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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『アオアシ』33巻 感想 

アオアシ」33巻のネタバレ感想です。

福田達也という選手がどのように世界で注目され、そして挫折したのか。
1巻からずっと語られずにいた物語が明かされる時が来ました。

欧州サッカーの熱狂を今まで理解していなかったかもしれません。
いや、今もなお本当の意味では知らないままなのでしょうね。
現地で歓声を、空気を肌で感じることでしか味わえないものがある。
栗林が語る心情には力強さと熱量が伝わってきました。

観客席から見た子供でさえ意識を塗り替えられたのですから、選手としてピッチに立つ福田が口を半開きにして呆然とするのも至極当然のこと。
9万人のサポーターに囲まれながらサッカーをする心境は、想像しただけでも興奮と緊張で心臓の高まりが止まらないだろうなと容易に想像がつきます。

伝説の試合と後世に語られるといえば、ローマ時代の中田英寿がユベントス戦で見せた活躍を思い出させますね。
スコアも同じく2-2の引き分けでしたし、作者も意識したのでしょうかね。

周囲の評価が爆上げと反比例して怪我が悪化。
目の前にあるチャンスを逃せまいと無理をした代償はあまりにも大きかった。
決定的な悲劇は偶然の重なりで起きてしまいました。
夢の途中で諦めなければならない悔しさに泣き叫ぶ福田の姿は見ていられません。

そのまま引退したのかと思ったら、他の国に渡ってあがき苦しんだことも判明。
その上で家族、仲間、友に引退することを告げた福田の思いは強く刻まれました。
彼の指導方針の根底はここに詰まっているのでしょうね。

長かった過去エピソードは次の物語へと続くステップとなるのでしょう。
栗林が二度目の勝負で完敗したデミアン。
幼少期に花とも関り合いがあったガルージャの息子ユーリ。
福田と因縁のあった冴島がコーチをし、通訳としてサポートし続けてくれたイーサンがメンタルトレーナーとして配属されている模様。
初戦のバルセロナ戦が最終回でも驚かないぐらい舞台が整っています。

葦人が福田の映像を見て、同じ舞台に立てると断言するところこそ、彼の良さだと思います。
花の告白に対する返事は隠されていますけど、きっと悪い言葉ではないのでしょうね。

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『アオアシ』32巻 感想 



アオアシ」32巻のネタバレ感想です。

エスペリオンユース監督・福田達也がプレイヤーだった時代。
前回から引き続き過去編となります。

んー、決して詰まらないわけではなく楽しく読むことは出来るんです。
ただ、回想が長い割には話が全然進んでいないのが気になります。
おそらく続巻が刊行済みで一気読みできる環境であれば全く問題ないのですが、一冊読み終わって進展があったのは福田がスペインの町に溶け込んだぐらいなので、どうしても物足りなさを感じてしまいますね。

相変わらず人種差別や国やコミュニティによる環境の違いなどがフィーチャーされています。
良くも悪くも海外サッカーは実力でしか認められない世界なのかな。
こうも度々取り上げられるぐらいですから、フィクションではなく現実でもままある話なんでしょう。
逆に迎え入れてくれさえいれば、日本とは比較にならないほどアットホームなんですけどね。
それだけ地域というより人に根付いてるのが欧州サッカーなんでしょうね。

個人的に現役選手を実名で例に出すのは微妙だと思っています。
今回だと柴崎岳選手や伊東純也選手を例にしていましたが、スケール感が狭まってしまう感覚に陥るんですよね。
各選手を軽視しているわけでないのですけど、漫画ならではのビッグプレーと並列に考えにくいというか。
引退済みの選手だったらまだいいんですけどね。

義兄がいるとはいえ、小さな女の子を親元から離して異国の地に呼び寄せるのは無理があると思うのは頭が固いのかな。
結果的に、福田からしたらまさに勝利の女神的存在にはなってるんでしょうけども。

前回思わせ振りに描かれた栗林とデミアンの因縁は次回に持ち越し。
福田の結末は怪我による引退と確定しているので、悲劇がどのように起きたのか、早く続きが読みたいですね。

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『アオアシ』31巻 感想 



アオアシ」31巻のネタバレ感想です。

激動の一年間が終わり、サッカー選手はオフシーズンへ。
てっきり国際大会編に突入するのかと思いきやインターバルが挟まれるようです。
まぁ、体を休ませることも成長には欠かせない大切なプロセスですしね。

