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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第12話「暗闇の中の光」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第12話のネタバレ感想です。

綺麗に終わった最終回でした。
物足りないわけでもなく、かといって過分でもない、ちょうどいいバランス。
総じてシリーズ構成が優れていたと感じさせます。

お互いが想い合っているのにボタンの掛け違いで拗れてしまった関係を解消する時がやってきました。
トラウマを乗り越えた美世は急に強くなりましたね。
己の分身と問答を繰り返すシーンで、力強く言葉を口にする美世には驚かされましたよ。
強弱をつけた台詞の応酬は思わず引き込まれ、上田麗奈さんの演技力に脱帽しました。
後半は吹っ切れたことあって、別人のように明るくなったのである意味違和感が凄かったです。

異能バトルは決して質は悪くはないんだけど、視聴者が求めているのはそこではないというか。
美世と清霞の仲睦まじい様子が見られれば本望であると考えているので、ぶっちゃけあまり必要ではありません。
しっかり物語も練られているのに申し訳ないなと思います。

まぁでも二人の甘いやりとりにこれでもかというほどニヤニヤさせられたので良かったです。
清霞の生還に涙をボロボロ零す美世が愛おしいのなんの。
OP曲を流しながらエピローグにて、他愛のない夫婦生活に笑顔を輝かせる美世と清霞が実に尊い。

ラストシーンの社交パーティーで肩出しの洋服を着る美世は美人過ぎて清霞でなくとも見惚れてしまいます。
コロコロと表情を動かす姿が可愛くて目が離せません。
本当にこの作品は作画に恵まれたというか、スタッフの頑張りが素晴らしかったですね。

アニメ第7話の感想で触れていた省略されたプロポーズをここに持ってきましたか。
なるほどねぇ、これは収まりが良い。
これで完結でもいいぐらいです。

放送終了と同時に2期が発表されたのは予想外。
アニメ2期放送開始までに漫画版のストックは出来ないでしょうから、先にアニメで内容を知ることになりそうです。
本来であれば嬉しいニュースなのに若干複雑な気持ちがありますね。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第11話「母が遺したもの」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第11話のネタバレ感想です。

物語に没頭させられました。
想像していたいくつかある可能性のうちの一つで、展開に驚きがあるわけではありません。
しかし、王道的な内容は実に引き込まれるもので、見応えがありました。

それを支えるのは作画と演出ですね。
安定して美麗な映像で、毎週劇場版を見ているような豪華さがあります。
美男美女の顔面はいつの時代も長時間眺め続けられますね。

美世にとっては幼き頃に母を失って以来、実感することのなかった家族愛。
もちろん清霞との育みだって溢れるものがあったと思われますが、祖父から注がれる愛情はまた格別のものがあります。
虐げられていた彼女はどう受け止めていいのか困惑していましたが、視聴者にとってはダイレクトに染み渡りました。
いやー、いいお爺ちゃんで良かったです。

新は拗らせた思いのせいで面倒臭い性格になっていましたけど、決して悪人ではないんですよね。
己の生き方に固執している面はあっても、美世のことだって考えてはいます。
ただ一点、清霞という存在を認められないことが致命的なだけで。

以前に帝とのやり取りを描写されていたので、黒幕として明かされても驚きませんでした。
まぁ、そうだろうなって感じ。

美世が制止を振り払って清霞に会いに行こうとしたところは自我が見えて嬉しくなりました。
次回、夢見の力を使って助けに向かうのかな。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第10話「夏の桜、そして過ち」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第10話のネタバレ感想です。

今回から漫画単行本の内容を追い抜きましたので、個人的にも未読の内容となってきます。

薄刃家に訪れた美世と清霞。
鶴木新が本当は薄刃新という名前で美世の従兄であること、そして母方の祖父が薄刃家当主であることが明かされます。
幼くして母と死別し、実家で虐げられてきた美世にとっては待望の味方となってくれる血縁関係だったはず。
しかし、今になって美世の前に現れたのは発現した異能の力が目当てでした。

