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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ぼっち・ざ・ろっく!』5巻 感想 



ぼっち・ざ・ろっく!」5巻のネタバレ感想です。

ボケが増量されていて予想以上に楽しい。
毎ページ面白過ぎて、笑ってしまうが故に逆に読み進めるのに時間が掛かってしまいます。

表紙はアダルトな3人が勢揃い。
カラー扉絵の星歌は拗ねた顔が可愛くて、とても三十路には見えませんね。
作中では星歌の部屋着や髪を束ねた姿、ぬいぐるみ抱くところとか可愛いところ満載。
個人的には、ぼっちちゃんのことが気になってて見守っているところが好きです。

開幕から「穴という穴に栄養をぶち込むのよ~~!!」のインパクトは凄い。
編曲作業で追い込まれてミイラ化する娘に天然水やウィダーインゼリーを口や目からぶち込みながら「カムバック現世~~!!」と叫ぶ母は控えめにいってヤバい。
きっと珍しくないことなんだろうなと想像が容易くて二度笑えます。

ぼっちちゃんと山田は非アクティブな面が似ているからシンパシー感じ合うんだろうな。
周囲の目を気にして単独行動を取れないはずのぼっちちゃんが山田のおかげで逃走に成功しているのは珍しい。
そんな二人の絆に嫉妬する喜多ちゃん、その彼女の頭をポンと手を置く虹夏ちゃんという関係性がいいな。
結束バンドの仲の良さを表していて実に尊い。

虹夏ちゃんが受験勉強で出勤できなくなることもあって新しくバイト2名追加。
それはいいんだけど、ぼっちちゃん達がバイト始める前までは他に雇っている人はいなかったのかな。
こんなに人を雇用できるのですからライブハウスの売上は上々なのでしょうね。

さてそんなわけで新キャラ登場です。
とはいってもどちらも再登場なんですけどね。

一人目は、ぼっちちゃんの学校での奇行をたびたび目にしていた大山猫々
喜多ちゃんとは別種の陽キャで、運動部的な熱血なノリで騒がしい女の子です。
陰キャは陽キャを呼ぶ法則でもあるのだろうか。

もう一人は地下アイドル「天使のキューティクル」ラファエルと名乗っていた日向恵恋奈
リョウ推しの夢女子。
山田は女性ファンが多いタイプというのは分かるけど、癖の強い子ばかりで将来面倒臭いことになりそう。

一つ一つのボケに感想を書いていたら、いつまで経っても書き終えられないぐらい膨大なので満足感が高いですね。

0か100でしか受け取れないぼっちちゃん。
振り幅が極端で後々後悔するのに何度やっても学習しないこの娘は。
そんな弱点ばかりのぼっちちゃんに虫耐性があることが判明。
クモを素手で掴みとるのは素直にスゲエな。

サプライズパーティを予測してリアクション自撮りする喜多ちゃんをみて本物は違うなと再認識しました。
「ぼっ喜」のエモさを感じる一方で、ぼっちちゃんの一番の理解者が虹夏ちゃんだというのもニヤリとさせられます。
暴走しがちなぼっちちゃんをジト目でツッコむ虹夏ちゃんの図がたまらなく好きです。

終始楽しい本編に対して、伊地知姉妹の特別編はガチで泣きました。
幼くして母を亡くし塞ぎ込む妹の虹夏を外に連れ出す姉の星歌。
大粒の涙をボロボロ零しながら両手をあげて喜ぶ虹夏を見たら感極まってしまって、もう駄目。
こんなの伊地知姉妹を推し続けるしかなくなりますよ。
番外エピソードを読んだ後にレコーディング回を読むと尊さが増しますね。

ギャグだけでなくシリアスも描けることを証明してみせました。
この面白さを維持できるのなら長く続けて欲しいなと思います。

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『ぼっち・ざ・ろっく!』4巻 感想 



ぼっち・ざ・ろっく!」4巻のネタバレ感想です。

いつもの薄暗い室内ではなく爽快な青空をバックにした表紙となっています。
おかげで印象がだいぶ明るく感じますね。
ぼっちちゃん、太陽の下で平気だろうか……。

ついにフェス本番。
作曲に苦心したり、歌声に悩んだり、とにかく練習に明け暮れる日々を過ごした結束バンド。
待っていたのは、未確認ライオットのファイナルステージにすら立てなかったという厳しい現実でした。
確かに甘い世界ではないのでしょうけど、ゆるい世界観に反してなかなかシリアスですね。

