが、圧倒的な戦闘能力を見せつけて欲しかったな。

能美の名前がマッチングリストに出てこない理由が明らかに。
ハルユキに喋らせることでBIC<ブレイン・インプラント・チップ>の説明を行っていたのはGJ。
もっと軽く流すのかと思っていましたので、拾ってくれて嬉しかったです。

しかし、ナーヴギアの名前をハッキリ出すとは思いませんでした。
原作ですらボカしていたのに、一応制作会社の違うアニメタイトルのネタに絡むとは。
SAOとの繋がりを示唆していますが、この辺りは明確なリンクがあると確定している訳ではありません。
まぁ、普通に考えたら延長線上にあるんだろうなと思っちゃいますけどね。

能美はまたしても顔芸担当。
豚だと油断していたハルユキに秘密を握られ、彼自身も後がなくなりました。
決着の時が間近に迫ってきましたね。

全24話だそうなので、もう残り2話。
いよいよクライマックス、盛り上がりを期待したいですね。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ:   アクセル・ワールド  アクセル・ワールド(アニメ話感想)  2012年放送開始アニメ 

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アクセル・ワールド 第21話「Insurrection;反逆」 

アクセル・ワールド」21話の感想です。

能美に負けたハルユキとタクムは、赤の王であるニコに心意システムの教えを請う。
一から指導を受けるため、タクムは己の傷と向き合うことに。
そして、ハルユキは赤のレギオン所属の女性に連れられて、能美が何故マッチングリストの現れないかの謎に迫るため、秋葉原へと向かう。

相変わらず丁寧な作りで好感が持てるアニメですね。
1話から一貫してペースを崩しておらず、シリーズ構成が非常に上手いですね。

ニコ再登場。
アニメ12話以来なのに、そこまで久しぶりという感覚がないのは気のせいかな。
作り笑顔の演技よりも、素の悪態ついているニコの方がやっぱり素敵。
ハルユキを罵るくらいで、ちょうど良いと思います。
つーか、幼女の足を掴むなよ変態w

そんな彼女に心意を学ぶタクムの悲壮感は、やはり暗いな。
ニコに言われてしまうのも致し方がない。
まぁでもそれは、タクムが実直な性格をしている証でもあるわけで、決して悪いという意味にはなりません。
しかし、回を追うごとに、初期のタクムの非道さが浮いてきてしまうのは原作通りだなぁw
バス内での会話は、文章だけの原作とは比べ物にならないくらいホモホモしかったですね。
何故タクムはイケメンなのに腐女子からしか人気が出ないんだろうかw

そして、初期からOPなどで顔見せしていたブラッド・レパード、通称パドさんが遂に本格的に登場。
美人メイドライダーが爆走していたら、秋葉原でも絶対目立つよねw
レイカー師匠に引き続き、つくづく年上女性と縁がある主人公だな。
川澄綾子さんの声は、発音の高低差が少ない演技も含めてイメージ通りでした。
演出的にはもっと早口でもいいかなと思いましたが、内容が理解できなくなるので、あれが適度なのかな。
その代わり、常にハルユキの襟を掴んで引っ張る姿がせっかちの印象付けになっていましたね。

未来の秋葉原の説明は、もう少しだけ欲しかったかなー。
SF設定が面白かっただけに惜しい。
確かに、本筋とは外れたところにあるので、省略するならココだったんでしょうがね。

そういえば、心意システムに関しても取り上げられ方が甘かったような。
もともと何でもアリなように見えますが、一応それなりの制約とかあったはずなんですが。
そこまで細かい話は、今回のアニメではやらないからいいのかな。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ:   アクセル・ワールド  アクセル・ワールド(アニメ話感想)  2012年放送開始アニメ 

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アクセル・ワールド 第20話「Domination;支配」 

アクセル・ワールド」第20話、視聴完了。
沖縄編を挟み、再び能美編の続きが始まりました。

前回とのギャップが凄まじいことになってますね。
沖縄編とのテンポや雰囲気が違い過ぎて、冒頭のシーンで乗り遅れそうでした。

内容的には陰鬱とした展開でしたが、面白く感じられました。
先の展開を知っている分、安心して観られるというのも少なからずあるんでしょうね。

回復したダスク・テイカーの前に、我を忘れ飛びかかったシアン・パイルがやられ、シルバー・クロウも自我をコントロールできずに怒りに任せて攻撃を仕掛けるものの、タイムアウトにより対戦が解ける。
その後、チユリと話し合う場を設けるも、自分の意思で能美と組むことにしたという言葉に愕然とし、動揺するハルユキとタクム。
更には、盗撮の疑いの目を向けられたハルユキは、ますます孤立していく……という展開。

もちろん多少カットはされていますけど、丁寧にストーリーを描いているアニメですね。
「いい加減能美編終わって欲しい」とか「長いだけでつまらん」という声もあるようですが、個人的にはこういう溜め回があるからこそ後半が盛り上がりがあるんだと思うと、むしろ徹底的にやって欲しいなとさえ思います。

そもそもハルユキの成長が垣間見ることが出来る時点で、大きな進展があったともいえますしね。
嵌められ、追い込まれてもなお闘志を燃やし続けることが出来るようになったのは、ハルユキが思い浮かべた仲間たちのおかげでしょう。
たとえ、自分勝手なイメージ像なんだとしても、チユリを信頼しているからこそ上辺の言葉を信じないとキッパリ言い切るハルユキは、精神的に以前とはまるで違う人間になったかのように見えます。
黒雪姫に守ってもらわなくても、立ちあがろうとする姿勢は、明らかに変わったところですよね。
少々古臭いのかもしれませんが、こういう王道的な展開が大好きです。

タクムも、一見すると冷静な博士キャラに思われがちですが、中身は相当な熱血漢ですね。
ハルユキやチユリのためならば、我が身を呈してまで目的を達しようとする。
自責の念が強いだけではなく、友を想う気持ちが原動力になっているんだろうなというのが窺えます。
泣いたり、怒ったり、説得したりと、まさにもう一人の主人公とも言うべき活躍。
アニメになって、タクムの魅力が増大しているように感じられるのは、気のせいじゃないと思います。

そんな二人に心配されるチユリ。
彼女の真意が見えてこないうちは、イライラする人が多いようですね。
何か訳があるんだろうと分かっていても、確かに彼女の行動は、ハルユキ達にとって裏切りに見えてしまいますから。
まぁ、この辺りは追々分かることでしょう。

それにしても、能美は嫌われていますねー。
そりゃまぁやっていることからして、当然といえば当然なんですが。
でも、過剰反応し過ぎなのでは?という気がします。
もっともっとゲスいキャラが出てきてもいいと思うんですが、一応原作はティーンエイジャー向けのライトノベルですから、そうはいかないんですかね。

今週は作画が素晴らしかったです。
ラストバトルなどに力を入れてくれればいいのに、ここから全力投球するだけの余裕があるということなのかな。
そうだとしたら凄いぞ、サンライズ。

二期への伏線が結構出てきていますけど、もうアニメ化されるのは確定路線なのかな?
じっくりと放送してくれているおかげで、原作ストックはまだまだあるし、BDの売り上げも悪くないようですので、早いうちに二期が始まるのかもしれませんね。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

タグ:   アクセル・ワールド  アクセル・ワールド(アニメ話感想)  2012年放送開始アニメ 

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アクセル・ワールド 第19話「Revolution;変遷」 

アクセル・ワールド」第19話視聴しました。
黒雪姫視点による沖縄編、後半戦です。

うーん、ただでさえ強引なストーリー展開だったのが、細かい説明を省くと、意味不明な話になってしまいますね。
場面ごとの見所は満載だったので、適当に見る分には良かったのかもしれませんが。