サッカーは一休みして、人間関係主体の話になっています。
つまりは恋愛絡みのターン。

葦人と花の二人の関係はもどかしいというより面倒臭いなと思ってしまうのは、杏里派だからでしょうか。
ズカズカとパーソナルスペースに入り込んできたと思ったら距離を置こうとする花は勝手に見えます。
自分勝手なのは葦人も同じなので、ある意味似た者同士お似合いなのですけどね。

終始アンニュイな表情を浮かべていた杏里の切なさ。
何が辛いって葦人にとって眼中にないことが言葉の節々から伝わってくることが泣けてきます。
好意を持たれている自覚が薄く、いい奴だなと無邪気に発言する葦人にイラっときます。
隠れて聞く形になってしまった冨樫がしかめっ面になるのも当然ですよ。

お嬢こと杏里を励ます冨樫の方がよっぽど女心分かっていますよね。
偉そうに命令することで無理矢理にも気持ちを底上げさせてあげる優しさよ。
高校生のガキの色恋沙汰と諭しつつ、葦人の手袋を贈る姿はお前こそ年齢いくつだよと突っ込みたくなりました。

唯一サッカー絡みで描かれたのは表紙にもある福田達也のスペイン時代の話。
回想を少しずつ織り交ぜながら語られています。
それにしてもこの漫画、差別問題を取り上げられるこそ多くないですか。
実際問題そんなに酷いレベルで差別されるものなのかなぁ。

普段の鬼気迫るプレッシャーから解放されたからか、絵もどことなく脱力した感じ。
コミカルな絵柄はギャグっぽくて面白いと思いつつも、崩れすぎて下手に見えるのが気になる。
特に恋愛エピソードで女の子が可愛くないのは痛いなー。

とりあえず地味に気になるのは、女の子のことになると豹変する大友に春は訪れるのかどうか。
彼女が出来たらサッカーに集中できなくなってしまって駄目になってしまわないか心配です。

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『アオアシ』30巻 感想 



アオアシ」30巻のネタバレ感想です。

トップチーム練習編、完結。
3冊かけて描かれた話は、葦人というより司馬明孝のためのエピソードだったように思えました。

葦人が「時間の蓄積」と表現した司馬が視ているもの。
経験と直感を持ち合わせているからこそ出来るプレーに惹かれるのも無理はない。
数々のトップ選手に憧れてきた葦人にとって、目指すべき本物が遂に目の前に現れたのは興奮するでしょうね。

いくら葦人が照準を司馬のみに絞ったからといって、たった3日間で動きを合わせられるのは異常です。
作中の観戦者たちが凄過ぎると口を漏らし、と目を見張るのも当然。
本当に吸収力が尋常じゃなくて、改めて葦人のポテンシャルの高さをまじまじを見せつけられた気分です。
1年前はユースセレクションに受かるかどうかの瀬戸際だったというのに、恐ろしい成長速度ですよ。

文字通り、風前の灯火となっていた司馬のモチベーションを燃え上がらせた葦人のプレー。
言葉で教えるのではなく、直接動かして教えるという立場が逆転になった展開には感心させられました。
何もかも予想の範疇になりつつあったベテランにはいい刺激になったようです。

同じくユース生として参加している遊馬も意地を見せてくれて良かった。
野犬を連想させる四つ足からのダイビングヘッドは泥臭くて格好良い。
普段素っ頓狂な顔をする遊馬が必死になる様はギャップも大きくて印象に残りました。

今巻というか、この一連の話で最も胸に響いたのが司馬が現役続行を家族に伝えるシーン。
司馬が笑いながら報告するのに対して、奥さんが泣きながら喜ぶ場面はあやうく涙腺が緩みそうになるぐらい心に沁みました。

高円宮杯でガノン大阪との一戦が結構あっさり終わったのは意外。
前回の敗北からリベンジマッチは大々的に描かれるものだと思っていただけに主人公不在で決着するとは思いませんでした。

巻末に収録されている中村憲剛氏との対談で作者が興味深いことを語っていますね。
トップチーム編をやる予定はなかったという話ですが、つまりユース編だけで物語をまとめるつもりだったということでしょうか。
そうすると、次の国際大会がラストゲームになる可能性もありそうですね。
栗林含む同世代フルメンバーでバルセロナユースに挑むというのは締め括りに相応しい試合だと思いますし。
意外と最終回も近いのかもしれませんね。

