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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『けいおん!college』 感想 




けいおん!college」のネタバレ感想です。

大学生になった唯たちのキャンパスライフを描くシリーズ番外編。
原作とアニメがほぼ同時に最終回を迎えた後、半年ほどで発表されたことは記憶に残っています。
梓たちの高校3年生を描いた「highschool」と同軸の物語ですね。

印象としては、ファンならそれなりに楽しめるおまけ漫画という感じ。
絶賛する程の面白さはなく、かといって詰まらないと批判する程でもありません。
人によっては蛇足だと言われても仕方ないだろうけど、個人的には読めて良かったかなとは思いました。

良くも悪くも高校生編のノリから変わりません。
確かに舞台は大学に移って新キャラも多数登場しているのですが、基本的なコメディは同じです。
唯たちがマイペースに過ごす姿が見られるアフターストーリーですね。

まったり過ごす部室がなくなったかわりに寮生活で日々を共にする放課後ティータイム。
大学デビューで見た目が変化することもありません。
そういう意味では一番変わったのは紬でしょうか。
生粋のお嬢様が憧れだった庶民的な生活を送っていますからね。

難点があるとするならば、新キャラ勢の扱いが中途半端だったこと。
人気が出たら連載続けていくはずが、打ち切りになっちゃったということなのかな。
ラストの締め括りも2巻があるような終わり方でしたしね。

唯一、メインキャラ級に登場頻度が多かったのが唯と同じ教育学部である昌で、彼女だけはキャラが立っていました。
クールでキツイ性格に見えて実は優しい娘で、既存キャラとの差別かは出来ていたと思います。
あと本作では珍しく意中の男性がいる女の子でしたけど、相手役がめっちゃ雑でしたね。

ちなみに、あずにゃんとの絡みは全くありません。
あくまで本筋は卒業で終わっていることなのでしょうね。

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『けいおん!』4巻 感想 



けいおん!」4巻のネタバレ感想です。

女子高生たちの軽音楽ライフ、完結。
唯たちの卒業をしっかり描ききり、青春の思い出が詰まった作品となっています。

最終巻の表紙は紬で締め括るのはいいとして、梓の出番がなかったのはちょっと可哀相。
結果的にアフターストーリー的な続巻で憂たちと表紙を飾ったので少しは救われたかな。

基本的な流れはこれまでと同様で、パターン化したコメディが安心感すら与えてくれます。
キャラが記号的ともいえる役割を担うぐらいに定番化したコントのようで、大笑いというよりかは常に頬が緩むような感じ。
いつまでも読んでいたいなと思わせてくれます。

学祭ライブなのに演奏シーンがまるでないというのはどういうことなの。
名曲「U&I」、迷曲「ごはんはおかず」の歌詞が一コマずつ存在していただけです。
作曲家すげーなと思い知らされました。

受験勉強は意外と頑張っている……といえるのかな。
一応取り組もうとしていて、結局遊んでしまっているパターンが目立ちますけど、やる気は感じられました。
誘惑に負けてしまうのが高校生らしくもあって、若々しさに羨ましくもなります。

唯の両親も今更ながらに登場。
夫婦仲の良さが僅かなコマからも分かるほどのベッタリ具合でした。

何気に一番面白かったのは、唯のすべり止め受験に対して、純ちゃんが「そこですべり止まるの?」とツッコむところ。
さわちゃんがノーコメントを貫き、憂がショックを受ける起承転結に笑ってしまいました。

最終回も驚くほどにさらっと終わってしまいましたね。
いつまでも仲の良いグループであり続けるのだろうなと思わせてくれるスッキリとした終わり方でした。

これまでも何度かアニメ版との比較をしましたが、やはり原作はあっさりとした印象を抱かせますね。
あざといぐらいにドラマティックな展開で盛り上げたアニメと違い、凄くシンプルでサクサクと進行します。
四コマ漫画としては正統派であるので、どちらかといえばアニメの方が邪道なんでしょうね。
どちらが好みかというのは人によって異なると思いますが、個人的にはどちらも別物として良かったなという感想です。

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『けいおん!』3巻 感想 



けいおん!」3巻のネタバレ感想です。

絵柄が安定してきました。
女の子らしい丸みのある柔らかさが表現されており、今でも通用する可愛さですね。

さて、もう3年生とか展開が早いなぁ。
夏フェスや修学旅行などあっさり終わってしまいました。
アニメ版のゆったりさと比較すると、引き伸ばしがなく一定のペースで進行しているのでそう感じるのでしょうね。
1巻の感想でも書きましたが、原作はコメディ重視なのでサクサク進みます。