OPで盛大なネタバレとなっていたクリキンの合体ロボは、アニメでこそ映える演出だったと思います。
30年以上未来の話のはずなのに、ロボが今から30年以上前のデザインなのが面白い。
あの古臭さが、逆に未来人にとっては格好良く見えるんでしょうかね。
サンライズ的に、ノリノリだったんでしょうねw

問題は、敵の強さをイマイチ伝えきれなかったところ。
おかげで、黒の王もクリキンもあまり強くないように見えてしまいました。
黒の王vs黄の王の時みたいに、迫力あるバトルを期待していたんだけどなー。

恵が乱入するシーンは、やっぱりどう考えても時間的に辻褄が合わないよなぁ。
恵が部屋に侵入し、コマンドを発するまでに要した時間は約50秒。
黒雪姫達に気付かれずに部屋に入る時間も考えれば、少なくとも1分以上はかかります。
加速中は体感速度が1000倍異なるので、60秒×1000=60000秒=1000分=16.6666...時間。
つまり、黒雪姫達がダイブしてから16時間以上は経っているはずなんですよね。
どう考えても、そうは見えませんでした。

あと、何故恵が加速出来たのか。
これはまぁ憶測で語ることは出来ますけど、それでもご都合主義感が強過ぎる。

そして、クリキン同様にアバターが古臭すぎるw
魔女っ子は、幼い女の子だからこそ成り立つのであって、ブレイン・バーストのアバターには似合わなさすぎる。
ダサ格好良いはアリでも、ダサ可愛いはナイと思うんだ。

クリキンのリアル容姿、主人公っぽいイケメン面だったなぁ。
琉花と真魚も魅力的だったし、沖縄が舞台でも一つ長編作れそうですね。

黒雪姫が棒読みなのは今に始まったことじゃないけれど、さすがに叫び声は酷過ぎじゃありません?
あの腰が抜けるような声は、リテイクしても変わらなかったんでしょうか。
必殺技の掛け声は、まだ良くなっていたんですけどねぇ。

まぁ、あくまで番外編ってことで。
次回から、本編に復帰ですね。
楽しみです。

テーマ: アクセルワールド

ジャンル: アニメ・コミック

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アクセル・ワールド 第18話「Invitation;挑戦」 

アクセル・ワールド」第18話視聴。

ハルユキやタクムが能美と一戦を交えている頃、修学旅行で沖縄に訪れていた黒雪姫にもバーストリンカーとして、ある事件に巻き込まれていたという展開。
東京での熱いバトルは小休止を挟み、沖縄編が始まりました。
時系列的には正しいのですが、お預け感が強いですね。

結果的には、水着回にもなりましたし、シリーズ構成としてはメリハリついているともいえるのかな。

ブラック・ロータスに対戦を挑んできた青系アバターのラグーン・ドルフィン。
リアルネーム安里琉花役の声優さんの名前を久しぶりに聞きました。
仲西環さん、声優のお仕事続けていらっしゃったんですね。
近頃全然耳に入って来なかったので、何だか感慨深い。
一度意識すると、メモオフ2ndの飛世巴の声にしか聞こえなくなってしまいましたよ。

もう一人の原住民である糸洲真魚役の儀武ゆう子と共に沖縄出身の声優さんを引っ張ってきたところに、こだわりを感じました。
ぶっちゃけ、あの発音で正解だったのかどうか判断つかないのですが、それだけ本気だったということが何より素晴らしいのだと思います。

原作挿絵でも思ったことですが、どう見ても東京の面子と比べて幼いですよね。
琉花がハルユキ・チユリ・タクムと、真魚が能美と同い年だとは信じられません。
見た目的には、真魚が可愛いけれど、ロリっ娘すぎて公には言い出しにくいw

クリキンのキャラは、アニメ的に面白さが増しますね。
次回以降の黒雪姫との絡みも期待出そうな登場シーンでした。

アニメ化が発表された初期の段階から公式でキャラ紹介されていた若宮恵にようやくスポットライトが当てられましたね。
その時点で、この沖縄編をやるんだろうなと予測がつきました。
彼女の秘密は、来週判明すると思いますけど、上手く構成しないと先の展開のネタバレにも繋がるので、果たしてどうのように料理するのか。
脚本家の腕の見せ所ですね。

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アクセル・ワールド 第17話「Fragmentation;分裂」 

アクセル・ワールド17話

アクセル・ワールド」第17話視聴しました。

戦闘かっけえええ!
炎の揺らめきやバトルエフェクトの演出が素晴らしく、後半はずっと鳥肌立ってました。
原作で最も好きな場面だったので、この再現度は凄く嬉しかったですね。
さすがはサンライズ、素晴らしい。

BGMも盛り上がりを増長させ、非常に興奮しました。
出来ればずっとBGMが走っていれば最高だったんですが、合間ごとに間が出来てしまったのが惜しかったですね。

修業した成果を発揮し、師から託された想いで再び飛翔し、友の力を信じる。
ベタだろうがなんだろうが、この王道展開に燃えないわけがありません。
たまりませんね、この熱さ。

その後、まさかのチユリ登場&裏切りに萎えるという方もいるでしょうが、個人的にはそう思いません。
能美が一筋縄ではいかない相手だということを存分に知らしめる展開で、評価したいです。
原作3巻発売当時、後味が悪い等の理由で大いに荒れましたが、アニメ組の人達にも反感を買いそうで怖いですね。

ハルユキが何も語ろうとしなくても、単身で調査し、能美へ戦いの場へと引き摺り出したタクムが格好良い。
心意攻撃の前にボロボロとなっても、チャンスを窺い、ダスク・テイカーへ致命的なダメージを与える場面は、何度も観たくなる名場面だと思いました。

ゲイルスラスターが、コテコテのロボ物演出で厨二心をくすぐります。
過剰なまでの演出がダサ格好良いなぁ。

声優さんも漲っていましたね。
ハルユキ役の梶裕貴さんの熱血演技に燃え、瀕死ながらも懸命に必殺技を繰り出すため言葉を発するタクム役の浅沼晋太郎さんの声に痺れ、何かを堪えるように声を絞り出すチユリ役の豊崎愛生さんに惹きつけられました。

能美役である小林沙苗さんの厭味ったらしい声がパーフェクトマッチだなぁ。
「は?」「おええー」「へぇー」「最悪だあー」とか、ニュアンスを含める演技が上手過ぎる。
わざとらしさが滲み出ていて、イイ敵役でした。

って、過去形で語っていますが、まだ続くんですよね、この物語。
しかも来週以降は、黒雪姫視点の沖縄編。
しばしこの先はお預けですね。

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アクセル・ワールド 第16話「Imagination;面影」 

遅くなりましたが、「アクセル・ワールド」第16話感想です。
これまたオリンピックの影響で放送が遅れていたのを、ニコニコ動画で観た形となります。
最速地域では既に17話が放送されているようですが、気にしたら負けです。

修行回来ましたね。
原作3巻を評価している理由その2が、このシルバー・クロウが修行するパートです。
熱血バトル系作品には欠かせないで要素あり、主人公が這いあがろうとする意志を見せてくれるため、大好きなんですよ。
ハルユキに関しては、初期の臆病で後ろ向きな性格から決定的に変わったことを印象付けてくれる話でもありますしね。

心意システムは、原作発売当時、ゲームシステムを根底から覆すものとして非常に不評を買いました。
これでは何でもありじゃないか、と。
でも、ブレインバーストの原理を考えると、イメージ力の重要性は理解できるので、個人的には深く納得できる設定だなと思いました。
アニメでは比較的あっさりと習得したように見えちゃいますけどね。

ヒロイン交代のお知らせ。
スカイ・レイカーの中の人である倉崎楓子が、アニメで初お披露目となりました。
正統派美少女で、優しい声色と笑みがたまらなく可愛かったです。
後々明らかになるもう一つの人格も含めて好きなキャラです。
アッシュに対して酷い言い草だったり、問答無用でシルバー・クロウを突き落としたりと片鱗は見せてますねw