清霞が怒るのも無理はない、というか本人たちの前で堂々と言うことかとさえ思います。
むしろ何かしら他の理由を隠すためのパフォーマンスなのではないかと疑いたくなるレベル。
いずれにしても非協力的な態度は残念です。

相変わらず美世は迷惑をかけたくない一心で己の気持ちを表に出せませんね。
これまでの過去や環境のせいで簡単には変わることが出来ないと分かっていても非常にもどかしい。
だからこそ表面通りに受け取ってしまう清霞に対して、葉月の叱責が頼もしかった。
きっと今度こそ美世を連れ帰ってくれるでしょう。
人命にかかわる仕事をしているが故に美世を優先できないのは仕方がないですね。

以前の斎森家に乗り込んだ時は一方的な蹂躙だったので、本格的な異能バトルは初めてになりますね。
安定した作画はアクションシーンでも健在で素晴らしかった。
正直ここに力を注がなくてもいいはずなのに、手を抜くどころか見応え十分で感心させられましたね。
銃弾を剣で斬るほどの身体能力があるとは予想外でしたよ。

異能要素は程々にして、美世と清霞のラブストーリーを重厚に描いて欲しいな。
最終回まで残り2話程度でしょうから綺麗にまとめてくれると嬉しいです。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第9話「夢に溺れて」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第9話のネタバレ感想です。

想いを確かめ合って夫婦となったはずなのに、すれ違う美世と清霞。
しっかり言葉を交わし、お互い好意を抱いているにも関わらず上手くいきません。

清霞は出来る限りのことをやっていると思います。
美世を抱き寄せて、寂しいという本心を言葉にさせたのは男でも惚れるぐらい格好良かった。
甘え下手な美世に対するアプローチとしては文句なし、だったはず。

しかし、美世がここまで拗れていたとは計算外だったでしょう。
悪夢に苛まれて心身ともに疲弊していたことも大きな要因だったとはいえ、自分が無理をしてでも相応しい妻になることが正しいと思い込んでしまいました。
長年虐待されていたことで清霞に捨てられる恐怖が拭えず、家族の愛情も現実感がない様子。
彼女に欠けていたのは、清霞がどれだけ美世のことを愛しているか気付けなかったことですね。

ただ、この辺りの構成や流れは明らかに漫画版の方が分かりやすいなと思いました。
説明が足りていなかったり、繋ぎが甘かったり。
例えば、葉月の離婚話が簡略化されてしまい、美世の気付きにつながっているように見え辛い。
子供がいたことも語られませんでしたし、内容が薄すぎます。

鶴木の訪問も美世が一人で対応しているのも印象がだいぶ変わります。
アニメだと嫌味さが増していますが、漫画だと鶴木の筋も通っているように感じられました。
清霞も美世の体調不良に気を遣えなかったことを反省していたぐらいですしね。

次回で漫画の単行本を追い抜くことになりそうです。
ストーリー展開は一緒のはずなのに結構違いが多くて、楽しみと不安が半々ですね。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第8話「悪夢と不穏な影と」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第8話のネタバレ感想です。

遂に漫画版の単行本最新刊である4巻の内容まで突入しました。
アニメでは間違いなく漫画より先に進むことになるのでしょうね。

義姉の葉月から淑女教育を受ける美世。
アニメだと悪夢に苛まれている描写が少なめだからか、若干美世が根をつめる背景が薄く感じます。
やつれいるようにはあまり見えませんし、体調不良って程度のよう。

正直今回は多く語る場面は少なかったのですが、美世のポニテ姿が可愛くてそれだけで満足できた回でした。
水色の洋服と白いリボンも似合っていて、まさに美少女でしたね。
清霞のエピソードを聞いて笑みをこぼすシーンはずっと見ていられますよ。

中性的な容姿をしている堯人のボイスが石田彰さんでピッタリ。
男女どちらの声色も出せる方なので、上品かつ神秘性があります。
それ以上に妖しさが充満していて黒幕感が出ちゃっていますけど、それはそれでありでしょう。

丁寧な所作と優しげなマスクで清霞と美世に近付く鶴木新。
漫画と構成というか出会う順序が逆になっているのは、何か狙いがあるのかな。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第7話「夏の華の淑女」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第7話のネタバレ感想です。

