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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『それでも君を幸せにしたい』3巻 感想 



それでも君を幸せにしたい」3巻のネタバレ感想です。

まさかの最終巻というあまりにも早い終わりにショックを受けました。
どうみても打ち切りですよね、これ。
もっともっと続いて欲しかった……!

中身は間違いなく面白くて一級品です。
知名度がなく売り上げに響いたのが致命的でしたかねぇ。
編集部はもっと大々的に宣伝すれば良かったのに、勿体無いなぁ。

恋愛漫画以上の甘ったるさとギャグ漫画以上の笑いを兼ね備えた最強クラスのラブコメ作品だったと思います。
両片思いで9年間遠距離で過ごし物語開始直後に付き合い始めているので、恋愛的な駆け引きや恋敵などは存在しません。
とにかく幸せな恋人たちを眺め続けるだけ、それが物凄く面白い。
そして、ただひたすらラブラブなカップルを見守るだけでも尊いというのに、二重人格の彼女が見せる拒否反応や照れた表情がたまらなく素敵なのです。

最終回の愛姫が「まるで同じ人にもう一度恋してるみたいでドキドキした」と語った台詞こそ、本作の真髄だったのかもしれません。
珠姫との距離感が少しずつ近付いていく様は、まさしく好意が友情から愛情に移行していくものでエモ過ぎました。

ファーストキスのシーンが最高。
夕暮れ時の教室で想いが募り、言葉にせずとも唇を重ねる耕弥と愛姫。
幸せの絶頂で当然のごとく珠姫に代わり、恥ずかしさと苦みが入り混じったような表情を見せる場面がたまりません。
2枚抜きだよ… バカ」という表現も含めて完璧で、悶え死にそうでしたよ。

タイトルはダブルミーニングだったんですね。
二重人格であろうとも愛姫に対して我慢させずに幸せにしたいという意味。
そして、最終回で珠姫に向けて伝えた2人とも幸せにするという決意。
3人がそれぞれを想い合っていて、これ以上なくスッキリした終わり方だったと思います。

メイン組が綺麗に幕を閉じた一方で、脇役は消化不足になってしまいましたね。
描きおろしおまけ漫画で花房と松浦、そして松浦の元カノの絡みが僅かに見られましたけど、きっと本当は話を広げる予定だったんでしょう。
エビちゃんと宍戸の組み合わせは付き合うまではいなかくともエピソードは考えていたんだろうなぁ。
男子高生モブのツッコミが楽しくて、彼の話も深掘りして欲しかった。

3巻で終わってしまいましたけど、内容は文句なしに面白かったです。
原作、漫画担当の両者の次回作に期待しています。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: それでも君を幸せにしたい  それでも君を幸せにしたい(巻感想)  野呂俊介  ときゎ 

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『それでも君を幸せにしたい』2巻 感想 



それでも君を幸せにしたい」2巻のネタバレ感想です。

今回の表紙は前屈みによる圧倒的ボリューム感を見せつけてくる珠姫。
同じ顔のはずなのに、まるで別人のように描き分ける技術はお見事です。

一人の女の子を彼氏と彼女の別人格の二人がかりで幸せにしていこうっていう複雑なようで単純なラブストーリー。
シリアス要素皆無でただ笑い続けられます。
こういうのがいいんですよ。


なんだか即落ち2コマ漫画集みたい。
分かっていても面白いのだから、この設定考えた時点で成功してますよね。

紅潮させる愛姫の可愛さギャン泣きする珠姫のギャップがたまらない。
発想がアホの子でフェロモン撒き散らす愛姫、片割れを売る企みでくふふと笑う珠姫。
どちらがではなく、母親が言ってた通りニコイチで認識しているから、セットで魅力的です。

読者の誰もが想像していたキスやエッチで入れ替わってしまうのではないかという問題。
当事者たちも遂に言及していましたね。
こんなの3人で仲良くハッピーエンドを迎えるしかないじゃんかー。

濃いキャラばかり集まった同級生たちも愉快。
海老ちゃんはマスコット的なウザ可愛さがありますね。
お喋り封じで餌付けされて、素直にモグモグと消化する様は幼児をあやしているようでした。

ですわ系お嬢様の花房が単語の頭に「お」をつけて喋る雑なキャラ設定が面白い。
オノマトペにもいちいち付ける徹底ぶり。
「おはぁん?」の破壊力は耐えられませんって。

この漫画の優れているのは言い回しのセンスだと思います。
原作担当の野呂俊介さんが紡ぐ言葉のチョイスが感心されられるほど巧みで、面白さに繋がっているんですよね。
写真越しで見ていた彼女の部屋を訪れて「聖地巡礼感あるな」とか、夏服の胸元をガン見して珠姫に自撮りするぐらい気持ちは分かると言われて「その助け舟乗り心地あんまよくねぇな…」とか。
耕弥のツッコミが本当に楽しいです。

雨で濡れたブラウスが透けて、ピンクのブラジャーとその上に被せた緑のハンカチで桜餅みたいだと珠姫が例えるシーンがWEB連載版だとカラーだったのにkindleだとモノクロだったのは惜しかった。
電子書籍なら対応できると思うんですけどね。

高校入学直前の0話や描き下ろしおまけ漫画も面白かったです。
もっともっと注目浴びて欲しい作品ですね。

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『それでも君を幸せにしたい』1巻 感想 



それでも君を幸せにしたい」1巻のネタバレ感想です。

やべえ、面白過ぎて笑い疲れる!

主人公・福留耕弥が9年振りに再会する幼馴染の幸富愛姫に告白するところから始まります。
小学校入学前から高校入学まで会うどころか通話すらなかったけれど、毎日SNSのやり取りをすることでお互いが恋をした純愛ストーリー。
ただし、愛姫は幸せに感じてしまう二重人格の珠姫と入れ替わってしまうのだった……というお話。

ラブ200%、コメディ400%なハイテンションラブコメですね。
二重人格要素がまさに一粒で二度美味しい設定となっており、凄まじい勢いもあって毎ページ笑いっぱなしです。

こんな幸せ溢れ出まくってる二重人格誕生エピソードは見たことがないよ。
ってか、この作品自体ハッピーが至る所から漏れまくってて、ひたすら楽しくなっちゃいます。

多重人格モノといったら主人公一人に対して複数の人格がそれぞれ恋焦がれ、最終回付近で人格の消滅や統合、はたまた転生するってのがよくあるパターンだと思います。
そんなシリアス要素が皆無で、むしろ後から生まれた人格の珠姫が主人格である愛姫を推しているってのが新しい。
そして珠姫は耕弥に対して友人としての感情しかないから、距離感が近いと普通にイヤそうな顔で拒否するのが面白過ぎる。
付き合い始めた二人がイチャつこうとすると強制乱入となるオチが分かっていてもリアクションで笑ってしまいます。

二重人格であることを自己紹介でクラスメイトで公開していて、みんなが素直に受け入れている環境が優しい。
それでいてどいつもこいつも濃いキャラ立ちで、強烈なインパクトを残しますね。
特にバグったかのように幼馴染マウントを取ろうとするエビちゃんこと海老沢桜は見ていて楽しい。
エビの種類で格付けしてきたり、集中線過多な表情の圧が凄かったり、かと思いきや敗北を悟ると極端に落ち込んだりと全てのコマで笑いを誘ってきます。

いやはや、良い作品に出会えました。
是非珠姫にはずっとこのポジションで見守っていて欲しいなぁ。
シリアスは全く求めていないので、この作風を貫けるだけ貫いてもらいたいものです。

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