髪を栗色にしたのは、黒雪姫との差を出すためなのかな。
黒雪姫が黒に近い藍色に対して、師匠は僅かに茶色が混ざる黒という色合いだったので、受ける印象に変化がありました。

その黒雪姫もスペックは高いはずなんですけども……。
やっぱり厨二病よりも綺麗なお姉さん系の方が好きなんです。
あと、声優さんの実力差も影響していますね。
シャープな声をイメージしていたので、一音一音可愛らしい声のギャップが凄まじく、虜になってしまいました。

ところで、このアニメ、時々BGMがおかしくなりますよね。
シリアスな場面なのに、妙に愉快なリズムで笑いを誘ってくることが幾度もあります。
音楽そのものはいいんですけど、使用するシーンを間違えてないかと不安になったりします。

次回、燃えバトルが期待できるので、盛り上がる演出にしてくれるといいなー。

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アクセル・ワールド 第15話「Destruction;崩壊」 

アクセル・ワールド」第15話感想になります。

この辺りの話は、次の展開がwktkするので大好きです。
何度見ても面白いと感じる自分は、少数派なんだろうなぁ。

ハルユキが対戦でも負けたことで、卑屈になっているモードも含めて、作品としてありだと思っています。
唯一の光であり取り柄だと思っていた翼をもぎ取られ、精神的にどん底まで堕ちていく姿をしっかり描いてくれました。
イジメから救ってくれたのは黒雪姫ですけども、己に自信を持つことができた象徴は、紛れもなくあの銀翼だったわけですから、源を奪われてしまっては追い込まれてしまうのも致し方がありません。
例え周囲の人間がハルユキを認めてくれていても、自分の価値を受け入れるのは難しいでしょうし。

ハルユキは、確かに人として最低なことをしてしまったクズかもしれません。
しかし、本当に根っからの駄目人間ならば、タクムもチユリも黒雪姫も傍にはいないでしょう。
……確かに原作でも説得力不足は否めませんが、まぁでも内面から察するに悪い奴ではないと思っています。

自分自身も酷いことを言っていると頭では理解していても、吐き出す言葉は低劣になってしまう。
そんなハルユキの心情を察して、表面上の言葉ではなく、何も真意を語ってくれないことに腹を立てるタクムは、本当に友達想いだなぁとしみじみ思いますね。
タクムも相当酷いことをしてきましたけど、反省して前に進めている。
それだけでも十分すぎるほどに真摯だと思います。
まだ中学二年生なんですから、聖人君子な人物像を求めるのは酷です。

原作通りではあるんですけど、構成的に落ち込む期間が短いかなと感じました。
ひたすら自暴自棄になって、最後の引きでアッシュが「上に来い」と誘う形でも良かったかな。
結局、この15話を観た感想としては、アッシュに救われたことで鬱屈感が紛れましたから。
アッシュのセリフはギガクオリティ過ぎて、湿った空気が霧散してしまいますねw
壁面走行が見ている分には爽快だったけど、絶対にバイクには乗りたくないなw

能美の見下したニュアンスを言葉に含む発言が、見事なまでに再現されていますね。
対戦終了後の「はい、お疲れ様でしたー有田先輩」なんて
デビュー当時から好きな声優さんでしたが、能美役で更に小林早苗さんの株がメキメキ上昇中です。

スカイ・レイカーも遂にお目見え。
想像していたよりも可愛らしい声でしたね。
CVは、「らき☆すた」のみゆき役などで有名な遠藤綾さん。
まだ今回はセリフ量が少なめだったので判断し辛いですが、イメージとは違っても、これはこれでイイ味が出るんじゃないかなと思いました。
彼女の見せ場は、来週からが本番ですね。

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アクセル・ワールド 第14話「Arrestation;策略」 

「アクセル・ワールド」第14話を視聴しました。

早くも能美征二の本性が露わとなった今回。
いやはや、真正のゲス野郎ですな、コイツは。

原作3巻を高く評価しているのにはいくつか理由があるのですが、そのうちの一つが能美だったりします。
最初からハルユキを陥れようとする段取りに甘さが見当たらないのが、徹底していて素晴らしい。
突き抜けた性格の持ち主は、造形的にキャラが立っているのが良いですね。
人の感情を逆撫でさせる喋り方が絶妙で、改めて小林沙苗さんの演技力に聞き惚れしました。
もちろん好感度は別なんですが、この厭らしさがクズすぎて、ある意味清々しくなります。

ただまぁ、いかにもイジメっぽい狡猾さ故に、拒否反応を示す人も多いでしょうね。
その気持ちも非常に分かります。
あんなのが身近にいたら、ぶん殴りたくなるに決まってます。

ハルユキのウジウジした性格にも改善が見られるのが成長を感じさせますね。
チユリの言う通り、以前のハルユキだったらもっと卑屈だったはずです。
黒雪姫やタクム、チユリを通じて、前向きになっていくハルユキの姿を見ていると、嬉しくなります。

チユリといえば、今回は黒雪姫先輩からヒロインの座を奪っていましたね。
中学二年とは思えない発育具合で……ぶっちゃけエロ可愛かったッス!

新OPの映像がネタバレ満載な件について。
あれはさすがに気前が良過ぎるのではないでしょうか。
誰が出てくるのか分かっちゃいましたし。
予想はしていましたけど、どうやら沖縄編をやるようですね。
曲そのものは、前OPよりも好みでした。

逆にED曲は、前EDの方が好きでしたね。
黒雪姫役の三澤紗千香さんが歌っているらしいのですが、声質はやはり良いですね。
問題は演技なだけで。
歌唱力は、まぁボチボチじゃないでしょうか。

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アクセル・ワールド 第13話「Violation;侵入」 

アクセル・ワールド」13話まで放送され、遂に2クール目に突入。
内容も、原作3巻に入ったところで、新たなる展開が開始されます。
てっきりここからOPとEDが変わるもんだと思っていたんですが、そのままでしたね。

原作では賛否両論……というよりかは、世間的には批判が集中したエピソード。
アニメでも大荒れしそうですが、個人的には大好きな話なので、濃厚に描いて欲しいですね。

その核となるキャラ、能美征二が登場しました。
表面的には優しげな後輩の面構えですが、明らかに何か裏があることを窺わせています。
タクムを剣道で負かして、ドヤ顔を決める彼の真意が表面化する時が楽しみです。
声優さんの小林沙苗さんの少年役というと、塔矢アキラを思い出すなぁ。
中性的な声色を出すことができる方なので、中学1年生役としてはナイス抜擢だと思います。

外野にいたチユリも、ブレインバーストをインストールして、晴れてバーストリンカーに。
ライム・ベルのアバターが思っていたよりも可愛い。
あのボディだと洗練された格好良さは表現できても、可憐な可愛さは難しいのではないかと思っていましたが、ちょこまかとしたアクションと気取らない声が良い方向に作用していました。

チユリのシンプルな思考は、好感が持てます。
大袈裟に捉えがちな他の面々と違って、単純にゲームとして楽しむことだけを考える彼女の構え方が好きです。
シルバー・クロウをボコボコと殴り、必殺技を試す姿は、純粋に楽しんでいるように見えました。
まぁ、どう見ても今度純粋に楽しめなくなりますよと言っているようなもんですけどね。

しかし、改めてこうアニメとして、物語をもう一度追ってみると、随所に伏線が仕込まれているのが分かります。
シトロン・コールを受けたシルバー・クロウの体力ゲージが回復するのと同時に必殺技ゲージが減少しているところなど、鋭い人ならばすぐに気が付きそうですね。