大ゴマで描かれたライブ審査シーンは、みんなの笑顔と汗が素敵でした。
ぼっちちゃんですらキリっとした引き締まった表情で、演奏の盛り上がりが伝わってくるようでした。
本人達にはある程度手応えはあったのかな。
悔し涙は今後彼女たちが本気でデビューを目指すキッカケとなるのですかね。

フリーライターのぽいずんが正式に謝罪を示したので、第一印象で抱いた嫌悪感はほぼ和らぎました。
あまり刺々しいキャラというのは、きらら作品には似合わないと思うので良かったです。
キャラを作っていたというのは若干後付けのように感じましたけどね。

とまぁ、ストーリーは大きく動きました。
今後レーベル編に突入していくことになるのでしょう。

でも結局のところ、本作の醍醐味はぼっちちゃんのネガティブ・ボケ・スパイラルなんです。
ひたすらコメディ路線で走り続けてくれた方が唯一無二の面白さを得られると思うんですよね。
今回も楽しかったのですけど、これ以上はシリアスの比率を増やすのは避けて欲しいところです。
そういう意味では、フェス編以降の方が楽しめました。

リョウとぼっちちゃんが似た者同士で後先考えずに行動したりとか。
蜜蜂水着の斬新さとか。
溺れたぼっちちゃんが海水と共に魚を吐き出したりとか。
実は嫉妬されるぐらいナイスバディなぼっちちゃんが胸を水平にされるとか。
肝試しをやりたくてハイテンションになっている喜多ちゃんとか。
一々ツッコミを入れていたら感想を書ききれないくらい小刻みなボケに笑わせてもらいました。

普段のSIDEROSが垣間見れる番外編も良かったです。
大槻の顔の崩れ方がぼっちちゃんとは変化を付けていたりと芸が細かい。
この娘もまた「ぼっち・ざ・ろっく!」の名に相応しい独り身気質なところが窺えますね。

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『ぼっち・ざ・ろっく!』3巻 感想 



ぼっち・ざ・ろっく!」3巻のネタバレ感想です。

作者のあとがきにもあるように、ぼっちちゃん以外のバンドメンバーに焦点があてられた回ですね。

作曲のスランプに入ったリョウを励ますみんなが良い子過ぎる。
今までだって仲間だったはずですけど、何ていうか個々で頑張っているような印象を受けていました。
ようやく一つのバンドグループとして結束したのが、この瞬間だったような気がします。
リョウが思い浮かべたフェスの見開き絵はいつか実現して欲しい青春の一ページですね。

歌声に自信が持てなくなってしまった喜多ちゃん。
ぼっちちゃんと比べて無個性だと悩んでましたけど、あんな個性の塊のような人と比較すること自体が無謀ですから。
確かにぼっちちゃんは唯一無二な存在でしょうが、喜多ちゃんだって魅力的な女の子です。
バンド内でも飛び抜けて陽キャラでモテそうだし、友達や彼女にしたいのならナンバー1だと思いますよ。

リーダーということもあり人一倍責任感の強い虹夏。
新しいライブのお誘いに浮足立って皆をそそのかしてしまったことにショックを受けるって真面目だなぁ。
虹夏に限った話ではないけど、優しい女の子ばかりで全然ロックって感じがしませんね。

みんなそれぞれ特徴があって可愛かった。
しかしながら、ぼっちちゃん一人のインパクトに全員でかかっても勝てません。
陰キャでコミュ障のくせして抑えきれない承認欲求モンスターのせいで悪目立ちするという悪循環。
何度自滅しても同じ失敗を繰り返すのですから、ある意味メンタル強いんだろうか。

ノミみたいと言われちゃうライブパフォーマンス。
お化け屋敷の幽霊役が逆に驚く顔面崩壊。
しまいには顔の部位の接着が弱いと言われる始末。
この子だけで成立してしまうボケの数々に立て続けに笑わせてもらいました。