今回は漫画版との比較多めです。

全焼した斎森家と共に実家のしがらみからひとまず解き放たれた美世。
苦しいことばかりが続いた日々だったのに、僅かに残る母との想い出も焼かれてしまったこともあってか、少なからずショックを受けている姿に心が清らかすぎると思いました。
あれだけ苦痛を受けたのですから、少しは清々したと思ってもいいものなのに。

モノローグを極力省くアニメにしているため、表情の見せ方や間の取り方が非常に重要です。
漫画版を読んでいるので理解できたのか、それともアニメ組の人でも汲み取ることが出来たのか。
いくつか気になったシーンがありました。

その最たる例が、幸次との語らいの場面ですね。
以前の告白未遂を覚えているかと尋ねる幸次に対して、とぼける美世。
あえて直接的な言葉で綴らないことで映像としての醍醐味が増しているように感じました。

一方で丁寧に描かれた漫画版の内容をアニメで観たかったと思うのも事実。
幸次が美世のことが好きだったと振り返る回想。
美世が幸次に対して味方でいてくれたことを感謝する心境。
二人が並んで歩く水溜まりに幼き日に手を取り合った風景が映り込み、もうあの日には戻れない切なさが非常に印象的だっただけに惜しいなと思いました。
アニメ組の方には是非とも漫画版も楽しんで欲しいですね。

後半は淑女として教育を受けるために清霞の姉・葉月に教えを乞うストーリー。
それ自体はいいとして、あれ?このままスルッと進めちゃうのか。
かなり進展が早く、間違いなく単行本よりも先の展開をアニメで知ることになりそうです。

個人的には清霞のプロポーズが省略されたのが不思議でならない。
原作小説だとどうなっているのか不明ですが、漫画版では最終回に相応しい内容だったんですよね。
メチャクチャ大事だと思うのに意図的にカットされたのか、それとも原作通りなのか。
うーん、分からないですね。

ちなみに改変が多数あるもののアニメを否定的には捉えていません。
これはこれで面白く、作画の出来は今期アニメでもトップクラスです。
このクオリティーで文句を言っていたら罰が当たりますね。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第6話「決意と雷鳴」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第6話のネタバレ感想です。

前半最大の節目となる回は期待通りの盛り上がり。
気合の入った作画や声優の演技が見事で、どっぷりと没入して物語を体感できました。

漫画版以上にヘイトを稼ぐ妹・香耶と義母・香乃子に本気で腹が立ちました。
創作物のキャラにここまで苛立ちを覚えるのは、なかなか記憶にありません。
自分勝手なことばかりほざく戯言に耳が腐ります。
ここまで憎悪を抱かせるほどキャラを立たせるというのは、ある意味大成功だと思います。

ただ、難点としては二人への天罰が温すぎるということ。
大切な着物を裁断され、痣が出来るまで何度も顔を打たれ、意識を失う寸前まで首を絞められた美世と比べると、あまりにも仕返しが甘い。
ざまぁ系が流行ってしばらく経ちますけれど、正直もっと痛い目に遭って欲しかったというのが本音です。
溜飲が下がるまでには至っていないので、ストレスが残ってしまいました。
特にアニメでは拷問シーンが長めの尺で描かれていたのでなおさらです。
刃物を取り出したり、首を絞める役が香耶になったりしていて、より強烈な悪意を感じさせました。

ゆり江の安堵からの涙、雲一つない青空、無事を喜ぶ清霞、笑顔で応える美世。
一連の流れで締めるラストシーンは非常に印象的で、どす黒い気持ちも少しは晴れました。
結局、美世たちが幸せであることが何よりも大切なんですよね。
これまで幾度となく諦めてきた美世がどれだけ虐げられても清霞への想いだけは手放さなかったことに尊みが溢れ出ます。

次回でひとまずのクライマックスとなるのでしょう。
今回以上に見逃せませんね。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第5話「波紋」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第5話のネタバレ感想です。