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『アオアシ』29巻 感想 



アオアシ」29巻のネタバレ感想です。

プロへの道に続くトップチームとの練習、2日目。
葦人の適応能力がスピードアップしていますね。
壁にぶち当たって乗り越えるたびにレベルアップしてきましたが、今回は脱落前に踏み止まっています。
何だかんだいって今までの積み重ねは無駄ではなかったということなのでしょう。

本来であれば考えること、言語化することはどの分野でも重要です。
事あるごとに本作でも取り上げられてきたテーマでした。
しかし、プロのスピードに付いていくには遅いんでしょうね。
それこそ脊髄反射のような反応を求められる場なので、葦人の理屈は後で繋げるという判断は正しいのだと思います。

俯瞰の目をフィールド上でしか発揮できていないと思い知らされる展開はやっと来たって感じですね。
相手の行動や心情を読み取ることは、むしろ日常生活の方が大切なはずです。
花の努力が見えてなかったのは、サッカーに夢中だったという言い訳ではカバーできません。
まぁでも、葦人の性格によるものが大きいのかな。

チームメイトはライバルであっても、敵ではありません。
葦人の意見や主張に耳を傾けることができるのは、さすがプロなだけありますね。

遊馬の内面にスポットが当たるのは珍しいというか、初めてじゃないでしょうか。
悩み方も天才気質で、本当に主人公っぽいキャラですね。
ヒロイン杏里で一つの作品が出来そうなぐらいですよ。
杏里本人は冨樫も含めて目もくれず、葦人ばかり追いかけちゃってますけどね。

著しい成長を見せる葦人に驚く司馬。
予想の域を出ないサッカーに疲れていた司馬にとっては刺激的に感じるのかな。
相乗効果も期待できますし、現役続行を決めてくれたらいいのになと思います。

ところで、プロの世界に半分突入したこともあって、現実のサッカー選手の名前が出てくる機会も増えてきました。
「キャプテン翼」もそうでしたけど、比較材料であったり戦術説明などにはなりますけど諸刃でもあると思います。
あまり多用しないで欲しいなというのが正直なところですね。

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『アオアシ』28巻 感想 



アオアシ」28巻のネタバレ感想です。

新章突入。
遂にプロへの道に足を掛けた葦人の新たなる挑戦が始まります。

自らのトップ昇格への道に進むか、一年間共にした仲間と戦う最終決戦に臨むか。
作品というか主人公によっては結構割れる選択肢でしょうね。

感覚的には10年ぐらい前の漫画だったら戦うべき相手を残して先には進めないと立ち止まることが多かったですが、葦人はプロになれるチャンスを逃そうとはしませんでした。
どっちが良い悪いではなく、イマドキだなと感じさせますね。

ユースから全世代となるJリーグの世界へ。
ベテランもいれば各国代表選手もいて、新キャラ覚えるのが大変です。
そんな中で唯一同じ1年で練習参加となった遊馬はさすが。
同年代の仲間やライバルを次々抜き去って成長していく葦人でも追い付けず、常に前を走る存在で格好良いわー。
ちゃんと結果を出しているから信頼感も凄いですね。

葦人が大きな壁にぶつかるのは、これで三度目でしょうか。
エスペリオン入団時、Aチーム昇格、そして今回のトップチームとの練習。
毎回律儀に上との差を痛感する主人公ですね。

自分で壁を作っていると途中から思っていましたが、作中内でも早めに自覚してくれてよかった。
確かに技術的に優れている部分もあるのでしょうけど、志で負けていては話になりません。
ここまでのレベルまで辿り着いて、全く通用しないのはおかしいはずですから。
栗林の言う「球蹴ってメシ食える人間」になるための覚悟を見せてもらいたいところです。

それにしてもプロとはいえ、司馬さんを始めみんな完璧超人過ぎませんかね。
リアルっぽく描いているのにミスのしなさ具合が人間離れしているように見えます。
あくまでそれっぽいだけで、漫画なので仕方ないんですけどね。

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『アオアシ』27巻 感想 



アオアシ」27巻のネタバレ感想です。

長かった青森青蘭戦が決着。
アオアシ史上最重要巻と大胆不敵に予告しただけに、まさに節目に相応しい内容となっています。

積み重ねた練習という名の伏線。

奪いに来る敵の矢印を見る。
オフ·ザ·ボールの動きがすべて。
攻撃の時はできている「未来を読む力」を守備でもやる。
ロープを繋いでの守備練習。
敵を知るより味方を知れ。