それにしても、地方によって異なるんでしょうが、こちらでは「ソードアート・オンライン」と「アクセル・ワールド」が連続して放送されるので、1時間丸々川原礫コースとなっています。
原作者は嬉しいでしょうなぁ。

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アクセル・ワールド 第12話「Absolution;容赦」 

「アクセル・ワールド」第12話視聴しました。
これで1クール終了と同時に原作2巻分まで終えたことになります。

あれー?クロム・ディザスターってこの程度の実力だったっけ?
確かに、原作通りの展開のはずなんですけど、随分と弱く見える。
いくら超長距離ジャンプを行うとはいえ、クロウに協力を仰ぐ必要性も薄いような……。
王が怯えたり、複数で囲んだりするぐらいのはずが、何だかんだでクロウ一人で倒してしまっているし、ボスっぽさが足りなかったですね。

戦闘は一つ一つの動作がキッチリしていて、滑らかというよりも型にハマった感じ。
決して悪い意味ではなく、むしろ丁寧な仕事だなと好感を持てました。

しかし、その戦闘の合間に行われる語りは、長ったらしくてテンポが悪い。
前回もそうでしたけど、のんびりとダラダラ喋り過ぎです。
何もかも片付いた後ならば構いませんが、クロム・ディザスターが逃げてもすぐに追いかけようとしないのは、どうかと思いました。

しかも、説明して欲しいところは何故かちょくちょく抜けがあったりするんですよねぇ。
例えば、トドメの一撃に使用したのが≪ジャッジメント・ブロー≫だというフォローがなかったりとか、変遷の説明が不足していたりとか。
回によって結構バラツキが大きいなぁ。
脚本家の違いによるんだろうか?

黒雪姫の「うわー」という叫びが棒読みすぎて笑ったw
いつかは上達するでしょうけど、さすがにこのアニメの放送中に大幅なスキルアップは望めないでしょうね。

さて、次は個人的に一番好きな3巻の内容に突入ですね。
楽しみです。

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アクセル・ワールド 第11話「Obligation;宿命」 

アクセル・ワールド第11話視聴後のネタバレ感想です。

突っ込みどころ満載だったけど面白かった!
文章では表現しきれないところをやってくれましたね。
この回はアニメ化して良かったなぁと心底思いました。

突如現れた黄の王。
罠に嵌められたと気が付いた時には既に遅し。
必死になって打開しようとするシルバー・クロウ達が熱い熱い。

前半は、シアン・パイルの冷静な判断と献身的な行動に目を奪われました。
罪悪感が半端じゃないタクムは、事あるごとにハルユキを助けようとするのだけれど、これはまぁ致し方がないことですよね。
それよりも、やられ声とか表情が妙にホモホモしく感じられるのは気のせいでしょうか?w
イケメンのタクムが苦しむ顔がドアップで描かれているので、一々絵になるんですよねぇw

しかし、せっかく命を賭してシアン・パイルが稼いだ時間を無下にしてしまうスカーレット・レインとシルバー・クロウ。
赤の王はともかくとして、ハルユキももう少し怒りに満ちた表情を見せて欲しかったかな。
ぼんやりと話し込んでいるように見えて、早く逃げろよと思ってしまいました。
あれじゃあタクムが可哀想だ。

多くのデュエルアバター達に囲まれ、息を付く暇もない熾烈なバトルは見応えありました。
解説や説明が多くてテンポが崩れ気味だったのは残念でしたけど、あれが限界でしょうね。

ニコの顔芸が酷過ぎてワロタwww
あくどい顔しすぎで、どっちが味方陣営か分かったもんじゃないですよw
まぁ、ブラック・ロータスも先代赤の王であるレッド・ライダーを討ち取ったシーンを映像として見ると、卑怯過ぎて完全に悪者でしたね。

それにしても、さすがは王役は声優さんが豪華ですね。
黄の王は、ニヒル役が合い過ぎる石田彰さん。
先代赤の王は、本当に中学生以下なのかと問い質したくなるような渋い声の津田健次郎さん。
紫の王は、思っていたより可愛らしい声色だった水橋かおりさん。
以前登場した青の王は、二枚目役が似合う櫻井孝宏さんでしたね。

……え?黒の王?
棒読みが厨二病っぽくていいんじゃないですかねー(棒読み)

赤の王の砲撃が、ひたすらぶっ放しで気持ち良かった。
近接されると厳しいけれど、あの火力は凄まじい。

シルバー・クロウが弾丸を避ける伏線回収をする展開は原作の時から好きです。
少年漫画的な構成が胸を熱くさせてくれます。

しかし、何と言ってもやっぱり黒の王vs黄の王ですね。
レベル9同士の対決は、次元が違った。
目で追えない早さで激突する二人のアバターが、痺れるほど格好良かった。
小物臭を漂わせておいて、ちゃんと実力も持ち合わせているところが良いんですよね。
伊達にレベル9のバーストリンカーをやっていません。

正直、あのままガチバトルを観続けたかったけれど、唐突に横からの乱入で局面が変わります。
黄の王がクロム・ディザスターに貫かれた場面で次回に続く引きは、反則的ですね。
来週が気になり過ぎますよ。

戦闘描写は、サンライズの本領発揮というべき回でした。
偶に動きが止まるのとシリアスな場面で過剰な顔芸があるのを除けば、作画は良好ですね。

逆に設定面は突っ込みが追い付かず、もはや気にしたら負けみたいな雰囲気。
行間を読めないアニメでは、登場人物たちの心の移ろいは表現しきれませんね。

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アクセル・ワールド 第10話「Activation;出撃」 

アクセル・ワールド第10話の感想です。
先週は放送なしだったので、久しぶりですね。

説明回という名の谷間でした。
前回の段階で協力すると宣言したはずなのに、無制限中立フィールドに降り立った直後で終わっています。
何とまぁのんびりしたペースなことで。
やっぱり描写すべき設定が詰め込み過ぎなんですよね、原作が。

≪ブレイン・バースト≫の親子に関する伏線やフラグが山ほど積み込まれました。
黒雪姫とハルユキ、黒雪姫とその親、タクムとチユリ、ニコの親子関係。
ここ重要ですよーと懇切丁寧に提示してくれているので、今後の展開が予想付きますね。

クリアを目指す思想は結構ですけど、加速世界がそれで消滅してしまうのであれば、積極的にレベル10になろうとは思わないだろうなぁ。
停滞してしまうとつまらないのですが、加速の恩恵が大き過ぎて、躊躇ってしまいます。
ハルユキや黒雪姫の考え方は、正しいんですけど怖くもありますね。

メイドライダーが怪し過ぎる件について。
まだまだ登場は先だと思っていたんですが、顔見せだけさせたんですね。
正確には、ヘルメットで顔は隠れていましたけど。
彼女の正体については、おいおい判明すると思います。

事あるごとに、黒雪姫とニコが衝突してますね。
こんなにラブコメ色が強かったかなぁ?
ハルユキが鼻の下を伸ばしたり、黒雪姫とニコの煽り合いが多発しているのは、アニメでの変化でしょうか。
とばっちりを受けるタクムが可哀想でしたw
どう見ても、ハルユキよりタクムの方が格好良いのに「※ただしイケメンに限る」が通用しないなんて。

黄の王ことイエロー・レディオに王としての威厳は感じられませんね。
デザインからだと、参謀的ポジショニングにしか見えません。
実力に関しては……まぁ、次回すぐに分かるので伏せますがね。

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アクセル・ワールド 第9話「Escalation;激化」 

アクセル・ワールド」第9話、感想です。

ハルユキ「なんだこれ……」
それは、こっちの台詞だよw

説明回だったはずなんですけど、凄く面白く感じました。
原作では1巻の方が面白かった記憶がありますが、アニメでは2巻のエピソードの方が良質ですね。
コメディ強めのラブコメは演出的にアニメの良さが出ていたと思います。
主に顔芸の方面でw