バンド名通り、お茶会をしているだけだと思ったら意外と練習していますね。
まぁこれもアニメの影響でそう感じているのかもしれません。
あれ?こんな話だったっけ?と調べてみたらアニメと原作で違う設定や演出になっていることも多いですね。

オーソドックスな四コマ漫画で奇をてらうこともほぼなし。
大笑いする場面こそあまりないですが、クスリと笑えるシーンは多数存在します。
シンプルに読んでいて楽しいですね。

律と紬が二人っきりで遊ぶエピソードがとても新鮮。
5人だけの部活動なのに、決まったペアが多くて関係性が薄い組み合わせもいるんですよね。
普通に仲良く遊びましたってだけなんだけど面白いのはキャラが立っているからかな。

巻末は律と澪が親しくなったキッカケを四コマではなく通常のコマ割りで描いています。
内容はまぁいつも通りとして、ちょっと味気なく感じますね。
この作品は四コマ漫画のリズムが一番合っているのだと思います。

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『けいおん!』2巻 感想 



けいおん!」2巻のネタバレ感想です。

中野梓こと、あずにゃん登場。
擦れていない頃の梓は何気に貴重な気がします。
すぐに上級生にほだされてしまい、放課後ティータイムに染まっちゃいましたから。
唯が練習をしていることに驚くぐらい毒されちゃうしね。

ともあれ主要メンバーが揃ったこともあり、作風が固まったのもここからのようです。
面白さに安定感が出てきました。

澪と律の幼馴染という名の腐れ縁は見ていて楽しい。
数少ない常識人である澪が律にいい様に操られているからこそ、抜けた感じの部活動になってるんですよね。

妹・憂のハイスペックぶりは作品内でも随一。
数日間でギターテクニックを唯以上のレベルまでに仕上げるのは恐ろしい限り。
姉に甘すぎるシスコンではあるけれど、この娘が一番女の子として魅力が高いと思いますね。

紬のお嬢様ムーブも拍車がかかってきました。
執事がいたり、北欧へ避暑に赴いたりと同じ高校に通っているのが不思議なほど。
そんなお金持ちなのに、何故か楽器屋では金を払おうとはしないんですよね。
ギー太のメンテナンス費用を紬の眼力で無償サービスにしていたけど、お嬢様なんだからむしろポンと札束ぐらい出せばいいのに。

さわちゃんは、一番読者の願望を代わりに実行しているようなポジションですね。
放課後ティータイムの面々をコスプレさせたり、胸をもんだりとやりたい放題。
衣装決めでコスプレする紬が可愛いかった。
ウェイトレスもチャイナ服もバニーも全部似合っていて、いいものを見せてもらいました。

巻末にはアニメ化記念のおまけ漫画が掲載。
たった2巻でアニメ化まで企画が進んだ経緯はあまり語られていないような気がします。
そこまで大人気というわけではなかったはずなんですけどね。

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『けいおん!』1巻 感想 



けいおん!」1巻のネタバレ感想です。

女子高生の緩い部活動青春ライフを描いた有名作。
一つの時代を作り、類似作品を多数生み出すことになりました。
京都アニメーションの名を確固たるものにし、学生に多大なる影響を与えたことも間違いありません。

そんな名作ですが、アニメ版しか知らない人も結構いるのではないでしょうか。
かくいう自分もそうで、本当に今更ではあるものの原作漫画を手にとってみました。

正直アニメ版も記憶が薄れつつあるので比較は難しいのですが、漫画の方がコメディが強く感じます。
ゆったりと雰囲気重視しているアニメ版に対し、漫画は四コマ漫画ならではのテンポの良さを前面に出している感じ。

今となっては若干古臭いノリもあるけれど、それでも素直に面白いと思えるのは、さすが多くの人に評価された作品だけのことはありますね。

ただの部室だと思っていたら音楽室を私物化していたのか。
この学校の音楽の授業はどうなってるんだろうか。
吹奏楽部はどこで部活動やってるんだろうか。
まぁ、細かいこと突っ込むのは野暮な作風ですかね。

知らなかったこと、忘れていたことも沢山ありますね。
唯の両親が旅行好きとか、さわちゃんにクリスマス直前まで彼氏いたりとか、紬が頻繁に百合妄想するとか。
ああでも、澪が学祭ライブで転んで縞パンをモロ出しするのは、アニメではお茶碗の柄で誤魔化していたのでがインパクトあったので、しっかり覚えてました。

サクサクと進んで、1巻で1年生編が終わっちゃいましたね。
予想以上に楽しめたので、買って正解でした。

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