全てはこの日のために、この覚醒のためにあったのかといわんばかり。
幾度も壁にぶち当たり、そのたびに乗り越えてきた葦人が一歩上のステージに立つ時がきました。
自分で掴んだ答えは一生忘れない、という言葉はまさにその通りだと思います。

福田監督が葦人をサイドバックに抜擢した真の理由も明らかに。
言ってしまえば優しさからくるものだったんですね。
本人に考えてもらうためには一度どん底を味わってもらわないといけないけど、サッカーそのものに絶望させては元も子もない。
育成というものは計算して終着点を作るものではなく、大雑把な道を用意してあげることなのでしょう。
このタイミングで覚醒したのは主人公ならではですけど、殻を破る瞬間は身体が震えるほどにゾクゾクしますね。

そして、やはりもう一人のキーマンだった阿久津の活躍も忘れてはいけません。
問題的な言動が多い阿久津だけど、強さに関して言えば誰よりも信頼が厚い。
そんな阿久津が周囲の声を聞いて自分の弱さと向き合う姿は成長を感じずにはいられません。
葦人のスパイクを誉めた何気ない一言は、葦人を認めただけでなく、自分の変化も認めたもののように感じました。
ラストシュートはまさに魂のこもった一撃で、この激闘に終止符を打つのにピッタリな決勝ゴールでした。

スポーツ漫画というよりも、ドラマを観たような読了感。
物語としては重厚で、言語化を大切にしているだけあって理詰めで文字量も比較的多めです。
集大成としては読み応えのあるものだったと思います。
一方でスポーツ漫画としての手に汗握る熱さではなかったかなという印象もあります。

これで一つの章としては幕を閉じた、といえるのかな。
トップチームの監督が初お目見えとなりましたが、葦人がさっそく昇格するのでしょうか。
時期尚早な気もしますけど。

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『アオアシ』26巻 感想 



アオアシ」26巻のネタバレ感想です。

葦人は幾度も覚醒をしますね。
決定的なチャンスを作り出す能力に長けているのは間違いない。
そういう意味ではFWよりも司令塔向きといえます。
福田監督は一体どこまで先のビジョンを見通していたのだろう。

しかし予想通り試合は簡単には終わりません。
青森星蘭の新たな作戦に混乱するエスペリオン。

後半開始直後の青森星蘭もそうだったけど、相手チームの動きが変化しないと決めつけたり、または変化があっても都合のいい方にしか考えていない人ばかりですね。
油断という隙からこそ最大のピンチは生まれるわけで、気を引き締めようとする選手がいてもいいと思います。

志村が派手なパフォーマンスを見せるたびに大腿筋のアップが入る演出に少し笑ってしまう。
実質この試合が初の見せ場というのに、キャラが強いなぁ。

N-BOXと聞いたら車を連想する人がほとんどでしょう。
ジュビロ磐田が強かった時のシステムだとか。
そこまでリアルサッカーに詳しくないので、この戦術は初耳でした。

北野蓮という絶対的な存在がいるからこそ成り立つ作戦。
天才と呼ばれて距離を置かれることを欲していないと本人は振り返っていますが、紛れもなく実力は頭一つ抜きに出ています。
皮肉なことに個人技に分があると思っていたエスペリオンが、逆に彼一人にやられたと錯覚しがちになるほど見せつけられました。
実際は藤長の粘りによるクロス、羽田の的確なポジショニングで奪った同点ゴールでしたね。

窮地に立たされた戦況で、遂に何かを掴んだ葦人。
ここで決めてこその主人公ってもんですよね。
目立った活躍が少なかった阿久津とともに優勝を呼び込むゴールを決めてくれると信じています。

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『アオアシ』25巻 感想 



アオアシ」25巻のネタバレ感想です。

ハーフタイムを経て後半戦開始。

やっぱり葦人×花、冨樫×杏里のカップリングに進んでいるなぁ。
組み合わせは自然だけど、杏里の気持ちだけが報われない可哀想だ。
葦人と花のやり取りを遠くから見つめる杏里の顔が寂しそうで心が痛い。

途中交代枠は馬場·橘→志村·朝利。
ガチガチの朝利に対して、志村の大物っぷりよ。
初登場の時から思っていたけど、とても高校生って顔じゃない。
そして顔だけではなく実力も高校生レベルではないものを見せてくれます。
何という自信、何という安心感。
上には上がいるということを毎度教えてくれますね。