このアニメは毎回幸福と不幸を繰り返さないと気が済まないのかな。
美世が幸せになるたびに何かしらの形で不幸が舞い降りてきます。
ゆったりとした雰囲気なのに感情の起伏が激しくて、視聴後は疲労感さえありますね。
それだけ夢中になれる作品を作ってくれている証なので、非常に有難いことです。

前回、花との再会を果たし、清霞に異能を持っていなくても傍にいて欲しい言われた美世。
初期とはまるで違う血色のいい顔色に嬉しさしかありません。
五道をもてなしたいと頑張る姿も含めて、積極的に生まれ変わった彼女は清霞でなくとも愛おしく感じます。

このカップル、顔が良すぎるな。
見ているだけで尊さを補給できるほどの美男美女っぷり。
今回は清霞が見惚れてしまうシーンが多くて、糖度の高さにニヤニヤさせられました。

それだけなら良かったのですけど、物語的にはそうはいきません。
妹の香耶と辰石当主の思惑が合致し、美世と清霞の間を強引に引き裂く展開に。
日中に誘拐なんて無茶苦茶な策が通用すると思っているのだろうか。

幸次は頼りないけれど、彼なりに美世のために動こうとしている分だけまだマシですね。
単独で救いに行こうとせず、清霞を頼る判断も上出来でしょう。

原作小説を読んでいないので、漫画版との違いがアニオリかどうか判断しかねます。
辰石家の長男と美世の父親の2人だけがキャラデザインまるで違うのは何故なんだろう。
あとちょくちょく話の構成を変化させていて、良くなったこともあれば悪くなったこともあります。
ともあれ完成度が高いことには間違いなく、楽しめているのでオッケーですね。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第4話「おくりもの」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第4話のネタバレ感想です。

美世の感情が乱高下。
見所がありすぎる回でした。

卑下することが癖になってしまっていた美世がほんのりと明るくなって、みんなが喜んでいます。
清霞も、ゆり江も、そして視聴者も。
それだけ櫛の贈り物は効果絶大だったみたいで、あの後ろ向きな美世が自らお返しを用意したいとゆり江に相談するぐらい積極的になっています。
家を空けたいと言われた清霞のリアクションがガチで驚いていて面白かった。
幸せなお買い物タイムでウキウキしている美世とゆり江が可愛くて、ずっと眺め続けていられますね。

しかし、せっかくの晴れやかな気分は美世の前に現れた香耶のせいで台無し。
トラウマを捻じり掘るような口撃に、またしても前のように塞ぎ込んでしまいました。
物心がついた頃から蔑まされて虐められてきた存在に再会してしまったら、元に戻ってしまうのも無理はありません。
ゆり江は最善の行動をしてくれたと思いますが、幸次は本当に役立たずですね。

落ち込む美世を救ってくれたのは、以前に斎森家の使用人として働いていた時に味方をしてくれた花でした。
美世のためを思って引き合わせてくれた清霞の手際の良さがイケメン過ぎます。
彼女の抱えていた闇を切り崩すには最適な人物でしたね。

正直、時代背景を抜きにして考えがちな読者視点からすると、異能を持ち合わせていないのが何だって思ってしまいます。
この世界観ではどれほど重要なことなのだとしても、男女の間柄にそんなの関係ないと言いたくなります。
美世が死すら覚悟しているところを見ると、考えすぎではないのかもしれませんけどね。

そんな悲壮な美世を温かく抱きしめてプロポーズをする清霞は完璧というしかない。
不器用な様が逆に魅力にもなっていて隙が見当たりません。
仮に美形でなくても、絶対格好良い男でしたでしょうね。

さて、上手くまとまっていて面白いのは間違いないのですが、少々ペースが早いのが気になるところ。
漫画版と比べるとカットが多く、もう少しじっくり楽しみたいなと思わないでもないですね。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第3話「初めてのデヱト」  