キャラ萌えはしていないので、ハーレムは不要なんですが、ニコが悪戯心で掻き乱す模様は、なかなか楽しいものがあります。
ハルユキが小動物的な可愛さを、タクムが理知的なイケメンキャラで格好良さをアピールしていて、女の子キャラ以上に男キャラが魅力的に感じましたね。
特に、タクムの容姿は整い過ぎていて見た目でも惚れてしまいそうだわー。

リアルサイドの作画が良好だったのに対して、アバター関連は少々微妙だったかも。
緑の王のデザインが鈍重なものとなっていて、何だか王の威厳をイマイチ感じられませんね。
つい前回、赤の王の強化外装を見ているだけ、なおさらそう思います。

加速世界で途方もない時間を過ごしてきたとニコ自身言っているだけあって、精神年齢は一般的な小学生とは異なり、相当大人びいているのが節々で感じ取れます。
その一方で、何故か黒雪姫は、いつまでも厨二病を患っているんですよねぇw
ネームタグまで改名するレベルだし、何なんだろうこの差は。

災禍の鎧については、原作既読済みなので今更何もありません。
この辺りには数多くの伏線が仕込まれていますが、アニメでは半分ぐらいしか回収しないんだろうなー。
BDの売り上げによっては、2期3期が出来るはずですし、長い目で見ることにしますかね。

ちょこちょこ原作と違う部分がありましたけど、改悪だとは思いませんでした。
アニメオリジナル展開については、脚本家のセンスで大きく印象が変化するのかもしれませんね。

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アクセル・ワールド 第8話「Temptation;誘惑」 

アクセル・ワールド」第8話、ようやく原作第2巻に突入です。

比較的落ち着いて見ることが出来た回でした。
うん、面白かったと思います。

赤の王、スカーレット・レインことニコ初登場。
劇中ではまだリアルネームを暴露していなかったと思いますが、EDクレジットに載っていました。
演技をしていると分かっていても、わざとらしい甘ったるい声に引き気味になっちゃいますね。
本性を表した後のニコの方が、個人的には好きです。

お風呂場でのサービスシーン&ラッキースケベは、ぶっちゃけ興味なし。
ロリコンには歓喜の場面だったんでしょうかね。

見せ場は何と言っても、シルバー・クロウvsスカーレット・レインでしょう。
ミサイル一斉射撃から飛んで逃げるクロウの絵は、いわゆる板野サーカスを踏襲したものですね。
派手に空中を飛び回るバトルは、スピード感があって見応えありました。

赤の王は確かにデカかったものの、もう一回り大きな強化外装だと想像していましたね。
攻撃力に関しても、当時だとこんなものかという感じ。
ラストシーンの出てきた黒い奴も小さく感じたところをみると、原作の文章が大袈裟なのか、それともアニメでは控えめにしているのか、はたまた自分が読み間違えているのかのどれかでしょうかね。

作画といえば、この作品は等身バランスが崩壊していますね。
ハルユキは今更言うまでもないんですが、タクムが中学生と思えない長身だったり、ニコが頭でっかちだったりと、単体ならまだしも同じ空間に存在していると違和感を覚える図が多過ぎます。
アバターや戦闘中は問題ないのになー。

黒雪姫の厨二病がハルユキにも感染してました。
天使にエンジェルと振り仮名って、言葉に出してしまっては痛々し過ぎるだろうにw
ドヤ顔で威張るのもガキっぽいけど、年齢的に子どもなんだから当たり前かと納得したり。
まぁ、この辺り全て原作通りなんですけどね。

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アクセル・ワールド10 ―Elements― 

アクセル・ワールド〈10〉Elements (電撃文庫)アクセル・ワールド〈10〉Elements (電撃文庫)
(2011/12/10)
川原 礫

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読書期間:2012/3/13~2012/3/21

【評価……B-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
燃え




 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6





 『遠い日の水音』――西暦二〇四六年、秋。新生≪ネガ・ネビュラス≫の一員となったシルバー・クロウことハルユキだが、とある過失でバーストポイントを急激に減らしてしまう。窮地に立ったハルユキに、タクムは加速世界の≪用心棒≫を雇うことを提案する。
 『最果ての潮騒』――西暦二〇四七年、春。新入生・能美征二の策略によって、かつてない危機に陥ってしまったハルユキ。時を同じくして、黒雪姫は修学旅行先の沖縄で、奇妙なバーストリンカーに≪対戦≫を仕掛けられていた。
 『バーサス』――西暦二〇四七年、春。ハルユキはブレインバースト内で、黒い剣士の姿をしたアバターと出会う。次元の壁を越えて、二人の主人公が激突する!
 待望の特別編!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「アクセル・ワールド」10巻にてシリーズ初の短編集です。
収録されているエピソードは、いずれも時系列的に随分前の話ですね。

遠い日の水音』は、1巻と2巻を繋ぐお話。
アニメ放送前に文庫化したかったんでしょうね、きっと。
レベルアップにポイント消費することを知らなかったハルユキが、バーストリンク消失の危機に陥り、用心棒の力を借りてポイントを安全圏まで回復しようという展開。
リアバレの恐怖を作中で散々説いておいて、この流れは不自然だと思いました。
というか、もしハルユキが逆の立場ならば、タクムの提案をそっくりそのまましたでしょうし、仲間に助けを請うことは何ら恥ずべきことではないんですから、二人で協力して苦難を乗り越えればいいのに。
その割には、用心棒ことアクア・カレントを安易に信頼しすぎだしなぁ。
己のポリシーを貫くことも立派ですが、時と場合によるでしょう。

最果ての潮騒』は、3,4巻のダスク・テイカー編の裏で黒雪姫に起きた事件が描かれています。
ハルユキのピンチに颯爽と天馬に乗って現れたことから、何かあったんだろうなとは思っていましたが、思ってた以上に濃い時間を過ごしていたんですね。
ただ、これまた設定的に無理があるような気がします。
前々からこの作者は、面白そうな世界観を作り上げ、緻密な設定があるように見せかけて、希望と勇気とノリで破壊してく傾向があるんですよねぇ。
これで燃えたり感動したりするか、矛盾を感じて楽しめないかは人次第なのでしょうか。
基本的には面白いだけに、強引さは目立ちます。
良かったのは、珍しく味方サイドにクリムゾン・キングボルトという男性アバターが出てきたこと。
まぁ、女キャラはそれ以上に出てきていますけど。

最後は、川原礫さんが書くもう一つの大作「ソードアート・オンライン」とのコラボ作『バーサス』。
AW4巻直後辺りのハルユキと、SAOの主人公・キリトのデュエルが描かれた内容です。
両作品とも読んでいる身としては、お祭り的なSSとして楽しめました。
まぁ、何だか相手側をべた褒めしているのが自画自賛っぽく映ったのと、実力拮抗しているのに違和感を覚えましたがw
二人が勝負するということだけは知っていたので、夢オチとかifストーリーとかパラレルワールドとか、色んなパターンを妄想しました。
結果としては、ジャンプ系アニメの劇場版みたいな感じでしたね。
しかしながら、SAOを知らない人にとっては微妙だったでしょうから、人を選びますね。

一応伏線もばら撒いてはいますが、いかにも番外編といった一冊でした。
そういえば、初めて黒雪姫ピンの表紙から、ヒロイン勢3人になっていますね。
楓子も謡も作中に出てきませんから、本当にサービス以外の何物でもありません。

物語の合間や裏側を補間する意味合いの強い短編集

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  アクセル・ワールド  川原礫  HIMA  評価B- 

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アクセル・ワールド 第7話「Restoration;修復」 