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『ぼっち・ざ・ろっく!』2巻 感想 



ぼっち・ざ・ろっく!」2巻のネタバレ感想です。

メンタル弱々のネガティブ道まっしぐら、今日もぼっちちゃんは平常運転です。
陽の気にあてられるだけで爆散しちゃう子だから、そりゃあ周りも気遣いますよね。

思春期ならではの自分が活躍する妄想だけは止まりません。
リアルではあるあるですけど、意外と創作物でここまでガチなのは少ないような気がします。
後ろ向きにアクティブなので中途半端に動こうとするんですが、それがドツボに入っていると気付く日は来るのでしょうか。
周囲の補助のおかげでギリギリ生きていけている感が凄いな。

テストの点も壊滅的ですし、本当にプロにならないとぼっちちゃん人生詰むんじゃかろうかと心配になります。
ああ、でも本人は何故か容姿だけは自信ないようですけど、見た目は普通に美少女なんですよね。
メイド服は可愛かったし、乳袋できるぐらいに出るところは出るスタイルはバンド内でも随一です。
ビジュアル方面を画策するマネージャーキャラが登場してもおかしくありませんね。

文化祭ライブは格好良いシーンが多くて良かった。
トラブル発生でソロ演奏ができない事態に、咄嗟のアドリブで喜多ちゃんが躍り出たところはゾクっとしましたね。
ボトルネック奏法ってのは詳しくないので意味合いは理解できませんでしたけど、なんか凄いことをやっているってことだけは分かりました。
舞台からのダイブも含めて、実にロックでしたね。

承認欲求モンスター再登場で笑った。
こやつレギュラーキャラになるつもりなのかな。
大金を手元に置いていてはいけない娘ですね。

基本的に面白い流れで読んでいたのですが、後半に登場したライターは微妙でした。
きらら作品には珍しい嫌味のあるキャラで、ギターヒーローであることを暴露したり攻撃的な口調だったりと印象が悪い。
のほほんとした平和な作風だと悪目立ちしますね。

口直し的な意味合いで、ラストに番外編があって良かった。
内容は妹のふたりがライブに来たエピソード。
こちらもある意味毒が強いんですけど、ちゃんとコメディになっていましたね。
てっきり天然だと思っていたのに、結構計算的な子だったというのは意外でした。

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『ぼっち・ざ・ろっく!』1巻 感想 



ぼっち・ざ・ろっく!」1巻のネタバレ感想です。

まんがタイムきららシリーズの四コマ漫画です。
例に漏れず、男は必要最低限の登場に留まり可愛い女の子たちが満載でコメディ中心に描かれています。

その中で他のきらら作品との大きな違いかつ特筆すべきポイントは主人公が超絶コミュ障であることでしょう。
その名も後藤ひとり、通称ぼっちちゃん。
よくあるなんちゃって陰キャではなくガチの者です。

妄想に逃避する癖がついてて独りの世界にいってしまうことが日常茶飯事。
心の声が聞こえる読者ならまだしも、登場人物の間では急に会話が明後日の方向にズレたりします。
喋り始めに必ずどもってしまって「あっ」ついたり、ことごとく目線を合わせられかったり。
とにかくコミュニケーション能力が欠如している女の子ですね。

そんな陰気な主人公を全力でギャグに昇華させているのだから凄い。
おそらくぼっちちゃんが後ろ向きながらも無駄に行動力はあるから言うほど悪く映らないのでしょうね。
少々というかかなり他力本願ですし、本当は嫌なのに断れなくて流されているだけだったりもしますけども。
まぁ、出会いに恵まれましたね。

前衛美術を連想させる顔面崩壊は一度見たら忘れられません。
キャッチーな言葉が溢れかえっており、画像スタンプに流用できるインパクトのあるコマが多過ぎます。

事あるごとに青春コンプレックス発動して瀕死状態に陥ります。
あまりにも四六時中百面相するからバンド仲間たちはすっかり慣れてしまっていますね。
1巻ラスト時点では既にいつもの発作呼ばわりで扱いが雑でギャグにしかなっていません。
本人にとっては切実な悩みなんでしょうけど、笑ってしまいます。

突飛な発言や行動に出るぼっちちゃんを見ているのが楽しい。
ずっと飽きずに見ていられますね。

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