わたしの幸せな結婚」アニメ第3話のネタバレ感想です。

ああ、癒されるなぁ。
美世が清霞に優しくされるたびに涙腺が刺激されます。
実際泣くまでには至ってないけど、心の底から嬉しいと感じます。

絶望の中にいた女性が忘れていた笑顔を取り戻す展開は物語としては反則的なんですよ。
心温まるお話、本当に大好きです。

不器用な坊っちゃんに、ゆり江でなくとも笑みが零れてしまいますね。
着物を贈りたいためにデートに誘い、部屋の前に櫛を置いておく照れ屋なところは何度も思い出し笑いしてしまいます。
時折厳しい言葉を発しても美世を突き放すことはないツンデレな清霞は最高の旦那様だと思います。

ゆり江といい呉服屋の女将といい、魅力的な老婆のおかげでグイグイ引き込まれます。
プレゼントを用意している清霞にウキユキなゆり江が可愛いし、商売上手な女将は信頼感半端ない。
味方が増えていくっていうのは嬉しいものですね。

今回も映像は素晴らしく綺麗で大満足。
特に化粧で明るくなった美世は美しくて見惚れてしまいました。
瞳の光彩が色鮮やかな描き方は劇場版っぽくてグレードがワンランク上だと感じさせますね。

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2023年夏アニメ新番組注目PV 

既に7月も半ばとなり、今期アニメも放送が始まっています。
春アニメもまだ観終わっていないぐらい追い付いていないのが現状です。
忙しくて遅れてしまいましたが、いつも通り視聴予定の作品をチェックしてみたいと思います。

▼[1] アニメ『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』
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アトリエシリーズ史上最高の売り上げを記録した「ライザのアトリエ」がアニメ化。
むっちりとした太もものキービジュアルでバズった作品が遂にここまで来ました。
既に2話まで視聴した感想としては、予想以上の出来に驚いています。


▼[2] わたしの幸せな結婚


明治大正時代を彷彿とさせる舞台に異能が存在する世界。
家族から虐げられてきた主人公の女性が若き軍人のもとの嫁ぐところから始まる物語。
漫画版が大好きでずっと期待していた作品です。


▼[3] るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー


言わずと知れた週刊少年ジャンプ発の明治時代剣客物語。
約25年振りとなる再アニメ化に辿り着く前に、原作の続編や実写映画化など絶え間なく提供がありました。
ここまで準備万端としているので、某「封神演義」みたいなことにはならないはず。


▼[4] 無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~


大人気なろう系転生モノ作品、第2期。
既にクオリティの高さは1期で実証済みなので、単純に物語が楽しみです。
今回も分割2クールになるのかな。


▼[5] はたらく魔王さま!! 2nd Season


9年振りに復活を遂げた魔王と勇者の庶民的生活物語が去年の話。
最終回と同時に第2シーズンが発表され、丸1年後に放送開始となりました。
正直期待していただけに第2期が微妙過ぎたので、場合によっては見送るかもしれません。


▼[6] 実は俺、最強でした?


原作はなろう系の転生モノのライトノベル。
漫画版を読んでいるので、ちょっと気になっています。
溢れている類似作品と比べて何かが秀でているわけではないのですが、安定した面白さはあります。


▼[7] 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う


これまたなろう系転生モノですが、転生したのが自動販売機だったというイロモノ作品。
同じく漫画版を嗜んでいるため、どのような形でアニメ化されるか興味があります。
ぶっちゃけ一発ネタなんですが、ツッコミながら視聴するニコニコ動画とは相性よさそうですね。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第2話「旦那さまという御方」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第2話のネタバレ感想です。

OP映像の作画レベルが半端ない。
美麗という言葉がピッタリ。
鮮やかな色彩、効果的な光エフェクト、澄み渡る歌声などいずれも隙の無い一級品です。
これは1話で放送してくれたら、視聴継続した人が増えたのではないかと思うと勿体なく感じますね。

そしてそれは話の内容も同様。
主人公の斎森美世と嫁ぎ先の久堂清霞が触れ合う物語として、ここまでの導入を見せるべきでした。
昨今流行りの1話60分構成をこのアニメこそ採用すべきだったと思います。