葦人と朝利のコンビネーションでプレスを封じ、代わりに前線に上がった冨樫が視野を広げたことでポストプレーを張ることができるようになる。
ここまで作戦が成功するのは出来すぎだと思うけど、それだけの下地をちゃんと描いているので説得力がありますね。

エスペリオンのサッカーをすればするほど元チームメイトである槙村には通じないのも道理。
だからこそ新戦力である1年生の躍動が光りました。
遂に葦人の長所を活かし、遊馬がフィニッシュを決めて見事に先制点をもぎ取ったのは熱い。

青森星蘭高校監督の作戦も残っているので、もちろんこのまますんなり終わるとは思えません。
あと2回は流れが反転することになるのでしょうね。

巻末には葦人の兄・瞬のスピンオフ1話が収録。
こちらはこちらで面白そうなので、チェックしてみようかと思います。

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『アオアシ』24巻 感想 



アオアシ」24巻のネタバレ感想です。

乱戦続く前半戦。

チームを追い出された槙村の方が今やU-18代表に抜擢されているのか。
こういうのって日常茶飯事なんでしょうね。
コーチがいくら優秀でも、全ての子供らの成長を見通すことなんてできやしません。
それこそ反骨精神で頑張った結果で実力をつけることもあるだろうし、育成の難しさを感じさせます。

マンツーマンに加えハイプレス作戦とか、心臓持たないぞ。
前半戦耐えるという福田監督の狙いはスタミナ切れなのかなぁ。
いやでもエスペリオンも相当走らされてるけどなー。

イーグルアイ同士の戦いがもう完全に能力者バトルの領域。
本来サッカーはミスの連続だけど、ミスしないことが当然と思っているかのよう。
それだけ圧倒的な存在感を放つ北野蓮の本領発揮ってことなのかな。
テクニックも付随するから手をつけられませんね。

マンマークについた馬場も頑張ってたと思います。
背中に手を置く姿はサッカー中継でよく見かけますけど、相手の動きを察知するためのものだったんですね。
進行妨害で美しくないなと思っていたので、目から鱗でした。

橘はよく凹むけど、メンタルが弱いわけではないんですよね。
福田監督の一言はさすがで、やる気にさせるのは見事。
惜しくも槙村のスーパーセーブで得点こそなりませんでしたが、ナイスプレイでしたね。

各々見せ場があった前半戦は終了。
葦人と阿久津が大人しいままなので、後半戦で暴れてくれることを期待します。

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『アオアシ』23巻 感想 



アオアシ」23巻のネタバレ感想です。

遂に始まったリーグ優勝を懸けた一戦、vs青森星蘭高校。
間違いなく、作品史上最大の戦いが封を切りました。

約2巻分の下準備を行い、更に試合前に監督同士バチバチ火花を散らせ、平のヘアバンドを引き継ぎ、キックオフ直前の選手入場で1話かける丁寧さ。
この試合における重要性が伝わってくるようです。
生半可な決着では満足できなくなってしまいましたが、杞憂に終わるといいなぁ。

伏線や回想をたんまり用意していただけあって、気になるマッチングが多数あります。
まずその中でも秋山と槇村がクローズアップされています。
今までGKが目立つことは皆無でしたが、この試合は両チームともキーマンなりそうですね。
元チームメイトという因縁もあって、両者ともに燃え滾っています。
秋山はフィールドプレイヤーだった時期でもあるのかなって思うくらい足さばきのテクニックが優秀だなぁ。
葦人より巧いんじゃないかな。

青森青蘭戦の戦術に見事にハマる葦人らエスペリオン。
なんだかマンツーマンが超優秀なディフェンスのように見えてしまいますね。
確かにゾーンディフェンスとの使い分けとしてはアリでしょう。
特にテクニックに差があるのであれば、局所的に利用しない手はない。
でも、個人技に分がある他の選手なら、葦人が狙われたように逆に抜いてしまえば決定的なチャンスが生まれそうなものなのに、何故仕掛けないんだろう。
その突出した例である右SB山田に関しては連動してゾーンディフェンスでパスコースを消しているようですが、それならマンツーマンの弱点である誘導してスペースを作ったり、またはポジションチェンジすればいいだけのような気がします。
ここまで描かれてきた内容からすると、それだけの能力を持った選手ばかりだと思うんですけどね。