アクセル・ワールド第7話視聴しました。

前回からの続きで、10巻のエピソードにアニメオリジナル要素を加えた話。
うーん、テンポが悪いなぁ。

やはり地の文での説明が多い作品のために、戦闘描写を台詞で解説しようとすると無理があります。
かといって絵だけでは説明不足になってしまう独特なルールが多く存在しますし、どっちつかずの印象。
シルバー・クロウが翼を使える条件とか、カラー属性の特徴とか説明しきれていませんしね。
戦闘中に新たな事実が発覚→打倒という流ればかりなのが、アニメ的に痛手です。
アクションは、張り込んだ伏線や仕掛けで燃える展開に繋がる方が見栄えがいいんですけど、著者の作風からすると難しいですね。

アクア・カレントの喋りは、文字で追うよりも耳で聞く方が数倍ウザったかった。
あの語尾はないわーと思っちゃいます。
そういえば、性別が不明という設定はどこかに消し飛んでいましたね。
まぁ、どう見ても女性ですし……ああでも男の娘という可能性もあるのか。

前々からですけど、ハルユキは戦闘中にリアル情報を出し過ぎ。
タクムの名前とか関係ないところで不用意に言っちゃうしなぁ。
というか、何故わざわざ原作から変える必要性があったのか謎だ。

安定して評価できるのは作画ぐらいなもんですね。
タクムがイケメン過ぎて惚れますw

厨二病加減が燃えにも笑いにもならずに、ちょっとイタイと感じてしまうなぁ。
雰囲気的に設定が浮いてしまっているのが問題なのかもしれません。

テーマ: アクセルワールド

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アクセル・ワールド 第6話「Retribution;応報」 

アクセル・ワールド」第6話を視聴しました。

何だこの回。
原作を読んでいるから感じるのかもしれませんが、随分と異彩を放っていましたね。
面白いと感じつつも、苦笑してしまったり違和感があったりして、不思議な感覚でした。

構成としては、原作1巻と2巻に間に挿入される10巻のエピソード「遠い日の水音」を主に、2巻の序盤を加え再編成した内容となっています。
合間の展開の多くはアニメ独自の補間です。
概ね原作通りですが、忘れてしまっている部分もあり、いくつか新鮮に感じるところもありました。

ハルユキとタクムの関係がホモホモしくて吹いたw
タクム役の浅沼晋太郎さんの声質のせいなのか、二人の距離感が近過ぎるように感じる。
直結とか襲いかかるとか、単語が怪しいから勘繰ってしまうわー。
負い目を感じている精神面も含めて、タクムは特定の層に人気出そうだなぁ……w

チユリに説明するためとはいえ、加速を多用する意味はあったんだろうか。
直前にポイントの重要性の話をしているのに、あれは無駄遣いしすぎだろうと思うのですが。
それに、別のコマンドの方が分かりやすい例を示すことができたと思うんですよね。
まぁ、アレはまだ伏せておきたいということなんでしょうかね。

ハルユキにアピールするために、黒雪姫先輩が髪型を変える様は甲斐甲斐しくて可愛いですなぁ。
ポニーテールもサイドで束ねる髪型も似合っていて素晴らしい。
先輩は、ストレートに下ろすよりも結えた方が魅力がアップすると思いますね。

どうでもいいけど、バウンサーに気付く流れが、わざとらし過ぎて笑いましたw
いやー、無理矢理過ぎるでしょ、あの改変はw
タクムは最初から用心棒の存在を知っているんですから、あんな回りくどいやり方しなくてもいいのに。

アクア・カレントとの出会いも、こうして映像で見ると不自然だよなぁ。
あれだけリアル割れを恐れていた黒雪姫先輩の姿を見ているのに、あっさりハルユキは受け入れているし。
原作からして設定が甘いので仕方ありません。

そして、相変わらず最後の引きが気になる終わり方。
黒雪姫先輩のポージングが厨二病ココロをくすぐるw

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アクセル・ワールド 第5話「Aviation;飛翔」 

アクセル・ワールド」第5話視聴感想です。

これにて原作1巻が終了となったわけですが、おおよそこのアニメの評価が決まった気がします。
アニメ向いてないね、この作品。

アニメ化における悪い面ばかりが目立ってしまっています。
SF設定の面白味や、主要人物たち中学生の感情移行など表現できていません。
文体が厨二病なのは原作からやや抵抗があったのですが、喋りになった途端、痛々しさが倍増しますね。

ハルユキとタクムの衝突と和解が唐突すぎる。
というか、久々に1巻当時のタクムを見たけど、相当クズな発言していますねw
よくもまぁ、これで仲直りできたもんだ。

各所で散々言われている通り、作者ボイスは酷かった。
最も盛り上がるべき場面で、二度も水を差すとは。
前回登場時にも書きましたけど、ギャグ回ならまだしも、シリアス回で素人を登場させては駄目ですよ。
作品の質に関わります。

そして、相変わらず黒雪姫先輩も声が怪しい。
大声で叫ぶシーンは、迫力がなさすぎて脱力してしまいました。
こちらはプロなんですから、もっと頑張ってもらいたい。

更に音楽も微妙で、雰囲気にそぐわなかったり、燃えきれなかったりとイマイチ。
うーん、音関係全般に問題がある感じがしますね。

逆に良かったところは、作画でしょうか。
バトル描写は、手抜きはなくキッチリ描かれており、見応えがありました。
アバターだけだと見られない表情も上手く切り替えて表現できていますしね。

原作の挿絵だけではカバーできない部分も多く、絵的な発見が多かったですね。
シルバー・クロウの翼は、思ってよりも硬質的で小さかったなー。
シアン・パイルは、あんなに鈍重で巨体だったのか。
ブラック・ロータスは、鋭利な骨格が厨二病ココロをくすぐる格好良さがありました。
最後の黒雪姫の三つ編みは可愛かったです。

次回は、どうやら一気に10巻まで飛ぶっぽいですね。
時間系列上、おそらくそうだろうなと思っていましたが。

テーマ: アクセルワールド

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アクセル・ワールド9 ―七千年の祈り― 

アクセル・ワールド〈9〉七千年の祈り (電撃文庫)アクセル・ワールド〈9〉七千年の祈り (電撃文庫)
(2011/10/08)
川原 礫

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読書期間:2012/1/31~2012/2/3

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
SF
燃え




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 「許さない。お前を殺す――バーストポイントが全部なくなって、加速世界から消えるまで、殺し続ける」
 再び≪クロム・ディザスター≫となってしまったハルユキは、≪アッシュ・ローラー≫を痛めつけていたアバターたちを鬼神のごとき力で瞬殺する。そして、深部まで完全に≪災禍の鎧≫と融合してしまうのだった。
 滅ぼすべき敵を求めて≪加速世界≫を飛翔するシルバー・クロウ。そして彼は、次なるターゲットとして、≪ISSキット≫とその制作者たる≪加速研究会≫に憎悪の矛先を向けた。
 誰も制止不能の狂戦士。そんな彼の前に、一体のアバターが立ちふさがる。
 その名は、≪グリーン・グランデ≫。
 最強の大盾≪ザ・ストライフ≫を携える絶対防御の≪緑の王≫と、呪われた狂気のアバターが激突する――!
 ≪災禍の鎧≫編、完結!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


現在アニメ放送中である近未来SFアクション、第9巻。
帯にてアニメ化決定の文字が印字されている通り、発売したのはもう半年も前となります。

5巻から続いた「災禍の鎧」編も遂に完結。
2巻で初登場した際に仕込まれていた種が、ここまで大きく実をつけるとは思っていませんでした。
ブレインバーストのメインストーリーから外れる内容にも関わらず、これだけの巻数を消費するんですから、最終回を迎えるのは当分先になりそうですね。
レベル10となりゲームクリアを目指すという明確なゴールが提示されているのに、辿り着くまでの道が果てしなく長く、なおかつ脇道も全力で描くものですから終わりが見えてきません。
後出し情報の多さなども含め、何だか「ONE PIECE」を彷彿とさせますね。