というのも、1話が美世の背景を描くために鬱屈した雰囲気で終始したのに対し、2話で描かれている清霞との交流で美世が救われていく展開こそが本作の売りなので、面白くなるのはここからなんですよね。
原作や漫画版を読んでいる人は問題ないでしょうが、アニメ組の人は1話切りされてもおかしくなかったですから。
好きな作品だからこそ盛り上がって欲しいし評価されて欲しいなと思います。

閑話休題。
清霞にも過去の婚約者とのいざこざで辟易している部分もあるのでしょうが、美世に辛辣な言葉を投げてしまいました。
高い地位にある人間だと毒を警戒するのは当然なのとはいえ、攻撃的過ぎましたね。
この辺り、美世や清霞のモノローグが少なかったので若干説明不足だと感じます。
特に清霞の「これは本格的におかしな娘が来てしまった」というフレーズは印象に残っていたので是非アニメでも観てみたかった。

他にも味噌汁の感想で泣き出す美世に困惑する清霞の心情もカットされてしまったのは痛い。
清霞の本心からの言葉であることや戸惑っている様子が親しみを感じるシーンでしたからね。

しかし、これはこれでいいと思える出来になっているのがアニメ版のいいところ。
極力台詞を削ぎ落して、空気や映像で魅せてくれます。
ちょっとした劇場版ぐらいのクオリティには感服します。

美世の入浴シーンは、作風的になくてもよかったかな。
いやまぁ、あれば喜んで凝視してしまうのは男の性なんですが。
もう少し痩せ細った体を描写すると虐待された事実に説得力が増すと思うんですけど、普通にスタイル良かったですね。

清霞は言葉尻はキツイものの美世に対して敵意があるわけではありません。
ゆり江が心配するぐらい不器用なだけですね。
この二人が甘々な関係になるのが今から待ち遠しいです。

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わたしの幸せな結婚 アニメ第1話「出会い」 

わたしの幸せな結婚」アニメ第1話のネタバレ感想です。

原作は所謂なろう系小説から富士見L文庫に移行したライトノベル。
そちらは手を出していないのですが、ガンガンONLINEで連載している漫画版を購読しています。
非常に人気のある作品で、例にもれずアニメ化に期待していました。

まず率直な感想としては、結構力が入っているように見受けられて一安心したといったところ。
良くも悪くも長所と短所がハッキリ分かれていました。

全体的な雰囲気作りが素晴らしい。
大正時代を彷彿させる舞台を美麗な線で描かれており、背景一つ一つに見入ってしまいます。
音楽はほぼ使用せず、環境音で空気感を表す術はまさに映画的ですね。

主人公・美世の聞き取れないぐらいの弱弱しい声がなおのこと儚さを引き立てます。
担当は上田麗奈さん。
チェックしているアニメが一致しないため偶にしか耳にしませんが、本当に良い演技をしますね。

漫画のような繊細なタッチをそのままアニメに落とし込むことは無理があります。
それならばと、時間の間、音、声などをフル活用して雰囲気をまとめているところは花丸つけていいと思います。

問題点はストーリーの説明が少なすぎること。
漫画版を読んでいる身としては理解できていも、アニメから入った人だと斎森家の事情が半端な形でしか情報が入ってこないので話が繋がらない部分もあるのではないでしょうか。
また本作が純和風ではなく異能の力が存在する物語であることを説明していません。
公式サイトではしっかり明記しているので決して隠しているわけではないようです。
2話目以降視聴した人が思っていたのと違うと離れないように早めに提示すべきだったと思うんですけどね。

じっくりと描いていたこともあり、結局嫁いだ先で挨拶しただけで終わってしまいました。
1話の内容は制作陣に期待の持てるだけのものあったので、次回以降きっちり仕上げてくれるはず。
これから毎週楽しみですね。

テーマ: アニメ

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『わたしの幸せな結婚』4巻 感想 (ガンガンコミックスONLINE) 



わたしの幸せな結婚」4巻のネタバレ感想です。

新章に突入しても美世の心労は絶えない日々が続きますね。
早く報われて欲しいけど、そうすると物語が終わっちゃうのかな。

長年のトラウマのせいで、美世に対する悪夢の攻撃が効果的過ぎる。
美世の体力を着実に奪っていっており、根本的な解決が出来なくて歯がゆい気持ちを抱く清霞に共感しまくりです。
というか、いい加減妹のフラッシュバックが読者的にもウザイ。
いつまで経っても腹が立つ存在ですこと。