GKが飛び出してパスコースの選択肢を増やすのも悪くありませんし、現実でもよく見ます。
ドリブルで抜くのは、サポーターからしたら怖すぎてやめてくれと懇願するでしょうね。

槇村も負けじと超人的なワンハンドキャッチで対抗。
まだまだ試合は始まったばかりで、どう転ぶか予想できません。

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『アオアシ』22巻 感想 



アオアシ」22巻のネタバレ感想です。

全然青森星蘭戦が始まらねえ!
船橋学院vs青森星蘭のライバルチーム同士の戦いも面白いけどさ。
若干船橋学院がかませっぽくなったのは残念ですが、それだけ青森星蘭の勝ちへの執念が凄まじかったということでしょう。

それにしても、以前と比べて明らかに作品全体がスローペースになっていますね。
スピーディーな展開の方が味が出ると思っていたので意外です。
逆にいえば、それだけの大一番ってことなのでしょう。
リーグ優勝がかかっているので当たり前かもしれませんが、ユースはあくまでプロが目標なのでここまでガチモードになるとは考えていませんでした。

阿久津の熱意が伝播していく様は燃えるものがあります。
ここまで盛り上げたのですから、間違いなく次戦はこれまでで最高の試合を見せてくれるはず。
期待のハードルはかなり上がってますよ。

恋愛事情の場外戦も気になるところ。
脈絡もなく告白をぶっこんでくる杏里には花と同様に吹き出してしまいました。
「ところで、好きです」は斬新すぎる。
分が悪いと思っているからこそ直球勝負だったのに、鈍感系主人公の反応で終わってしまい不憫だなぁ。
葦人は花に対してアンテナ敏感だし、俯瞰の目も持っているくらい周囲をよく見てるのに何故杏里だけは鈍いんだろうか。

今度こそ始まるであろう大決戦。
一気読みしたいけど、もう試合は決着しているんだろうか。

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『アオアシ』21巻 感想 



アオアシ」21巻のネタバレ感想です。

葦人と阿久津が睨み合う表紙が格好良い。
いつもと違う紫ベースな配色もアダルトな感じで、成長を表しているかのようですね。

予想通り阿久津が主将になってチームが大きく変化しましたね。
本人も自覚してるけどチームの和を保つという意味ではまるで柄じゃないな。
イライラして怒りっぽくても勝利第一主義だからこそ、その強さに惹かれて仲間は付いてきてくれそう。
ただの嫌みな奴ではないからこそ、チームメイトは阿久津を信頼するんですよね。

葦人は完全に意識がDF寄りになったもんだなぁ。
トリポネにこてんぱんに負けて、代表レベルの怖さを肌身で実感したということか。
守備を阿久津に頼み込んで教えてもらうのは、なりふり構わない強い気持ちが伝わってきます。

今、まさに変化の時。
恋にうつつを抜かす場合ではないと全員が思っているようだけど、心はときめいてしまっているようで。
既に実質両思いですから、お嬢は勝負すらできずに終了しているのが悲しい。

てっきり青森星蘭戦が描かれると思いきや、まさかのガノン大阪戦。
随所に名前だけは出てきていたので最後の強豪として君臨するのだろうと思っていました。
先制したときは意外と大したことないのかなーと一瞬でも過ったのは間違いでしたね。
エスペリオン初の敗北で、圧倒的な強さを見せつけてくれました。
これは近い将来、相応しいマッチングで再戦になるのでしょうね、きっと。

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『アオアシ』20巻 感想 



アオアシ」20巻のネタバレ感想です。

母ちゃんの言葉が全てだなー。
今の葦人は支えてくれる人の存在を忘れている、もっといえば置き去りにしていました。
視界が広がっていく喜びのせいで、逆に視野を狭めていたという皮肉。
でもこれを糧に、きっと一歩進めるはず。
サッカー選手としてではなく、一人の人間として。
それが分かっただけに母ちゃんも安心したんでしょうね。
最後に「あんた下手」とだけメッセージを残して去るんだから、母は偉大だなぁ。

阿久津に引っ張りあげてもらい、母の言葉に意識をハッキリさせ、花に謝罪することでようやく憑き物が落ちた葦人。
まさに目が覚めたようで、ここからまたフラットな感情で頑張ってくれればいいと思います。