少年ジャンプ系の王道で面白かったです。
ただし、結局振り返ってみると「災禍の鎧」編は冗長だったかなぁと感じますね。
説明に文章量が多くなってしまう癖と、作品上の時間軸で詰め込み過ぎる構成のおかげで、事件や出来事は頻発しているのに進行が鈍く感じるという不可思議な状態となっています。
以前あとがきで仰っていましたが、物語を畳むのを苦にしている部分が影響しているんでしょうね。
結末は綺麗で良い終わり方だったなと思うんで、あとは見せ方かな。

新キャラ・日下部綸の正体は、ぶっちゃけ察しが付いていました。
世間的には衝撃を受けた人が多いようですけど、おそらく予測できた方も結構いるはずです。
アノ人と親しい間柄という時点で、おかしいなと。
敵役は男ばかりで、味方は女キャラばかりとなる偏向が酷い作者ですから、予想はつきました。

大人しそうに見えて想いは直球で伝えてくる女の子は可愛いと思います。
設定的にも、なるほどと思わせる理屈付けがありました。
ですが、この展開は正直避けて欲しかった。
ご都合主義全開のハーレムが、無理矢理過ぎて興醒めしてしまいます。
読者視点からするとハルユキの良さも理解できますが、それと説得力があるかどうかは別物です。

いつにも増して表紙の黒雪姫がエロい。
布生地の少ない服装で横乳と尻を大胆に見せつつ、棒状のものを股に挟むなんてけしからん。
個人的には、特別女の子として惹かれるわけではないので、ただ買い辛かっただけですが。

ひとまず落ち着くところに落ち着きましたね。
随分と否定的な感想となってしまいましたが、楽しんで読んでいるのは間違いありません。
そろそろ情報を小出しにして驚きを与えるのではなく、システムを前提とした燃えバトルを見てみたいな。

憎しみと哀しみが作り出した「災禍の鎧」完結編

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  アクセル・ワールド  川原礫  HIMA  評価B 

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アクセル・ワールド 第4話「Declaration;告白」 

アクセル・ワールド」第4話の感想です。

昨今、原作内容を飛ばし気味となる作品が多い中、珍しくじっくり見せてくれるアニメですね。
4話消化して、まだ原作1巻が終わっていないとは思ってもみませんでした。
しかし、こうして実際に見てみると、これ以上縮める部分はなかったんだなと感じます。

欠かすことが出来ないとはいえ、説明が続いてしまう構成には、アニメスタッフも頭を悩ませただろうなぁ。
そうなると、なおさら膨大な台詞を喋る必要のあるヒロインに経歴の浅い声優さんを抜擢したのは、些か酷だったのではないかなぁと思いますね。
絶対にこの人ではいけなかったというぐらいハマリ役というわけでもないですし、事務所のプッシュかなーと疑ってしまいます。
まぁ、声質は悪くはないので経験を積んで演技が上手くなれば、将来的には人気声優の一人として活躍していることでしょう。

ハルユキの卑屈さは、ここが底辺ですね。
容姿や性格にコンプレックスを抱えてきたため、自分に対する愛情を信じることが出来ず、黒雪姫の想いを否定してしまう彼の行動を馬鹿野郎と一蹴することはできません。
確かに、自己否定を重ねて真意を見ようとしなかった責任は大いにありますが、優秀な幼馴染みが二人いる中で、自分だけがイジメられている環境下であれば、捻くれてしまうのも仕方がない部分もあるでしょう。
否定した直後に、黒雪姫から偽りのない気持ちを届けられた時、どん底まで落ち込んだでしょうね。
ここで逃げ出さず、脅威に立たされている黒雪姫を守ろうと立ち上がるハルユキが好きです。
酷い行動を取ってきたかもしれませんが、決して最低ではないんですよね。

というかね、黒雪姫が性急過ぎるんですよ、これは。
作者の悪癖なんですけど、女の子が主人公へ好意を抱く経緯が省かれ過ぎなんですよね。
説得力が薄いのが気になってしまいます。

さて、その脅威ことシアン・パイルの正体は、チユリの彼氏で幼馴染みも一人・タクムだったのだ!
……と言われても、アニメではバレバレですねw
あれー、こんなに分かりやすかったかなぁ。
原作では、もう少し色んな可能性を疑った記憶があるんですがね。

それにしても、未成年の車の運転で事故(故意ですが)とは、これまたタイムリーな……。
荒谷の顔を隠したのは、配慮したのか規制がかかったのか、それともただの偶然か。
おかげで、原作を知っているのに一瞬犯人は誰だと思っちゃいましたよ。
血の表現に遠慮はなかったので、衝撃は十分伝わってきました。
あの出血で即死ではないのって奇跡ではないだろうか。

ところで、加速した後に車が止まっている描写はツッコミどころでしょうか。
本来は、多少なりとも進んでいるはずなんですけどね。

次回は、いよいよ本格的なストーリーバトルに突入ですね。
序盤の肝と言える回になるはずなので、作画に頑張ってもらいたい。
若干4話は怪しいところがあったしね。

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アクセル・ワールド 第3話「Investigation;探索」 

アクセル・ワールド」第3話を視聴しました。

前回に引き続き……いや、前回以上に説明回となっていました。
原作通りに展開すると、情報量の多さを実感させられますね。
アニメというよりドラマCDじゃないのか?と思うぐらい、ひたすら喋りが続いています。
うーん、必要だからこそ説明するわけですし、不足気味になってしまうと物語が空虚なものとなってしまうので仕方がないんですが、もう少し何らかの工夫があっても良かったのではないかなと思いました。

棒読み気味のヒロインにも責任は多少ありますけど、それよりも脚本や演出で間を作って欲しかったな。
ずーっと声を出しているだけで、抑揚がなく、脳に言葉が届いてきません。
内容を知っているからこそ、原作補正で何とでもなっていますけど、未読の人からすると付いていけない部分があってもおかしくないですよ。
さほど難しい話をしているわけでもないのに、見せ方次第で伝わり方は大きく異なります。
どこが重要なのか意識づける演出が必要でした。

更に、大半が思考発声で行われているため、口が動かないのもマイナス要素。
アニメ的な動きがなく、地味なやり取りに見えてしまいますね。
まぁ、ドヤ顔で無駄にアクションを起こす黒雪姫は、厨二病っぽくて逆に痛々しいのですけどもw

タクムとの会話シーンは、全く記憶にないんですが、アニメオリジナルだったのかな。
あのパートは、丸々カットしちゃっても問題なかったような気がしますね。

ようやく次回からでしょうね、物語的に本格始動して面白くなるのは。
ここまで説明が多過ぎて嫌になった人もいるかもしれませんけど、次回以降アクションが増えてくると思いますので、脱落するにはまだ早いと思います。

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アクセル・ワールド 第2話「Transformation;変移」  

アクセル・ワールド」第2話を視聴しました。

1話でインパクトを与え、2話で説明する。
まぁ、アニメではよくある手法ですね。

原作既読者としては、復習みたいな感覚でしたが、これでも説明不足だったりします。
アニメで初めて知る人にとっては、長ったらしい解説かと感じたかもしれませんが、土台がしっかり理解できていないと面白くない類の作品ですから、ここは我慢してもらうしかないですね。
個人的には、こういうSF世界のルール説明は、むしろ醍醐味だろうと思うんですけどね。

戦闘描写は、色鮮やかで見応えのあるシーンの連続でした。
感動するというものではなかったものの、クオリティのラインの高さに驚きましたね。
このレベルをある程度維持できると判断して行っているわけでしょうしね。
なるほど、さすがはサンライズ。