そんな痩せこけていく美世に寄り添う清霞。
我慢し続ける美世に歩み寄って、寂しいという言葉を引き出せたところまでは良かった。
ただ、そのあとのすれ違いはお互い想い合っているだけに辛いものがありました。
頑なに己のことを打ち明けられなかったのは美世に多少の非があると思うし、だからといって清霞が責めるのもおかしい話。
美世の瞳から零れる涙の大きさが哀しみの深さを表しているかのようで、もどかしいですね。

前回思わせぶりに登場した鶴木新が美世&清霞と初顔合わせ。
一体どんな裏側があるのかと思ったら、薄刃家のものだったとは。
途中まで悪役のように描写されていましたけど、これは味方と信じていいんですよね?

葉月の離婚した原因も判明しました。
結婚とは家同士でする時代なので、義父母から料理が出来ないことを相当厳しい口調で責められたんでしょうね。
愛する夫と息子から離れたことを後悔しているのをみると居たたまれない。
それにしてもこの作品は、幸せな家庭を築く人が少なすぎませんかね。
タイトル通りに事を運ぶことが難しいことを示しているのでしょうか。

ところで、淑女の勉強で外国語を習っていたけど、世界観がいまいち分かりませんね。
英語や中国語があるようですが、そもそも今の舞台が日本とは明記されていなかったはず。

第23話「本当の家族」で、清霞の微笑みがカラーで描かれるのは電子書籍版の特権なのかな。
デジタル版限定特典のカラーイラストで登場人物達の幼少期が描かれていましたが、物凄い美少女がいると思ったら清霞でした。
美形にもほどがある。

テーマ: 漫画

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『わたしの幸せな結婚』3巻 感想 (ガンガンコミックスONLINE) 



わたしの幸せな結婚」漫画版3巻の感想です。
表紙を飾る美世の着物が毎回異なり艶やかで見惚れます。

単行本で読んでてよかった。
こんなの分冊版で読んでいたら気が狂ってしまいます。
逆切れする斎森家の面々には反吐が出ます。
特に美世に手を掛ける継母と妹に対して憎悪しか湧きません。
ここまで直接的な暴力に出られると、同じように物理的に痛い目に遭って欲しかったと思います。
立場が弱くなる程度じゃ生温いわー。
今後更生したとしても再登場しなくていいです。

幸次は本人が自覚している通り、ちょっと情けなかったかな。
母親を亡くし使用人の花と離れた後、美世にとって唯一の心の拠り所だったのは間違いないんですよね。
水たまりに映る手を繋いだ幼き二人の姿が、ちょっぴり物悲しくて印象に残るシーンとなりました。

でも結局は、美世と清霞の笑みが見られたことが何より一番です。
頬を赤らめ、恥じらいながら距離感が詰まっていく二人の姿がすげーエモい。
プロポーズは控えめに言って最高でした。
並んで歩く身長差に萌える。

とにかく美世には幸せになってもらいたいというのが読者の総意でしょう。
何なら延々とこの二人のイチャイチャを展開し続けてもらっても何ら問題ありません。

しかし、残念ながら物語は不穏な空気が漂っていますね。
そう簡単にトラウマは払拭できないようで、義理の姉・葉月に「お義姉さん」と呼ぶことすら苦しむのは可哀相すぎる。
早く解放してあげて欲しい。

絵は安定して綺麗で見応えあります。
シリアス一辺倒だった序盤から比べると、少しずつ穏やかな雰囲気が合間に挟まれるようになり、そのおかげでコミカルな表情も見られるようになりました。
葉月にグリグリと抱きつかれて無抵抗な美世が可愛かったので、もっと抱きつけばいいと思います。

刊行ペース的に4巻はまた1年ぐらい先となるのかな。
早くも待ち遠しいですね。

ちなみに特装版も発売されていますので、興味がある方は要チェックです。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

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