個人的には花よりも杏里の方が女の子として魅力に映るんですよねぇ。
冨樫も結構好きなので、別にそっちでくっついてもいいんだけど、少しモヤっとしてしまいます。

そして、平はやはりそのまま退団か。
思っていた以上に阿久津にとっても平は特別な存在だったんですね。
優しい人よりも自我が強くて個人プレイに走るぐらいでないと生き残れない世界なのかもしれません。
平はそこまでサッカーを愛せなかったと言いましたけど、嫌いになりたくなかった故の諦めだったのかなと思いました。
栗林をはじめチームメイトを妬む自分が許せなかったんでしょうねぇ。

今回の試合を経て、阿久津がキャプテンに任命されたこともあり、チームカラーに変化が起こりそうな予感。
青森星蘭戦も楽しみです。

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『アオアシ』19巻 感想 



アオアシ」19巻のネタバレ感想です。

予想通りの急転直下と予想外の展開。
胸に込み上げる想いが複雑で言語化が難しいですが、一言で述べるなら……苦しい。

葦人は今までも高い壁にぶつかっては乗り越えてきましたけど、ここにきて大きな挫折を味わうことになりましたね。
それでも最悪の結果ではなかったことが幸いです。
198話「赤く染まる」のサブタイトルを知った時、流血する程の怪我をするのかと思いましたから。
どう見ても怪我フラグが立っていましたが、花の言葉を思い出して踏みとどまれたのはデカイ。
何故そこまで花に対してだけ感情が異なるのかは謎ですけど。

積み重ねてきた自信が強靭なフィジカルに粉砕され、余裕がなくなってしまった葦人の姿は見ていて辛いものがありました。
周囲もぐんぐん成長していく葦人に期待をしてしまい、冷静な判断ができていなかったように感じます。
どちらにしても、この辺りで冷却期間が必要だったのかもしれません。

一人の敵側選手にここまで掘り下げたのは、トリポネが初めてですね。
よくあるスポーツ漫画だったら、船橋学院こそ主役チームだったんだろうなと思いました。

サッカーは差別問題が絶えませんよね。
特に海外サッカーでアジア人が揶揄される報道は毎月のように入ってきます。
黒人選手もきっと多くの差別発言に晒されてきたのでしょうね。
リアルな作風を売りにしているので、この題材も避けて通れなかった、いや正面から描きたかったのかな。

レッドカードで一発退場となり、PKで逆転された上に人的不利という絶体絶命の危機。
最後の試合となった平が出場することができなくなり、ピッチに残されたプレイヤーにも絶望感が漂っています。

それでも栗林なら、栗林ならきっと何とかしてくれる!
……と思うのは某仙道さんと同じツンツン頭ってだけではないでしょう。

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『アオアシ』18巻 感想 



アオアシ」18巻のネタバレ感想です。
アニメ化も決まったので、まとめて読もうと溜めていた既刊を読み始めました。

プレミアリーグ船橋学院高校戦、キックオフ。
日本代表同士のハイレベルな戦いがスタートしました。

うーん、とても高校生には見えない老けた顔の濃いメンツばっかりですな。
いやまぁ今に始まったことでもないですけども。

平は皆から好かれていますね。
癖の強いメンバーが多い中で貴重な人格者ですから無理もない。
小学生から共にプレーしてきた仲間にとってはもっと一緒にプレーしたいと思うのも当然です。
でも皮肉なことに完成された連携を見せつけるほど、平の心は諦めを強めてしまいそうですね。

まさにその結晶ともいえるファイブレーン理論、初めて知りました。
効果的な戦術であると理解はできますが、実現させるのは相当困難でしょう、これは。
葦人のような俯瞰の目に近しいものを全員持っていてやっとできるものなんじゃないかな。
まぁでもプロ一歩手前の彼らであれば可能ということなんでしょうかね。

実際、プロ選手が流れるようなダイレクトプレーで連携を決めた時は見ているだけで爽快です。
選手自身もきっとメチャクチャ気持ち良いんでしょうね。

それにしても葦人の覚醒が、闇落ちか怪我のフラグにしか見えません。
母親まで現地観戦しているこの場で何かが起きるのは確実でしょう。
福田監督が止めれなかったり、栗林や阿久津が違和感覚えていたりと妙な怖さがあります。

船橋学院の強さはまだまだこんなものではないでしょうから、後半は更に激闘となりそうですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: アオアシ  アオアシ(巻感想)  小林有吾 

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