唯一明確な欠点になりつつあるのは、声優さんですね。
黒雪姫役の三澤紗千香は、ちょっと実力不足かなと思わせる棒読みが多々見られました。
1話はまだ何とか凌いでいましたが、これから本格的なバトル参戦になった時に果たしてどうなるか。

アッシュ役の鈴村健一は、好きな声優さんの一人ですけど、キャラが若干合っていないかなぁ。
もっと野蛮というか野性的な声というイメージだったので、声が綺麗すぎるんですよね。

あと、原作者である川原礫さんが声優として参加もしていました。
うーん……試みとしてはアリと思いますけど、ギャグ回でこそ面白い起用だと思うんですよ。
番外編などで端役として出るのならともかく、解説役は本職に任せていた方が良かったのではないかなぁ。

シルバー・クロウvsアッシュ・ローラーは、原作で想像していた通りの絵が展開されていました。
必殺技の頭突きを失敗して、バイクに轢かれるシーンは思わず笑ってしまいましたねw

こうして動いている絵を見ると、作者の文章力の高さを実感します。
ただ、ほぼ1話分を使用しているのに、何だかあっさり終わったような感覚が残りました。
原作ほど奥深い駆け引きが画面越しに伝わってこないのは、ハルユキの背景が薄いからでしょうか。
またイジメられる生活に逆戻りしたくないという思春期の孤独な中学生の心理面が表現しきれていません。
アニメでそこまで期待するのは酷ってもんでしょうかね。

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アクセル・ワールド 第1話「Acceleration;加速」 

春の新番組「アクセル・ワールド」のアニメ第1話を視聴しました。
原作は既刊10巻全て読了済みですが、重度なネタバレは避けて感想を書いていきたいと思います。

ここ最近ラノベアニメが不発ということもあって、あまり期待はしていませんでした。
また、好きな作品ではあるものの、「ベン・トー」や「神様のメモ帳」ほどアニメに対して拘りがなかったこともあり、フラットな気持ちで観ました。

それが何ですかこれは。
驚くほどに面白いじゃないですか。
1話補正はあるんでしょうけど、このクオリティがある程度続くのであれば、ひょっとしたらひょっとしますよ。

しかしながら、これは原作読んでいるからこそ楽しめる内容ですね。
敷居の高さが半端じゃない。

ただでさえ地の文に情報量が多い作品で、意図的なのかどうか分かりませんが、説明が省かれているので、アニメだけではさっぱり分かりませんよ。
世界観はもちろん、ニューロリンカーなどの設定もほとんどない状態です。
それに加えて、ハルユキたちの人間関係すら飛ばしちゃってますね。
構成的に、ブレインバーストや加速世界を1話に持ってきたかったのでしょうが、些か不親切かな。
「神様のメモ帳」よりもずっと、1話を1時間にするべきアニメだったと思います。

作画が凄いぬるぬると動くなぁ。
分割2クールが多い中で、ぶっ続けで放送するぐらいですから、相当気合入ってますね。
エフェクト効果の美麗さや、アバターのモデリングの滑らかさに感動しました。
ゲージなどの演出が、いちいち格好良くて痺れます。

絵的なことといえば、ハルユキの豚アバターがちっちゃすぎやしませんかw
そもそもハルユキの頭身だけが別のアニメになっちゃっています。
挿絵と違って、他キャラと並んで表示されるので、ギャグっぽく見えてしまいますね。

作中の文章を読んでいると、もう少し近未来を想像していたのですが、意外と普通ですね。
この辺りまで作者の意図を浸透させるのは難しいのかもしれません。

ハルユキ役の梶裕貴の声は、心配していたほど外れていませんね。
カッコ良過ぎかと思いきや、中学生らしい幼さが上手い具合に表現されていました。
まぁでもデブ声ではなかったですけどねw

他キャラの声も今のところ無難なところに落ち着いているかな。
黒雪姫役の三澤紗千香さんは、若干発音が怪しいところはありますけど、声色は悪くはないですね。
チユリ役の豊崎愛生さんは安定していましたし、タクム役の浅沼晋太郎さんはキャラ的にハマっていたので、違和感なく受け入れられそうです。

ストーリーには関しては、面白いというよりも懐かしいという感覚。
そういえば、最初はこんな始まり方でしたね。
もっとハルユキは卑屈だったはずですが、アニメでは軽減されているようです。

うーん、原作未読の人に面白さを伝えるには時間がかかる作品だなぁ。
ハルユキのリアルな心情が汲み取れれば、ガラリと見方が変わると思うんですよね。
そこまでアニメでやってくれるといいんですけど。

原作1巻『アクセル・ワールド1 ―黒雪姫の帰還―』感想

アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]
(2012/07/25)
三澤紗千香、梶裕貴 他

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アクセル・ワールド8 ―運命の連星― 

アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)
(2011/06/10)
川原 礫

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読書期間:2011/10/4~2011/10/10

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
SF
燃え
友情



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7




 「着装……≪ザ・ディスティニー≫」
 ≪ISSキット≫に侵された≪シアン・パイル≫ことタクムへ、自分の思いを伝えるべく対戦を挑んだハルユキ。しかし、破格の力を得たタクムの前に、為す術もなく倒れる。
 体力ゲージが残り数ドットとなったハルユキだが、謎の山吹色のアバターの誘いを起点に、≪加速世界≫最強の強化外装をジェネレートする。
 「……それが、≪災禍の鎧≫本来の姿かい?」
 光の力を得た≪クロウ≫と、闇の力に染まった≪パイル≫、二人の心意が強く共鳴し合い、そして、激突した。
 それぞれの想いが絡み合い、ひとつの大きな物語へと収束したその先にあるものは――!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


近未来のMMOを舞台としたSF系青春アクションバトル、第8弾。
「災禍の鎧」編も終盤に差し掛かってまいりました。

連鎖的に繋がっていた物語の種を、回収していくターンに入りましたね。
シルバー・クロウの浄化、アーダー・メイデンの救出、シアン・パイルの解放とドンドン目的がズレていきましたが、主題は忘れていなかったようです。
広げた風呂敷を折り畳みながら、綺麗にまとめられていました。

世間的には続きで終わるような話にせず、ちゃんと締めてくれという声が多いですが、ほとんど気にしません。
それよりも、ストーリー全体が低速である方が気になります。
このペースだと、完結するのは20冊ぐらい先になるのではないかと少し不安になります。
まぁ、面白ければ良いといえば良いんですけど。

心意システムは、作品内外関わらず多くの意見がありますが、個人的にはとてもいい仕様だと思ってます。
イメージが大切というのは、何事においても当たり前のことです。
それを尤もらしく説明付けているのが心意システムであって、現実世界でも似たようなものはあります。
精神状況におけるパフォーマンスの差というのは、確実に存在しているでしょう。
ただそれが、明確な形として見えやすいかどうかの違いでしかないんだろうなぁと思います。
我が身でも実感できることだからこそ、SF設定なのに共感も想像もしやすくなっていますね。

ひたすらネガティブなことを考え続けていたハルユキが、黒雪姫との出会いで日に日に成長していく過程は、眩しくなるほどに微笑ましく心が躍ります。
はっきりいえばマイナス地点にいた少年が、ここまで昇ってきたことに喜びを覚えますね。
今でも自信はあまりないようですが、仲間の窮地に惜しみなく勇気を奮う姿は、タクムが嫉妬するのも仕方がないと思えてしまいます。
本人は自覚ないでしょうけど、ネガ・ネビュラスの核となっているのはハルユキで間違いないですね。

リードの正体については、素直に考えていいものなのかな。
結局肝心な部分は伏せたままとなってしまったので、早いところ答え合わせをして欲しいなぁ。

ラストがまた気になる引きで終わっていますが、何となく予想は出来ていました。
次で「災禍の鎧」編も終了ということなので、どのように決着させるのか、楽しみです。

心に想い描いた願いを具現化する力で仲間との絆を深める話

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